JPH076230U - 寝間着 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 病院で手術後の患者や寝たきり老人などの
如く身体を自由に動かすことのできない人の着せ代えを
簡便に可能とした寝間着を市販に供することを目的とす
る。 【構成】 前身頃の左右胸元から各袖裾を経て袖口端
に至る横一線に開閉ファスナーを取付けて構成したこと
を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、病院に於ける入院患者や寝たきり老人等に対し簡便な使用を可能と する寝間着に関する。

【０００２】

【従来の技術】

病院で手術後の患者や寝たきり老人などの如く身体を自由に動かすことの出来 ない人の着せ代えに便利に使用される寝間着は市販に供されていない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記現状に鑑み、身体を自由に動かすことの出来ない人の着せ代えを 簡便に実施するべく工夫された寝間着である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は前身頃の左右胸元から各袖裾を経て袖口端に至る横一線に開閉ファス ナーを取付けて構成したことを特徴とする。

【０００５】

【作用】

ファスナーの操作で左右の袖を簡単に開放できる。従って腕を曲げて袖口から 抜き出したり、入れたりすることなくして寝間着の着せ代えを簡便に行うことが できる。

【０００６】

【実施例】

図１は本考案に係る寝間着１の全体図であり、２は該寝間着１の胸元ａから袖 裾ｂを経て袖口端ｃに至る横一線に設けた開閉ファスナーであり、これは左右の 夫々れに対し同様の構成で設けられてなる。

【０００７】 図２は上記寝間着１の片側（図示例では左側）に於ける開閉ファスナー２を開 放した状態図であり、図示例の通り開閉ファスナー２の操作で胸元ａから袖裾ｂ を経て袖口端ｃに至る横一線が上下に開放されるものとなる。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は上記構成のため患者に対する寝間着の着せ代えは開閉ファスナー２を 操作して左右の袖を上下方向へ開放させることにより、１枚の平坦な布体として 左右の腕を直ちに丸出し状態とすることができることから、その状態で寝間着を 横方向へずらすように引張ることにより、腕を曲げたり身体を動かしたりするこ となく簡便に着ていた寝間着を脱がすことができる。

【０００９】 一方、新しく着せるためには同じく上記の如く左右の袖が開放された状態で、 該寝間着を足、腰、背部を順次少し持上げるようにしながら差入れるのであり、 そして開放された状態の袖に腕を置いた状態で上方の袖を下方へ折り返して開閉 ファスナー２を閉じるようにするのであり、これにより着用も極めて容易に行え るものとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る寝間着の全体図である。

【図２】図１に於いて左側に於ける開閉ファスナーを開
放した状態図である。

【符号の説明】

１ 寝間着 ２ 開閉ファスナー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】前身頃の左右胸元から各袖裾を経て袖口端
   に至る横一線に開閉ファスナーを取付けて構成したこと
   を特徴とする寝間着。