JPH0759548B2 - p−スルホフエニルカ−ボネ−ト、該化合物を含む洗浄剤組成物及び洗浄剤添加物 - Google Patents
p−スルホフエニルカ−ボネ−ト、該化合物を含む洗浄剤組成物及び洗浄剤添加物Info
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- JPH0759548B2 JPH0759548B2 JP61151877A JP15187786A JPH0759548B2 JP H0759548 B2 JPH0759548 B2 JP H0759548B2 JP 61151877 A JP61151877 A JP 61151877A JP 15187786 A JP15187786 A JP 15187786A JP H0759548 B2 JPH0759548 B2 JP H0759548B2
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C309/00—Sulfonic acids; Halides, esters, or anhydrides thereof
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/39—Organic or inorganic per-compounds
- C11D3/3902—Organic or inorganic per-compounds combined with specific additives
- C11D3/3905—Bleach activators or bleach catalysts
- C11D3/3907—Organic compounds
- C11D3/3915—Sulfur-containing compounds
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- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、下記の一般式(1)で示される化合物に関す
る。
る。
式中Rは有機の基を、M+はカチオンを、そしてmは自然
数を表わす。本発明は、また、該化合物が漂白活性剤と
して用いられた洗浄剤組成物及び洗浄剤添加物に関す
る。
数を表わす。本発明は、また、該化合物が漂白活性剤と
して用いられた洗浄剤組成物及び洗浄剤添加物に関す
る。
上記タイプの化合物及び類似の組成物は、米国特許第3,
272,750号明細書に開示されている。そこでは、現代の
洗濯機で通常用いられる60℃ないしはそれ以下の温度で
織編物の汚れを落す際に十分な漂白効果を得るために、
過炭酸塩や過ホウ酸塩のような公知の漂白剤と併用する
漂白活性剤としてmの値が1の上記化合物を使用するこ
とが述べられている。60℃ないしはそれ以下のような温
度では、公知の漂白剤は活性剤を使用しなければ全くな
いし不十分にしか効果を発揮しない。
272,750号明細書に開示されている。そこでは、現代の
洗濯機で通常用いられる60℃ないしはそれ以下の温度で
織編物の汚れを落す際に十分な漂白効果を得るために、
過炭酸塩や過ホウ酸塩のような公知の漂白剤と併用する
漂白活性剤としてmの値が1の上記化合物を使用するこ
とが述べられている。60℃ないしはそれ以下のような温
度では、公知の漂白剤は活性剤を使用しなければ全くな
いし不十分にしか効果を発揮しない。
上記特許明細書には、一般式R1O・CO・OR2の漂白活性剤
が開示され、式中R1は電子吸引基、R2は置換又は非置換
アルキル基、アリール基又は脂環式基を表わす。電子吸
引基としては、p−スルホフェニル基及びp−カルボキ
シフェニル基が開示されている。該特許明細書には、p
−スルホフェニルカーボネートとして特に、R2がメチ
ル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、フェニル又は
ベンジル基であり、対イオンとしてナトリウムイオンを
用いた化合物が挙げられている。しかしながら、これら
公知化合物は、商業的に用いられたことが全くない。
が開示され、式中R1は電子吸引基、R2は置換又は非置換
アルキル基、アリール基又は脂環式基を表わす。電子吸
引基としては、p−スルホフェニル基及びp−カルボキ
シフェニル基が開示されている。該特許明細書には、p
−スルホフェニルカーボネートとして特に、R2がメチ
ル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、フェニル又は
ベンジル基であり、対イオンとしてナトリウムイオンを
用いた化合物が挙げられている。しかしながら、これら
公知化合物は、商業的に用いられたことが全くない。
本発明の目的は、上述の特許明細書により知られたp−
スルホフェニルカーボネートと比べ同等ないしはより効
果的なp−スルホフェニルカーボネート類の新規化合物
を提供するにある。なお、それらの漂白活性化作用は、
商業ベースで現在最も広く用いられている漂白活性剤で
あるテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)よりも非
常に優れている。
スルホフェニルカーボネートと比べ同等ないしはより効
果的なp−スルホフェニルカーボネート類の新規化合物
を提供するにある。なお、それらの漂白活性化作用は、
商業ベースで現在最も広く用いられている漂白活性剤で
あるテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)よりも非
常に優れている。
本発明の化合物は、mが2を越えない値であり、m=1
の場合にRは次の一般式 R′O−CH2−CH2 n 〔式中R′は炭素数1〜8のアルキル基を表わし、nは
2〜3である〕に対応し、m=2の場合にRは炭素数2
〜14のアルキレン基を表わすか、又は次の一般式 〔式中pは0〜10の値をである〕に対応することを特徴
とするものである。
の場合にRは次の一般式 R′O−CH2−CH2 n 〔式中R′は炭素数1〜8のアルキル基を表わし、nは
2〜3である〕に対応し、m=2の場合にRは炭素数2
〜14のアルキレン基を表わすか、又は次の一般式 〔式中pは0〜10の値をである〕に対応することを特徴
とするものである。
先の未公開ヨーロッパ特許出願第166,571号は、一般式
〔RX〕mALで示される非常に多数の漂白活性剤を記載す
る。式中 mは1又は2であり、 XはOで表わすことができ、 Aは を表わすことができ(zは0〜2の整数である)、 Lはp−オキシベンゼンスルホネートを表わすことがで
き、 Rは1つ或いはそれ以上のEO単位をもつエトキシル化C1
〜C20のヒドロカビル基、特に約3個より多い、とりわ
け5〜15個のEO単位をもつC10〜C18のアルキル基を表わ
すことができる。
〔RX〕mALで示される非常に多数の漂白活性剤を記載す
る。式中 mは1又は2であり、 XはOで表わすことができ、 Aは を表わすことができ(zは0〜2の整数である)、 Lはp−オキシベンゼンスルホネートを表わすことがで
き、 Rは1つ或いはそれ以上のEO単位をもつエトキシル化C1
〜C20のヒドロカビル基、特に約3個より多い、とりわ
け5〜15個のEO単位をもつC10〜C18のアルキル基を表わ
すことができる。
しかし上記特許出願には、本発明の何れの化合物を開示
されていない。
されていない。
本発明の化合物は、モノ−p−スルホフェニルカーボネ
ート(m=1)及びビス−p−スルホフェニルジカーボ
ネート(m=2)に大別することができる(一般式
(1)参照)。
ート(m=1)及びビス−p−スルホフェニルジカーボ
ネート(m=2)に大別することができる(一般式
(1)参照)。
モノ−p−スルホフェニルカーボネートの場合、一般式
中のRは次式に相当する。
中のRは次式に相当する。
R′O−CH2−CH2 n 式中R′は炭素数1〜8のアルキル基、nは2〜3であ
る。アルキル基は、直鎖状或いは分岐状であることがで
きる。それらの例として、メチル、エチル、n−ブチ
ル、2−エチルヘキシル及びn−オクチルを挙げること
ができる。
る。アルキル基は、直鎖状或いは分岐状であることがで
きる。それらの例として、メチル、エチル、n−ブチ
ル、2−エチルヘキシル及びn−オクチルを挙げること
ができる。
ビス−p−スルホフェニルジカーボネートの場合、一般
式中のRは、炭素数2〜14のアルキレン基、又は次の一
般式の基である。
式中のRは、炭素数2〜14のアルキレン基、又は次の一
般式の基である。
式中pは0〜10の範囲内の値を持つ。アルキレン基は、
直鎖状或いは分岐していることができる。それらの例と
しては、エチレン、プロピレン、トリメチレン、テトラ
メチレン、ヘキサメチレン、オクタメチレン及びデカメ
チレンが挙げられる。
直鎖状或いは分岐していることができる。それらの例と
しては、エチレン、プロピレン、トリメチレン、テトラ
メチレン、ヘキサメチレン、オクタメチレン及びデカメ
チレンが挙げられる。
好適なカチオンM+の例としては、アルカリ金属イオンと
アンモニウムイオンがあげられる。特に好ましくはM+は
ナトリウムイオン又はカリウムイオンである 本発明の化合物のうち、ビス−p−スルホフェニルジカ
ーボネートがより好ましい。
アンモニウムイオンがあげられる。特に好ましくはM+は
ナトリウムイオン又はカリウムイオンである 本発明の化合物のうち、ビス−p−スルホフェニルジカ
ーボネートがより好ましい。
本発明の化合物は、アルコール又はジオールをホスゲン
によってクロル蟻酸塩又はビス−クロル蟻酸塩に転化
し、続いてたとえば水酸化ナトリウムの存在下で4−ヒ
ドロキシベンゼンスルホン酸と反応させて目的とするp
−スルホフェニルカーボネートを得るといった公知の方
法で製造することができる。
によってクロル蟻酸塩又はビス−クロル蟻酸塩に転化
し、続いてたとえば水酸化ナトリウムの存在下で4−ヒ
ドロキシベンゼンスルホン酸と反応させて目的とするp
−スルホフェニルカーボネートを得るといった公知の方
法で製造することができる。
本発明のモノ−p−スルホフェニルカーボネートの製造
に用いられうるアルコールの例としては、ジエチレング
リコールモノメチルエーテル、エトキシル化(2EO)n
−ブタノール、エトキシル化(3EO)n−ブタノール、
エトキシル化(3EO)2−エチルヘキサノール及びエト
キシル化(3EO)n−オクタノールを挙げることができ
る。本発明のビス−p−スルホフェニルジカーボネート
の製造に用いられうるジオールの例としては、1,2−エ
タンジオール(グリコール)、1,2−プロパンジオール
(プロピレングリコール)、1,3−プロパンジオール、
1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,10−デ
カンジオール、1,12−ドデカンジオール、ジエチレング
リコール、トリエチレングリコール、テトラエチレング
リコール及び分子量200,300及び400のポリエチレングリ
コールを挙げることができる。
に用いられうるアルコールの例としては、ジエチレング
リコールモノメチルエーテル、エトキシル化(2EO)n
−ブタノール、エトキシル化(3EO)n−ブタノール、
エトキシル化(3EO)2−エチルヘキサノール及びエト
キシル化(3EO)n−オクタノールを挙げることができ
る。本発明のビス−p−スルホフェニルジカーボネート
の製造に用いられうるジオールの例としては、1,2−エ
タンジオール(グリコール)、1,2−プロパンジオール
(プロピレングリコール)、1,3−プロパンジオール、
1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,10−デ
カンジオール、1,12−ドデカンジオール、ジエチレング
リコール、トリエチレングリコール、テトラエチレング
リコール及び分子量200,300及び400のポリエチレングリ
コールを挙げることができる。
上述の如く、本発明の化合物は効果的な漂白活性剤であ
る。それ故該化合物は、漂白活性剤の他に、アルカリ性
下で過酸化水素を発生する漂白剤及び界面活性剤を含む
固体の洗浄剤組成物に有利に含められる。本発明化合物
の混合物も該目的に使用することができる。
る。それ故該化合物は、漂白活性剤の他に、アルカリ性
下で過酸化水素を発生する漂白剤及び界面活性剤を含む
固体の洗浄剤組成物に有利に含められる。本発明化合物
の混合物も該目的に使用することができる。
本発明の洗浄剤組成物における漂白活性剤の量は、漂白
剤中に潜在する過酸化水素の活性剤に対するモル比が1:
1〜20:1の範囲にあるように選定されるのが好ましい。
剤中に潜在する過酸化水素の活性剤に対するモル比が1:
1〜20:1の範囲にあるように選定されるのが好ましい。
好適な一般に用いられる漂白剤の例として、アルカリ金
属過炭酸塩、過ホウ酸塩、過ケイ酸塩及び過ピロリン酸
塩がある。
属過炭酸塩、過ホウ酸塩、過ケイ酸塩及び過ピロリン酸
塩がある。
本発明組成物に用い得る好適な界面活性剤としては、一
般にこのような目的に使用されるアニオン性、非イオン
性及び両性界面活性剤が挙げられる。それらの例として
は、合成及び天然脂肪酸の石ケン、アルキルベンゼンス
ルホネート、脂肪酸スルホネート、脂肪アルコールの硫
酸塩、アルコキシル化脂肪アルコールの硫酸塩、脂肪ア
ルコールのエチレンオキサイド付加物、エチレンオキサ
イド/プロピレンオキサイド共重合体及びカルボキシル
基、スルフェート基又はスルホネート基を含むベタイン
が挙げられる。
般にこのような目的に使用されるアニオン性、非イオン
性及び両性界面活性剤が挙げられる。それらの例として
は、合成及び天然脂肪酸の石ケン、アルキルベンゼンス
ルホネート、脂肪酸スルホネート、脂肪アルコールの硫
酸塩、アルコキシル化脂肪アルコールの硫酸塩、脂肪ア
ルコールのエチレンオキサイド付加物、エチレンオキサ
イド/プロピレンオキサイド共重合体及びカルボキシル
基、スルフェート基又はスルホネート基を含むベタイン
が挙げられる。
漂白剤、漂白活性剤及び界面活性剤に加えて、本発明組
成物は、金属イオン封鎖剤、フィラー、ビルダー、酵
素、蛍光光学増輝又は増白剤、汚染沈着防止剤及び発泡
抑制剤の如き、通常固体洗浄剤組成物に用いられる添加
物を含有することができる。
成物は、金属イオン封鎖剤、フィラー、ビルダー、酵
素、蛍光光学増輝又は増白剤、汚染沈着防止剤及び発泡
抑制剤の如き、通常固体洗浄剤組成物に用いられる添加
物を含有することができる。
本発明の洗浄剤組成物は、実用上粉末ないしは粒状であ
ることができ、構成物質の水性スラリーや機械的混合物
の結晶化或いはスプレードライのような公知の方法によ
って製造することができる。本発明の漂白活性剤は、そ
のままで或いはキャリヤー物質と共に用いることができ
る。好適なキャリヤー物質の例としては、塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム及び硫酸ナトリウムがある。被覆され
た粒子もまた考慮される(後述参照)。
ることができ、構成物質の水性スラリーや機械的混合物
の結晶化或いはスプレードライのような公知の方法によ
って製造することができる。本発明の漂白活性剤は、そ
のままで或いはキャリヤー物質と共に用いることができ
る。好適なキャリヤー物質の例としては、塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム及び硫酸ナトリウムがある。被覆され
た粒子もまた考慮される(後述参照)。
本発明の漂白活性剤は、漂白活性剤とキャリヤー物質を
含む洗浄剤添加物の形で、少なくとも界面活性剤と過酸
化水素を発生する漂白剤とを含む水性洗浄液に別途に添
加することもできる。この目的には、漂白活性剤は塩化
ナトリウム、塩化カリウム又は硫酸ナトリウムのような
固体キャリヤーに担持せしめた粉末状で用いるか、又は
溶液や分散液として用いるのが好ましい。漂白活性剤
は、被覆された粒子の形で用いてもよい。好適な被覆材
の例としては、(エトキシル化)脂肪酸及びポリエチレ
ンオキサイドがある。あるいは、ヨーロッパ特許第A1−
120591号明細書に記載のアシル基を含む漂白活性剤の場
合のように、漂白活性剤を小袋に含ませたり、可とう性
基材と結み合わせたりする方法も選択できる。かかる洗
浄剤添加物は、本発明の漂白活性剤及び他の活性洗浄剤
の混合物を含むことができる。後者の洗浄剤の選定に当
っては、本発明の活性剤との両立性を考慮しなければな
らないのは当然である。この点が、本添加物を溶液又は
分散液状で用いる場合特に重要な点である。
含む洗浄剤添加物の形で、少なくとも界面活性剤と過酸
化水素を発生する漂白剤とを含む水性洗浄液に別途に添
加することもできる。この目的には、漂白活性剤は塩化
ナトリウム、塩化カリウム又は硫酸ナトリウムのような
固体キャリヤーに担持せしめた粉末状で用いるか、又は
溶液や分散液として用いるのが好ましい。漂白活性剤
は、被覆された粒子の形で用いてもよい。好適な被覆材
の例としては、(エトキシル化)脂肪酸及びポリエチレ
ンオキサイドがある。あるいは、ヨーロッパ特許第A1−
120591号明細書に記載のアシル基を含む漂白活性剤の場
合のように、漂白活性剤を小袋に含ませたり、可とう性
基材と結み合わせたりする方法も選択できる。かかる洗
浄剤添加物は、本発明の漂白活性剤及び他の活性洗浄剤
の混合物を含むことができる。後者の洗浄剤の選定に当
っては、本発明の活性剤との両立性を考慮しなければな
らないのは当然である。この点が、本添加物を溶液又は
分散液状で用いる場合特に重要な点である。
以下実施例により本発明を説明する。実施例中「%」
は、「重量%」を意味する。
は、「重量%」を意味する。
実施例 1 本実施例では、本発明化合物の製造に用いる一般的方法
について述べる。下記の表には、7種の化合物について
の反応条件と反応結果を示す。
について述べる。下記の表には、7種の化合物について
の反応条件と反応結果を示す。
100gの水にナトリウム4−ヒドロキシ−ベンゼンスルホ
ネート2水和物0.1モルと水酸化ナトリウム0.1モルを含
む攪拌溶液に0.11モルのクロル蟻酸塩(化合物1及び2
の場合)、或いは0.055モルのビスクロル蟻酸塩(化合
物3〜7の場合)を30℃を越えない温度で5〜10分をか
けて滴下した。20〜30℃の温度で透明な反応混合物が得
られるまで攪拌を続けた。次に真空下(1.5ミリバー
ル、30℃)で濃縮して揮発分(水を含む)を取り除い
た。最後に、得られた固形塊をその重量が一定になるま
で35℃で乾燥した。
ネート2水和物0.1モルと水酸化ナトリウム0.1モルを含
む攪拌溶液に0.11モルのクロル蟻酸塩(化合物1及び2
の場合)、或いは0.055モルのビスクロル蟻酸塩(化合
物3〜7の場合)を30℃を越えない温度で5〜10分をか
けて滴下した。20〜30℃の温度で透明な反応混合物が得
られるまで攪拌を続けた。次に真空下(1.5ミリバー
ル、30℃)で濃縮して揮発分(水を含む)を取り除い
た。最後に、得られた固形塊をその重量が一定になるま
で35℃で乾燥した。
得られたものは総て白色粉末で、それらの構造は、IR及
びNMR分析によって確かめられた。比較化合物としてp
−トルエンスルホン酸を用いた場合の活性化合物の内容
測定にもNMR分析を用いた。収率は、ナトリウム4−ヒ
ドロキシベンゼンスルホネートの量を基に算出した。
びNMR分析によって確かめられた。比較化合物としてp
−トルエンスルホン酸を用いた場合の活性化合物の内容
測定にもNMR分析を用いた。収率は、ナトリウム4−ヒ
ドロキシベンゼンスルホネートの量を基に算出した。
実施例 2 実施例1の化合物1〜7について、漂白活性作用を次の
ようにテストした。
ようにテストした。
テスト布として5×5cmのイミジアルグルン片〔Imidial
Grn piece/西独クレフェルド・ランドリー研究所
製〕を用い、1当り5.16gの標準的洗浄剤、0.69gの過
ホウ酸ナトリウム及び2.5又は1.25ミリモルの漂白活性
剤(下記参照)を含む150mlの水(5゜GH)溶液により4
0℃と60℃で30分間処理した。標準的洗浄剤は、以下の
組成を持った。
Grn piece/西独クレフェルド・ランドリー研究所
製〕を用い、1当り5.16gの標準的洗浄剤、0.69gの過
ホウ酸ナトリウム及び2.5又は1.25ミリモルの漂白活性
剤(下記参照)を含む150mlの水(5゜GH)溶液により4
0℃と60℃で30分間処理した。標準的洗浄剤は、以下の
組成を持った。
8 % ナトリウム直鎖アルキル(平均C11.5)ベンゼ
ンスルホネート; 2.9% エトキシル化(14EO)タルクアルコール; 3.5% ナトリウム石ケン(13〜26%C12〜16;74〜78
%C18〜22); 43.7% ナトリウムトリホスフェート; 7.5% ケイ酸ナトリウム(SiO2:Na2O=3.3:1); 1.9% ケイ酸マグネシウム; 1.2% カルボキシメチルセルロース; 0.3% ナトリウムエチレンジアミンテトラアセテー
ト; 0.3% 綿用光学増白剤(スチルベン型); 21 % 硫酸ナトリウム; 9.7% 水 次に布片を水道水ですすぎ風乾した。夫々の布片に残っ
た着色剤の量を布片に直角に当てた三刺激値の青色光線
の全方向への反射光を光線に対し45゜の角度で反射計を
用いて測定することにより調べた。その値は、洗浄液に
漂白活性剤を含まない以外は、同様の条件で洗浄した布
片の測定値と比較し、その差異をΔR値として表わし
た。この値が大きければ大きいほど漂白作用は良く、従
ってこれは活性剤の有効性を表わす。
ンスルホネート; 2.9% エトキシル化(14EO)タルクアルコール; 3.5% ナトリウム石ケン(13〜26%C12〜16;74〜78
%C18〜22); 43.7% ナトリウムトリホスフェート; 7.5% ケイ酸ナトリウム(SiO2:Na2O=3.3:1); 1.9% ケイ酸マグネシウム; 1.2% カルボキシメチルセルロース; 0.3% ナトリウムエチレンジアミンテトラアセテー
ト; 0.3% 綿用光学増白剤(スチルベン型); 21 % 硫酸ナトリウム; 9.7% 水 次に布片を水道水ですすぎ風乾した。夫々の布片に残っ
た着色剤の量を布片に直角に当てた三刺激値の青色光線
の全方向への反射光を光線に対し45゜の角度で反射計を
用いて測定することにより調べた。その値は、洗浄液に
漂白活性剤を含まない以外は、同様の条件で洗浄した布
片の測定値と比較し、その差異をΔR値として表わし
た。この値が大きければ大きいほど漂白作用は良く、従
ってこれは活性剤の有効性を表わす。
使用した漂白活性剤の量は、化合物1及び2では2.5ミ
リモル/、そして化合物3〜7では1.25ミリモル/
である。ΔR値を次表に示す。
リモル/、そして化合物3〜7では1.25ミリモル/
である。ΔR値を次表に示す。
米国特許第3,272,750号明細書に記載の漂白活性剤であ
るナトリウムp−スルホフェニルエチルカーボネート及
びナトリウムp−スルホフェニルn−ブチルカーボネー
トを2.5ミリモル/の割合で用いて行った比較実験で
は、ΔR値は40℃で0.5〜6.9の範囲であり、60℃で1.5
〜7.9の範囲であった。テトラアセチルエチレンジアミ
ン(TAED)を1.25ミリモル/の割合で用いて行った他
の比較実験では、ΔR値は、40℃で0,60℃で1.5であっ
た。
るナトリウムp−スルホフェニルエチルカーボネート及
びナトリウムp−スルホフェニルn−ブチルカーボネー
トを2.5ミリモル/の割合で用いて行った比較実験で
は、ΔR値は40℃で0.5〜6.9の範囲であり、60℃で1.5
〜7.9の範囲であった。テトラアセチルエチレンジアミ
ン(TAED)を1.25ミリモル/の割合で用いて行った他
の比較実験では、ΔR値は、40℃で0,60℃で1.5であっ
た。
本実施例によれば、本発明の漂白活性剤は、公知のp−
スルホフェニルアルキルカーボネートとほぼ同等ないし
はより効果的であり、TAEDより明らかに優れていること
が理解できる。
スルホフェニルアルキルカーボネートとほぼ同等ないし
はより効果的であり、TAEDより明らかに優れていること
が理解できる。
フロントページの続き (72)発明者 ヨハネス ウイリブロルダス アントニオ オベルカンプ オランダ国,8102 ジェイエム ラール テ,リーステルベスストラート 33
Claims (4)
- 【請求項1】下記一般式 〔式中Rは有機の基を、M+はカチオンを、そしてmは自
然数を表わす〕により示される化合物において、mは2
を越えない値を持ち、m=1の場合にRは次の一般式 R′O−CH2−CH2 n 〔式中R′は炭素数1〜8のアルキル基を表わし、nは
2〜3である〕に対応し、m=2の場合にRは炭素数2
〜14のアルキレン基を表わすか、または次の一般式 〔式中pは0〜10の範囲内の値を持つ〕に対応すること
を特徴とする化合物。 - 【請求項2】漂白活性剤とキャリヤー物質を含む洗浄剤
添加物において、漂白活性剤が下記一般式 〔式中Rは有機の基を、M+はカチオンを、そしてmは自
然数を表わす〕により示される化合物であって、mは2
を越えない値を持ち、m=1の場合にRは次の一般式 R′O−CH2−CH2 n 〔式中R′は炭素数1〜8のアルキル基を表わし、nは
2〜3である〕に対応し、m=2の場合にRは炭素数2
〜14のアルキレン基を表わすか、または次の一般式 〔式中pは0〜10の範囲内の値を持つ〕に対応するとこ
ろの化合物であることを特徴とする洗浄剤添加物。 - 【請求項3】キャリヤー物質が塩化ナトリウム、硫酸ナ
トリウムまたはこれらの混合物である特許請求の範囲第
2項記載の洗浄剤添加物。 - 【請求項4】界面活性剤、漂白活性剤、及びアルカリ条
件下で過酸化水素を発生する漂白剤を含む固体状洗浄剤
組成物において、漂白活性剤が下記一般式 〔式中Rは有機の基を、M+はカチオンを、そしてmは自
然数を表わす〕により示される化合物であって、mは2
を越えない値を持ち、m=1の場合にRは次の一般式 R′O−CH2−CH2 n 〔式中R′は炭素数1〜8のアルキル基を表わし、nは
2〜3である〕に対応し、m=2の場合にRは炭素数2
〜14のアルキレン基を表わすか、または次の一般式 〔式中pは0〜10の範囲内の値を持つ〕に対応するとこ
ろの化合物であることを特徴とする固体状洗浄剤組成
物。
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