JPH075776Y2 - 野外炊食車用還流式自動炊飯器 - Google Patents

野外炊食車用還流式自動炊飯器

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JPH075776Y2
JPH075776Y2 JP1990403158U JP40315890U JPH075776Y2 JP H075776 Y2 JPH075776 Y2 JP H075776Y2 JP 1990403158 U JP1990403158 U JP 1990403158U JP 40315890 U JP40315890 U JP 40315890U JP H075776 Y2 JPH075776 Y2 JP H075776Y2
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JP
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arm
bimetal
rice cooker
burner
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JP1990403158U
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JPH04108034U (ja
Inventor
昭三 松井
Original Assignee
松井 陽子
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両に炊飯器、発電機、
調理器、燃料タンク等を取付け、野外において走行中の
時間を利用して炊飯が自動的に行えるようにした野外炊
食車用還流式自動炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、野外炊食車用還流式炊飯器におい
ては、トレラー台上に炊飯器、調理器、燃料タンク等を
取付け、走行中の時間を利用して炊飯ができるようにし
たものは、例えば実公昭52−31172号公報および
実公昭60−25948号公報の如く本出願人によって
開発され公知であるが、自動的に点火および消火の機能
を有しておらず、従って走行中の車両を一旦停止して上
記の操作を行っていた。その不便を解消するため本出願
人は更に研究を重ねた結果、実公平2−17530号公
報に示すような自動消火装置を有する還流式炊飯器を開
発するに至っている。その結果、炊飯完了時に自動的に
消火するための停車や消火遅れによる焦の発生等が防止
でき多大の便利さを与える結果になったが、時代の要請
は更に点火も自動的に行う所謂、完全自動炊飯器の出現
が期待されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は炊飯器の熱源
として一般市販のガンタイプバーナーの原理を利用し、
これにタイマーおよびバイメタルスイッチを組込むこと
により、設定された時刻に良好な炊飯を自動的に得るこ
とができるばかりでなく、炊飯時の燃焼ガスの燃焼効率
および伝熱効率を上昇させるとともに燃焼音を静粛にす
ることができ、しかもバイメタルおよびバイメタルスイ
ッチ等の電気回路遮断構造を簡易なものとしてアーム内
に容易に密閉収納することにより、かまど本体の附帯構
造を簡略化するとともにこれが外部の影響を受けること
なく確実に機能することができる野外炊食車用還流式自
動炊飯器を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
することを目的とし、かまど本体の床面中央にバーナー
頭が位置する如く自動点火バーナーを取付け、釜受に外
釜の臍部と感温頭が嵌合する如く載架し、該外釜の内部
にテパー付2段式内釜を2個挿入することによって熱水
通路を形成したものを、圧力弁および溢水溝を有する蓋
を止めねじによって密閉できる構造を有する炊飯器にお
いて、前記バーナー頭中心線に対する送気管中心線を横
にずらせて位置するとともに、前記外釜の臍部と嵌合す
る感温頭を、前記かまど本体に取付けた自動消火装置筐
体に支点軸をもって揺動自在に取付けたアームの先端部
側に設けた受熱器の頭部にバイメタルを挾んで螺着し、
かつ前記受熱器内に作動棒および作動棒頭部を前記バイ
メタルに常時接触させるための作動バネを収納するとと
もに、前記作動棒の押圧・非押圧作動により前記自動点
火バーナーの電気回路を遮断および復元するバイメタル
スイッチを前記アーム内に収納し、さらに前記アーム先
端部側の感温頭を常時外釜の臍部に嵌合させるための圧
接バネを前記アームの後端部と前記自動消火装置筐体と
の間に介在取付けたことを特徴とするものである。
【0005】
【実施例】本考案を図面について説明すると図1は平面
図、図2は正面図、図3は平面一部断面図、図4は側断
面図である。
【0006】1は本炊飯器のかまど本体であり、その床
面中央にバーナー頭7が位置するように自動点火バーナ
ー6が取付けられている。4は内釜で、外釜3内に2個
収納され、その周囲と外釜3との間に熱水通路を形成し
ている。9は蓋で外釜3の上縁に止めねじ33により密
閉固定されるようになっている。また蓋9には炊飯作用
によって還流が開始され、内部圧力が高くなるとその圧
力で押上げられて開口する圧力弁5およびその際排出さ
れる熱気水を安全に外部に放出する溢水溝24が附設さ
れている。
【0007】図5は消火装置の側断面図である。11は
感熱頭で受熱器12にバイメタル13を挾んで螺着され
ている。受熱器12の中央に作動棒14および該作動棒
頭部をバイメタル13に接触させるための作動バネ15
を収納していて、バイメタル13の反転作用を即座にバ
イメタルスイッチ16に伝達し電気回路を遮断する。バ
イメタルスイッチ16は通常スイツチバネ17によって
接点が閉じ、導線22aおよび導線22bは同通してい
る。受熱器12はアーム19の後尾はばね受けになって
いてかまど本体1に固定された自動消火装置筐体8との
間に圧接バネ21によって外釜臍部10と感温頭11を
密着させていて熱の移動を確実にする構造になってい
る。
【0008】図6は電気系統図である。電源プラグ25
を電源に接続すればタイマー23に設定された時刻に該
系統に通電する。26はファンスイッチでこれをONに
することによってファン27が回転し、バーナー頭7へ
一次空気を送気する。28は点火スイッチでこれをON
にすれば点火コイルに高圧電流を発生し、バーナー頭へ
の入口付近に位置する燃料ノズル32の前方で連続的火
花を発生させると同時に燃料ポンプ30にも同時に通電
する結果燃料タンク31より燃料を汲上げ燃料ノズル3
2より燃料を噴霧し燃焼させる。13はバイメタルで炊
飯終了による外釜3の温度上昇を感知して反転し点火コ
イル29および燃料ポンプ30の電気回路を遮断するた
めバーナーの燃焼は停止するようになっている。
【0009】
【作用】本炊飯器による炊飯は次の手順によって行う。
(1) 洗米した米麦を2個の内釜4内に均等に配分し
所定の水が注水された外釜3内に沈めた後、蓋9を4個
の止めねじ33で外釜3に密着固定する。(2) 電源
および燃料管を自動点火バーナーに確実に連結したる
後、タイマー23のツマミを所定の時刻に合わせ、ファ
ンスイッチ26および点火スイッチ28を共にONにす
る。以上の操作でセットが終了したことになる。
【0010】以上の操作が終った後、車両はスケジュー
ルに従って運行すれば、タイマーの設定した時刻になる
と自動的にバーナーに通電する結果ファン27、点火コ
イル29、燃料ポンプ30が同時に作動し、バーナーは
点火する。炊飯が進行し米麦が吸水膨潤して外釜3内の
水がなくなると外釜の温度が急速に上昇し臍部10と嵌
合している感温頭11も同時に昇温し、これに内接する
バイメタル13が反転する。その運動をこれに接してい
る作動棒14が作動バネ15を圧縮しバイメタルスイッ
チに伝達する。その結果点火コイル29および燃料ポン
プ30に到る電気回路が遮断されその運転を停止し消火
する。その際ファン27は別回路になっていて外部から
の冷気をバーナー頭7に送気しこれを冷却するため、こ
れに連接する電気部材の加熱損傷を防止する。冷却が充
分行われた時間を経過すればタイマー電源を遮断する。
【0011】バイメタル13は感温頭11の温度が低下
すると正常に自動復帰し次回の炊飯が可能な状態にす
る。かくして自動点火、消火が行われ炊飯は繰返し実施
することができる。
【0012】
【効果】(1) 点火および消火に人手を必要としない
から車両運行中もそのための停車を必要としなくなり、
運行時間の節約および省力化ができるようになった。
(2) 予め炊き上り時刻が設定できるので温食効果が
大きい。(3) 主要機能部は総て密閉タイプであるか
ら清掃または風雨の際にも損傷を受けることがなく、確
実に機能を保全することができる。(4) バーナー頭
中心線に対し送気管中心線がオフセットF(横にずれて
いる形態)になっているため燃焼ガスは旋回運動をしな
がら上昇する。その結果燃焼効率および伝熱効率を上昇
させるとともに燃焼音を静粛にすることができた。
(5) バイメタルにはアームの先端部側に設けた受熱
器の頭部に螺着された感温頭により挟持されているの
で、取付けが確実であり、また煮こぼれや塵埃等から保
護することができるとともに、外釜とは別体構造のアー
ム側に設けられているので、炊飯後における外釜清掃時
に破損したり、脱落したりする惧れは全くなく、しかも
車両走行時の振動等により簡単に外れることがない。
(6) バイメタルスイッチはアーム内に収納し易いよ
うに上下2枚の薄板状に形成されているので、アーム内
に容易に密閉収納することができ、かつアーム自体を小
型化でき、その結果かまど本体の附帯構造を簡略化でき
る。(7) 操作が簡単であり、初心者でも直ちに使用
することができ点火および消火は自動であるから誤った
操作による事故を完全に防止できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の還流式自動炊飯器の平面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同平面一部断面図である。
【図4】同側断面図である。
【図5】本考案の消火装置の側断面図である。
【図6】本考案の自動点火バーナーの電気系統図であ
る。
【符号の説明】
1 かまど本体 2 釜受 3 外釜 4 内釜 5 圧力弁 6 自動点火バーナー 7 バーナー頭 8 自動消火装置筐体 9 蓋 10 外釜続部 11 感温頭 12 受熱器 13 バイメタル 14 作動棒 15 作動バネ 16 バイメタルスイッチ 17 スイッチバネ 18 絶縁布 19 アーム 20 支点 21 圧接バネ 22a 導線a 22b 導線b 23 タイマー 24 溢水溝 25 電源プラグ 26 ファンスイッチ 27 ファン 28 点火スイッチ 29 点火コイル 30 燃料ポンプ 31 燃料タンク 32 燃料ノズル 33 止めねじ F オフセット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かまど本体の床面中央にバーナー頭が位
    置する如く自動点火バーナーを取付け、釜受に外釜の臍
    部と感温頭が嵌合する如く載架し、該外釜の内部にテパ
    ー付2段式内釜を2個挿入することによって熱水通路を
    形成したものを、圧力弁および溢水溝を有する蓋を止め
    ねじによって密閉できる構造を有する炊飯器において、
    前記バーナー頭中心線に対する送気管中心線を横にずら
    せて位置するとともに、前記外釜の臍部と嵌合する感温
    頭を、前記かまど本体に取付けた自動消火装置筐体に支
    点軸をもって揺動自在に取付けたアームの先端部側に設
    けた受熱器の頭部にバイメタルを挾んで螺着し、かつ前
    記受熱器内に作動棒および作動棒頭部を前記バイメタル
    に常時接触させるための作動バネを収納するとともに、
    前記作動棒の押圧・非押圧作動により前記自動点火バー
    ナーの電気回路を遮断および復元するバイメタルスイツ
    チを前記アーム内に収納し、さらに前記アーム先端部側
    の感温頭を常時外釜の臍部に嵌合させるための圧接バネ
    を前記アームの後端部と前記自動消火装置筐体との間に
    介在取付けたことを特徴とする野外炊食車用還流式自動
    炊飯器。
JP1990403158U 1990-12-03 1990-12-03 野外炊食車用還流式自動炊飯器 Expired - Lifetime JPH075776Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH04108034U JPH04108034U (ja) 1992-09-18
JPH075776Y2 true JPH075776Y2 (ja) 1995-02-15

Family

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JP1990403158U Expired - Lifetime JPH075776Y2 (ja) 1990-12-03 1990-12-03 野外炊食車用還流式自動炊飯器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0217530U (ja) * 1988-07-15 1990-02-05

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