JP3368973B2 - 信号再生装置 - Google Patents

信号再生装置

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JP3368973B2
JP3368973B2 JP05943994A JP5943994A JP3368973B2 JP 3368973 B2 JP3368973 B2 JP 3368973B2 JP 05943994 A JP05943994 A JP 05943994A JP 5943994 A JP5943994 A JP 5943994A JP 3368973 B2 JP3368973 B2 JP 3368973B2
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博幸 橋本
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、例えばコンパクトデ
ィスク(以下、「CD」という)の再生に適用して好適
な信号再生装置に関する。 【0002】 【従来の技術】CDのフォーマットでは、従来周知のよ
うに各フレームに1シンボル(8ビット)のサブコード
が付加されている。そして、8ビットの各々はチャネル
P,Q,R,S,T,U,V,Wと呼ばれている。この
サブコードは98フレームで1ブロックを作っている
が、最初の2フレーム分はサブコード同期となるため、
実質的に96フレーム(サブコードフレーム)で1ブロ
ックを構成している。ここで、フレーム周波数が7.3
5kHzであることから、サブコードのフレーム周波数
は、 7.35×103/98=75Hz となる。 【0003】従来、サブコードのチャネルPにトラック
の開始情報を記録すると共に、チャネルQに時間情報や
トラック番号およびトラック番号に対するINDEX等
を記録した一般的なCDソフト(以下「CD−DA」ソ
フトという)や、さらにチャネルR〜W(6ビット)に
テキストデータやグラフィックスデータを記録したいわ
ゆるCD−Gソフトが知られている。 【0004】96フレームから読み出されたチャネルQ
の信号は、図12Aに示すように4つのフィールドを構
成する。図12AにおいてCONTROLフィールド
(4ビット)はディスク上の各トラックの情報内容を示
すものである。ADDRESSフィールド(4ビット)
はDATA−Qフィールドの内容が何を示しているかを
表わすものであり、DATA−Qフィールド(72ビッ
ト)に時間情報やトラック番号およびトラック番号に対
するINDEX等が記録されている。なお、CRCフィ
ールド(16ビット)には誤り検出用のパリティが記録
されている。 【0005】DATA−Qフィールドは、プログラム領
域では図12Bに示すようにトラック番号(8ビッ
ト),トラック番号に対するINDEX(8ビット),
トラックの演奏時間等を示す時間情報(24ビット),
「00」データ(8ビット),ディスクの絶対時間等を
示す時間情報(24ビット)で構成されている。 【0006】また、チャネルR〜W(6ビット)のデー
タは1シンボルとされて、図13に示すように24シン
ボル集めてパックが構成されると共に、さらに4パック
集めてパケットが構成される。すなわち、1サブコード
フレーム(96シンボル)で1パケットが構成されてい
る。 【0007】各パックのシンボル0は「MODE」およ
び「ITEM」であり、そのパックがどのようなモード
で記録されているかを表わしている。現在“ZERO”
モード、“LINE GRAPHICS”モード、“T
V GRAPHICS”モード、および“USER”モ
ードの4種類のモードが規定されている。シンボル1は
「INSTRUCTION」であり、シンボル4〜19
までのデータフィールドの性格を表わしている。 【0008】シンボル2,3は、パックの特性を決める
上述したシンボル0,1の2シンボルに対して付加され
るパリティQ0,Q1である。また、シンボル20〜23
は、シンボル0〜19までの20シンボルに対して付加
されるパリティP0〜P3である。 【0009】上述した“TV GRAPHICS”モー
ドは、チャネルR〜Wに記録されたテキストデータやグ
ラフィックスデータによる画像をテレビ画面上に表示さ
せるためのモードである。このモードでは、フォントを
1つの基本単位として考えている。フォントは、図15
Bに示すように横(COLUMN)方向に6ピクセル、
縦(ROW)方向に12ピクセルで構成されている。こ
こで、1ピクセルは表示可能な最小画素を示している。 【0010】このモードでテレビ画面に表示可能なフォ
ント数は横方向に50フォント、縦方向に18フォント
である。図15Aは、ディスプレイメモリの構成を示し
ており、真中のCOLUMN1〜48、ROW1〜16
がSCREENエリアであり、実際に表示可能な範囲で
ある。その外側に表示されない1フォント分のBORD
ERがある。 【0011】また、“TV GRAPHICS”モード
ではテレビ画面に表示されること等から、「INSTR
UCTION」は図13に示すように“PRESET
MEMORY”、“PRESET BORDER”、
“WRITE FONT FOREGROUND/BA
CKGROUND”、“SOFT SCROOL SC
REEN,WITH PRESET”、“SOFT S
CROOL SCREEN,WITH COPY”、
“LOAD THE CLUT,COLOUR 0TO
COLOUR 7”、“LOAD THE CLU
T,COLOUR8 TO COLOUR 15”およ
び“EXCLUSIVE−OR FONTWITH 2
COLOURS”の8種類となっている。 【0012】図14Aは、“PRESET MEMOR
Y”のパック構成を示している。この“PRESET
MEMORY”はチャネルR〜Wの再生系を初期化する
ために、主にプログラムエリアの先頭で使用される。
縦、横の移動量を設定する水平方向のスクリーンポイン
タPHおよび垂直方向のスクリーンポインタPVも
「0」にリセットされる。シンボル5は、4ビットで
「0」から「F」までの値が1つずつ増加する形で記録
されており、シンボル4の「COLOR」で指定される
カラー番号の色にディスプレイメモリ上の全てのフォン
トが設定されて単一色データとされる。このときディス
プレイカラー番号は、シンボル4の「COLOR」で設
定される16色の内の1色である。なお、“PRESE
T MEMORY”は、エラー発生等により命令の見落
としの無いように16回連続して繰り返すように規定さ
れており、さらに16回連続した“PRESET ME
MORY”命令を1処理単位として数回繰り返して記録
されることが多い。 【0013】図14Bは、“PRESET BORDE
R”のパック構成を示している。この“PRESET
BORDER”はディスプレイメモリ上のBORDER
部の全てのフォントを、シンボル4の「COLOR」で
指定されるカラー番号の色に設定するものである。 【0014】図14Cは、“WRITE FONT F
OREGROUND/BACKGROUND”のパック
構成を示している。この“WRITE FONT FO
REGROUND/BACKGROUND”は、シンボ
ル6で定められたROWアドレス(縦アドレス)と、シ
ンボル7で定められたCOLUMNアドレス(横アドレ
ス)の位置に、シンボル8からシンボル19のフォント
データを書き込む命令である。 【0015】図14Dは、“SOFT SCROOL
SCREEN,WITH PRESET”のパック構成
を示している。この“SOFT SCROOL SCR
EEN,WITH PRESET”は、横方向や縦方向
のスクロール命令である。 【0016】図14Eは、“SOFT SCROOL
SCREEN,WITH COPY”のパック構成を示
している。このパック構成は、“SOFT SCROO
LSCREEN,WITH PRESET”のシンボル
4の「COLOR」を「0000」に置き換えたもので
ある。 【0017】図14Fは“LOAD THE CLU
T,COLOUR0〜COLOUR7”のパック構成を
示し、同図Gは“LOAD THE CLUT,COL
OUR8〜COLOUR15”のパック構成を示してい
る。これらのパックは、上述したカラー番号が何色であ
るかを示すカラールックアップテーブルとなる。 【0018】図14Hは、“EXCLUSIVE−OR
FONT WITH 2COLOURS”のパック構
成を示している。この命令は、“WRITE FON
T”や“PRESET MEMORY”で2色または1
色で書き込まれたフォント内の色を16色までにするも
のである。 【0019】ここで、CD−Gソフトを再生する場合、
例えばカラオケ用のCD−Gソフトを再生する場合につ
いて図16を参照しながら述べる。 【0020】図16Aは通常再生において表示される画
像の例である。図16Bは、通常再生中にリターン動作
を実施した場合に表示される画像の例である。図16C
は再生動作開始後の経過時間とCDに記録されている絶
対時間(以下「ディスク絶対時間」という)との関係を
示した図である。図16Cにおいて、実線aはリターン
動作を実施しない場合であり、破線bはリターン動作を
実施した場合を示している。 【0021】カラオケ用のCDーGソフトが再生され
て、時点t1(ディスク絶対時間ta)までは“WRIT
E FONT FOREGROUND/BACKGRO
UND”命令によって描かれた「画1」(歌のタイトル
画面)が表示されている。時点t1で“PRESET
MEMORY”命令によって画像がプリセットされた後
に“WRITE FONT FOREGROUND/B
ACKGROUND”命令によって「画2a」(歌詞表
示)が表示される。その後、“EXCLUSIVE−O
R FONT WITH 2COLOURS”命令によ
って時間が経過すると共に「画2a」は「画2b」や
「画2c」のように端部から曲の進行に合わせて対応す
る歌詞の色が順次書き換えられる。時点t5(ディスク
絶対時間td)では「画2d」に示すようにすべての部
分の書き換えが完了される。この時点t5で再び“PR
ESET MEMORY”命令が実行されて、画像はプ
リセットされて“WRITE FONT FOREGR
OUND/BACKGROUND”命令によって「画
3」(新たなタイトル画面)が表示される。 【0022】 【発明が解決しようとする課題】ところで、ディスクを
再生中に歌詞の一部分を繰り返し練習するためリターン
動作が行われることがある。例えば、再生動作中に時点
t3(ディスク絶対時間tc)でリターン動作を実施し、
時点t4でディスク絶対時間tbの位置から再生を開始す
ると、時点t3では「画2c」に示す位置まで書き換え
が行われていたために、「画2c」の状態に対してディ
スク絶対時間tbからの“EXCLUSIVE−OR
FONT WITH 2COLOURS”命令が実行さ
れる。このため、時点t2から時点t3の間に書き換えら
れた部分、すなわち図16Bの「画2e」の斜線部分は
再び書き換えられる。なお、その後の部分については、
“EXCLUSIVE−OR FONT WITH 2
COLOURS”命令で順次書き換えられる。つまり、
リターン動作を行うことで、曲の進行に合わせて対応す
る歌詞の色が順次変更されず時点t6では「画2d」と
は異なる「画2f」となってしまう。 【0023】さらに、リターン動作でディスク絶対時間
taよりも前から再生するものとすると、「画2c」の
状態に対して「画1」(歌のタイトル画)に関する“W
RITE FONT FOREGROUND/BACK
GROUND”命令が実行されるので、「画2c」の歌
詞が表示された画面に「画1」のタイトル画の一部分が
重ね書きされて表示されてしまい歌詞が判別できないこ
とがあった。 【0024】また、CD−Gソフトのサブコードのチャ
ネルR〜Wのデータを利用してリターン動作を制御する
ものとすると、サブコードのチャネルR〜Wにデータが
記録されないCD−DAソフトでは、リターン動作を制
御することができない。 【0025】そこで、この発明では記録媒体を判別して
記録媒体に応じたリターン動作を行う信号再生装置を提
供するものである。 【0026】 【課題を解決するための手段】この発明に係わる信号再
生装置は、記録媒体から情報を読み出す情報読出手段
と、情報読出手段を操作する操作手段と、情報読出手段
で読み出された情報を基に記録媒体が時間情報と画像切
換データを持つ画像情報とを記録したものであるか否か
を判別する判別手段と、記録媒体が時間情報と画像切換
データを持つ画像情報を記録したものである場合に情報
読出手段によって読み出された記録媒体の画像情報より
画像切換データを検出する画像切換検出手段と、情報読
出手段によって読み出された記録媒体の時間情報を記憶
する時間記憶手段と、時間記憶手段に記憶した時間情報
と情報読出手段によって読み出された記録媒体の時間情
報が一致することを検出する一致検出手段と、一定時間
を設定する時間設定手段を有し、判別手段によって時間
情報と画像切換データを持つ画像情報とを記録した記録
媒体であることが判別された場合には、画像切換検出手
段により画像切換データを検出する毎に、時間記憶手段
に情報読出手段によって読み出された記録媒体の時間情
報を記憶するものとし、操作手段によって開始される信
号読出手段のリターン動作を、一致検出手段で時間情報
の一致が検出された位置で停止し、判別手段によって時
間情報と画像切換データを持つ画像情報とを記録した記
録媒体でないことが判別された場合には、操作手段によ
って開始される信号読出手段のリターン動作は、時間設
定手段で設定された一定時間経過後に停止するものであ
る。 【0027】 【作用】この発明においては、記録媒体の再生時に記録
媒体の判別が行われる。ここで、時間情報と画像切換信
号をもつ画像情報を記録した記録媒体である場合には、
再生動作中に画面切換信号が検出されたときはディスク
に記録された時間情報を記憶しておき、スイッチ操作で
開始されたリターン動作は操作スイッチの操作タイミン
グや操作時間に係わらずリターン動作中の時間情報と記
憶された時間情報が一致したことが検出されて所定時間
経過後に停止される。また、時間情報と画像切換信号を
もつ画像情報を記録した記録媒体でない場合には、スイ
ッチ操作で開始されたリターン動作は所定時間経過後に
停止される。このため、時間情報と画像切換信号をもつ
画像情報を記録した記録媒体である場合には、リターン
動作後に再び再生動作が開始されても必ず表示はプリセ
ットされるので、操作前の表示に新しい表示が重ね書き
されることがなく正しい画面表示をすることが可能とな
る。また、カラオケ等に適用することで非常に操作性を
向上させることが可能となる。さらに、時間情報と画像
切換信号をもつ画像情報を記録した記録媒体でなくと
も、記録媒体に合わせてスイッチを切り換えることなく
リターン動作が可能となる。 【0028】 【実施例】以下、図1を参照しながら、この発明の一実
施例について説明する。 【0029】図1において、1はCD−Gソフトとして
のCDであり、2は信号読出部である。信号読出部2は
光ピックアップやサーボ回路などから構成される。この
信号読出部2から出力されるCD再生信号は、デジタル
信号処理部3に供給される。 【0030】このデジタル信号処理部3では、信号読出
部2からのCD再生信号に対してEFM復調や誤り訂正
処理等が行われる。デジタル信号処理部3からは、デジ
タルオーディオ信号SDD、サブコード信号SCAおよ
びタイムコードデータTCDが出力される。このデジタ
ルオーディオ信号SDDは、図示しないD/A変換器で
アナログオーディオ信号に変換されて出力される。ま
た、サブコード信号SCAは、サブコードのチャネルP
〜Wのデータ信号やサブコードに関連したクロック信号
等から構成されており、デコーダ部4に供給される。タ
イムコードデータTCDは、サブコードのチャネルQに
記録された時間情報のデータ信号で構成されており、シ
ステムコントロール部7とバックサーチ制御部20に供
給される。 【0031】デコーダ部4からは、上述したパックのシ
ンボル0で“TV GRAPHICS”モードが設定さ
れるときに、上述したようにシンボル1で設定される8
種類の「INSTRUCTION」に従って、各フォン
トのR,G,Bデータが画像信号GDとしてディスプレ
イメモリ5に供給される。また、ディスプレイメモリ5
に供給されて記憶された画像データは、デコーダ部4を
通して図示しないRGBエンコーダに供給されてビデオ
信号に変換されて出力される。 【0032】デコーダ部4からは、さらにサブコード信
号SCBがピクチャトップ検出部10に供給される。こ
のサブコード信号SCBは、パックのシンボル1で設定
される「INSTRUCTION」のチャネルR〜Wの
データ信号とこのデータ信号の出力のタイミングよりも
僅かに遅延されたクロック信号CK1で構成される。な
お、「INSTRUCTION」のチャネルR〜Wのデ
ータ信号は所定時間だけ出力が保持されて、次のパック
の信号が供給される前にリセットされる。 【0033】ここで、図2を参照してピクチャトップ検
出部10の構成を述べる。図2において、デコーダ部4
から供給されるサブコード信号SCBの「INSTRU
CTION」のチャネルR〜Wのデータ信号は、プリセ
ットメモリ検出部11に供給される。 【0034】プリセットメモリ検出部11では、供給さ
れたチャネルR〜Wのデータが“PRESET MEM
ORY”命令であるか否かが判定される。ここで“PR
ESET MEMORY”命令であることが判定された
場合、ローレベル「L」の判定信号PCが判定信号認識
部12に供給されると共にプリセットメモリカウンタ部
13に供給される。 【0035】判定信号認識部12では、デコーダ部4か
ら供給されるサブコード信号SCBのクロック信号CK
1の立ち上がりのタイミングでプリセットメモリ検出部
11から供給される判定信号PCが認識される。ここ
で、プリセットメモリ検出部11で“PRESET M
EMORY”命令であることが認識されたときには、判
定信号認識部12から出力されるクリヤ信号CLRはハ
イレベル「H」とされる。また、“PRESET ME
MORY”命令でないことが認識されたときはローレベ
ル「L」のクリヤ信号CLRがクロック信号CK1の期
間だけ出力される。このクリヤ信号CLRはプリセット
メモリカウンタ部13およびピクチャトップ信号発生部
14に供給される。 【0036】プリセットメモリカウンタ部13では、判
定信号PCを使用して“PRESET MEMORY”
命令の命令回数がカウントされる。なお、“PRESE
TMEMORY”命令でないときにはローレベル「L」
のクリヤ信号CLRがプリセットメモリカウンタ部13
に供給されてカウンタがリセットされるので、“PRE
SET MEMORY”命令の連続回数がカウントされ
ることとなる。ところで、“PRESET MEMOR
Y”命令は、エラー発生等により命令の見落としの無い
ように16回連続して繰り返すように規定されているた
め、ここでは命令を確実に検出するために16回連続し
て実行されたか否かが判定されるが、判定回数は16回
に限定されるものではない。このプリセットメモリカウ
ンタ部13で“PRESET MEMORY”命令が1
6回カウントされたときには、ハイレベル「H」の判定
信号PCCがピクチャトップ信号発生部14に供給され
る。 【0037】ピクチャトップ信号発生部14からは、プ
リセットメモリカウンタ部13からの判定信号PCCに
基づきピクチャトップ信号PTSが出力される。ところ
で、CD−Gソフトにおいて“PRESET MEMO
RY”命令は、上述したように16回連続して繰り返さ
れるが、さらに命令の見落としの無いように、16回連
続した“PRESET MEMORY”命令を1処理単
位として数回繰り返されて記録されることが多い。この
ため、ピクチャトップ信号発生部14では、判定信号P
CCに基づきピクチャトップ信号PTSが出力されると
次の判定信号PCCを受け付けず、ピクチャトップ信号
PTSはローレベル「L」のクリヤ信号CLRが供給さ
れるまで保持される。このピクチャトップ信号PTSは
バックサーチ制御部20に供給される。 【0038】次に、図3を使用してピクチャトップ検出
部10の動作を述べる。再生動作が行われて、時点t11
で1回目の“PRESET MEMORY”命令のチャ
ネルR〜Wのデータ(図3A)がプリセットメモリ検出
部11に供給されると、判定信号PC(図3B)はロー
レベル「L」とされるが、次の命令が供給される前にチ
ャネルR〜Wのデータが時点t12でリセットされて判定
信号PCはハイレベル「H」とされる。この判定信号P
Cはプリセットメモリカウンタ部13でカウントされ
る。また、クロック信号CK1(図3C)の立ち上がり
でもって判定信号PCの状態が認識される。なお、クロ
ック信号CK1はプリセットメモリ検出部11からの判
定信号PCが安定した状態となってから認識が行われる
ようにt11より僅かに遅れて信号が立ち上がるものであ
る。ここで、判定信号PCがローレベル「L」、すなわ
ち“PRESET MEMORY”命令であることが判
定されたときには、判定信号認識部12からのクリヤ信
号CLR(図3D)はハイレベル「H」が保持される。 【0039】16回目の“PRESET MEMOR
Y”命令が実行される時点t13において、プリセットメ
モリカウンタ部13では、判定信号PCをもとに“PR
ESET MEMORY”命令が16回カウントされた
ことが検出される。このためプリセットメモリカウンタ
部13からはハイレベル「H」の判定信号PCC(図3
E)が出力されて、“PRESET MEMORY”命
令の期間だけ保持される。また、ハイレベル「H」の判
定信号PCCが出力されたことで、ピクチャトップ信号
発生部14からハイレベル「H」のピクチャトップ信号
PTS(図3F)が出力されてその状態が保持される。 【0040】次に時点t14のクロック信号CK1で判定
信号PCの状態が認識されたときには、“PRESET
MEMORY”命令でないためにハイレベル「H」の
判定信号が認識されて判定信号認識部12からローレベ
ル「L」のクリヤ信号CLRが出力される。このローレ
ベル「L」のクリヤ信号CLRでピクチャトップ信号発
生部14のピクチャトップ信号PTSはリセットされ
て、ハイレベル「H」からローレベル「L」とされる。
このように、ピクチャトップ信号発生部14からは、
“PRESET MEMORY”命令が16回実行され
てから“PRESET MEMORY”でない命令が実
行されるまでの間、ハイレベル「H」のピクチャトップ
信号PTSが出力される。 【0041】次に、バックサーチ制御部20について述
べる。図4においてデジタル信号処理部3からバックサ
ーチ制御部20に供給されるタイムコードデータTCD
は、タイムメモリ部21と比較部22に供給される。ま
た、タイムメモリ部21には、ピクチャトップ検出部1
0からピクチャトップ信号PTSが供給される。 【0042】このタイムメモリ部21では、ピクチャト
ップ信号PTSが出力された時、つまり“PRESET
MEMORY”命令が16回連続して実行された時の
ディスク絶対時間の時間データが記憶される。 【0043】この記憶された時間データTMNは、比較
部22に供給されてデジタル信号処理部3から順次供給
されるタイムコードデータTCDのディスク絶対時間の
時間データと比較される。この比較部22で時間データ
が一致したことが判定されると、ハイレベル「H」の一
致信号TMCがバックサーチスイッチ部23に供給され
る。 【0044】このバックサーチスイッチ部23にはスイ
ッチ部9が接続されて、スイッチ部9のリターン動作ス
イッチが操作されたときにローレベル「L」のバックサ
ーチ開始信号BSSが供給される。このバックサーチス
イッチ部23からは、バックサーチ信号BSCが出力さ
れる。このバックサーチ信号BSCは遅延回路24に供
給されて所定時間τa遅延された後、遅延バックサーチ
信号BSCDとしてフリップフロップ部25と図1に示
すデコーダ部4およびシステムコントロール部7に供給
される。 【0045】なお、フリップフロップ部25には、ピク
チャトップ検出部10からのピクチャトップ信号PTS
が供給される。このフリップフロップ部25からは、ロ
ーレベル「L」の遅延バックサーチ信号BSCDが供給
されているときにはハイレベル「H」の信号が出力され
るが、ピクチャトップ信号PTSのハイレベル「H」の
信号の立ち上がりでもって出力はリセットされてローレ
ベル「L」とされる。このフリップフロップ部25から
の出力信号であるディスプレイメモリ制御信号WEは、
図1に示すスイッチ6の切換制御信号として供給され
る。 【0046】ところで、このスイッチ6の端子aはハイ
レベル「H」にプルアップされると共に、端子bにはデ
コーダ部4からのディスプレイメモリ書換制御信号が供
給される。またスイッチ6の可動端子はディスプレイメ
モリ5の書換制御端子5aに接続される。このスイッチ
6では、切換制御信号であるディスプレイメモリ制御信
号WEがハイレベル「H」であるときにはa側が選択さ
れる。このため、ディスプレイメモリ5の書換制御端子
はハイレベル「H」にプルアップされるために、ディス
プレイメモリ5に記憶された画像データは書き換えられ
ることが無い。ディスプレイメモリ制御信号WEがロー
レベル「L」であるときにはb側が選択される。このた
め、ディスプレイメモリ5の書換制御端子にデコーダ部
4からのディスプレイメモリ書換制御信号が供給される
ので、デコーダ部4によりディスプレイメモリ5の画像
データが書き換えられる。 【0047】システムコントロール部7では、バックサ
ーチ制御部20からハイレベル「H」の遅延バックサー
チ信号BSCDが供給される期間、リターン制御信号R
PCが信号読出部2に供給される。このため、遅延バッ
クサーチ信号BSCDがハイレベル「H」の間リターン
動作が行われる。なお、システムコントロール部7には
表示部8が接続されて、デジタル信号処理部3から供給
されるタイムコードデータTCDをもとに時間表示が行
われる。 【0048】本例は以上のように構成されており、図5
を参照して実施例の動作について述べる。CD1を再生
すると、CD1に記録された時間情報はデジタル信号処
理部3からタイムコードデータTCDとしてバックサー
チ制御部20に供給される。 【0049】図5AのTNはディスクの時間情報を示
し、数値は例えばディスク絶対時間を示すものとする。
なお、時点t21(ディスク絶対時間6)と時点t21′
(ディスク絶対時間20)で“PRESET MEMO
RY”命令が16回以上実行されるものとする。CD1
が再生されて時点t21および時点t21′で“PRESE
TMEMORY”命令が検出されると、上述したように
ハイレベル「H」のピクチャトップ信号PTS(図5
B)が出力される。このとき、バックサーチ制御部20
のタイムメモリ部21に“PRESET MEMOR
Y”命令が検出された時の時間データTMN(図5C)
が記憶される。例えば時点t21のときには「ディスク絶
対時間6」が記憶され、時点t21′では「ディスク絶対
時間20」が記憶される。 【0050】ここで、時点t22でリターン動作を行うた
めにスイッチ部9のリターン動作スイッチが操作される
と、ローレベル「L」のバックサーチ開始信号BSS
(図5D)が出力される。このバックサーチ開始信号B
SSがバックサーチ制御部20のバックサーチスイッチ
部23に供給されて、バックサーチスイッチ部23から
ハイレベル「H」のバックサーチ信号BSC(図5E)
が出力される。なお、図5Eおよび後述する図5F〜図
5Hはリターン動作中の状態を示す図であり、時間経過
と共に図の右から左に進むものである。このバックサー
チ信号BSCはバックサーチ制御部20の遅延回路24
で所定時間τaだけ遅延されてハイレベル「H」の遅延
バックサーチ信号BSCD(図5F)として出力され
る。なお、図5Fにおいて時点t22から所定時間τaだ
け遅れて遅延バックサーチ信号BSCDが出力される時
点については図示しない。 【0051】このため、信号読出部2でのリターン動作
は、時点t22でスイッチ部9のリターン動作スイッチが
操作されてから所定時間τaだけ遅れて開始される。な
お、リターン動作中は、タイムコードデータTCDが非
連続に読み出される。このリターン動作中に読み出され
るタイムコードデータTCDの時間情報TBNを図5G
に示す。 【0052】また、リターン動作中は、ハイレベル
「H」の遅延バックサーチ信号BSCDが図1に示すデ
コーダ部4に供給されるので、デジタル信号処理部3か
らのサブコード信号SCAの読み込みが停止される。こ
のため、リターン動作中に読み込まれたサブコードのチ
ャネルP〜Wのデータでもってディスプレイメモリ5の
データが書き換えられることがなく、画面上には時点t
22から所定時間τa経過後の表示が保持される。 【0053】リターン動作が行われて、時点t23でリタ
ーン動作中に読み込まれたタイムコードデータTCDの
時間情報TBNが「ディスク絶対時間6」となると、バ
ックサーチ制御部20の比較部22でタイムメモリ部2
1に記憶された時間データTMN(ディスク絶対時間
6)と同じであることが検出されて、ハイレベル「H」
の一致信号TMC(図5H)が出力される。この一致信
号TMCが出力されることで、バックサーチスイッチ部
23からのバックサーチ信号BSC(図5E)はローレ
ベル「L」とされると共に、時点t23から所定時間τa
経過後の時点t24で遅延バックサーチ信号BSCD(図
5F)はローレベル「L」とされる。 【0054】この遅延バックサーチ信号BSCDがロー
レベル「L」とされることで、信号読出部2のリターン
動作が停止されて再び再生動作が開始される。なお、時
点t23から所定時間τa経過後にリターン動作が停止さ
れるので、再生動作は上述した時点t21の“PRESE
T MEMORY”命令が記録されていた絶対時間の位
置よりも前からCD1の読み出しが開始される。また、
時点t24で遅延バックサーチ信号BSCDがローレベル
「L」とされるので、デコーダ部4ではデジタル信号処
理部3からのサブコード信号SCAの読み込みが開始さ
れる。 【0055】なお、図4に示すようにフリップフロップ
部25には、遅延バックサーチ信号BSCDとピクチャ
トップ信号PTSが供給されるが、時点t24で遅延バッ
クサーチ信号BSCDがローレベル「L」とされると、
フリップフロップ部25からハイレベル「H」のディス
プレイメモリ制御信号WE(図5L)が出力される。こ
のとき、スイッチ6はa側が選択されて、ディスプレイ
メモリ5の画像データの書き換えが禁止される。 【0056】時点t25で“PRESET MEMOR
Y”命令が検出されるとハイレベル「H」のピクチャト
ップ信号PTS(図5K)が出力されて、フリップフロ
ップ部25からはローレベル「L」のディスプレイメモ
リ制御信号WEが出力される。このため、スイッチ6は
b側が選択されて、ディスプレイメモリ5の画像データ
の書き換えが行われる。このため、時点t24から時点t
25までの再生期間中は、ディスプレイメモリ5の書き込
み動作が禁止されるので、画面上には時点t22から所定
時間τa経過後の表示が引続き保持されて、時点t25で
プリセットされる。 【0057】このように本例によれば、リターン動作ス
イッチの操作タイミングあるいは操作時間に係わらず、
リターン動作は画面のプリセット位置を検出してから所
定時間経過後に終了される。このため、再び再生動作が
開始されても、必ず表示はプリセットされるので操作前
の表示に新しい表示が重ね書きされることがなく正しい
表示がなされる。 【0058】次に、CD−Gソフトだけでなく一般的な
CDーDAソフトを使用する場合であっても、各々のソ
フトに合ったリターン動作を行うことのできる信号再生
装置の実施例を示す。なお、図6に実施例の構成を示
し、図1と対応する部分については同一符号を付しその
詳細な説明は省略する。 【0059】図6において、デコーダ部4からは、各パ
ックのシンボル0の「MODE」および「ITEM」の
チャネルR〜Wの信号SCCがディスク判別部30に供
給される。このディスク判別部30では、再生されたデ
ィスクがCD−GソフトあるいはCD−DAソフトのい
ずれであるかが判別される。 【0060】CD−Gソフトの場合、「MODE」およ
び「ITEM」の“TV GRAPHICS”モードが
一般的に使用される。このため、ディスク判別部30に
供給された「MODE」および「ITEM」のチャネル
R〜Wの信号SCCが、“TV GRAPHICS”モ
ードであった場合には、CD−Gソフトであることが判
別されて、ハイレベル「H」の判別信号MIDがバック
サーチ制御部20aに供給される。また、CD−DAソ
フトである場合には、“TV GRAPHICS”モー
ドは使用されないのでローレベル「L」の判別信号MI
Dがバックサーチ制御部20aに供給される。このバッ
クサーチ制御部20aの構成を図7に示す。なお、図7
において図4と対応する部分については同一符号を付し
その詳細な説明は省略する。 【0061】図7において、26は単安定マルチバイブ
レータ部である。この単安定マルチバイブレータ部26
にはスイッチ部9が接続されており、スイッチ部9のリ
ターン動作スイッチが操作されるとローレベル「L」の
バックサーチ開始信号BSSが供給される。この供給さ
れたローレベル「L」のバックサーチ開始信号BSSに
同期して、単安定マルチバイブレータ部26から所定時
間TSの時間幅を持ったハイレベル「H」のバックサー
チ信号BSDAが出力される。 【0062】このバックサーチ信号BSDAは、スイッ
チ27の端子bに供給される。また、スイッチ27の端
子aには遅延回路24が接続されて遅延バックサーチ信
号BSCDが供給される。なお、スイッチ27の可動端
子はシステムコントロール部7に接続される。 【0063】このスイッチ27は、ディスク判別部30
から供給された判別信号MIDで切換制御される。判別
信号MIDがハイレベル「H」である場合、a側が選択
されて遅延回路24からの遅延バックサーチ信号BSC
Dがシステムコントロール部7に供給される。判別信号
MIDがローレベル「L」である場合、b側が選択され
て単安定マルチバイブレータ部26からのバックサーチ
信号BSDAがシステムコントロール部7に供給され
る。 【0064】ここで図8を参照しながら、CD−DAソ
フトとCD−Gソフトを使用した場合の動作について説
明する。 【0065】まず、CD−DAソフトが再生されると、
デコーダ部4から各パックのシンボル0の「MODE」
および「ITEM」のチャネルR〜Wの信号SCCがデ
ィスク判別部30に供給される。この信号SCCによっ
てディスク判別部30ではCD−Gソフトでないことが
判別されてローレベル「L」の判別信号MID(図8
A)が出力される。このとき、図7に示すバックサーチ
制御部20aのスイッチ27はb側が選択されて、単安
定マルチバイブレータ部26からのバックサーチ信号B
SDAがシステムコントロール部7に供給される。 【0066】次に、経過時間とディスクに記録されたデ
ィスク絶対時間との関係を示す図8Eにおいて、CD1
が再生されて時点t31でスイッチ部9のリターン動作ス
イッチが操作されると、ローレベル「L」のバックサー
チ開始信号BSS(図8B)が図7に示すバックサーチ
制御部20aの単安定マルチバイブレータ部26に供給
される。この単安定マルチバイブレータ部26からは、
ハイレベル「H」のバックサーチ信号BSDA(図8
D)が所定時間TSの間だけ出力される。このバックサー
チ信号BSDAがスイッチ27で選択されてシステムコ
ントロール部7に供給されるので、時点t31から所定時
間TS経過後の時点t32までリターン動作が行われて、
時点t32のディスク絶対時間t3bの位置から再び再生動
作が開始される。 【0067】時点t33で再びスイッチ部9のリターン動
作スイッチが操作されると、時点t33から所定時間TS
経過後の時点t34までリターン動作が行われて、時点t
34のディスク絶対時間t3cの位置から再び再生動作が開
始される。 【0068】次に時点t35でCD−DAソフトからCD
−Gソフトに変更して再生動作を開始すると、デコーダ
部4から各パックのシンボル0の「MODE」および
「ITEM」のチャネルR〜Wの信号SCCがディスク
判別部30に供給される。この信号SCCによってディ
スク判別部30ではCD−Gソフトであることが判別さ
れてハイレベル「H」の判別信号MIDが出力される。
このとき、図7に示すバックサーチ制御部20aのスイ
ッチ27はハイレベル「H」の判別信号MIDによって
a側が選択される。CD1が再生されて時点t36で“P
RESET MEMORY”命令が16回実行される
と、ハイレベル「H」のピクチャトップ信号PTS(図
8C)が出力される。このときのディスク絶対時間t3a
を記憶してリターン動作が行われるが、その動作につい
ては既に上述しており説明は省略する。 【0069】このように本例によれば、CD−DAソフ
トとCD−Gソフトが自動的に判別されるので、CDー
Gソフトを再生する場合には、上述したようにリターン
動作スイッチの操作タイミング等に係わらず、リターン
動作は画面のプリセット位置を検出してから所定時間経
過後に終了される。このため、再び再生動作を開始して
も必ず表示はプリセットされるので操作前の表示に新し
い表示が重ね書きされることがなく正しい表示がなされ
る。また、CD−DAソフトを再生する場合には、リタ
ーン動作は画面のプリセット位置に関係なく所定の時間
だけリターン動作されるので、CD−GソフトとCD−
DAソフトのそれぞれのディスクに応じてリターン動作
を行うことができる。 【0070】また、CDーDAソフト再生時のリターン
動作は、リターン動作スイッチの操作により所定の時間
だけ行われるので、語学レッスンのように繰り返しリタ
ーン動作を行う場合には操作が簡便とされる。なお、C
DーDAソフト再生時のリターン動作は、リターン動作
スイッチの操作により単安定マルチバイブレータ部で設
定された時間だけ行われるものとしたが、一般的に行わ
れているようにリターン動作スイッチの操作時間に関係
付けてリターン動作を行うものとしてもよい。 【0071】上述した実施例においては、CD−Gソフ
トに記録された“PRESET MEMORY”命令を
使用してリターン動作の停止制御を行っているが、リタ
ーン動作の停止制御は“PRESET MEMORY”
命令に限られるものではなく、他の信号を用いても実施
することができる。次に示す実施例は、INDEX信号
を利用したものである。なお、CDに記録されるIND
EX信号は、各々のトラックに対して「01」からスタ
ートした連続の整数値であって最大「99」までの値と
規定されるものである。 【0072】本例で使用するCDーGソフトあるいはC
D−DAソフトは、各トラックに記録された情報の内容
に関係付けてINDEX番号を付加したものである。例
えばカラオケ用のCD−Gソフトにおいては、1トラッ
クに記録された曲のタイトル画あるいは歌詞表示画面毎
にINDEX番号を付加し、CD−DAソフトにおいて
は楽譜の1あるいは数小節単位にINDEX番号を付加
するものである。 【0073】図9はINDEX信号を利用した実施例の
構成を示しており、図1と対応する部分については同一
符号を付しその詳細な説明は省略する。 【0074】図9において、INDEX検出部40には
INDEXデータSQがデジタル信号処理部3から供給
される。このINDEXデータSQは、サブコードのチ
ャネルQに記録されたINDEX情報のデータで構成さ
れるものである。なお、INDEX検出部40の構成を
図10に示す。 【0075】図10において、デジタル信号処理部3か
ら供給されたINDEXデータSQは、データホールド
部41に供給されて次のデータが供給されるまで保持さ
れる。このデータホールド部41からは、供給されたI
NDEXデータSQ(8ビット)の最下位ビットデータ
ILBが遅延回路42及びEORゲート43に供給され
る。遅延回路42に供給された最下位ビットデータIL
Bは、所定時間τb遅延されてEORゲート43に供給
される。EORゲート43では、最下位ビットデータI
LBと遅延された最下位ビットデータILBDの排他的
論理和がとられて、ピクチャトップ信号PTSとしてバ
ックサーチ制御部20に供給される。 【0076】次に、INDEX信号を使用したリターン
動作について図11を参照して述べる。図11Aは動作
中のトラック番号を示し、図11BはINDEX信号を
示す。図11においては、トラック「01」にはIND
EXが「04」まで記録されており、トラック「02」
にはINDEXが「01」から「04」まで記録されて
いるものとする。 【0077】経過時間とディスクに記録されたディスク
絶対時間との関係を示す図11Gにおいて、時点t41で
トラック「01」の再生が終了してトラック「02」の
再生が開始される。このトラック「02」のINDEX
は「01」から開始されるので、INDEXデータSQ
の最下位ビットデータILB(図11D)はハイレベル
「H」とされる。この最下位ビットデータILBは遅延
回路42で所定時間τbだけ遅延される(図11E)。
この最下位ビットデータILBと所定時間τbだけ遅延
された最下位ビットデータILBDは、図10に示すE
ORゲート43で排他的論理和がとられる。この結果、
EORゲート43からはハイレベル「H」のピクチャト
ップ信号PTS(図11F)が時点t41から所定時間τ
b経過した時点t42の間だけ出力される。 【0078】次に、時点t43でINDEXが「02」と
されると、INDEXデータSQの最下位ビットデータ
ILBはローレベル「L」に反転される。このとき時点
t41と同様にハイレベル「H」のピクチャトップ信号P
TSは時点t43から所定時間τbの間だけ出力される。
以下同様にINDEXの値が変化し、INDEXデータ
SQの最下位ビットデータILBが反転される毎にハイ
レベル「H」のピクチャトップ信号PTSが出力され
る。なお、このハイレベル「H」のピクチャトップ信号
PTSが供給されたときのディスク絶対時間の時間デー
タが上述したバックサーチ制御部20のタイムメモリ部
21に記憶される。 【0079】ここで、時点t44でスイッチ部9のリター
ン動作スイッチが操作されてバックサーチ開始信号BS
S(図11c)が出力されると、図9に示すバックサー
チ制御部20の遅延回路24によって所定時間τa経過
後の時点t45でリターン動作が開始される。リターン動
作は、リターン動作開始直前のピクチャトップ信号PT
Sを検出したディスク絶対時間t4aの位置まで戻ったこ
とが検出された時点t46から所定時間τa経過後の時点
t47で停止される。 【0080】リターン動作終了後には再び再生動作が行
われるが、時点t45でリターン動作を開始してから時点
t48でINDEXが「02」から「03」に変化してハ
イレベル「H」のピクチャトップ信号PTSが出力され
るまでは、画面上には時点t45の表示が保持される。 【0081】このように本例によれば、“PRESET
MEMORY”命令によらずINDEX情報でリター
ン動作を制御できるので、INDEX情報をトラック情
報に関係付けて詳細に付加することにより、さらに細か
くリターン動作を制御することができる。また、IND
EX情報を使用することで、CD−GソフトおよびCD
−DAソフトのいずれにおいても適用できる。 【0082】なお、上述した実施例においては、画像情
報を記録したCD−Gソフトを再生する場合について述
べたが、再生する記録媒体はCD−Gソフトに限られる
ものではなく、オーディオ信号やビデオ信号あるいはそ
の他のデータ信号を時間情報と共に記録した記録媒体で
あれば容易に適用できることは勿論である。 【0083】 【発明の効果】この発明によれば、記録媒体の再生時に
記録媒体の判別が行われる。ここで、時間情報と画像切
換信号をもつ画像情報を記録した記録媒体である場合に
は、再生動作中に画面切換信号が検出されたときはディ
スクに記録された時間情報を記憶しておき、スイッチ操
作で開始されたリターン動作は操作スイッチの操作タイ
ミングや操作時間に係わらずリターン動作中の時間情報
と記憶された時間情報が一致したことが検出されて所定
時間経過後に停止される。また、時間情報と画像切換信
号をもつ画像情報を記録した記録媒体でない場合には、
スイッチ操作で開始されたリターン動作は所定時間経過
後に停止される。このため、時間情報と画像切換信号を
もつ画像情報を記録した記録媒体である場合には、リタ
ーン動作後に再び再生動作が開始されても必ず表示はプ
リセットされるので、操作前の表示に新しい表示が重ね
書きされることがなく正しい画面表示をすることができ
る。また、カラオケ等に適用することで非常に操作性を
向上させることができる。さらに、時間情報と画像切換
信号をもつ画像情報を記録した記録媒体でなくとも、記
録媒体に合わせてスイッチを切り換えることなくリター
ン動作ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明に係る信号再生装置の一実施例の構成
を示す図である。 【図2】ピクチャトップ検出部の構成を示す図である。 【図3】ピクチャトップ検出部の動作を示す図である。 【図4】バックサーチ制御部20の構成を示す図であ
る。 【図5】実施例の動作を示す図である。 【図6】この発明に係る信号再生装置の他の実施例の構
成を示す図である。 【図7】バックサーチ制御部20aの構成を示す図であ
る。 【図8】CD−GソフトおよびCD−DAソフトを使用
した場合の動作を示す図である。 【図9】この発明に係る信号再生装置の他の実施例の構
成を示す図である。 【図10】INDEX検出部の構成を示す図である。 【図11】INDEX信号を使用した場合の動作を示す
図である。 【図12】サブコードのチャネルQの構成を示す図であ
る。 【図13】パケットやパック等の構成を示す図である。 【図14】“TV GRAPHICS”モードにおける
8つの「INSTRUCTION」を示す図である。 【図15】フォントおよびディスプレイメモリの構成を
示す図である。 【図16】従来の動作を示す図である。 【符号の説明】 1 CD 2 信号読出部 3 デジタル信号処理部 4 デコーダ部 5 ディスプレイメモリ 7 システムコントロ−ル部 8 表示部 9 スイッチ部 10 ピクチャトップ検出部 20,20a バックサーチ制御部 30 ディスク判別部 40 INDEX検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−52987(JP,A) 特開 昭62−139187(JP,A) 特開 昭62−256594(JP,A) 特開 昭63−26086(JP,A) 特開 昭63−26087(JP,A) 特開 平3−5984(JP,A) 特開 平4−191882(JP,A) 特開 平6−124093(JP,A) 特開 平6−161407(JP,A) 実開 平6−23380(JP,U) 実開 平4−72385(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 27/10 G11B 7/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 記録媒体から情報を読み出す情報読出手
    段と、 上記情報読出手段を操作する操作手段と、 上記情報読出手段で読み出された情報を基に上記記録媒
    体が時間情報と画像切換データを持つ画像情報とを記録
    したものであるか否かを判別する判別手段と、 上記記録媒体が時間情報と画像切換データを持つ画像情
    報を記録したものである場合に上記情報読出手段によっ
    て読み出された上記記録媒体の画像情報より上記画像切
    換データを検出する画像切換検出手段と、 上記情報読出手段によって読み出された上記記録媒体の
    時間情報を記憶する時間記憶手段と、 上記時間記憶手段に記憶した時間情報と上記情報読出手
    段によって読み出された記録媒体の時間情報が一致する
    ことを検出する一致検出手段と、 一定時間を設定する時間設定手段を有し、 上記判別手段によって上記時間情報と画像切換データを
    持つ画像情報とを記録した記録媒体であることが判別さ
    れた場合には、上記画像切換検出手段により上記画像切
    換データを検出する毎に、上記時間記憶手段に上記情報
    読出手段によって読み出された上記記録媒体の時間情報
    を記憶するものとし、上記操作手段によって開始される
    上記信号読出手段のリターン動作を、上記一致検出手段
    で時間情報の一致が検出された位置で停止し、上記判別
    手段によって上記時間情報と画像切換データを持つ画像
    情報とを記録した記録媒体でないことが判別された場合
    には、上記操作手段によって開始される上記信号読出手
    段のリターン動作は、上記時間設定手段で設定された一
    定時間経過後に停止することを特徴とする信号再生装
    置。
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