JPH0758605A - 自動位相調整回路 - Google Patents

自動位相調整回路

Info

Publication number
JPH0758605A
JPH0758605A JP20332793A JP20332793A JPH0758605A JP H0758605 A JPH0758605 A JP H0758605A JP 20332793 A JP20332793 A JP 20332793A JP 20332793 A JP20332793 A JP 20332793A JP H0758605 A JPH0758605 A JP H0758605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
delay
data
output
data signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP20332793A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Ueda
陽市 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP20332793A priority Critical patent/JPH0758605A/ja
Publication of JPH0758605A publication Critical patent/JPH0758605A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pulse Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ信号をクロック信号で打ち抜いてデー
タを読み取る場合に両信間の位相を最適にする位相調整
回路に関し、測定器具や人手を要することなく自動的に
位相調整できるようにすることを目的とする。 【構成】 通常はD−フリップフロップ10のデータ端
子Dおよびクロック端子CKにそれぞれデータ信号およ
びクロック信号を入力するが、位相調整時にはこれらの
信号に逆転させて入力し、これらの信号の一方に可変の
遅延量を与える遅延手段11を遅延増加手段30によっ
て制御し、データ信号の "0" への変化点毎にクロック
信号の "0" を打ち抜いたときは遅延量を増加させ、最
終的にクロック信号の "1" を打ち抜いたときの位相に
固定するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動位相調整回路、特に
データ信号をクロック信号で読み取る場合に、その読み
取りに最適な位相を自動的に調整する自動位相調整回路
に関する。一般にデータ信号を受信したとき、これを読
み取る場合にクロック信号に同期してその読取りを行う
ということが行われる。したがって、この場合、D−フ
リップフロップを用い、そのデータ端子(D)にはデー
タ信号を受信し、そのクロック端子(CK)にはクロッ
ク信号を入力するという形態をとる。このとき、データ
信号とクロック信号の間には完全な位相同期がとれてい
なければならず、そのために位相調整回路が必要とされ
る。
【0002】
【従来の技術】図8は位相調整回路が要求されるシステ
ム例を示す図である。本図において、それぞれがD−フ
リップフロップを内蔵するユニットAおよびユニットB
の間でデータ信号Sd の伝送を行っており、かつ、これ
らユニットAおよびBは例えば局舎内のクロック源から
のクロック信号Sc にてデータ信号をそれぞれ読み取っ
ているものとする。そうすると、このクロック源とユニ
ットAおよびBとの間の距離が均一でないことにより、
ユニットAからのデータ信号Sd と該クロック信号Sc
との間の位相関係と同一の位相関係を、ユニットBにお
いて得ることができず、ユニットBにおけるクロック信
号Sc とデータ信号Sd との間には位相ずれができてし
まう。したがって、この位相ずれを補正しないと正しい
データの読み取りができない。
【0003】図9は従来の位相調整回路を示す図であ
る。例えば前記のユニットB内には可変の遅延手段11
が設けられ、クロック信号Sc に遅延を与える。この遅
延量は選択スイッチ12で任意に選べるようになってい
る。遅延を与えられたクロック信号Sc は、D−フリッ
プフロップ10のクロック端子CKに印加され、データ
信号Sd はそのままD−フリップフロップ10のデータ
端子Dに入力される。このとき、クロック信号Sc のデ
ータ信号Sd に対する位相が、該データ信号を正しく打
ち抜ける位相にあれば、該D−フリップフロップ10の
出力からは所期の読み取りデータが得られる。
【0004】そこで、計測端子13,13′を設け、こ
れらデータ信号Sd とクロック信号Sc を例えばシンク
ロスコープ(図示せず)に入力し、両者の位相関係を観
測する。このとき、オペレータはマニュアルで選択スイ
ッチ12を操作しながら、その観測を行い、両者の位相
関係が最適になったとき、その操作を停止し、以後、そ
の位相関係でデータ信号Sd の読み取りを行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の位相調整で
は、シンクロスコープのような測定器具が必要であり、
不経済である、という問題があり、また、人手を介在さ
せなければならず煩わしい、という問題がある。したが
って本発明は上記問題点に鑑み、何ら計測器具を用いる
ことなく、また人手によることなく自動的に位相の調整
が行える自動位相調整回路を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を表
す図である。本図において、スイッチ手段20が、D−
フリップフロップ10の入力段に設けられる。このスイ
ッチ手段20は、D−フリップフロップ10のデータ端
子Dおよびクロック端子CKにそれぞれデータ信号Sd
およびクロック信号Sc を入力させる第1モード(図
中、実線で示す接続のとき)またはデータ端子Dおよび
クロック端子CKにそれぞれ該クロック信号および該デ
ータ信号を入力させる第2モード(図中、点線で示す接
続のとき)の切替えを行う。このうち、第2モードが本
発明による位相調整時を示し、第1モードは、通常のデ
ータ読み取り時である。
【0007】
【作用】本発明は位相の調整時に、D−フリップフロッ
プ10のデータ端子Dおよびクロック端子CKに印加す
るデータ信号Sd およびクロック信号Sc を入れ替える
ことを特徴とする。つまり、通常とは逆に、データの変
化点でクロックを読み取るようにする。
【0008】図2は第1モード(通常時)でのデータ信
号Sd とクロック信号Sc の波形を示す図であり、図3
は第2モード(位相調整時)でのデータ信号Sd とクロ
ック信号Sc の波形を示す図である。なお、両図におい
て、(A)および(B)は、それぞれ図1のAおよびB
に現れる信号波形を示す。ただし、各(B)欄では、説
明上2種の波形を示す。先ず、図2を参照すると、デー
タ信号Sd に対するクロック信号Sc の位相として、図
2の(B)に示すSc1では最適とは言えない。これは、
いわゆるセットアップ時間T1 が確保されていないから
である。セットアップ時間とは、データの変化点より少
し時間が経過して、データの "1" または "0" が確定
するまでの時間である。そうすると、図2の(B)に示
すSc2の位相が最適であり、この最適範囲はW1 であ
る。
【0009】次に、図3を参照する。この第2モードで
は、クロック信号Sc をデータとみなし、データ信号S
d の変化点でそのデータ(クロック信号Sc )を読み取
る。このときも前述のセットアップ時間は確保しなけれ
ばならず、これをT2 で示す。またこのときの最適位
相、すなわち、クロック信号Sc の論理 "1" を打ち抜
ける範囲はW2 である。図では、データ信号Sd1とSd2
の間に位置する位相を持ったデータ信号が最適位相とい
うことになる。このような位相関係は、図2の場合に比
べてかなり厳しい条件である。このように厳しい条件と
なったのは、RZ信号であるパルス幅の狭いクロック信
号をデータとみなしているからである。これに対し図2
のように、NRZ信号であるデータ信号はパルス幅が大
であり、打ち抜き条件は緩いものとなってしまう。
【0010】逆にいえば、図3のような厳しい条件のも
とで位相調整が完了したときは、これを元に戻した時
(第1モードにしたとき)、必ず最適位相が確保されて
いることになる。上記の考えに基づいて、次に述べる自
動位相調整回路が実現できる。
【0011】
【実施例】図4は本発明の第1実施例を示す図である。
本図に示すとおり、自動位相調整回路は、図1で説明し
たスイッチ手段20に加え、データ信号Sd およびクロ
ック信号Sc のいずれか一方に遅延を与え(第1実施例
ではクロック信号側に遅延を与える)、これらの信号間
の位相を相対的に変化させる遅延手段(DL:DELA
Y)11と、遅延手段11での遅延量を、データ信号が
"0" に変化する毎に増加させる遅延増加手段30とか
ら主として構成され、ここに、位相調整時はスイッチ手
段20にて既述の第2モードを選択し、D−フリップフ
ロップ10の出力(Q)の論理が反転したときに遅延増
加手段30の動作を凍結すると共に、以後スイッチ手段
20にて第1モードを選択しクロック信号Sc によるデ
ータ信号Sd の読み取りを開始する。かくして、人手や
計測器具を要することなく、自動位相調整が行える。
【0012】図4では、遅延増加手段30として、カウ
ンタ31とその出力に応じて遅延量を選択するセレクタ
(SEL:SELECTOR)32で実現した例を示
す。このセレクタ32は図9の選択スイッチ12に相当
する。カウンタ31はANDゲート40の出力(Hまた
はL)に応じて、Hのときはカウント動作を実行し、L
のときは直前のカウント値に凍結(カウントホールド)
する。このカウンタ31は、データ信号Sd をインバー
タ50で反転した信号を入力として、インバータ50の
出力がHのときにカウント動作を実行し、Lのときは動
作停止する。
【0013】図5は第1実施例における要部の信号波形
を示す図であり、第2モードにおいて、図4のA,B,
C,DおよびEに現れる信号をそれぞれ(A)から
(E)の各欄に示す。なお、図5において、(D′)お
よび(E′)は、その上の(D)および(E)に続いて
いることを示す。(A)のデータ信号Sd の1回目の立
上がりで、(B)のクロック信号Sc を遅延させた
(D)の信号を打ち抜く。このとき(D)のクロック信
号はない(論理 "0" )。したがって、D−フリップフ
ロップ10の出力に変化はない。つまり、ANDゲート
40の出力に変化はなく、カウント動作を実行する。こ
のカウント動作は、(C)のインバータ50の出力がH
になったときに行われ、1回遅延量を増加させる。な
お、(A)の信号と(C)の信号との間にわずかに位相
ずれがあるのは、データ信号Sd がインバータ50を通
過するときに生ずる伝送遅延による。
【0014】遅延量を増やして再び、(A)のデータ信
号Sd の2回目の立上がりで、(B)のクロック信号S
c を遅延させた(D)の信号を打ち抜く。このとき
(D)のクロック信号はない(論理 "0" )。したがっ
て、D−フリップフロップ10の出力に変化はない。つ
まり、ANDゲート40の出力に変化はなく、カウント
動作を実行する。このカウント動作は、(C)のインバ
ータ50の出力がHになったときに行われ、もう1回遅
延量を増加させる。同様の操作を繰り返し、最終的には
データ信号Sd の何回目かの立上がりで、(B)のクロ
ック信号Sc を遅延させた(D)の信号を打ち抜くこと
ができ、D−フリップフロップ10の出力が変化する
(図5の(E′)のH→Lの変化で示す)。このとき、
ANDゲート40は閉じてカウンタ31のカウント値を
凍結(ホールド)し、スイッチ手段20とスイッチ41
を切替えて通常モード(第1モード)に入る。ANDゲ
ート40を閉じるのは、通常モード(第1モード)での
D−フリップフロップ10の出力変化によってカウンタ
31のカウント値が変化することのないようにするため
である。
【0015】図6は本発明の第2実施例を示す図であ
り、図7は第2実施例における要部の信号波形を示す図
である。本発明の自動位相調整回路は、データ信号Sd
とクロック信号Sc との間の位相を相対的に変化させる
ものであり、上記の第1実施例ではクロック信号側に遅
延を与えた。一方、第2実施例ではデータ信号側に遅延
を与えるようにする。ただし位相調整の動作はどちらも
同じである。したがって、図6に見るとおり、遅延手段
11はデータ信号側に挿入されている。
【0016】第2実施例のタイムチャートである図7の
(D)および(D′)はデータ信号Sd に対し遅延量が
加えられていることを示す。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来人手と計測器具を要していた位相調整作業を、簡単な
回路の導入によって自動化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を表す図である。
【図2】第1モードでのデータ信号とクロック信号の波
形を示す図である。
【図3】第2モードでのデータ信号とクロック信号の波
形を示す図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す図である。
【図5】第1実施例における要部の信号波形を示す図で
ある。
【図6】本発明の第2実施例を示す図である。
【図7】第2実施例における要部の信号波形を示す図で
ある。
【図8】位相調整回路が要求されるシステム例を示す図
である。
【図9】従来の位相調整回路を示す図である。
【符号の説明】
10…D−フリップフロップ 11…遅延手段 20…スイッチ手段 30…遅延増加手段 31…カウンタ 32…セレクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ信号およびクロック信号を入力と
    するD−フリップフロップ(10)と、 該D−フリップフロップのデータ端子(D)およびクロ
    ック端子(CK)にそれぞれ該データ信号および該クロ
    ック信号を入力させる第1モードまたは該データ端子お
    よび該クロック端子にそれぞれ該クロック信号および該
    データ信号を入力させる第2モードの切替えを行うスイ
    ッチ手段(20)と、 該データ信号および該クロック信号のいずれか一方に遅
    延を与えこれらの信号間の位相を相対的に変化させる遅
    延手段(11)と、 該遅延手段での遅延量を、前記データ信号が "0" に変
    化する毎に増加させる遅延増加手段(30)とを備え、
    位相調整時は前記スイッチ手段にて前記第2モードを選
    択し、前記D−フリップフロップの出力(Q)の論理が
    反転したときに前記遅延増加手段の動作を凍結すると共
    に、以後前記スイッチ手段にて前記第1モードを選択し
    前記クロック信号による前記データ信号の読み取りを開
    始することを特徴とする自動位相調整回路。
JP20332793A 1993-08-17 1993-08-17 自動位相調整回路 Withdrawn JPH0758605A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20332793A JPH0758605A (ja) 1993-08-17 1993-08-17 自動位相調整回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20332793A JPH0758605A (ja) 1993-08-17 1993-08-17 自動位相調整回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0758605A true JPH0758605A (ja) 1995-03-03

Family

ID=16472181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20332793A Withdrawn JPH0758605A (ja) 1993-08-17 1993-08-17 自動位相調整回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0758605A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001141792A (ja) * 1999-10-01 2001-05-25 Schlumberger Technol Inc 源同期信号出力を有する電子デバイスを試験する方法および装置
JP2010220230A (ja) * 1996-09-17 2010-09-30 Fujitsu Semiconductor Ltd 液晶表示装置の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010220230A (ja) * 1996-09-17 2010-09-30 Fujitsu Semiconductor Ltd 液晶表示装置の製造方法
JP2001141792A (ja) * 1999-10-01 2001-05-25 Schlumberger Technol Inc 源同期信号出力を有する電子デバイスを試験する方法および装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR900006472B1 (ko) 샘플링 클록 재생회로
US5554946A (en) Timing signal generator
EP0969350A2 (en) Clock switching circuit
US5319369A (en) Parallel-to-serial converter
WO1999007070A1 (en) Circuitry for the delay adjustment of a clock signal
IE51757B1 (en) Digital phase difference measuring circuit
JPH0220184B2 (ja)
CA1308448C (en) Method of and circuit arrangement for recovering a bit clock from a received digital communication signal
US5003561A (en) Process for the reception of a binary digital signal
US5132993A (en) Shift register circuit
JPH0758605A (ja) 自動位相調整回路
US5012138A (en) Interface circuit for asychronous data transfer
US6756819B2 (en) Synchronization circuit
US6996201B2 (en) Data receiving system robust against jitter of clock
JP2702257B2 (ja) ビット位相同期回路
KR950015047B1 (ko) 클럭 전환 회로
JPS5974757A (ja) 同期信号検出回路
JP2586712B2 (ja) 非同期信号選択回路
GB2252651A (en) Digital oscillator
JPS6225579A (ja) 同期信号検出回路
JP2620170B2 (ja) 信号断検出回路
WO1998004043A1 (en) High resolution digital synchronization circuit
JPH08237104A (ja) ビット位相検出回路およびビット位相同期回路
JPH06324113A (ja) 半導体集積回路
JPH10224335A (ja) ビット位相検出回路およびビット同期回路

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001031