JPH0761100B2 - 発信規制方式 - Google Patents
発信規制方式Info
- Publication number
- JPH0761100B2 JPH0761100B2 JP63149813A JP14981388A JPH0761100B2 JP H0761100 B2 JPH0761100 B2 JP H0761100B2 JP 63149813 A JP63149813 A JP 63149813A JP 14981388 A JP14981388 A JP 14981388A JP H0761100 B2 JPH0761100 B2 JP H0761100B2
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- JP
- Japan
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- call
- processing
- level
- resource
- processor
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- Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)
- Exchange Systems With Centralized Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 交換処理用リソース輻輳時における発信規制方式に関
し、 交換処理用リソース輻輳時、呼処理プロセッサからの輻
輳通知があった場合には、一定期間呼規制レベルに遷移
し、発呼要求取り出し処理を停止し、また一定期間経過
後は、前回の規制レベルをアップすることができる方式
を提供することを目的とし、 集線段と分配段とにそれぞれ集線段プロセッサおよび呼
処理プロセッサを有するマルチプロセッサ構成の電子交
換システムにおいて、所定周期内における発信許容呼数
を制御レベルごとに定める発信呼数制御テーブルを設
け、交換処理用リソース輻輳時呼処理プロセッサからの
輻輳通知があった場合は、一定期間呼規制レベルに遷移
し、発呼要求取り出し処理を停止し、該一定期間経過後
に前記発信呼数制御テーブルにおける制御レベルに応じ
て段階的に発呼要求の数を増してゆく処理を行うことに
よって構成する。
し、 交換処理用リソース輻輳時、呼処理プロセッサからの輻
輳通知があった場合には、一定期間呼規制レベルに遷移
し、発呼要求取り出し処理を停止し、また一定期間経過
後は、前回の規制レベルをアップすることができる方式
を提供することを目的とし、 集線段と分配段とにそれぞれ集線段プロセッサおよび呼
処理プロセッサを有するマルチプロセッサ構成の電子交
換システムにおいて、所定周期内における発信許容呼数
を制御レベルごとに定める発信呼数制御テーブルを設
け、交換処理用リソース輻輳時呼処理プロセッサからの
輻輳通知があった場合は、一定期間呼規制レベルに遷移
し、発呼要求取り出し処理を停止し、該一定期間経過後
に前記発信呼数制御テーブルにおける制御レベルに応じ
て段階的に発呼要求の数を増してゆく処理を行うことに
よって構成する。
本発明は交換処理用リソース輻輳時における発信規制方
式に係り、特に過負荷時のシステムスループットを改善
する発信規制方式に関するものである。
式に係り、特に過負荷時のシステムスループットを改善
する発信規制方式に関するものである。
電話またはデータ交換用蓄積プログラム方式の電子交換
機システムにおいては、交換処理用リソース(呼処理用
メモリブロック,通話パス,信号受信装置等)が限られ
ているため、過負荷時、交換処理用リソースの輻輳に基
づく処理遅延のためスループットの低下を生じることが
ある。
機システムにおいては、交換処理用リソース(呼処理用
メモリブロック,通話パス,信号受信装置等)が限られ
ているため、過負荷時、交換処理用リソースの輻輳に基
づく処理遅延のためスループットの低下を生じることが
ある。
このような交換処理用リソース輻輳時においても、でき
るだけスループットを改善できるような発信規制方式が
要望される。
るだけスループットを改善できるような発信規制方式が
要望される。
従来、交換処理用リソース輻輳時に呼の待ち合せを行う
キューは、一般的にはFIFO(First In First Out)キュ
ーを用い、各リソース個別に待ち合せるようにしてい
る。従ってこの場合は最初に待ち合せした呼が、リソー
スが空いたとき最初に処理されるため、各呼の待ち合せ
時間すなわち処理遅延時間が平均化される。
キューは、一般的にはFIFO(First In First Out)キュ
ーを用い、各リソース個別に待ち合せるようにしてい
る。従ってこの場合は最初に待ち合せした呼が、リソー
スが空いたとき最初に処理されるため、各呼の待ち合せ
時間すなわち処理遅延時間が平均化される。
しかしながら発呼受付時のダイヤルトーン接続処理にお
いて、交換機からダイヤルトーンが送られたことを確認
せずにダイヤルする加入者も多く、このような加入者習
性のためダイヤルトーン送出処理が遅れれば遅れるほ
ど、ダイヤルトーン送出前に加入者がダイヤルする確率
が大きくなる。従ってダイヤル番号の一部しか受信でき
ない部分ダイヤル呼の確率が大きくなり、不完全呼が増
加する。
いて、交換機からダイヤルトーンが送られたことを確認
せずにダイヤルする加入者も多く、このような加入者習
性のためダイヤルトーン送出処理が遅れれば遅れるほ
ど、ダイヤルトーン送出前に加入者がダイヤルする確率
が大きくなる。従ってダイヤル番号の一部しか受信でき
ない部分ダイヤル呼の確率が大きくなり、不完全呼が増
加する。
このような現象は設備数算出基準以上の発呼数がある過
負荷時に顕著になる。そしてダイヤルトーンの遅延時間
が長くなれば部分ダイヤル呼が多くなり、部分ダイヤル
呼となって処理できなければ再発呼が多くなり、さらに
ダイヤルトーンが遅れて部分ダイヤル呼が増えるという
悪循環を引き起して、システムのスループット(総発呼
数に対する完了呼数の比率)が極端に悪化することにな
る。
負荷時に顕著になる。そしてダイヤルトーンの遅延時間
が長くなれば部分ダイヤル呼が多くなり、部分ダイヤル
呼となって処理できなければ再発呼が多くなり、さらに
ダイヤルトーンが遅れて部分ダイヤル呼が増えるという
悪循環を引き起して、システムのスループット(総発呼
数に対する完了呼数の比率)が極端に悪化することにな
る。
従来、このような不完全呼の悪循環を避けるためにはLI
FOキューを導入して、最後に待ち合せしたキューをリソ
ースが空いたとき最初に処理することにより、待ち合せ
時間が短い呼数を増すことが有効であることが知られて
いる。しかしながらLIFOキューを導入するためには、下
記の諸問題を解決する必要がある。
FOキューを導入して、最後に待ち合せしたキューをリソ
ースが空いたとき最初に処理することにより、待ち合せ
時間が短い呼数を増すことが有効であることが知られて
いる。しかしながらLIFOキューを導入するためには、下
記の諸問題を解決する必要がある。
各種リソースごとにLIFOキューを設置した場合は、
システム全体として見たとき、加入者がオフフックして
からダイヤルトーンを受信するまでのLIFO順序を維持す
ることができない。
システム全体として見たとき、加入者がオフフックして
からダイヤルトーンを受信するまでのLIFO順序を維持す
ることができない。
マルチプロセッサ構成の電子交換システムでは、LI
FOキューが設置されているプロセッサと、リソースを収
容しているプロセッサとが異なる場合があるが、この場
合プロセッサ間通信の遅延時間を考慮したLIFOのキュー
制御方式が必須となる。
FOキューが設置されているプロセッサと、リソースを収
容しているプロセッサとが異なる場合があるが、この場
合プロセッサ間通信の遅延時間を考慮したLIFOのキュー
制御方式が必須となる。
本発明はこのような従来技術の課題を解決しようとする
ものであって、マルチプロセッサ構成の電子交換システ
ムにおいて、発信呼数制御テーブルを有し、交換処理用
各種リソース輻輳時、呼処理プロセッサからの輻輳通知
があった場合には、一定期間呼規制レベルに遷移し、発
呼要求取り出し処理を停止し、また一定期間経過後は、
前回の規制レベルをアップすることができる発信規制方
式を提供することを目的としている。
ものであって、マルチプロセッサ構成の電子交換システ
ムにおいて、発信呼数制御テーブルを有し、交換処理用
各種リソース輻輳時、呼処理プロセッサからの輻輳通知
があった場合には、一定期間呼規制レベルに遷移し、発
呼要求取り出し処理を停止し、また一定期間経過後は、
前回の規制レベルをアップすることができる発信規制方
式を提供することを目的としている。
第1図は本発明の原理的構成を示したものであって、LP
RおよびCPRはそれぞれ集線段と分配段に設けられた集線
段プロセッサおよび呼処理プロセッサを示し、1はLIFO
バッファからなるLIFOキュー、2は発信呼数制御テーブ
ルである。
RおよびCPRはそれぞれ集線段と分配段に設けられた集線
段プロセッサおよび呼処理プロセッサを示し、1はLIFO
バッファからなるLIFOキュー、2は発信呼数制御テーブ
ルである。
集線段プロセッサLPRにおける処理は発呼検出処理L1,発
呼制御処理L2,発呼制御レベル決定処理L3からなり、分
配段の呼処理プロセッサCPRにおける処理は呼処理状態
管理C1とリソース管理C2からなっている。
呼制御処理L2,発呼制御レベル決定処理L3からなり、分
配段の呼処理プロセッサCPRにおける処理は呼処理状態
管理C1とリソース管理C2からなっている。
発呼検出処理L1においては、加入者のオフフックを検出
して、LIFOキュー1に発呼イベントを発生順に登録す
る。
して、LIFOキュー1に発呼イベントを発生順に登録す
る。
次に発呼制御処理L2において、所定周期(100ms)ごと
に発呼制御レベル決定処理L3からその周期における発呼
許容呼数を読み出し、その許容呼数以内の数の発呼イベ
ントをLIFOキュー1から取り出して、呼処理状態管理C1
に送る。
に発呼制御レベル決定処理L3からその周期における発呼
許容呼数を読み出し、その許容呼数以内の数の発呼イベ
ントをLIFOキュー1から取り出して、呼処理状態管理C1
に送る。
呼処理状態管理C1においては、交換サービスに必要なタ
ーミナルまたはサービスの状態管理を行い、リソース管
理C2に対してリソースハントを行う。
ーミナルまたはサービスの状態管理を行い、リソース管
理C2に対してリソースハントを行う。
リソース管理C2においては、交換サービスに必要なリソ
ースの空塞管理を行い、リソースハント結果を呼処理状
態管理C1に返すとともに、リソース輻輳時にはリソース
ハント不可イベントを発呼制御レベル決定処理L3に送
る。
ースの空塞管理を行い、リソースハント結果を呼処理状
態管理C1に返すとともに、リソース輻輳時にはリソース
ハント不可イベントを発呼制御レベル決定処理L3に送
る。
発呼処理レベル決定処理L3においては、呼処理プロセッ
サCPRから受信したリソースハントNGイベントおよび自
処理内におけるタイミング処理によって、発呼制御レベ
ルを決定し、これによって発信呼数制御テーブル2を参
照して発呼制御処理L2に伝達すべき発呼許容呼数を決定
する。
サCPRから受信したリソースハントNGイベントおよび自
処理内におけるタイミング処理によって、発呼制御レベ
ルを決定し、これによって発信呼数制御テーブル2を参
照して発呼制御処理L2に伝達すべき発呼許容呼数を決定
する。
従って、本発明の構成は以下に示す通りである。即ち、
集線段と分配段とにそれぞれ集線段プロセッサ(LPR)
および呼処理プロセッサ(CPR)を有するマルチプロセ
ッサ構成の電子交換システムにおいて、 所定周期内における発信許容呼数制御レベルごとに定め
る発信呼数制御テーブル(2)を設け、 交換処理用リソース輻輳時呼処理プロセッサ(CPR)か
らの輻輳通知があった場合には、一定期間呼規制レベル
に遷移し発呼要求取り出し処理を停止し、 該一定期間経過後に前記発信呼数制御テーブル(2)に
おける制御レベルに応じて段階的に発呼要求の数を増し
てゆくことを特徴とする発信規制方式としての構成を有
するものである。
集線段と分配段とにそれぞれ集線段プロセッサ(LPR)
および呼処理プロセッサ(CPR)を有するマルチプロセ
ッサ構成の電子交換システムにおいて、 所定周期内における発信許容呼数制御レベルごとに定め
る発信呼数制御テーブル(2)を設け、 交換処理用リソース輻輳時呼処理プロセッサ(CPR)か
らの輻輳通知があった場合には、一定期間呼規制レベル
に遷移し発呼要求取り出し処理を停止し、 該一定期間経過後に前記発信呼数制御テーブル(2)に
おける制御レベルに応じて段階的に発呼要求の数を増し
てゆくことを特徴とする発信規制方式としての構成を有
するものである。
本発明の発信規制方式では以下のようにして交換処理用
リソース輻輳時の発信規制を行う。
リソース輻輳時の発信規制を行う。
(1) 各リソースが輻輳したとき待ち合せるキューを
各リソースごとに設置せずに、システムに共通に、加入
者がオフフックしてからダイヤルトーンを送出するまで
に使用するリソースの輻輳時待ち合せるLIFOキューとし
て、加入者のオフフックを検出するプロセッサに設置す
る。
各リソースごとに設置せずに、システムに共通に、加入
者がオフフックしてからダイヤルトーンを送出するまで
に使用するリソースの輻輳時待ち合せるLIFOキューとし
て、加入者のオフフックを検出するプロセッサに設置す
る。
(2) リソース輻輳を検出したときは、LIFOキューを
設置したプロセッサに対してリソースハント不可メッセ
ージを送出し、LIFOキューを設置したプロセッサではこ
のメッセージを受信したとき、短時間(リソース輻輳が
解除されるであろうと期待される時間)LIFOキューから
の呼の取り出しを停止する。
設置したプロセッサに対してリソースハント不可メッセ
ージを送出し、LIFOキューを設置したプロセッサではこ
のメッセージを受信したとき、短時間(リソース輻輳が
解除されるであろうと期待される時間)LIFOキューから
の呼の取り出しを停止する。
(3) 上述のLIFOキューからの呼の取出停止時間経過
後、リソース輻輳に遭遇したときのLIFOキューからの取
出呼数レート(各取出周期ごとの呼数)より小さい呼数
レートでLIFOキューからの呼の取り出しを再開し、その
後一定時間新なリソース輻輳に遭遇しなければ、リソー
ス輻輳検出前の呼数レートに段階的に戻る。
後、リソース輻輳に遭遇したときのLIFOキューからの取
出呼数レート(各取出周期ごとの呼数)より小さい呼数
レートでLIFOキューからの呼の取り出しを再開し、その
後一定時間新なリソース輻輳に遭遇しなければ、リソー
ス輻輳検出前の呼数レートに段階的に戻る。
このような発信規制を行うことによって、交換処理用各
種リソース輻輳時、加入者オフフックからダイヤルトー
ン接続までの処理がLIFO順序で行われ、従って過負荷時
のシステムスループットが改善される。
種リソース輻輳時、加入者オフフックからダイヤルトー
ン接続までの処理がLIFO順序で行われ、従って過負荷時
のシステムスループットが改善される。
第2図は本発明の一実施例を示すシステム構成図であっ
て、マルチプロセッサ構成の電子交換機システムにおけ
る集線段装置と分配段装置とを示し、両者は集線段装置
−分配段装置間の通話チャネル(SLT)経て接続されて
いる。
て、マルチプロセッサ構成の電子交換機システムにおけ
る集線段装置と分配段装置とを示し、両者は集線段装置
−分配段装置間の通話チャネル(SLT)経て接続されて
いる。
集線段装置においては、加入者から加入者回路(SLC)
を経て集線段スイッチングネットワーク(LCNW)に接続
され、LCNWからSLTを経て分配段装置に接続される。ま
たLCNWには集線段プロセッサ(LPR)が接続されてい
る。
を経て集線段スイッチングネットワーク(LCNW)に接続
され、LCNWからSLTを経て分配段装置に接続される。ま
たLCNWには集線段プロセッサ(LPR)が接続されてい
る。
分配段装置においては、SLTは分配段スイッチングネッ
トワーク(DSM)に接続され、DSMには呼処理プロセッサ
(CPR1)が接続されている。CPR1はチャネル−チャネル
結合装置を介して主プロセッサ(MPR)に接続される。
複数の他の呼処理プロセッサ(CPR2,…,CPR8)も同様の
構成で主プロセッサMPRに接続されて、マルチプロセッ
サシステムを構成している。さらにDSMにはPB(プッシ
ュボタン)信号受信装置(PBREC)が接続されている。
トワーク(DSM)に接続され、DSMには呼処理プロセッサ
(CPR1)が接続されている。CPR1はチャネル−チャネル
結合装置を介して主プロセッサ(MPR)に接続される。
複数の他の呼処理プロセッサ(CPR2,…,CPR8)も同様の
構成で主プロセッサMPRに接続されて、マルチプロセッ
サシステムを構成している。さらにDSMにはPB(プッシ
ュボタン)信号受信装置(PBREC)が接続されている。
また集線段装置においてはLPR−CPR間通信制御装置(SG
C)がLPRとLCNWに接続され、分配段装置においては同じ
くLPR−CPR間通信制御装置(CSE)がLPRとDSMに接続さ
れていて、相互の通信処理が行われるようになってい
る。
C)がLPRとLCNWに接続され、分配段装置においては同じ
くLPR−CPR間通信制御装置(CSE)がLPRとDSMに接続さ
れていて、相互の通信処理が行われるようになってい
る。
このようなシステムにおいて発呼を検出してからダイヤ
ルトーンを接続されるまでの間に、過負荷時リソース輻
輳を生じる代表的なリソースとしては、下記のものが考
えられる。
ルトーンを接続されるまでの間に、過負荷時リソース輻
輳を生じる代表的なリソースとしては、下記のものが考
えられる。
集線段と分配段間の通話チャネル(SLT) 分配段呼制御用メモリブロック(CCB) 分配段スイッチングネットワークパス PB信号受信装置(PBREC) 本実施例においては、発信呼数制御テーブルを有し、CP
Rからの輻輳通知があった場合には、一定期間呼規制レ
ベルに遷移し発呼要求取り出し処理を停止する。また一
定期間経過後は、前回の規制レベルをアップすることに
よって、リソース輻輳時の発信規制を行う。
Rからの輻輳通知があった場合には、一定期間呼規制レ
ベルに遷移し発呼要求取り出し処理を停止する。また一
定期間経過後は、前回の規制レベルをアップすることに
よって、リソース輻輳時の発信規制を行う。
本発明におけるリソース輻輳時の発信規制は次のように
して行われる。
して行われる。
(1) LPR内のLIFOキューからの取出処理 第3図はLPR内に設置したLIFOキューからの呼の取出処
理を示したものである。発呼検出処理L1によって32ms周
期で加入者の発呼検出が行われると、発呼要求は一旦LI
FOキュー1に検出順序〜に従って蓄積されたのち、
発呼制御処理L2によって100msごとに、発信呼数制御テ
ーブル2に記載されている発信許容呼数だけ、最後にLI
FOキューに入力した呼例えばから取り出す。
理を示したものである。発呼検出処理L1によって32ms周
期で加入者の発呼検出が行われると、発呼要求は一旦LI
FOキュー1に検出順序〜に従って蓄積されたのち、
発呼制御処理L2によって100msごとに、発信呼数制御テ
ーブル2に記載されている発信許容呼数だけ、最後にLI
FOキューに入力した呼例えばから取り出す。
(2) 発信呼数制御テーブルの内容 第4図は本発明の一実施例の発信呼数制御テーブル2の
内容を示したものである。発信呼数制御テーブルは、取
出周期100msごとにLIFOキューから取り出す呼数を示し
ている。第4図の例では100msごとに、レベル0では5
コール,レベルIでは2コール,レベルIIでは1コール
(ただし200msごとに重要加入者のみ)取り出すことが
示されている。
内容を示したものである。発信呼数制御テーブルは、取
出周期100msごとにLIFOキューから取り出す呼数を示し
ている。第4図の例では100msごとに、レベル0では5
コール,レベルIでは2コール,レベルIIでは1コール
(ただし200msごとに重要加入者のみ)取り出すことが
示されている。
発信呼数制御テーブルは段階的に取出呼数を制御できる
ように6レベルまで設けるものとし、各制御レベルは次
のように区分して使用される。
ように6レベルまで設けるものとし、各制御レベルは次
のように区分して使用される。
呼規制レベル:リソース輻輳に遭遇したとき一定時間取
り出しを停止するために用いる。
り出しを停止するために用いる。
レベルI〜IV:LIFOからの取出解除後一定時間、それ以
前より取出レートを小さくするために用いる。
前より取出レートを小さくするために用いる。
レベル0:リソースが輻輳していない通常時用いる。
また第4図において、nは一般の呼と重要加入者発信呼
のどちらも取り出す場合の取出呼数を示し、n*は重要
加入者発信呼のみ取り出す場合の取出呼数を示してい
る。
のどちらも取り出す場合の取出呼数を示し、n*は重要
加入者発信呼のみ取り出す場合の取出呼数を示してい
る。
(3) リソースビジー(輻輳)遭遇時の処理 CPR内リソース(代表的なものは前記)輻輳遭遇時C
PRからLPRにリソースハント不可イベントを送出する。
PRからLPRにリソースハント不可イベントを送出する。
LPRではリソースハント不可イベント受信時300ms間
呼規制レベルへ遷移し、LIFOキューからの取り出しを停
止する。ただし重要加入者の発呼を過負荷時に優先処理
するため、800msごとに重要加入者の発信1呼のみを取
り出す。この呼規制中に続けて受信したリソースハント
不可イベントは、CPR−LPR間通信の遅延に起因するもの
であるから無視する。
呼規制レベルへ遷移し、LIFOキューからの取り出しを停
止する。ただし重要加入者の発呼を過負荷時に優先処理
するため、800msごとに重要加入者の発信1呼のみを取
り出す。この呼規制中に続けて受信したリソースハント
不可イベントは、CPR−LPR間通信の遅延に起因するもの
であるから無視する。
300ms経過後、リソースハント不可イベント受信か
ら2sec間は、リソースハント不可遭遇時より上の制御レ
ベルで取り出しを行い、呼数を少なくする。もしもこの
レベルでもリソースハント不可イベントを受信した場合
には、呼規制を行ったのちさらに上の制御レベルに遷移
し、取出呼数を制限する。
ら2sec間は、リソースハント不可遭遇時より上の制御レ
ベルで取り出しを行い、呼数を少なくする。もしもこの
レベルでもリソースハント不可イベントを受信した場合
には、呼規制を行ったのちさらに上の制御レベルに遷移
し、取出呼数を制限する。
第5図は発呼制御レベル決定における状態遷移を示した
ものである。
ものである。
第5図において、はリソースハント不可イベント受信
を示している。は呼規制タイムアウト(300ms)を示
し、この場合はリソースハント不可イベント受信前の制
御レベルの+1レベルに遷移する。すなわちリソースハ
ント不可イベント受信前レベルがiのときは、タイムア
ウト後の戻りレベルはi+1となる。またはレベルダ
ウンのタイミング(2sec)を示している。
を示している。は呼規制タイムアウト(300ms)を示
し、この場合はリソースハント不可イベント受信前の制
御レベルの+1レベルに遷移する。すなわちリソースハ
ント不可イベント受信前レベルがiのときは、タイムア
ウト後の戻りレベルはi+1となる。またはレベルダ
ウンのタイミング(2sec)を示している。
このような処理を続けることによって、システムが処理
可能な呼数の最適レベルまで遷移することができる。
可能な呼数の最適レベルまで遷移することができる。
第6図は発信呼数制御レベル遷移の一例を示し、で示
すCPRリソースハント不可イベントを集線段プロセッサL
PRが受信した後、*1で示す2secのタイミング中に続け
てで示すCPRリソースハント不可イベントを集線段プ
ロセッサLPRが受信したときの、発信呼数制御レベル遷
移の一例を示したものである。
すCPRリソースハント不可イベントを集線段プロセッサL
PRが受信した後、*1で示す2secのタイミング中に続け
てで示すCPRリソースハント不可イベントを集線段プ
ロセッサLPRが受信したときの、発信呼数制御レベル遷
移の一例を示したものである。
以上説明したように本発明によれば、マルチプロセッサ
構成の電子交換機システムにおいて、発信呼数制御テー
ブルによる単位時間当たりの受信受付呼数を制限するこ
とが可能であり、過剰受付による輻輳状態のスループッ
トの著しい低下が防止可能である。さらに、過剰規制も
防止可能であり、プロセッサの処理能力に見合った負荷
を処理することが可能となる。
構成の電子交換機システムにおいて、発信呼数制御テー
ブルによる単位時間当たりの受信受付呼数を制限するこ
とが可能であり、過剰受付による輻輳状態のスループッ
トの著しい低下が防止可能である。さらに、過剰規制も
防止可能であり、プロセッサの処理能力に見合った負荷
を処理することが可能となる。
また、上位プロセッサでのリソース補足失敗発生後の無
効処理の増大の防止のための下位プロセッサでの発呼受
付停止処理(実施例では300ms間の発呼受付停止)、お
よびその後の発呼受付規制処理(実施例では、発呼受付
停止の開始時より1レベルだけ規制レベルをあげる)に
よって、一様な発呼規制が可能となり、短時間で規制・
解除の反復の防止ができる。
効処理の増大の防止のための下位プロセッサでの発呼受
付停止処理(実施例では300ms間の発呼受付停止)、お
よびその後の発呼受付規制処理(実施例では、発呼受付
停止の開始時より1レベルだけ規制レベルをあげる)に
よって、一様な発呼規制が可能となり、短時間で規制・
解除の反復の防止ができる。
第1図は本発明の原理的構成を示す図、 第2図は本発明の一実施例のシステム構成を示す図、 第3図はLPR内に設置したLIFOキューからの呼の取出処
理を示す図、 第4図は本発明の一実施例の発信呼数制御テーブルの内
容を示す図、 第5図は発呼制御レベル決定における状態遷移を示す
図、 第6図は発信呼数制御レベル遷移の一例を示す図であ
る。 SLC……加入者回路 LCNW……集線段スイッチグネットワーク LPR……集線段プロセッサ SGC,CSE……LPR−CPR間通信制御装置 SLT……集線段装置−分配段装置間の通話チャネル DSM……分配段スイッチングネットワーク CPR1〜CPR8……呼処理プロセッサ MPR……主プロセッサ PBREC……PB信号受信装置 1……LIFOキュー 2……発信呼数制御テーブル
理を示す図、 第4図は本発明の一実施例の発信呼数制御テーブルの内
容を示す図、 第5図は発呼制御レベル決定における状態遷移を示す
図、 第6図は発信呼数制御レベル遷移の一例を示す図であ
る。 SLC……加入者回路 LCNW……集線段スイッチグネットワーク LPR……集線段プロセッサ SGC,CSE……LPR−CPR間通信制御装置 SLT……集線段装置−分配段装置間の通話チャネル DSM……分配段スイッチングネットワーク CPR1〜CPR8……呼処理プロセッサ MPR……主プロセッサ PBREC……PB信号受信装置 1……LIFOキュー 2……発信呼数制御テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 宏史 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−20052(JP,A) 特開 昭61−210751(JP,A) 特開 昭61−41297(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】集線段と分配段とにそれぞれ集線段プロセ
ッサおよび呼処理プロセッサを有するマルチプロセッサ
構成の電子交換システムにおいて、 所定周期内における発信許容呼数を制御レベルごとに定
める発信呼数制御テーブルを設け、 交換処理用リソース輻輳時呼処理プロセッサからの輻輳
通知があった場合には、一定期間呼規制レベルに遷移し
発呼要求取り出し処理を停止し、 該一定期間経過後に前記発信呼数制御テーブルにおける
制御レベルに応じて段階的に発呼要求の数を増してゆく
ことを特徴とする発信規制方式。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63149813A JPH0761100B2 (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | 発信規制方式 |
CA000597420A CA1310731C (en) | 1988-04-30 | 1989-04-21 | Exchange system having originating call restriction function |
US07/343,612 US4907256A (en) | 1988-04-30 | 1989-04-27 | Exchange system having originating call restriction function |
EP89107761A EP0340665B1 (en) | 1988-04-30 | 1989-04-28 | Exchange system having originating call restriction function |
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