JPH0759050A - 映像信号再生装置 - Google Patents

映像信号再生装置

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Publication number
JPH0759050A
JPH0759050A JP5161974A JP16197493A JPH0759050A JP H0759050 A JPH0759050 A JP H0759050A JP 5161974 A JP5161974 A JP 5161974A JP 16197493 A JP16197493 A JP 16197493A JP H0759050 A JPH0759050 A JP H0759050A
Authority
JP
Japan
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field
video signal
signal
circuit
video
Prior art date
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Pending
Application number
JP5161974A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Nagase
芳伸 長瀬
Yutaka Aoki
豊 青木
Tomoyoshi Takeya
智良 竹谷
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録媒体に記録された映像信号のうち所望フ
ィールドとは異なるフィールドの映像信号の再生出力を
防止する。 【構成】 記録媒体から読み出した映像信号から所定コ
ードを抽出し、その抽出所定コードに応じて読出映像信
号のフィールドを判別し、連続する所定数フィールドに
おいて奇数及び偶数フィールドを交互に判別したときの
次のフィールドから読出映像信号の奇数及び偶数フィー
ルドのうちの所望フィールドだけを画像メモリに選択的
に書き込み、書き込んだ映像信号を画像メモリから奇数
及び偶数フィールドの映像信号として読み出す。 【効果】 読み出された映像信号中のドロップアウトや
ディスク上の傷により垂直同期信号が映像信号から取り
出されなかったり、サーチ動作直後の不安定な読出し状
態があっても、記録媒体に記録された映像信号のうち所
望フィールドの映像信号のみを確実に再生することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオディスク等の記
録媒体から読み出された信号から映像信号を再生する映
像信号再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号においては2つのフィールド、
すなわち奇数フィールド及び偶数フィールドの走査で1
画面が構成される。通常、ビデオディスク等の記録媒体
には映像信号がフィールド単位で順番に記録され、1画
面を構成する奇数フィールド及び偶数フィールドは互い
に補間する関係にある。例えば、NTSC方式の映像信
号においては、フィールド間の補間によって1画面当た
り525本の走査線とした解像度が得られる。ところ
で、例えば、映画や美術図鑑的な鑑賞用映像以外の内容
の映像に対しては必ずしも高解像度を要求されない場合
もあり、例えば、カラオケ映像のような映像に対しては
ディスク1枚当たりの記録効率を優先して、奇数フィー
ルド及び偶数フィールドでは全く異なる関連のない映像
を記録する場合がある。この場合には読み出した映像信
号から所望フィールドの映像信号を選択し、これを画像
メモリに書き込んで2度連続して読み出して1フレーム
分の映像信号を得ると共に所望フィールド以外のフィー
ルドの映像信号を無視することにより、選択された所望
の1フィールド分の映像情報で1画面を構成するいわゆ
るフィールド再生を行なう必要がある。
【0003】フィールド再生においては、記録媒体から
読み出している映像信号のフィールドが奇数フィールド
及び偶数フィールドのうちのいずれのフィールドである
か判別することが行なわれる。例えば、ビデオディスク
に記録された映像信号の所定のライン(水平走査線)に
はフィリップスコードと呼ばれる所定コードが挿入され
ている。よって、このフィリップスコードを取り出すこ
とによりフィリップスコードの内容から読出し中の映像
信号のフィールドが判別されていた。取り出したフィリ
ップスコードからフィールドが一度判別されると、その
後は映像信号中の垂直同期信号をカウンタで計数し、そ
の計数値から読出し中のフィールドを表わす情報を得て
所望のフィールドの映像信号を選択的に再生することが
行なわれていた。すなわち、フィリップスコードから判
別されたフィールドが奇数フィールドならば、カウンタ
の計数値が奇数のときには偶数フィールドの映像信号の
読出し中とし、カウンタの計数値が偶数のときには奇数
フィールドの映像信号の読出し中として所望のフィール
ドの映像信号のみを選択的に再生していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、読み出
された映像信号中のドロップアウトやディスク上の傷に
より垂直同期信号が映像信号から取り出されずカウンタ
の計数が1回進まないことが生ずると、カウンタの計数
値は読出し中のフィールドとは異なるフィールドを表わ
す情報となってしまう。それ以降は再びカウンタの計数
が1回進まないことが生じない限り、所望フィールドと
は異なるフィールドの映像信号が再生出力されることに
なる。また、サーチ動作直後の不安定な読出し状態にあ
るときにフィールド判別が行なわれると、誤判別される
場合があり、この場合も所望フィールドとは異なるフィ
ールドの映像信号が再生出力されることになる。
【0005】カラオケ映像のように単に演奏曲に関連し
た映像の場合には所望フィールドとは異なるフィールド
の映像が表示されても大きな影響は生じないが、例え
ば、教育用の映像やゲーム映像においては使用者の操作
に応じてサーチ動作によりその後の映像展開が変化する
ものがあり、所望のフィールドとは異なるフィールドの
映像が表示されると試験問題の回答やゲームのポイント
が使用者に容易に分ってしまい、ソフト自体が有する価
値が半減したり、使用者にとっても意味のないものにな
ってしまう。
【0006】そこで、本発明の目的は、読み出された映
像信号中のドロップアウトやディスク上の傷により垂直
同期信号が映像信号から取り出されなかったり、サーチ
動作直後の不安定な読出し状態があっても、記録媒体に
記録された映像信号のうち所望フィールドとは異なるフ
ィールドの映像信号の再生出力を防止することができる
再生装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の映像信号再生装
置は、映像信号のフィールドが奇数及び偶数フィールド
のいずれであるかを示す所定コードが付加された映像信
号が記録された記録媒体から映像信号を読み出す読出手
段と、その読出手段による読出映像信号から所定コード
を抽出する抽出手段と、抽出手段による抽出所定コード
に応じて読出映像信号のフィールドを判別する判別手段
と、少なくとも1フィールド分の映像信号を記憶する容
量を有する画像メモリと、判別手段の判別結果に基づい
て読出映像信号の奇数及び偶数フィールドのうちの所望
フィールドだけを画像メモリに選択的に書き込みかつ書
き込んだ映像信号を画像メモリから奇数及び偶数フィー
ルドの映像信号として読み出すメモリ制御手段と、連続
する所定数フィールドにおいて奇数及び偶数フィールド
が交互に判別手段によって判別された正常状態を検出す
る検出手段と、その検出手段より正常状態が検出される
までメモリ制御手段による書き込み動作を禁止させる禁
止手段とを含むことを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明の映像信号再生装置においては、記録媒
体から読み出した映像信号から所定コードを抽出し、そ
の抽出所定コードに応じて読出映像信号のフィールドを
判別し、連続する所定数フィールドにおいて奇数及び偶
数フィールドを交互に判別したときの次のフィールドか
ら読出映像信号の奇数及び偶数フィールドのうちの所望
フィールドだけを画像メモリに選択的に書き込み、書き
込んだ映像信号を画像メモリから奇数及び偶数フィール
ドの1フレーム分の映像信号として読み出すことが行な
われる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳
細に説明する。図1に示す本発明によるビデオディスク
プレーヤにおいて、ビデオディスク1に記録された信号
はピックアップ2によって読み取られる。ピックアップ
2から出力された読取RF信号はHPF(ハイパスフィ
ルタ)3において映像信号帯域成分のみとなってFM検
波回路4に供給される。FM検波回路4において復調さ
れた映像信号はCCD(Charge Coupled Device )5に
供給される。CCD5は復調された映像信号の時間軸エ
ラーを打ち消すように位相制御を行なう。CCD5の出
力映像信号はA/D変換器6においてディジタルビデオ
データ化された後、メモリコントローラ7に供給され
る。メモリコントローラ7は画像メモリ8に対するデー
タの書き込み及び読み出しを制御する。画像メモリ8は
FIFO(First In First Out)からなり、少なくとも
1V(垂直走査期間)の映像信号を記憶する容量を有し
ている。画像メモリ8から読み出されたビデオデータは
メモリコントローラ7からD/A変換器9に供給され
る。D/A変換器9は読み出されたデータをアナログ映
像信号に変換する。
【0010】D/A変換器9の出力には混合器10が接
続されている。混合器10は、D/A変換器9からのア
ナログ映像信号に第1複合同期信号CS1を加えるため
のものである。その第1複合同期信号CS1は同期信号
発生回路11において発生される。混合器10の出力に
は遅延回路12が接続されている。この遅延回路12は
遅延線121及び切換スイッチ122を有している。遅
延線121は混合器10から出力された映像信号を約1
40nsec遅延させる。スイッチ122は後述のバースト
不連続検出回路19の検出結果に応じて混合器10及び
遅延線121のいずれか一方の出力信号を選択的に中継
する。スイッチ122の中継出力が遅延回路12の出力
である。
【0011】CCD5の出力には同期分離回路14が接
続されている。同期分離回路14は復調された映像信号
から水平同期信号DHS及び垂直同期信号DVSを分離
抽出する。分離抽出された水平同期信号DHS及び垂直
同期信号DVSはメモリコントローラ7及びフィールド
判別回路41に供給されると共にその水平同期信号DH
SはPLL回路15にも供給される。PLL回路15は
位相比較回路151、LPF(ローパスフィルタ)15
2及びVCO(電圧制御発振器)153からなる。位相
比較回路151は1/N分周器16(Nは例えば、91
0)から出力される基準水平同期信号RHSと分離水平
同期信号DHSとの位相を比較し、その比較結果をLP
F152に供給する。LPF152の出力電圧がVCO
153の制御電圧となる他、スピンドルサーボ回路17
に時間軸エラー信号として供給される。スピンドルサー
ボ回路17は時間軸エラー信号を打ち消すようにスピン
ドルモータ32の回転を制御する。
【0012】同期信号発生回路11は図示しないカウン
タを備え、基準クロック発生回路18から出力される基
準クロック信号RCLをそのカウンタにより計数して例
えば、NTSC方式の映像信号フォーマットに準拠した
第1水平、第1垂直及び第1複合同期信号HS1,VS
1,CS1を各々発生する。第1水平及び第1垂直同期
信号HS1,VS1はメモリコントローラ7に供給さ
れ、第1複合同期信号CS1は混合器10に供給され
る。
【0013】基準クロック発生回路18から出力される
基準クロック信号RCLの周波数は例えば4fSCであ
り、そのクロック信号RCLがA/D変換器6、メモリ
コントローラ7、D/A変換器9、1/N分周器16及
びバースト不連続検出回路19に供給される。A/D変
換器6、メモリコントローラ7及びD/A変換器9はこ
の基準クロック信号RCLをタイミング信号として動作
する。
【0014】バースト不連続検出回路19においては、
図3に示すように、信号入力段には基準クロック発生回
路18からの基準クロック信号RCLを1/4分周する
分周器191及び混合器10の出力信号を2値化する2
値化回路192が設けられている。分周器191による
分周出力及び2値化出力が排他的論理和回路193に供
給される。排他的論理和回路193の出力にはサンプル
回路194が接続されている。サンプル回路194は基
準クロック信号RCLに応じて排他的論理和回路193
の出力信号を保持し、5サンプル分を保持出力する。サ
ンプル回路194の出力には多数決回路195が接続さ
れている。多数決回路195はサンプル回路194の5
つの保持出力のうちの3つ以上が高レベルのとき高レベ
ル出力となり、それ以外の状態では低レベル出力とな
る。多数決回路195の出力には更にサンプル回路19
6が接続されている。サンプル回路196は第1水平同
期信号に応じて多数決回路195の出力信号を保持し、
5サンプル分を保持出力する。サンプル回路196の出
力には多数決回路197が接続されている。多数決回路
197は多数決回路195と同様の動作を行ない、サン
プル回路196の5つの保持出力のうちの3つ以上が高
レベルのとき高レベル出力となり、それ以外の状態では
低レベル出力となる。多数決回路197の出力信号がバ
ースト不連続検出回路19の検出信号となる。
【0015】ピックアップ2から出力された読取RF信
号はLPF(ローパスフィルタ)23にも供給される。
LPF23は読取RF信号中のCDフォーマット信号帯
域成分のみをEFM復調回路31に供給する。EFM復
調回路31から出力されるディジタルデータはエラー訂
正回路32を介してCPU33に供給される。ディスク
1の演奏時にはCPU33からの指令に応じてトラッキ
ング、フォーカス及びスライダ等のサーボ回路34が動
作する。
【0016】CCD5の出力には更にフィリップスコー
ド復調回路40が接続されている。フィリップスコード
復調回路40は復調された映像信号の所定ラインからフ
ィリップスコードを抽出してフィールド判別回路41に
出力すると共にCPU33にフィリップスコード抽出時
を示す抽出タイミング信号を供給する。CPU33はフ
ィリップスコードの抽出タイミング信号をピックアップ
2の情報読取点の情報として受けて、例えば、サーチ動
作等の特殊動作時の移動情報の算出等に用いる。フィー
ルド判別回路41は垂直同期信号によってリセットされ
る図示しないカウンタにより水平同期信号を計数し、そ
のカウンタの計数値が所定値(17,18)にある場合
においてフィリップスコード復調回路40より抽出され
たフィリップスコードの内容から読み出し中の映像信号
のフィールドを判別し、その結果をフィールド判別デー
タとしてCPU33及びバッファ回路42に供給する。
フィールド判別データは奇数フィールドならば“1”を
示す高レベルとなり、偶数フィールドならば“0”を示
す低レベルとなる。また、フィールド判別回路41は抽
出されたフィリップスコードの内容からフィールド判別
をできない場合にはフィールド判別不能信号を別途出力
する。フィールド判別不能信号はCPU33に供給され
るようになっている。
【0017】バッファ回路42は図2に示すようにアド
レス1〜6が付された6ビット分のシフトレジスタから
なる。なお、バッファ回路42の保持位置はCPU33
によってアドレスで指定され、指定されたアドレス位置
にフィールド判別データが保持される。バッファ回路4
2の6ビットの各保持出力はCPU33に供給される。
CPU33はこの保持データ及びそのときのフィールド
判別データに応じてメモリコントローラ7の制御指令を
発生する。
【0018】本発明の映像信号再生装置を適用したディ
スクプレーヤにおいて用いられるビデオディスク1にお
いては、奇数フィールドの映像信号が示す映像と偶数フ
ィールドの映像信号が示す映像とには相関はない。また
ビデオディスク1に記録された映像信号にはビデオディ
スクであることを示すフィリップスコード(所定コー
ド)が各フィールドの所定位置、例えば、水平帰線期間
に挿入されている。CAVディスクの場合にはフィリッ
プスコードはディスク上のプログラムエリア(リードイ
ンエリア及びリードアウトエリア以外の領域)における
奇数フィールドの17H(水平ライン),18Hにピク
チャーナンバ(PICTURE-No.)が記録され、偶数フィー
ルドの280H,281Hにチャプターナンバ(CHAPTE
R-No.)が記録されている。なお、17H及び280H
の各ラインの位置は垂直同期信号の発生時から上記のカ
ウントの計数値が同一値となる位置であり、また18H
及び281Hの各ラインの位置もカウントの計数値が同
一値となる位置である。フィリップスコードは24ビッ
トからなり、BCDコードで6文字分を示しており、プ
ログラムエリアのピクチャーナンバは“FX123
45”の如く表される。ここで、F(2進数で“1
111”)は固定値であり、X1〜X5はピクチャーナン
バ自身であり00001〜79999を表わす。チャプ
ターナンバは“8 X12 D D D”の如く表され
る。ここで、8及びD(2進数で“1000”及び“1
101”)は固定値であり、X 1,X2はチャプターナン
バ自身であり01〜69を表わす。このため垂直同期信
号からの所定位置(計数値で17及び18)で与えられ
るフィリップスコードは奇数フィールドならばピクチャ
ーナンバであり、偶数フィールドならばチャプターナン
バである。よって、このピクチャーナンバ及びチャプタ
ーナンバを識別することにより奇数及び偶数フィールド
のうちいずれのフィールドの映像信号であるかを判別す
ることができる。
【0019】CLVディスクの場合には奇数フィールド
の17H,18Hにタイムナンバ(TIME-No.)が記録さ
れ、偶数フィールドの280HにCLVコード、281
Hにチャプターナンバが記録されている。CLVコード
は“8 7 F F F F”の如く全て固定値で表され
る。タイムナンバは“F X1 D D X45”の如く表
される。ここで、X1,X4,X5はタイムナンバ自身で
あり0(時)00(分)〜9(時)59(分)を表わ
す。よって、CLVディスクでもタイムナンバ、CLV
コード及びチャプターナンバを識別することにより奇数
及び偶数フィールドのうちいずれのフィールドの映像信
号であるかを判別することができる。本発明において
は、これらピクチャーナンバ、タイムナンバ、CLVコ
ード及びチャプターナンバ等のコードを映像信号のフィ
ールドが奇数及び偶数フィールドのいずれであるかを示
す判別データとして用いている。
【0020】次に、かかる構成の本発明によるディスク
プレーヤの動作について図4及び図5のCPU33の動
作フローを参照しつつ説明する。CPU33は操作部
(図示せず)の操作により演奏指令が発生した後、奇数
フィールド又は偶数フィールドのみの映像信号を再生す
るフィールド再生指令が発生したか否かを判別する(ス
テップS1)。例えば、ディスク1のプログラムエリア
内で最初に読み取るべき所定のトラック(例えば、第1
トラック)に制御データとして、奇数フィールド及び偶
数フィールドのうちの一方のフィールドの映像信号を選
択的に再生するビデオディスクであることを示すディス
ク識別信号を記録しておき、演奏指令発生後、リードイ
ンエリアに、ディスク固有の時間情報等がサブコードQ
として記録されているTOC(Table Of Co
ntents)情報を読み込んだ後、直ちにその所定の
トラックの記録信号をピックアップ2によってRF信号
として読み取ってディスク識別信号の有無を判別するこ
とにより行なうことができる。また、一方のフィールド
の映像信号を選択的に再生する専用の装置であれば、デ
ィスク演奏指令が発生したならば、自動的にフィールド
再生指令が発生する構成でも良い。
【0021】CPU33はフィールド再生指令が発生し
た場合には変数Nを6とし(ステップS2)、フィリッ
プスコードの抽出タイミング信号が供給されたか否かを
判別する(ステップS3)。ピックアップ2から出力さ
れた読取RF信号はHPF3において映像信号帯域成分
に分離されてFM検波回路4に供給される。FM検波回
路4にて復調された映像信号はCCD5においてPLL
回路15の発振信号に応じてジッタ成分を除去された
後、A/D変換器6、同期分離回路14及びフィリップ
スコード復調回路40に供給される。ピックアップ2の
情報読取点がディスク1上のフィリップスコード記録位
置に来るとCPU33はフィリップスコードの抽出タイ
ミング信号をフィリップスコード復調回路から受ける。
CPU33は抽出タイミング信号が供給されたならばフ
ィールド判別回路41からフィールド判別不能信号が供
給されたか否かを判別する(ステップS4)。フィール
ド判別不能信号が供給されていない場合にはフィールド
判別回路41からのフィールド判別データを変数Nで指
定されるバッファ回路42のアドレス位置に書き込む
(ステップS5)。フィールド判別データの書込み後、
変数Nから1を差し引きその算出結果値を新たな変数N
とし(ステップS6)、その変数Nが0に達したか否か
を判別する(ステップS7)。N≠0ならば、ステップ
S3の処理に戻る。ステップS3〜S7を繰り返すこと
により、フィールド判別回路41から連続して供給され
た6つのフィールド判別データがバッファ回路42にア
ドレス6の保持位置から順に保持される。
【0022】ステップS4においてフィールド判別回路
41からフィールド判別不能信号が供給されたと判別し
た場合には、バッファ回路42の全ての保持内容をクリ
ア状態とする(ステップS8)。その後、ステップS2
の処理に戻る。ステップS7においてN=0ならば、6
つのフィールド判別データがバッファ回路42に保持さ
れたので、バッファ回路42のアドレス1の保持データ
が“1”であるか否かを判別する(ステップS9)。ア
ドレス1の保持データが“0”ならば、バッファ回路4
2のアドレス6〜1の保持データが“101010”で
あるか否かを判別する(ステップS10)。一方、アド
レス1の保持データが“1”ならば、バッファ回路42
のアドレス6〜1の保持データが“010101”であ
るか否かを判別する(ステップS11)。
【0023】ステップS10において保持データが“1
01010”ではないと判別した場合、又はステップS
11において保持データが“010101”ではないと
判別した場合には奇数フィールドと偶数フィールドとが
交互に検出できず正確なフィールド判別ではなかったの
で、再度のフィールド検出のためステップS8に進む。
【0024】ステップS10において保持データが“1
01010”であると判別した場合には、正常状態であ
るので次の予測フィールドデータAを奇数フィールドを
示す“1”に等しくし(ステップS12)、ステップS
11において保持データが“010101”であると判
別した場合には、これも正常状態であるので次の予測フ
ィールドデータAを偶数フィールドを示す“0”に等し
くする(ステップS13)。
【0025】ステップS12又はS13の実行後、バッ
ファ回路42の保持データをアドレス6側に1ビットだ
けシフトさせる(ステップS14)。次いで、フィリッ
プスコードの抽出タイミング信号が供給されたか否かを
判別し(ステップS15)、抽出タイミング信号が供給
されたならばフィールド判別回路41からフィールド判
別不能信号が供給されたか否かを判別する(ステップS
16)。フィールド判別不能信号が供給されていない場
合には変数Nを1に等しくし(ステップS17)、フィ
ールド判別回路41からのフィールド判別データをBと
して受け入れ(ステップS18)、そのフィールド判別
データBを変数Nで指定されるバッファ回路42のアド
レス位置に書き込む(ステップS19)。
【0026】CPU33はステップS19の実行後、デ
ータA,Bが等しいか否かを判別する(ステップS2
0)。A=Bならば、データAが所望フィールドを示す
か否かを判別する(ステップS21)。データAが所望
フィールドを示すならば、メモリコントローラ7に対し
て書込許可信号を発生し(ステップS22)、データA
が所望フィールドを示さないならば、メモリコントロー
ラ7に対して書込許可信号の発生を停止する(ステップ
S23)。例えば、映像信号の奇数フィールドが所望フ
ィールドならば、A=B=1のときに書込許可信号を発
生し、A=B=0のときに書込許可信号の発生を停止す
るのである。
【0027】ステップS20においてA≠Bならば、再
度のフィールド検出のためステップS8に進む。また、
ステップS16においてフィールド判別不能信号が供給
されたと判別した場合もステップS8に進む。ステップ
S22又はS23の実行後、フィールド再生中止指令が
発生したか否かを判別し(ステップS24)、フィール
ド再生中止指令が発生したならば本ルーチンの処理を終
了し、フィールド再生中止指令が発生していないなら
ば、ステップS9の処理に戻る。
【0028】A/D変換器6から出力されたディジタル
映像信号である映像データはメモリコントローラ7に供
給される。メモリコントローラ7は書込許可信号を受け
ているとき、すなわち所望フィールドの映像信号がA/
D変換器6から供給されているときには、同期分離回路
14において分離された水平同期信号DHS及び垂直同
期信号DVS及び基準クロック発生回路18からの基準
クロック信号RCLに応じて画像メモリ8の書込みアド
レスを順次指定し、その書込みアドレスの記憶位置に映
像データを書き込む。これにより、例えば、1H(水平
走査期間)当り910画素分の映像データが書き込まれ
る。一方、書込許可信号を受けていないとき、すなわち
所望フィールドとは異なるフィールドの映像信号がA/
D変換器6から供給されているときには映像データの書
込みを停止する。よって、CPU33がフィールド再生
中止指令が発生するまで画像メモリ8には所望フィール
ドの映像信号のみが書き込まれる。
【0029】また、画像メモリ8においては第1水平同
期信号HS1及び第1垂直同期信号VS1及び基準クロ
ック発生回路18からの基準クロック信号RCLに応じ
て読出アドレスがメモリコントローラ7によって順次指
定されかつそのアドレスから1画素分の映像データが読
み出される。読み出された映像データは奇数及び偶数フ
ィールドにおいて同一のデータであり、D/A変換器9
にてアナログ映像信号に変換される。アナログ映像信号
は混合器10において同期信号発生回路11からのNT
SC方式の映像信号フォーマットに準拠した第1複合同
期信号CS1と混合され、ディスク演奏により得られた
演奏複合映像信号となる。この複合映像信号は遅延回路
12を介してCRTディスプレイ装置(図示せず)に出
力される。
【0030】例えば、奇数フィールドの映像信号がフィ
ールドA1,A2,A3,……、偶数フィールドの映像信
号がフィールドB1,B2,B3,……であり、ビデオデ
ィスク1にA1,B1,A2,B2,A3,B3,……の順に
記録されているとする。このディスク1において、所望
フィールドが奇数フィールドでA1からの再生ならば、
奇数フィールドA4の読取でメモリコントローラ7に対
して書込許可信号が発生した場合には画像メモリ8には
映像信号A4,A5,A6,……が順に書き込まれ、画像
メモリ8からはA4,A4,A5,A5,A6,A6,……の
如く読み出される。映像信号B1,B2,B3,……の画
像メモリ8に対する書き込み及び読み出しは行なわれな
い。なお、画像メモリ8の書込みを6フィールド分遅延
させれば、画像メモリ8には映像信号A1,A2,A3
……が順に書き込まれ、画像メモリ8からはA1,A1
2,A2,A3,A3,……の如く読み出される。
【0031】バースト不連続検出回路19においては、
混合器10から出力された映像信号が2値化回路192
を介することにより、方形波信号となる。一方、基準ク
ロック発生回路18からの周波数が4fSCの基準クロッ
ク信号RCLが分周器191により1/4分周されるの
で周波数fSCの方形波信号となる。この双方の方形波信
号の排他的論理和が排他的論理和回路193においてと
られる。よって、排他的論理和回路193の出力信号は
双方の方形波信号レベルが等しいときにのみ高レベルと
なる。サンプル回路194は基準クロック信号RCLに
同期して排他的論理和回路193の出力信号を保持し、
5サンプル分を保持出力する。この5サンプル分の保持
出力のうちの3つ以上が高レベルのときは多数決回路1
95は高レベル出力となる。5つの保持出力のうちの3
つ以上が低レベルのときには多数決回路195は低レベ
ル出力となる。多数決回路195の出力信号はサンプル
回路196に第1水平同期信号HS1に応じて5サンプ
ル分保持される。サンプル回路196の5サンプル分の
保持出力のうちの3つ以上が高レベルのときは、混合器
10から出力された映像信号のカラーバースト信号の位
相の連続性が保たれているとして、多数決回路197は
高レベル出力となる。5つの保持出力のうちの3つ以上
が低レベルのときにはカラーバースト信号の位相の連続
性が保たれていないとして、多数決回路197は低レベ
ル出力となる。この多数決回路197の出力信号がバー
スト不連続検出回路19の検出信号として遅延回路12
に供給される。
【0032】遅延回路12においては、検出信号が高レ
ベルのときにはスイッチ122が非遅延側aに切り換わ
りスルー状態となり、検出信号が低レベルのときにはス
イッチ122が遅延側bに切り換わり約140nsecの遅
延状態となる。これにより、カラーバースト信号の位相
の連続性が保たれているときには遅延回路12はスルー
状態であるので、混合器10から出力される演奏複合映
像信号はそのまま出力される。
【0033】例えば、奇数フィールドのみが画像メモリ
8から読み出される場合にはカラーバースト信号の位相
の連続性が保たれていないので、遅延回路12は1フィ
ールド毎に約140nsecの遅延状態となり、混合器10
から出力される演奏複合映像信号は約140nsecだけ遅
延されて出力される。なお、上記した実施例において
は、フィールド判別用の所定コードとしてフィリップス
コードを用いた例を示したが、これに限らず、他のコー
ドであっても良い。また同期分離回路14によって分離
された垂直同期信号DVSのタイミングや垂直同期信号
DHSの等価パルスのパルス幅の違いを検出してフィー
ルド判別を行なう構成でも良い。
【0034】また、上記した実施例においては、バッフ
ァ回路42に6フィールド分のフィールド判別データを
保持した後に、映像信号の規則性に基づくフィールド判
別パターンを確認しているが、上記したフィールド判別
データを保持する過程(図4のステップS2〜S7)に
おいて、フィールド判別パターンを確認する構成として
も同様の効果が期待できる。この時、映像信号の規則性
から少なくとも2フィールド分の判別パターンが与えら
れれば良い。
【0035】また、上記した実施例においては、連続す
る所定数フィールドの好ましい例として6フィールドと
しているが、これは例えばCLVディスクの場合、外周
では1トラック当たり6フィールドからなり、サーチ後
の読出し状態が安定するまでに経験的にディスクがほぼ
1回転する程度の時間を要するために採用したものであ
り、これに限定されることはない。
【0036】更に、上記した実施例においては、CAV
型のビデオディスク及びCLV型のビデオディスクのい
ずれの再生装置だけでなく、ビデオテープ等の他の記録
媒体を用いる再生装置にも本発明を同様に適用すること
ができる。
【0037】
【発明の効果】以上の如く、本発明の映像信号再生装置
においては、記録媒体から読み出した映像信号の連続す
る所定数フィールドにおいて奇数及び偶数フィールドが
交互に判別されなければ読み出した映像信号を画像メモ
リに書き込まないので、読み出された映像信号中のドロ
ップアウトやディスク上の傷により垂直同期信号が映像
信号から取り出されなかったり、サーチ動作直後の不安
定な読出し状態があっても、記録媒体に記録された映像
信号のうち所望フィールドの映像信号のみを確実に再生
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】バッファ回路の構成を示す図である。
【図3】図1のプレーヤ中のバースト不連続検出回路の
構成を示すブロック図である。
【図4】図1のプレーヤ中のCPUの動作を示すフロー
図である。
【図5】図4のCPUの動作の続き部分を示すフロー図
である。
【主要部分の符号の説明】
1 ビデオディスク 2 ピックアップ 4,24,25 FM検波回路 5 CCD 7 メモリコントローラ 8 画像メモリ 15 PLL回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号のフィールドが奇数及び偶数フ
    ィールドのいずれであるかを示す所定コードが付加され
    た映像信号が記録された記録媒体から前記映像信号を読
    み出す読出手段と、 前記読出手段による読出映像信号から前記所定コードを
    抽出する抽出手段と、 前記抽出手段による抽出所定コードに応じて前記読出映
    像信号のフィールドを判別する判別手段と、 少なくとも1フィールド分の映像信号を記憶する容量を
    有する画像メモリと、 前記判別手段の判別結果に基づいて前記読出映像信号の
    奇数及び偶数フィールドのうちの所望フィールドだけを
    前記画像メモリに選択的に書き込みかつ書き込んだ映像
    信号を前記画像メモリから奇数及び偶数フィールドの映
    像信号として読み出すメモリ制御手段と、 連続する所定数フィールドにおいて奇数及び偶数フィー
    ルドが交互に前記判別手段によって判別された正常状態
    を検出する検出手段と、 前記検出手段より前記正常状態が検出されるまで前記メ
    モリ制御手段による書き込み動作を禁止させる禁止手段
    とを含むことを特徴とする映像信号再生装置。
  2. 【請求項2】 前記所定数フィールドは6フィールド以
    上であることを特徴とする請求項1記載の映像信号再生
    装置。
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