JPH076091U - ポンツーン同士の連結装置 - Google Patents

ポンツーン同士の連結装置

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JPH076091U
JPH076091U JP4185893U JP4185893U JPH076091U JP H076091 U JPH076091 U JP H076091U JP 4185893 U JP4185893 U JP 4185893U JP 4185893 U JP4185893 U JP 4185893U JP H076091 U JPH076091 U JP H076091U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両ポンツーン同士の所定の連結作業が容易に
できるようにする。 【構成】 一方のポンツーン1から他方のポンツーン1
に向って連結チェーン14を延出させる。この連結チェ
ーン14の延出端に連結体16を連結する。この連結体
16を嵌入させて前後方向に案内するガイド体21を他
方のポンツーン1に設ける。上記連結体16からボルト
体26を延出させ、このボルト体26の延出端にナット
体27をねじ付ける。上記ボルト体26の軸方向で、上
記ガイド体21とナット体27の間に支持板29を介設
する。上記ボルト体26と支持板29とを同上ボルト体
26の径方向で互いに離反可能とし、この離反で、上記
ボルト体26とこれにねじ付けられたナット体27とが
一体的に上記ガイド体21内を通過可能とする。上記ボ
ルト体26の軸心回りに連結体16が回転しようとする
ことをガイド体21が阻止するようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、浮桟橋であるポンツーン同士を互いに連結させるための連結装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヨットハーバー等には従来よりポンツーンが多用されており、このポンツーン の全長が長い場合には、一般に、ブロック状に形成されたポンツーンが列状に多 数配置され、隣り合うポンツーン同士がそれぞれ連結装置により連結されている 。
【0003】 上記構成の場合、隣り合うポンツーンは波の動きや潮の流れに伴って、相対的 に角度が変化すると共に、個々に平行移動して、上下左右に互いに偏位するよう な相対的な位置の変化を繰り返す。
【0004】 そこで、上記連結装置には、従来、両ポンツーンに相対的な変化が生じたとき にこれらポンツーンに無理な負荷がかからないようにしたものがあり、これには 、実公昭57‐23541号公報で示されるものがある。これによれば、連結装 置は、両ポンツーンを互いに連結させる連結チェーンと、同上両ポンツーン間に 介在して上記連結チェーンに外嵌する筒状の弾性体とで構成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来構成では、連結チェーンの各端は各ポンツーンに単に巻き 付けられているため、各ポンツーンに対する上記連結チェーンの脱着がしにくか ったり、同上連結チェーンの張り具合の調整がしにくく、つまり、両ポンツーン の連結作業がしにくいという問題がある。
【0006】
【考案の目的】 この考案は、上記のような事情に注目してなされたもので、両ポンツーン同士 の所定の連結作業が容易にできるようにするポンツーン同士の連結装置の提供を 目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためのこの考案の特徴とするところは、前後に列設された 両ポンツーン同士を互いに連結させる連結装置であって、上記両ポンツーンのう ち一方のポンツーンから他方のポンツーンに向って連結チェーンを延出させると 共に、上記両ポンツーン間で上記連結チェーンに筒状の弾性体を外嵌し、上記連 結チェーンの延出端に連結体を連結し、この連結体を嵌入させて前後方向に案内 するガイド体を他方のポンツーンに設け、上記一方のポンツーンから離れる方向 に向って上記連結体からボルト体を延出させ、このボルト体の延出端にナット体 をねじ付け、上記ボルト体の軸方向で、上記ガイド体とナット体の間に支持板を 介設し、上記ボルト体に対しナット体をねじ込んだとき、このナット体が上記支 持板に圧接して、上記連結体が上記一方のポンツーンから離れるようにし、上記 ボルト体と支持板とを同上ボルト体の径方向で互いに離反可能とし、この離反で 、上記ボルト体とこれにねじ付けられたナット体とが一体的に上記一方のポンツ ーンに向って上記ガイド体内を通過可能とし、かつ、上記ボルト体の軸心回りに 連結体が回転しようとすることを上記ガイド体が阻止するようにした点にある。
【0008】
【作 用】
上記構成による作用は次の如くである。
【0009】 前後に列設された両ポンツーン1,1のうち一方のポンツーン1から他方のポ ンツーン1に向って連結チェーン14を延出させると共に、上記両ポンツーン1 ,1間で上記連結チェーン14に筒状の弾性体15を外嵌し、上記連結チェーン 14の延出端に連結体16を連結し、この連結体16を嵌入させて前後方向に案 内するガイド体21を他方のポンツーン1に設け、上記一方のポンツーン1から 離れる方向に向って上記連結体16からボルト体26を延出させ、このボルト体 26の延出端にナット体27をねじ付け、上記ボルト体26の軸方向で、上記ガ イド体21とナット体27の間に支持板29を介設し、上記ボルト体26に対し ナット体27をねじ込んだとき、このナット体27が上記支持板29に圧接して 、上記連結体16が上記一方のポンツーン1から離れるようにし、上記ボルト体 26と支持板29とを同上ボルト体26の径方向で互いに離反可能とし、この離 反で、上記ボルト体26とこれにねじ付けられたナット体27とが一体的に上記 一方のポンツーン1に向って上記ガイド体21内を通過可能としてある。
【0010】 このため、保守点検時等において、他方のポンツーン1から上記連結チェーン 14を取り外そうとするときには、まず、上記ナット体27をねじ回すことによ り、このナット体27を支持板29から少し離す。次に、上記ボルト体26と支 持板29とを同上ボルト体26の径方向で互いに離反させて、上記連結チェーン 14、連結体16、ボルト体26、およびこのボルト体26にねじ付けられたナ ット体27を一体的に一方のポンツーン1に向って上記ガイド体21内を通過さ せる。すると、上記連結チェーン14の取り外しができる。
【0011】 よって、上記連結チェーン14の取り外しは、ナット体27をボルト体26か ら取り外さない状態のままでできる。
【0012】 上記とは逆に、上記連結チェーン14を他のポンツーン1に連結するときには 、上記と逆の手順によればよい。よって、この連結チェーン14の連結は、ナッ ト体27をボルト体26にねじ付けたままででもできる。
【0013】 即ち、ポンツーン1に対する連結チェーン14の脱着が、上記ナット体27を ボルト体26から取り外さない状態のままでできる。
【0014】 また、両ポンツーン1,1を連結する連結チェーン14の張り具合を調整する 場合には、ボルト体26に対しナット体27をねじ込んだり、緩めたりすればよ いが、この場合、上記ボルト体26の軸心回りに連結体16が回転しようとする ことを上記ガイド体21が阻止するようにしたため、上記ナット体27のねじ回 しに伴って、上記連結体16とボルト体26が共回りすることは防止される。
【0015】 よって、上記連結チェーン14の張り具合の調整作業において、ボルト体26 の共回りを防止するための作業は不要である。
【0016】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面により説明する。
【0017】 (実施例1)
【0018】 図1から図6は実施例1を示している。
【0019】 図2と図3において、符号1はポンツーンで、説明の便宜上、図中矢印Frの 方向を前方とする。上記ポンツーン1は複数設けられており、前後に列設されて 水面2上に浮かべられている。また、上記前後ポンツーン1,1を互いに連結さ せる左右一対の連結装置3,3が設けられている。
【0020】 その他、4は固定桟橋、5は渡り板、6はアンカーチェーン、7はアンカーで あり、これらによって、上記各ポンツーン1,1が水面2の所定位置に係留され ている。
【0021】 上記ポンツーン1は発泡樹脂(発泡スチロール)製のブロック9を浮力体とし ており、このブロック9はコンクリート壁10で覆われている。
【0022】 図1から図6において、上記連結装置3につき説明する。
【0023】 上記連結装置3は、前側のポンツーン1のコンクリート壁10における後壁1 2と、後側のポンツーン1のコンクリート壁10における前壁13とを互いに連 結している。なお、上記連結装置3は前後ポンツーン1,1のほぼ中央部に対し 前後ほぼ対称とされている。そこで、上記連結装置3の前壁13に対応する部分 につき説明し、後壁12に対応する部分のものについては、図に符号を付して簡 単に説明する。
【0024】 上記連結装置3は上記後壁12と前壁13のうち互いに一方から他方に向けて 延出する連結チェーン14を有し、上記両ポンツーン1,1間で、上記連結チェ ーン14に筒状の弾性体15が外嵌している。上記連結チェーン14の後端には 連結体16が連結されている。この連結体16はコの字状の本体17と、この本 体17にスナップリング18によって着脱自在に取り付けられる連結軸19とを 有し、この連結軸19に上記連結チェーン14の後端が外嵌して連結されている 。
【0025】 上記連結体16は正面視(図5)で正方形をなし、この連結体16を嵌入させ て前後方向に摺動自在に案内するガイド体21が設けられている。このガイド体 21は正面視で正方形の角筒体で構成され、上記前壁13に埋め込まれている。
【0026】 上記ガイド体21の後方近傍で、上記前壁13に板金製の箱体22が埋め込ま れている。この箱体22の上端開口23はコンクリート壁10の上面に開放され ており、上記開口23はカバー板24で開閉自在に閉じられる。この場合、上記 開口23の開口縁、もしくはカバー板24の上面が上記コンクリート壁10の上 面とほぼ面一とされる。また、上記ガイド体21の後端は上記箱体22の前面板 に溶接されている。
【0027】 上記前側のポンツーン1から離れる方向に向って、つまり、後方に向って連結 体16から延出するボルト体26が設けられ、このボルト体26は上記ガイド体 21と同軸上に位置している。上記ボルト体26の延出端に2つのナット体27 ,27がねじ付けられ、これらボルト体26の延出端とナット体27,27とは 上記箱体22内に収容されている。
【0028】 上記ボルト体26の軸方向、つまり、前後方向で、上記ガイド体21とナット 体27,27との間に縦向きの支持板29が介設され、この支持板29も上記箱 体22内に収容されている。この支持板29はその中央部から下端に向って延び る切欠30を有し、この切欠30が上記ボルト体26の前後中途部に嵌合してい る。
【0029】 上記箱体22を通しボルト体26に対して、各ナット体27,27のねじ込み 操作をすると、このナット体27,27が上記支持板29の後面に圧接して、上 記連結体16が前壁13から離れるように後方移動させられ、これにより、連結 チェーン14に引張力が与えられ、かつ、弾性体15が後壁12と前壁13間に 挟まれて弾性的に圧縮させられる。
【0030】 上記ナット体27,27を緩めて、上記支持板29をボルト体26の径方向た る上方に引き上げると、切欠30がボルト体26を摺動して、上記支持板29が ボルト体26から離反させられる(図1中矢印Aと、仮想線図示)。
【0031】 上記したように支持板29をボルト体26から離反させれば、上記ボルト体2 6と、これにねじ付けられナット体27,27とが一体的に上記ガイド体21内 を前後に通過可能とされている。
【0032】 また、上記連結体16は、ガイド体21内に小さい隙間で嵌入しており、上記 ボルト体26の軸心回りで上記連結体16が回転しようとすることを上記ガイド 体21が阻止する。そして、これにより、ナット体27,27のねじ回しに伴っ て、上記ボルト体26と連結体16が共回りすることが防止される。
【0033】 上記ガイド体21と同軸上で、前壁13の前面には円形の凹所32が形成され ている。そして、上記弾性体15の後端が上記凹所32に嵌入されている。
【0034】 上記連結チェーン14の張り具合はボルト体26に対しナット体27をねじ込 んだり、緩めたりすることにより調整され、この際、上記弾性体15は多少圧縮 された状態にて、後壁12と前壁13との間に介設される。
【0035】 そして、前後ポンツーン1,1に相対的な変化が生じたときは、連結チェーン 14が撓むと共に、弾性体15が弾性変形することによって、上記変化が吸収さ れ、両ポンツーン1,1に無理な負荷がかからない状態で、両ポンツーン1,1 が互いに連結される。
【0036】 保守点検時等において、上記前壁13側から、連結チェーン14を取り外そう とするときには、まず、上記ナット体27,27をねじ回すことにより、このナ ット体27,27を上記支持板29から少し離す。次に、上記支持板29を引き 上げて、この支持板29をボルト体26から引き離す。次に、これらボルト体2 6や支持板29を収容している前壁13における箱体22とは反対側の後壁12 における箱体22内に向って、上記連結チェーン14、連結体16、ボルト体2 6、およびこのボルト体26にねじ付けられたナット体27,27とを一体的に ガイド体21と弾性体15内を通過させる。すると、上記連結チェーン14の取 り外しができる。
【0037】 上記の場合、連結チェーン14の取り外しはナット体27,27をボルト体2 6から取り外さない状態のままでできる分、上記取り外し作業が容易となる。
【0038】 上記とは逆に、上記連結チェーン14を前壁13側に連結するときには、上記 と逆の手順をとればよい。なお、上記ボルト体26の各延出端には係合孔34が 形成されており、上記ガイド体21や弾性体15内に対し、上記ボルト体26や ナット体27等を通過させようとするときには、上記係合孔34に引張紐36を 取り付け、上記ガイド体21や弾性体15内に対し予め上記引張紐36を通過さ せる。次に、この引張紐36を箱体22内に引き寄せることにより、上記ガイド 体21や弾性体15内に対し上記ボルト体26やナット体27等を通過させる。
【0039】 上記箱体22の後面板には凹所37が形成されており、この凹所37は、上記 連結チェーン14の脱着時に、ボルト体26の移動用空間として利用される。
【0040】 その他、38はドレンパイプである。
【0041】 なお、以上は図示の例によるが、ポンツーン1は浮桟橋のほか、この浮桟橋か ら延びるフィンガーであってもよい。
【0042】 (実施例2)
【0043】 図7から図10は、実施例2を示している。
【0044】 これによれば、後壁12はフレーム40を有し、このフレーム40にねじ付け られたボルト41に連結チェーン14の前端が着脱自在に連結されている。
【0045】 前壁13はフレーム43を有し、このフレーム43にガイド体21が着脱自在 に取り付けられている。このガイド体21は前面板44と、この前面板44から 後方に向けて突設される左右一対の部材45,45とを有し、これら部材45, 45間に連結体16が嵌入されて前後方向に移動自在に案内される。また、上記 左右部材45,45の後端に支持板29が溶接されている。
【0046】 上記支持板29の後面には左右一対の位置決めピン47,47が突設され、こ の位置決めピン47,47により、位置決めされる座板48が設けられ、この座 板48をボルト体26の中途部が貫通している。
【0047】 また、凹所32は板金製の椀状体49で構成されている。
【0048】 上記連結チェーン14を取り外すときには、この連結チェーン14の前端をボ ルト41から取り外すことにより、支持板29側からナット体27,27を緩め て離反させる。次に、ガイド体21および支持板29と、ボルト体26とを切欠 30を利用して上下に互いに離反させ、次に、連結チェーン14、連結体16、 およびボルト体26をガイド体21と弾性体15とを後方に通過させる。
【0049】 すると、連結チェーン14の取り外しができる。
【0050】 なお、上記座板48はなくてもよく、この座板48を省略すれば、上記支持板 29側からナット体27,27を緩めて離反させ、次に、ガイド体21および支 持板29とボルト体26とを上下に互いに離反させ、次に、連結チェーン14、 連結体16、ボルト体26、およびナット体27,27をガイド体21と弾性体 15とを前方に通過させることができ、これによっても、連結チェーン14の取 り外しができる。
【0051】 他の構成や作用は、前記実施例1と同様であるため、図面に共通の符号を付し て、その説明を省略する。
【0052】 (実施例3)
【0053】 図10と図11は、実施例3を示している。
【0054】 これによれば、後壁12にはナット51が埋め込まれ、このナット51にボル ト体26がねじ付けられている。52は基板、53は補強筋である。
【0055】 他の構成や作用は、前記実施例1と同様であるため、図面に共通の符号を付し てその説明を省略する。
【0056】
【考案の効果】
この考案によれば、前後に列設された両ポンツーン同士を互いに連結させる連 結装置であって、上記両ポンツーンのうち一方のポンツーンから他方のポンツー ンに向って連結チェーンを延出させると共に、上記両ポンツーン間で上記連結チ ェーンに筒状の弾性体を外嵌し、上記連結チェーンの延出端に連結体を連結し、 この連結体を嵌入させて前後方向に案内するガイド体を他方のポンツーンに設け 、上記一方のポンツーンから離れる方向に向って上記連結体からボルト体を延出 させ、このボルト体の延出端にナット体をねじ付け、上記ボルト体の軸方向で、 上記ガイド体とナット体の間に支持板を介設し、上記ボルト体に対しナット体を ねじ込んだとき、このナット体が上記支持板に圧接して、上記連結体が上記一方 のポンツーンから離れるようにし、上記ボルト体と支持板とを同上ボルト体の径 方向で互いに離反可能とし、この離反で、上記ボルト体とこれにねじ付けられた ナット体とが一体的に上記一方のポンツーンに向って上記ガイド体内を通過可能 とし、かつ、上記ボルト体の軸心回りに連結体が回転しようとすることを上記ガ イド体が阻止するようにしてある。
【0057】 このため、保守点検時等において、他方のポンツーンから上記連結チェーンを 取り外そうとするときには、まず、上記ナット体をねじ回すことにより、このナ ット体を支持板から少し離す。次に、上記ボルト体と支持板とを同上ボルト体の 径方向で互いに離反させて、上記連結チェーン、連結体、ボルト体、およびこの ボルト体にねじ付けられたナット体を一体的に一方のポンツーンに向って上記ガ イド体内を通過させる。すると、上記連結チェーンの取り外しができる。
【0058】 よって、上記連結チェーンの取り外しは、ナット体をボルト体から取り外さな い状態のままでできる。
【0059】 上記とは逆に、上記連結チェーンを他のポンツーンに連結するときには、上記 と逆の手順によればよい。よって、この連結チェーンの連結は、ナット体をボル ト体にねじ付けたままででもできる。
【0060】 即ち、ポンツーンに対する連結チェーンの脱着が、上記ナット体をボルト体か ら取り外さない状態のままでできる分、同上ポンツーンに対する連結チェーンの 脱着が容易にできる。
【0061】 また、両ポンツーンを連結する連結チェーンの張り具合を調整する場合には、 ボルト体に対しナット体をねじ込んだり、緩めたりすればよいが、この場合、上 記ボルト体の軸心回りに連結体が回転しようとすることを上記ガイド体が阻止す るようにしたため、上記ナット体のねじ回しに伴って、上記連結体とボルト体が 共回りすることは防止される。
【0062】 よって、上記連結チェーンの張り具合の調整作業において、ボルト体の共回り を防止するための作業は不要であることから、その分、上記連結チェーンの張り 具合の調整が容易にできることとなる。
【0063】 即ち、本考案の連結装置によれば、両ポンツーン同士の所定の連結作業が容易 にできることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で、図2の部分拡大断面図である。
【図2】実施例1で、全体側面図である。
【図3】実施例1で、全体平面図である。
【図4】実施例1で、図3の部分拡大断面図である。
【図5】実施例1で、図1の5‐5線矢視断面図であ
る。
【図6】実施例1で、展開斜視図である。
【図7】実施例2で、図1に相当する図である。
【図8】実施例2で、図4に相当する図である。
【図9】実施例2で、図7の9‐9線矢視断面図であ
る。
【図10】実施例3で、図1に相当する図である。
【図11】実施例3で、図10の11‐11線矢視断面
図である。
【符号の説明】
1 ポンツーン 2 水面 3 連結装置 12 後壁 13 前壁 14 連結チェーン 15 弾性体 16 連結体 21 ガイド体 22 箱体 26 ボルト体 27 ナット体 29 支持板 32 凹所

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後に列設された両ポンツーン同士を互
    いに連結させる連結装置であって、上記両ポンツーンの
    うち一方のポンツーンから他方のポンツーンに向って連
    結チェーンを延出させると共に、上記両ポンツーン間で
    上記連結チェーンに筒状の弾性体を外嵌し、上記連結チ
    ェーンの延出端に連結体を連結し、この連結体を嵌入さ
    せて前後方向に案内するガイド体を他方のポンツーンに
    設け、上記一方のポンツーンから離れる方向に向って上
    記連結体からボルト体を延出させ、このボルト体の延出
    端にナット体をねじ付け、上記ボルト体の軸方向で、上
    記ガイド体とナット体の間に支持板を介設し、上記ボル
    ト体に対しナット体をねじ込んだとき、このナット体が
    上記支持板に圧接して、上記連結体が上記一方のポンツ
    ーンから離れるようにし、上記ボルト体と支持板とを同
    上ボルト体の径方向で互いに離反可能とし、この離反
    で、上記ボルト体とこれにねじ付けられたナット体とが
    一体的に上記一方のポンツーンに向って上記ガイド体内
    を通過可能とし、かつ、上記ボルト体の軸心回りに連結
    体が回転しようとすることを上記ガイド体が阻止するよ
    うにしたポンツーン同士の連結装置。
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