JP4861104B2 - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自動焦点検出、特に被写体の輝度に応じた自動焦点検出を行う撮像装置および撮像方法に関するものであり、例えば、デジタルスチルカメラなどの電子的な撮像装置に適用されるものである。
デジタルスチルカメラ等の電子撮像装置は、被写体に対して自動的に焦点を合わせるオートフォーカス(以下「AF」という)装置を搭載しているのが一般的である。AF装置におけるAF制御方法として、山登りAF制御が広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。この山登りAF制御は、撮像素子が出力する映像信号から近接画素の輝度差の積分値を求め、この輝度差の積分値を、合焦度合いを示すAF評価値とする。合焦状態にあるときは被写体の輪郭部分がはっきりしており、近接画素間の輝度差が大きくなるのでAF評価値が大きくなる。非合焦状態のときは、被写体の輪郭部分がぼやけるため、画素間の輝度差は小さくなるので、AF評価値が小さくなる。AF動作実行時は、レンズを移動させながらこのAF評価値を順次取得していき、AF評価値が最も大きくなったところ、すなわちピーク位置を合焦点として、レンズを停止させる。
ところで、暗い環境で撮影する場合(以下、「低輝度時」と言う)や、コントラスト(明暗差)がない被写体(以下、「低コントラスト被写体」と言う)を撮影する場合、前述したようにAF評価値は、近接画素間の輝度差を積分した値であるので、低輝度時や低コントラスト被写体では、とても小さな値となる。そして、撮像素子が光電変換する際に発生するランダム・ノイズの影響を受け易くなる。具体的には、AF評価値の値が小さくなるため、ノイズに埋もれやすくなり、AF評価値のピークなのか、ノイズによるピークなのか、判断がつかず、合焦できないという問題がある。また、マクロモードのような近接撮影時に関しては、カメラと被写体との距離が近いため、カメラが影となってしまい、被写体のコントラストが下がり、合焦できないという問題もある。
そこで、被写体が低輝度の場合には、AF評価値を取得するエリアを大きくする方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、AFエリア内の被写体輝度が周囲の輝度よりも暗い場合に、露光量を一時的に上げる制御を行い、AF評価値を大きくすることでピークを強調し、例えば逆光でもAF制御を可能にすることが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、被写体が低輝度のとき、シャッタースピードや絞りを開放にして露光量を一時的に上げると、その結果として、露光する際に画像データ以外のノイズが入ってしまい、そのノイズが擬似ピークを生み出し、合焦精度を低下させる恐れがある。
特公昭39−5265号公報 特開平11−215426号公報 特開2004−138970号公報
上述の背景技術で述べたAFエリアとは、カメラの撮影領域のうちAF制御のために設定された領域で、例えば、撮影視野の横方向40パーセント、縦方向30パーセント程度で区切られる領域がAFエリアとして撮影領域の中心に設定されている。
被写体が低輝度のときにAF精度を向上させるためには、特許文献2に記載の従来技術のように「AF評価値を取得するエリアを変更する(大きくする)」、特許文献3に記載の従来技術のように「露光量を上げる」、といった他に、「AF評価値を取得する際の、近接画素間の間隔を広げる」というアプローチもある。
本発明は、上記のように、「AF評価値を取得する際の、近接画素間の間隔を変更する」という着想のもとに創作されたものであり、AF評価値の山が低くなるような環境、またはノイズによってピークが複数出現してしまうような環境においても、合焦が可能な撮像装置および撮像方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、被写体と周囲の測光結果に基づき、AF評価値を取得する際の近接画素間の間隔を変更することにより、被写体が低コントラストである場合や、被写体が暗くて輝度が低い場合のようにAF評価値の山が低くなるような環境、またはノイズによってピークが複数出現してしまうような環境においても、合焦が可能な撮像装置および撮像方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明では以下のような解決手段を採っている。
本発明の第1の手段は、撮影レンズを通過してきた被写体からの光による被写体像を撮像素子で受光して画像データを得る撮像装置において、前記撮影レンズのフォーカスレンズ位置を移動させることにより得られる画像データから焦点を検出する自動焦点検出手段と、焦点検出に必要なAF評価値を取得する際の画素の近接画素間隔を設定する画素間隔設定手段と、前記被写体像の任意の周波数成分を透過させるフィルタを選択するフィルタ選択手段を備え、撮影条件に応じて前記画素間隔設定手段により画素間隔を設定し、前記画素間隔設定手段により設定された画素間隔に応じて、前記フィルタ選択手段で選択するフィルタを変更し、前記画素間隔が広くなればなるほど、前記フィルタのうち、高周波成分の透過を強調するフィルタに変更することを特徴とする。
本発明の第2の手段は、撮影レンズを通過してきた被写体からの光による被写体像を撮像素子で受光して画像データを得る撮像装置において、
前記撮影レンズのフォーカスレンズ位置を移動させることにより得られる画像データから焦点を検出する自動焦点検出手段と、
焦点検出に必要なAF評価値を取得する際の画素の近接画素間隔を設定する画素間隔設定手段と、
被写体輝度を測定する測光手段と、
前記被写体像の任意の周波数成分を透過させるフィルタを選択するフィルタ選択手段を備え、
前記測光手段で測定される被写体輝度が低いほど、前記画素間隔設定手段により画素間隔を広く設定し、
前記画素間隔設定手段により設定された画素間隔に応じて、前記フィルタ選択手段で選択するフィルタを変更し、前記画素間隔が広くなればなるほど、前記フィルタのうち、低周波成分の透過を強調するフィルタに変更することを特徴とする。
本発明の第3の手段は、第1の手段の撮像装置において、前記撮影条件として、通常オートフォーカス(AF)モード、マクロモード、遠距離モード、高感度モードのいずれか2つ以上を有することを特徴とする。
本発明の第の手段は、撮影レンズを通過してきた被写体からの光による被写体像を撮像素子で受光して画像データを得る撮像方法において、前記撮影レンズのフォーカスレンズ位置を移動させることにより得られる画像データから焦点を検出する自動焦点検出工程と、焦点検出に必要なAF評価値を取得する際の画素の近接画素間隔を設定する画素間隔設定工程と、前記被写体像の任意の周波数成分を透過させるフィルタを選択するフィルタ選択工程を有し、
撮影条件に応じて前記画素間隔設定工程により画素間隔を設定し、前記画素間隔設定工程により設定された画素間隔に応じて、前記フィルタ選択工程で選択するフィルタを変更し、前記画素間隔が広くなればなるほど、前記フィルタのうち、高周波成分の透過を強調するフィルタに変更することを特徴とする。
本発明の第5の手段は、撮影レンズを通過してきた被写体からの光による被写体像を撮像素子で受光して画像データを得る撮像方法において、
前記撮影レンズのフォーカスレンズ位置を移動させることにより得られる画像データから焦点を検出する自動焦点検出工程と、
焦点検出に必要なAF評価値を取得する際の画素の近接画素間隔を設定する画素間隔設定工程と、
被写体輝度を測定する測光工程と、
前記被写体像の任意の周波数成分を透過させるフィルタを選択するフィルタ選択工程を有し、
前記測光工程で測定される被写体輝度が低いほど、前記画素間隔設定工程により画素間隔を広く設定し、
前記画素間隔設定工程により設定された画素間隔に応じて、前記フィルタ選択工程で選択するフィルタを変更し、前記画素間隔が広くなればなるほど、前記フィルタのうち、低周波成分の透過を強調するフィルタに変更することを特徴とする。
本発明の第6の手段は、第4の手段の撮像方法において、前記撮影条件として、通常オートフォーカス(AF)モード、マクロモード、遠距離モード、高感度モードのいずれか2つ以上を有することを特徴とする。
前述したような問題に対して、本発明の撮像装置(撮像方法)では、画素間隔設定手段(画素間隔設定工程)により、AF評価値を取得する際の近接画素間隔を設定することによって、低輝度の被写体に対しても出力を大きくすることが可能となり、また、その際にフィルタ選択手段(フィルタ選択工程)により周波数透過フィルタを変更することによって、さらに合焦率を向上させることが可能となる。
したがって、本発明によれば、AF評価値の山が低くなるような環境、またはノイズによってピークが複数出現してしまうような環境においても、合焦が可能な撮像装置(撮像方法)を実現することができる。
また、本発明によれば、被写体と周囲の測光結果に基づき、画素間隔設定手段(画素間隔設定工程)により、AF評価値を取得する際の近接画素間の間隔を設定することにより、被写体が低コントラストである場合や、被写体が暗くて輝度が低い場合のようにAF評価値の山が低くなるような環境、またはノイズによってピークが複数出現してしまうような環境においても、合焦が可能な撮像装置(撮像方法)を実現することができる。
以下、図面を参照しながら本発明にかかる撮像装置および撮像方法の実施形態について説明する。
図1は本発明に係る撮像装置の一実施形態であるデジタルスチルカメラの一例を示す図であり、同図(a)はデジタルスチルカメラの上面図、(b)はデジタルスチルカメラの正面図、(c)はデジタルスチルカメラの背面図である。また、図2はこのデジタルスチルカメラの内部のシステム構成例の概要を示すブロック図である。
図1において、カメラの上面には、レリーズシャッターボタンSW1、モードダイアルSW2、サブ液晶ディスプレイ(以下、液晶ディスプレイを「LCD」と言う)1が配置されている。カメラの正面には、撮影レンズを含む鏡胴ユニット7、光学ファインダ4、ストロボ発光部3、測距ユニット5、リモコン受光部6、メモリカード装填室および電池装填室の蓋2が配置されている。カメラの背面には、電源スイッチ13、LCDモニタ10、AF用発光ダイオード(以下、発光ダイオードを「LED」と言う)8、ストロボLED9、光学ファインダ4、広角方向ズームスイッチ(ZOOM SW(WIDE))SW3、望遠方向ズームスイッチ(ZOOM SW(TELE))SW4、セルフタイマの設定および解除スイッチSW5、メニュースイッチSW6、上移動およびストロボセットスイッチSW7、右移動スイッチSW8、ディスプレイスイッチSW9、下移動およびマクロスイッチSW10、左移動および画像確認スイッチSW11、OKスイッチSW12、クイックアクセススイッチSW13が配置されている。
デジタルスチルカメラ内部のシステム構成は以下のとおりである。図2において、デジタルスチルカメラの各部はデジタルスチルカメラプロセッサ104(以下、単に「プロセッサ104」という)によって制御されるように構成されている。プロセッサ104は、CCD1信号処理ブロック104−1、CCD2信号処理ブロック104−2、CPUブロック104−3、ローカルSRAM104−4,USBブロック104−5、シリアルブロック104−6、JPEG・CODECブロック104−7、RESIZEブロック104−8、TV信号表示ブロック104−9、メモリカードコントローラブロック104−10を有してなり、これらは相互にバスラインで接続されている。プロセッサ104の外部には、RAW−RGB画像データ、YUV画像データ、JPEG画像データを保存するSDRAM103が配置されていて、プロセッサ104とバスラインによってつながっている。プロセッサ104の外部にはまた、RAM107、内蔵メモリ120、制御プログラムが格納されたROM108が配置されていて、プロセッサ104とバスラインによってつながっている。
なお、上記のプロセッサ104を中心としたデジタル信号処理ICが、撮影レンズのフォーカスレンズ位置を移動させることにより得られる画像データから焦点を検出する自動焦点検出手段と、焦点検出に必要な画素の近接画素間隔を設定する画素間隔設定手段と、被写体輝度を測定する測光手段を構成している。
前記鏡胴ユニット7は、鏡筒内に、ズームレンズ7−1aを有するズーム光学系7−1、フォーカスレンズ7−2aを有するフォーカス光学系7−2、絞り7−3aを有する絞りユニット7−3、メカニズムシャッタ7−4aを有するメカシャッタユニット7−4、を有する。ズーム光学系7−1、フォーカス光学系7−2、絞りユニット7−3、メカシャッタユニット7−4は、それぞれズームモータ7−1b、フォーカスモータ7−2b、絞りモータ7−3b、メカシャッタモータ7−4bによって駆動されるようになっており、これら各モータは、プロセッサ104のCPUブロック104−3によって制御されるモータドライバ7−5によって動作が制御されるように構成されている。
鏡胴ユニット7は、撮像素子であるCCD101に被写体像を結ぶ撮影レンズ(ズームレンズおよびフォーカスレンズ)を有し、CCD101は上記被写体像を画像信号に変換してF/E−IC102に入力する。F/E−IC102は周知のとおりCDS102−1、ADC102−2、A/D変換部102−3を有し、上記画像信号にそれぞれ所定の処理を施し、デジタル信号に変換してプロセッサ104のCCD1信号処理ブロック104−1に入力する。これらの信号処理動作は、プロセッサ104のCCD1信号処理ブロック104−1から出力されるVD・HD信号により、TG102−4を介して制御される。
プロセッサ104の前記CPUブロック104−3は、音声記録回路115−1による音声記録動作を制御するようになっている。音声記録回路115−1は、マイクロホン115−3で変換された音声信号のマイクロホンアンプ115−2による増幅信号を、指令に応じて記録する。上記CPUブロック104−3は、音声再生回路116−1の動作も制御する。音声再生回路116−1は、指令により、適宜のメモリに記録されている音声信号を再生してオーディオアンプ116−2に入力し、スピーカー116−3から音声を出力するように構成されている。上記CPUブロック104−3はまた、ストロボ回路114の動作を制御することによってストロボ発光部3から照明光を発光させるようになっている。また、CPUブロック104−3は測距ユニット5の動作も制御するようになっている。
CPUブロック104−3は、プロセッサ104の外部に配置されたサブCPU109とつながっていて、サブCPU109はLCDドライバ111を介してサブLCD1による表示を制御するようになっている。サブCPU109はさらに、AF用LED8、ストロボLED9、リモコン受光部6、前記スイッチSW1〜SW13からなる操作キーユニット、ブザー113とつながっている。
前記USBブロック104−5はUSBコネクタ122につながっており、前記シリアルブロック104−6はシリアルドライバ回路123−1を介してRS−232Cコネクタにつながっている。前記TV表示ブロック104−9は、LCDドライバ117を介してLCDモニタ10につながっており、また、ビデオアンプ118を介してビデオジャック119につながっている。前記メモリカードコントローラブロック104−10はメモリカードスロット121の、カード接点との接点につながっている。
次に、上記のように構成されたデジタルスチルカメラの動作を説明するが、その前に、従来のデジタルスチルカメラの動作の概要を説明しておく。図1に示す電源スイッチ13をONにし、モードダイアルSW2を記録モードに設定することで、カメラが記録モードで起動する。モードダイアルSW2の設定は、図2における操作部に含まれるモードスイッチの状態が記録モードONになったことをプロセッサ104のCPUが検知し、モータドライバ7−5を制御して、鏡胴ユニット7を撮影可能な位置に移動させる。さらにCCD101、F/E−IC102、LCDディスプレイ10等の各部に電源を投入して動作を開始させる。各部の電源が投入されると、ファインダモードの動作が開始される。
ファインダモードでは、レンズを通して撮像素子(CCD101)に入射した光は、R(レッド),G(グリーン),B(ブルー)の三色に対応する電気信号に変換されてアナログ信号のR,G,BとしてCDS回路102−1、A/D変換器102−3に送られる。A/D変換器102−3でデジタル信号に変換されたそれぞれの信号は、デジタル信号処理ICであるプロセッサ104を介してSDRAM103内のYUV変換部でYUV信号に変換されて、メモリコントローラによってフレームメモリに書き込まれる。このYUV信号はメモリコントローラに読み出されて、TV信号表示ブロック104−9を介してTVやLCDモニタ10へ送られて表示が行われる。この処理が1/30秒間隔で行われ、1/30秒ごとに更新されるファインダモードの表示となる。
また、デジタル信号処理ICのプロセッサ104のCCD信号処理ブロック104−1,104−2内に取り込まれたデジタルRGB信号より、画面の合焦度合いを示すAF評価値、露光状態を示すAE評価値が算出される。AF評価値データは、特徴データとしてCPUブロック104−3に読み出されて、AFの処理に利用される。AF評価値は、周波数成分抽出フィルタの出力積分値や、近接画素の輝度差の積分値によって作成される。上記AF評価値の作成および、近接画素間隔の選択、また、その画素間隔に基づく周波数成分抽出フィルタの選択が本願発明に特有のものであり、プロセッサ104により選択処理される。
まず、周波数成分抽出フィルタの機能について説明する。この周波数成分抽出フィルタは画像処理上のフィルタである。図3に示すハイパスフィルタは、高域成分を強調するフィルタ、すなわち近接する画素間の輝度差を強調するフィルタである。図3に示すハイパスフィルタは、近接する画素の輝度データにそれぞれ「−1」、「2」、「−1」の係数を掛けるようになっている。
周波数成分抽出フィルタは図3のように第1フィルタと第2フィルタの2種類、また、それらフィルタを掛け合わせた第3フィルタの出力積分値も作成することが可能であるため、計3種類用意してある。この積分値は合焦状態にあるとき、被写体のエッジ部分がはっきりとしているため、高周波成分が一番高くなる。これを利用して、AFによる合焦検出動作時は、それぞれのフォーカスレンズ位置におけるAF評価値を取得して、その極大になる点(ピーク位置)を検出する。また、極大になる点が複数あることも考慮にいれ、複数あった場合はピーク位置の評価値の大きさや、その周辺の評価値との下降、上昇度合いを判断し、最も信頼性のある点を合焦位置としてAFを実行する。
次に、近接画素間隔の機能について説明する。図4は、実際の画素配列に対して、画素間隔を変更した例である。ここでは、前に述べたフィルタのうち「−1」、「2」、「−1」を例にして説明する。この例では、フィルタの「2」に相当する位置を(1) 、「−1」に相当する位置を(2) と表している。また、この例では画素配列のうち、G(グリーン)成分だけを取り上げているのは、被写体の色成分として、G成分が一番多く含まれているため、他のR(レッド)・B(ブルー)成分は、AF評価値のピーク位置検出にはあまり左右されないためである。もちろんRGB全ての成分から輝度(Y値)を求めることによって、AF評価値を出力させても構わない。
「通常」では対象となる画素((1))に対して、その隣接する画素((2))に対してフィルタを掛けている。その一方、「画素間隔2倍」に関しては、画素間隔を2倍にすると対象となる画素((2))が1つ飛ばしにすることが出来る。これは、図5を見てもわかるように、「通常」のAF評価値の出力に対して、「画素間隔2倍」の方は、明らかに出力が大きくなっている。これは画素間隔を広げることによって画素のG成分(輝度成分)の差が大きくなるため、その積分値が大きくなるためである。これは、画素間隔を4倍にすればさらに大きくすることが可能となる。また、図5の波形をみると、出力が大きくなっているのに対し、山登りの波形そのものの勾配は小さくなっていることがわかる。これは、画素間隔を広げることによってのノイズ、または相関性が損なわれるためであり、本発明では、これを元に画素間隔を広げる際に、フィルタも可変にするような例も述べることにする。
レリーズシャッターボタンSW1が押されると、図2に示すCCD101からF/E−IC102を介して静止画撮影開始信号がプロセッサ104に取り込まれる。続いて、マイコン(CPUブロック104−3)がフレームレートに同期してモータドライバ7−5を介してフォーカスレンズ7−2aの駆動モータ7−2bを駆動し、フォーカスレンズ位置を移動することにより、山登りAFを実行する。合焦範囲が無限から至近までの全領域であった場合、フォーカスレンズは至近から無限、または無限から至近までの間を移動し、デジタル信号処理ICで作成された各フレーム(=各フォーカス位置)におけるAF評価値をマイコン(CPUブロック104−3)が読み出す。各フォーカス位置のAF評価値が極大になる点を合焦位置として、フォーカスレンズ7−2aを合焦位置に移動させる。
AF完了後にCCD101から取り出されたアナログRGB信号はF/E−IC102のA/D変換部102−3によりデジタルRGB信号に変換され、プロセッサ(デジタル信号処理IC)104を介してフレームメモリとしてのSDRAM109に格納される。デジタルRGB信号は再度デジタル信号処理回路に読み込まれYUVデータに変換されて、上記フレームメモリに書き戻される。スチル画像撮像時はYUV変換された画像データがデジタル信号処理IC内の画像圧縮伸張回路としてのJPEG CODECブロック104−7に送られる。画像圧縮伸張回路に送られたYUVデータは圧縮され、フレームメモリに書き戻される。フレームメモリの圧縮データはデジタル信号処理回路を介して読み出され、データ記憶メモリ、例えばメモリカードに格納される。
次に、本発明のより具体的な実施例について、それらの特徴となる動作を、フローチャートを中心に参照しながら説明する。なお、各フローチャートにおける動作ステップを(S1−1)(S2−2)・・・のように表示する。また、以下の制御動作は、プロセッサ104のCPUにより実行される。
図6に、本発明にかかる撮像装置の制御動作の第1の実施例を示す。まず、図1に示すレリーズシャッターボタンSW1が操作されることによってプロセッサ104が動作を開始し、レリーズシャッターボタンが押される直前の撮影モード設定を判定する(S1−1)。
撮影モードは、通常AFモード、マクロモード、遠距離モード、高感度モードのいずれかであり、このモードに応じて次の画素間隔設定処理にて画素間隔を設定する(S1−2)。画素間隔設定処理(S1−2)は図7に示すとおりである。通常AFモード(S2−1)では比較的明るい場所で選択されることから、画素間隔は「通常」にする(S2−2)。つぎに、マクロAFモードが選択されている場合は(S2−3)、近接撮影が想定され、近接被写体はカメラが影となり低輝度になる可能性が高く、また比較的、低周波成分が多いことがわかっているため、画素間隔は「画素間隔2倍」を選択する(S2−4)。そして最後に、高感度モードに関してはかなり低輝度が想定されることから、画素間隔は「画素間隔4倍」設定しておく(S2−5)。
次に図6に戻って、画素間隔に応じて、周波数成分抽出フィルタを選択する処理を行う(S1−3)。この実施例においては図3に示すような3つのフィルタを用意し、例えば、図6に示すフローチャートにしたがった処理によって周波数抽出フィルタを選択する。図3に示す3つのフィルタの構成を具体的に示すと以下のようになっている。第1フィルタは、係数「−1」、「2」、「−1」からなるハイパスフィルタに、係数「1」、「2」、「1」からなるローパスフィルタを掛け合わせたものである。第2フィルタは、係数「−1」、「2」、「−1」からなるハイパスフィルタである。第3フィルタは、係数「−1」、「2」、「−1」からなるハイパスフィルタにさらに、係数「−1」、「2」、「−1」のハイパスフィルタを掛け合わせたものである。かかるフィルタの機能については図3に基づいて説明したとおりである。
上記周波数抽出フィルタの選択動作は図8のとおりである。画素間隔が「通常」である場合(S3−1)は第1フィルタを選択し(S3−2)、画素間隔が「通常」ではない場合は、次の判断ステップに進む(S3−3)。画素間隔が2倍である場合は、第2フィルタを選択し(S3−4)、画素間隔が4倍の場合は第3フィルタを選択する(S3−5)。各判断において設定した画素間隔は、この実施例の場合に限ったことであり、さらに画素間隔の倍率は変更しても構わない。
また、この実施例では3つのフィルタを用意しているが、3つ以上のフィルタを用いてもよい。また、上記実施例において組み合わせられている各フィルタは、他の係数が設定されているフィルタで代替しても差し支えない。これらのフィルタは高周波成分抽出フィルタ(ハイパスフィルタ)と、高周波成分抽出フィルタ(ハイパスフィルタ)に低周波成分抽出フィルタ(ローパスフィルタ)を掛け合わせたものを用い、画素間隔が多くなればなるほど、フィルタの高周波成分の透過を強調するような設定にしている。
図6に戻って、次に、フォーカス開始位置にフォーカスレンズ7−2aを移動させ(S1−4)、AF評価値を取得する(S1−5)。AF評価値の取得後、ピーク判定処理(S1−6)により、その評価値がピークかどうかの検出、すなわち「ピーク検出NG?」を判断する(S1−7)。もし、ピークが検出された場合はピーク位置決定処理へ移動する(S1−10)。ピークが検出されない場合は、スキャンがフォーカス位置の最終端まで終了したかどうかの判断ステップ(S1−8)にいき、スキャンが終了していない場合は、順次フォーカス位置を移動させ(S1−9)、評価値取得処理(S1−5)まで戻って同様の処理を繰り返し行う。またスキャンが終了した場合は、ピーク位置決定処理(S1−10)へ移動する。
次に、そのスキャンしたAF評価値より、より信頼性のあるピーク位置を決定し、決定したピーク位置にフォーカスレンズを移動させ、動作を終了する。また信頼性の有るピーク位置が見つからない場合は、AFスキャンNGとして、所定のフォーカス位置、例えば、およそ2.5mに相当するフォーカス位置にフォーカスレンズを移動させ、動作を終了する。
なお、プロセッサ104が複数の周波数成分抽出フィルタからのAF評価値を取得できるのであれば、前述の3つのフィルタからの出力を同時に取得し、輝度に応じて使い分けるように構成してもよい。
次に、図9に本発明にかかる撮像装置の制御動作の第2の実施例を示す。図1に示すレリーズシャッターボタンSW1が操作されることによってプロセッサ104が動作を開始し、レリーズシャッターボタンが押される直前の測光結果より、被写体の輝度を判定する(S4−1)。そして、測光結果から得られる輝度(LV値)に応じて、画素間隔を設定する画素間隔設定処理を行う(S4−2)。
ここで、被写体輝度は、CCD101の出力から測定することができる。測光結果から得られる輝度(LV値)に応じて、画素間隔を選択する。画素間隔設定処理は図10のとおりである。被写体輝度がLV7以上である場合(S5−1)は画素間隔を「通常」に設定し、次の処理へとすすむ(S5−2)。LV4以上であれば(S5−3)画素間隔を「画素間隔2倍」に設定し、次の処理へと進む(S5−4)。LV4未満であれば画素間隔を「画素間隔4倍」に設定し、次の処理へと進む(S5−5)。これによって、暗い場合は画素間隔を広げていくことが可能となる。各判断おいて設定した上記輝度の閾値(LV値)は、この実施例の場合に限ったことであり、レンズの絞り値(F値)、CCD101の性能などに応じて変更できるようにすると良い。
次に、図9に戻って、画素間隔に応じて、周波数成分抽出フィルタを選択する処理を行う(S4−3)。この実施例においても図3に示すような3つのフィルタを用意し、例えば、図11に示すフローチャートにしたがった処理によって周波数抽出フィルタを選択する。図3に示す3つのフィルタの構成を具体的に示すと以下のようになっている。第1フィルタは、係数「−1」、「2」、「−1」からなるハイパスフィルタと、係数「1」、「2」、「1」からなるローパスフィルタを掛け合わせたものである。第2フィルタは、係数「−1」、「2」、「−1」のハイパスフィルタである。第3フィルタは、係数「−1」、「2」、「−1」からなるハイパスフィルタにさらに、係数「−1」、「2」、「−1」のハイパスフィルタを掛け合わせたものである。かかるフィルタの機能については図3に基づいて説明したとおりである。
上記周波数抽出フィルタの選択動作は以下のとおりである。画素間隔が「通常」である場合(S6−1)は第1フィルタを選択し(S6−2)、画素間隔が「通常」ではない場合は、次の判断ステップに進む(S6−3)。画素間隔が2倍である場合は、第2フィルタを選択し(S6−4)、画素間隔が4倍の場合は第3フィルタを選択する(S6−5)。各判断ステップにおいて設定した画素間隔は、この実施例の場合に限ったことであり、
さらに画素間隔の倍率は変更しても構わない。
また、この実施例においては3つのフィルタを用意しているが、3つ以上のフィルタを用いてもよい。また、上記実施例において組み合わせられている各フィルタは、他の係数が設定されているフィルタで代替しても差し支えない。これらのフィルタは高周波成分抽出フィルタ(ハイパスフィルタ)と、高周波成分抽出フィルタ(ハイパスフィルタ)に低周波成分抽出フィルタ(ローパスフィルタ)を掛け合わせたものを用い、輝度が下がるにつれて、低周波成分抽出フィルタの強さを増す(周辺画素間の相関を強くする)ようにしている。
図9に戻って、次に、フォーカス開始位置にフォーカスレンズ7−2aを移動させ(S4−4)、AF評価値を取得する(S4−5)。AF評価値の取得後、ピーク判定処理(S4−6)により、その評価値がピークかどうかの検出、すなわち「ピーク検出NG?」を判断する(S4−7)。もし、ピークが検出された場合はピーク位置決定処理へ移動する(S4−10)。ピークが検出されない場合は、スキャンがフォーカス位置の最終端まで終了したかどうかの判断ステップ(S4−8)にいき、スキャンが終了していない場合は、順次フォーカス位置を移動させ(S4−9)、評価値取得処理(S4−5)まで戻って同様の処理を繰り返し行う。またスキャンが終了した場合は、ピーク位置決定処理(S4−10)へ移動する。
次に、そのスキャンしたAF評価値より、より信頼性のあるピーク位置を決定し、決定したピーク位置にフォーカスレンズを移動させ、動作を終了する。また、信頼性の有るピーク位置が見つからない場合は、AFスキャンNGとして、所定のフォーカス位置、例えば、およそ2.5mに相当するフォーカス位置にフォーカスレンズを移動させ、動作を終了する。
なお、プロセッサ104が複数の周波数成分抽出フィルタからのAF評価値を取得できるものであれば、この3つのフィルタからの出力を同時に取得し、輝度に応じて使い分けてもよい。また、プロセッサ104が複数のAFエリアのAF評価値を同時に取得することができるものであれば、この3つAFエリアのAF評価値を取得し、輝度に応じて使い分けてもよい。
以上説明したように、本発明の撮像装置(撮像方法)では、プロセッサ104による画素間隔設定処理(画素間隔設定工程)により、AF評価値を取得する際の近接画素間隔を設定することによって、低輝度の被写体に対しても出力を大きくすることが可能となり、また、その際にフィルタ選択処理(フィルタ選択工程)により、周波数透過フィルタを変更することによって、さらに合焦率を向上させることができる。
したがって、本発明によれば、AF評価値の山が低くなるような環境、またはノイズによってピークが複数出現してしまうような環境においても、合焦が可能な撮像装置(撮像方法)を実現することができる。
また、本発明によれば、被写体と周囲の測光結果に基づき、プロセッサ104による画素間隔設定処理(画素間隔設定工程)により、AF評価値を取得する際の近接画素間の間隔を設定することにより、被写体が低コントラストである場合や、被写体が暗くて輝度が低い場合のようにAF評価値の山が低くなるような環境、またはノイズによってピークが複数出現してしまうような環境においても、合焦が可能な撮像装置(撮像方法)を実現することができる。
本発明に係る撮像装置の一実施形態であるデジタルスチルカメラの構成説明図である。 図1に示すデジタルスチルカメラの内部のシステム構成を示すブロック図である。 周波数成分抽出フィルタの説明図である。 画素間隔設定方法の説明図である。 画素間隔によるAF評価値の差を示す図である。 本発明にかかる撮像装置の制御動作の第1の実施例を示すフローチャートである。 図6中の画素間隔設定処理工程を示すフローチャートである。 図6中のフィルタ選択処理工程を示すフローチャートである。 本発明にかかる撮像装置の制御動作の第2の実施例を示すフローチャートである。 図9中の画素間隔設定処理工程を示すフローチャートである。 図9中のフィルタ選択処理工程を示すフローチャートである。
符号の説明
1:サブLCD
2:メモリカード装填室および電池装填室の蓋
3:ストロボ発光部
4:光学ファインダ
5:測距ユニット
6:リモコン受光部
7:鏡胴ユニット
7−1:ズーム光学系
7−1a:ズームレンズ
7−1b:ズームモータ
7−2:フォーカス光学系
7−2a:フォーカスレンズ
7−2b:フォーカスモータ
7−3:絞りユニット
7−3a:絞り
7−3b:絞りモータ
7−4:メカシャッタユニット
7−4a:メカシャッタ
7−4b:メカシャッタモータ
7−5:モータドライバ
8:AF用LED
9:ストロボLED
10:LCDモニタ
13:電源スイッチ
101:CCD(撮像素子)
102:F/E−IC
103:SDRAM
104:デジタルスチルカメラプロセッサ(デジタル信号処理IC)
107:RAM
108:ROM
109:サブCPU
111:LCDドライバ
113:ブザー
114:ストロボ回路
117:LCDドライバ
118:ビデオアンプ
120:内蔵メモリ
121:メモリカードスロットル
122:USBコネクタ
SW1:レリーズシャッターボタン
SW2:モードダイアル
SW4:望遠方向ズームスイッチ
SW5:セルフタイマの設定および解除スイッチ
SW6:メニュースイッチ
SW7:上移動およびストロボセットスイッチ
SW8:右移動スイッチ
SW9:ディスプレイスイッチ
SW10:下移動およびマクロスイッチ
SW11:左移動および画像確認スイッチ
SW12:OKスイッチ
SW13:クイックアクセススイッチ

Claims (6)

  1. 撮影レンズを通過してきた被写体からの光による被写体像を撮像素子で受光して画像データを得る撮像装置において、
    前記撮影レンズのフォーカスレンズ位置を移動させることにより得られる画像データから焦点を検出する自動焦点検出手段と、
    焦点検出に必要なAF評価値を取得する際の画素の近接画素間隔を設定する画素間隔設定手段と、
    前記被写体像の任意の周波数成分を透過させるフィルタを選択するフィルタ選択手段を備え、
    撮影条件に応じて前記画素間隔設定手段により画素間隔を設定し、
    前記画素間隔設定手段により設定された画素間隔に応じて、前記フィルタ選択手段で選択するフィルタを変更し、前記画素間隔が広くなればなるほど、前記フィルタのうち、高周波成分の透過を強調するフィルタに変更することを特徴とする撮像装置。
  2. 撮影レンズを通過してきた被写体からの光による被写体像を撮像素子で受光して画像データを得る撮像装置において、
    前記撮影レンズのフォーカスレンズ位置を移動させることにより得られる画像データから焦点を検出する自動焦点検出手段と、
    焦点検出に必要なAF評価値を取得する際の画素の近接画素間隔を設定する画素間隔設定手段と、
    被写体輝度を測定する測光手段と、
    前記被写体像の任意の周波数成分を透過させるフィルタを選択するフィルタ選択手段を備え、
    前記測光手段で測定される被写体輝度が低いほど、前記画素間隔設定手段により画素間隔を広く設定し、
    前記画素間隔設定手段により設定された画素間隔に応じて、前記フィルタ選択手段で選択するフィルタを変更し、前記画素間隔が広くなればなるほど、前記フィルタのうち、低周波成分の透過を強調するフィルタに変更することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記撮影条件として、通常オートフォーカスモード、マクロモード、遠距離モード、高感度モードのいずれか2つ以上を有することを特徴とする撮像装置。
  4. 撮影レンズを通過してきた被写体からの光による被写体像を撮像素子で受光して画像データを得る撮像方法において、
    前記撮影レンズのフォーカスレンズ位置を移動させることにより得られる画像データから焦点を検出する自動焦点検出工程と、
    焦点検出に必要なAF評価値を取得する際の画素の近接画素間隔を設定する画素間隔設定工程と、
    前記被写体像の任意の周波数成分を透過させるフィルタを選択するフィルタ選択工程を有し、
    撮影条件に応じて前記画素間隔設定工程により画素間隔を設定し、
    前記画素間隔設定工程により設定された画素間隔に応じて、前記フィルタ選択工程で選択するフィルタを変更し、前記画素間隔が広くなればなるほど、前記フィルタのうち、高周波成分の透過を強調するフィルタに変更することを特徴とする撮像方法。
  5. 撮影レンズを通過してきた被写体からの光による被写体像を撮像素子で受光して画像データを得る撮像方法において、
    前記撮影レンズのフォーカスレンズ位置を移動させることにより得られる画像データから焦点を検出する自動焦点検出工程と、
    焦点検出に必要なAF評価値を取得する際の画素の近接画素間隔を設定する画素間隔設定工程と、
    被写体輝度を測定する測光工程と、
    前記被写体像の任意の周波数成分を透過させるフィルタを選択するフィルタ選択工程を有し、
    前記測光工程で測定される被写体輝度が低いほど、前記画素間隔設定工程により画素間隔を広く設定し、
    前記画素間隔設定工程により設定された画素間隔に応じて、前記フィルタ選択工程で選択するフィルタを変更し、前記画素間隔が広くなればなるほど、前記フィルタのうち、低周波成分の透過を強調するフィルタに変更することを特徴とする撮像方法。
  6. 請求項4に記載の撮像方法において、
    前記撮影条件として、通常オートフォーカスモード、マクロモード、遠距離モード、高感度モードのいずれか2つ以上を有することを特徴とする撮像方法。
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