JPH076165Y2 - 人工芝生製舗装構造体 - Google Patents

人工芝生製舗装構造体

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JPH076165Y2
JPH076165Y2 JP1987165584U JP16558487U JPH076165Y2 JP H076165 Y2 JPH076165 Y2 JP H076165Y2 JP 1987165584 U JP1987165584 U JP 1987165584U JP 16558487 U JP16558487 U JP 16558487U JP H076165 Y2 JPH076165 Y2 JP H076165Y2
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layer
elastic layer
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pavement structure
sand
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JP1987165584U
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JPH0169807U (ja
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源蔵 古川
▲吉▼彦 馬場
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は人工芝生製舗装構造体に関し、さらに詳しく
言えば、バレーボール、ゲートボール、サッカー、ホッ
ケー、ラグビー、野球、フットボール等の各種運動競技
場、博覧会場、公園等の公共広場、校庭、遊園地等に好
適な砂入り人工芝生製舗装構造体に関するものである。
〔従来例〕 人工芝生は天然芝生に比べてメンテナンスが容易であ
り、特に砂入りのものはそのクッション性や風合い等の
点で天然芝生と遜色ないことから近年急速に普及してい
る。第2図にはこのような人工芝生を用いた舗装構造体
の従来例が示されている。
すなわち、この舗装構造体は基礎地盤G上に構築された
砕石層1を有し、同砕石層1上にアスファルト・コンク
リートもしくはコンクリートを打設し、その表面が平坦
になるまで転圧して形成した下地層2を設ける。すなわ
ち、砕石層1はその名の通り砕いた石である砕岩を敷き
均すことにより構成されており、平坦に均しても上方に
位置する石はその表面から突出するため、連続的な凹凸
が砕石層1の表面に生じてしまい、また不陸部も生じて
しまう。そこで、砕石層1の上面に下地層2を設けてこ
の下地層2により表面が平坦な支持層を構成するように
している。この下地層2の上に衝撃吸収用のクッション
パッド3を介して人工芝生4が敷設され、最後に人工芝
生4の芝目内に砂等の充填物を所定の厚さに充填するこ
とにより構成される。砂入り人工芝生4はその砂の層に
より上方からの衝撃、例えば着地時の足による衝撃は面
的に補らえられ、局部的な歪みは生じないが、砂の層は
硬いためにこれを改良するためゴムチップ等で作られた
クッションパッド3を人工芝生4の直下に配置して弾性
を持たせて、その衝撃をやわらげている。なお透水性と
する場合には、下地層2、クッションパッド3および人
工芝生4に透水性のものを用いている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来例では砕石層1上に下地層2を
形成し、下地層2の表面を平坦にした後、その上にクッ
ションパッド3を敷設する構造であるため、全体の建設
費がきわめて高価であり、また、日数的にもアスファル
トコンクリート等の打設やその平坦処理の分だけ長くか
かるという問題があった。
この考案は上記従来の事情に鑑みなされたもので、その
目的は、低いコストでしかも比較的短い工期で構築する
ことができるようにした砂入り人工芝生製構造体を提供
することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この考案においては、砕石、
砂利もしくは鉱滓などの粒状材からなり、基礎地盤上に
形成された下地層と、ゴムチップなどからなる高分子粒
状材を樹脂でバインドし、上記下地層上において直接現
場施工された層厚が15〜50mmの範囲である弾性層とを備
え、同弾性層上に砂入り人工芝生を敷設したことを特徴
としている。
〔作用〕
上述した構成によれば、下地層の表面に生じた不陸部や
砕岩自体によって生じる凹凸はその上に施工される弾性
層内に吸収させることができるので、ゴムチップ等を主
体とする弾性層が従来のアスファルトコンクリート等の
機能と、アンダーパットのクッション機能とを兼備えさ
せることができる。したがって、材料コストが安価で済
むとともに、工期の大幅な短縮化が図れる。更に、弾性
層の層厚を15〜50mmに設定することにより、下地層を構
成する砕石、砂利もしくは粒状材がこの下地層の上面か
ら突出し多少凹凸が生じ、そのために弾性層がその部分
だけ薄くなっても充分な弾性を持たせることができ、歩
行感に優れた舗装構造体を提供することがてきる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を第1図を参照しながら詳細に
説明する。
まず、基礎地盤G上に下地層10が構築される。この下地
層10の材料としては例えば砕石、砂利、鉱滓等の粒状物
が用いられ、その厚さは50〜400mm、好ましくは200mmで
あり、高平坦精度をもって転圧施工される。この下地層
10上にφ1〜25mm、好ましくはφ3〜10mmのゴムチップ
をウレタン樹脂でバインドした弾性層11が例えば小形ア
スファルトフィニッシャーと同様な施工機にて厚さ10〜
80mm、好ましくは15〜50mmの厚さをもって打設される。
なお、この際この弾性層11に不陸が生じたとしても、同
材料にて簡単に修正することができる。しかる後、弾性
層11上に人工芝生12を敷設し、その芝目に砂等の充填物
を所定厚さに充填する。人工芝生12は砂の自重により重
くなるので、弾性層11上に単に載せ置く、いわゆる置敷
方法が可能である。
なお、透水性とするには、弾性層11の空隙率を10〜30
%、好ましくは20〜25%とすることにより、好適な透水
係数である10-2〜10-3cm/scaが得られ、実用上全く問題
がない。
またこの実施例において、チップ材とウレタン樹脂の配
合例は次のとおりであり、この場合珪砂(無機質鉱物材
料)は弾力性に幅をもたせるために用いられている。
〈配合例1〉 ゴムチップ(2〜5mm):一液ウレタン=6:1 〈配合例2〉 ゴムチップ(2〜5mm):珪砂(3〜5mm):一液ウレタ
ン=4:3:1 〈配合例3〉 発泡ゴムチップ(2〜5mm):ゴムチップ(2〜5mm):
珪砂(3〜5mm):一液ウレタン=2:3:2:1 上記の配合例中、支持力を要する場合は配合例2、より
クッション性をよくするには配合例3が好適である。な
お、チップ材としては上記のゴムチップ、発泡ゴムチッ
プのほか、コルク等も使用することができる。また、基
礎地盤Gの支持力が不足で沈下する虞れがある場合に
は、基礎地盤Gと下地層10との間に不織布や織布等のシ
ート材を設けるとよい。さらには、下地層10の表面を保
護しその安定性を増すとともに、弾性層11の施工性をよ
くするには、同下地層10の表面にアスファルト・エマル
ジョンを散布することが好ましい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、砕石等からな
る下地層に高分子チップ材を樹脂にてバインドし、その
層厚が15〜50mmの弾性層を直接下地層の上に現場施工
し、この弾性層に従来のアスファルトコンクリートもし
くはコンクリートの下地層と衝撃吸収用のクッション作
用とを兼備させるようにしたことにより、材料コストが
安価で済むとともに、工期の大幅な短縮化が図れ、更
に、弾性層の層厚を15〜50mmに設定したので、下地層の
砕石、砂利もしくは粒状材がこの下地層の上面から突出
して弾性層が薄くなっても、充分な弾性を持たせること
ができ、歩行感に優れた舗装構造体が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による人工芝生製舗装構造体の一部を
示した断面図、第2図は従来例を示す第1図と同様な断
面図である。 図中、10は下地層、11は弾性層、12は人工芝生である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−48505(JP,A) 特開 昭62−125107(JP,A) 特開 昭61−172903(JP,A) 実開 昭57−133373(JP,U) 特公 昭56−10402(JP,B2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】砕石、砂利もしくは鉱滓などの粒状材から
    なり、基礎地盤上に形成された下地層と、ゴムチップな
    どからなる高分子粒状材を樹脂でバインドし、上記下地
    層上において直接現場施工された層厚が15〜50mmの範囲
    である弾性層とを備え、同弾性層上に砂入り人工芝生を
    敷設したことを特徴とする人工芝生製舗装構造体。
JP1987165584U 1987-10-29 1987-10-29 人工芝生製舗装構造体 Expired - Lifetime JPH076165Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0169807U JPH0169807U (ja) 1989-05-09
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JPH0765286B2 (ja) * 1989-05-22 1995-07-19 ダイヤテックス株式会社 人工芝構造体
JP4515677B2 (ja) * 2001-09-28 2010-08-04 長谷川体育施設株式会社 人工芝面舗装方法
JP4502832B2 (ja) * 2005-01-31 2010-07-14 積水樹脂株式会社 人工芝の下部構造

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