JPH0758540A - マイクロストリップアンテナ - Google Patents

マイクロストリップアンテナ

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Publication number
JPH0758540A
JPH0758540A JP20609593A JP20609593A JPH0758540A JP H0758540 A JPH0758540 A JP H0758540A JP 20609593 A JP20609593 A JP 20609593A JP 20609593 A JP20609593 A JP 20609593A JP H0758540 A JPH0758540 A JP H0758540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit pattern
slot
dielectric plate
radiation
long side
Prior art date
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Pending
Application number
JP20609593A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiyoshi Ogawa
文良 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
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Publication of JPH0758540A publication Critical patent/JPH0758540A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸比特性が広帯域のマイクロストリップアン
テナを提供することを目的とする。 【構成】 誘電体板1の上面を略長方形のスロット3を
備えた地導体2とし、裏面にスロット3の長辺の中央部
と交差する向きに設けた給電回路パターン4と、スロッ
ト3の前面に放射回路パターン6及び8が各々形成さ
れ、重ねて設けられた誘電体板5と誘電体板7とからな
り、放射回路パターン6及び8の形状を対角を切り落と
した略長方形状のパターンとし、放射回路パターン6及
び8の中心並びに長軸及び短軸が重なるようにし、略長
方形状の放射回路パターン6及び8の長辺に平行な中心
線(長軸)と、スロット3の長辺に平行な中心線とが約
45度の角度を成すように配置した構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衛星受信用アンテナに
用いられるマイクロストリップアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマイクロストリップアンテナは、
図5に示すように、誘電体15の上面に放射導体パター
ン16を設け、裏面を地導体とし、放射導体パターン1
6は略円形形状とし、対向する円周上に一対の凹部17
を設け、円形形状の放射導体パターン16に帯状の給電
導体18を接続し、各凹部17の中心を結んだ中心線と
給電導体18の長手方向の中心線が成す角度が45度と
なるように配置し、放射導体パターン16に入射された
円偏波に対して、給電導体18を介して受信信号を取り
出すようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような一
点給電型の円偏波用パッチアンテナは軸比特性が狭帯域
であり、通常、軸比3dBで数%しかとれないといった
問題点があった。本発明は、軸比特性が広帯域のマイク
ロストリップアンテナを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のマイクロストリ
ップアンテナは、第1誘電体板の一面を略長方形のスロ
ットを備えた地導体とし、他面に前記スロットの長辺の
中央部と交差する向きに設けた給電回路パターンと、前
記スロットの前面に放射回路パターンが各々形成され、
重ねて設けられた第2誘電体板と第3誘電体板とからな
り、前記各々の放射回路パターンの形状を対角を切り落
とした略長方形状の放射回路パターンとし、同略長方形
状の放射回路パターンの長辺に平行な中心線と、前記ス
ロットの長辺に平行な中心線とが約45度の角度を成す
ように配置したことを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明は上記した構成により、給電回路パター
ンを介してスロットより、各放射回路パターンに給電す
ると、第2誘電体板の略長方形状の放射回路パターンの
長辺に平行な長軸方向と短辺に平行な短軸方向の共振電
流を各々流すことができ、各々の長さの差により共振周
波数が異なり位相差が発生するため、楕円偏波を励振す
ることができ、さらに第3誘電体板の略長方形状の放射
回路パターンを励振することにより、放射回路パターン
の長辺に平行な長軸方向と短辺に平行な短軸方向の共振
電流の共振周波数を下げることができ、放射回路パター
ンの対角を切り落とし部の大きさを調整することによ
り、軸比特性を広帯域とした円偏波を発生させることが
可能となる。
【0006】
【実施例】図1は、本発明のマイクロストリップアンテ
ナの一実施例の構成を示す、分解斜視図である。誘電体
板1の上面を略長方形のスロット3を備えた地導体2と
し、裏面にスロット3の長辺の中央部と交差する向きに
給電回路パターン4を設け、地導体2を設けた面に誘電
体板5と誘電体板7とを順に重ねた配置としている。誘
電体板5には放射回路パターン6が設けられており、誘
電体板7には放射回路パターン8が設けられている。
【0007】図2は、本発明のマイクロストリップアン
テナの一部切欠き平面図である。放射回路パターン6及
び8は各々対角を切り落とした略長方形状の放射回路パ
ターンとし、給電回路パターン4から給電された場合、
各々の放射回路パターン6及び8でそれぞれ楕円偏波を
発生させることができるようにし、大きさは上部の放射
回路パターン8の方を小さくして、各々の放射回路パタ
ーンの中心並びに長軸及び短軸が重なるようにし、放射
回路パターン6及び8の略長方形状の長辺に平行な中心
線(長軸)をX軸とし、短辺に平行な中心線(短軸)を
Y軸とすると、X軸とスロット3の長辺に平行な中心線
とが約45度の角度を成すように配置している。
【0008】図3(A)及び(B)は、本発明のマイク
ロストリップアンテナの周波数特性を示す特性図であ
る。給電回路パターン4からスロット3を介して放射回
路パターン6に給電すると、誘電体板5の略長方形状の
放射回路パターン6にX軸方向とY軸方向の共振電流を
各々流すことができ、放射回路パターン6のX軸方向の
長さとY軸方向の長さが異なるため、共振電流の共振周
波数fa′、fb′が異なり位相差が発生する。放射回
路パターン6の左右の対角の切り落とし部の大きさを調
整することにより、図3(A)に示すように、希望する
周波数f0の楕円偏波が得られる。さらに、放射回路パ
ターン6の上部に重ねた放射回路パターン8の左右の対
角の切り落とし部の大きさを調整することにより、図3
(B)に示すように、共振周波数fa′、fb′を各々
下げてfa、fbとすることができ、X軸方向の放射電
界とY軸方向の放射電界の振幅が等しくなる周波数f0
でX軸方向の放射電界とY軸方向の放射電界の位相差を
90度とすることができる。
【0009】従って、給電回路パターン4から周波数f
0で放射回路パターン6及び8に給電すると円偏波を発
生することができ、マイクロストリップアンテナに円偏
波が入射されると、マイクロストリップアンテナで円偏
波を電気信号に変換し、給電回路パターン4から電気信
号を取り出すことができ、給電回路パターン4を介して
受信信号として出力することができる。逆旋回の円偏波
を受信する場合は、図1において、略長方形状の放射回
路パターン6及び8の向きを90度回転させて配置すれ
ば良い。放射回路パターン6及び放射回路パターン8
共、誘電体板上に設けた放射回路パターンを用いるよう
にし、誘電体板の厚みを調整することにより、軸比特性
が広帯域のマイクロストリップアンテナとすることがで
き、軸比1dBで約8%以上の帯域を実現することが可
能となり、軸比特性を改善することができる。
【0010】図4は、本発明のマイクロストリップアン
テナを複数個使用した場合の一実施例を示す配置図であ
り、図中、図1で示したものと同一のものは同一の記号
で示している。図1に示す誘電体板5及び放射回路パタ
ーン6、及び誘電体板7及び放射回路パターン8、並び
に誘電体10に設けたスロット3及び給電回路パターン
4を組として、図2と同様に配置して一つの放射素子を
形成し、同放射素子を誘電体板10に複数個設けて平面
アンテナを形成し、各々の放射素子に備えられたスロッ
ト3から受信する偏波信号を取り出して給電回路パター
ン4に結合させ、給電回路パターン4と地導体11とで
形成されたマイクロストリップラインで相互に同位相と
なるように給電点に接続して、同給電点からLNB入力
回路に入力して衛星信号を受信するようにしたものであ
る。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1誘電体板の一面を略長方形のスロットを備えた地導
体とし、他面に前記スロットの長辺の中央部と交差する
向きに設けた給電回路パターンと、前記スロットの前面
に対角を切り落とした略長方形状の放射回路パターンが
各々形成された第2誘電体板と第3誘電体板を重ね、同
略長方形状の放射回路パターンの長辺に平行な中心線
と、前記スロットの長辺に平行な中心線とが約45度の
角度を成すように配置することにより、円偏波を受信す
ることが可能となり、軸比特性が広帯域のマイクロスト
リップアンテナを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマイクロストリップアンテナの一実施
例の構成を示す、分解斜視図である。
【図2】本発明のマイクロストリップアンテナの一部切
欠き平面図である。
【図3】(A)及び(B)は、本発明のマイクロストリ
ップアンテナの周波数特性を示す特性図である。
【図4】本発明のマイクロストリップアンテナを複数個
使用した場合の一実施例を示す配置図である。
【図5】従来例を示す、マイクロストリップアンテナの
平面図である。
【符号の説明】
1 誘電体板 2 地導体 3 スロット 4 給電回路パターン 5 誘電体板 6 放射回路パターン 7 誘電体板 8 放射回路パターン 10 誘電体板 11 地導体 15 誘電体板 16 放射回路パターン 17 凹部 18 給電導体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1誘電体板の一面を略長方形のスロッ
    トを備えた地導体とし、他面に前記スロットの長辺の中
    央部と交差する向きに設けた給電回路パターンと、前記
    スロットの前面に放射回路パターンが各々形成され、重
    ねて設けられた第2誘電体板と第3誘電体板とからな
    り、前記各々の放射回路パターンの形状を対角を切り落
    とした略長方形状の放射回路パターンとし、同略長方形
    状の放射回路パターンの長辺に平行な中心線と、前記ス
    ロットの長辺に平行な中心線とが約45度の角度を成す
    ように配置したことを特徴とするマイクロストリップア
    ンテナ。
  2. 【請求項2】 前記マイクロストリップアンテナを複数
    個設けて、前記給電回路パターンで相互に同位相となる
    ように給電点に接続してなる請求項1記載のマイクロス
    トリップアンテナ。
  3. 【請求項3】 前記第2誘電体板と第3誘電体板とに設
    けられた、対角を切り落とした略長方形状の放射回路パ
    ターンを各々異なる大きさとしたことを特徴とする請求
    項1又は2記載のマイクロストリップアンテナ。
JP20609593A 1993-08-20 1993-08-20 マイクロストリップアンテナ Pending JPH0758540A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007036930A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Japan Radio Co Ltd 円偏波パッチアンテナ及び円偏波アレイアンテナ
CN111224233A (zh) * 2018-11-23 2020-06-02 和硕联合科技股份有限公司 天线结构

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