JPH0757798A - 電線接続部の被覆チューブ - Google Patents
電線接続部の被覆チューブInfo
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- JPH0757798A JPH0757798A JP5201653A JP20165393A JPH0757798A JP H0757798 A JPH0757798 A JP H0757798A JP 5201653 A JP5201653 A JP 5201653A JP 20165393 A JP20165393 A JP 20165393A JP H0757798 A JPH0757798 A JP H0757798A
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- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
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- H02G15/18—Cable junctions protected by sleeves, e.g. for communication cable
- H02G15/182—Cable junctions protected by sleeves, e.g. for communication cable held in expanded condition in radial direction prior to installation
- H02G15/1826—Cable junctions protected by sleeves, e.g. for communication cable held in expanded condition in radial direction prior to installation on a removable hollow core, e.g. a tube
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- H02G1/00—Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines
- H02G1/14—Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for joining or terminating cables
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱源を使用することなく電線接続部に迅速に
装着でき、優れた防湿、電気的絶縁及び機械的保護効果
を高い信頼性の下に得ることができる電線接続部の被覆
チューブを提供する。 【構成】 被覆チューブ１０は、電気絶縁性を有した可
撓性材料からなる管状のスリーブ部１２と、スリーブ部
１２の各端部に設けられる電気絶縁性を有した管状のシ
ール部１４とを具備する。シール部１４は、スリーブ部
１２に一体形成される弾性収縮要素１６と、弾性収縮要
素１６の内部に配置され、所定径寸法の弾性的拡径状態
に弾性収縮要素１６を保持するコア要素１８とを備え
る。弾性収縮要素１６は、電気絶縁性、高い弾性回復
率、及び優れた永久伸び特性を有するゴム材料からな
る。電線接続部への装着時にコア要素１８を除去する
と、弾性収縮要素１６が弾性回復力によって電線外被の
外表面に密着する。
装着でき、優れた防湿、電気的絶縁及び機械的保護効果
を高い信頼性の下に得ることができる電線接続部の被覆
チューブを提供する。 【構成】 被覆チューブ１０は、電気絶縁性を有した可
撓性材料からなる管状のスリーブ部１２と、スリーブ部
１２の各端部に設けられる電気絶縁性を有した管状のシ
ール部１４とを具備する。シール部１４は、スリーブ部
１２に一体形成される弾性収縮要素１６と、弾性収縮要
素１６の内部に配置され、所定径寸法の弾性的拡径状態
に弾性収縮要素１６を保持するコア要素１８とを備え
る。弾性収縮要素１６は、電気絶縁性、高い弾性回復
率、及び優れた永久伸び特性を有するゴム材料からな
る。電線接続部への装着時にコア要素１８を除去する
と、弾性収縮要素１６が弾性回復力によって電線外被の
外表面に密着する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電線の直線接続部や分
岐接続部等の接続部に、防湿、電気的絶縁、及び機械的
保護処理を施すための、電線接続部の被覆チューブに関
する。
岐接続部等の接続部に、防湿、電気的絶縁、及び機械的
保護処理を施すための、電線接続部の被覆チューブに関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ケーブル（被覆電線）同士の接続
部やケーブルと他の導電端末部材との接続部において露
出した電線を、防湿、電気的絶縁、及び機械的保護の目
的で被覆処理するために、様々な方法が用いられてい
る。最も単純な方法として、接続部で露出した電線に防
水性粘着テープを巻着する方法が行われている。また、
接続部をゴム又はプラスチック製の別体の管部材で被覆
し、管部材の端部を防水性粘着テープで封止しつつケー
ブル外被に固定する方法が知られている。これらの方法
は、簡便かつ安価であるが、防水性粘着テープの巻着処
理が作業者によって仕上がりに差を生じ易く、均一かつ
安定した処理を施すことが困難である。また、防水性粘
着テープの防水機能が不充分であり、確実な電気絶縁性
を得ることができない場合がある。
部やケーブルと他の導電端末部材との接続部において露
出した電線を、防湿、電気的絶縁、及び機械的保護の目
的で被覆処理するために、様々な方法が用いられてい
る。最も単純な方法として、接続部で露出した電線に防
水性粘着テープを巻着する方法が行われている。また、
接続部をゴム又はプラスチック製の別体の管部材で被覆
し、管部材の端部を防水性粘着テープで封止しつつケー
ブル外被に固定する方法が知られている。これらの方法
は、簡便かつ安価であるが、防水性粘着テープの巻着処
理が作業者によって仕上がりに差を生じ易く、均一かつ
安定した処理を施すことが困難である。また、防水性粘
着テープの防水機能が不充分であり、確実な電気絶縁性
を得ることができない場合がある。
【０００３】充分な防湿性、電気絶縁性、及び機械的保
護特性を、電線接続部に容易かつ安定的に付与するため
に、接続部の外径寸法を上回る内径寸法と接続部の全長
を超える長さとを有した管部材を、接続部を囲繞して配
置した後に何らかの手段を用いて収縮させ、その収縮力
によって接続部を密接被覆する被覆チューブ（以下、収
縮チューブという）が知られている。この種の収縮チュ
ーブには、熱収縮性に富む高分子材料からなる管部材
を、外部の熱源を用いて加熱収縮させる熱収縮チューブ
（特開平１−２９５６１４号公報参照）と、永久伸び特
性に優れた高分子材料からなる管部材の全長部分を、硬
質プラスチック等からなる筒状のコア部材によって予め
弾性的に拡径し、接続部への装着時にコア部材を除去す
ることによって弾性収縮させるコア付弾性収縮チューブ
（特開平３−１４３２１７号公報参照）とがある。
護特性を、電線接続部に容易かつ安定的に付与するため
に、接続部の外径寸法を上回る内径寸法と接続部の全長
を超える長さとを有した管部材を、接続部を囲繞して配
置した後に何らかの手段を用いて収縮させ、その収縮力
によって接続部を密接被覆する被覆チューブ（以下、収
縮チューブという）が知られている。この種の収縮チュ
ーブには、熱収縮性に富む高分子材料からなる管部材
を、外部の熱源を用いて加熱収縮させる熱収縮チューブ
（特開平１−２９５６１４号公報参照）と、永久伸び特
性に優れた高分子材料からなる管部材の全長部分を、硬
質プラスチック等からなる筒状のコア部材によって予め
弾性的に拡径し、接続部への装着時にコア部材を除去す
ることによって弾性収縮させるコア付弾性収縮チューブ
（特開平３−１４３２１７号公報参照）とがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記の収縮チューブは
いずれも、作業時間の短縮及び仕上がり状態の安定化が
可能であり、また、管部材がそれ自体の収縮力によって
露出電線及びケーブル外被に密着するので、防水性粘着
テープを使用せずに充分な防湿性、電気絶縁性、及び機
械的保護特性を接続部に付与できる利点を有する。しか
しながら、熱収縮チューブは、作業時にバーナー等の熱
源を必要とし、かつ加熱収縮作業に熟練を要する課題が
ある。他方、コア付弾性収縮チューブは、収縮作業に熟
練を要しないものの、管部材の全長が長くなるほどコア
部材の除去に時間を要する課題がある。さらにコア付弾
性収縮チューブは、コア部材が存在するので、管部材の
筒状壁を指で圧搾することにより電線接続部の管部材内
での相対位置を確認しつつ管部材を接続部に装着するこ
とはできない。したがって、被覆処理の信頼性を向上さ
せるために、被覆される電線接続部の全長よりも管部材
の全長を充分に長く形成する必要があった。
いずれも、作業時間の短縮及び仕上がり状態の安定化が
可能であり、また、管部材がそれ自体の収縮力によって
露出電線及びケーブル外被に密着するので、防水性粘着
テープを使用せずに充分な防湿性、電気絶縁性、及び機
械的保護特性を接続部に付与できる利点を有する。しか
しながら、熱収縮チューブは、作業時にバーナー等の熱
源を必要とし、かつ加熱収縮作業に熟練を要する課題が
ある。他方、コア付弾性収縮チューブは、収縮作業に熟
練を要しないものの、管部材の全長が長くなるほどコア
部材の除去に時間を要する課題がある。さらにコア付弾
性収縮チューブは、コア部材が存在するので、管部材の
筒状壁を指で圧搾することにより電線接続部の管部材内
での相対位置を確認しつつ管部材を接続部に装着するこ
とはできない。したがって、被覆処理の信頼性を向上さ
せるために、被覆される電線接続部の全長よりも管部材
の全長を充分に長く形成する必要があった。
【０００５】本発明の目的は、熱源を使用せずに電線接
続部を迅速かつ安定的に被覆処理できるとともに、被覆
チューブ内での電線接続部の位置を確認でき、以て優れ
た防湿、電気的絶縁、及び機械的保護効果を高い信頼性
の下に容易に得ることができる電線接続部の被覆チュー
ブを提供することにある。
続部を迅速かつ安定的に被覆処理できるとともに、被覆
チューブ内での電線接続部の位置を確認でき、以て優れ
た防湿、電気的絶縁、及び機械的保護効果を高い信頼性
の下に容易に得ることができる電線接続部の被覆チュー
ブを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電気絶縁性を有した可撓性材料からなる
管状のスリーブ部と、スリーブ部の複数の端部の各々に
設けられる電気絶縁性を有した管状のシール部とを具備
し、スリーブ部が電線接続部における電線の露出長部分
を被覆しかつシール部が露出長部分に隣接する電線外被
を包囲するように電線接続部に装着される電線接続部の
被覆チューブにおいて、シール部の各々は、スリーブ部
の複数の端部の各々に連結され、弾性的に拡径された後
の収縮力によって電線外被の外表面に密着する弾性収縮
要素と、弾性収縮要素の内部に配置され、電線外被の外
径より大きな内径を呈する弾性的拡径状態に弾性収縮要
素を保持するとともに、電線接続部への装着時に除去さ
れるコア要素とを具備することを特徴とする電線接続部
の被覆チューブを提供する。
に、本発明は、電気絶縁性を有した可撓性材料からなる
管状のスリーブ部と、スリーブ部の複数の端部の各々に
設けられる電気絶縁性を有した管状のシール部とを具備
し、スリーブ部が電線接続部における電線の露出長部分
を被覆しかつシール部が露出長部分に隣接する電線外被
を包囲するように電線接続部に装着される電線接続部の
被覆チューブにおいて、シール部の各々は、スリーブ部
の複数の端部の各々に連結され、弾性的に拡径された後
の収縮力によって電線外被の外表面に密着する弾性収縮
要素と、弾性収縮要素の内部に配置され、電線外被の外
径より大きな内径を呈する弾性的拡径状態に弾性収縮要
素を保持するとともに、電線接続部への装着時に除去さ
れるコア要素とを具備することを特徴とする電線接続部
の被覆チューブを提供する。
【０００７】好適な実施態様によれば、少なくともシー
ル部の弾性収縮要素は、高い弾性回復率と優れた永久伸
び特性とを有するゴム材料から形成することができる。
スリーブ部とシール部の弾性収縮要素とは、一体成形に
より形成されることが好ましい。また、スリーブ部の最
小内径寸法は、被覆チューブを装着する電線接続部の最
大外径寸法より大きいことが好ましい。さらに、スリー
ブ部を直線管又は分岐管から構成することもできる。
ル部の弾性収縮要素は、高い弾性回復率と優れた永久伸
び特性とを有するゴム材料から形成することができる。
スリーブ部とシール部の弾性収縮要素とは、一体成形に
より形成されることが好ましい。また、スリーブ部の最
小内径寸法は、被覆チューブを装着する電線接続部の最
大外径寸法より大きいことが好ましい。さらに、スリー
ブ部を直線管又は分岐管から構成することもできる。
【０００８】なお、上記実施態様にて要求される永久伸
びは、ＪＩＳ：Ｋ６３０１に準拠した測定方法（１００
℃、２２時間）により、好ましくは４０％以下、さらに
好ましくは１５％以下である。永久伸びが４０％を超え
ると、シール部における密着性が時間の経過とともに劣
化するおそれがある。他方、永久伸びが１５％以下であ
れば、屋外使用でかつ電線接続部の径寸法が大きいとい
った厳しい条件下でも、充分なシール効果を得ることが
できる。
びは、ＪＩＳ：Ｋ６３０１に準拠した測定方法（１００
℃、２２時間）により、好ましくは４０％以下、さらに
好ましくは１５％以下である。永久伸びが４０％を超え
ると、シール部における密着性が時間の経過とともに劣
化するおそれがある。他方、永久伸びが１５％以下であ
れば、屋外使用でかつ電線接続部の径寸法が大きいとい
った厳しい条件下でも、充分なシール効果を得ることが
できる。
【０００９】
【作用】被覆チューブを、スリーブ部が電線接続部にお
ける電線の露出長部分を被覆しかつシール部が露出長部
分に隣接する電線外被を包囲するように、電線接続部に
配置する。その位置で、シール部のコア要素を除去する
と、弾性収縮要素が弾性的に収縮して電線外被に密着す
る。それにより、電線接続部の確実な防湿、電気的絶
縁、及び機械的保護が得られる。スリーブ部は可撓性を
有するので、その管状壁を指で圧搾することにより電線
接続部の位置を確認しつつ、被覆チューブを電線接続部
に装着することができる。また、コア要素はスリーブ部
の各端部にのみ配置されるので、迅速に除去することが
できる。
ける電線の露出長部分を被覆しかつシール部が露出長部
分に隣接する電線外被を包囲するように、電線接続部に
配置する。その位置で、シール部のコア要素を除去する
と、弾性収縮要素が弾性的に収縮して電線外被に密着す
る。それにより、電線接続部の確実な防湿、電気的絶
縁、及び機械的保護が得られる。スリーブ部は可撓性を
有するので、その管状壁を指で圧搾することにより電線
接続部の位置を確認しつつ、被覆チューブを電線接続部
に装着することができる。また、コア要素はスリーブ部
の各端部にのみ配置されるので、迅速に除去することが
できる。
【００１０】
【実施例】以下、添付図面に示した好適な実施例に基づ
き、本発明をさらに詳細に説明する。図１は、本発明の
実施例による電線接続部の被覆チューブ１０の斜視図、
図２は被覆チューブ１０の断面側面図である。被覆チュ
ーブ１０は、２つの端部を有する略円筒状の管状部材か
らなり、主としてケーブルの直線接続部を被覆保護す
る。被覆チューブ１０は、ケーブル端部における電線の
露出長部分と、露出長部分に隣接するケーブル外被の末
端部分とを囲繞する長さを有した管状のスリーブ部１２
を備える。スリーブ部１２の内径は、後述するように、
電線の露出長部分及びケーブル外被の末端部分の外径よ
りも大きく形成されることが好ましい。スリーブ部１２
は、本質的に電気絶縁性及び可撓性を有した材料からな
る。
き、本発明をさらに詳細に説明する。図１は、本発明の
実施例による電線接続部の被覆チューブ１０の斜視図、
図２は被覆チューブ１０の断面側面図である。被覆チュ
ーブ１０は、２つの端部を有する略円筒状の管状部材か
らなり、主としてケーブルの直線接続部を被覆保護す
る。被覆チューブ１０は、ケーブル端部における電線の
露出長部分と、露出長部分に隣接するケーブル外被の末
端部分とを囲繞する長さを有した管状のスリーブ部１２
を備える。スリーブ部１２の内径は、後述するように、
電線の露出長部分及びケーブル外被の末端部分の外径よ
りも大きく形成されることが好ましい。スリーブ部１２
は、本質的に電気絶縁性及び可撓性を有した材料からな
る。
【００１１】スリーブ部１２の２つの端部には、電線接
続部への装着時にケーブル外被の末端近傍部分を包囲す
るシール部１４がそれぞれ形成される。各シール部１４
は、スリーブ部１２の延長部分として、略円筒形状を有
してスリーブ部１２に一体形成される弾性収縮要素１６
と、弾性収縮要素１６の内部に配置され、被覆されるケ
ーブル外被の外径より大きな内径を呈する弾性的拡径状
態に弾性収縮要素１６を保持するコア要素１８とから形
成される。弾性収縮要素１６は、電気絶縁性、高い弾性
回復率、及び優れた永久伸び特性を有するゴム材料から
なり、好ましくは金型成形によりスリーブ部１２に一体
形成される。弾性収縮要素１６の好適な材料としては、
３０％以下の永久伸びを示すゴム材料で、エチレンプロ
ピレンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、シリコン
ゴム等が挙げられる。なお、スリーブ部１２を弾性収縮
要素１６と同じ材料で成形することもできる。
続部への装着時にケーブル外被の末端近傍部分を包囲す
るシール部１４がそれぞれ形成される。各シール部１４
は、スリーブ部１２の延長部分として、略円筒形状を有
してスリーブ部１２に一体形成される弾性収縮要素１６
と、弾性収縮要素１６の内部に配置され、被覆されるケ
ーブル外被の外径より大きな内径を呈する弾性的拡径状
態に弾性収縮要素１６を保持するコア要素１８とから形
成される。弾性収縮要素１６は、電気絶縁性、高い弾性
回復率、及び優れた永久伸び特性を有するゴム材料から
なり、好ましくは金型成形によりスリーブ部１２に一体
形成される。弾性収縮要素１６の好適な材料としては、
３０％以下の永久伸びを示すゴム材料で、エチレンプロ
ピレンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、シリコン
ゴム等が挙げられる。なお、スリーブ部１２を弾性収縮
要素１６と同じ材料で成形することもできる。
【００１２】シール部１４のコア要素１８は、例えば硬
質プラスチックからなる円筒状部材であり、弾性収縮要
素１６をその弾性回復力に抗して上記の拡径状態に保持
するに充分な剛性を有する。コア要素１８は、その円筒
壁の全長に亙って螺旋状に延びる切り込み２０と、シー
ル部１４の内方端側にてストリップ状に延出する延長部
２２とを備える。延長部２２の先端は、シール部１４の
外方開口側に配置される。コア要素１８は、被覆チュー
ブ１０を電線接続部に装着する際に、後述するようにし
てシール部１４から除去される。
質プラスチックからなる円筒状部材であり、弾性収縮要
素１６をその弾性回復力に抗して上記の拡径状態に保持
するに充分な剛性を有する。コア要素１８は、その円筒
壁の全長に亙って螺旋状に延びる切り込み２０と、シー
ル部１４の内方端側にてストリップ状に延出する延長部
２２とを備える。延長部２２の先端は、シール部１４の
外方開口側に配置される。コア要素１８は、被覆チュー
ブ１０を電線接続部に装着する際に、後述するようにし
てシール部１４から除去される。
【００１３】被覆チューブ１０の作用を、図３を参照し
て以下に説明する。図３（ａ）に示すように、ケーブル
の直線接続部では、接続される２本のケーブル２４の、
外被２６及び絶縁体（図示せず）の除去により露出され
た電線２８が、コネクタ３０によって相互に接続され
る。被覆チューブ１０は、ケーブル２４の接続に先立っ
て一方のケーブル２４を挿通して配置され、ケーブル同
士の接続後、スリーブ部１２の略中央にコネクタ３０を
位置決めしつつ、各ケーブル２４の外被２６の末端部
分、露出電線２８、及びコネクタ３０を包囲する作用位
置（図３（ａ））に配置される。
て以下に説明する。図３（ａ）に示すように、ケーブル
の直線接続部では、接続される２本のケーブル２４の、
外被２６及び絶縁体（図示せず）の除去により露出され
た電線２８が、コネクタ３０によって相互に接続され
る。被覆チューブ１０は、ケーブル２４の接続に先立っ
て一方のケーブル２４を挿通して配置され、ケーブル同
士の接続後、スリーブ部１２の略中央にコネクタ３０を
位置決めしつつ、各ケーブル２４の外被２６の末端部
分、露出電線２８、及びコネクタ３０を包囲する作用位
置（図３（ａ））に配置される。
【００１４】このときスリーブ部１２の内径寸法を、そ
の内表面と、外被２６、電線２８、及びコネクタ３０の
外表面との間に円筒状の隙間３２が形成されるように設
定することにより、被覆チューブ１０にケーブル２４を
挿通する際の摩擦抵抗が減少し、容易に挿通できるよう
になる。あるいはまた、スリーブ部１２がケーブル接続
部を締付けない程度に、隙間３２を低減又は排除するこ
ともできる。さらに、スリーブ部１２を可撓性材料から
形成することにより、スリーブ部１２の筒状壁を指で圧
搾して被覆チューブ１０内でのコネクタ３０の位置を確
認することが可能となる。
の内表面と、外被２６、電線２８、及びコネクタ３０の
外表面との間に円筒状の隙間３２が形成されるように設
定することにより、被覆チューブ１０にケーブル２４を
挿通する際の摩擦抵抗が減少し、容易に挿通できるよう
になる。あるいはまた、スリーブ部１２がケーブル接続
部を締付けない程度に、隙間３２を低減又は排除するこ
ともできる。さらに、スリーブ部１２を可撓性材料から
形成することにより、スリーブ部１２の筒状壁を指で圧
搾して被覆チューブ１０内でのコネクタ３０の位置を確
認することが可能となる。
【００１５】被覆チューブ１０を図３（ａ）の作用位置
に配置し、シール部１４のコア要素１８を、延長部２２
の先端を図示矢印方向へ引っ張ることにより、切り込み
２０に沿って螺旋状に切断しつつシール部１４から除去
する。それによりシール部１４の弾性収縮要素１６は、
強力な弾性回復力の下に収縮し、各ケーブル２４の外被
２６の外表面に所定面積に亙って少なくとも水密状に密
着する（図３（ｂ）参照）。ここで、シール部１４の弾
性収縮要素１６の長さは、被覆チューブ１０の適用ケー
ブルに印加される電圧によって決まるシール距離（確実
なシールを得るに必要とされる長さ）に対応して、適宜
設定されるが、１０mm以上の長さであることが好まし
い。
に配置し、シール部１４のコア要素１８を、延長部２２
の先端を図示矢印方向へ引っ張ることにより、切り込み
２０に沿って螺旋状に切断しつつシール部１４から除去
する。それによりシール部１４の弾性収縮要素１６は、
強力な弾性回復力の下に収縮し、各ケーブル２４の外被
２６の外表面に所定面積に亙って少なくとも水密状に密
着する（図３（ｂ）参照）。ここで、シール部１４の弾
性収縮要素１６の長さは、被覆チューブ１０の適用ケー
ブルに印加される電圧によって決まるシール距離（確実
なシールを得るに必要とされる長さ）に対応して、適宜
設定されるが、１０mm以上の長さであることが好まし
い。
【００１６】シール部１４の弾性収縮要素１６の弾性回
復力（収縮力）の大きさは、いわゆるシールストレス
（％）によって表示することができる。本発明では、適
用されるケーブルの径寸法に対応して、弾性収縮要素１
６における５％以上のシールストレスが得られるように
被覆チューブ１０の寸法を設定する。それにより、本発
明の被覆チューブにおける必要かつ充分な防湿絶縁保護
効果が得られる。なお、シールストレスは次式により算
出される。 シールストレス＝〔（ケーブル外被２６の外径−非拡径
時の弾性収縮要素１６の内径）／非拡径時の弾性収縮要
素１６の内径〕×１００
復力（収縮力）の大きさは、いわゆるシールストレス
（％）によって表示することができる。本発明では、適
用されるケーブルの径寸法に対応して、弾性収縮要素１
６における５％以上のシールストレスが得られるように
被覆チューブ１０の寸法を設定する。それにより、本発
明の被覆チューブにおける必要かつ充分な防湿絶縁保護
効果が得られる。なお、シールストレスは次式により算
出される。 シールストレス＝〔（ケーブル外被２６の外径−非拡径
時の弾性収縮要素１６の内径）／非拡径時の弾性収縮要
素１６の内径〕×１００
【００１７】このように、被覆チューブ１０の両端のシ
ール部１４に配置したコア要素１８は、被覆チューブ１
０の全長に関わらず、適用ケーブルに必要なシール距離
に相当する長さを有していればよい。その結果、全長に
亙ってコア要素を配置した従来のコア付弾性収縮チュー
ブに比べて、コア要素１８の除去作業に要する時間が著
しく短縮される。また、コア要素１８に起因する材料コ
スト及び廃棄物量が減少する。さらに、可撓性材料から
なるスリーブ部１２が有する位置決め機能により、被覆
チューブ１０の全長から被覆の確実性を保持するための
余分な長さが排除され、材料コストが削減される。
ール部１４に配置したコア要素１８は、被覆チューブ１
０の全長に関わらず、適用ケーブルに必要なシール距離
に相当する長さを有していればよい。その結果、全長に
亙ってコア要素を配置した従来のコア付弾性収縮チュー
ブに比べて、コア要素１８の除去作業に要する時間が著
しく短縮される。また、コア要素１８に起因する材料コ
スト及び廃棄物量が減少する。さらに、可撓性材料から
なるスリーブ部１２が有する位置決め機能により、被覆
チューブ１０の全長から被覆の確実性を保持するための
余分な長さが排除され、材料コストが削減される。
【００１８】上記実施例では、ケーブルの直線接続部に
適用される被覆チューブ１０を示したが、本発明による
被覆チューブは、ケーブルの分岐接続部にも使用するこ
とができる。本発明の他の実施例として、分岐接続部に
適用される被覆チューブ３４を図４に示す。図４におい
て、図１〜図３に示した実施例と同一又は類似の構成要
素には、同一の参照番号を付す。
適用される被覆チューブ１０を示したが、本発明による
被覆チューブは、ケーブルの分岐接続部にも使用するこ
とができる。本発明の他の実施例として、分岐接続部に
適用される被覆チューブ３４を図４に示す。図４におい
て、図１〜図３に示した実施例と同一又は類似の構成要
素には、同一の参照番号を付す。
【００１９】本発明の被覆チューブによるケーブル接続
部の防湿絶縁効果及び作業性改善効果を、以下の実験の
評価結果によってさらに明確にする。実験される被覆チ
ューブは図１と同様の形状を有するものであり、ＥＰＤ
Ｍ（エチレンプロピレンジエンモノマー）主成分の従来
のコア付弾性収縮チューブ用ゴム材料（ＨＳＲ：High S
tretch EPDM Rubber）から、スリーブ部及びシール部の
弾性収縮要素を金型成形によって一体的に形成し、弾性
収縮要素の内部に硬質プラスチック製のコア要素を配置
したものを使用した。この被覆チューブを、高圧引下線
架橋ポリエチレン絶縁電線（ＰＤＣ：Pole transformer
drop wire crosslinked polyethylene)の直線接続部に
装着した。その後、接続部を水没させ、電線と水との間
の絶縁抵抗をＤＣ１０００Ｖの条件で絶縁抵抗計にて測
定し、防水絶縁特性を比較評価した（実験１）。また、
電線の端部から、被覆チューブを装着した電線接続部へ
エアー圧を印加し、エアーリーク発生時の圧力を測定し
て気密特性を比較評価した（実験２）。さらに、被覆チ
ューブを電線接続部に装着した状態で、コア要素の除去
に要する総時間を測定し、装着作業性を比較評価した
（実験３）。
部の防湿絶縁効果及び作業性改善効果を、以下の実験の
評価結果によってさらに明確にする。実験される被覆チ
ューブは図１と同様の形状を有するものであり、ＥＰＤ
Ｍ（エチレンプロピレンジエンモノマー）主成分の従来
のコア付弾性収縮チューブ用ゴム材料（ＨＳＲ：High S
tretch EPDM Rubber）から、スリーブ部及びシール部の
弾性収縮要素を金型成形によって一体的に形成し、弾性
収縮要素の内部に硬質プラスチック製のコア要素を配置
したものを使用した。この被覆チューブを、高圧引下線
架橋ポリエチレン絶縁電線（ＰＤＣ：Pole transformer
drop wire crosslinked polyethylene)の直線接続部に
装着した。その後、接続部を水没させ、電線と水との間
の絶縁抵抗をＤＣ１０００Ｖの条件で絶縁抵抗計にて測
定し、防水絶縁特性を比較評価した（実験１）。また、
電線の端部から、被覆チューブを装着した電線接続部へ
エアー圧を印加し、エアーリーク発生時の圧力を測定し
て気密特性を比較評価した（実験２）。さらに、被覆チ
ューブを電線接続部に装着した状態で、コア要素の除去
に要する総時間を測定し、装着作業性を比較評価した
（実験３）。
【００２０】比較対象の従来技術による被覆処理例とし
て、（１）電線接続部を防水テープによって巻付け被覆
したもの、（２）接続部をプラスチック製の管部材で被
覆し、管部材の両端部を３０mmに亙って防水テープで封
止したもの、及び（３）接続部をコア付弾性収縮チュー
ブによって絶縁処理したもの、にそれぞれ上記の実験
１，２及び３を行った。評価結果を以下の表１に示す。
て、（１）電線接続部を防水テープによって巻付け被覆
したもの、（２）接続部をプラスチック製の管部材で被
覆し、管部材の両端部を３０mmに亙って防水テープで封
止したもの、及び（３）接続部をコア付弾性収縮チュー
ブによって絶縁処理したもの、にそれぞれ上記の実験
１，２及び３を行った。評価結果を以下の表１に示す。
【００２１】
【表１】
【００２２】表１から分かるように、本発明による被覆
チューブは、従来例の防水テープ処理及び管部材＋防水
テープ処理に比べて、防水絶縁特性、気密特性共はるか
に良好な結果が得られた。しかもそれらの特性値は、従
来のコア付弾性収縮チューブと同等であった。さらに、
装着作業性に関しては、従来のコア付弾性収縮チューブ
より優れた結果を示した。
チューブは、従来例の防水テープ処理及び管部材＋防水
テープ処理に比べて、防水絶縁特性、気密特性共はるか
に良好な結果が得られた。しかもそれらの特性値は、従
来のコア付弾性収縮チューブと同等であった。さらに、
装着作業性に関しては、従来のコア付弾性収縮チューブ
より優れた結果を示した。
【００２３】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、電線接続部に、従来のコア付弾性収縮チュー
ブと同等の優れた防湿性、電気絶縁性、及び機械的保護
特性が付与される。しかも、コア要素の除去作業に要す
る時間が短縮されたので、迅速かつ容易な装着が可能と
なり、作業性が改善される。さらに、被覆チューブ内の
所定位置に電線接続部を容易に配置することができるの
で、被覆の信頼性が向上する。
によれば、電線接続部に、従来のコア付弾性収縮チュー
ブと同等の優れた防湿性、電気絶縁性、及び機械的保護
特性が付与される。しかも、コア要素の除去作業に要す
る時間が短縮されたので、迅速かつ容易な装着が可能と
なり、作業性が改善される。さらに、被覆チューブ内の
所定位置に電線接続部を容易に配置することができるの
で、被覆の信頼性が向上する。
【図１】本発明の実施例による被覆チューブの斜視図で
ある。
ある。
【図２】図１の被覆チューブの断面側面図である。
【図３】ケーブル接続部に装着される図１の被覆チュー
ブの断面図で、（ａ）コア要素の除去前、（ｂ）一方の
コア要素の除去後、の各状態を示す。
ブの断面図で、（ａ）コア要素の除去前、（ｂ）一方の
コア要素の除去後、の各状態を示す。
【図４】本発明の他の実施例による被覆チューブの一部
切欠側面図である。
切欠側面図である。
１０，３４…被覆チューブ １２…スリーブ部 １４…シール部 １６…弾性収縮要素 １８…コア要素 ２０…切り込み ２４…ケーブル ２６…外被 ２８…電線 ３２…隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 収 東京都千代田区内幸町一丁目１番３号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 望月 一寿 東京都千代田区内幸町一丁目１番３号 東 京電力株式会社内
Claims (6)
- 【請求項１】 電気絶縁性を有した可撓性材料からなる
管状のスリーブ部と、該スリーブ部の複数の端部の各々
に設けられる電気絶縁性を有した管状のシール部とを具
備し、該スリーブ部が電線接続部における電線の露出長
部分を被覆しかつ該シール部が該露出長部分に隣接する
電線外被を包囲するように電線接続部に装着される電線
接続部の被覆チューブにおいて、 前記シール部の各々は、 前記スリーブ部の前記複数の端部の各々に連結され、弾
性的に拡径された後の収縮力によって電線外被の外表面
に密着する弾性収縮要素と、 前記弾性収縮要素の内部に配置され、前記電線外被の外
径より大きな内径を呈する弾性的拡径状態に該弾性収縮
要素を保持するとともに、電線接続部への装着時に除去
されるコア要素、とを具備することを特徴とする電線接
続部の被覆チューブ。 - 【請求項２】 少なくとも前記シール部の前記弾性収縮
要素が、高い弾性回復率と優れた永久伸び特性とを有す
るゴム材料からなる請求項１に記載の電線接続部の被覆
チューブ。 - 【請求項３】 前記スリーブ部と前記シール部の前記弾
性収縮要素とが一体成形により形成される請求項２に記
載の電線接続部の被覆チューブ。 - 【請求項４】 前記スリーブ部の最小内径寸法が、被覆
チューブを装着する電線接続部の最大外径寸法より大き
い請求項１〜３のいずれか１つに記載の電線接続部の被
覆チューブ。 - 【請求項５】 前記スリーブ部が直線管からなる請求項
１〜４のいずれか１つに記載の電線接続部の被覆チュー
ブ。 - 【請求項６】 前記スリーブ部が分岐管からなる請求項
１〜４のいずれか１つに記載の電線接続部の被覆チュー
ブ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20165393A JP3278502B2 (ja) | 1993-08-13 | 1993-08-13 | 電線接続部の被覆チューブ |
| CA 2128470 CA2128470A1 (en) | 1993-08-13 | 1994-07-20 | Tube for covering connection of electric wires |
| EP94112548A EP0638977A1 (en) | 1993-08-13 | 1994-08-11 | Tube for covering connection of electric wires |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20165393A JP3278502B2 (ja) | 1993-08-13 | 1993-08-13 | 電線接続部の被覆チューブ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0757798A true JPH0757798A (ja) | 1995-03-03 |
| JP3278502B2 JP3278502B2 (ja) | 2002-04-30 |
Family
ID=16444665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20165393A Expired - Lifetime JP3278502B2 (ja) | 1993-08-13 | 1993-08-13 | 電線接続部の被覆チューブ |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0638977A1 (ja) |
| JP (1) | JP3278502B2 (ja) |
| CA (1) | CA2128470A1 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2003047062A1 (en) * | 2001-11-28 | 2003-06-05 | 3M Innovative Properties Company | Tearable core member and cold-shrink tube device having the same |
| WO2007130811A3 (en) * | 2006-05-05 | 2008-01-03 | 3M Innovative Properties Co | Tubular terminal for a cable |
| JP2010020967A (ja) * | 2008-07-09 | 2010-01-28 | Fujikura Ltd | 被覆チューブ形成用の１対の組合せ部材、およびそれを用いた被覆チューブの取付け方法 |
Families Citing this family (2)
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| DE602006010817D1 (de) * | 2006-05-05 | 2010-01-14 | 3M Innovative Properties Co | Rohrförmiger Kabelanschluß |
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| US20130036109A1 (en) * | 2011-08-05 | 2013-02-07 | Google Inc. | Filtering Social Search Results |
| US20130086024A1 (en) * | 2011-09-29 | 2013-04-04 | Microsoft Corporation | Query Reformulation Using Post-Execution Results Analysis |
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| US3946480A (en) * | 1975-04-11 | 1976-03-30 | Communications Technology Corporation | Apparatus for use in applying an expandable resilient sleeve to a member therein |
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| FR2674073B1 (fr) * | 1991-03-12 | 1996-05-10 | Pirelli Cables | Dispositif de raccordement pour un ou deux cables electriques, et procede pour monter ce dispositif a l'extremite du ou des cables |
| IT1251986B (it) * | 1991-11-08 | 1995-05-27 | Pirelli Cavi Spa | Complesso di rivestimento di elementi cilindrici allungati giunti di cavi elettrici |
-
1993
- 1993-08-13 JP JP20165393A patent/JP3278502B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-07-20 CA CA 2128470 patent/CA2128470A1/en not_active Abandoned
- 1994-08-11 EP EP94112548A patent/EP0638977A1/en not_active Withdrawn
Patent Citations (4)
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3278502B2 (ja) | 2002-04-30 |
| CA2128470A1 (en) | 1995-02-14 |
| EP0638977A1 (en) | 1995-02-15 |
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