JPH076065Y2 - 車両用サスペンシヨンのナックル - Google Patents
車両用サスペンシヨンのナックルInfo
- Publication number
- JPH076065Y2 JPH076065Y2 JP11226689U JP11226689U JPH076065Y2 JP H076065 Y2 JPH076065 Y2 JP H076065Y2 JP 11226689 U JP11226689 U JP 11226689U JP 11226689 U JP11226689 U JP 11226689U JP H076065 Y2 JPH076065 Y2 JP H076065Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- knuckle
- vehicle suspension
- arm portion
- boss portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両用サスペンションのナックルに関する。
(従来の技術) 従来、第8図に示すように、ドライブシャフトをベアリ
ング(いずれも図示省略)を介して支持する環状ボス部
1の外周面にフロントアッパアーム(図示省略)に連結
される第1アーム部2と、ステアリング用タイロッド
(図示省略)に連結される第2アーム部3とを突設した
車両用サスペンションのナックル4が公知である。
ング(いずれも図示省略)を介して支持する環状ボス部
1の外周面にフロントアッパアーム(図示省略)に連結
される第1アーム部2と、ステアリング用タイロッド
(図示省略)に連結される第2アーム部3とを突設した
車両用サスペンションのナックル4が公知である。
(考案が解決しようとする課題) 斯かる従来のナックル4にあっては、第1及び第2アー
ム部2,3が、ボス部1の外周面の法線内に位置している
ため、第1及び第2アーム部2,3に力が加わると、ボス
部1にねじれが生じ、このボス部1内に嵌合されている
ベアリングの耐久性が低下するという問題点があった。
ム部2,3が、ボス部1の外周面の法線内に位置している
ため、第1及び第2アーム部2,3に力が加わると、ボス
部1にねじれが生じ、このボス部1内に嵌合されている
ベアリングの耐久性が低下するという問題点があった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、ボス部にね
じれが生じることなく、ベアリングの耐久性を向上させ
た車両用サスペンションのナックルを提供することを目
的としている。
じれが生じることなく、ベアリングの耐久性を向上させ
た車両用サスペンションのナックルを提供することを目
的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案は、ドライブシャフトを
ベアリングを介して支持する環状ボス部の外周面に、フ
ロントアッパアームに連結される第1アーム部と、ステ
アリング用タイロッドに連結される第2アーム部とを突
設した車両用サスペンションのナックルにおいて、前記
環状ボス部近傍に位置して前記第1アーム部と第2アー
ム部との間にトラスロッドを架設することにより、前記
環状ボス部の変形を防止するようにしたことを特徴とす
るものである。
ベアリングを介して支持する環状ボス部の外周面に、フ
ロントアッパアームに連結される第1アーム部と、ステ
アリング用タイロッドに連結される第2アーム部とを突
設した車両用サスペンションのナックルにおいて、前記
環状ボス部近傍に位置して前記第1アーム部と第2アー
ム部との間にトラスロッドを架設することにより、前記
環状ボス部の変形を防止するようにしたことを特徴とす
るものである。
(作用) 第1アーム部と第2アーム部との間にトラスロッドを架
設したことにより、第1アーム部と第2アーム部とがト
ラスロッドを介してスポークの如くトラス状に組み合っ
た状態となるため、ボス部にねじれが生じない。
設したことにより、第1アーム部と第2アーム部とがト
ラスロッドを介してスポークの如くトラス状に組み合っ
た状態となるため、ボス部にねじれが生じない。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第7図に基づき説
明する。第1図は本考案のナックルを備えた車両用サス
ペンションの一部を破断した側面図、第2図は同平面図
であり、両図中10は車両用サスペンション全体を示し、
11は本考案のナックルである。このナックル11は、第3
図乃至第7図に示すように、環状ボス部12を有し、その
外周面には、上方に向かう第1アーム部13と後方に向か
う第2アーム部14とが突設されている。第1アーム部13
の先端部には、フロントアッパアーム取付部15が、ま
た、第2アーム部14の先端部には、ステアリング用タイ
ロッド取付部16がそれぞれ設けられている。ボス部12の
近傍に位置して第1アーム部13と第2アーム部14との間
には、トラスロッド17が架設されている。ボス部12の外
周面下部には、フロントロアアーム取付部18が設けられ
ている。また、第1アーム部12の基端部近傍及び第2ア
ーム部13とトラスロッド17との連結部近傍にそれぞれ位
置して、ブレーキキャリパ取付部19,20が設けられてい
る。
明する。第1図は本考案のナックルを備えた車両用サス
ペンションの一部を破断した側面図、第2図は同平面図
であり、両図中10は車両用サスペンション全体を示し、
11は本考案のナックルである。このナックル11は、第3
図乃至第7図に示すように、環状ボス部12を有し、その
外周面には、上方に向かう第1アーム部13と後方に向か
う第2アーム部14とが突設されている。第1アーム部13
の先端部には、フロントアッパアーム取付部15が、ま
た、第2アーム部14の先端部には、ステアリング用タイ
ロッド取付部16がそれぞれ設けられている。ボス部12の
近傍に位置して第1アーム部13と第2アーム部14との間
には、トラスロッド17が架設されている。ボス部12の外
周面下部には、フロントロアアーム取付部18が設けられ
ている。また、第1アーム部12の基端部近傍及び第2ア
ーム部13とトラスロッド17との連結部近傍にそれぞれ位
置して、ブレーキキャリパ取付部19,20が設けられてい
る。
しかして、上記構成の本考案のナックル11は、その第1
アーム部12の先端のフロントアッパアーム取付部15に、
フロントアッパアーム21の一端が回動自在に取り付けら
れている。ボス部12の下部のフロントロアアーム取付部
18に、A型アームよりなるフロントロアアーム22の後側
縁22aの一端が回動自在に取り付けられている。フロン
トロアアーム22の後側縁22aの他端は車体23に回動自在
に取り付けられている。フロントロアアーム22の後側縁
22aとフロントアッパアーム21の他端との間にはコイル
ダンパユニット24が介装されている。フロントロアアー
ム22の前端部はフローティングアーム25に取り付けられ
ている。第2アーム部14の先端のステアリング用タイロ
ッド取付部16には、ステアリング用タイロッド26の一端
が回動自在に取り付けられている。ボス部12にはベアリ
ングを介してドライブシャフト(いずれも図示省略)が
回転自在に嵌装支持されている。このドライブシャフト
の端部には、タイヤ27を装着したホイール28が一体回転
自在に固定されている。また、ブレーキキャリパ取付部
19,20にはブレーキキャリパ(図示省略)が取り付けら
れている。
アーム部12の先端のフロントアッパアーム取付部15に、
フロントアッパアーム21の一端が回動自在に取り付けら
れている。ボス部12の下部のフロントロアアーム取付部
18に、A型アームよりなるフロントロアアーム22の後側
縁22aの一端が回動自在に取り付けられている。フロン
トロアアーム22の後側縁22aの他端は車体23に回動自在
に取り付けられている。フロントロアアーム22の後側縁
22aとフロントアッパアーム21の他端との間にはコイル
ダンパユニット24が介装されている。フロントロアアー
ム22の前端部はフローティングアーム25に取り付けられ
ている。第2アーム部14の先端のステアリング用タイロ
ッド取付部16には、ステアリング用タイロッド26の一端
が回動自在に取り付けられている。ボス部12にはベアリ
ングを介してドライブシャフト(いずれも図示省略)が
回転自在に嵌装支持されている。このドライブシャフト
の端部には、タイヤ27を装着したホイール28が一体回転
自在に固定されている。また、ブレーキキャリパ取付部
19,20にはブレーキキャリパ(図示省略)が取り付けら
れている。
(考案の効果) 以上の如く本考案はドライブシャフトをベアリングを介
して支持する環状ボス部の外周面に、フロントアッパア
ームに連結される第1アーム部と、ステアリング用タイ
ロッドに連結される第2アーム部とを突設した車両用サ
スペンションのナックルにおいて、前記環状ボス部近傍
に位置して前記第1アーム部と第2アーム部との間にト
ラスロッドを架設することにより、前記環状ボス部の変
形を防止するようにしたことを特徴とするものである。
して支持する環状ボス部の外周面に、フロントアッパア
ームに連結される第1アーム部と、ステアリング用タイ
ロッドに連結される第2アーム部とを突設した車両用サ
スペンションのナックルにおいて、前記環状ボス部近傍
に位置して前記第1アーム部と第2アーム部との間にト
ラスロッドを架設することにより、前記環状ボス部の変
形を防止するようにしたことを特徴とするものである。
従って、トラスロッドにより、ボス部のねじれが発生せ
ず、ボス部に嵌装されるベアリングの耐久性が向上す
る。
ず、ボス部に嵌装されるベアリングの耐久性が向上す
る。
第1図乃至第7図は本考案の一実施例を示し、第1図は
本考案のナックルを備えた車両用サスペンションの一部
を破断した側面図、第2図は同平面図、第3図は本考案
のナックルの正面図、第4図は同背面図、第5図は同一
部を破断した側面図、第6図は第3図のVI−VI線に沿う
断面図、第7図は第4図のVII−VII線に沿う断面図、第
8図は従来のナックルの斜視図である。 10……車両用サスペンション、11……ナックル、12……
ボス部、13……第1アーム部、14……第2アーム部、21
……フロントアッパアーム、26……ステアリング用タイ
ロッド。
本考案のナックルを備えた車両用サスペンションの一部
を破断した側面図、第2図は同平面図、第3図は本考案
のナックルの正面図、第4図は同背面図、第5図は同一
部を破断した側面図、第6図は第3図のVI−VI線に沿う
断面図、第7図は第4図のVII−VII線に沿う断面図、第
8図は従来のナックルの斜視図である。 10……車両用サスペンション、11……ナックル、12……
ボス部、13……第1アーム部、14……第2アーム部、21
……フロントアッパアーム、26……ステアリング用タイ
ロッド。
Claims (1)
- 【請求項1】ドライブシャフトをベアリングを介して支
持する環状ボス部の外周面に、フロントアッパアームに
連結される第1アーム部と、ステアリング用タイロッド
に連結される第2アーム部とを突設した車両用サスペン
ションのナックルにおいて、前記環状ボス部近傍に位置
して前記第1アーム部と第2アーム部との間にトラスロ
ッドを架設することにより、前記環状ボス部の変形を防
止するようにしたことを特徴とする車両用サスペンショ
ンのナックル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11226689U JPH076065Y2 (ja) | 1989-09-26 | 1989-09-26 | 車両用サスペンシヨンのナックル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11226689U JPH076065Y2 (ja) | 1989-09-26 | 1989-09-26 | 車両用サスペンシヨンのナックル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0350588U JPH0350588U (ja) | 1991-05-16 |
JPH076065Y2 true JPH076065Y2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=31660715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11226689U Expired - Lifetime JPH076065Y2 (ja) | 1989-09-26 | 1989-09-26 | 車両用サスペンシヨンのナックル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH076065Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4133186B2 (ja) * | 2002-10-02 | 2008-08-13 | 株式会社ブリヂストン | 操舵輪用インホイールモータシステム |
JP4864316B2 (ja) * | 2003-11-26 | 2012-02-01 | 株式会社吉野工業所 | 合成樹脂製耐熱ボトル型容器 |
JP4605366B2 (ja) * | 2004-12-28 | 2011-01-05 | 株式会社吉野工業所 | 合成樹脂製ボトル容器 |
JP6392591B2 (ja) * | 2014-09-03 | 2018-09-19 | リョービ株式会社 | アルミ製ステアリングナックル |
-
1989
- 1989-09-26 JP JP11226689U patent/JPH076065Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0350588U (ja) | 1991-05-16 |
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