JPH0758287A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH0758287A
JPH0758287A JP19970093A JP19970093A JPH0758287A JP H0758287 A JPH0758287 A JP H0758287A JP 19970093 A JP19970093 A JP 19970093A JP 19970093 A JP19970093 A JP 19970093A JP H0758287 A JPH0758287 A JP H0758287A
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JP
Japan
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capacitor
capacitors
adjustment
circuit
semiconductor device
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JP19970093A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Saito
藤 鉄 弥 斉
Toru Amamoto
本 徹 天
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体装置に外付素子を用いたり、外付素子
による調整を必要とせずに、IC内部の重要な回路特性
を決定する重要な素子の値を高精度で作り込む。 【構成】 半導体装置の電気的特性を決定する容量や抵
抗として主たるものの他、調整用の容量や抵抗を半導体
基板上に形成しておく。多層配線の最終配線以前の段階
でチップ内の時定数回路、フィルタ回路等の調整を必要
とする回路に主たる容量や抵抗のみを接続し、回路とし
て動作可能にする。そして、プルーバで電気的特性を測
定し、半導体装置が所望の特性になるように以後の配線
工程で調整用の容量や抵抗を選択し、接続する。調整用
容量や抵抗を、必要な電気的特性の精度を実現できるよ
うに予め必要な数形成しておき、最適なものを選択する
配線を行えば、半導体装置完成後の調整は不要となる。 【効果】 電気的特性にバラツキの少ない半導体装置が
得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に関し、特
に、半導体装置の製造工程の途中で回路定数を調整する
ことが可能な半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子回路をIC(集積回路)上に
集積する場合、半導体製造プロセスの特性上、IC内部
の素子はばらつきが大きい。このため、素子に対する要
求が厳しい場合、外付けの素子とするか、あるいは何等
かの方法で素子の値の調整が必要である。図3は、従来
技術によるローパスフィルタの構成例を示しており、同
図において、入力信号は、入力信号の電圧レベルに応じ
た電流出力を発生するコンダクタンスアンプ1の正相入
力端に供給され、カットオフ周波数を設定するキャパシ
タC1及びバッファアンプである0デシベルアンプ2を
経て出力信号となる。出力信号の一部はコンダクタンス
アンプ1の逆相入力端に帰還される。コンダクタンスア
ンプ1には、用意されたICパッケージの外部端子3を
介して抵抗R1が接続される。この抵抗R1は伝達コン
ダクタンス(gm)調整用可変抵抗である。上記したキ
ャパシタC1は周波数特性決定用の内蔵キャパシタであ
る。
【0003】このローパスフィルタの伝達関数Tは、 T=1/(s+gm/C1) で与えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに部品を外付けする半導体装置は、別途の部品を更に
使用することにより製品コストがアップする。また、ボ
リューム等による組立調整としたときは調整工程の増加
によって更にコストアップする。半導体装置の性能面で
も外部部品接続のために別途に端子を設け、パッケージ
から端子を外部に出すことにより、外来ノイズの影響を
受けやすい、端子数が多く必要になる等の欠点があっ
た。
【0005】また、IC内に形成したキャパシタ素子の
容量を補正する方法として、内蔵キャパシタを用いた充
放電回路を設け、基準クロック信号を入力することによ
り内蔵容量を補正する電流を作り出すような手法も提案
されているが、この方法を実現するために相当数の素子
数を必要とし、もともと数百素子程度の小規模の安価な
ICにはプロセスコスト等の理由で導入し難い。
【0006】よって、本発明の目的は、このような半導
体装置に外付素子を用いたり、外付素子による調整を必
要とせずに、IC内部の重要な回路特性を決定する重要
な素子の値を高精度で作り込む半導体装置を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の半導体装置は、半導体基板上に形成される電気
回路と、上記半導体基板上に形成されて上記電気回路の
出力特性を決定する決定用抵抗若しくはキャパシタと、
上記半導体基板上に形成されて上記電気回路の出力特性
を調整するための1若しくはそれ以上の調整用抵抗若し
くはキャパシタと、上記電気回路の出力特性の測定結果
に基づいて所望の出力特性を得るべく選択される上記調
整用抵抗を上記決定用抵抗に若しくは上記調整用キャパ
シタを上記決定用キャパシタに接続する多層配線層と、
を備える。
【0008】
【作用】半導体装置の電気的特性を決定するキャパシタ
や抵抗として主たるものの他、調整用のキャパシタや抵
抗を半導体基板上に形成しておく。多層配線の最終配線
以前の段階でチップ内の時定数回路、フィルタ回路等の
調整を必要とする回路に主たるキャパシタや抵抗のみを
接続し、回路として動作可能にする。そして、プルーバ
で電気的特性を測定し、半導体装置が所望の特性になる
ように以後の配線工程で調整用のキャパシタや抵抗を選
択し、これを主たるキャパシタや抵抗と直列或いは並列
に組合せて接続する。調整用キャパシタや抵抗を必要な
電気的特性の精度を実現できるように予め必要な数だけ
形成しておき、最適なものを選択する配線を行えば、半
導体装置完成後の外部抵抗等による調整は不要となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1を参照し
て説明する。図1は、従来と同型式のローパスフィルタ
に本発明を適用した例を示しており、同図において図3
と対応する部分には同一符号を付し、かかる部分の説明
は省略する。
【0010】この例では、コンダクタンスアンプ1に接
続される抵抗R1は、コンダクタンスアンプ1の電圧電
流変換率であるコンダクタンスgmを決定する固定抵抗
である。コンダクタンスアンプ1の出力端子に接続され
るキャパシタC1は、主たる周波数特性決定用のキャパ
シタで、キャパシタC2〜C4は周波数特性調整用のキ
ャパシタで、いずれの素子も半導体装置(IC)に内蔵
される。
【0011】キャパシタC1〜C4は、半導体基板上に
形成されるが、キャパシタC2〜C4は途中の製造工程
まで、配線が接続されず、キャパシタC1とは切り離さ
れる。製造プロセスの途中で、コンダクタンスアンプ
1、抵抗R1、キャパシタC1、0デシベルアンプ2が
接続されると、ローパスフィルタが構成される。この状
態で、ローパスフィルタの周波数特性を測定する。これ
は、例えば、ウェーハ上のいくつかのチップにプルーバ
を当てて、自動測定器により測定する。そのロットの周
波数特性の傾向を把握して、ローパスフィルタの周波数
特性が、最終的に目標とする特性になるように、調整用
のキャパシタ容量を決定する。以後の配線工程で、調整
に必要なキャパシタ容量をキャパシタC2〜C4のいず
れかの選択、或いは組合せによって得て、該当するキャ
パシタを多層配線層4によって接続する。配線パターン
のマスクは、調整用キャパシタの選択パターンに対応し
て予め複数のパターンが用意される。このようにして、
半導体基板上の、基準となるキャパシタC1の容量が必
要により追加接続されるキャパシタC2〜C4によって
正確に調整されるので外部にキャパシタを取付けて精度
を確保する構成を採らずに済む。
【0012】図2は、本発明を半導体装置に組込まれる
電圧源に適用した他の実施例を示している。同図におい
て、バンドギャップ型の電流源I1は、ダイオードQ
1、同Q2及び抵抗R1からなる直列回路に定電流を供
給し、ダイオードQ1のアノード電位をトランジスタQ
3のベースに与える。トランジスタQ3は、電流ミラー
回路を構成するトランジスタQ4のコレクタ電流を設定
する。これにより、トランジスタQ4と対になるトラン
ジスタQ5のコレクタ電流が設定される。このコレクタ
電流は、抵抗R3〜R6からなる抵抗直列回路に与えら
れる。抵抗R3の端子電圧が出力電圧V0 となる。
【0013】ここで、抵抗R3が主たる電圧決定用の抵
抗で、抵抗R4〜R6が電圧調整用の抵抗である。上述
したように電流源I1をバンドギャップ型電流源で構成
し、トランジスタQ3のエミッタが1.2Vになるよう
にしておけば、トランジスタQ3のコレクタ電流は温度
係数が0に近い。半導体装置の製造プロセスにおいて、
最終配線を行うよりも前の工程で抵抗R3〜R6を直列
に接続し、出力端子に電圧V0 が発生するように回路を
構成する。そして、ウェーハ上のいくつかのチップでこ
のときの電圧V0 を測定する。この測定値により、調整
に必要な抵抗値を決定する。以後の配線プロセスで、抵
抗値減少に対応する配線用マスクを選択し、多層配線層
4により抵抗R4〜R6を選択的にショートし、希望の
出力電圧になるように抵抗直列回路(R3〜R6)の抵
抗を調整することができる。
【0014】こうして、半導体装置に、更に外付けの素
子を用いたり、外付素子の調整を行うことなく、電子回
路の特性を決定するキーパーツを高精度化できる。ま
た、調整用の素子を選択する際に、単に内部の素子の値
を測定するのでなく、電子回路の特性そのものを実際に
測定するので、抵抗、キャパシタやトランジスタの全て
のバラツキの影響も吸収した調整が行える利点もある。
更に、回路を完全に半導体基板上に形成することによっ
てチップ上やパッケージに外部端子を設けずに済み、外
来のノイズの影響も受け難くなる。
【0015】ところで、上述した半導体装置の場合、使
用される調整用素子は製造工程におけるバラツキを吸収
することを目的として内蔵されているため、最終製品と
して完成すると、いずれの調整用素子が接続されている
かを知ることは困難であり、製造工程の履歴は最終製品
では明らかにできない。このため、品質管理上後から問
題になったとき、製造プロセスのチェックができなくな
る。そこで、上述した半導体装置に以下に述べるダイオ
ードによる履歴判別回路を組込むと好都合である。
【0016】図4は、任意の端子T1及びT2間にn個
のダイオードを直列に接続したもので、各ダイオードは
半導体基板上に形成される。端子T1には端子T2より
も高い電位となる端子、例えば電源端子Vccが使用され
る。これにより、各ダイオードは逆バイアスされて電流
は流れず後続の図示しない半導体装置の電気的特性に影
響を与えない。ここで、半導体装置の調整用素子を選択
的に接続する多層配線層を形成する工程、あるいはその
他の配線工程において、図5あるいは図6に示すように
このダイオードの任意の個数をショートするような配線
パターン4を形成する。更に、配線パターン4のダイオ
ードのショート態様と、調整用素子の選択的態様とを対
応させる。半導体装置として製品完成後、端子T1及び
T2間には、図5ではn−1個、図6では1個のダイオ
ードが直列に接続されているのと同等の電圧電流特性を
生ずる。ダイオードの接続個数は、端子間の電流−電圧
特性を測定することで、容易に判別することが可能であ
る。図4〜図6の1列構成ではn個のダイオードでn通
りの組合せを表現できる。
【0017】また、履歴判別回路に使用する端子は2個
である必要はなく、図7に示すように3個あるいはそれ
以上とすることもできる。図7では、3個の端子T1〜
T3のうちの端子T1及びT2間にn個、端子T1及び
端子T3間にm個のダイオードを予め形成しておき最終
配線工程においてこのうちの任意の個数をショートす
る。図7の構成ではm×n通りの組み合わせを表現する
ことが可能である。ここで、n=mであっても良く、ま
た、最終配線においてダイオードをショートしないとい
う選択も可能である。要するに、上述した半導体装置に
おける調整用素子の選択と、ダイオードの選択が対応し
て行われれば良いのである。
【0018】なお、特性調整用素子の履歴の明確化の
他、例えば、特性の小修正版を配線パターンの修正で何
通りか作るという場合も、この方法を適用して製品区分
を後で明確に把握することが可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体装置
によれば、半導体基板上に予め調整用のキャパシタや抵
抗を形成しておき、半導体基板に形成された電気回路を
動作させてこの電気回路の出力特性を測定した後、所望
の出力特性になるように以後の配線工程において調整用
キャパシタや調整用抵抗の値を選定して接続するので、
従来の如く、外付けの素子を用いたり、外付素子の調整
を行うことなく、個別チップのバラツキを抑制して精度
の高い電子回路が構成可能となる。特に、フィルタ等の
アナログ装置に用いて好都合である。
【0020】更に、この半導体装置にダイオード直列回
路による履歴判別回路を組込むと、後に、調整用素子の
いずれが選択されたかを容易に判別可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図3】従来例を示すブロック図である。
【図4】ダイオード直列回路による履歴判別回路の例を
示す説明図である。
【図5】履歴判別回路の使用例を示す説明図である。
【図6】履歴判別回路の他の使用例を示す説明図であ
る。
【図7】他の履歴判別回路の例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 コンダクタンスアンプ 2 0デシベルアンプ 3 外部端子 4 多層配線 T1〜T3 端子 R1〜R6 抵抗 C1〜C4 キャパシタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に形成される電気回路と、 前記半導体基板上に形成されて前記電気回路の出力特性
    を決定する決定用抵抗若しくはキャパシタと、 前記半導体基板上に形成されて前記電気回路の出力特性
    を調整するための1若しくはそれ以上の調整用抵抗若し
    くはキャパシタと、 前記電気回路の出力特性の測定結果に基づいて所望の出
    力特性を得るべく選択される前記調整用抵抗を前記決定
    用抵抗に若しくは前記調整用キャパシタを前記決定用キ
    ャパシタに接続する多層配線層と、 を備える半導体装置。
  2. 【請求項2】前記電気回路はフィルタ回路であり、前記
    出力特性は周波数特性であることを特徴とする請求項1
    記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】少なくとも2つの端子間に接続されるダイ
    オードの個数によって前記調整用抵抗若しくはキャパシ
    タの接続態様を表すことを特徴とする請求項1または2
    記載の半導体装置。
JP19970093A 1993-08-11 1993-08-11 半導体装置 Pending JPH0758287A (ja)

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