JPH0759855B2 - プールのオーバーフロー部におけるシート防水工法 - Google Patents
プールのオーバーフロー部におけるシート防水工法Info
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- JPH0759855B2 JPH0759855B2 JP2449691A JP2449691A JPH0759855B2 JP H0759855 B2 JPH0759855 B2 JP H0759855B2 JP 2449691 A JP2449691 A JP 2449691A JP 2449691 A JP2449691 A JP 2449691A JP H0759855 B2 JPH0759855 B2 JP H0759855B2
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Description
波止めとそのプール外側に延びた平坦部とより成るオー
バーフローの新規シート防水工法に関する。
るシート防水工法としては、図3に示す方法が行なわれ
ていた。すなわち、まずオーバーフロー部(20)の平坦部
(22)に防水シート接合片(23)を固定し、同接合片(23)の
内側傾斜部(23a) を波止め(21)の外側下端傾斜部(21a)
に沿わせる。防水シート接合片(23)としては、鋼板にポ
リ塩化ビニルシートを被覆してなる複合シートを用い、
防水シート接合片(23)の固定はカールプラグのような固
定具(24)を用いて行なう。
の防水シート(25)の上端部(25a) を波止め(21)および防
水シート接合片(23)の上に被せ、これを所要位置で防水
シート接合片(23)の内側傾斜部(23a) に熱風ガン(26)で
約50〜100cmのピッチで点付けする(図3a参
照)。
片(23)の内側傾斜部(23a) の全面に熱風ガン(26)で確実
に融着する(図3b参照)。
片(23)の平坦部(23b) の全面に溶剤型接着剤で溶着する
(図3c参照)。溶剤型接着剤としては、テトラヒドロ
フラン単独、ポリ塩化ビニルまたは塩化ビニルと酢酸ビ
ニルの共重合体などの樹脂をテトラヒドロフランに溶解
してなるものなどを用いる。
は、点付け後の防水シート(25)と内側傾斜部(23a) の融
着の際に、図3(b) に示すように、点付けした防水シー
ト(25)を捲り上げて熱風ガン(26)をシート(25)と内側傾
斜部(23a) の隙間に差し込み融着を行うため、融着作業
がはなはだやりにくく、そのため融着が確実性に欠け、
殊に施工後に防水シート(25)が収縮したときに融着不良
が発生することがある。また、内側傾斜部(23a) の上端
部のところで防水シート(25)に段差が生じて見栄えが良
くないという欠点もある。
応力が防水シート(25)に集中しがちであり、また防水シ
ート(25)は衝撃を受けやすく傷付いたり切れたりしがち
である。そのため防水シート(25)を損傷から保護する必
要がある。
作業が容易でかつ溶接が確実であり、外観的にも問題の
なく、また損傷しにくいオーバーフロー部を構成するこ
とができるシート防水工法を提供するにある。
成すべく工夫されたもので、波止め(1) とそのプール外
側の平坦部(2) とより成るオーバーフロー部(10)におい
て、平坦部(2) に防水シート接合片(3) を固定し、同接
合片(3) の内側傾斜部(3a)を波止め(1) の外側下端傾斜
部(1a)に沿わせる工程と、平坦部(4a)と可撓部(4b)とよ
り成るカバー部材(4) をオーバーフロー部(10)に配し
て、平坦部(4a)を防水シート接合片(3) に溶剤型接着剤
で溶着し、可撓部(4b)の基端部を同接合片(3) の内側傾
斜部(3a)および入り隅部(3b)に熱風ガン(6)で融着する
工程と、プールの内面を覆う防水シート(5) の上端部(5
a)を波止め(1) に沿って湾曲させ、同上端部(5a)の上面
にカバー部材(4) の可撓部(4b)の基端寄りを溶剤型接着
剤によって点付けする工程と、防水シート(5) の上端部
にカバー部材(4)の可撓部(4b)を溶剤型接着剤によって
全面溶着する工程とより成る、プールのオーバーフロー
部におけるシート防水工法である。
に、この発明の実施例を示す。
側に延びた平坦部(2) とより成るオーバーフロー部(10)
において、平坦部(2) に防水シート接合片(3) を固定
し、同接合片(3) の内側傾斜部(3a)を波止め(1) の外側
下端傾斜部(1a)に沿わせる。防水シート接合片(3) とし
ては、鋼板にポリ塩化ビニルシートを被覆してなる複合
シートを用い、防水シート接合片(3) の固定はカールプ
ラグのような固定具(7) を用いて行なう。
b)とより成るカバー部材(4) をオーバーフロー部(10)に
配して、平坦部(4a)を防水シート接合片(3) に溶剤型接
着剤で溶着し、波止め被覆部(4b)の基端部を同接合片
(3) の内側傾斜部(3a)に熱風ガン(6) で融着する(図1
a参照)。カバー部材(4) は軟質ポリ塩化ビニル製のも
のであって、図2に示すように、その平坦部(4a)と波止
め被覆部(4b)とが、防水シート接合片(3) の入り隅部(3
b)の角度に合致するように、ほぼ135°の角度で屈折
し、波止め被覆部(4b)の上面には長手方向に多数の滑り
止め用のリブ(8) が5mm間隔で設けられている。この
リブ(8) に遊泳者が手や足を引っ掛けることによって、
オーバーフロー部(10)における滑り止めが可能となる。
ただしリブ(8) は必須なものではない。溶剤型接着剤と
しては、テトラヒドロフラン単独、ポリ塩化ビニルまた
は塩化ビニルと酢酸ビニルの共重合体などの樹脂をテト
ラヒドロフランに溶解してなるものなどを用いる。後者
の溶液型溶剤は大きな粘度を有する。熱風ガン(6) は通
常のものでよい。熱風ガン(6) による防水シート接合片
(3) の融着は、熱風ガン(6) を波止め(1) 側から防水シ
ート接合片(3) の内側傾斜部(3a)および入り隅部(3b)に
向けて行なう。ただし、熱風ガン(6) を波止め(1) の逆
の側すなわち平坦部(2) 側から内側傾斜部(3a)および入
り隅部(3b)に向けて融着を行なうことももちろんでき
る。
(5) の上端部(5a)を波止め(1) に沿って湾曲させ、同上
端部(5a)の上面にカバー部材(4) の波止め被覆部(4b)の
基端寄りを溶剤型接着剤によって点付けする(図1b参
照)。点付けは約50cmのピッチで行なう。溶剤型接
着剤の塗布はハケやスプレー装置などを用いて行われ
る。
バー部材(4) の波止め被覆部(4b)を溶剤型接着剤によっ
て全面溶着する(図1c参照)。溶剤型接着剤としては
上記のものが用いられる。
面略半円形をなすもののはか、横断面略方形をなすもの
であってもよい。
如く構成されているので、点付け後の防水シートを捲り
上げて熱風ガンをシートと内側傾斜部の隙間に差し込み
融着を行うといったやりにくい作業が必要でなく、融着
作業が極めて容易である。そのため融着を確実ならしめ
ることができ、防水シート(5) が収縮したときに融着不
良が発生することがほとんどない。また、防水シート接
合片(3) の内側傾斜部(3a)の上端部のところでカバー部
材(4) に段差が生じることがなく、オーバーフロー部の
見栄えが良い。さらに、波止めは防水シート(5) の上端
部(5a)とカバー部材(4) の波止め被覆部(4b)とで二重に
覆われているので、保護効果が高く、衝撃を受けても傷
付いたり切れたりすることがない。
図である。
る。
(3) …防水シート接合片、(3a)…内側傾斜部、(3b)…入
り隅部、(4) …カバー部材、(4a)…平坦部、(4b)…波止
め被覆部、(5) …防水シート、(6) …熱風ガン、(10)…
オーバーフロー部。
Claims (1)
- 【請求項1】 波止め(1) とそのプール外側の平坦部
(2) とより成るオーバーフロー部(10)において、平坦部
(2) に防水シート接合片(3) を固定し、同接合片(3) の
内側傾斜部(3a)を波止め(1) の外側下端傾斜部(1a)に沿
わせる工程と、平坦部(4a)と可撓部(4b)とより成るカバ
ー部材(4) をオーバーフロー部(10)に配して、平坦部(4
a)を防水シート接合片(3) に溶剤型接着剤で溶着し、可
撓部(4b)の基端部を同接合片(3) の内側傾斜部(3a)およ
び入り隅部(3b)に熱風ガン(6) で融着する工程と、プー
ルの内面を覆う防水シート(5) の上端部(5a)を波止め
(1) に沿って湾曲させ、同上端部(5a)の上面にカバー部
材(4) の可撓部(4b)の基端寄りを溶剤型接着剤によって
点付けする工程と、防水シート(5) の上端部にカバー部
材(4) の可撓部(4b)を溶剤型接着剤によって全面溶着す
る工程とより成る、プールのオーバーフロー部における
シート防水工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2449691A JPH0759855B2 (ja) | 1991-02-19 | 1991-02-19 | プールのオーバーフロー部におけるシート防水工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2449691A JPH0759855B2 (ja) | 1991-02-19 | 1991-02-19 | プールのオーバーフロー部におけるシート防水工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04265370A JPH04265370A (ja) | 1992-09-21 |
JPH0759855B2 true JPH0759855B2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=12139788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2449691A Expired - Lifetime JPH0759855B2 (ja) | 1991-02-19 | 1991-02-19 | プールのオーバーフロー部におけるシート防水工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0759855B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2827555B2 (ja) * | 1991-04-08 | 1998-11-25 | 松下電器産業株式会社 | Omrカード付き宅配便用荷物伝票 |
-
1991
- 1991-02-19 JP JP2449691A patent/JPH0759855B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04265370A (ja) | 1992-09-21 |
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