JPH033529Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH033529Y2 JPH033529Y2 JP1985087416U JP8741685U JPH033529Y2 JP H033529 Y2 JPH033529 Y2 JP H033529Y2 JP 1985087416 U JP1985087416 U JP 1985087416U JP 8741685 U JP8741685 U JP 8741685U JP H033529 Y2 JPH033529 Y2 JP H033529Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve
- collar
- sleeves
- sewn
- clothes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000037237 body shape Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000001990 intravenous administration Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 1
- 238000001356 surgical procedure Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、病人が寝たままで着脱するること
ができる洋服形式の病人用衣服に関する。
ができる洋服形式の病人用衣服に関する。
寝たきりの病人に寝巻を着せ替えるのは看病す
る者にとつて大変なことである。
る者にとつて大変なことである。
従来病人が寝たままで着脱することができる寝
巻としては、和服形式のものが主流であり、例え
ば実開昭48年第20612号公報、実開昭48年第57207
号公報、実開昭50年第66811号公報等に記載のも
のがあつたが、いずれも病人にとつて決して着心
地のよいものではなかつた。
巻としては、和服形式のものが主流であり、例え
ば実開昭48年第20612号公報、実開昭48年第57207
号公報、実開昭50年第66811号公報等に記載のも
のがあつたが、いずれも病人にとつて決して着心
地のよいものではなかつた。
この考案は、前記従来の技術における問題点を
解決して、病人にとつて着心地のよい洋服形式の
病人用衣服を提供しようとするものである。
解決して、病人にとつて着心地のよい洋服形式の
病人用衣服を提供しようとするものである。
この考案は、前開きの洋服形式の衣服であつ
て、前袖を袖口から衿元にかけて着脱可能に上下
に分断し、かつ脇布を後身頃から連続して形成し
て前側にずれた位置で前身頃と縫い合わせ、さら
に脇にマチ部を形成したもである。
て、前袖を袖口から衿元にかけて着脱可能に上下
に分断し、かつ脇布を後身頃から連続して形成し
て前側にずれた位置で前身頃と縫い合わせ、さら
に脇にマチ部を形成したもである。
この考案の前記解決手段によれば、前袖を開く
ことにより、病人が横臥した状態のままで着脱す
ることができる。また、脇布を後身頃から連続し
て形成して前側にずれた位置で前身頃と縫い合わ
せたので、長く床についている人にとつても、横
臥した状態で縫い目が肋骨に当たらなくなるた
め、苦痛を訴えることがなくなる。また脇にマチ
部を形成したので、腕の動きにゆとりを持たせる
ことができる。
ことにより、病人が横臥した状態のままで着脱す
ることができる。また、脇布を後身頃から連続し
て形成して前側にずれた位置で前身頃と縫い合わ
せたので、長く床についている人にとつても、横
臥した状態で縫い目が肋骨に当たらなくなるた
め、苦痛を訴えることがなくなる。また脇にマチ
部を形成したので、腕の動きにゆとりを持たせる
ことができる。
以下、この考案の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。
て説明する。
第2図乃至第4図は、この実施例で使用する型
紙の製作過程を示したものである。
紙の製作過程を示したものである。
第2図aは前身頃側の製図を示すもので、10
は前ヨーク、12は前身頃、14は脇布、16は
前袖の上半分、18は前袖の下半分で、切替線2
0,22を入れる。24,26はダーツで、24
は切落し、26は折りたたむ。袖18の28で示
した部分は、腕の動きにゆとりを持たせるための
マチ部である。30は後衿、32はポケツト布
線、34は見返し線、36は基本線(身頃中央
線)である。
は前ヨーク、12は前身頃、14は脇布、16は
前袖の上半分、18は前袖の下半分で、切替線2
0,22を入れる。24,26はダーツで、24
は切落し、26は折りたたむ。袖18の28で示
した部分は、腕の動きにゆとりを持たせるための
マチ部である。30は後衿、32はポケツト布
線、34は見返し線、36は基本線(身頃中央
線)である。
なお、ダーツ24,26は、胸にふくらみをも
たせ、前身頃の丸みを出すためのもので、寝巻用
のゆつたりサイズでも、この2つのダーツによつ
て立体感が出て、着用すると形よく見せることが
できる。
たせ、前身頃の丸みを出すためのもので、寝巻用
のゆつたりサイズでも、この2つのダーツによつ
て立体感が出て、着用すると形よく見せることが
できる。
また、前身頃の打合せ分39を多く出している
ので、前身頃の左右の重なりが多くなり、各人の
体形に合せて止め具をずらして調節することがで
きる。
ので、前身頃の左右の重なりが多くなり、各人の
体形に合せて止め具をずらして調節することがで
きる。
第2図bは後身頃側の製図を示すもので、38
は後身頃、40は後袖、28はマチ部である。
は後身頃、40は後袖、28はマチ部である。
第3図は、第2図の製図をもとに作つた型紙で
ある。脇布14は切替線22で切取つて後身頃3
8に取付ける。前袖下部は18は切替線20で切
取つて後袖40に取付ける。前袖上部16と前ヨ
ーク10は一体に構成する。
ある。脇布14は切替線22で切取つて後身頃3
8に取付ける。前袖下部は18は切替線20で切
取つて後袖40に取付ける。前袖上部16と前ヨ
ーク10は一体に構成する。
第4図は、第3図の前身頃と袖に持出44と見
返し46,48,50を取付けたものである。見
返し50は前ヨーク10に取付ける。
返し46,48,50を取付けたものである。見
返し50は前ヨーク10に取付ける。
第5図は、以上の型紙を用いて生地を裁断し、
縫製した前身頃と後身頃を示すものである。12
は前身頃、38は後身頃、14は後身頃38の生
地から連続している脇布、48は前身頃12から
連続している見返しで前身頃12側に折返して縫
い付けられる。後衿30は点線部分で折り返し
て、後身頃38の衿刳39に縫い付けられ、見返
布となる。
縫製した前身頃と後身頃を示すものである。12
は前身頃、38は後身頃、14は後身頃38の生
地から連続している脇布、48は前身頃12から
連続している見返しで前身頃12側に折返して縫
い付けられる。後衿30は点線部分で折り返し
て、後身頃38の衿刳39に縫い付けられ、見返
布となる。
第6図は、前身頃、後身頃に袖と衿を取り付け
たものである。後身頃38に後袖40と前袖下部
18を縫い合せる。前袖下部18の一部は前身頃
12にも縫い合せられる。前袖上部16は後袖と
後身頃38に縫い合せられる。衿30は後身頃3
8と前ヨーク10に縫い合せられる(あるいは第
8図に示すようにフアスナー31にすれば肩を開
けることができる。)。なお、52は縫合せのステ
ツチ、54はその縫代である。
たものである。後身頃38に後袖40と前袖下部
18を縫い合せる。前袖下部18の一部は前身頃
12にも縫い合せられる。前袖上部16は後袖と
後身頃38に縫い合せられる。衿30は後身頃3
8と前ヨーク10に縫い合せられる(あるいは第
8図に示すようにフアスナー31にすれば肩を開
けることができる。)。なお、52は縫合せのステ
ツチ、54はその縫代である。
第7図は。以上のようにして各部が縫い合わさ
れたものを、片身頃を開いて示したものである。
れたものを、片身頃を開いて示したものである。
前袖は前袖上部16と前袖下部18とに分断さ
れて開閉可能になつている。
れて開閉可能になつている。
第8図は持出し44と見返し46,48,50
に止め具を取り付けたものである(片身頃のみ示
す。)。60a,60bはホツク、62aはボタ
ン、62bは穴かがりで、これらは袖の開閉用で
ある。また、64aはボタン、64bは穴かがり
で、これらは、前身頃12の開閉用である。ま
た、65aはボタン、65bは穴かがりで、これ
らは左右の衿先どうしを止めるものである。
に止め具を取り付けたものである(片身頃のみ示
す。)。60a,60bはホツク、62aはボタ
ン、62bは穴かがりで、これらは袖の開閉用で
ある。また、64aはボタン、64bは穴かがり
で、これらは、前身頃12の開閉用である。ま
た、65aはボタン、65bは穴かがりで、これ
らは左右の衿先どうしを止めるものである。
第1図はできあかり状態である。なお、衿にボ
タン66aとボタンかけループ66bを取り付け
て、第9図に示すように開衿できるようにする。
タン66aとボタンかけループ66bを取り付け
て、第9図に示すように開衿できるようにする。
以上の病人用寝巻を病人に着せるときは、前身
頃12および前袖16,18を広げた状態にし
て、その上に病人を載せる。このとき、腕は外袖
40上に伸ばしておく。この状態で前袖16,1
8を被せてこれらをホツク60a,60bおよび
ボタン62aで止める。更に前身頃12,12を
被せてこれらをボタン64aで止める。
頃12および前袖16,18を広げた状態にし
て、その上に病人を載せる。このとき、腕は外袖
40上に伸ばしておく。この状態で前袖16,1
8を被せてこれらをホツク60a,60bおよび
ボタン62aで止める。更に前身頃12,12を
被せてこれらをボタン64aで止める。
従来の病人用寝巻では、袖の開閉位置が袖の下
端部すなわち前袖と後袖の境界に沿つて形成され
ていたので、腕を曲げたときそこから風が入つて
病人が寒がることがあつた。上記実施例では、前
袖の略中央位置に沿つて袖の開閉位置が形成され
ているので、腕を曲げても風が入るおそれはな
い。また、前身頃と後身頃を脇の位置で縫い合せ
た場合には、長く床についてる人にとつては横臥
した場合縫い目が肋骨に当たる苦痛を訴えるが、
上記実施例では縫い目(第1図にAで示す。)が
前にずれているので、そのようなおそれはない。
端部すなわち前袖と後袖の境界に沿つて形成され
ていたので、腕を曲げたときそこから風が入つて
病人が寒がることがあつた。上記実施例では、前
袖の略中央位置に沿つて袖の開閉位置が形成され
ているので、腕を曲げても風が入るおそれはな
い。また、前身頃と後身頃を脇の位置で縫い合せ
た場合には、長く床についてる人にとつては横臥
した場合縫い目が肋骨に当たる苦痛を訴えるが、
上記実施例では縫い目(第1図にAで示す。)が
前にずれているので、そのようなおそれはない。
また、脇にマチ部28が形成されているので、
腕の動きにゆとりを持させることができる。
腕の動きにゆとりを持させることができる。
また、この病人用寝巻は寝たきりの病人だけで
なく、手術後の点滴時や整骨治療に長時間電気マ
ツサージを受ける場合に、その部分だけ開ければ
すむので都合がよい。
なく、手術後の点滴時や整骨治療に長時間電気マ
ツサージを受ける場合に、その部分だけ開ければ
すむので都合がよい。
また、従来の病人用寝巻に比べて見ばえもよい
ので、着たままで通院することもできる。なお止
め具はホツクやボタンに限らず、マジツクテー
プ、マグネツト等種々のものが使用できる。
ので、着たままで通院することもできる。なお止
め具はホツクやボタンに限らず、マジツクテー
プ、マグネツト等種々のものが使用できる。
以上説明したように、この考案によれば前袖を
袖口から衿元にかけて着脱可能に上下に分断した
ので、病人が横臥した状態のままで、容易に着せ
替えることができる。しかも、従来のように袖を
その下端部すなわち前袖と後袖の境界で分断する
のでなく、前袖で分割するので、腕を曲げたとき
に分断位置から風が入るのを防止することができ
る。
袖口から衿元にかけて着脱可能に上下に分断した
ので、病人が横臥した状態のままで、容易に着せ
替えることができる。しかも、従来のように袖を
その下端部すなわち前袖と後袖の境界で分断する
のでなく、前袖で分割するので、腕を曲げたとき
に分断位置から風が入るのを防止することができ
る。
また、脇布を後身頃から連続して形成して前側
にずれた位置で前身頃と縫い合せたので、長く床
についている人にとつても、横臥した状態で縫い
目が肋骨に当たらなくなるため、苦痛を訴えるこ
とがなくなる。また、脇にマチ部を形成したの
で、腕の動きにゆとりを持たせることができる。
にずれた位置で前身頃と縫い合せたので、長く床
についている人にとつても、横臥した状態で縫い
目が肋骨に当たらなくなるため、苦痛を訴えるこ
とがなくなる。また、脇にマチ部を形成したの
で、腕の動きにゆとりを持たせることができる。
第1図はこの考案の一実施例を示す正面図であ
る。第2図は第1図の病人用寝巻を製作するため
の型紙の製図である。第3図は、第2図の製図を
用いて作つた型紙である。第4図は、第3図の型
紙に持出しと見返りを付けた図である。第5図
は、前記の型紙を用いて製作した前身頃と後身頃
である。第6図は、第5図のものに袖と衿を付け
た図である。第7図は、片身頃を開いた図であ
る。第8図は、止め具を取付けた状態を示す図で
ある。第9図は、開衿状態を示す図である。 12…前身頃、38…後身頃。
る。第2図は第1図の病人用寝巻を製作するため
の型紙の製図である。第3図は、第2図の製図を
用いて作つた型紙である。第4図は、第3図の型
紙に持出しと見返りを付けた図である。第5図
は、前記の型紙を用いて製作した前身頃と後身頃
である。第6図は、第5図のものに袖と衿を付け
た図である。第7図は、片身頃を開いた図であ
る。第8図は、止め具を取付けた状態を示す図で
ある。第9図は、開衿状態を示す図である。 12…前身頃、38…後身頃。
Claims (1)
- 前開きの洋服形式の衣服であつて、前袖が袖口
から襟元にかけて着脱可能に上下に分断されてお
り、かつ脇布が後身頃から連続して形成されて前
側にずれた位置で前身頃と縫い合わされており、
さらに脇にマチ部が形成されていることを特徴と
する病人用衣服。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985087416U JPH033529Y2 (ja) | 1985-06-10 | 1985-06-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985087416U JPH033529Y2 (ja) | 1985-06-10 | 1985-06-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61202420U JPS61202420U (ja) | 1986-12-19 |
JPH033529Y2 true JPH033529Y2 (ja) | 1991-01-30 |
Family
ID=30639611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985087416U Expired JPH033529Y2 (ja) | 1985-06-10 | 1985-06-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH033529Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7025238B2 (ja) * | 2018-02-21 | 2022-02-24 | 倉敷紡績株式会社 | 医療用上衣 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4988909U (ja) * | 1972-11-24 | 1974-08-01 | ||
JPS5299017U (ja) * | 1976-01-17 | 1977-07-26 |
-
1985
- 1985-06-10 JP JP1985087416U patent/JPH033529Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61202420U (ja) | 1986-12-19 |
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