JPH0761930B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JPH0761930B2
JPH0761930B2 JP29868786A JP29868786A JPH0761930B2 JP H0761930 B2 JPH0761930 B2 JP H0761930B2 JP 29868786 A JP29868786 A JP 29868786A JP 29868786 A JP29868786 A JP 29868786A JP H0761930 B2 JPH0761930 B2 JP H0761930B2
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JP
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carbon atoms
hair
alkyl group
amino acid
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譲嗣 三田村
信夫 宮本
秀雄 黒川
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Lion Corp
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Lion Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は毛髪化粧料に関する。
[従来の技術] 近年、洗髪後の毛髪処理剤においては、乾いた状態の毛
髪を落着かせるなど、仕上り感においても様々な効果が
追及されている。特に最近の若い女性は、毛髪に風にな
びくような軽い仕上り及びまとまりのある仕上り性を求
めている。ところで毛髪化粧料の基本的成分であるカチ
オン界面活性剤は、毛髪に吸着し、これを柔軟にすると
いう効果がある(特開昭57−109707)。しかし毛髪のさ
らさら感やまとまり性は得られない。そこで仕上り時の
さらさら感を得るため、シリコン油などの特別の油分を
配合したり(特開昭56−92808、同57−50909)、配合す
る油分の量を減少させて、これに対処している。しかし
この場合は、ある程度のさらさら感は得られるものの、
まとまり性は得られない。
また糖エステル、グリセリンなどの保湿剤を配合し、ま
とまり性を向上することも行われている。しかしこの場
合はさらさら感が失われ、べたつくようになる。
このようにさらさら感とまとまり性の両方を毛髪に与え
る毛髪化粧料は、今のところ得られていない。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、毛髪
にさらさら感とまとまり性の両方を与える毛髪化粧料を
提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 即ち本発明は、下記一般式(I)で表されるフッ素系界
面活性剤と、下記一般式(II)で表される第4級アンモ
ニウム塩及び/又はアミノ酸系カチオン界面活性剤とを
含有する毛髪化粧料である。
ここでnは4〜18の整数、R1はCnF2n+1CF=CH−CH2、炭
素数1〜3のアルキル基、 (ただしR4は水素又はメチル基)、ベンジル基又はシン
ナミル基を示し、R2及びR3は、互いに独立に炭素数1〜
3のアルキル基、 (ただしR4は上記のものと同じ)、ベンジル基、又はシ
ンナミル基を示し、X1はハロゲン原子又は炭素数1〜2
のアルキル硫酸基を示す。
ここでR5は炭素数10〜24のアルキル基、炭素数10〜24の
ヒドロキシアルキル基、又は−(CH2CH2O)1〜10R
9(ただしR9は炭素数10〜24のアルキル基又は炭素数10
〜24のヒドロキシアルキル基)を示し、R6は炭素数10〜
24のアルキル基、炭素数10〜24のヒドロキシアルキル
基、 −(CH2CH2O)1〜10R9(ただしR9は上記のものと同
じ)、 (ただしR10は水素又はメチル基)、ベンジル基、又は
シンナミル基を示し、R7及びR8は互いに独立に炭素数1
〜3のアルキル基、 (ただしR10は上記のものと同じ)、ベンジル基、又は
シンナミル基を示し、X2はハロゲン原子又は炭素数1〜
2のアルキル硫酸基を示す。
第1の必須成分であるフッ素系界面活性剤は、単独で使
用しても、2種以上を併用してもよい。その配合量は、
好ましくは0.05〜10重量%、さらに好ましくは0.1〜5
重量%である。
第2の必須成分である第4級アンモニウム塩の代表例
は、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド及び
ジステアリルジメチルアンモニウムクロライドである。
また同じく第2の必須成分であるアミノ酸系カチオン界
面活性剤の代表例は、モノN−長鎖アシル塩基性アミノ
酸低級アルキルエステル塩である。このモノN−長鎖塩
基性アミノ酸低級アルキルエステル塩の塩基性アミノ酸
成分は、オルニチン、リジン、アルギニンなどの天然ア
ミノ酸の外、α−又はγ−ジアミノ酪酸のような合成ア
ミノ酸でもよい。またこれらは光学活性体又はラセミ体
のいずれでもよい。
モノN−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエステ
ル塩のアシル基は、炭素数8〜22の飽和又は不飽和の天
然又は合成脂肪酸残基であり、例えばラウロイル基、ミ
リストイル基、ステアロイル基などの単一の脂肪酸残基
の他、ヤシ油脂肪酸残基、牛脂肪酸残基などの天然の混
合脂肪酸残基であってもよい。
モノN−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエステ
ル塩の低級アルキルエステル成分としては、メチルエス
テル、エチルエステル、プロピルエステル、ブチルエス
テル、ペンチルエステル、ヘキシルエステル、ヘプチル
エステル及びオクチルエステルが適当である。
またモノN−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエ
ステルの塩としては、例えば塩酸塩、硫酸塩のような無
機酸塩、又は例えば酢酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、p
−トルエンスルホン酸塩、脂肪酸塩、酸性アミノ酸塩、
ピログルタミン酸塩、ピロリドンカルボン酸塩のような
有機塩酸が用いられる。これらの中でも酸性アミノ酸
塩、塩酸塩、及びL又はDL−ピロリドンカルボン酸塩が
好ましい。
以上説明した第4級アンモニウム塩及びアミノ酸系カチ
オン界面活性剤は、各々単独で使用しても2種以上を併
用してもよい。また第4級アンモニウム塩とアミノ酸系
カチオン界面活性剤とを併用してもよい。その配合量
は、好ましくは0.05〜10重量%、さらに好ましくは0.1
〜5重量%である。
以上説明した2種の必須成分の配合量の比は、それぞれ
が所定の範囲内にある限り、特に制限はない。
本発明の毛髪化粧料は、上述の2種の必須成分の他に、
下記の成分を本発明の効果に影響のない範囲で配合する
ことができる。即ち、例えば流動パラフィン、ワセリ
ン、固形パラフィン、スクワラン、オレフィンオリゴマ
ーなどの炭化水素、例えばイソプロピルミリステート、
イソプロピルパルミテート、ステアリルステアレート、
ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルド
デシル、2−エチルヘキサン酸トリグリセライドなどの
エステル、例えばポリオキシエチレンステアリン酸エス
テル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートな
どの乳化剤、例えばN−(2−ヒドロキシエチル)−N
−[ビス(2−カルボキシエチル)アミノエチル]ラウ
リルアマイドジナトリウム塩、2−ココイル−N−カル
ボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリウムベ
タインなどの両性界面活性剤、例えば高級アルコールサ
ルフェート、アルコールエーテルサルフェート、α−オ
レフィンスルホネートなどのアニオン界面活性剤、例え
ばラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリル
アルコール、ベヘニルアルコールなどの高級アルコー
ル、例えばパルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸等
の高級脂肪酸、例えばエチレングリコール、プロビレン
グリコール、1,3−プチレングリコール、グリセリン、
ソルビトールなどの保湿剤、及びエタノールなどの溶
剤、防腐剤、pH調整剤、養毛剤、紫外線吸収剤、酸化防
止剤、安定化剤、香料等であり、これらの1種又は2種
以上を配合してもよい。
[発明の効果] 本発明の毛髪化粧料は、毛髪にさらさらした仕上り感と
まとまり性の両方を与えることができ、リンス、コンデ
ィショナー、トリートメント剤などに用いることができ
る。
[実施例] 以下に本発明の実施例を示すが、最初に試験方法につい
て説明する。
さらさら感、まとまり性 シャンプー処理された毛髪(10g、20cm)に試料1.0gを
直接塗布し、均一に延ばした。次いで40℃の水250mlで
2回すすぎ、25℃、相対湿度65%の雰囲気下で乾燥し
た。そしてこの毛髪のさらさら感及びまとまり性につい
て、20名のパネラーによって官能評価した。
この評価は、1重量%のステアリルトリメチルアンモニ
ウムクロライド、3重量%のセトステアリルアルコー
ル、5重量%のプロピレングリコール、および水(残
部)からなる試料(比較例1)を基準とした下記の5段
階評価により行なった。
◎:基準よりよい ○:基準よりややよい △:基準と同等 X:基準よりやや劣る XX:基準より劣る 実施例1〜4、比較例1〜4 第1表に示す組成(重量%)の8種の毛髪化粧料組成物
を調製し、これを使用した毛髪のさらさら感とまとまり
性を評価した。
第1表から、本発明の実施例1〜4の組成物は、いずれ
も毛髪に基準よりよいさらさら感及びまとまり性を与え
ることが分かる。しかし、本発明の2種の必須成分のう
ちどちらか一方を含有しない比較例1〜4の組成物は、
本発明のような効果が得られなかった。
実施例5 本発明の毛髪化粧料を用いて第2表に示すヘアトリート
メント剤を調製し、これを使用した毛髪のさらさら感と
まとまり性を評価した。この結果、このトリートメント
剤は毛髪に十分なさらさら感とおちつきのあるまとまり
性を与えることが分った。
実施例6 本発明の毛髪化粧料を用いて第3表に示すヘアリンス剤
を調製し、これを使用した毛髪のさらさら感とまとまり
性を評価した。この結果、このリンス剤は毛髪に十分な
さらさら感と良好なまとまり性を与えることが分った。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I)で表されるフッ素系界面
    活性剤と、下記一般式(II)で表される第4級アンモニ
    ウム塩及び/又はアミノ酸系カチオン界面活性剤とを含
    有する毛髪化粧料。 [式中、nは4〜18の整数、R1はCnF2n+1CF=CH−CH2
    炭素数1〜3のアルキル基、 (ただしR4は水素又はメチル基)、ベンジル基又はシン
    アミル基を示し、R2及びR3は、互いに独立に炭素数1〜
    3のアルキル基、 (ただしR4は上記のものと同じ)、ベンジル基又はシン
    アミル基を示し、X1はハロゲン原子又は炭素数1〜2の
    アルキル硫酸基を示す。] [式中、R5は炭素数10〜24のアルキル基、炭素数10〜24
    のヒドロキシアルキル基、又は−(CH2CH2O)1〜10R9
    (ただしR9は炭素数10〜24のアルキル基又は炭素数10〜
    24のヒドロキシアルキル基)を示し、R6は炭素数10〜24
    のアルキル基、炭素数10〜24のヒドロキシアルキル基、
    −(CH2CH2O)1〜10R9(ただしR9は上記のものと同
    じ)、 (ただしR10は水素又はメチル基)、ベンジル基又はシ
    ンナミル基を示し、R7及びR8は互いに独立に炭素数1〜
    3のアルキル基、 (ただしR10は上記のものと同じ)、ベンジル基、又は
    シンナミル基を示し、X2はハロゲン原子又は炭素数1〜
    2のアルキル硫酸基を示す。]
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