JPH0762549B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH0762549B2
JPH0762549B2 JP62294439A JP29443987A JPH0762549B2 JP H0762549 B2 JPH0762549 B2 JP H0762549B2 JP 62294439 A JP62294439 A JP 62294439A JP 29443987 A JP29443987 A JP 29443987A JP H0762549 B2 JPH0762549 B2 JP H0762549B2
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英二 中角
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は空気調和機ならびに老人部屋用に設定した運転
制御にかかわるものである。
従来の技術 従来、空気調和機は第8図に示すごとく、指令入力装置
1′、判断装置2′、送信装置3′から成る遠隔操作装
置A′と、受信装置4′、記憶装置5′、駆動装置6′
から成る空気調和機B′とで構成されるもので、使用者
が好みに合った状態を指令入力装置1′により遠隔操作
装置A′に入力すると判断装置2′がその状態を送信装
置3′により送信させ、それを受信装置4′によって受
信した空気調和機B′が、その判断装置5′により受信
した内容に応じて駆動装置6′によって運転をするシス
テムとなっていた。
また、従来の空気調和機の運転制御においては、遠隔操
作装置よりの受信内容に応じて外気温度によるスライド
量を決定し、最終的な室内サーモ設定温度を決定するも
のではなかった。
発明が解決しようとする問題点 ところが、空気調和機B′の運転の指令というものは、
温度、風量等を快適と思われる値に種々設定しなければ
ならず、また、その快適感は、部屋の大きさ、使用者の
年令、性別、個体差、外気条件等によって様々に異なる
ものとなっており、各人が各様に設定を行なう必要があ
り非常に煩雑な操作となっていた。
本発明はかかる空気調和機等、個体差によって操作条件
がかわり操作が煩雑な機器の操作性を誰でも簡便に操作
できるものとする目的のものであり、さらに快適な老人
部屋をつくり出すための制御を実施するものである。
問題点を解決するための手段 かかる問題を解決するために本発明による遠隔操作シス
テムは、使用者の年令や環境に応じて最適な運転状態を
数種に分けて記憶した記憶装置を具備備した空気調和機
と、番号とその存在を表示した札と、札を保持する装置
札の番号、存在を検出する装置を具備した遠隔操作装置
とから構成される空気調和機において、さらに、第2図
に示すように外気温度を検出する温度検出手段と、前記
温度検出手段からの電気信号を複数の温度設定値と比較
する比較手段と、前記比較手段からの電気信号を入力
し、設定温度記憶手段に記憶れた室内サーモ設定温度X
をスライドする設定温度スライド手段と前記設定温度ス
ライド手段を駆動させる出力手段より構成たものであ
る。
作用 この構成とすることにより、使用者は自分の好みの札を
選び、遠隔操作装置に組込むことにより、空気調和機に
札の存在と番号が送信され、各々に応じた運転を行なう
ものである。そのため、前記の札が老人用の札である場
合は、外気温度と外気温度設定値とを比較したのち室内
サーモ設定温度Xにαだけのスライド量を加算し、冷
房、ドライあるいは暖房運転を行なうものである。
実施例 本発明による空気調和機ならびに老人部屋用に設定した
運転制御の実施例を第1図に示す。
すなわち、部屋の名称や使用者の年令層例えば「居
間」、「寝室」「子供部屋」等と表現されたカード状の
札1a〜1gが7枚有に、各々に番号が1〜7まで表示され
ている。その表示方法は例えば黒地に四角く白い塗料2
が塗られ、その反射率の違いにより白なら1、黒なら0
と検出され、3桁並んで配置されれば、2進法より000
が札なし、次いで001は1番、010が2番となり111の7
番まで検出することができる。
次にAは遠隔操作装置で、これは札1a〜1gの保持装置
3、札の番号の検出装置4、指令入力装置5、判断装置
6、送信装置7から成っており札1aを保持装置3に乗せ
て挿入ると検出装置4により札の番号が110すなわち6
番と読み込まれる。マイクロプロセッサ等により成る判
断装置6は、検出装置4からのその値を受けとり、送信
装置7を駆動する。この送信装置7は光線式で赤外光を
変調して送信する。また札1aを保持装置3に装置し、遠
隔操作装置Aにセットれば、札1aにて前記指令入力装置
5は隠れて見えなくなり、使用者は指令入力装置5のス
イッチを押さずにすることが分り安心できる。
Bは空気調和機で、受信装置8、記憶装置9、判断装置
10、駆動装置11から成り、受信装置8は赤外光線感応式
で送信装置7より送られた信号を受けとりマイクロプロ
セッサ等より成る判断装置10により解読される。今、札
番号6という信号が送られてきたとすると、判断装置10
は記憶装置9に記憶されている運転モード6を読み込み
に行き、その運転モード2に従って駆動装置11を駆動
し、温度設定、風量等を設定して運転するものである。
また札1a〜1gが遠隔操作装置に挿入されていない場合は
000が検出され札無しと送信される。この場合は指令入
力装置5により入力された温度設定や風量設定等の指示
に従い空気調和機Bの運転が行なわれる。
第3図は、本発明の一実施例を示す室外ユニット概略構
成図である。
同図において、Aは室外ユニットであり、12は室外ファ
ン、13は室外気温検出素子、14は室外側熱交換器、15は
冷媒が流れる配管である。
次に第4図により運転制御回路構成について説明する。
同図において、制御回路は外気温度tを検出するサーミ
スタ16、前記検出温度tを電気信号に交換し出力する温
度検出装置17、温度設定値Tの電気信号をえる抵抗装置
18、マイクロコンピュータ(以下LSIと称す)19に一定
周数のパルスを与える発振装置10、温度検出装置17から
の電気信号を比較判定する比較回路と、前記比較回路の
電気信号より設定温度スライド信号を出力する移行回路
を内蔵したLSI9を具備している。
ここで第2図に示すブロック図と第4図に示す制御回路
図の関係について説明する。サーミスタ16は温度検出手
段に、抵抗18は温度設定値に、LSI19は比較手段、設定
温度スライド手段、出力手段に相当する。
次に上記構成からなる制御回路の動作を第5図から第7
図を参考に説明する。
第5図は冷房運転時の動作を示す。冷戻運転が開始され
ると室内サーモ設定温度の初期はXにセットされる。そ
の後サーミスタ16より検出される検出温度tと設定温度
X1を比較し、tX1であれば動作III(シフト量をα3
とし室内サーモ設定温度Xに加算)へ進む。もしも<X1
であれば検出温度tと外気温度X2を比較し、t≧X2であ
れば動作II(シフト量をα2とし室内サーモ設定温度X
に加算)へ進む。もしt<X2であればシフト量α1とし
室内サーモ設定温度Xに加算する。
第6図はドライ(除湿)運転時の動作を示す。ドライ運
転が開始されると室内サーモ設定温度の初期値はYにセ
ットされる。その後の動作は冷房時と同様であり、検出
温度tがt≧Y1であればシフト量β3、t≧Y2であれば
シフト量β2、t<Y2であればシフト量β1が室内サー
モ設定温度Yに加算される。
第7図は暖房運転時の動作を示す。暖房運転が開始され
ると室内サーモ設定温度の初期期値はZにセットされ
る。その後の動作は冷房、ドライ時と同様であり、検出
温度tがt≧Z1であればシフト量δ、t≧Z3であれば
シフト量δ、t≧Z4であればシフト量δ、t<Z4
あればシフト量δが室内サーモ設定値に加算される。
以上の制御により、老人用部屋として冷房、ドライ時に
は室温の下がりすぎを防ぎ、暖時においては室温の上が
りすぎ、あるいは下がりすぎを防ぎ最も快適な状態を作
り出すことができる。
発明の効果 以上の説明より明らかなように、本発明による空気調和
機は、番号と自らの存在を表示した複数の札と、札の保
持装置、札の番号の検出装置、札の存在の検出装置、指
令入力装置、記憶装置、判断装置、送信装置から成る遠
隔操作装置と、受信装置、記憶装置、判断装置、駆動装
置から成る空気調和機の3者により構成され、遠隔操作
装置に、ある目号の札を保持させ、札によって指指令入
力装置を隠す構成としさらにその存在と番号を検出し、
空気調和機にその存在と番号を送信し、空気調和機はそ
の受信内容に対し、記憶装置により記憶された運転内に
従って駆動装置を動作させるもので、カード状の札に絵
文字等にて使用状態を例えば、家族の団らんや、就寝時
等のように表示してあれば、文字が読めない子供や文盲
の人でも容易にその人の活動状態や好みに合った札を選
ぶことができ、カード状の為、何枚も重ねてもスペース
をとらず、小さいスイッチを押し間違えそうになる老人
等にとって、スイッチに代ってカード札をセットする動
作により非常に操作性が簡単になるばかりでなく、その
複雑な操作を行なうスイッチが隠されることにより安心
して操作ができる。またさらに、外気温度によってシフ
ト量を決定し、前記シフト量を室内サーモ設定温度に加
算するようにしているため、冷房、ドライ時には室温の
下がりすぎを防ぐとともに、暖房時においては室温の上
がりすぎあるいは下がりすぎを防ぐというふうに老人部
屋として最も快適な状態を作ることができる等種々の利
点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の空気調和機の表した斜視図、第2図は
本発明の空気調和機の老人部屋制御を機能実現手段で表
現したブロック図、第3図は本発明の一実施例を示す空
気調和機の室内ユニット概略図、第4図は同空気調和機
における運転制御図、第5図、第6図は第7図は同空気
調和機の老人部屋用制御の制御内容を示すフローチャー
ト、第8図は従来の空気調和機の遠隔操作システムを表
した斜視図である。 1a……g……札、4……検出装置、5……指令入力装
置、6……判断装置、7……送信装置、8……受信装
置、9……記憶装置、10……判断装置、11……駆動装
置、A……遠隔操作装置、B……空気調和機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−33248(JP,A) 特開 昭55−35819(JP,A) 実開 昭60−155840(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】番号と自らの存在を表示した複数の札と、
    札の保持装置、札の番号の検出装置、札の存在の検出装
    置、指令入力装置、記憶装置、判断装置、送信装置から
    成る遠隔操作装置と、受信装置、記憶装置、判断装置、
    駆動装置から成る空気調和機の3者により構成され、遠
    隔操作装置に、ある番号の札を保持させ、指令入力装置
    の少なくとも1部をおおいかぶせて隠れるように配置し
    その存在と番号を検出し、空気調和機にその存在と番号
    を送信し、空気調和機はその受信内容に対し、記憶装置
    により記憶された運転内容に従って駆動装置を動作させ
    る空気調和機において、外気温度を検出する温度検出手
    段と、前記温度検出手段からの電気信号を複数の外気温
    度設定値と較する比較手段と、前記比較手段からの電気
    信号を入力し、室内設定温度記憶手段に記憶された室内
    サーモ設定温度xをスライドする室内設定温度スライド
    手段と前記室内設定温度スライド手段を駆動させる出力
    手段を設けた空気調和機。
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JPS6233248A (ja) * 1985-08-01 1987-02-13 Takenaka Komuten Co Ltd 空調制御装置

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