JPH0761592A - リニアモ−タ駆動キャリアの定位置検知装置 - Google Patents

リニアモ−タ駆動キャリアの定位置検知装置

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JPH0761592A
JPH0761592A JP23588493A JP23588493A JPH0761592A JP H0761592 A JPH0761592 A JP H0761592A JP 23588493 A JP23588493 A JP 23588493A JP 23588493 A JP23588493 A JP 23588493A JP H0761592 A JPH0761592 A JP H0761592A
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carrier
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Takashi Nozaki
隆 野崎
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Shinko Electric Co Ltd
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Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来よりも簡単な構造で,精度の良い定位置
検知装置を得るようにする。 【構成】 キャリアに装備されるリニアモ−タ2次側導
体31の所定位置に所定形状の開口部(31A)を設
け,地上所定位置に配設した検知手段42に対応する被
検知体32をこの開口部(31A)においてリニアモ−
タ2次側導体31表面とほぼ同一面に形成し,検知手段
42によってこの被検知体32を検知するようにした。
なお,被検知体32は,地上に設けた突出式停止機構の
被嵌合体を兼ねるようにすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,所定の搬送経路に沿っ
て架設し,リニアモ−タの1次側巻線を配設した搬送路
によって所定の搬送物を搬送するキャリアの各ステ−シ
ョン等停止すべき位置到達を地上側装置が正しく検知す
るためのリニアモ−タ駆動キャリアの定位置検知装置に
係り,特に,限られた形状構造のキャリアの対地上向き
装置部を有効に使用できるリニアモ−タ駆動キャリアの
定位置検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】搬送物を搭載したキャリアを,地上に固
定し架設した搬送路上をリニアモ−タによって駆動する
リニアモ−タ式搬送装置がある。このようなリニアモ−
タ式搬送装置においては,所定のステ−ションで精度良
く停止させるために,ステ−ションの所定箇所にキャリ
アの検知手段として配設した近接スイッチによって,搬
送台車の所定箇所に設けた検知手段の被検知体である近
接スイッチの反応物体を検知させ,この近接スイッチに
よる検知信号によってリニアモ−タ式搬送装置の地上側
の制御装置を機能させて,搬送台車を停止させるように
している。従来のリニアモ−タ駆動キャリアの定位置検
知装置例を図6に示している。図6において,10′は
リニアモ−タによって駆動するキャリア,20′はキャ
リアを保持し駆動力を与える機能を備えた地上機構であ
る。キャリア10′において,2点鎖線で示す10Aは
所定の物品を積載するコンテナ,10B′はコンテナ1
0Aを保持して地上機構20′上を走行する走行機構部
である。コンテナ10Aと走行機構部10B′との結合
機構の図示は省略している。また,11はリニアモ−タ
2次側導体,12は被検知体である鉄製のストライカ
で,このストライカ12は地上機構20′におけるステ
−ションの所定箇所に配設した検知手段である近接スイ
ッチ13を反応させる。ストライカ12は走行機構部1
0B′に設けた第1のア−ム12Aの先端部に装着して
いる。22はレ−ル21に沿って適切な間隔で配設され
るリニアモ−タの1次側巻線であって,図示しない駆動
制御装置から供給される電力によってリニアモ−タ2次
側導体11に駆動力を与え,キャリア10′を駆動す
る。また,18はストッパホ−ルで,地上機構20′に
おけるステ−ションの所定箇所に配設したストッパピン
17の先端が嵌合してキャリア10′を所定位置に停止
させる。なお,ストッパホ−ル18は走行機構部10
B′に設けた第2のア−ム16Aの先端部に装着してい
る。なお,キャリアの停止機構は図示しないが,キャリ
ア10′の走行停止を確実に実行するためにリニアモ−
タ式搬送装置の条件に対応して地上機構20′側に設け
られ,図示しない駆動制御装置によって操作されるもの
とする。19は非常用ブレ−キで,ブレ−キシュ−19
aとキャリア10′側に設けたブレ−キシュ−19bと
によって構成されている。
【0003】上述の構造で,地上側に設けた駆動制御装
置(図示せず)からレ−ル21に沿って適切な間隔で配
設したリニアモ−タの1次側巻線22に順次駆動用電力
を供給し,1次側巻線22に形成される磁界によってキ
ャリア10′に設けたリニアモ−タ2次側導体が駆動力
を与えられる。リニアモ−タの駆動制御装置(図示せ
ず)は図示しない検出装置でキャリア10′の位置と走
行方向を検出してリニアモ−タの1次側巻線22に適切
に駆動電力を供給する。従って,キャリア10′がロ−
ラ14A,14B,15A,15Bによってレ−ル21
上を走行する。所定のステ−ション近傍に到着すると,
駆動制御装置(図示せず)はキャリアの走行を減速する
ようにリニアモ−タの1次側巻線22に供給する電力を
制御する。キャリア10′に設けたストライカ12を近
接スイッチ13が検知すると駆動制御装置(図示せず)
はストッパピン17を駆動して突出させ,ストッパホ−
ル18に嵌合してキャリア10′を停止させる。また,
駆動制御装置(図示せず)は図示しない停止機構を駆動
して,キャリア10′を減速させ,または停止させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上述したよ
うなリニアモ−タ駆動キャリアの定位置検知装置におけ
る構造においては,位置検知手段である近接スイッチ1
3を反応させるための被検知体であるストライカ12を
装着する第1のア−ム12Aと,停止手段として設けた
ストッパピン17が嵌合する少なくともストッパホ−ル
18を装着する第2のア−ム16Aを設けることが必要
である。ストッパピン17を廃止した場合にも,代わり
にブレ−キ19等を装着するア−ムが必要なのは同様で
ある。キャリアの駆動機構周辺における限られた構造の
形状寸法と空間部にストライカやストッパホ−ルを設け
るのは非常に困難であって,キャリア10′および地上
機構20′の構造を複雑にして,価格低減の妨げにもな
っていた。本発明は従来のものの上記課題(問題点)を
解決し,構造を簡単にして,しかも精度の良いリニアモ
−タ駆動キャリアの定位置検知装置を得ることを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明に基づくリニアモ−タ駆動キャリアの定位置
検知装置においては,キャリアに装備されるリニアモ−
タ2次側導体の所定位置に所定形状の開口部を設け,地
上所定位置に配設した検知手段に対応する被検知体をこ
の開口部において,ほぼリニアモ−タ2次側導体表面と
同一面に形成し,検知手段によって,この被検知体を検
知するように構成した。この被検知体は地上に設けた突
出式停止機構の被嵌合体を兼ねるようにすることができ
る。
【0006】
【作用】本発明は,上述のようにキャリアに装備される
リニアモ−タ2次側導体の所定位置に所定形状の空間を
設け,地上所定位置に配設した検知手段に対応する被検
知体を形成し,検知手段によって,この検知体を検知す
るようにしたので被検知体であるストライカ類を装着す
る機構が不要になった。被検知体を地上に設けた突出式
停止機構の被嵌合体を兼ねるようにすると,停止機構で
あるストッパピン等を検知手段と同一箇所に装備できる
ので,従来のように,キャリアに検出手段,例えば近接
スイッチとストッパピンに対向するそれぞれの部品類を
装着するために個別のア−ム類を設ける必要なしに,所
定のステ−ションの正しい位置を検知し,停止させるこ
とができる。
【0007】
【実施例】本発明に基づくリニアモ−タ駆動キャリアの
定位置検知装置の実施例を図によって詳細に説明する。 実施例1:図3には本発明を適用したリニアモ−タ式搬
送装置における搬送路であるレ−ルの断面を含めたキャ
リアの正面図を示している。図1はキャリアのコンテナ
を除去して除去側から見たリニアモ−タ2次側導体部の
一部を示す斜視図,図2はリニアモ−タで駆動されるキ
ャリアの走行機構の一部を見た側面図である。図1及び
図2とも,図3に対応させて示している。また,図2及
び図3においては,図6によって説明した従来技術の構
造要素と同一の構造要素については同一の符号を使用
し,その詳細説明は省略する。図1,図2及び図3にお
いて,31はアルミ板等電導性のプレ−トで形成された
リニアモ−タ2次側導体であって,2次側導体31の一
角には所定形状寸法の開口部を形成する方形の切欠31
Aを設け,この切欠31Aの内部の空間には後述する検
知手段に対応する被検知体であるストライカ32が装着
されている。ストライカ32の表面はリニアモ−タ2次
側導体31の表面から突出しないようにリニアモ−タ2
次側導体31とほぼ同一平面となるように形成されてい
る。従って,リニアモ−タ2次側導体31の表面に対向
して配設されるリニアモ−タの1次側巻線22はストラ
イカ32に干渉することなく,この2次側導体31に駆
動力を発生させる。なお,ストライカ32は図1乃至図
3示すが,その装着状況や取付部材等の詳細図示は省略
している。また,図3において,キャリアは従来のもの
と区別するために10と表示してある。ところで,図3
に示すレ−ル30は従来例(図6)のレ−ル21とは相
違するレ−ルの構成としたため,これに対応するロ−ラ
34A,34B,35A,35Bも図示のように相違す
るため,この点について説明する。図3において,30
はレ−ルで,第1のロ−ラ34Aを接触させ転動させる
上部垂直面30Aと,第2のロ−ラ34Bを接触させ転
動させる上部傾斜面30B及び第3のロ−ラ35Aを接
触させ転動させる下部垂直面30Cと,第4のロ−ラ3
5Bを接触させ転動させる下部傾斜面30Dを備えてい
る。33は走行機構を構成するフレ−ム,36は回転機
構,31は前述のようにリニアモ−タの2次側導体,3
7はリニアモ−タの2次側を構成する磁性プレ−ト,3
8は1対の上部軸受構造体で,これら1対の上部軸受構
造体38に,第1のロ−ラ34A,第2のロ−ラ34B
が設けられ,これらの1対の上部軸受構造体38はそれ
ぞれの垂直軸38Vを中心にしてそれぞれ首振り自在に
設けられている。なお,第1のロ−ラ34A及び第2の
ロ−ラ34Bはそれぞれ回転軸によって上部構造体38
に対して,所定の角度で回転自在に軸支されている。フ
レ−ム33の下方には第3のロ−ラ35A,第4のロ−
ラ35Bが回転軸によってそれぞれ回転自在に軸支され
ている。39はフレ−ム33の下方に設けられた下部軸
受構造体で,その一方端には第4のロ−ラ35Bが軸支
され,支点40を中心に揺動可能に構成され,下方軸受
構造体39の他方端部に装着したスプリング等の弾性体
41によって第4のロ−ラ35Bをレ−ル30の下部傾
斜面30Dに対して直角方向から押圧するようにしてい
る。
【0008】図1又は図3において,42は検知手段で
ある近接スイッチで,地上側の所定位置に配設されてい
る。なお,上述したストライカ32は近接スイッチ42
を反応させる鉄材等の磁性体で形成されている。また,
図2において,34A,34B,35A,35Bはそれ
ぞれ図示しないレ−ルの上を図3に示すコンテナ10A
を装着したキャリア10を保持し走行するロ−ラであ
る。近接スイッチ42はストライカ32の表面との間に
間隙d1があると反応してストライカ32の検知信号を
出力する。しかしながら,近接スイッチ42はリニアモ
−タの2次側導体31に対しては間隙d2まで接近させ
ないと反応しない。
【0009】上述の構造において,地上側に設けた駆動
制御装置(図示せず)から走行路に沿って適切な間隔で
配設したリニアモ−タの1次側巻線22に順次,駆動用
電力を供給し,この1次側巻線22に形成される磁界に
よってキャリアの構成したリニアモ−タ2次側導体が駆
動力を与えられる。従って,ロ−ラ34A,34B,3
5A,35Bによってレ−ル30上を搬送品を積載した
コンテナ10Aを装着したキャリア10は走行する。リ
ニアモ−タの駆動制御装置(図示せず)は図示しない検
出装置でキャリアの位置と走行方向を検出してリニアモ
−タの1次側巻線22に適切に駆動電力を供給する。所
定のステ−ション近傍に到達すると,駆動制御装置(図
示せず)はキャリアの走行を減速するようにリニアモ−
タの1次側巻線22に供給する電力を制御する。キャリ
アに設けたストライカ32を近接スイッチ42が検知す
ると,駆動制御装置(図示せず)は図示しない所定の停
止機構を駆動してキャリアを減速させ,停止させる。
【0010】実施例2:図4は本発明の実施例2を示す
もので,これは本発明を図6に示した従来型のレ−ル2
1に適用した例を示したものである。同図において,従
来例のもの及び実施例1のものと対応する構成について
は,それぞれ図6及び図3と同一の符号を付して示し
た。本実施例においても,2次側導体31の一角には開
口部を形成する切欠31Aが設けられ,この切欠31A
内の空間部にはストライカ32が2次側導体31と同一
平面上に配置される。
【0011】上述の構造において,地上側に設けた駆動
制御装置(図示せず)から走行路に沿って適切な間隔で
配設したリニアモ−タの1次側巻線22に順次,駆動用
電力を供給し,この1次側巻線22に形成される磁界に
よってキャリアの構成したリニアモ−タ2次側導体が駆
動力を与えられる。従って,ロ−ラ14A,14B,1
5A,15Bによってレ−ル21上を搬送品を積載した
コンテナ10Aを装着したキャリア10は走行する。リ
ニアモ−タの駆動制御装置(図示せず)は図示しない検
出装置でキャリアの位置と走行方向を検出してリニアモ
−タの1次側巻線22に適切に駆動電力を供給する。所
定のステ−ション近傍に到達すると,駆動制御装置(図
示せず)はキャリアの走行を減速するようにリニアモ−
タの1次側巻線22に供給する電力を制御する。キャリ
アに設けたストライカ32を近接スイッチ42が検知す
ると駆動制御装置(図示せず)は図示しない所定の停止
機構を駆動してキャリアを減速させ,停止させる。
【0012】実施例3:図5は本発明を適用した実施例
3を示すもので,リニアモ−タの2次側導体31の切欠
31Aを上部から見た図を示している。本実施例は図4
に対応させて示している。図5において,31はアルミ
板等電導性のプレ−トで形成されたリニアモ−タの2次
側導体であって,2次側導体31の一角には所定形状寸
法の開口部として方形の切欠31Aを設け,切欠31A
の内部には後述する検知手段による被検知体43が装着
されている。被検知体43の表面は2次側導体31の表
面から突出しないようにほぼ同一平面に形成されてい
る。また,被検知体43の表面はリニアモ−タ2次側導
体31の表面よりも光反射係数が十分に高く形成されて
いる。また,被検知体43の内部には空隙44が設けら
れている。45はステ−ション等における地上所定位置
に配設されたキャリア停止機構であるストッパピンであ
って,図示しない制御装置によって駆動され突出する。
前述した被検知体43の内部に設けた空隙44はストッ
パピン45が突出した時に嵌合するストッパホ−ルとし
ての機能を有している。図に示す46a,46bは空隙
44の側壁部を示している。ストッパピン45の先端に
形成した47は検知手段である光センサであって,リニ
アモ−タ2次側導体31の表面反射には反応しないが,
被検知体43の表面反射には反応するように形成してい
る。図5には,被検知体43の装着状況や取付部材及び
ストッパピン45の詳細構造と装着状況,検知手段であ
る光センサ47のストッパピン45への装着手段その他
取付部材類の詳細図示を省略している。
【0013】上述の構造において,実施例2と同様にキ
ャリアがリニアモ−タによって図5に示す矢印の方向に
駆動され,キャリア(図5にはキャリア本体は図示せ
ず)に設けた光センサ47に対する被検知体43の空隙
44の1辺の側壁部46aを光センサ47が検知する
と,地上に設けた駆動制御装置(図示せず)はキャリア
の走行速度を所定速度まで減速し,光センサ47が被検
知体43の空隙44によって被検知体43を検知しなく
なると駆動制御装置(図示せず)はストッパピン45を
突出させる。従って,ストッパピン45の先端部は被検
知体43の空隙44に嵌合してキャリアを確実に停止さ
せる。キャリアが矢印と反対方向に駆動される場合は,
被検知体43の空隙44の他方の側壁部46bを光セン
サ47が検知し,以下同様にしてストッパピン45の先
端部は被検知体43の空隙44に嵌合してキャリアを確
実に停止させる。
【0014】上述の説明は本発明の技術思想を実現する
ための基本構成を示したものであって,種々応用改変す
ることができることは当然である。例えば,リニアモ−
タ2次側導体のコ−ナ部に切欠を設けて検知手段に対向
する被検知体を配設するように説明したが,リニアモ−
タの1次側巻線の構成と配設条件及びステ−ション等停
止位置における検知手段等の条件に対応して,リニアモ
−タ2次側導体の任意適切な位置に開口部を設け,検知
手段に対する被検知体を配設すれば良い。また,被検知
体を角形のように図示説明したが,丸形や楕円形等任意
の形状で良いことは当然である。また,リニアモ−タ2
次側導体表面から被検知体表面が突出しないようにして
ほぼ同一面を形成するように図示説明したが,検知手段
の機能特性と,リニアモ−タ2次側導体表面と被検知体
表面の特性等に対応して被検知体の表面がリニアモ−タ
2次側導体表面よりも引き込まれていても良く,リニア
モ−タの1次側巻線に干渉する恐れのない範囲で,リニ
アモ−タ2次側導体表面から被検知体表面が突出しても
良い。また,被検知体の裏面もリニアモ−タ2次側導体
と同一平面であるように図示しているが,被検知体の厚
みは被検知体の材質等の条件に対応して任意の厚みで良
い。従って,被検知体は専用の物体を装着しないでリニ
アモ−タ2次側導体の背部に構成される構造体の一部等
を被検知体に兼用させても良いことも当然である。
【0015】また,実施例3ではストッパピンの先端部
に検知手段である光センサを装着するようにしたが,検
知手段とストッパピンが相互に干渉することなく機能す
れば,それぞれの構造と相互の位置関係を適切に設定し
ても良いことも当然である。ストッパピンは突出寸法等
の条件に対応して空気圧による駆動でも電磁的な駆動で
あっても,その他の駆動方式であっても良い。また,検
知手段を近接スイッチと光センサの場合について説明し
たが,リニアモ−タ2次側導体の表面と被検知体の表面
が確実に弁別できれば,どのような検知手段と被検知体
との組み合わせであっても良い。なお,キャリアの停止
機構の主要部はリニアモ−タの制御によって適切に走行
速度を制御する電気的機構によって構成し,ストッパピ
ンによって停止されるので,機械的な非常用ブレ−キは
必ずしも必要ではないが,非常用ブレ−キが必要な場合
はリニアモ−タ機構に隣接して非常用ブレ−キを設けれ
ば良い。さらに,リニアモ−タの走行用のレ−ルは,実
施例1,実施例2に示したレ−ルのほかの各種形状・構
造のレ−ルであっても良く,このレ−ルに対応して,ロ
−ラの配置も種々,変形可能である。
【0016】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので,次
のような優れた効果を有する。 所定の停止位置において,リニアモ−タ2次側導体周
辺の限られた空間における検知手段の構成でキャリアを
検知できる。 キャリアに対して,検知手段に対向する被検知体を装
着する機構が不要になった。 停止機構であるストッパピン等を検知手段と同一箇所
に装備できるので,停止機構を装着するための機構が簡
単になった。 上述の理由で構造が簡単化されるため,生産性が向上
し,価格を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくリニアモ−タ駆動キャリアの定
位置検知装置の実施例1を説明するキャリアのコンテナ
を除去して除去側から見たリニアモ−タ2次側導体の一
部を示す斜視図である。
【図2】本発明に基づくリニアモ−タ駆動キャリアの定
位置検知装置の実施例1を説明するリニアモ−タで駆動
されるキャリアを走行機構側から見た側面図である。
【図3】本発明に基づくリニアモ−タ駆動キャリアの定
位置検知装置の実施例1のリニアモ−タ式搬送路である
レ−ルの断面を含めたキャリアの正面図である。
【図4】本発明に基づくリニアモ−タ駆動キャリアの定
位置検知装置の実施例2のリニアモ−タ式搬送装置にお
ける搬送路であるレ−ルの断面を含めたキャリアの正面
図である。
【図5】本発明に基づくリニアモ−タ駆動キャリアの定
位置検知装置の実施例3を説明するリニアモ−タ2次側
導体における切欠部と検知手段の側面図である。
【図6】従来のリニアモ−タ駆動キャリアの定位置検知
装置を説明するリニアモ−タ式搬送装置における搬送路
であるレ−ルの断面を含めたキャリアの正面図である。
【符号の説明】
31:リニアモ−タ2次側導体 31A:切欠(開口部) 32:ストライカ(検知手段の被検知体) 42:近接スイッチ(検知手段) 43:被検知体 44:空隙 45:ストッパピン 47:光センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リニアモ−タにより駆動されるキャリア
    の定位置検知装置において,当該キャリアに装備される
    リニアモ−タ2次側導体の所定位置に所定形状の開口部
    を設け,地上所定位置に配設した検知手段に対応する被
    検知体を該開口部において,ほぼリニアモ−タ2次側導
    体表面と同一面に形成し,前記検知手段によって該被検
    知体を検知するようにしたことを特徴とするリニアモ−
    タ駆動キャリアの定位置検知装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の被検知体は,地上に設け
    た突出式停止機構の被嵌合体を兼ねるようにしたリニア
    モ−タ駆動キャリアの定位置検知装置。
JP23588493A 1993-07-30 1993-08-30 リニアモ−タ駆動キャリアの定位置検知装置 Pending JPH0761592A (ja)

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US08/281,347 US5492066A (en) 1993-07-30 1994-07-27 Transport system
DE69413474T DE69413474T2 (de) 1993-07-30 1994-07-29 Transportsystem
EP94401756A EP0636561B1 (en) 1993-07-30 1994-07-29 Transport system
US08/559,759 US5626082A (en) 1993-07-30 1995-11-13 Emergency braking device for linear motor driven transport system
US08/555,850 US5582107A (en) 1993-07-30 1995-11-13 Weighing device for linear motor driven transport system

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JP23588493A JPH0761592A (ja) 1993-08-30 1993-08-30 リニアモ−タ駆動キャリアの定位置検知装置

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JPH0761592A true JPH0761592A (ja) 1995-03-07

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