JP2021095801A - 岸壁構造体及び防舷材の運用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】船舶のパラレルラインの長さに応じて防舷材の設置個数を簡単に増減することが可能な岸壁構造体及び防舷材の運用方法を提供する。【解決手段】岸壁構造体Kは、岸壁Gの起立面Sに固定される複数の固定防舷材10と、起立面Sにおいて固定防舷材10の側方に設置される複数の防舷材保持具30と、各防舷材保持具30に対し着脱可能に装着される複数の着脱式防舷材20とを備える。固定防舷材10及び着脱式防舷材20には同一又は類似の仕様のものが採用される。パラレルラインの長さが固定防舷材10a〜10cのみでは対応できないような大型船舶F3を接岸させる場合は、パラレルラインの長さに合わせて着脱式防舷材20を増設する。大型船舶が離岸した後は、着脱式防舷材を防舷材保持具から取り外して、固定防舷材のみの初期状態に戻すことができる。【選択図】 図10B

Description

本発明は、岸壁に防舷材を設置して構築される岸壁構造体、及び、防舷材の運用方法に関するものである。
図15は、従来の岸壁構造体を示す概略斜視図である。
船舶が接岸する岸壁Gには通常、船舶と岸壁Gとが直接接触して船体及び岸壁が損傷するのを防止するため、岸壁Gの起立面Sに防舷材40が設置される。防舷材の形態は様々あるが、この図に示す防舷材40は、ゴム等の弾性材料から成り、起立面Sから突出する位置で船舶の船体に当接する受衝部41と、受衝部41から起立面Sへ向かって拡がるように延びる一対の支衝部42a、42bと、各支衝部42a、42bの末端部それぞれに設けられ起立面Sに当接する足部43a、43bとを備える。二つの支衝部42a、42b及び足部43a、43bの間には空間部44が形成され、全体として正面視形状が略矩形であり平面視形状が略台形である四角錐台形状である。この防舷材40は、起立面Sに埋設したアンカーボルト50を利用して足部43a、43bが固定され、これにより起立面Sに防舷材40を固定して成る岸壁構造体Jが構築される。
防舷材40は一般に大きさによって、接岸する船舶に対し作用する反力の大きさが異なる。そのため、起立面Sに固定された防舷材40が小型船舶用の比較的小型のものである場合、大型の船舶を安全に接岸させることが難しい。又、反対に、大型船舶用の大型の防舷材が起立面に固定されている場合、小型船舶を接岸させたときに岸壁から船体までの間隔が広くなり過ぎて、人員の乗降や貨物の積み下ろし作業に不具合を生じさせるおそれがある。
そこで、接岸する船舶の大きさに合わせて適切な大きさの防舷材に交換することが考えられるが、防舷材の交換工事は、既設の防舷材を岸壁の起立面に埋設したアンカーボルトから取り外す作業及び防舷材をこのアンカーボルトに固定する作業等、陸側及び水側の両方からの作業が必要であり、大変手間のかかるものであった。
上述の問題を解決するものとして、本出願人らは特許文献1記載の技術を提案した。これは、岸壁の起立面において、固定された防舷材の側方に、この固定された防舷材よりも大型の防舷材を着脱可能に装着させるための防舷材保持具を設け、通常は固定した防舷材のみで小型船舶に対応し、大型の船舶を接岸させる際には大型の防舷材を防舷材保持具に装着して対応する。そして、大型船舶の離岸後は、大型の防舷材を取り外し、元の固定された防舷材で小型船舶の接岸に対応させるようにしたものである。
特開2019−124075号公報
岸壁に船舶が適切に接岸するのを保証するには、防舷材の大きさが適切であると共に、防舷材が必要十分な範囲に設置されていることが必要である。即ち、岸壁と船舶との直接接触を確実に防止するためには、起立面における防舷材の設置範囲が、船舶の船首と船尾との間の船体側面部における接岸時に岸壁又は防舷材と接触し得る部位(以下、「パラレルライン」と言う)の長さと十分に対応している必要がある。しかしながら固定式の防舷材では、防舷材の設置個数及び設置間隔が決まっているため、対応し得るパラレルラインの長さを超える大きさの船舶を安全に接岸させることができない。
前記特許文献1の技術は、大型船舶を接岸させる際に、吸収エネルギー及び反力がより大きな防舷材を一時的に設置するものであるが、船舶のパラレルラインの長さとの対応については考慮していない。又、特許文献1では、大型の防舷材を設置したとき、予め固定された小型の固定防舷材は船体と接触することがなく船舶の接岸時に全く利用されない構成となっている。このため、大型の船舶に対しては、パラレルライン全域を後から設置する大型の防舷材だけで支持しなくてはならないから、大型防舷材の使用個数が多くなり、それだけ設置作業の工数も増えるという問題がある。
本発明は、上記のような従来の課題に対処するため、既存の固定防舷材を有効に利用すると共に、船舶のパラレルラインの長さに応じて防舷材の設置個数を簡単に増減することが可能な岸壁構造体及び防舷材の運用方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、岸壁構造体において、船舶が接岸する岸壁における船舶の側面部に対向する起立面に固定される固定防舷材と、起立面において固定防舷材の側方に設置される防舷材保持具と、防舷材保持具に対し着脱可能に装着される着脱式防舷材とを備え、固定防舷材と着脱式防舷材とは同一又は類似の仕様であるものである。
このように構成すると、防舷材保持具に着脱式防舷材を装着することにより、起立面に配置される防舷材の個数が増える。固定防舷材と着脱式防舷材とを同一又は類似の仕様としたので、船舶が接岸する際、その側面部は固定式防舷材と着脱式防舷材の両方に接触する。その際、固定防舷材と着脱式防舷材との間で、船舶に及ぼす反力に差異が生じない。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、固定防舷材、着脱式防舷材、及び防舷材保持具はそれぞれ複数個を含み、隣接する固定防舷材どうしの間の第1の間隔と、複数個の防舷材保持具に装着した状態の隣接する着脱式防舷材どうしの間の第2の間隔と、隣接する固定式防舷材と着脱式防舷材との間の第3の間隔とがそれぞれ等しくなるように設定されるものである。
このように構成すると、防舷材保持具に着脱式防舷材を装着したとき、複数個の固定防舷材及び複数個の着脱式防舷材が等間隔に配置される。
請求項3記載の発明は、防舷材の運用方法において、船舶が接岸する岸壁における船舶の側面部に対向する起立面に固定される固定防舷材と、起立面において固定防舷材の側方に設置される防舷材保持具と、防舷材保持具に対し着脱可能に装着される固定防舷材と同一又は類似の仕様の着脱式防舷材とを準備する準備工程と、着脱式防舷材を防舷材保持具に装着する防舷材増設工程と、固定防舷材及び着脱式防舷材を接岸する船舶に接触させる接舷工程とを含むものである。
このように構成すると、準備工程で固定防舷材と共に岸壁に準備した防舷材保持具に、防舷材増設工程で着脱式防舷材を装着することにより、防舷材の設置個数を増大させることができる。接舷工程で、接岸する船舶の側面部に固定防舷材及び着脱式防舷材を接触させて、船舶と岸壁とが直接接触するのを防止する。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の構成において、接舷工程の後に、着脱式防舷材を取り外して初期状態に戻す初期化工程を更に含むものである。
このように構成すると、初期化工程で着脱式防舷材を取り外すことにより、岸壁に固定防舷材だけを残した初期状態に戻すことができる。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、着脱式防舷材及び防舷材保持具はそれぞれ複数個を含み、防舷材増設工程は、接岸する船舶の大きさに基づいて決定される個数の着脱式防舷材を防舷材保持具に装着する工程を含むものである。
このように構成すると、船舶の船体の長さに合わせて決定した個数の着脱式防舷材が使用される。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、接岸する船舶が小さいときは固定式防舷材だけを使用し、固定防舷材だけでは対応できない大型の船舶が接岸する際は、着脱式防舷材を装着することで即座に対応可能となる。従って、大型船舶の接岸頻度が低い岸壁では、通常は固定防舷材のみを使用して、摩耗や損傷を受ける防舷材の個数を少なくすることができる。着脱式防舷材は、大型船舶の接岸時にのみ使用するから、摩耗や損傷を受ける回数が少ないので、使用可能期間を長期化することができる。固定防舷材と着脱式防舷材とを同一又は類似の仕様としたので、両者の間で船舶に及ぼす反力に差異が生じないため、船舶の接岸位置に対する選択自由度が大きくなるから、接岸操作を容易化できる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、複数個の固定防舷材及び複数個の着脱式防舷材が等間隔に配置されるので、どの領域に船舶を接岸させても船舶に対する反力がほぼ等しくなる。従って、船舶の接岸位置を自由に選択できるので、接岸操作が容易になる。
請求項3記載の発明は、固定式防舷材だけでは対応できない大型の船舶が接岸する際は、着脱式防舷材を装着することで防舷材の設置数を増大させて即座に対応可能となる。固定防舷材と着脱式防舷材とを同一又は類似の仕様としたので、両者の間で船舶に及ぼす反発力に差異が生じないため、船舶の接岸位置に対する選択自由度が大きくなるから、接岸操作を容易化できる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の効果に加えて、大型船舶の接岸が無いときは初期状態に戻して固定防舷材のみを使用することにより、摩耗や損傷を受ける防舷材の個数を少なくすることができる。着脱式防舷材は、大型船舶の接岸時にのみ使用するから、摩耗や損傷を受ける回数が少ないので、使用可能期間を長期化することができる。
請求項5記載の発明は、請求項3又は請求項4載の発明の効果に加えて、船舶の大きさを考慮して着脱式防舷材の使用個数を適切に決定するから、着脱式防舷材の使用数を過不足なく設定することができる。これにより、不必要な着脱式防舷材の使用を抑えて、摩耗や損傷を受ける頻度を低下させることができる。
本発明の第1の実施の形態による岸壁構造体を示すものであって、一部の着脱式防舷材を防舷材保持具に装着し、一部の着脱式防舷材を分離した状態を示す正面図である。 固定防舷材を示す斜視図である。 着脱式防舷材を示す斜視図である。 着脱式防舷材の正面図である。 (A)は着脱式防舷材の平面図、(B)は着脱式防舷材の側面図である。 防舷材保持具を示すものであって、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は底面図、(D)は側面図である。 着脱式防舷材を防舷材保持具に装着した状態を示すものであって、(A)は正面図、(B)は(A)のX−X線における断面図である。 本発明の第1の実施の形態による岸壁構造体を用いた防舷材の運用方法の一例を示すものであって、(A)は小型船舶に対応させた状態の正面図、(B)は同状態の平面図である。 本発明の第1の実施の形態による岸壁構造体を用いた防舷材の運用方法の一例を示すものであって、(A)は中型船舶に対応させた状態の正面図、(B)は同状態の平面図である。 本発明の第1の実施の形態による岸壁構造体を用いた防舷材の運用方法の一例を示すものであって、大型船舶に対応させた状態の正面図である。 本発明の第1の実施の形態による岸壁構造体を用いた防舷材の運用方法の一例を示すものであって、大型船舶に対応させた状態の平面図である。 本発明の第2の実施の形態による着脱式防舷材を示すものであって、(A)は正面図、(B)は一部を切り欠いた側面図である。 本発明の第3の実施の形態による着脱式防舷材を示すものであって、(A)は正面図、(B)は平面図である。 本発明の第4の実施の形態による着脱式防舷材を防舷材保持具に装着した状態を示すものであって、(A)は正面図、(B)は(A)のY−Y線における断面図である。 本発明の第5の実施の形態による防舷材保持具に着脱式防舷材を装着した状態を示すものであって、(A)は正面図、(B)は(A)のZ−Z線における断面図である。 従来の岸壁構造体を示す概略斜視図である。
[第1の実施の形態]
(岸壁構造体)
図1は本発明の第1の実施の形態による岸壁構造体を示すものであって、一部の着脱式防舷材を防舷材保持具に装着し、一部の着脱式防舷材を分離した状態を示す正面図であり、図2は固定防舷材を示す斜視図であり、図3は着脱式防舷材を示す斜視図であり、図4は着脱式防舷材の正面図であり、図5の(A)は着脱式防舷材の平面図、(B)は着脱式防舷材の側面図であり、図6は防舷材保持具を示すものであって、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は底面図、(D)は側面図であり、図7は着脱式防舷材を防舷材保持具に装着した状態を示すものであって、(A)は正面図、(B)は(A)のX−X線における断面図である。
図1を参照して、この実施の形態の岸壁構造体Kは、船舶が接岸する岸壁Gの起立面Sに固定される複数の固定防舷材10(10a〜10c)と、起立面Sにおいて固定防舷材10の側方に設置される複数の防舷材保持具30(30a〜30f)と、各防舷材保持具30に対し着脱可能に装着される複数の着脱式防舷材20(20a〜20f)とを備える。固定防舷材10及び着脱式防舷材20には、同一又は類似の仕様のものが採用される。又、この実施の形態では、隣接する固定防舷材10a〜10cどうしの間の第1の間隔d1と、防舷材保持具30a〜30fに装着した状態の隣接する着脱式防舷材20a〜20fどうしの間の第2の間隔d2と、隣接する固定式防舷材10a(10c)と着脱式防舷材20a(20c)との間の第3の間隔d3とがそれぞれ等しくなるように設定される。
図2を参照して、岸壁Gの起立面Sに固定される固定防舷材10は、ゴム材等の弾性と適度の剛性とを有し耐腐食性に優れる材料から成り、起立面Sから突出する位置で船舶の船体に当接する受衝部11と、受衝部11から起立面Sへ向かって拡がるように延びる一対の支衝部12a、12bと、各支衝部12a、12bの末端部それぞれに外側方へ張り出すように設けられ起立面Sに当接する足部13a、13bとを備える。この足部13a、13bには適所に凹部15が形成され、その底部に、起立面Sに埋設したアンカーボルト50を挿通させるための開孔が形成されている。二つの支衝部12a、12b及び足部13a、13bの間には鉛直方向に貫通する空間部14が形成される。固定防舷材10は、全体として正面視形状が略矩形であり平面視形状が略台形である四角錐形状である。尚、足部13a、13bの内部には、鉄板等の補強部材を埋設してもよい。この固定防舷材10は、足部13a、13bに形成した開孔にアンカーボルト50を挿通させ、アンカーボルト50の突出部分にナット51を螺合させて締め付けることにより、起立面Sに固定される。
図3〜図5を参照して、着脱式防舷材20の基本形態は、本例では固定防舷材10と同等である。即ち、この着脱式防舷材20は、ゴム材等の弾性と適度の剛性とを有し耐腐食性に優れる材料から成り、起立面Sから突出する位置で船舶の船体に当接する受衝部21と、受衝部21から起立面Sへ向かって拡がるように延びる一対の支衝部22a、22bと、各支衝部22a、22bの末端部それぞれに外側方へ張り出すように設けられた足部23a、23bとを備え、二つの支衝部22a、22b及び足部23a、23bの間に鉛直方向に貫通する空間部24が形成され、全体として正面視形状が略矩形であり平面視形状が略台形である四角錐形状である。これらの点は固定防舷材10と共通である。但し、着脱式防舷材20は起立面Sに固定されないので、足部23a、23bの凹部及びアンカーボルト挿通用の開孔はあってもよいが、省略可能である。又、足部23a、23bの内部に埋設される鉄板等の補強部材についても省略が可能である。
ここで、固定防舷材10及び着脱式防舷材20の仕様が同一又は類似するとは、形態、寸法及び材質が同一又は類似である場合と共に、船舶に接触する際の接触位置、接触面積等の接触状況、及び作用する反力の大きさが同一又は類似である場合を含むものである。
図6を参照して、着脱式防舷材20が着脱可能に装着される防舷材保持具30は、溶融亜鉛メッキ等の防錆処理が施された鉄鋼やステンレス鋼等で製作され、起立面S上に配置される平板形状の基板部31と、基板部31の表面における左右端部近くに固定されたガイド部32a、32bと、ガイド部32a、32bの下端に配置される底板部33とを備える。基板部31は、アンカーボルトを挿通させるための複数の開孔35が形成されている。ガイド部32a、32bは、鉛直方向に伸びる断面L字形の部材であり、基板部31の表面に間隔を置いて鏡像対象となるように固定される。底板部33は、ガイド部32a、32bの下端の開口を閉塞して、装着した着脱式防舷材20の下方への移動を阻止するためのものである。従ってガイド部32a、32bは、上端側が開口し下端側が底板部33で閉塞された保持空間32cを備える。尚、ガイド部32a、32b及び底板部33の外面には、複数の補強リブ34が配設されている。
この防舷材保持具30の上端から底板部33までの高さ寸法Nは、装着対象とする着脱式防舷材20の高さ寸法H(図4参照)に略等しく設定される。又、左右のガイド部32a、32bの間隔L及び基板部31からの前後方向の間隔Mはそれぞれ、着脱式防舷材20における足部23a、23bの左右の幅寸法I及び厚み寸法J(図5参照)よりも若干大きい寸法に設定される。
このように構成された防舷材保持具30は、岸壁の起立面に埋設したアンカーボルトを、基板部31に形成した開孔35に挿通させ、アンカーボルトの突出部分にナットを螺合させて締め付けることにより、起立面に固定される(図1参照)。
図7を参照して、着脱式防舷材20を使用する際には、その足部23a、23bを、ガイド部32a、32bの保持空間23c内へ上方から挿入することにより、着脱式防舷材20を防舷材保持具30に装着することができる。足部23a、23bの下端面が自重で底板部33に当接すると共に、足部23a、23bの前後面及び外側面が基板部31とガイド部32a、32bとで囲まれることにより前後左右方向の移動が制限されるため、着脱式防舷材20は防舷材保持具30に対し容易には離脱しないように保持される。又、着脱式防舷材20の不使用時には、着脱式防舷材20をガイド部32a、32bに沿って上方へ引き上げることにより、防舷材保持具30から取り出すことができる。
着脱式防舷材20を防舷材保持具30に対し着脱する作業は、例えば、クレーンから延ばしたワイヤー等(不図示)を受衝部21に対し上下方向に巻きつけた状態でクレーンを運転して、着脱式防舷材20を吊り上げ又は吊り下げることにより、防舷材保持具30に対し取り付け/取り外しを行うことが可能である。尚、この作業に際し、着脱式防舷材20とガイド部32a、32bとの間の摩擦抵抗を低減させるため、図示しない水や潤滑剤を用いてもよい。本例の着脱式防舷材20は、従来の防舷材のように、交換するに際し足場を組む作業やナットを締め付け/取り外しの作業等が不要なので、着脱作業が非常に容易である。
(運用方法)
図8〜図10Bは、本発明の第1の実施の形態による岸壁構造体を用いた防舷材の運用方法の一例を示すものであって、図8の(A)は小型船舶に対応させた状態の正面図、図8の(B)は同状態の平面図であり、図9の(A)は中型船舶に対応させた状態の正面図、図9の(B)は同状態の平面図であり、図10Aは大型船舶に対応させた状態の正面図であり。図10Bは大型船舶に対応させた状態の平面図である。尚、各図において、船舶は二点鎖線で仮想的に図示してある。
以下、本例の岸壁構造体Kを利用した、パラレルラインの長さが異なる船舶の接岸に対応するための防舷材の運用方法について説明する。図1を参照して、先ず、岸壁Gの起立面Sに固定された固定防舷材10と、起立面Sにおいて固定防舷材10の側方に設置される防舷材保持具30と、防舷材保持具30に対し着脱可能に装着される着脱式防舷材20とを準備する(準備工程)。ここで、固定防舷材10と着脱式防舷材20とは仕様がほぼ同一であるものが採用される。又、本例では、3つの固定防舷材10a〜10cが配置され、その左右両側方にそれぞれ3つずつの防舷材保持具30a〜30fが配置されると共に、各防舷材保持具30に装着される6つの着脱式防舷材20a〜20fが準備される。
前述したように、固定防舷材30a〜30cどうしの間の第1の間隔d1と、防舷材保持具30a〜30fそれぞれに装着した状態の着脱式防舷材20a〜20fどうしの間の第2の間隔d2と、固定式防舷材10a(10c)と着脱式防舷材20a(20d)との間の第3の間隔d3とはほぼ等しく設定される。従って、使用状態において、固定防舷材10a〜10cと着脱式防舷材20a〜20fとは略等間隔にすることができる。又、固定防舷材10と着脱式防舷材20とは仕様が同一なので、起立面Sからの固定防舷材10及び着脱式防舷材20の突出位置が略等しくなる。
図8を参照して、この岸壁構造体Kに、パラレルラインの長さP1が固定防舷材10a〜10cのみで対応可能であるような小型船舶F1を接岸させる場合は、3つの固定防舷材10a〜10cのみに接触させて、小型船舶F1を接岸させることが可能である。従って、防舷材保持具30a〜30fに着脱式防舷材を装着することは不要である。
図9を参照して、パラレルラインの長さP2が、固定防舷材10a〜10cのみでは対応できないような中型船舶F2を接岸させる場合は、パラレルラインの長さP2に合わせて着脱式防舷材20を増設する(防舷材増設工程)。この例では、固定防舷材10a及び10cに隣接する防舷材保持具30a及び30dそれぞれに着脱式防舷材20a及び20dを装着して、合計5つの防舷材を接触させることで中型船舶F2の接岸を可能にしている(接舷工程)。
図10A及び図10Bを参照して、パラレルラインの長さP3が、この岸壁構造体Kが対応可能な上限の長さである大型船舶F3を接岸させる場合は、全ての防舷材保持具30a〜30fに着脱式防舷材20a〜20fを装着し、合計9つの防舷材によって大型船舶F3の接岸を可能としている。
尚、中型又は大型船舶が離岸した後は、着脱式防舷材を防舷材保持具から取り外して、固定防舷材のみの初期状態に戻すことができる(初期化工程)。
このような本例の岸壁構造体Kを利用した防舷材の運用方法によれば、パラレルラインの長さが固定防舷材だけでは対応できないような大きさの船舶が接岸する際は、着脱式防舷材を装着することで防舷材の設置数を増大させて即座に対応可能となる。この時、固定防舷材も有効に利用するから、着脱式防舷材の使用個数を節減でき、着脱作業の負担も軽減できる。
固定防舷材と着脱式防舷材とを同一又は類似の仕様としたので、両者の間で船舶に及ぼす反力に差異が生じない。これにより、例えば図10A、10Bに示すように着脱式防舷材を多数装着した状態の岸壁構造体に対し、図8に示す小型船舶を接岸させる際には、船舶を任意の場所に接岸させることができるので、接岸位置に対する選択自由度が大きくなり、接岸操作が容易になるという利点が得られる。
小型船舶の接岸頻度が高いところでは、大型船舶の接岸が無いときは初期状態に戻して固定防舷材のみを使用することにより、摩耗や損傷を受ける着脱式防舷材の個数を少なくすることができる。即ち、着脱式防舷材は、大型船舶の接岸時にのみ使用されるから、摩耗や損傷を受ける回数が少なくなり、それだけ使用可能期間を長期化することができる。
船舶の大きさ、特にパラレルラインの長さを考慮して、着脱式防舷材の使用個数を適切に決定できるから、着脱式防舷材の使用数を過不足なく設定することができる。これにより、不必要な着脱式防舷材の使用を抑えて、摩耗や損傷を受ける頻度を低下させることができる。
[第2の実施の形態]
図11は本発明の第2の実施の形態による着脱式防舷材を示すものであって、(A)は正面図、(B)は一部を切り欠いた側面図である。
この第2の実施の形態による着脱式防舷材20Aの基本的な形態は、第1の実施の形態による着脱式防舷材20と共通である。本例の着脱式防舷材20Aは、足部23a、23bの裏面に装着される補助板部60を更に含む。この補助板部60は、防錆処理された鉄板やステンレス鋼板等からなる平板状部材で構成され、適所に複数のスタッドボルト62が固定されている。他方、足部23a、23bは、スタッドボルト62の固定位置に合わせて形成された凹部26とその底部に形成された開孔27とを備える。足部23a、23bと補助板部60とは、開孔27に挿通させたスタッドボルト62の突出部分にナット63を螺合して締め付けることにより一体化されている。補助板部60における表面側の上端寄りには、金属棒を折り曲げてコ字状に形成した一対の連結部61が設けられる。
この連結部61は、着脱式防舷材20Aをクレーン等で釣り上げる際に利用される。即ち、着脱式防舷材20Aを防舷材保持具30に対し着脱するにあたり、クレーンのワイヤーの先端に設けたフック等を連結部61に係合させて、着脱式防舷材20Aの吊り上げ及び吊り下げを行うことができる。連結部61に対するフック等の係合作業は容易であるから、着脱式防舷材を防舷材保持具に対し着脱する作業の効率が向上する。又、連結部61を補助板部60の上端近くに配置しておくことにより、潮位が高いときでも着脱式防舷材の装着、取り外し作業を容易に行うことが可能である。
[第3の実施の形態]
図12は本発明の第3の実施の形態による着脱式防舷材を示すものであって、(A)は正面図、(B)は平面図である。
この第3の実施の形態による着脱式防舷材20Bの基本的な形態は、第1の実施の形態による着脱式防舷材20と共通である。本例の着脱式防舷材20Bは、足部に相当する部分が省略され、支衝部22a、22bの裏面に装着される補助板部70を更に含む。この補助板部70は、防錆処理された鉄板やステンレス鋼板等からなる平板状部材で構成され、支衝部22a、22bに対し接着剤等で固定され、支衝部22a、22bよりも外側方へ張り出す部分を有する。従って、防舷材保持具30に装着する際には、補助板部70の左右側端部が、ガイド部の保持空間内へ挿入される構成となっている。
又、補助板部70における表面側の上端寄りには、金属棒を折り曲げてコ字状に形成した一対の連結部71が設けられる。この連結部71が、着脱式防舷材20Bをクレーン等で吊り上げ/吊り下げする際に利用される点は、前記第2の実施の形態と共通である。
この例では、補助板部70が防舷材保持具30に装着され保持されるので、受衝部21及び支衝部22a、22bについては形態を比較的自由に変更できるという利点が得られる。
[第4の実施の形態]
図13は、本発明の第4の実施の形態による着脱式防舷材を防舷材保持具に装着した状態を示すものであって、(A)は正面図、(B)は(A)のY−Y線における断面図である。
本例の着脱式防舷材20Cは、足部23a、23bの上端に、防舷材保持具30のガイド部32a、32bにおける上端開口部36の開口寸法よりも大きい係止部28が設けられる。この係止部28は、着脱式防舷材20Cを防舷材保持具30に装着したときに、ガイド部32a、32bの上端に当接して、着脱式防舷材20Cの下方への移動を阻止するものである。従って、防舷材保持具30から底板部を省略することが可能となり、防舷材保持具30の構造を簡素化して、製造を容易化できる。
尚、本例では、足部23a、23bの内部に鉄板等の補強部材25が埋設されると共に、その上端に一体的に連接された水平補強部材25aが、係止部28の内部に埋設される。これにより、使用時に着脱式防舷材20Cの重量を支持する係止部28の強度を向上させることができる。
[第5の実施の形態]
図14は、本発明の第5の実施の形態による防舷材保持具に着脱式防舷材を装着した状態を示すものであって、(A)は正面図、(B)は(A)のZ−Z線における断面図である。
この実施の形態は、第1の実施の形態において、防舷材保持具30の上端部に着脱自在に取り付けられる蓋部80を追加したものである。この蓋部80は、ボルト90によって、防舷材保持具30における上端の補強リブ34に取り付けられ、防舷材保持具30の上端開口部36を閉塞する。又、蓋部80の下面には楔形状の突出部81が設けられ、蓋部80を防舷材保持具30に取り付けたときに、ガイド部32a、32bと着脱式防舷材20の足部23a、23bとの隙間37に挿入される。
蓋部80で防舷材保持具30の上端開口部36を閉塞して、着脱式防舷材20の上方への移動を阻止することにより、船舶が接触したときに作用する押圧力で着脱式防舷材20が上方へ変位することが抑止されるので、反力の作用位置を一定に保つことができる。又、突出部81がガイド部32a、32b内において足部23a、23bの前後方向の変位を抑制するから、着脱式防舷材20の設置状態の安定性が向上する。
[その他の実施の形態]
固定防舷材、着脱式防舷材及び防舷材保持具の設置数は、明細書及び図面に例示した個数に限定されるものではなく、接岸する船舶の種類に応じ適宜増減することができる。従って、例えば固定防舷材が複数個であって防舷材保持具を単数としたり、反対に固定防舷材が単数であって防舷材保持具を複数個としたりしてもよい。
又、上記の実施の形態において、防舷材保持具は固定防舷材の左右両側に設置したが、固定防舷材の左右いずれか一方側のみに設置してもよい。
更に、防舷材保持具が固定防舷材の左右両側に設置されている場合において、着脱式防舷材を固定防舷材の左右いずれか一方側だけに装着してもよい。
更に、上記の実施の形態では、複数個の固定防舷材及び着脱式防舷材が等間隔となるように設定したが、部分的に間隔を変更してもよい。又、固定防舷材の間隔と着脱式防舷材の間隔とを異ならせてもよい。
更に、防舷材保持具が複数設置されている場合において、例えば1つ置きの防舷材保持具に着脱式防舷材を装着する等、適宜選択した一部の防舷材保持具や隣接しない防舷材保持具に着脱式防舷材を装着してもよい。
更に、着脱式防舷材を固定防舷材から離れた位置に設置して、大型船舶の接岸のみに使用するように構成してもよい。この場合、着脱式防舷材の固定防舷材からの距離は、接岸する船舶のパラレルラインの長さに基づいて設定すればよい。
固定防舷材及び着脱式防舷材の形態については、図示した四角錐台形状のほか、円錐台形状等であってもよい。
更に、上記の各実施の形態にあっては、防舷材保持具の左右のガイド部は鉛直方向に平行に伸びるものであったが、鉛直方向でなく、例えば下方に向かって互いに接近する方向に傾斜するものでもよい。この場合、底板部や係止部を省略しても、着脱式防舷材の下方への移動を阻止することができる。
更に、第2及び第3の実施の形態では、1つの補助板部に対し1つの着脱式防舷材を設ける構成であるが、1つの補助板部に対し、複数の着脱式防舷材を設ける構成としてもよい。
更に、第2及び第3の実施の形態における連結部の形状は、コ字形状のほか、L字形状やI字形状であってもよい。
更に、第5の実施の形態における蓋部は、防舷材保持具の上面全体を覆う構成であるが、着脱式防舷材の上方への移動を阻止するものであれば、防舷材保持具の上面の一部だけを覆う構造であってもよい。
K…岸壁構造体
J…岸壁構造体(従来)
G…岸壁
S…起立面
10…固定防舷材
10a〜10c…固定防舷材
11…受衝部
12a、12b…支衝部
13a、13b…足部
14…空間部
15…凹部
20…着脱式防舷材
20A…着脱式防舷材(第2の実施の形態)
20B…着脱式防舷材(第3の実施の形態)
20C…着脱式防舷材(第4の実施の形態)
20a〜20f…着脱式防舷材
21…受衝部
22a、22b…支衝部
23a、23b…足部
24…空間部
25…補強部材
25a…水平補強部材
26…凹部
27…開孔
28…係止部
30…防舷材保持具
31…基板部
32a、32b…ガイド部
32c…保持空間
33…底板部
34…補強リブ
35…開孔
36…上端開口部
37…隙間
40…防舷材(従来)
41…受衝部
42a、42b…支衝部
43a、43b…足部
44…空間部
50…アンカーボルト
51…ナット
60…補助板部
61…連結部
62…スタッドボルト
63…ナット
70…補助板部
71…連結部
80…蓋部
81…突出部
90…ボルト
F1…小型船舶
F2…中型船舶
F3…大型船舶
P1、P2、P3…パラレルラインの長さ
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (5)

  1. 船舶が接岸する岸壁における前記船舶の側面部に対向する起立面に固定される固定防舷材と、
    前記起立面において前記固定防舷材の側方に設置される防舷材保持具と、
    前記防舷材保持具に対し着脱可能に装着される着脱式防舷材とを備え、
    前記固定防舷材と前記着脱式防舷材とは同一又は類似の仕様である、岸壁構造体。
  2. 前記固定防舷材、前記着脱式防舷材、及び前記防舷材保持具はそれぞれ複数個を含み、
    隣接する前記固定防舷材どうしの間の第1の間隔と、複数個の前記防舷材保持具に装着した状態の隣接する前記着脱式防舷材どうしの間の第2の間隔と、隣接する前記固定式防舷材と前記着脱式防舷材との間の第3の間隔とがそれぞれ等しくなるように設定される、請求項1記載の岸壁構造体。
  3. 船舶が接岸する岸壁における前記船舶の側面部に対向する起立面に固定される固定防舷材と、前記起立面において前記固定防舷材の側方に設置される防舷材保持具と、前記防舷材保持具に対し着脱可能に装着される前記固定防舷材と同一又は類似の仕様の着脱式防舷材とを準備する準備工程と、
    前記着脱式防舷材を前記防舷材保持具に装着する防舷材増設工程と、
    前記固定防舷材及び前記着脱式防舷材を接岸する前記船舶に接触させる接舷工程とを含む、防舷材の運用方法。
  4. 前記接舷工程の後に、前記着脱式防舷材を取り外して初期状態に戻す初期化工程を更に含む、請求項3記載の防舷材の運用方法。
  5. 前記着脱式防舷材及び前記防舷材保持具はそれぞれ複数個を含み、
    前記防舷材増設工程は、接岸する船舶の大きさに基づいて決定される個数の前記着脱式防舷材を前記防舷材保持具に装着する工程を含む、請求項3又は請求項4記載の防舷材の運用方法。
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