JPH0865038A - プリントアンテナ - Google Patents

プリントアンテナ

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JPH0865038A
JPH0865038A JP7164494A JP16449495A JPH0865038A JP H0865038 A JPH0865038 A JP H0865038A JP 7164494 A JP7164494 A JP 7164494A JP 16449495 A JP16449495 A JP 16449495A JP H0865038 A JPH0865038 A JP H0865038A
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radiating element
antenna
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strip
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Toshikazu Hori
俊和 堀
Keizo Cho
敬三 長
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    • H01Q25/00Antennas or antenna systems providing at least two radiating patterns
    • H01Q25/005Antennas or antenna systems providing at least two radiating patterns providing two patterns of opposite direction; back to back antennas
    • HELECTRICITY
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    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/06Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart
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    • H01Q5/30Arrangements for providing operation on different wavebands
    • H01Q5/378Combination of fed elements with parasitic elements
    • H01Q5/385Two or more parasitic elements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/0407Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna
    • H01Q9/0414Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna in a stacked or folded configuration

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  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Waveguide Aerials (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】簡単な構成で、プリント基板の面に垂直な方向
に双指向性を有し、放射効率が高く高利得である。 【構成】誘電体基板13と、この基板の表裏面上の互い
に対向する位置にそれぞれ設けられた少なくとも1つの
対の同一形状かつ同一寸法の放射パッチ11、12と、
放射パッチの少なくとも1つのエッジに接続されており
これらパッチに給電するための給電回路14、15、1
6、17と、少なくとも裏面における放射パッチ12の
給電回路が接続されたエッジとこのエッジに対向するエ
ッジとに対して、間隙を隔てて形成された接地導体17
と、表面における放射パッチ11と結合する第1のスト
リップ導体14、15と、裏面上に設けられ、この裏面
における放射パッチ12と接地導体17とを結合する第
2のストリップ導体16とを有している。給電回路は、
不平衡型給電線路と、平衡型給電線路とからなってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板の面に垂
直な方向に双指向性放射パターンを有する簡易で高効率
なプリントアンテナに関する。特に本発明は、マイクロ
セルを用いたパーソナル通信システムの基地局アンテナ
として最適な双指向性プリントアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】PHS
(Personal Handyphone Syst
em、パーソナルハンディフォンシステム)等のパーソ
ナル通信システムにおいては、そのマイクロセルに適し
た高性能な基地局アンテナの開発が望まれている。特
に、セル形状が道路に沿った形状であるストリートマイ
クロセルにおいては、一般的に用いられている水平面内
無指向性アンテナよりもむしろ道路の長さ方向に指向性
を有する双指向性アンテナがゾーン長を拡大できるので
望ましい。また、基地局アンテナを道路脇の電柱等の建
造物に多数取り付けるためには、プリントアンテナのよ
うな簡易な構成で小型のアンテナであることが望まれ
る。
【0003】プリントアンテナの代表的な例として、円
形、方形等の共振器形のマイクロストリップアンテナが
知られている(例えば、I.J.Bahl and
P.Bhartia:Microstrip Ante
nnas,Artech House,USA,198
0参照)。このマイクロストリップアンテナは、基板の
一方の面が接地面となっているため、他方の面側にのみ
指向性を有している。従って、基板の両側の面に指向性
を持たせるためには、2つのマイクロストリップアンテ
ナの裏面が対向するように重ね合わせて設置し、両者の
出力を合成する必要が有る。しかし、この方法は構造が
複雑になるとともに、合成の際の位相誤差により対称性
の良い双指向性を持たせることは困難であるという問題
点を有していた。
【0004】プリントアンテナの他の例として、基板の
両面の対称な位置に同一形状及び同一寸法のパッチをプ
リントした平行平板形アンテナが知られている。
【0005】図13の(A)は従来の平行平板形アンテ
ナの構成例の斜視図であり、図13の(B)はその基板
の表面上に形成された導体パターンを示す平面図、及び
図13の(C)はその基板上の裏面に形成された導体パ
ターンを示す平面図である。
【0006】これらの図において、参照番号131及び
132は誘電体からなる基板133の両面にそれぞれパ
ターニングされた放射素子導体(放射パッチ)を表わし
ている。基板133の表面上の放射パッチ131には、
ストリップ導体134を介してストリップ導体135が
接続されている。基板133の裏面上のパッチ132に
は、ストリップ導体136を介して接地導体137が接
続されている。ストリップ導体134及び136は平衡
型の給電線路を構成しており、ストリップ導体135は
不平衡型の給電線路を構成している。ストリップ導体1
35の他端はコネクタ138の中心導体に、接地導体1
37はコネクタ138の接地導体にそれぞれ接続されて
いる。
【0007】この平行平板形アンテナによれば、図14
の(A)に示すように、磁界面(H面)内の放射指向性
は、双方向の指向性が得られる。しかしながら、図14
の(B)に示すように、電界面(E面)内の放射指向性
が無指向性又は楕円形の指向性となる。ただし、E面は
2つの放射素子導体131及び132に流れる電流を含
む面と平行な面であり、図13の場合は放射導体素子1
31及び132に垂直でかつ図の上下方向に平行な面、
H面はE面に垂直でかつ放射導体素子131及び132
に垂直な面である。
【0008】図14の(A)及び(B)の測定におい
て、基板133はテフロングラス基板(比誘電率2.5
5)を用い、基板133の厚さ1.6mm、基板133
の大きさ約10cm角、放射素子導体131及び132
の形状は正方形であり、測定周波数は2.2GHzであ
る。
【0009】このように、図13に示した従来の平行平
板形アンテナでは、磁界面(H面)及び電界面(E面)
の両方の面内とも双指向性を得ることができない。
【0010】従って本発明は、簡単な構成で、プリント
基板の面に垂直な方向に双指向性を有する放射効率の高
い高利得なプリントアンテナを提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によれば
上述の目的は、互いにほぼ平行な第1及び第2の面を有
する誘電体基板と、第1及び第2の面上の互いに対向す
る位置にそれぞれ設けられた少なくとも1つの対の同一
形状かつ同一寸法の放射素子導体と、放射素子導体の少
なくとも1つのエッジに接続されており放射素子導体に
給電するための給電回路と、第2の面上に設けられ、少
なくとも該第2の面における放射素子導体の給電回路が
接続されたエッジと該エッジに対向するエッジとに対し
て、間隙を隔てて形成された接地導体と、第1の面上に
設けられ、該第1の面における放射素子導体と結合する
第1のストリップ導体と、第2の面上に設けられ、該第
2の面における放射素子導体と接地導体とを結合する第
2のストリップ導体とを有しており、上述の給電回路
が、接地導体及び第1のストリップ導体による不平衡型
給電線路と、第1及び第2のストリップ導体による平衡
型給電線路とからなるプリントアンテナによって達成さ
れる。
【0012】このように、プリント基板の誘電体の両面
に面対称に同一形状かつ同一寸法の放射素子導体をプリ
ントしてなる平行平板形プリントアンテナにおいて、そ
の誘電体の片面にプリントされた放射素子導体と同一面
内で、かつ該放射素子導体と接しないような距離を隔て
た領域に、接地導体を形成することにより、磁界面(H
面)と共に電界面(E面)内の放射指向性として、双指
向性を得ることが可能となり、高利得化が図れる。ま
た、この接地導体を設けたことにより、この放射素子導
体への給電分配回路を不平衡型の給電線路を用いて容易
に構成することが出来る。即ち、本発明によれば、マイ
クロセルを用いた移動通信システムの基地局アンテナと
して最適な簡易な構成で対称性の良い高利得な双指向性
アンテナが提供される。
【0013】好ましくは、接地導体が第2の面における
放射素子導体の周囲に該放射素子導体と間隙を隔てて形
成されている。基板上に複数のアンテナ素子を配列する
場合に、マイクロストリップ線路によるそれらの給電線
路の配線が非常に容易となる。
【0014】好ましくは、複数対の前記放射素子導体が
アレイ状に前記基板に設けられている。
【0015】本発明の一実施態様によれば、放射素子導
体が4つの辺を有する正方形形状であり、平衡型給電線
路が該4つの辺のうちの1つの中央部に接続されてい
る。
【0016】本発明の一実施態様によれば、放射素子導
体が長辺及び該長辺より短い短辺を有する矩形形状であ
り、該長辺の1つに平衡型給電線路が接続されている。
これにより、インピーダンス整合回路が不要となり、回
路の簡易化及び小型化が図れる。これは、棒状の簡易ア
ンテナを実現する上で非常に有効である。
【0017】放射素子導体の長辺の中心から外れた1点
に前記平衡型給電線路が接続されているかもしれない。
【0018】本発明の一実施態様によれば、放射素子導
体の各々に所定距離だけ隔てて対向して設けられてお
り、該放射素子導体とほぼ同一形状の無給電の寄生素子
導体を備えている。これにより、平行平板間に閉じ込め
られていた電界が放射され、放射効率を大幅に高めるこ
とができる。
【0019】本発明の一実施態様によれば、少なくとも
1つのスロットと、第1の面上に設けられており該スロ
ットに交叉する第3のストリップ導体とを備えており、
該第3のストリップ導体及び接地導体による不平衡給電
線路を介してスロットに給電している。これにより、直
交偏波又は円偏波を励振するアンテナを簡易に実現する
ことが可能になる。
【0020】好ましくは複数対の放射素子導体とこの対
の数と同数のスロットとが基板上に設けられている。
【0021】本発明の一実施態様によれば、放射素子導
体の、又は放射素子導体及びスロットの励振位相及び励
振振幅を所望の値に制御すべく不平衡型給電線路の線路
長及び線路幅が決められている。これにより、簡単な回
路構成で所望の指向性を有するアレーアンテナを構成す
ることができる。
【0022】本発明の一実施態様によれば、放射素子導
体に給電する不平衡給電線路と、スロットに給電する不
平衡給電線路との間に90°ハイブリッドを挿入してい
る。これにより、簡単な構成で円偏波アンテナが実現で
きる。
【0023】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0024】(第1の実施例)図1は本発明による第1
の好ましい実施例におけるアンテナの構成を示してい
る。図1の(A)はこのアンテナの斜視図であり、図1
の(B)はその基板の表面上に形成された導体パターン
を示す斜視図、図1の(C)はその基板上の裏面に形成
された導体パターンを示す斜視図、図1の(D)は図1
の(B)におけるD−D線の断面図、図1の(E)は図
1の(B)におけるE−E線の断面図である。
【0025】これらの図において、参照番号11及び1
2は誘電体からなる基板13の両面にそれぞれパターニ
ングされた例えば正方形等の矩形形状の放射素子導体
(放射パッチ)を表わしている。パッチ11及び12
は、基板13の両面の互いに対向する位置(面対称な位
置)に同一形状及び同一寸法で形成されている。
【0026】基板13の表面上には、パッチ11の他に
ストリップ導体14及びストリップ導体15が形成され
ている。ストリップ導体15の一端はストリップ導体1
4を介してパッチ11の一辺のほぼ中央部に接続されて
いる。基板13の裏面上には、パッチ12の他にストリ
ップ導体16及び接地導体17が設けられている。接地
導体17は、図1の(C)からも明らかのように、パッ
チ12を囲んでその周囲に所定幅の間隙を隔てて設けら
れている。パッチ12と接地導体17は、この間隙部分
に設けられたストリップ導体16によって接続されてい
る。
【0027】ストリップ導体14及び16は、基板13
の両面の互いに対向する位置(面対称な位置)に設けら
れており、従って平衡型の給電線路を構成している。ス
トリップ導体15は裏面に接地導体17が存在する位置
の表面に設けられており、従って不平衡型の給電線路を
構成している。不平衡型の給電線路(ストリップ導体1
5)の他端はコネクタ18の中心導体に、接地導体17
はコネクタ18の接地導体にそれぞれ接続されている。
【0028】ここで、パッチ11及び12の長さ(共振
長)aは、共振周波数に応じて、端効果を考慮しながら
決定される。即ち、この種のアンテナにおいては、パッ
チの端からの電界の漏れによりパッチが電気的に長く見
えることとなり、実際の長さaよりも若干長い長さに対
応した周波数で共振することが知られている(例えば、
I.J.Bahl and P.Bhartia:Mi
crostrip Antennas,P57,Art
ech House,USA,1980参照)。
【0029】なお、本実施例においては、パッチ11及
び12と平衡型の給電線路(ストリップ導体14及び1
6)とを接続する場合、両者を同じインピーダンスに調
整するか又はインピーダンス整合回路をその間に設ける
ことによってインピーダンス整合をとる必要がある。
【0030】放射パッチ11及び12への給電が誘電体
基板13の両面に設けられた平衡型の給電線路(ストリ
ップ導体14及び16)によって行われるため、これら
パッチ11及び12は互いに逆相で励振され、その結
果、ビームをプリント基板13の面に対して垂直方向へ
放射することが可能となる。
【0031】前述したように、図13に示した従来の構
成によると、電界面(E面)の放射指向性が図14の
(B)に示すような無指向性又は楕円形の指向性とな
る。しかしながら、この実施例では、接地導体17がパ
ッチ12を囲んでその周囲全面に所定幅の間隙を隔てて
設けているので、電界面(E面)の放射指向性が双指向
性となり、しかも指向性利得が上昇しより利得の高いア
ンテナが実現できる。
【0032】なお、電界面(E面)の放射指向性を双指
向性とするためには、パッチ12を囲んでその周囲全面
に接地導体17を設ける必要性はなく、接地導体17を
パッチ12の給電線路が接続された辺とその対向辺側に
(共振長方向に)所定幅の間隙を隔てて設ければ良い。
本実施例のごとくパッチ12の周囲全面に接地導体17
を設ける理由は、マイクロストリップ導体給電線路の配
線を容易にするためにある。特に後述するように、基板
上に複数のアンテナを配列する場合に、このように構成
すれば給電線路の配線が非常に容易となる。
【0033】図2は、本実施例に基づいて実際に試作し
たプリントアンテナの電界面(E面)の放射指向性を示
す。同図に示すように、電界面(E面)においても双指
向性の放射特性が得られている。本特性の測定パラメー
タは、図14の場合と同じである。即ち、基板13はテ
フロングラス基板(比誘電率2.55)を用い、基板1
3の厚さは1.6mm、基板13の大きさは約10cm
角、パッチ11及び12の形状は正方形であり、測定周
波数は2.2GHzである。
【0034】接地導体17と放射パッチ12との間隙の
大きさに応じて、放射指向性、利得及びVSWR特性が
変化する。この間隙が無限大の場合、即ち接地導体17
がない場合のE面内の放射指向性は、従来技術と同じで
ほぼ無指向性となる。接地導体17を設けて放射パッチ
12との間隙を小さくすればするほど、E面内の放射指
向性は、双指向性に近づく。この間隔は、放射指向性、
利得及びVSWR特性を考慮して決定される。一般に
は、パッチ12の長さaの約1/5程度以下とした方が
所望の双指向性を得る点で好ましい。
【0035】周波数帯域特性は、放射パッチ11及び1
2間の距離(誘電体基板13の厚さ)に依存し、この厚
さを適当に選ぶことにより所望の帯域特性を得ることが
出来る。
【0036】以上述べたように、本発明のアンテナは、
基板の一方の面全面に接地導体を設け他方の面に放射素
子導体を設けた構造であるマイクロストリップアンテナ
とは異なる構造及び動作を有する平行平板形アンテナに
接地導体を付加した構造となっており、これにより、従
来の平行平板形アンテナとも異なる構造及び動作原理を
有するものである。
【0037】なお、図1の実施例では、放射パッチ11
及び12の形状が方形パッチとなっているが、通常のマ
イクロストリップアンテナの場合と同様に、円形、楕円
形、長方形をはじめとする種々の形状のパッチを用いて
も良いことは言うまでもない。
【0038】また、通常のマイクロストリップアンテナ
の場合と同様に、直交する2方向から放射素子の2点に
給電することにより、偏波共用を図れることも、また、
90°ハイブリッドを用いて右旋回及び左旋回の円偏波
を励振することも、さらに各々の2偏波を使用したダイ
バーシチアンテナとして動作させることも、同様に可能
である。
【0039】以上述べたように、本実施例によれば、簡
単な構成により、双指向性を有するプリントアンテナを
実現できる。
【0040】(第2の実施例)図3は本発明による第2
の好ましい実施例におけるアンテナの構成を示してい
る。この実施例は、第1の実施例のアンテナを複数(図
の例では4つ)配列したアレーアンテナの場合を示して
いる。
【0041】図3において、参照番号31及び32は誘
電体からなる基板33の両面にそれぞれパターニングさ
れた例えば正方形等の矩形形状の放射パッチを表わして
いる。パッチ31及び32は、基板33の両面の互いに
対向する位置(面対称な位置)に同一形状及び同一寸法
で形成されており、1つのアンテナ素子を構成してい
る。
【0042】基板33の表面上のこのアンテナ素子部分
には、パッチ31の他にストリップ導体34及びストリ
ップ導体35が形成されている。ストリップ導体35の
一端はストリップ導体34を介してパッチ31の一辺の
ほぼ中央部に接続されている。基板33の裏面上には、
パッチ32の他にストリップ導体36及び接地導体37
が設けられている。接地導体37は、パッチ32を囲ん
でその周囲に所定幅の間隙を隔てて設けられている。パ
ッチ32と接地導体37は、この間隙部分に設けられた
ストリップ導体36によって接続されている。
【0043】ストリップ導体34及び基板33の裏面上
の間隙部分に設けられたストリップ導体36は、基板3
3の両面の互いに対向する位置(面対称な位置)に設け
られており、従って平衡型の給電線路を構成している。
ストリップ導体35は裏面に接地導体37が存在する位
置の表面に設けられており、従って不平衡型の給電線路
を構成している。
【0044】基板33には、同様の構造のアンテナ素子
がこの実施例では4つアレイ状に形成されており、各ア
ンテナ素子からの不平衡型の給電線路(ストリップ導体
35)の他端はコネクタ38の中心導体に、接地導体3
7はコネクタ38の接地導体にそれぞれ接続されてい
る。なお、アンテナ素子の数は、4つに限定されるもの
ではなく、2つ以上であればいかなる数であっても良
い。
【0045】ここで、第1の実施例と同じく、放射パッ
チ31及び32への給電が誘電体基板33の両面に設け
られた平衡型の給電線路(ストリップ導体34及び3
6)によって行われるため、これらパッチ31及び32
は互いに逆相で励振され、その結果、ビームをプリント
基板33の面に対して垂直方向へ放射することが可能と
なる。
【0046】本実施例によるアンテナの特性としては、
第1の実施例における単一のアンテナ素子の指向性から
も類推されるように、電界面(E面)の放射指向性は、
接地導体37がパッチ32を囲んでその周囲全面に所定
幅の間隙を隔てて設けているので双指向性となり、しか
も指向性利得が上昇しより利得の高いアンテナが実現で
きる。また、磁界面(H面)内の放射指向性は、アレー
効果によりビームの絞られた双指向性を示す。また、接
地導体37をパッチ32を囲んでその周囲全面に設けた
ことにより、これら放射パッチへの給電分配回路を不平
衡型の給電線路を用いて容易に構成することが出来る。
【0047】この第2の実施例においては、主ビームが
プリント基板の面に垂直な2方向に放射される場合につ
いて述べたが、通常のアレーアンテナを構成する場合と
同様に、磁界面(H面)内の放射指向性については、放
射素子の励振振幅と位相を変化させることにより自由に
指向性合成を行えることは言うまでもない。さらに、こ
こでは、磁界面(H面)内に1次元に配列したアレーに
ついて述べたが、電界面(E面)内に1次元に配列した
アレーや、2次元(平面状)に配列したアレーを構成す
るのも、また、球面やコンフォーマルな形状に配列する
場合についても、本発明が有効であることは言うまでも
ない。
【0048】本実施例のその他の構成、変更態様及び効
果は、図1に示した第1の実施例の場合と同様である。
【0049】(第3の実施例)図4は、本発明による第
3の好ましい実施例におけるアンテナの構成を示してい
る。図4の(A)はこのアンテナの斜視図であり、図4
の(B)は図4の(A)におけるB−B線の断面図であ
る。
【0050】これらの図において、参照番号41及び4
2は誘電体からなる基板43の両面にそれぞれパターニ
ングされた例えば正方形等の矩形形状の放射素子導体
(放射パッチ)を表わしている。パッチ41及び42
は、基板43の両面の互いに対向する位置(面対称な位
置)に同一形状及び同一寸法で形成されている。
【0051】基板43の表面上には、パッチ41の他に
ストリップ導体44及びストリップ導体45が形成され
ている。ストリップ導体45の一端はストリップ導体4
4を介してパッチ41に接続されている。基板43の裏
面上には、パッチ42の他にストリップ導体46及び接
地導体47が設けられている。接地導体47は、パッチ
42を囲んでその周囲に所定幅の間隙を隔てて設けられ
ている。パッチ42と接地導体47は、この間隙部分に
設けられたストリップ導体46によって接続されてい
る。
【0052】ストリップ導体44及び46は、基板43
の両面の互いに対向する位置(面対称な位置)に設けら
れており、従って平衡型の給電線路を構成している。ス
トリップ導体45は裏面に接地導体47が存在する位置
の表面に設けられており、従って不平衡型の給電線路を
構成している。不平衡型の給電線路(ストリップ導体4
5)の他端はコネクタ48の中心導体に、接地導体47
はコネクタ48の接地導体にそれぞれ接続されている。
【0053】放射パッチ41及び42への給電が誘電体
基板43の両面に設けられた平衡型の給電線路(ストリ
ップ導体44及び46)によって行われるため、これら
パッチ41及び42は互いに逆相で励振され、その結
果、ビームをプリント基板43の面に対して垂直方向へ
放射することが可能となる。
【0054】さらに、接地導体47がパッチ42を囲ん
でその周囲全面に所定幅の間隙を隔てて設けているの
で、電界面(E面)の放射指向性が双指向性となり、し
かも指向性利得が上昇しより利得の高いアンテナが実現
できることは、第1の実施例の場合と同じである。
【0055】なお、電界面(E面)の放射指向性を双指
向性とするためには、パッチ42を囲んでその周囲全面
に接地導体47を設ける必要性はなく、接地導体47を
パッチ42の給電線路が接続された辺とその対向辺側に
(共振長方向に)所定幅の間隙を隔てて設ければ良い。
本実施例のごとくパッチ42の周囲全面に接地導体47
を設ける理由は、マイクロストリップ給電線路の配線を
容易にするためにある。特に、基板上に複数のアンテナ
を配列する場合に、このように構成すれば給電線路の配
線が非常に容易となる。
【0056】この第3の実施例と第1の実施例との相違
点は、放射効率を増大するために、図4の(B)に示す
ように、基板43から離れた位置に放射パッチ41及び
42に対向して無給電の寄生素子導体(寄生パッチ)4
9及び50をそれぞれ配置したことにある。これら寄生
パッチ49及び50は、放射パッチ41及び42と同一
形状及び同一寸法を有しており、放射パッチ41及び4
2に対してそれぞれ所定距離(この実施例では、波長の
約1/10の距離)だけ離れて配置されている。
【0057】図13に示す従来の平行平板形アンテナに
おいては、放射パッチ131及び132間の距離(誘電
体基板の厚さ、この実施例では放射パッチ41及び42
間の距離)が小さいとき、これらの平行導体間に電界が
閉じ込められ、放射効率が小さくなるという現象があ
る。一方、ある程度以上にこの距離が大きくなると、平
行導体間に高次モードがたって本来の放射指向性が得ら
れなくなる。また、平衡型の給電がくずれると、放射効
率は上昇するが双指向性の前後比が悪くなってしまう。
【0058】本実施例では、この点を解決するために、
放射パッチ41及び42に対向しかつ所定距離だけ離れ
て無給電の寄生パッチ49及び50をそれぞれ配置し、
これによって放射効率を高めている。図5は、この放射
効率が高くなる効果を示すために、寄生パッチ49及び
50を用いた場合と用いない場合とを比較して、平行導
体間の距離(h/λ)に対する利得の変化についての計
算値を示したものである。
【0059】同図に示すように、寄生パッチを用いない
場合、放射パッチ間の距離hが約0. 02波長(λ)以
下になると、急に、平行平板の間に電界が閉じ込めら
れ、放射効率が低下し、それ故、利得が低下する。これ
に対し、例えば、放射パッチ41及び42間の距離hが
0. 01波長(λ)の場合、寄生パッチ49及び50を
用いることにより、利得を約8dB程度改善することが
できる。
【0060】従来のマイクロストリップアンテナにおい
て、広帯域化を図ることを目的として、無給電の寄生素
子導体を用いることがある(例えば、堀、中嶋:信学論
(B),J68−B,4,pp.515〜522,19
85.4)。しかしながら、平行平板形アンテナの場合
は、従来のマイクロストリップアンテナの場合とは動作
原理が異なっており、アンテナの放射効率を上昇させる
ために寄生パッチ49及び50が用いられる。また、図
13に示す従来の平行平板形アンテナに対してこの種の
寄生パッチを用いた場合、従来の平行平板形アンテナの
電界面(E面)の指向性がもともと無指向性又は楕円形
の指向性であるから、例え寄生パッチを用いても、基板
方向(E面とH面に垂直な面に平行な方向)の成分が残
り双指向性が得られない。これに対し、本実施例におい
ては、寄生パッチ49及び50の有無に関わらず、接地
導体47の効果により双指向性が得られている。
【0061】なお、本実施例では、1つの放射素子を有
するアンテナの場合であるが、第2の実施例に示したよ
うな、放射素子が複数素子配列されたアレーアンテナの
場合でも本実施例の構成が適用可能であることは言うま
でもない。また、アレーアンテナとしたとき、各放射素
子の励振振幅及び位相を変化させることにより、自由に
指向性合成を行えることは言うまでもない。
【0062】本実施例のその他の構成、変更態様及び効
果は、図1及び図3にそれぞれ示した第1及び第2の実
施例の場合と同様である。
【0063】(第4の実施例)図6は本発明による第4
の好ましい実施例におけるアンテナの構成を示してい
る。この実施例は、第1の実施例のアンテナにおける放
射パッチの形状を細幅の方形として、E面内に複数(図
の例では4つ)配列したアレーアンテナの場合を示して
いる。
【0064】図6において、参照番号61及び62は誘
電体からなる基板63の両面にそれぞれパターニングさ
れたストリップ形状(細幅の矩形形状)の放射パッチを
表わしている。パッチ61及び62は、基板63の両面
の互いに対向する位置(面対称な位置)に同一形状及び
同一寸法で形成されており、1つのアンテナ素子を構成
している。
【0065】基板63の表面上のこのアンテナ素子部分
には、パッチ61の他にストリップ導体64及びストリ
ップ導体65が形成されている。ストリップ導体65の
一端はストリップ導体64を介してパッチ61の長辺の
一点に接続されている。基板63の裏面上には、パッチ
62の他にストリップ導体66及び接地導体67が設け
られている。接地導体67は、パッチ62を囲んでその
周囲に所定幅の間隙を隔てて設けられている。パッチ6
2と接地導体67は、この間隙部分に設けられたストリ
ップ導体66によって接続されている。
【0066】ストリップ導体64及び基板63の裏面上
の間隙部分に設けられたストリップ導体66は、基板6
3の両面の互いに対向する位置(面対称な位置)に設け
られており、従って平衡型の給電線路を構成している。
ストリップ導体65は裏面に接地導体67が存在する位
置の表面に設けられており、従って不平衡型の給電線路
を構成している。
【0067】基板63には、同様の構造のアンテナ素子
がこの実施例では4つアレイ状に形成されており、各ア
ンテナ素子からの不平衡型の給電線路(ストリップ導体
65)の他端はコネクタ68の中心導体に、接地導体6
7はコネクタ68の接地導体にそれぞれ接続されてい
る。なお、アンテナ素子の数は、4つに限定されるもの
ではなく、2つ以上であればいかなる数であっても良
い。
【0068】放射パッチの長さa(共振長)は長さbに
等しく選ばれるのが一般的であるが、使用周波数帯域が
狭い場合には、長さbを長さaより小さくしても問題は
無い。一般に、放射パッチへの給電は長さbの辺の2等
分線上の点から行われる。何故なら、給電点を長さbの
辺の2等分線上の点から外れたところに設けた場合、放
射パッチ上の電流は、長さaの辺に平行に流れるのに加
えて、長さbの辺に平行な方向にも流れ、長さbに応じ
た周波数でも共振することになるからである。これに対
して、放射パッチの長さbを長さa(共振長)に対して
短く選ぶと、長さbに応じた共振周波数が本来の放射パ
ッチの長さaに対応する共振周波数とは大きく異なり、
本来の必要とする周波数帯域に影響を及ぼさないという
特性がある。
【0069】本実施例は、この特性を利用したもので、
共振長から決定される放射パッチ61及び62の一辺の
長さaに対して他の辺の長さbを短くし、長さaの辺上
の1点から平衡型の給電線路65で給電を行う構造とし
ている。これによりこのアンテナは、長さa及び長さb
に対応する共振周波数で共振するが、長さbに対応する
共振モードは、本来必要とする周波数帯域に影響を及ぼ
さないため、長さaに対応する共振周波数のアンテナと
して用いることが出来るのである。
【0070】ところで、放射パッチ61及び62の長さ
aの辺の中心のインピーダンスは0Ωであるが、このイ
ンピーダンスはその辺の端に近づくにつれて高くなり、
端では約300Ω以上となる。従来のアンテナにおいて
は、図6の矢印方向に電流を流して長さaに対する共振
周波数を得るために長さbの辺から給電していたため、
給電点のインピーダンスが高くなり、必然的にインピー
ダンス整合回路が必要であり、回路が複雑となる欠点が
あった。本実施例では、放射パッチ61及び62の長さ
aの端を除く辺上の1点から給電するため、平衡型の給
電線路の特性インピーダンスに応じて、自由に給電点を
選ぶことが出来る。このため、インピーダンス整合回路
が不用となり、回路の簡易化及び小形化が図れる利点が
ある。これは、本発明のアンテナ構成を実現する上で有
効な技術であり、これにより、双指向性を有するアンテ
ナがさらに簡易に構成できるという利点がある。
【0071】本実施例のその他の構成、変更態様及び効
果は、図1及び図3にそれぞれ示した第1及び第2の実
施例の場合と同様である。
【0072】(第5の実施例)図7は、本発明による第
5の好ましい実施例におけるアンテナの構成を示してい
る。図7の(A)はこのアンテナ一部破断斜視図及びそ
の部分の拡大斜視図であり、図7の(B)は図7の
(A)におけるB′−B′線の断面図であり、図7の
(C)は各放射素子部分の正面図及び背面図である。
【0073】この実施例は、図6に示したアンテナに図
4に示した寄生パッチを設けて円筒状のレドーム内に収
納したアンテナのより具体的な例である。
【0074】これらの図において、参照番号71及び7
2は誘電体からなる基板73の両面にそれぞれパターニ
ングされた細幅の矩形形状の放射パッチを表わしてい
る。パッチ71及び72は、基板73の両面の互いに対
向する位置(面対称な位置)に同一形状及び同一寸法で
形成されており、1つのアンテナ素子を構成している。
【0075】基板73の表面上のこのアンテナ素子部分
には、パッチ71の他にストリップ導体74及びストリ
ップ導体75が形成されている。ストリップ導体75の
一端はストリップ導体74を介してパッチ71に接続さ
れている。基板73の裏面上には、パッチ72の他にス
トリップ導体76及び接地導体77が設けられている。
接地導体77は、パッチ72を囲んでその周囲に所定幅
の間隙を隔てて設けられている。パッチ72と接地導体
77は、この間隙部分に設けられたストリップ導体76
によって接続されている。
【0076】ストリップ導体74及び基板73の裏面上
の間隙部分に設けられたストリップ導体76は、基板7
3の両面の互いに対向する位置(面対称な位置)に設け
られており、従って平衡型の給電線路を構成している。
ストリップ導体75は裏面に接地導体77が存在する位
置の表面に設けられており、従って不平衡型の給電線路
を構成している。
【0077】放射効率を増大するために、基板73から
離れた位置に放射パッチ71及び72に対向して無給電
の寄生素子導体(寄生パッチ)79及び80がそれぞれ
配置されている。これら寄生パッチ79及び80は、放
射パッチ71及び72と同一形状及び同一寸法を有して
おり、放射パッチ71及び72に対してそれぞれ所定距
離(この実施例では、波長の約1/10の距離)だけ離
れて配置されている。また、これらの寄生パッチ79及
び80は、誘電体からなる補助基板81及び82上にそ
れぞれ形成されている。
【0078】基板73には、複数のアンテナ素子がアレ
イ状に形成されており、これらのアンテナ素子が円筒状
のレドーム83内に収容されている。各アンテナ素子か
らの不平衡型の給電線路(ストリップ導体75)の他端
はレドーム83から外部に突出しているコネクタ78の
中心導体に、接地導体77はコネクタ78の接地導体に
それぞれ接続されている。
【0079】本実施例のその他の構成、変更態様及び効
果は、図4及び図6にそれぞれ示した第3及び第4の実
施例の場合と同様である。
【0080】本実施例のアンテナの実測特性が図8に示
されている。図8の(A)は磁界面(H面)内の放射指
向性、図8の(B)は電界面(E面)内の放射指向性を
それぞれ示している。本特性の測定パラメータとして、
基板73はテフロングラス基板(比誘電率2.55)を
用い、基板73の厚さは1.6mm、幅は約30mmで
あり、各素子の短辺の長さは約10mm、素子間隔は約
0.9波長であり、放射パッチ71及び72と寄生パッ
チ79及び80間の距離は約10mmであり、測定周波
数は2.2GHzである。
【0081】同図から明らかなように、本アンテナは電
界面(E面)内に配列したものであるため、電界面(E
面)内の放射指向性はアレー効果により絞られ、一方、
磁界面(H面)内の放射指向性は、細幅のパッチである
ためビーム幅の広い双指向性が得られている。
【0082】(第6の実施例)図9は本発明による第6
の好ましい実施例におけるアンテナの構成を示す斜視図
である。この実施例は、双指向性細幅パッチアンテナと
双指向性スロットアンテナとを複合させた構造のアンテ
ナである。
【0083】同図において、参照番号91及び92は誘
電体からなる基板93の両面にそれぞれパターニングさ
れたストリップ形状(細幅の矩形形状)の放射素子導体
(放射パッチ)を表わしている。パッチ91及び92
は、基板93の両面の互いに対向する位置(面対称な位
置)に同一形状及び同一寸法で形成されている。
【0084】基板93の表面上には、パッチ91の他に
ストリップ導体94、ストリップ導体95及びストリッ
プ導体104が形成されている。ストリップ導体95の
一端はストリップ導体94を介してパッチ91に接続さ
れている。基板93の裏面上には、パッチ92の他にス
トリップ導体96及び接地導体97が設けられている。
接地導体97は、パッチ92を囲んでその周囲に所定幅
の間隙を隔てて設けられている。パッチ92と接地導体
97は、この間隙部分に設けられたストリップ導体96
によって接続されている。
【0085】ストリップ導体94及び96は、基板93
の両面の互いに対向する位置(面対称な位置)に設けら
れており、従って平衡型の給電線路を構成している。ス
トリップ導体95及びストリップ導体104は裏面に接
地導体97が存在する位置の表面に設けられており、従
って不平衡型の給電線路を構成している。一方の不平衡
型の給電線路(ストリップ導体95)の他端は一方のコ
ネクタ98の中心導体に、接地導体97はこのコネクタ
98の接地導体にそれぞれ接続されている。
【0086】放射効率を増大するために、基板93から
離れた位置に放射パッチ91及び92に対向して無給電
の寄生素子導体(寄生パッチ)99及び100がそれぞ
れ配置されている。これら寄生パッチ99及び100
は、放射パッチ91及び92と同一形状及び同一寸法を
有しており、放射パッチ91及び92に対してそれぞれ
所定距離(この実施例では、波長の約1/10の距離)
だけ離れて配置されている。
【0087】この第6の実施例と第3の実施例との相違
点は、接地導体97が設けられている領域内で放射パッ
チ92と上下に並ぶ位置の基板93に細幅のスロット1
05を設けたこと、及びこのスロット105への給電の
ために基板93の表面上に、その一端部分がスロット1
05と交叉するようにマイクロストリップ(不平衡型
の)給電線路104を設けたことにある。この不平衡型
の給電線路(ストリップ導体104)の他端は他方のコ
ネクタ106の中心導体に接続されている。スロット1
05の長さは、放射パッチ91及び92と同様に共振長
となっている。スロット105は、本実施例では、パタ
ーニングの際に基板裏面の接地導体97をその形状に開
口させることによって形成される。
【0088】基板93の裏面における、パッチ92部分
及びその間隙を除く残りの部分全面に接地導体97を設
けることにより、放射パッチ91及び92と同一面にス
ロット105を配置することが可能となる。さらに、基
板93の表面側の接地導体97に対応する部分にマイク
ロストリップ線路104を設けることによりスロット1
05への給電が容易となり、スロット105をこの放射
パッチ91及び92と独立に動作させることができる。
このとき、放射パッチ91及び92は垂直偏波を、スロ
ット105は水平偏波を放射することとなり、偏波共用
アンテナの実現が可能となる。また、両偏波を用いたダ
イバーシチも可能となる。
【0089】本実施例のその他の構成、変更態様及び効
果は、図4及び図6にそれぞれ示した第3及び第4の実
施例の場合と同様である。
【0090】(第7の実施例)図10は本発明による第
7の好ましい実施例におけるアンテナの構成を示す斜視
図である。この実施例は、図9の双指向性細幅パッチア
ンテナと双指向性スロットアンテナとを複合させた構造
のアンテナに90°ハイブリッドを設けて電力合成する
ようにしたものである。これにより、右旋回及び左旋回
の円偏波を放射することが可能となる。
【0091】図10のアンテナにおいて、90°ハイブ
リッド107を除く部分の構成は、図9のアンテナと全
く同じである。ただし、放射パッチ91及び92への給
電線路(ストリップ導体94〜96)、並びにスロット
105への給電線路104の線長及び線幅は、励振振幅
が互いに等しくかつ励振位相が互いに等しくなるように
設計されている。これにより、90°ハイブリッド10
7により、偏波が直交する各素子へ90°の位相差で給
電できるため、円偏波が励振できる。なお、90°ハイ
ブリッド107は、誘電体基板93上に構成することも
できる。
【0092】クロスダイポールアンテナのように、通常
の円偏波アンテナでは、電界面(E面)と磁界面(H
面)との指向性の異なるアンテナを直交させることによ
り円偏波アンテナを構成しているため、指向性の差によ
って、主ビーム方向以外では、楕円偏波率が劣化し、円
偏波が得られない。これに対し、本実施例のアンテナに
おいては、放射パッチ91及び92の電界面(E面)内
指向性及びスロット105の磁界面(H面)内指向性
と、放射パッチ91及び92の磁界面(H面)内指向性
及びスロット105の電界面(E面)内指向性とをほぼ
等しくできるため、水平面については広角度にわたって
円偏波特性が良好となる。なお、垂直面については、垂
直偏波素子と水平偏波素子とが離れた位置にあるためア
レー効果の影響を受け、主ビーム方向以外では、円偏波
特性が劣化する。
【0093】なお、図10の実施例において、給電ポー
トとしてコネクタ98及び106の一方を選択すること
により、右旋及び左旋の円偏波を選択できる。従って、
図9のアンテナにおいて垂直及び水平の両偏波を用いた
ダイバーシチが可能であったのと同様に、図10のアン
テナにおいては、右旋及び左旋の両偏波を用いたダイバ
ーシチが可能である。
【0094】本実施例のその他の構成、変更態様及び効
果は、図9に示した第6の実施例の場合と同様である。
【0095】(第8の実施例)図11は、本発明による
第8の好ましい実施例におけるアンテナの構成を示す斜
視図である。
【0096】この実施例は、図9に示した双指向性細幅
パッチアンテナと双指向性スロットアンテナとを複合さ
せた構造のアンテナを基板上に複数配列して円筒状のレ
ドーム内に収納したアンテナのより具体的な例である。
【0097】同図に示すように、誘電体からなる基板1
13の両面には細幅の矩形形状の放射パッチ(111)
がそれぞれパターニングされていると共に、接地導体が
設けられている領域内の基板113に細幅のスロット1
15が形成されている。基板の裏面における放射パッチ
とスロット115とは、本実施例では、基板113の長
さ方向に1つずつ交互に配置されている。
【0098】また、放射パッチ111の前方に(基板1
13から離れる方向に)、所定距離(この実施例では、
波長の約1/10の距離)だけ離れた位置に、無給電の
寄生素子導体(寄生パッチ)119及び120が誘電体
からなる補助基板121及び122上にそれぞれ配置さ
れている。このように本実施例では2組である双指向性
細幅パッチアンテナと双指向性スロットアンテナとを複
合させた構造のアンテナが、円筒状のレドーム123内
に収容されている。なお、パッチアンテナ及びスロット
アンテナの組数は2つに限定されるものではなく、2以
上の任意の数であっても良い。
【0099】本実施例におけるその他の構成、変更態様
及び効果は、図7及び図9にそれぞれ示した第5及び第
6の実施例の場合と全く同様である。
【0100】(第9の実施例)図12は、本発明による
第9の好ましい実施例におけるアンテナの構成を示す斜
視図である。
【0101】この実施例は、図11の実施例と同様に図
9に示した双指向性細幅パッチアンテナと双指向性スロ
ットアンテナとを複合させた構造のアンテナを基板上に
複数配列して円筒状のレドーム内に収納したアンテナの
より具体的な例である。
【0102】ただし本実施例では、放射パッチ(11
1)とスロット115とは、基板113の長さ方向に複
数の放射パッチ(111)毎及び複数のスロット115
毎に別個に配置されている。その他の構成、変更態様及
び効果は、図11の第8の実施例と全く同様であるため
説明を省略する。なお、図11の第8の実施例の場合と
類似の要素には同一の参照番号が付されている。
【0103】以上述べた実施例は全て本発明を例示的に
示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は
他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができ
る。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等
範囲によってのみ規定されるものである。
【0104】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、プリントアンテナは、誘電体基板と、この基板の表
裏面上の互いに対向する位置にそれぞれ設けられた少な
くとも1つの対の同一形状かつ同一寸法の放射パッチ
と、放射パッチの少なくとも1つのエッジに接続されて
おりこれらパッチに給電するための給電回路と、裏面上
に設けられ、少なくともこの裏面における放射パッチの
給電回路が接続されたエッジとこのエッジに対向するエ
ッジとに対して、間隙を隔てて形成された接地導体と、
表面上に設けられ、この表面における放射パッチと結合
する第1のストリップ導体と、裏面上に設けられ、この
裏面における放射パッチと接地導体とを結合する第2の
ストリップ導体とを有しており、上述の給電回路は、接
地導体及び第1のストリップ導体による不平衡型給電線
路と、第1及び第2のストリップ導体による平衡型給電
線路とからなっている。
【0105】このように、プリント基板の誘電体の両面
に面対称に同一形状かつ同一寸法の放射素子導体をプリ
ントしてなる平行平板形プリントアンテナにおいて、そ
の誘電体の片面にプリントされた放射素子導体と同一面
内で、かつ該放射素子導体と接しないような距離を隔て
た領域に、接地導体を形成することにより、磁界面(H
面)と共に電界面(E面)内の放射指向性として、双指
向性を得ることが可能となり、高利得化が図れる。
【0106】また、このようなパターンの接地導体を設
けたことにより、この放射素子導体への給電分配回路を
不平衡型の給電線路を用いて容易に構成することが出来
る。即ち、本発明によれば、マイクロセルを用いた移動
通信システムの基地局アンテナとして最適な簡易な構成
で対称性の良い高利得な双指向性アンテナが提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の好ましい実施例におけるア
ンテナの構成を示す図である。
【図2】図1の実施例におけるアンテナの実測特性を示
す図である。
【図3】本発明による第2の好ましい実施例におけるア
ンテナの構成を示す図である。
【図4】本発明による第3の好ましい実施例におけるア
ンテナの構成を示す図である。
【図5】図4の実施例におけるアンテナの効果を説明す
る図である。
【図6】本発明による第4の好ましい実施例におけるア
ンテナの構成を示す図である。
【図7】本発明による第5の好ましい実施例におけるア
ンテナの構成を示す図である。
【図8】図7の実施例における平行平板形アンテナの実
測特性を示す図である。
【図9】本発明による第6の好ましい実施例におけるア
ンテナの構成を示す図である。
【図10】本発明による第7の好ましい実施例における
アンテナの構成を示す図である。
【図11】本発明による第8の好ましい実施例における
アンテナの構成を示す図である。
【図12】本発明による第9の好ましい実施例における
アンテナの構成を示す図である。
【図13】従来の平行平板形アンテナの構成例を示す図
である。
【図14】図13の平行平板形アンテナの実測特性を示
す図である。
【符号の説明】
11、12 放射パッチ 13 基板 14、15、16 ストリップ導体 17 接地導体 18 コネクタ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いにほぼ平行な第1及び第2の面を有
    する誘電体基板と、 前記第1及び第2の面上の互いに対向する位置にそれぞ
    れ設けられた少なくとも1つの対の同一形状かつ同一寸
    法の放射素子導体と、 前記放射素子導体の少なくとも1つのエッジに接続され
    ており該放射素子導体に給電するための給電回路と、 前記第2の面上に設けられ、少なくとも該第2の面にお
    ける前記放射素子導体の前記給電回路が接続されたエッ
    ジと該エッジに対向するエッジとに対して、間隙を隔て
    て形成された接地導体と、 前記第1の面上に設けられ、該第1の面における前記放
    射素子導体と結合する第1のストリップ導体と、 前記第2の面上に設けられ、該第2の面における前記放
    射素子導体と前記接地導体とを結合する第2のストリッ
    プ導体とを有し、 前記給電回路が、前記接地導体及び前記第1のストリッ
    プ導体による不平衡型給電線路と、前記第1及び第2の
    ストリップ導体による平衡型給電線路とからなることを
    特徴とするプリントアンテナ。
  2. 【請求項2】 前記接地導体が前記第2の面における前
    記放射素子導体の周囲に該放射素子導体と間隙を隔てて
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプリ
    ントアンテナ。
  3. 【請求項3】 前記放射素子導体が4つの辺を有する正
    方形形状であり、前記平衡給電線路が該4つの辺のうち
    の1つの中央部に接続されていることを特徴とする請求
    項1又は2に記載のプリントアンテナ。
  4. 【請求項4】 前記放射素子導体が長辺及び該長辺より
    短い短辺を有する矩形形状であり、該長辺の1つに前記
    第1及び第2のストリップ導体による平衡型給電線路が
    接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載
    のプリントアンテナ。
  5. 【請求項5】 前記放射素子導体の前記長辺の中心から
    外れた1点に前記平衡型給電線路が接続されていること
    を特徴とする請求項4に記載のプリントアンテナ。
  6. 【請求項6】 前記放射素子導体の各々に所定距離だけ
    隔てて対向して設けられており、該放射素子導体とほぼ
    同一形状の無給電の寄生素子導体を備えていることを特
    徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のプリン
    トアンテナ。
  7. 【請求項7】 複数対の前記放射素子導体がアレイ状に
    前記基板に設けられていることを特徴とする請求項1か
    ら6のいずれか1項に記載のプリントアンテナ。
  8. 【請求項8】 前記放射素子導体の励振位相及び励振振
    幅を所望の値に制御すべく前記不平衡型給電線路の線路
    長及び線路幅が決められていることを特徴とする請求項
    1から7のいずれか1項に記載のプリントアンテナ。
  9. 【請求項9】 少なくとも1つのスロットと、前記第1
    の面上に設けられており該スロットに交叉する第3のス
    トリップ導体とを備えており、該第3のストリップ導体
    及び前記接地導体による不平衡給電線路を介して前記ス
    ロットに給電することを特徴とする請求項1から7のい
    ずれか1項に記載のプリントアンテナ。
  10. 【請求項10】 複数対の前記放射素子導体と該対の数
    と同数の前記スロットが前記基板に設けられていること
    を特徴とする請求項9に記載のプリントアンテナ。
  11. 【請求項11】 前記放射素子導体及び前記スロットの
    励振位相及び励振振幅を所望の値に制御すべく前記不平
    衡型給電線路の線路長及び線路幅が決められていること
    を特徴とする請求項9又は10に記載のプリントアンテ
    ナ。
  12. 【請求項12】 前記放射素子導体に給電する前記不平
    衡給電線路と、前記スロットに給電する前記不平衡給電
    線路との間に90°ハイブリッドが挿入されていること
    を特徴とする請求項11に記載のプリントアンテナ。
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