JPH0757762B2 - オリゴガラクチュロン酸およびその製造法 - Google Patents
オリゴガラクチュロン酸およびその製造法Info
- Publication number
- JPH0757762B2 JPH0757762B2 JP22749687A JP22749687A JPH0757762B2 JP H0757762 B2 JPH0757762 B2 JP H0757762B2 JP 22749687 A JP22749687 A JP 22749687A JP 22749687 A JP22749687 A JP 22749687A JP H0757762 B2 JPH0757762 B2 JP H0757762B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compound
- reaction
- benzyl
- acetyl
- hours
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なオリゴガラクチュロン酸およびその製造
法に関する。
法に関する。
植物が病原菌や寄生菌の侵入に際して比較的低分子のフ
ァイトアレキシンと総称される抗菌性物質を生産して自
らを守る現象はよく知られており、豆科、ナス科の植物
において研究が進んでいる。しかしながら、その植物生
理学的な部分が現在さかんに追求されている段階であ
り、分子レベルの全貌解明には未だ多くの課題が残され
ている。健康な植物体にはファイトアレキシンの蓄積は
見られず、菌の侵入に際してはじめてその生産を行う事
から、何らかの化学的な刺激がこれにかゝわっている事
は明らかである。この様な刺激を引き起こす化学物質を
エリシター(elicitor)と呼び、有機物及び無機物のあ
るものがこの働きをする事が確認されている。特に前者
に由来するものとして病原菌の生産する酵素、病原菌の
細胞壁由来物質、宿主植物細胞壁由来多糖などがある。
アルバーシャイム(Albersheim)らは大豆の細胞壁の熱
水抽出物中および細胞壁の部分的酸加水分解物中よりエ
リシター活性をもつ物質を見出し、その構造がα1→4
結合で線型に連なるガラクチュロン酸オリゴマーである
事を明らかにした〔エム・ジー・ハーン、エー・ジー・
ダルビル、ピー・アルバーシャンイム、植物生理学68
巻、1161〜1169頁(1981年)〕。ペクチン(citruspect
in)を部分的酸加水分解してもエリサイターが得られ
〔イー・エー・ノスナゲル、エム・ムクナイル、ピー・
アルバーシャイム、エー・デル、植物生理学71巻、916
〜926頁(1983年〕、大豆細胞壁、ペクチンなどを病原
菌の生産する酵素(endopolygalacturonic acid lyas
e)で部分的加水分解を行ってもエリシター活性をもつ
物質が得られることが明らかになった〔ケイ・アール・
ダビス、エー・ジー・ダルビル、ピー・アルバーシャイ
ム、エー・デル、Z・ナフチルホースク、41巻、39〜48
頁(1986年)〕。
ァイトアレキシンと総称される抗菌性物質を生産して自
らを守る現象はよく知られており、豆科、ナス科の植物
において研究が進んでいる。しかしながら、その植物生
理学的な部分が現在さかんに追求されている段階であ
り、分子レベルの全貌解明には未だ多くの課題が残され
ている。健康な植物体にはファイトアレキシンの蓄積は
見られず、菌の侵入に際してはじめてその生産を行う事
から、何らかの化学的な刺激がこれにかゝわっている事
は明らかである。この様な刺激を引き起こす化学物質を
エリシター(elicitor)と呼び、有機物及び無機物のあ
るものがこの働きをする事が確認されている。特に前者
に由来するものとして病原菌の生産する酵素、病原菌の
細胞壁由来物質、宿主植物細胞壁由来多糖などがある。
アルバーシャイム(Albersheim)らは大豆の細胞壁の熱
水抽出物中および細胞壁の部分的酸加水分解物中よりエ
リシター活性をもつ物質を見出し、その構造がα1→4
結合で線型に連なるガラクチュロン酸オリゴマーである
事を明らかにした〔エム・ジー・ハーン、エー・ジー・
ダルビル、ピー・アルバーシャンイム、植物生理学68
巻、1161〜1169頁(1981年)〕。ペクチン(citruspect
in)を部分的酸加水分解してもエリサイターが得られ
〔イー・エー・ノスナゲル、エム・ムクナイル、ピー・
アルバーシャイム、エー・デル、植物生理学71巻、916
〜926頁(1983年〕、大豆細胞壁、ペクチンなどを病原
菌の生産する酵素(endopolygalacturonic acid lyas
e)で部分的加水分解を行ってもエリシター活性をもつ
物質が得られることが明らかになった〔ケイ・アール・
ダビス、エー・ジー・ダルビル、ピー・アルバーシャイ
ム、エー・デル、Z・ナフチルホースク、41巻、39〜48
頁(1986年)〕。
ウェスト(Wist)氏らもヒマの実(castor bean)を用
いて病原菌の酵素によるガラクチュロン酸オリゴマーの
生成とエリシター活性を報告している〔アール・ジェイ
・ブレイス、シー・エー・ウェスト、植物生理学、69
巻、1181〜1188頁(1982年)〕。
いて病原菌の酵素によるガラクチュロン酸オリゴマーの
生成とエリシター活性を報告している〔アール・ジェイ
・ブレイス、シー・エー・ウェスト、植物生理学、69
巻、1181〜1188頁(1982年)〕。
活性が認められる分画は構造式I(n=7〜12)で表わ
される。
される。
アルバーシャイムらは部分的酵素加水分解生成物のうち
で構造式IIのものも強い活性をもつと報告している。
で構造式IIのものも強い活性をもつと報告している。
ファイトアレキシン生産のための活性なエリシターとし
て果たして如何なる分子構造(単位)が有効であるの
か、植物体での分子メカニズムは如何に機能しているか
を究明する事は極めて重要であるが、天然界より純粋な
試料を多量に得る事が非常に困難であるためガラクチュ
ロン酸を精密合成することは必要不可欠のことである。
更にファイトアレキシン生産のメカニズムを知る事によ
り、植物の自己防御能を利用した新しい生物生産制御の
道が開かれるものと期待される。
て果たして如何なる分子構造(単位)が有効であるの
か、植物体での分子メカニズムは如何に機能しているか
を究明する事は極めて重要であるが、天然界より純粋な
試料を多量に得る事が非常に困難であるためガラクチュ
ロン酸を精密合成することは必要不可欠のことである。
更にファイトアレキシン生産のメカニズムを知る事によ
り、植物の自己防御能を利用した新しい生物生産制御の
道が開かれるものと期待される。
本発明の目的は、植物の細胞壁に存在している抗菌物質
のファイトアレキシン産生を誘導するエリシターとして
の活性を有する新規なオリゴガラクチュロン酸およびそ
の製造法を提供することである。
のファイトアレキシン産生を誘導するエリシターとして
の活性を有する新規なオリゴガラクチュロン酸およびそ
の製造法を提供することである。
本発明は、下記の一般式(I)で表わされるオリゴガラ
クチュロン酸を提供するものである。
クチュロン酸を提供するものである。
(ただし、R1はベンジル基または水素原子、R2はアリル
基またはプロピル基、R3は水素原子または低級アルキル
基である。) また、本発明の一般式(I)で表わされる化合物は式
(23): (ただし、Acはアセルチ基、Bnはベンジル基である。) で表わされる化合物(23)と式(20)で表わされる化合
物(20)とを反応させて、 (20)n=0 (32)n=1 (35)n=2 (38)n=3 式(30)で表わされる化合物(30)を得、 (30)n=1 (33)n=2 (36)n=3 化合物(30)を脱イソプロピリデン化して、式(31)で
表わされる化合物(31)を得、 (31)n=1 (34)n=2 (37)n=3 化合物(31)を部分アセチル化して化合物(32)を得、
化合物(23)と化合物(32)とを反応させて化合物(3
3)を得、化合物(33)を脱イソプロピリデン化して化
合物(34)を得、化合物(34)を部分アセチル化して化
合物(35)を得、化合物(23)と化合物(35)とを反応
させて化合物(36)を得、化合物(36)を脱イソプロピ
リデン化して化合物(37)を得、化合物(37)を部分ア
セチル化して化合物(38)を得、化合物(38)と式(2
9): で表わされる化合物(29)とを反応させて、式(39)で
表わされる化合物(39)を得、 (39)R4=Bn、R5=アリル基、R6=CH2OAc (40)R4=Bn、R5=アリル基、R6=CH2OH (42)R4=Bn、R5=アリル基、R6=COOH (44)R4=Bn、R5=プロピル基、R6=COOH 化合物(39)を脱アセチル化して化合物(40)を得、化
合物(40)を酸化して化合物(42)を得、化合物(42)
を還元することにより得られる。
基またはプロピル基、R3は水素原子または低級アルキル
基である。) また、本発明の一般式(I)で表わされる化合物は式
(23): (ただし、Acはアセルチ基、Bnはベンジル基である。) で表わされる化合物(23)と式(20)で表わされる化合
物(20)とを反応させて、 (20)n=0 (32)n=1 (35)n=2 (38)n=3 式(30)で表わされる化合物(30)を得、 (30)n=1 (33)n=2 (36)n=3 化合物(30)を脱イソプロピリデン化して、式(31)で
表わされる化合物(31)を得、 (31)n=1 (34)n=2 (37)n=3 化合物(31)を部分アセチル化して化合物(32)を得、
化合物(23)と化合物(32)とを反応させて化合物(3
3)を得、化合物(33)を脱イソプロピリデン化して化
合物(34)を得、化合物(34)を部分アセチル化して化
合物(35)を得、化合物(23)と化合物(35)とを反応
させて化合物(36)を得、化合物(36)を脱イソプロピ
リデン化して化合物(37)を得、化合物(37)を部分ア
セチル化して化合物(38)を得、化合物(38)と式(2
9): で表わされる化合物(29)とを反応させて、式(39)で
表わされる化合物(39)を得、 (39)R4=Bn、R5=アリル基、R6=CH2OAc (40)R4=Bn、R5=アリル基、R6=CH2OH (42)R4=Bn、R5=アリル基、R6=COOH (44)R4=Bn、R5=プロピル基、R6=COOH 化合物(39)を脱アセチル化して化合物(40)を得、化
合物(40)を酸化して化合物(42)を得、化合物(42)
を還元することにより得られる。
本発明の目的化合物は、以下のスキーム1〜5に示す工
程によって得られる2種化合物(20)、(23)および
(27)を出発物質として、スキーム6〜10に示すような
工程により製造することができる。
程によって得られる2種化合物(20)、(23)および
(27)を出発物質として、スキーム6〜10に示すような
工程により製造することができる。
本発明を製造スキーム(1〜10)に基づきさらに詳細に
説明する。
説明する。
化合物(2)および(3)の製造 以下の反応条件により、公知化合物(1)をイソプロピ
リデン化して化合物(2)および(3)を得る。
リデン化して化合物(2)および(3)を得る。
まず、反応試薬としては、アセトンまたはジメトキシプ
ロパンなどを使用でき、好ましくはジメトキシプロパン
である。
ロパンなどを使用でき、好ましくはジメトキシプロパン
である。
また、触媒としては、p−トルエンスルホン酸、硫酸、
アンバーリスト15、塩化亜鉛などを使用でき、好ましく
は、p−トルエンスルホン酸である。さらに、溶媒とし
ては、アセトンまたはジメチルホルムアミドなどを使用
でき、好ましくは、無水ジメチルホルムアミドである。
アンバーリスト15、塩化亜鉛などを使用でき、好ましく
は、p−トルエンスルホン酸である。さらに、溶媒とし
ては、アセトンまたはジメチルホルムアミドなどを使用
でき、好ましくは、無水ジメチルホルムアミドである。
また、この反応は、約0℃〜約60℃、好ましくは、室温
で行うことができ約3時間〜2日間、好ましくは、5時
間の攪拌反応を行うことにより十分に進行する。
で行うことができ約3時間〜2日間、好ましくは、5時
間の攪拌反応を行うことにより十分に進行する。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(4)の製造 以下の反応条件により、化合物(2)をベンジル化して
化合物(4)を得る。
化合物(4)を得る。
まず、反応試薬としては、塩化ベンジルまたは臭化ベン
ジルなどを使用でき、好ましくは臭化ベンジルである。
ジルなどを使用でき、好ましくは臭化ベンジルである。
また、試薬としては、水素ナトリウム、水素化カリウ
ム、テトラn−ブチルアンモニウムブロミド、またはテ
トラn−ブチルアンモニウムヨードなどを使用でき、好
ましくは水素化ナトリウムまたは水素化カリウムであ
る。
ム、テトラn−ブチルアンモニウムブロミド、またはテ
トラn−ブチルアンモニウムヨードなどを使用でき、好
ましくは水素化ナトリウムまたは水素化カリウムであ
る。
さらに、溶媒としては、ジメチルホルムアミドまたはベ
ンゼンなどを使用でき、好ましくは無水ジメチルホルム
アミドである。
ンゼンなどを使用でき、好ましくは無水ジメチルホルム
アミドである。
また、この反応は、約15℃〜約60℃、好ましくは室温で
行うことができ、約1時間〜約2日間、好ましくは、3
時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行する。
行うことができ、約1時間〜約2日間、好ましくは、3
時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行する。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(5)の製造(第1段階) 以下の反応条件により、化合物(4)を脱アリル化して
化合物(5)を得る。
化合物(5)を得る。
(第1段階) まず、反応試薬としては、カリウムt−ブトキシドまた
はt−ブチルリチウムなどを使用でき、好ましくはカリ
ウムt−ブトキシドである。
はt−ブチルリチウムなどを使用でき、好ましくはカリ
ウムt−ブトキシドである。
また、溶媒としては、ジメチルスルホキシド、ジメチル
ホルムアミドまたはt−ブタノールまたはテトラヒドロ
フラン−ヘキサメチルホスホロアミドなどを使用でき、
好ましくは無水ジメチルスルホキシドである。
ホルムアミドまたはt−ブタノールまたはテトラヒドロ
フラン−ヘキサメチルホスホロアミドなどを使用でき、
好ましくは無水ジメチルスルホキシドである。
さらに、この反応は、約40℃〜約80℃、好ましくは60℃
で行うことができ約1時間〜約5時間、好ましくは、3
時間の攪拌反応をすることにより十分に進行する。
で行うことができ約1時間〜約5時間、好ましくは、3
時間の攪拌反応をすることにより十分に進行する。
(第2段階) まず、試薬としては、ヨウ素、塩化第2水銀、酸化第2
水銀または塩酸などを使用でき、好ましくはヨウ素であ
る。
水銀または塩酸などを使用でき、好ましくはヨウ素であ
る。
さらに、溶媒としては、テトラヒドロフラン−ピリジン
またはアセトンなどを使用でき、好ましくはテトラヒド
ロフラン−ピリジンである。
またはアセトンなどを使用でき、好ましくはテトラヒド
ロフラン−ピリジンである。
また、この反応は、約0℃〜約60℃、好ましくは室温で
行うことができ、約0.2時間〜約24時間、好ましくは、
0.5時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行する。
行うことができ、約0.2時間〜約24時間、好ましくは、
0.5時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行する。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(6)の製造 以下の反応条件により、化合物(5)をフッ素化して化
合物(6)を得る。
合物(6)を得る。
まず、反応試薬としては、ジエチルアミノサルファート
リフルオリドまたはピリジン−フッ化水素などを使用で
き、好ましくはジエチルアミノサルファートリフルオリ
ドである。
リフルオリドまたはピリジン−フッ化水素などを使用で
き、好ましくはジエチルアミノサルファートリフルオリ
ドである。
また、溶媒としては、テトラヒドロフラン、トルエン、
四塩化炭素、エーテル、ジクロルメタンまたはクロロホ
ルムなどを使用でき、好ましくは無水テトラヒドロフラ
ンである。
四塩化炭素、エーテル、ジクロルメタンまたはクロロホ
ルムなどを使用でき、好ましくは無水テトラヒドロフラ
ンである。
さらに、この反応は、約−30℃〜室温、好ましくは−20
℃で行うことができ約0.1時間〜約10時間、好ましく
は、0.5時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
℃で行うことができ約0.1時間〜約10時間、好ましく
は、0.5時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(7)の製造 以下の反応条件により、化合物(4)を脱イソプロピリ
デン化して化合物(7)を得る。
デン化して化合物(7)を得る。
まず、触媒としては、含水酢酸、トリフルオロ酢酸、p
−トルエンスルホン酸、硫酸または塩酸なども使用で
き、好ましくは80%酢酸である。
−トルエンスルホン酸、硫酸または塩酸なども使用で
き、好ましくは80%酢酸である。
さらに、溶媒としては、水、メタノールまたはエタノー
ルなどを使用でき、好ましくは水である。
ルなどを使用でき、好ましくは水である。
また、この反応は、室温〜約80℃、好ましくは60℃で行
うことができ、約0.5時間〜約2日間、好ましくは、1
時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行する。
うことができ、約0.5時間〜約2日間、好ましくは、1
時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行する。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(8)の製造 以下の反応条件により、化合物(7)をアセチル化して
化合物(8)を得る。
化合物(8)を得る。
まず、反応試薬としては、塩化アセチル、無水酢酸また
はアセチルイミダゾールなどを使用でき、好ましくは塩
化アセチルである。
はアセチルイミダゾールなどを使用でき、好ましくは塩
化アセチルである。
また塩基としてピリジンまたはトリエチルアミンなどを
使用する。
使用する。
さらに、溶媒としては、ピリジン、ジクロルメタンまた
はエーテルなどを使用でき、好ましくは無水ピリジンで
ある。
はエーテルなどを使用でき、好ましくは無水ピリジンで
ある。
また、この反応は、約−10℃〜室温、好ましくは氷冷で
行うことができ、約2時間〜約2日間、好ましくは、1.
5時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行する。
行うことができ、約2時間〜約2日間、好ましくは、1.
5時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行する。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(9)の製造 以下の反応条件により、化合物(5)をt−ブチルジフ
ェニルシリル化して化合物(9)を得る。
ェニルシリル化して化合物(9)を得る。
まず、反応試薬としては、t−ブチルクロルジフェニル
シランまたはt−ブチルジフェニルシリルトリフラート
などを使用でき、好ましくはt−ブチルジフェニルシリ
ルクロリドである。
シランまたはt−ブチルジフェニルシリルトリフラート
などを使用でき、好ましくはt−ブチルジフェニルシリ
ルクロリドである。
また、試薬としては、イミダゾールまたはジメチルアミ
ノピリジンなどを使用でき、好ましくはイミダゾールで
ある。
ノピリジンなどを使用でき、好ましくはイミダゾールで
ある。
さらに、溶媒としては、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド、ジクロルエタンまたはテトラヒドロフ
ランなどを使用でき、好ましくは無水ジメチルホルムア
ミドである。
ルスルホキシド、ジクロルエタンまたはテトラヒドロフ
ランなどを使用でき、好ましくは無水ジメチルホルムア
ミドである。
また、この反応は、室温〜約80℃、好ましくは65℃で行
うことができ、約1時間〜約2日間、好ましくは、6時
間の攪拌反応を行うことにより十分に進行する。
うことができ、約1時間〜約2日間、好ましくは、6時
間の攪拌反応を行うことにより十分に進行する。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(10)の製造 以下の反応条件により、化合物(9)を脱イソプロピリ
デン化して化合物(10)を得る。
デン化して化合物(10)を得る。
まず、反応試薬としては、含水酢酸、トリフルオロ酢酸
などを使用でき、好ましくは含水酢酸である。
などを使用でき、好ましくは含水酢酸である。
また、触媒としては、p−トルエンスルホン酸、硫酸ま
たは塩酸なども使用できる。
たは塩酸なども使用できる。
さらに、溶媒としては、テトラヒドロフラン、水、メタ
ノールまたはエタノールなどを使用でき、好ましくはテ
トラヒドロフランである。
ノールまたはエタノールなどを使用でき、好ましくはテ
トラヒドロフランである。
また、この反応は、室温〜約80℃、好ましくは室温で行
うことができ、約0.5時間〜約24時間、好ましくは、17
時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行する。
うことができ、約0.5時間〜約24時間、好ましくは、17
時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行する。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(11)の製造 以下の反応条件により、化合物(10)を一部アセチル化
して化合物(11)を得る。
して化合物(11)を得る。
まず、反応試薬としては、塩化アセチル無水酢酸または
アセチルイミダゾールなどを使用でき、好ましくは塩化
アセチルである。
アセチルイミダゾールなどを使用でき、好ましくは塩化
アセチルである。
また、塩基としては、ピリジンまたはトリエチルアミン
などを使用できる。
などを使用できる。
さらに、溶媒としては、ピリジン、ジクロルメタンまた
はエーテルなどを使用でき、好ましくはピリジンであ
る。
はエーテルなどを使用でき、好ましくはピリジンであ
る。
また、この反応は、約−10℃〜室温、好ましくは氷冷温
度で行うことができ約0.5時間〜約2日間、好ましく
は、2時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
度で行うことができ約0.5時間〜約2日間、好ましく
は、2時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(12)の製造 以下の反応条件により、化合物(1)をジメトキシトリ
フェニルメチル化して化合物(12)を得る。
フェニルメチル化して化合物(12)を得る。
まず、反応試薬としては、ジメトキシトリフェニルメチ
ルクロライドなどを使用できる。
ルクロライドなどを使用できる。
また、溶媒としては、ピリジンまたはジクロルメタン−
トリエチルアミンなどを使用でき、好ましくは無水ピリ
ジンである。
トリエチルアミンなどを使用でき、好ましくは無水ピリ
ジンである。
さらに、この反応は、約0℃〜約60℃、好ましくは室温
℃で行うことができ、約0.5時間〜約24時間、好ましく
は、2.5時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
℃で行うことができ、約0.5時間〜約24時間、好ましく
は、2.5時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(13)の製造 以下の反応条件により、化合物(12)をベンジル化して
化合物(13)を得る。
化合物(13)を得る。
まず、反応試薬としては、塩化ベンジルまたは臭化ベン
ジルなどを使用でき、好ましくは臭化ベンジルである。
ジルなどを使用でき、好ましくは臭化ベンジルである。
また、試薬としては、水素化ナトリウムまたは水素化カ
リウムテトラn−ブチルアンモニウムブロシドまたはテ
トラn−ブチルアンモニウムヨードなどを使用でき、好
ましくは水素化ナトリウムまたは水素化カリウムであ
る。
リウムテトラn−ブチルアンモニウムブロシドまたはテ
トラn−ブチルアンモニウムヨードなどを使用でき、好
ましくは水素化ナトリウムまたは水素化カリウムであ
る。
さらに、溶媒としては、ジメチルホルムアミドまたはベ
ンゼンなどを使用できる。
ンゼンなどを使用できる。
また、この反応は、約10℃〜約60℃、好ましくは室温で
行うことができ、約3時間〜約48時間、好ましくは、12
時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行する。
行うことができ、約3時間〜約48時間、好ましくは、12
時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行する。
化合物(14)の製造 以下の反応条件により、化合物(13)を脱ジメトキシト
リフェニルメチルして化合物(14)を得る。
リフェニルメチルして化合物(14)を得る。
触媒としては、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスル
ホン酸、アンバーリスト15、硫酸または塩酸などを使用
でき、好ましくはベンゼンスルホン酸である。
ホン酸、アンバーリスト15、硫酸または塩酸などを使用
でき、好ましくはベンゼンスルホン酸である。
また、溶媒としては、クロロホルム−メタノール、メタ
ノール、エタノールまたは水などを使用でき、好ましく
はクロロホルム−メタノールである。
ノール、エタノールまたは水などを使用でき、好ましく
はクロロホルム−メタノールである。
さらに、この反応は、約0℃〜約60℃、好ましくは室温
で行うことができ、約0.1時間〜約2時間、好ましく
は、0.5時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
で行うことができ、約0.1時間〜約2時間、好ましく
は、0.5時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(15)の製造 以下の反応条件により、化合物(14)をアセチル化して
化合物(15)を得る。
化合物(15)を得る。
まず、反応試薬としては、塩化アセチル、無水酢酸また
はアセチルイミダゾールなどを使用でき、好ましくは塩
化アセチルである。
はアセチルイミダゾールなどを使用でき、好ましくは塩
化アセチルである。
また、塩基としては、ピリジンまたはトリエチルアミン
などを使用できる。
などを使用できる。
さらに、溶媒としては、ピリジン、ジクロルメタンまた
はエーテルなどを使用でき、好ましくは無水ピリジンで
ある。
はエーテルなどを使用でき、好ましくは無水ピリジンで
ある。
また、この反応は、約−10℃〜約60℃、好ましくは室温
で行うことができ、約0.5時間〜約2日間、好ましく
は、2時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
で行うことができ、約0.5時間〜約2日間、好ましく
は、2時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(16)の製造 以下の反応条件により、化合物(15)を脱アリル化し
て、化合物(16)を得る。
て、化合物(16)を得る。
(第1段階) まず、反応試薬としては、クロルトリストリフェニルホ
スフィンロジウムおよび1,4−ジアザビシクロ〔2,2,2〕
オクタン(DABCO)などを使用できる。
スフィンロジウムおよび1,4−ジアザビシクロ〔2,2,2〕
オクタン(DABCO)などを使用できる。
また、触媒としては、塩化パラジウムまたはパラジウム
炭素なども使用できる。
炭素なども使用できる。
さらに、溶媒としては、エタノール−ベンゼン−水また
は酢酸−水などを使用でき、好ましくはエタノール−ベ
ンゼン−水である。
は酢酸−水などを使用でき、好ましくはエタノール−ベ
ンゼン−水である。
また、この反応は、約0℃〜約60℃、好ましくは加熱還
流で行うことができ、約15時間〜約3日間、好ましく
は、2日間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
流で行うことができ、約15時間〜約3日間、好ましく
は、2日間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
かくして得られた反応生成物を濾過などの常法により精
製する。
製する。
以下の反応条件により、前記第1段階で得られた反応生
成物を反応させて化合物(16)を得る。
成物を反応させて化合物(16)を得る。
(第2段階) まず、反応試薬としては、ヨウ素などを使用できる。
また、触媒としては、塩化第2水銀、酸化第2水銀また
は塩酸などを使用でき、好ましくは塩化第二水銀または
酸化第2水銀である。
は塩酸などを使用でき、好ましくは塩化第二水銀または
酸化第2水銀である。
さらに、溶媒としては、テトラヒドロフラン−ピリジン
またはアセトンなどを使用でき、好ましくは含水アセト
ンである。
またはアセトンなどを使用でき、好ましくは含水アセト
ンである。
また、この反応は、約0℃〜約60℃、好ましくは室温で
行うことができ、約0.2時間〜約24時間、好ましくは、
1時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行する。
行うことができ、約0.2時間〜約24時間、好ましくは、
1時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行する。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(17)の製造 以下の反応条件により、化合物(16)をフッ素化して反
応させて化合物(17)を得る。
応させて化合物(17)を得る。
まず、反応試薬としては、ジエチルアミノサルファトリ
フルオリドまたはピリジン−フッ化水素などを使用で
き、好ましくはジエチルアミノサルファトリフルオリド
である。
フルオリドまたはピリジン−フッ化水素などを使用で
き、好ましくはジエチルアミノサルファトリフルオリド
である。
また、溶媒としては、テトラヒドロフラン、トルエン、
4塩化炭素エーテル、ジクロルメタンまたはクロロホル
ムなどを使用でき、好ましくは無水テトラヒドロフラン
である。
4塩化炭素エーテル、ジクロルメタンまたはクロロホル
ムなどを使用でき、好ましくは無水テトラヒドロフラン
である。
さらに、この反応は、約−30℃〜約60℃、好ましくは室
温で行うことができ、約0.1時間〜約10時間、好ましく
は、0.5時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
温で行うことができ、約0.1時間〜約10時間、好ましく
は、0.5時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(18)の製造 以下の反応条件により、化合物(6)と化合物(8)と
を反応させて化合物(18)を得る。
を反応させて化合物(18)を得る。
まず、触媒としては、塩化第1スズ、モレキュラーシー
ブス4A粉末過塩素酸塩または銀トリフラートなどを使用
でき、好ましくは塩化第1スズと過塩素酸塩である。
ブス4A粉末過塩素酸塩または銀トリフラートなどを使用
でき、好ましくは塩化第1スズと過塩素酸塩である。
さらに、溶媒としては、エーテル、トルエン、ジクロル
エタンまたはジクロルメタンなどを使用でき、好ましく
は無水エーテルである。
エタンまたはジクロルメタンなどを使用でき、好ましく
は無水エーテルである。
また、この反応は、約−15℃〜約60℃、好ましくは室温
℃で行うことができ、約3時間〜約30時間、好ましく
は、20時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
℃で行うことができ、約3時間〜約30時間、好ましく
は、20時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(19)の製造 以下の反応条件により、化合物(18)を脱プロピリデン
化して化合物(19)を得る。
化して化合物(19)を得る。
まず反応試薬としては、含水酢酸またはトリフルオロ酢
酸などを使用でき、好ましくは80%酢酸である。
酸などを使用でき、好ましくは80%酢酸である。
また、触媒としては、p−ルエンスルホン酸、硫酸また
は塩酸なども使用できる。
は塩酸なども使用できる。
さらに、溶媒としては、水、メタノールまたはエタノー
ルなどを使用でき、好ましくは水である。
ルなどを使用でき、好ましくは水である。
また、この反応は、10〜約80℃、好ましくは60℃で行う
ことができ、約0.1時間〜約2日間、好ましくは、1時
間の攪拌反応をすることにより十分に進行する。
ことができ、約0.1時間〜約2日間、好ましくは、1時
間の攪拌反応をすることにより十分に進行する。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(20)の製造 以下の反応条件により、化合物(19)を一部アセチル化
して、化合物(20)を得る。
して、化合物(20)を得る。
まず、反応試薬としては、塩化アセチル、無水酢酸また
はアセチルイミダゾールなどを使用でき、好ましくは塩
化アセチルである。
はアセチルイミダゾールなどを使用でき、好ましくは塩
化アセチルである。
また、塩基としては、ピリジンまたはトリエチルアミン
などを使用できる。
などを使用できる。
さらに、溶媒としては、ピリジン、ジクロルメタンまた
はエーテルなどを使用でき、好ましくは無水ピリジンで
ある。
はエーテルなどを使用でき、好ましくは無水ピリジンで
ある。
また、この反応は、約−10℃〜約60℃、好ましくは氷冷
温度で行うことができ、約0.2時間〜約2日間、好まし
くは、2時間の攪拌反応をすることにより十分に進行す
る。
温度で行うことができ、約0.2時間〜約2日間、好まし
くは、2時間の攪拌反応をすることにより十分に進行す
る。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(21)の製造 以下の反応条件により、化合物(6)と化合物(11)と
を反応させて化合物(21)を得る。
を反応させて化合物(21)を得る。
まず、触媒としては、塩化第1スズ、過塩素酸銀または
銀トリフラートなどを使用できる。
銀トリフラートなどを使用できる。
また、溶媒としては、エーテル、トルエン、ジクロルメ
タンまたはジクロルエタンなどを使用でき、好ましくは
無水エーテルである。
タンまたはジクロルエタンなどを使用でき、好ましくは
無水エーテルである。
また、この反応は、約−25℃〜約30℃、好ましくは−15
℃で行うことができ、約0.1時間〜約24時間、好ましく
は、1.5時間の攪拌反応をすることにより十分に進行す
る。
℃で行うことができ、約0.1時間〜約24時間、好ましく
は、1.5時間の攪拌反応をすることにより十分に進行す
る。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(22)の製造 以下の反応条件により、化合物(21)を脱t−ブチルジ
フェニルシラン化して、化合物(22)を得る。
フェニルシラン化して、化合物(22)を得る。
まず、反応試薬としては、テトラn−ブチルアンモニウ
ム、フルオリドまたはピリジン−フッ化水素などを使用
できる。
ム、フルオリドまたはピリジン−フッ化水素などを使用
できる。
また、溶媒としては、テトラヒドロフラン、アセトニト
リル、ジクロルメタンまたはピリジンなどを使用でき
る。
リル、ジクロルメタンまたはピリジンなどを使用でき
る。
さらに、この反応は、約−20℃〜約60℃、好ましくは室
温で行うことができ、約10時間〜約100時間、好ましく
は、52時間の攪拌反応をすることにより十分に進行す
る。
温で行うことができ、約10時間〜約100時間、好ましく
は、52時間の攪拌反応をすることにより十分に進行す
る。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(23)の製造 以下の反応条件により、化合物(22)をフッ素化して化
合物(23)を得る。
合物(23)を得る。
まず、反応試薬としては,ジエチルアミノサルファトリ
フルオリドまたはピリジン−フッ化水素などを使用で
き、好ましくはジエチルアミノサルファトリフルオリド
(DAST)である。。
フルオリドまたはピリジン−フッ化水素などを使用で
き、好ましくはジエチルアミノサルファトリフルオリド
(DAST)である。。
また、溶媒としては、テトラヒドロフラン、トルエン、
4塩化水素、エーテル、ジクロルメタンまたはクロロホ
ルムなどを使用でき、好ましくは無水テトラヒドロフラ
ンである。
4塩化水素、エーテル、ジクロルメタンまたはクロロホ
ルムなどを使用でき、好ましくは無水テトラヒドロフラ
ンである。
さらに、この反応は、約−30℃〜約60℃、好ましくは室
温で行うことができ、約0.1時間〜約10時間、好ましく
は、0.5時間の攪拌反応をすることにより十分に進行す
る。
温で行うことができ、約0.1時間〜約10時間、好ましく
は、0.5時間の攪拌反応をすることにより十分に進行す
る。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(24)および(25)の製造 以下の反応条件により、化合物(17)と化合物(8)と
を反応させて化合物(24)および(25)を得る。
を反応させて化合物(24)および(25)を得る。
まず、触媒としては、塩化第1ズス、モレキュラーシー
ヴス4A粉末、過塩素酸銀または銀トリフラートなどを使
用できる。
ヴス4A粉末、過塩素酸銀または銀トリフラートなどを使
用できる。
また、溶媒としては、エーテル、トルエン、ジクロルメ
タンまたはジクロルエタンなどを使用でき、好ましくは
無水エーテルである。
タンまたはジクロルエタンなどを使用でき、好ましくは
無水エーテルである。
さらに、この反応は、約−30℃〜約60℃、好ましくは、
−15℃で行うことができ、約1時間〜約24時間、好まし
くは、4時間の攪拌反応をすることにより十分に進行す
る。
−15℃で行うことができ、約1時間〜約24時間、好まし
くは、4時間の攪拌反応をすることにより十分に進行す
る。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(26)および(27)の製造 以下の反応条件により、化合物(17)と化合物(11)と
を反応させて化合物(26)および(27)を得る。
を反応させて化合物(26)および(27)を得る。
まず、触媒としては、塩化第1ズス、モレキュラーシー
ヴス4A粉末、過塩素酸銀または銀トリフラートなどを使
用できる。
ヴス4A粉末、過塩素酸銀または銀トリフラートなどを使
用できる。
また、溶媒としては、エーテル、トルエン、ジクロルメ
タンまたはジクロルエタンなどを使用でき、好ましくは
無水エーテルである。
タンまたはジクロルエタンなどを使用でき、好ましくは
無水エーテルである。
さらに、この反応は、約−30℃〜室温、好ましくは−15
℃で行うことができ、約1時間〜約24時間、好ましく
は、2.5時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
℃で行うことができ、約1時間〜約24時間、好ましく
は、2.5時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(28)の製造 以下の反応条件により、化合物(24)を脱アリル化して
化合物(28)を得る。
化合物(28)を得る。
(第1段階) まず、反応試薬としては、クロルトリストリフェニルホ
スフィンロジウムおよび1,4−ジアザビシクロ〔2,2,2〕
オクタンなどを使用できる。
スフィンロジウムおよび1,4−ジアザビシクロ〔2,2,2〕
オクタンなどを使用できる。
また、触媒としては、塩化パリジウムまたはパラジウム
炭素などを使用できる。
炭素などを使用できる。
さらに、溶媒としては、エタノール−ベンゼン−水また
は酢酸−水などを使用でき、好ましくはエタノール−ベ
ンゼン−水である。
は酢酸−水などを使用でき、好ましくはエタノール−ベ
ンゼン−水である。
また、この反応は、約0℃〜約80℃、好ましくは還流温
度で行うことができ、約15時間〜約3日間、好ましく
は、2日間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
度で行うことができ、約15時間〜約3日間、好ましく
は、2日間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
(第2段階) まず、反応試薬としては、ヨウ素などを使用できる。
また、触媒としては、塩化第2水銀、酸化第2水銀また
は塩酸などを使用でき、好ましくは塩化第2水銀または
酸化第2水銀である。
は塩酸などを使用でき、好ましくは塩化第2水銀または
酸化第2水銀である。
さらに、溶媒としては、テトラヒドロフラン−ピリジン
またはアセトンなどを使用でき、好ましくは含水アセト
ンである。
またはアセトンなどを使用でき、好ましくは含水アセト
ンである。
また、この反応は、約0℃〜約60℃、好ましくは室温で
行うことができ、約0.2時間〜約24時間、好ましくは、
1時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行する。
行うことができ、約0.2時間〜約24時間、好ましくは、
1時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行する。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(29)の製造 以下の反応条件により、化合物(28)をフッ素化して化
合物(29)を得る。
合物(29)を得る。
まず、反応試薬としては、ジエチルアミノサルファトリ
フルオリドまたはピリジン−フッ化水素などを使用でき
る、好ましくはジエチルアミノサルファトリフルオリド
である。
フルオリドまたはピリジン−フッ化水素などを使用でき
る、好ましくはジエチルアミノサルファトリフルオリド
である。
また、溶媒としては、テトラヒドロフラン、トルエン、
4塩化炭素、エーテル、ジクロルメタンまたはクロロホ
ルムなどを使用でき、好ましくは無水テトラヒドロフラ
ンである。
4塩化炭素、エーテル、ジクロルメタンまたはクロロホ
ルムなどを使用でき、好ましくは無水テトラヒドロフラ
ンである。
さらに、この反応は、約−30℃〜約60℃、好ましくは氷
冷温度で行うことができ、約0.1時間〜約10時間、好ま
しくは0.5時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行
する。
冷温度で行うことができ、約0.1時間〜約10時間、好ま
しくは0.5時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行
する。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(30)の製造 以下の反応条件により、化合物(23)と化合物(20)と
を反応させて化合物(30)を得る。
を反応させて化合物(30)を得る。
まず、触媒としては、塩化第1スズ、モレキュラーシー
ヴス4A粉末、過塩素酸銀または銀トリフラートなどを使
用できる。
ヴス4A粉末、過塩素酸銀または銀トリフラートなどを使
用できる。
また、溶媒としては、エーテル、トルエン、ジクロルメ
タンまたはジクロルエタンなどを使用でき、好ましくは
無水エーテルである。
タンまたはジクロルエタンなどを使用でき、好ましくは
無水エーテルである。
さらに、この反応は、約−25℃〜約40℃、好ましくは−
15℃で行うことができ、約1時間〜約5日間、好ましく
は7時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行する。
15℃で行うことができ、約1時間〜約5日間、好ましく
は7時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行する。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(31)の製造 以下の反応条件により、化合物(30)を脱イソプロピリ
デン化して化合物(31)を得る。
デン化して化合物(31)を得る。
まず、触媒としては、含水酢酸、トリフルオロ酢酸、p
−トルエンスルホン酸、硫酸または塩酸などを使用で
き、好ましくは80%酢酸である。
−トルエンスルホン酸、硫酸または塩酸などを使用で
き、好ましくは80%酢酸である。
また、溶媒としては、水、メタノールまたはエタノール
などを使用でき、好ましくは水である。
などを使用でき、好ましくは水である。
さらに、この反応は、約20℃〜約80℃で行うことがで
き、好ましくは60℃である。
き、好ましくは60℃である。
また、約0.1時間〜約2日間、好ましくは、0.5時間の攪
拌反応を行うことにより十分に進行する。
拌反応を行うことにより十分に進行する。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(32)の製造 以下の反応条件により、化合物(31)をアセチル化して
化合物(32)を得る。
化合物(32)を得る。
まず、反応試薬としては、塩化アセチル、無水酢酸また
はアセチルイミダゾールなどを使用でき、好ましくは塩
化アセチルである。
はアセチルイミダゾールなどを使用でき、好ましくは塩
化アセチルである。
また、塩基としては、ピリジンまたはトリエチルアミン
などを使用できる。
などを使用できる。
さらに、溶媒としては、ピリジン、ジクロルメタンまた
はエーテルなどを使用でき、好ましくは無水ピリジンで
ある。
はエーテルなどを使用でき、好ましくは無水ピリジンで
ある。
また、この反応は、約−10℃〜約60℃、好ましくは氷冷
温度で行うことができ、約0.5時間〜約2日間、好まし
くは、1.5時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行
する。
温度で行うことができ、約0.5時間〜約2日間、好まし
くは、1.5時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行
する。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(33)の製造 以下の反応条件により、化合物(23)と化合物(32)と
を反応させて化合物(33)を得る。
を反応させて化合物(33)を得る。
触媒としては、塩化第1スズ、モレキュラーシーヴス4A
粉末、過塩素酸銀、または銀トリフラートなどを使用で
きる。
粉末、過塩素酸銀、または銀トリフラートなどを使用で
きる。
また、溶媒としては、エーテル、トルエン、ジクロルメ
タンまたはジクロルエタンなどを使用でき、好ましくは
無水エーテルである。
タンまたはジクロルエタンなどを使用でき、好ましくは
無水エーテルである。
さらに、この反応は、約−15℃〜約60℃、好ましくは0
℃で行うことができ、約1時間〜約24時間、好ましく
は、2.5時間の攪拌反応をすることにより十分に進行す
る。
℃で行うことができ、約1時間〜約24時間、好ましく
は、2.5時間の攪拌反応をすることにより十分に進行す
る。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(34)の製造 以下の反応条件により、化合物(33)を脱プロピリデン
化して化合物(34)を得る。
化して化合物(34)を得る。
まず、反応試薬としては、含水酢酸またはトリフルオロ
酢酸などを使用でき、好ましくは含水酢酸である。
酢酸などを使用でき、好ましくは含水酢酸である。
また、触媒としては、p−トルエンスルホン酸、硫酸ま
たは塩酸などを使用できる。
たは塩酸などを使用できる。
さらに、溶媒としては、水、メタノールまたはエタノー
ルなどを使用でき、好ましくは水である。
ルなどを使用でき、好ましくは水である。
さらに、この反応は、約20℃〜約80℃、好ましくは60℃
で行うことができ、約0.1時間〜約2日間、好ましくは
0.5時間の攪拌反応をすることにより十分に進行する。
で行うことができ、約0.1時間〜約2日間、好ましくは
0.5時間の攪拌反応をすることにより十分に進行する。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(35)の製造 以下の反応条件により、化合物(34)をアセチル化して
化合物(35)を得る。
化合物(35)を得る。
まず、反応試薬としては、塩化アセチル、無水酢酸また
はアセチルイミダゾールなどを使用でき、好ましくは塩
化アセチルである。
はアセチルイミダゾールなどを使用でき、好ましくは塩
化アセチルである。
また、塩基としては、ピリジンまたはトリエチルアミン
などを使用できる。
などを使用できる。
さらに、溶媒としては、ピリジン、ジクロルメタンまた
はエーテルなどを使用でき、好ましくは無水ピリジンで
ある。
はエーテルなどを使用でき、好ましくは無水ピリジンで
ある。
また、この反応は、約−10℃〜約60℃、好ましくは氷冷
温度で行うことができ、約0.5時間〜約2日間、好まし
くは、2時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
温度で行うことができ、約0.5時間〜約2日間、好まし
くは、2時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(36)の製造 以下の反応条件により、化合物(23)と化合物(35)と
を反応させて化合物(36)を得る。
を反応させて化合物(36)を得る。
また、触媒としては、塩化第1スズ、モレキュラーシー
ヴス4A粉末、過塩素酸銀または銀トリフラートなどを使
用できる。
ヴス4A粉末、過塩素酸銀または銀トリフラートなどを使
用できる。
さらに、溶媒としては、エーテル、トルエン、ジクロル
メタンまたはジクロルエタンなどを使用でき、好ましく
は無水エーテルである。
メタンまたはジクロルエタンなどを使用でき、好ましく
は無水エーテルである。
また、この反応は、約−15℃〜約60℃、好ましくは氷冷
温度で行うことができ、約0.5時間〜約24時間、好まし
くは2時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
温度で行うことができ、約0.5時間〜約24時間、好まし
くは2時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(37)の製造 以下の反応条件により、化合物(36)を脱プロピリデン
化して化合物(37)を得る。
化して化合物(37)を得る。
まず、反応試薬としては、含水酢酸またはトリフルオロ
酢酸などを使用でき、好ましくは80%含水酢酸である。
酢酸などを使用でき、好ましくは80%含水酢酸である。
また、触媒としては、p−トルエンスルホン酸、硫酸ま
たは塩酸なども使用できる。
たは塩酸なども使用できる。
さらに、溶媒としては、水、メタノールまたはエタノー
ルなどを使用でき、好ましくは水である。
ルなどを使用でき、好ましくは水である。
さらに、この反応は、約20℃〜約80℃、好ましくは60℃
で行うことができ、約0.1時間〜約2日間、好ましくは
0.5時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行する。
で行うことができ、約0.1時間〜約2日間、好ましくは
0.5時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行する。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(38)の製造 以下の反応条件により、化合物(37)を一部アセチル化
して化合物(38)を得る。
して化合物(38)を得る。
まず、反応試薬としては、塩化アセチル、無水酢酸また
はアセチルイミダゾールなどを使用でき、好ましくは塩
化アセチルである。
はアセチルイミダゾールなどを使用でき、好ましくは塩
化アセチルである。
また、塩基としては、ピリジンまたはトリエチルアミン
などを使用できる。
などを使用できる。
さらに、溶媒としては、ピリジン、ジクロルメタンまた
はエーテルなどを使用でき、好ましくは無水ピリジンで
ある。
はエーテルなどを使用でき、好ましくは無水ピリジンで
ある。
また、この反応は、約−10℃〜約60℃、好ましくは氷冷
温度で行うことができ、約0.5時間〜約2日間、好まし
くは、3時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
温度で行うことができ、約0.5時間〜約2日間、好まし
くは、3時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(39)の製造 以下の反応条件により、化合物(38)と化合物(27)と
を反応させて化合物(39)を得る。
を反応させて化合物(39)を得る。
この反応における触媒としては、塩化第1スズ、モレキ
ュラーシーヴス4A粉末、過塩素酸銀または銀トリフラー
トなどを使用できる。
ュラーシーヴス4A粉末、過塩素酸銀または銀トリフラー
トなどを使用できる。
また、溶媒としては、エーテル、トルエン、ジクロルメ
タンまたはジクロルエタンなどを使用でき、好ましくは
無水エーテルである。
タンまたはジクロルエタンなどを使用でき、好ましくは
無水エーテルである。
さらに、この反応は、約−15℃〜約60℃、好ましくは氷
冷温度で行うことができ、約0.5時間〜約24時間、好ま
しくは、7時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行
する。
冷温度で行うことができ、約0.5時間〜約24時間、好ま
しくは、7時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行
する。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(40)の製造 以下の反応条件により、化合物(39)を脱アセチル化し
て化合物(40)を得る。
て化合物(40)を得る。
まず、反応試薬としては、ナトリウムメトキシド、ナト
リウムエトキシド、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリ
ウムなどを使用でき、好ましくは0.1Nナトリウムメトキ
シドである。
リウムエトキシド、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリ
ウムなどを使用でき、好ましくは0.1Nナトリウムメトキ
シドである。
また、溶媒としては、メタノール、エタノール、テトラ
ヒドロフランなどを使用でき、好ましくはメタノール−
無水テトラヒドロフランである。
ヒドロフランなどを使用でき、好ましくはメタノール−
無水テトラヒドロフランである。
さらに、この反応は、約−5℃〜約60℃、好ましくは室
温で行うことができ、約1時間〜約24日間、好ましく
は、24時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
温で行うことができ、約1時間〜約24日間、好ましく
は、24時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(41)の製造 以下の反応条件により、化合物(40)を酸化して化合物
(41)を得る。
(41)を得る。
(第1段階) まず、反応試薬としては、オキザリルクロリド−ジメチ
ルスルホキシド、トリエチルアミン、ジイソプロピルエ
チルアミン、無水トリクロル酢酸、無水トリフルオロ酢
酸、無水酢酸、ジシクロヘキシルカルボジイミド−ジメ
チルスルホキシドなどを使用できる。
ルスルホキシド、トリエチルアミン、ジイソプロピルエ
チルアミン、無水トリクロル酢酸、無水トリフルオロ酢
酸、無水酢酸、ジシクロヘキシルカルボジイミド−ジメ
チルスルホキシドなどを使用できる。
また、溶媒としては、ジクロルメタン、ジクロルエタ
ン、テトラヒドロフランまたはジメチルスルホキシドな
どを使用でき、好ましくはジクロルメタンまたはジメチ
ルスルホキシドである。
ン、テトラヒドロフランまたはジメチルスルホキシドな
どを使用でき、好ましくはジクロルメタンまたはジメチ
ルスルホキシドである。
さらに、この反応は、約−78℃〜室温、好ましくは氷冷
温度で行うことができ、約0.1時間〜約24時間、好まし
くは、0.2時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行
する。
温度で行うことができ、約0.1時間〜約24時間、好まし
くは、0.2時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行
する。
(第2段階) まず、触媒としては、亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸
ナトリウムまたはクロム酸−硫酸などを使用できる。
ナトリウムまたはクロム酸−硫酸などを使用できる。
また、溶媒としては、アセトニトリル、水、テトラヒド
ロフランまたはアセトンなどを使用でき、好ましくはア
セトニトリルである。
ロフランまたはアセトンなどを使用でき、好ましくはア
セトニトリルである。
さらに、この反応は、約−10℃〜約60℃、好ましくは室
温で行うことができ、約3時間〜約2日間、好ましく
は、12時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
温で行うことができ、約3時間〜約2日間、好ましく
は、12時間の攪拌反応を行うことにより十分に進行す
る。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(43)の製造 以下の反応条件により、化合物(42)をメチル化して化
合物(43)を得る。
合物(43)を得る。
まず、反応試薬としては、ジアゾメタンなどを使用でき
る。
る。
また、溶媒としては、エーテルなどを使用できる。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
化合物(44)の製造 以下の反応条件により、化合物(42)を水素により還元
して化合物(44)を得る。
して化合物(44)を得る。
また、触媒としては、パラジウム炭素またはラネ−ニッ
ケルなどを使用でき、好ましくは10%パラジウム炭素で
ある。
ケルなどを使用でき、好ましくは10%パラジウム炭素で
ある。
さらに、溶媒としては、メタノール、エタノール、水−
メタノール、酢酸−水などを使用でき、好ましくは含水
メタノールである。
メタノール、酢酸−水などを使用でき、好ましくは含水
メタノールである。
また、この反応は、約15℃〜約80℃、好ましくは室温℃
で行うことができ、約1日間〜約10日間、好ましくは、
4日間の攪拌反応を行うことにより十分進行する。
で行うことができ、約1日間〜約10日間、好ましくは、
4日間の攪拌反応を行うことにより十分進行する。
かくして得られた反応生成物をカラムクロマトグラフィ
ーなどの常法により精製する。
ーなどの常法により精製する。
(発明の有用性) 本発明のオリゴガラクチュロン酸は、植物の細胞壁に存
在している抗菌物質・ファイトアレキシン産生を誘導す
るエリサイターとしての高い活性を有する。したがっ
て、本発明の化合物は、農薬などの植物保護剤として有
用である。
在している抗菌物質・ファイトアレキシン産生を誘導す
るエリサイターとしての高い活性を有する。したがっ
て、本発明の化合物は、農薬などの植物保護剤として有
用である。
以下、本発明を参考例および実施例により更に具体的に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
(実施例) 参考例1 化合物(2)の製造 (2) (アリル4,6−0−イソプロピリデン−β−D
−ガラクトピラノシド) 12gの化合物(1)を250mlの無水ジメチルホルムアミド
に溶解し、12mlの2,2−ジメトキシプロパン及び0.5gの
p−トルエンスルホン酸を加えて室温で5時間攪拌し
た。次に15mlのトリエチルアミンを加え反応液を減圧に
て濃縮した。残渣を500mlのジクロルメタンにとかし100
mlの飽和重曹水−飽和食塩水(1:1)混液にて洗い無水
硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧で溶媒を留去し、残
った粗生成物を1kgのシリカゲルを用いたカラムクロマ
トグラフィー(1%のトリエチルアミンを含むクロロホ
ルム−メタノール(96:4))で精製し、化合物(3)4.
0g(28%)融点95.5−97゜、比旋光度▲〔α〕22 D▼+
4.3゜ (C0.3CHCl3) 文献値mp91−92゜、▲〔α〕22 D▼+10゜1 H−NMR(90MHz CDCl3);1.35(3H、S)、1.52(3H、
S)、5.20(1H、m)、5.34(1H、m)、5.95(1H、
m)。
−ガラクトピラノシド) 12gの化合物(1)を250mlの無水ジメチルホルムアミド
に溶解し、12mlの2,2−ジメトキシプロパン及び0.5gの
p−トルエンスルホン酸を加えて室温で5時間攪拌し
た。次に15mlのトリエチルアミンを加え反応液を減圧に
て濃縮した。残渣を500mlのジクロルメタンにとかし100
mlの飽和重曹水−飽和食塩水(1:1)混液にて洗い無水
硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧で溶媒を留去し、残
った粗生成物を1kgのシリカゲルを用いたカラムクロマ
トグラフィー(1%のトリエチルアミンを含むクロロホ
ルム−メタノール(96:4))で精製し、化合物(3)4.
0g(28%)融点95.5−97゜、比旋光度▲〔α〕22 D▼+
4.3゜ (C0.3CHCl3) 文献値mp91−92゜、▲〔α〕22 D▼+10゜1 H−NMR(90MHz CDCl3);1.35(3H、S)、1.52(3H、
S)、5.20(1H、m)、5.34(1H、m)、5.95(1H、
m)。
そして化合物(2)を7.9g(55.9%)得た。融点91−93
゜、比旋光度▲〔α〕22 D▼−41.4゜(C、0.7CHC
l3)、1H−NMR(90MHz、CDCl3) δ1.46(3H×2、
S)、3.35〜4.60(9H、m)、5.20(1H、m)、5.33
(1H、dm J=11.7Hz)、5.95(1H、m) 実測値C、55.36;H、7.75 論理値(C12H20O6)C、55.
37;H、7.75% 参考例2 化合物(4)の製造 (4) (アリル2,3−ジ−0−ベンジル−4,6−0−イ
ソプロピリデン−β−D−ガラクトピラノシド) 4gの60%水素化ナトリウムをヘキサンで洗い鉱物油を除
いた。次にこれを5mlの無水ジメチルホルムアミドに懸
濁し、これに60mlの無水ジメチルホルムアミドに溶解し
た化合物(2)(6.8g)を加え室温で約1時間攪拌し
た。水素の発泡がおさまったらこれを氷水浴上で冷却
し、10mlの無水ジメチルホルムアミドに溶かした11mlの
臭化ベンジルを少しずつ滴下攪拌した。滴下後同温度で
約30分攪拌した後、氷水浴を除き更に室温で2.5時間攪
拌を続けた。次にメタノールを少しずつ反応液に加え過
剰の水素化ナトリウムをこわした後これを水中に注ぎエ
ーテルにて抽出した。抽出液は水洗いした後無水硫酸ナ
トリウム上で乾燥、濃縮して粗生成物を得た。これは1k
gのシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによ
って精製、4:1〜7:3のn−ヘキサン:酢酸エチル混合溶
媒にて溶出し、11.2g(97.3%)の化合物(4)を結晶
として得た。
゜、比旋光度▲〔α〕22 D▼−41.4゜(C、0.7CHC
l3)、1H−NMR(90MHz、CDCl3) δ1.46(3H×2、
S)、3.35〜4.60(9H、m)、5.20(1H、m)、5.33
(1H、dm J=11.7Hz)、5.95(1H、m) 実測値C、55.36;H、7.75 論理値(C12H20O6)C、55.
37;H、7.75% 参考例2 化合物(4)の製造 (4) (アリル2,3−ジ−0−ベンジル−4,6−0−イ
ソプロピリデン−β−D−ガラクトピラノシド) 4gの60%水素化ナトリウムをヘキサンで洗い鉱物油を除
いた。次にこれを5mlの無水ジメチルホルムアミドに懸
濁し、これに60mlの無水ジメチルホルムアミドに溶解し
た化合物(2)(6.8g)を加え室温で約1時間攪拌し
た。水素の発泡がおさまったらこれを氷水浴上で冷却
し、10mlの無水ジメチルホルムアミドに溶かした11mlの
臭化ベンジルを少しずつ滴下攪拌した。滴下後同温度で
約30分攪拌した後、氷水浴を除き更に室温で2.5時間攪
拌を続けた。次にメタノールを少しずつ反応液に加え過
剰の水素化ナトリウムをこわした後これを水中に注ぎエ
ーテルにて抽出した。抽出液は水洗いした後無水硫酸ナ
トリウム上で乾燥、濃縮して粗生成物を得た。これは1k
gのシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによ
って精製、4:1〜7:3のn−ヘキサン:酢酸エチル混合溶
媒にて溶出し、11.2g(97.3%)の化合物(4)を結晶
として得た。
n−ヘキサン−エーテルより再結晶しプリズム状結晶を
得た。:融点68〜69.5℃ 比旋光度▲〔α〕20 D▼−19.62(C=1.325、CHCl3)、
1H−NMR(90MHz、CDCl3)δ1.43(3H、S)、1.51(3
H、S)、3.1〜5.0(13H、m)、5.18(1H、dm)、5.32
(1H、dm)、5.95(1H、m)、7.33(10H、m)、13C−
NMR(22.5MHz、CDCl3)、18.85、29.15、62.85、66.7
0、70.22、72.22、75.36、75.51、79.48、98.99、102.6
2、117.03、127.49、127.70、127.87、128.08、128.2
4、128.35、134.42、138.54、139.08 実測値C、71.22;H、7.32 論理値(C26H32O6)C、70.
89;H、7.32% 参考例3 化合物(5)の製造 (5) (2,3−ジ−0−ベンジル−4,6−0−イソプロ
ピリデン−D−ガラクトピラノース) 3.63gの化合物(4)を16.3gのカリウムt−ブトキシド
と共に70mlの無水ジメチルスルホキシド中アルゴン気流
下にて60℃に加熱、3時間攪拌した。冷却後反応液を水
にあけエーテルにて抽出した。抽出液を水洗し、無水硫
酸ナトリウム上で乾燥した後、減圧濃縮し粗生成物を得
た。次に得られた粗生成物を80mlの含水テトラヒドロフ
ラン(80%)に溶解し、室温で攪拌しつつ4.3gのヨウ素
および引き続き直ちに2.9mlのピリジンを加えた。その
まま30分間攪拌した後、反応液を500mlの水にあけてク
ロロホルムで抽出した。抽出液を水、チオ硫酸ナトリウ
ム水溶液、重曹水、水、飽和食塩水で順次洗い無水硫酸
ナトリウム上で乾燥した後減圧濃縮した。残った粗生成
物を200gのシリカゲルを用いたクロマトグラフィー(1
%のピリジンを含む7:3酢酸エチル−n−ヘキサン)で
溶出して精製し、3.0g(90.9%)の化合物(5)を得
た。1 H−NMR(90MHz、CDCl3) δ1.41(3H、S)、1.48(3
H、S)、3.0〜5.0(12H、m)、5.31(1H、d、J=2.
9Hz)、7.34(10H、m)、13C−NMR(22.5MHz、CDC
l3)、18.37(18.64)、29.42(29.09)、62.53、62.8
5、67.08、72.00、73.79、75.75、92.32、(97.31)、9
8.77、127.70、127.81、128.35、138.43、138.54(カッ
コ内はβ異性体由来のピーク) 参考例4 化合物(6)および(6)′の製造 (6)′(2,3−ジ−0−ベンジル−4,6−イソプロピリ
デン−α−D−ガラクトピラノシル フルオリド)及び (6) (2,3−ジ−0−ベンジル−4,6−0−イソプロ
ピリデン−β−D−ガラクトピラノシル フルオリド) 690mgの化合物(5)を5mlの無水テトラヒドロフランに
溶解し、ドライアイス−四塩化炭素浴上で約−20℃に冷
却した。窒素気流下これに300μのジエチルアミノサ
ルファートリフルオリド(DAST)を加え攪拌した。冷浴
をとり除き、室温で30分攪拌した後、再び冷却して2ml
のメタノールを加えた。5分間攪拌した後、減圧濃縮し
て大部分の溶媒を除いた。残渣をエーテル−酢酸エチル
(1:1)にて抽出した。抽出液を水及び飽和食塩水で洗
い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。溶媒を留去して
得た粗生成物を75gのシリカゲルを用いたカラムクロマ
トグラフィー(65:35のn−ヘキサン−酢酸エチル)で
精製して353mgの化合物(6)′と262mgの結晶性の化合
物(6)とを得た。(計88.5%) 化合物(6)′:1H−NMR(400MHz、CDCl3) δ1.42(3
H、S)、1.48(3H、S)、3.66(1H、S)、3.84〜4.0
4(5H、m)、4.16(1H、d)、4.71(1H、d、J=12.
2Hz)、4.72(1H、d、J=11.8Hz)、4.84(1H、d、
J=12.2Hz)、4.92(1H、d、J=11.8Hz)、5.64(1
H、dd、J=2.7Hz、JH.F=53.6Hz)、7.35(10H、
m)、▲〔α〕23 D▼+27.05(C=0.1425、CHCl3) 実測値:C;68.17、H;6.74、F:4.23% 理論値(C23H27O5F):C;68.64、H;6.76、F;4.72% 化合物(6):1H−NMR(400MHz、CDCl3) δ1.43(3
H、S)、1.52(3H、S)、3.34(1H、brS)、3.50(1
H、dd、J=2.8、9.8Hz)、3.89〜4.07(4H、m)、4.7
0(1H、d、J=12.4Hz)、4.78(1H、d、J=12.4H
z)、4.82(1H、d、J=11.0Hz)、4.86(1H、d、J
=11.0Hz)、5.16(1H、dd、J=7.0Hz)、JHF=53.1H
z)、7.35(10H、m)、融点120〜121℃(n−ヘキサン
−酢酸エチルより再結晶して針状晶) ▲〔α〕22 D▼+27.69(C=0.52、CHCl3)、 実測値:C;68.44、H;6.77、F:4.63%、理論値(C23H27O5
F):C;68.64、H;6.76、F;4.72% 参考例5 化合物(7)の製造 (7) (アリル2,3−ジ−0−ベンジル−β−D−ガ
ラクトピラノシド) 7.26gの化合物(4)を50mlの80%含水酢酸中で60℃、
1時間加熱した。次にこれを減圧下濃縮し化合物(7)
の粗生成物を得た。得られた粗生成物を300gのシリカゲ
ルを用いたカラムクロマトグラフィー(1:1〜1:0の酢酸
エチル−n−ヘキサンの溶媒系)で精製して、6.08g(9
2.1%)の針状結晶を得た。次に、n−ヘキサン−ベン
ゼンより再結晶した。融点70〜70.5℃、▲〔α〕20 D▼
−3.12(C=0.995、CHCl3)、1H−NMR(90MHz、CDC
l3) δ2.35(2H,br)、3.45〜5.0(13H,m),5.18(1
H,dm),5.31(1H,dm),5.95(1H,m),7.32(10H、
m). 実測値:C;68.78、H;7.04%: 理論値(C23H28O6):C;68.98、H;7.05% 参考例6 化合物(8)の製造 (8) (アリル6−0−アセチル−2,3−ジ−0−ベ
ンジル−β−D−ガルクトピラノシド) 915mgの化合物(7)を20mlの無水ピリジンに溶解し、
氷浴上で冷却、攪拌した。これに180μの塩化アセチ
ルを加え1.5時間攪拌を続けた。次に少量の水(約1ml)
を加え反応液を減圧下濃縮し大部分のピリジンを除去し
た。残渣をエーテル−酢酸エチル(1:1)の混合溶媒に
て抽出し、抽出液を水洗後無水硫酸ナトリウム上で乾燥
した。溶媒を留去して得た粗生成物を100gのシリカゲル
を用いたカラムクロマトグラフィーに付し、1:1のn−
ヘキサン−酢酸エチルにて溶出、88mg(7.9%)の油状
ジアセテート次に787mg(77.8%)の化合物(8)を結
晶として得た。後者はn−ヘキサン−酢酸エチルより再
結晶した。融点91.5〜92℃、▲〔α〕22 D▼+0.8(C=
0.75、CHCl3)、1H−NMR(400MHz、CDCl3) δ2.08(3
H、S)、2.47(1H、brS)、3.49(1H、dd、J=3.4、
9.3Hz)、3.58(1H、t、J=6.4Hz)、3.67(1H、dd、
J=7.8、9.5Hz)、3.92(1H、m)、4.15(1H、m)、
4.3〜4.45(3H、m)、4.40(1H、d、J=7.8Hz)、4.
71(1H、d、J=11.7Hz)、4.73(1H、d、J=11.0H
z)、4.75(1H、d、J=11.7Hz)、4.93(1H、d、J
=11.0Hz)、5.20(1H、dm)、5.34(1H、dm)、5.96
(1H、m)、7.33(10H、m)、実測値:C;67.81、H;6.8
4、理論値(C23H30O7):C;67.86、H;6.83. ジアセテート 1H−NMR(90MHz、CDCl3) δ2.06(3
H、S)、2.13(3H、S)、3.5〜5.0(12H、m)、5.18
(1H、dm)、5.32(1H、dm)、5.48(1H、m)、5.95
(1H、m)、7.31(10H、m)、実測値:C;66.99、H;6.6
9、理論値(C27H32O8):C;66.92、H;6.66 参考例7 化合物(9)の製造 (9) (t−ブチルフェニルジシリル2,3−ジ−0−
ベンジル−4,6−0−イソプロピリデン−β−D−ガラ
クトピラノシド) 300mgの化合物(5)、455μのt−ブチルジフェニル
シリルクロリド、260mgのイミダゾールを8mlの無水ジメ
チルホルムアミド中で60〜70℃で6時間加熱攪拌した。
反応液を水ですうめエーテルにて抽出した。抽出液を水
および飽和食塩水で洗い無水硫酸ナトリウム上で乾燥し
た。溶媒を留去して残った粗生成物を100gのシリカゲル
を用いたカラムクロマトグラフィーに付し、85:15のn
−ヘキサン−酢酸エチルで溶出して349mg(72.9%)の
油状生成物化合物(9)を得た。▲〔α〕17 D▼+24.96
(C=0.705、CHCl3)1H−NMR(90MHz、CDCl3) δ1.1
3(9H、s)、1.36(3H、S)、1.51(3H、S)、3.25
〜4.0(6H、m)、4.56(1H、d、J=7.6Hz)、4.67
(2H、S)、4.92(1H、d、J=10.8Hz)、5.06(1H、
d、J=10.8Hz)、7.30(16H、m)、7.74(4H、
m)、13 C−NMR(22.5MHz、CDCl3)、19.13、27.04、28.77、6
2.31、66.26、71.90、75.31、79.54、80.40、97.63(1J
CH161.1Hz)、98.61、127.05、127.27、127.54、127.7
0、127.81、128.08、128.19、129.33、133.83、134.7
5、135.45、135.67、135.99、138.38、138.97 実測値:C;73.13、H;7.24% 論理値(C39H46O6Si):C;73.32、H;7.26% 参考例8 化合物(10)の製造 (10) (t−ブチルジフェニルシリル2,3−ジ−0−
ベンジル−β−D−ガラクトピラノシド) 349mgの化合物(9)を6mlの80%含水酢酸及び0.7mlの
テトラヒドロフランと共に17時間室温にて攪拌した。反
応液を減圧濃縮し残渣を35gのシリカゲルを用いたクロ
マトグラフィー(3:2のトルエン−酢酸エチル)により
精製し、282mg(86.2%)の化合物(10)を得た。
得た。:融点68〜69.5℃ 比旋光度▲〔α〕20 D▼−19.62(C=1.325、CHCl3)、
1H−NMR(90MHz、CDCl3)δ1.43(3H、S)、1.51(3
H、S)、3.1〜5.0(13H、m)、5.18(1H、dm)、5.32
(1H、dm)、5.95(1H、m)、7.33(10H、m)、13C−
NMR(22.5MHz、CDCl3)、18.85、29.15、62.85、66.7
0、70.22、72.22、75.36、75.51、79.48、98.99、102.6
2、117.03、127.49、127.70、127.87、128.08、128.2
4、128.35、134.42、138.54、139.08 実測値C、71.22;H、7.32 論理値(C26H32O6)C、70.
89;H、7.32% 参考例3 化合物(5)の製造 (5) (2,3−ジ−0−ベンジル−4,6−0−イソプロ
ピリデン−D−ガラクトピラノース) 3.63gの化合物(4)を16.3gのカリウムt−ブトキシド
と共に70mlの無水ジメチルスルホキシド中アルゴン気流
下にて60℃に加熱、3時間攪拌した。冷却後反応液を水
にあけエーテルにて抽出した。抽出液を水洗し、無水硫
酸ナトリウム上で乾燥した後、減圧濃縮し粗生成物を得
た。次に得られた粗生成物を80mlの含水テトラヒドロフ
ラン(80%)に溶解し、室温で攪拌しつつ4.3gのヨウ素
および引き続き直ちに2.9mlのピリジンを加えた。その
まま30分間攪拌した後、反応液を500mlの水にあけてク
ロロホルムで抽出した。抽出液を水、チオ硫酸ナトリウ
ム水溶液、重曹水、水、飽和食塩水で順次洗い無水硫酸
ナトリウム上で乾燥した後減圧濃縮した。残った粗生成
物を200gのシリカゲルを用いたクロマトグラフィー(1
%のピリジンを含む7:3酢酸エチル−n−ヘキサン)で
溶出して精製し、3.0g(90.9%)の化合物(5)を得
た。1 H−NMR(90MHz、CDCl3) δ1.41(3H、S)、1.48(3
H、S)、3.0〜5.0(12H、m)、5.31(1H、d、J=2.
9Hz)、7.34(10H、m)、13C−NMR(22.5MHz、CDC
l3)、18.37(18.64)、29.42(29.09)、62.53、62.8
5、67.08、72.00、73.79、75.75、92.32、(97.31)、9
8.77、127.70、127.81、128.35、138.43、138.54(カッ
コ内はβ異性体由来のピーク) 参考例4 化合物(6)および(6)′の製造 (6)′(2,3−ジ−0−ベンジル−4,6−イソプロピリ
デン−α−D−ガラクトピラノシル フルオリド)及び (6) (2,3−ジ−0−ベンジル−4,6−0−イソプロ
ピリデン−β−D−ガラクトピラノシル フルオリド) 690mgの化合物(5)を5mlの無水テトラヒドロフランに
溶解し、ドライアイス−四塩化炭素浴上で約−20℃に冷
却した。窒素気流下これに300μのジエチルアミノサ
ルファートリフルオリド(DAST)を加え攪拌した。冷浴
をとり除き、室温で30分攪拌した後、再び冷却して2ml
のメタノールを加えた。5分間攪拌した後、減圧濃縮し
て大部分の溶媒を除いた。残渣をエーテル−酢酸エチル
(1:1)にて抽出した。抽出液を水及び飽和食塩水で洗
い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。溶媒を留去して
得た粗生成物を75gのシリカゲルを用いたカラムクロマ
トグラフィー(65:35のn−ヘキサン−酢酸エチル)で
精製して353mgの化合物(6)′と262mgの結晶性の化合
物(6)とを得た。(計88.5%) 化合物(6)′:1H−NMR(400MHz、CDCl3) δ1.42(3
H、S)、1.48(3H、S)、3.66(1H、S)、3.84〜4.0
4(5H、m)、4.16(1H、d)、4.71(1H、d、J=12.
2Hz)、4.72(1H、d、J=11.8Hz)、4.84(1H、d、
J=12.2Hz)、4.92(1H、d、J=11.8Hz)、5.64(1
H、dd、J=2.7Hz、JH.F=53.6Hz)、7.35(10H、
m)、▲〔α〕23 D▼+27.05(C=0.1425、CHCl3) 実測値:C;68.17、H;6.74、F:4.23% 理論値(C23H27O5F):C;68.64、H;6.76、F;4.72% 化合物(6):1H−NMR(400MHz、CDCl3) δ1.43(3
H、S)、1.52(3H、S)、3.34(1H、brS)、3.50(1
H、dd、J=2.8、9.8Hz)、3.89〜4.07(4H、m)、4.7
0(1H、d、J=12.4Hz)、4.78(1H、d、J=12.4H
z)、4.82(1H、d、J=11.0Hz)、4.86(1H、d、J
=11.0Hz)、5.16(1H、dd、J=7.0Hz)、JHF=53.1H
z)、7.35(10H、m)、融点120〜121℃(n−ヘキサン
−酢酸エチルより再結晶して針状晶) ▲〔α〕22 D▼+27.69(C=0.52、CHCl3)、 実測値:C;68.44、H;6.77、F:4.63%、理論値(C23H27O5
F):C;68.64、H;6.76、F;4.72% 参考例5 化合物(7)の製造 (7) (アリル2,3−ジ−0−ベンジル−β−D−ガ
ラクトピラノシド) 7.26gの化合物(4)を50mlの80%含水酢酸中で60℃、
1時間加熱した。次にこれを減圧下濃縮し化合物(7)
の粗生成物を得た。得られた粗生成物を300gのシリカゲ
ルを用いたカラムクロマトグラフィー(1:1〜1:0の酢酸
エチル−n−ヘキサンの溶媒系)で精製して、6.08g(9
2.1%)の針状結晶を得た。次に、n−ヘキサン−ベン
ゼンより再結晶した。融点70〜70.5℃、▲〔α〕20 D▼
−3.12(C=0.995、CHCl3)、1H−NMR(90MHz、CDC
l3) δ2.35(2H,br)、3.45〜5.0(13H,m),5.18(1
H,dm),5.31(1H,dm),5.95(1H,m),7.32(10H、
m). 実測値:C;68.78、H;7.04%: 理論値(C23H28O6):C;68.98、H;7.05% 参考例6 化合物(8)の製造 (8) (アリル6−0−アセチル−2,3−ジ−0−ベ
ンジル−β−D−ガルクトピラノシド) 915mgの化合物(7)を20mlの無水ピリジンに溶解し、
氷浴上で冷却、攪拌した。これに180μの塩化アセチ
ルを加え1.5時間攪拌を続けた。次に少量の水(約1ml)
を加え反応液を減圧下濃縮し大部分のピリジンを除去し
た。残渣をエーテル−酢酸エチル(1:1)の混合溶媒に
て抽出し、抽出液を水洗後無水硫酸ナトリウム上で乾燥
した。溶媒を留去して得た粗生成物を100gのシリカゲル
を用いたカラムクロマトグラフィーに付し、1:1のn−
ヘキサン−酢酸エチルにて溶出、88mg(7.9%)の油状
ジアセテート次に787mg(77.8%)の化合物(8)を結
晶として得た。後者はn−ヘキサン−酢酸エチルより再
結晶した。融点91.5〜92℃、▲〔α〕22 D▼+0.8(C=
0.75、CHCl3)、1H−NMR(400MHz、CDCl3) δ2.08(3
H、S)、2.47(1H、brS)、3.49(1H、dd、J=3.4、
9.3Hz)、3.58(1H、t、J=6.4Hz)、3.67(1H、dd、
J=7.8、9.5Hz)、3.92(1H、m)、4.15(1H、m)、
4.3〜4.45(3H、m)、4.40(1H、d、J=7.8Hz)、4.
71(1H、d、J=11.7Hz)、4.73(1H、d、J=11.0H
z)、4.75(1H、d、J=11.7Hz)、4.93(1H、d、J
=11.0Hz)、5.20(1H、dm)、5.34(1H、dm)、5.96
(1H、m)、7.33(10H、m)、実測値:C;67.81、H;6.8
4、理論値(C23H30O7):C;67.86、H;6.83. ジアセテート 1H−NMR(90MHz、CDCl3) δ2.06(3
H、S)、2.13(3H、S)、3.5〜5.0(12H、m)、5.18
(1H、dm)、5.32(1H、dm)、5.48(1H、m)、5.95
(1H、m)、7.31(10H、m)、実測値:C;66.99、H;6.6
9、理論値(C27H32O8):C;66.92、H;6.66 参考例7 化合物(9)の製造 (9) (t−ブチルフェニルジシリル2,3−ジ−0−
ベンジル−4,6−0−イソプロピリデン−β−D−ガラ
クトピラノシド) 300mgの化合物(5)、455μのt−ブチルジフェニル
シリルクロリド、260mgのイミダゾールを8mlの無水ジメ
チルホルムアミド中で60〜70℃で6時間加熱攪拌した。
反応液を水ですうめエーテルにて抽出した。抽出液を水
および飽和食塩水で洗い無水硫酸ナトリウム上で乾燥し
た。溶媒を留去して残った粗生成物を100gのシリカゲル
を用いたカラムクロマトグラフィーに付し、85:15のn
−ヘキサン−酢酸エチルで溶出して349mg(72.9%)の
油状生成物化合物(9)を得た。▲〔α〕17 D▼+24.96
(C=0.705、CHCl3)1H−NMR(90MHz、CDCl3) δ1.1
3(9H、s)、1.36(3H、S)、1.51(3H、S)、3.25
〜4.0(6H、m)、4.56(1H、d、J=7.6Hz)、4.67
(2H、S)、4.92(1H、d、J=10.8Hz)、5.06(1H、
d、J=10.8Hz)、7.30(16H、m)、7.74(4H、
m)、13 C−NMR(22.5MHz、CDCl3)、19.13、27.04、28.77、6
2.31、66.26、71.90、75.31、79.54、80.40、97.63(1J
CH161.1Hz)、98.61、127.05、127.27、127.54、127.7
0、127.81、128.08、128.19、129.33、133.83、134.7
5、135.45、135.67、135.99、138.38、138.97 実測値:C;73.13、H;7.24% 論理値(C39H46O6Si):C;73.32、H;7.26% 参考例8 化合物(10)の製造 (10) (t−ブチルジフェニルシリル2,3−ジ−0−
ベンジル−β−D−ガラクトピラノシド) 349mgの化合物(9)を6mlの80%含水酢酸及び0.7mlの
テトラヒドロフランと共に17時間室温にて攪拌した。反
応液を減圧濃縮し残渣を35gのシリカゲルを用いたクロ
マトグラフィー(3:2のトルエン−酢酸エチル)により
精製し、282mg(86.2%)の化合物(10)を得た。
▲〔α〕17 D▼+54.88(C=0.82、CHCl3)、1H−NMR
(90MHz、CDCl3) δ1.11(9H、S)、2.60(2H、br
s)、2.9〜3.9(6H、m)、4.66(2H、S)、4.70 1H、
d、J=7.6Hz)、4.86(1H、d、J=10.8Hz)、5.06
(1H、d、J=10.8Hz)、7.29(16H、m)、7.74(4
H、m).13 C−NMR(22.5MHz、CDCl3)、19.13、26.98、62.31、6
7.29、72.49、74.55、75.42、80.89、98.28、127.43、1
27.59、127.81、127.92、128.24、128.46、129.76、13
3.29、134.10、135.72、135.89、137.84、138.65 実測値:C;71.77、H;7.08% 論理値(C36H42O6Si):C;72.21、H;7.07% 参考例9 化合物(11)および(11)′の製造 (11)(t−ブチルジフェニルシリル6−0−アセチル
−2,3−ジ−0−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシ
ド)と (11)′(t−ブチルジフェニルシリル4,6−ジ−0−
アセチル−2,3−ジ−0−ベンジル−β−D−ガラクト
ピラノシド) 350mgの化合物(10)を6mlのピリジンに溶解し氷冷浴上
で冷却、攪拌した。この溶液に54μの塩化アセチルを
加え、そのまま2時間攪拌を続けた。次に0.5mlの水を
加え反応液を濃縮して大部分のピリジンを除去した。残
渣をエーテルで抽出し、抽出液は水及び飽和食塩水で洗
浄した後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧下溶
媒を除き残った粗生成物を60gのシリカゲルを用いたカ
ラムクロマトグラフィー(3:1のn−ヘキサン−酢酸エ
チル)で精製し、33mg(8.3%)のジアセテート、次に3
06mg(81.7%)の化合物(11)をいずれも油状物質とし
て得た。
(90MHz、CDCl3) δ1.11(9H、S)、2.60(2H、br
s)、2.9〜3.9(6H、m)、4.66(2H、S)、4.70 1H、
d、J=7.6Hz)、4.86(1H、d、J=10.8Hz)、5.06
(1H、d、J=10.8Hz)、7.29(16H、m)、7.74(4
H、m).13 C−NMR(22.5MHz、CDCl3)、19.13、26.98、62.31、6
7.29、72.49、74.55、75.42、80.89、98.28、127.43、1
27.59、127.81、127.92、128.24、128.46、129.76、13
3.29、134.10、135.72、135.89、137.84、138.65 実測値:C;71.77、H;7.08% 論理値(C36H42O6Si):C;72.21、H;7.07% 参考例9 化合物(11)および(11)′の製造 (11)(t−ブチルジフェニルシリル6−0−アセチル
−2,3−ジ−0−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシ
ド)と (11)′(t−ブチルジフェニルシリル4,6−ジ−0−
アセチル−2,3−ジ−0−ベンジル−β−D−ガラクト
ピラノシド) 350mgの化合物(10)を6mlのピリジンに溶解し氷冷浴上
で冷却、攪拌した。この溶液に54μの塩化アセチルを
加え、そのまま2時間攪拌を続けた。次に0.5mlの水を
加え反応液を濃縮して大部分のピリジンを除去した。残
渣をエーテルで抽出し、抽出液は水及び飽和食塩水で洗
浄した後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧下溶
媒を除き残った粗生成物を60gのシリカゲルを用いたカ
ラムクロマトグラフィー(3:1のn−ヘキサン−酢酸エ
チル)で精製し、33mg(8.3%)のジアセテート、次に3
06mg(81.7%)の化合物(11)をいずれも油状物質とし
て得た。
化合物(11)の性状;▲〔α〕25 D▼+29.77(C=0.9
2、CHCl3)1 H−NMR(400MHz、CDCl3) δ1.11(9H、S)、1.94
(3H、S)、2.45(1H、brs)、3.34(1H、m)、3.43
(1H、dd、J=3.5、9.5Hz)、3.72(1H、dd、J=7.
6、9.5Hz)、3.84(1H、m)、4.12(1H、dd、J=7.
1、11.4Hz)、4.18(1H、dd、J=5.4、11.4Hz)、4.58
(1H、d、J=7.6Hz)、4.65(1H、d、J=11.6H
z)、4.69(1H、d、J=11.6Hz)、4.82(1H、d、J
=11.0Hz)、4.95(1H、d、J=11.0Hz)、7.29(14
H、m)、7.38(2H、m)、7.72(4H、m) 実測値:C;70.86、H;6.89% 理論値(C38H44O7Si):C;71.22、H;6.92% ジアセテートの性状:▲〔α〕25 D▼+47.32(C=1.
2、CHCl3)1 H−NMR(400MHz、CDCl3) δ1.11(9H、S)、1.94
(3H、S)、2.16(3H、S)、3.49(2H、m)、3.68
(1H、dd、J=7.6、9.5Hz)、3.88(1H、dd、J=7.
1、11.2Hz)、4.01(1H、dd、J=6.1、11.2Hz)、4.46
(1H、d、J=11.2Hz)、4.64(1H、d、J=7.6H
z)、4.70(1H、d、J=11.2Hz)、4.84(1H、d、J
=10.7Hz)、4.92(1H、d、J=10.7Hz)、5.41(1H、
m)、7.27(14H、m)、7.39(2H、m)、7.71(4H、
m) 参考例10 化合物(12)の製造 (12) (アリル6−0−(4,4′ジメトキシトリフェ
ニルメチル)−β−D−ガラクトピラノシド) 20mlの無水ピリジン中の化合物(1)(2.0g)と3.4gの
4,4′−ジメトキシトリチルクロリドとを室温で2.5時間
攪拌した。水(1ml)を加え、減圧にて大部分のピリジ
ンを留去した。残渣をクロロホルムにて抽出し、抽出液
を飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後濃
縮した。残渣を250gのシリカゲルを用いたカラムクロマ
トグラフィーで精製(95:5:1クロロホルム−メタノール
−ピリジン)して3.90g(82.2%)の化合物(12)を得
た。▲〔α〕22 D▼−26.2(C、1.22、CHCl3).1 H−NMR(90MHz、CDCl3):δ3.78(6H、S)、5.20(1
H、m)、5.35(1H、m)、5.95(1H、m)、6.82(4
H、d、J=8.8Hz)、7.32(9H、m)、13C−NMR(22.5
MHz CDCl3):δ55.2、62.7、69.2、69.9、72.0、73.
7、73.9、86.3、102.0、113.2、117.7、123.7、126.7、
127.7、128.1、130.0、134.0、135.0、144.8、149.6、1
58.5 実測値C、68.84;H、6.58 理論値(C30H34O8)C、68.
95;H、6.56% 参考例11 化合物(14)の製造 (14)(アリル2,3,4−トリ−0−ベンジル−β−D−
ガラクトピラノシド) 60%水素ナトリウム(950mg)を1.5mlの無水ジメチルホ
ルムアミドに懸濁し、化合物(12)(2.74g)のジメチ
ルホルムアミド溶液(20ml)を室温で滴下した。1時間
攪拌した後、これを氷浴上で冷却し臭化ベンジル(2.8m
l)の2.5mlジメチルホルムアミド溶液を加えた。1夜室
温にて攪拌した後、少量の水をゆっくり加え過剰の水素
化ナトリウムを失活させた。更に多量の水(300ml)に
て希釈しこれをエーテル−トルエン−(1:1)混液にて
抽出した。抽出液を水、及び飽和食塩水にて洗浄し無水
硫酸ナトリウム上で乾燥した。濃縮して得られた粗生成
物合号物(13)を60mlの1%ベンゼンスルホン酸/7:3−
クロロホルム−メタノール溶液中30分間室温で攪拌し
た。反応液をクロロホルムで希釈し飽和重曹及び飽和食
塩水で洗い無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。濃縮後残
渣を250gのシリカゲルを用いて、カラムクロマトグラフ
ィーにより精製(3:2−ヘキサン−酢酸エチル)して化
合物(14)(1.49g 58%)を得た。
2、CHCl3)1 H−NMR(400MHz、CDCl3) δ1.11(9H、S)、1.94
(3H、S)、2.45(1H、brs)、3.34(1H、m)、3.43
(1H、dd、J=3.5、9.5Hz)、3.72(1H、dd、J=7.
6、9.5Hz)、3.84(1H、m)、4.12(1H、dd、J=7.
1、11.4Hz)、4.18(1H、dd、J=5.4、11.4Hz)、4.58
(1H、d、J=7.6Hz)、4.65(1H、d、J=11.6H
z)、4.69(1H、d、J=11.6Hz)、4.82(1H、d、J
=11.0Hz)、4.95(1H、d、J=11.0Hz)、7.29(14
H、m)、7.38(2H、m)、7.72(4H、m) 実測値:C;70.86、H;6.89% 理論値(C38H44O7Si):C;71.22、H;6.92% ジアセテートの性状:▲〔α〕25 D▼+47.32(C=1.
2、CHCl3)1 H−NMR(400MHz、CDCl3) δ1.11(9H、S)、1.94
(3H、S)、2.16(3H、S)、3.49(2H、m)、3.68
(1H、dd、J=7.6、9.5Hz)、3.88(1H、dd、J=7.
1、11.2Hz)、4.01(1H、dd、J=6.1、11.2Hz)、4.46
(1H、d、J=11.2Hz)、4.64(1H、d、J=7.6H
z)、4.70(1H、d、J=11.2Hz)、4.84(1H、d、J
=10.7Hz)、4.92(1H、d、J=10.7Hz)、5.41(1H、
m)、7.27(14H、m)、7.39(2H、m)、7.71(4H、
m) 参考例10 化合物(12)の製造 (12) (アリル6−0−(4,4′ジメトキシトリフェ
ニルメチル)−β−D−ガラクトピラノシド) 20mlの無水ピリジン中の化合物(1)(2.0g)と3.4gの
4,4′−ジメトキシトリチルクロリドとを室温で2.5時間
攪拌した。水(1ml)を加え、減圧にて大部分のピリジ
ンを留去した。残渣をクロロホルムにて抽出し、抽出液
を飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後濃
縮した。残渣を250gのシリカゲルを用いたカラムクロマ
トグラフィーで精製(95:5:1クロロホルム−メタノール
−ピリジン)して3.90g(82.2%)の化合物(12)を得
た。▲〔α〕22 D▼−26.2(C、1.22、CHCl3).1 H−NMR(90MHz、CDCl3):δ3.78(6H、S)、5.20(1
H、m)、5.35(1H、m)、5.95(1H、m)、6.82(4
H、d、J=8.8Hz)、7.32(9H、m)、13C−NMR(22.5
MHz CDCl3):δ55.2、62.7、69.2、69.9、72.0、73.
7、73.9、86.3、102.0、113.2、117.7、123.7、126.7、
127.7、128.1、130.0、134.0、135.0、144.8、149.6、1
58.5 実測値C、68.84;H、6.58 理論値(C30H34O8)C、68.
95;H、6.56% 参考例11 化合物(14)の製造 (14)(アリル2,3,4−トリ−0−ベンジル−β−D−
ガラクトピラノシド) 60%水素ナトリウム(950mg)を1.5mlの無水ジメチルホ
ルムアミドに懸濁し、化合物(12)(2.74g)のジメチ
ルホルムアミド溶液(20ml)を室温で滴下した。1時間
攪拌した後、これを氷浴上で冷却し臭化ベンジル(2.8m
l)の2.5mlジメチルホルムアミド溶液を加えた。1夜室
温にて攪拌した後、少量の水をゆっくり加え過剰の水素
化ナトリウムを失活させた。更に多量の水(300ml)に
て希釈しこれをエーテル−トルエン−(1:1)混液にて
抽出した。抽出液を水、及び飽和食塩水にて洗浄し無水
硫酸ナトリウム上で乾燥した。濃縮して得られた粗生成
物合号物(13)を60mlの1%ベンゼンスルホン酸/7:3−
クロロホルム−メタノール溶液中30分間室温で攪拌し
た。反応液をクロロホルムで希釈し飽和重曹及び飽和食
塩水で洗い無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。濃縮後残
渣を250gのシリカゲルを用いて、カラムクロマトグラフ
ィーにより精製(3:2−ヘキサン−酢酸エチル)して化
合物(14)(1.49g 58%)を得た。
融点76−76.5℃ 比旋光度▲〔α〕22 D▼−33.3(C、
0.6、CHCl3)、1H−NMR(400MHz、CDCl3):δ3.35(1
H、br、t、J=5.9、H−5)、3.47(1H、m、H−
6)、3.53(1H、dd、J=2.9、9.8Hz、H−3)、3.74
(1H、m、H−6)、3.77(1H、d、J=2.4Hz、H−
4)、3.87(1H、dd、J=7.8、9.8Hz、H−2)、4.13
(1H、m、−CH 2CH=CH2)、4.41(1H、m、−CH 2C
H=CH2)、4.42(1H、d、J=7.8Hz、H−1)、4.66
(1H、d、J=11.7Hz、−CH 2Ph)、4.74(1H、d、
J=11.7Hz、−CH 2Ph)、4.78(1H、d、J=10.7Hz
−CH 2Ph)、4.81(1H、d、J=10.7Hz、−CH 2P
h)、4.95(1H、d、J=10.7Hz、−CH 2Ph)、4.96
(1H、d、J=11.7Hz、−CH 2Ph)、5.18(1H、m、C
H=CH 2)、5.32(1H、m、CH=CH 2)、5.95(1
H、m、−CH=CH2)、7.33(15H、m、aromatic−
H)、13C−NMR2.5MH3CDCl3、62.0、70.3、73.4、74.
2、74.7、75.2、79.7、82.4、103.2、117.0、127.5、12
7.6、127.8、128.1、128.2、128.4、128.5、134.3、13
8.4、138.8 分析値C、73.49;H、7.02 計算値(C30H34O6)C:73.4
5;H、6.99% 参考例12 化合物(15)の製造 (15) (アリル−6−0−アセチル−2,3,4−トリ−
0−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシド) 化合物(14)(1.2g)の15ml無水ピリジン溶液に氷浴上
攪拌しつつ0.35mlの塩化アセチルを加えた。その後反応
液を室温にて2時間攪拌した。水(10ml)を加え減圧下
大部分のピリジンを留去した。残渣をエーテルにて抽
出、抽出液は水及び飽和食塩水で洗浄した後無水硫酸ナ
トリウム上で乾燥した。濃縮後150gのシリカゲルを用い
たカラムクロマトグラフィー(4:1−ヘキサン−酢酸エ
チル)にて精製して化合物(15)(1.25g、96%)を得
た。比旋光度▲〔α〕22 D▼−26.3゜(C、1.13、CHC
l3)1 H−NMR(400MHz、CDCl3):δ1.96(3H、S、CH3)、
3.51(1H、m、H−5)、3.53(1H、dd、J=9.8、2.9
Hz、H−3)、3.77(1H、d、J=2.0Hz、H−4)、
3.88(1H、dd、J=7.6、9.8Hz、H−2)、4.05(1H、
dd、J=6.4、11.2Hz、H−6)、4.12(1H、m、−C
H 2CH=CH2)、4.21(1H、dd、J=6.6、11.2Hz、H−
6)、4.40(1H、d、J=7.8Hz、H−1)、4.41(1
H、m、−CH 2CH=CH2)、4.67(1H、d、J=11.7H
z、−CH 2Ph)、4.75(2H、m、−CH 2Ph)、4.82(1
H、d、J=11.7Hz、−CH2Ph)、4.93(2H、m、−CH
2Ph)、5.18(1H、m、−CH=CH 2)、5.32(1H、
m、−CH=CH 2)、5.94(1H、m、−CH=CH2)、
7.31(15H、m、aromatic H)、13C−NMR(22.5MHz、CD
Cl3):20.7、63.1、70.2、72.2、73.5、74.3、75.2、7
9.5、82.3、103.0、117.1、127.5、128.1、128.2、128.
4、134.2、138.3、161.1、170.3 実測値C、71.56;H、6.76 理論値(C32H36O7)C、72.
16;H、6.81% 参考例13 化合物(16)の製造 (16)(6−0−アセチル−2,3,4−トリ−0−ベンジ
ル−D−ガラクトピラノース) 化合物(15)(470mg)を50mlのエタノール−ベンゼン
−水(7:3:1)混液中で65mgのクロルトリストリフェニ
ルホスフィンロジウム及び21mgの1,4−ジアザビシクロ
〔2,2,2〕オクタン(DABCO)と共に2日間加熱還流し
た。冷後セライトを通して不溶物を濾過して除いた。次
に濾液を濃縮して残った反応物を11mlの90%含水アセト
ンに溶解し850mgの塩化第2水銀、17mgの酸化第2水銀
と共に1時間室温にて攪拌した。減圧下大部分のアセト
ンを留去し残りをクロロホルムにて抽出した。抽出液は
水、及び飽和食塩水にて洗浄し無水硫酸ナトリウム上で
乾燥した。濃縮して得られた粗生成物を50gのシリカゲ
ルを用いたカラムクロマトグラフィー(3:2−ヘキサン
−酢酸エチル)で精製し、化合物(16)(418mg、96.2
%)を得た。放置すると徐々に固化しヘキサン−ベンゼ
ンより再結晶して融点96〜98℃(湿潤点91℃)を与え
た。実測値C、70.41;H6.50、理論値C、70.71;H、6.55
%、13C−NMR(22.5MHz、CDCl3):20.8、63.6、68.9、7
2.7、73.3、73.6、74.5、74.7、75.0、76.7、78.7、80.
7、82.2、91.8、97.9、127.5、127.8、128.0、128.3、1
28.4、138.1、138.3、138.5、170.6 参考例14化合物(17)および(17)′の製造 (17)′(6−0−アセチル−2,3,4−トリ−0−ベン
ジル−α−D−ガラクトピラノシル フルオリド) (17)(6−0−アセチル−2,3,4−トリ−0−ベンジ
ル−β−D−ガラクトピラノシル フルオリド) 化合物(16)(418mg)を3mlの無水テトラヒドロフラン
に溶解し氷−メタノール浴上にて冷却し、攪拌しつゝこ
れに150μのDAST(ジエチルアミノサルファトリフル
オリド)を加えた。冷却をやめ室温にて30分間攪拌した
後再び冷却下に0.5mlのメタノールを加え過剰のDASTを
失活させた。次に減圧下濃縮しエーテル−酢酸エチル
(1:1)にて抽出した。抽出液は水及び飽和食塩水で洗
い無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。濃縮後残渣を50g
をシリカゲルを用いたカラムにて精製した。7:3−ヘキ
サン−酢酸エチルにて溶出し化合物(17)(179mg)次
に化合物(17)(219mg)を得た。(94.8%) 化合物(17)′:比旋光度〔α〕D 22+1.2゜(C,0.5,CH
Cl3)、1H−NMR(400MHz(CDCl3)):δ2.00(3H,S,CH
3)、3.93〜4.17(6H,m)、4.62(1H,d,J=11.5Hz,−C
H 2)、4.73(1H,d,J=11.9Hz,−CH 2Ph)、4.79(1
H,d,J=11.7Hz,−CH 2Ph)、4.86(1H,d,J=11.7Hz,−
CH2 Ph)、4.88(1H,d,J=11.7Hz,−CH2Ph)、4.99(1
H,d,J=11.5Hz,−CH2Ph)、5.52(1H,dd,J=53.5,2.7H
z,H−1) 7.27−7.41(15H,m,aromatic−H)、実測値C,70.40;H,
6.31;F3.78,理論値(C29H31O6F)C,70.43;H,6.32;F,3.8
4%、 化合物(17):融点70℃(針状結晶、ヘキサン−ベンゼ
ンより再結晶)、比旋光度〔α〕D 22+11.3゜(C,0.3,C
HCl3)、1H−NMR(400MHz(CDCl3)):δ2.00(3H,S,C
H3)、3.57(1H,dd,J=2.2,9.3Hz,H−3)、3.70(1H,b
rt,H−5),3.81(1H,brd,J=1.7Hz,H−4)、3.96(1
H,ddd,J=6.6,9.3,12.7Hz,H−2)、4.16(1H,dd,J=5.
1,11.5Hz,H−6)、4.26(1H,dd,J=7.3,11.5Hz,H−
6)、4.64(1H,d,J=11.5Hz,−CH 2Ph)、4.74(1H,
d,J=12.0Hz,−CH 2Ph)、4.76(1H,d,J=11.0Hz,−C
H 2Ph)、4.81(1H,d,J=12.0Hz,−CH 2Ph)、4.95(1
H,d,J=11.5Hz,−CH 2Ph)、5.19(1H,dd,J=6.6,52.7
Hz,H−1)、7.34(15H,m,aromatic−H)、実測値C,7
0.63;H,6.31理論値(C29H31O6F)C,70.43;H,6.32% 参考例15化合物(18)および(19)の製造 オリゴマーの合成 (18)(アリル0−(2,3−ジ−0−ベンジル−4,6−0
−イソプロピリデン−α−D−ガラクトピラノシル)−
(1→4)−6−0−アセチル−2,3−ジ−0−ベンジ
ル−β−D−ガラクトピラノシド)および (19)(アリル0−(2,3−ジ−0−ベンジル−α−D
−ガラクトピラノシル)−(1→4)−6−0−アセチ
ル−2,3−ジ−0−ベンジル−β−D−ガラクトピラノ
シド) 76mg(0.4mml)の塩化第1スズ、84mg(0.4mml)の過塩
素酸銀およびよく乾燥したモレキュラーシーヴス4Aの粉
末をまぜアルゴンの入った風船をとりつけた容器に密閉
した。これをドライアイス−4塩化炭素浴または氷−メ
タノール浴上で冷却し、容器内を攪拌しつゝ80mg(0.2m
ml,1.2eq)の化合物(7)′または化合物(7)および
73mg(0.165mml)の化合物(5)の5mlの無水エーテ
ル、0.5mlの無水トルエン混合溶液を注射筒にて加え
た。そのまま室温で20時間攪拌を続けた。次に反応液を
エーテルで希釈しセライト上で濾過して不溶性のものを
とり除いた。濾液は水及び飽和食塩水で洗い無水硫酸ナ
トリウム上で乾燥した。濃縮後残った粗生成物を17gの
シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィー(7:3〜
1:1のトルエン−酢酸エチルの混合溶媒)により精製
し、5.5mg(4.0%)の化合物(18)および96mg(74.1
%)の化合物(19)を得た。前者は80%酢酸と約1時間
60℃に加熱する事により全て化合物(19)に転換でき
た。
0.6、CHCl3)、1H−NMR(400MHz、CDCl3):δ3.35(1
H、br、t、J=5.9、H−5)、3.47(1H、m、H−
6)、3.53(1H、dd、J=2.9、9.8Hz、H−3)、3.74
(1H、m、H−6)、3.77(1H、d、J=2.4Hz、H−
4)、3.87(1H、dd、J=7.8、9.8Hz、H−2)、4.13
(1H、m、−CH 2CH=CH2)、4.41(1H、m、−CH 2C
H=CH2)、4.42(1H、d、J=7.8Hz、H−1)、4.66
(1H、d、J=11.7Hz、−CH 2Ph)、4.74(1H、d、
J=11.7Hz、−CH 2Ph)、4.78(1H、d、J=10.7Hz
−CH 2Ph)、4.81(1H、d、J=10.7Hz、−CH 2P
h)、4.95(1H、d、J=10.7Hz、−CH 2Ph)、4.96
(1H、d、J=11.7Hz、−CH 2Ph)、5.18(1H、m、C
H=CH 2)、5.32(1H、m、CH=CH 2)、5.95(1
H、m、−CH=CH2)、7.33(15H、m、aromatic−
H)、13C−NMR2.5MH3CDCl3、62.0、70.3、73.4、74.
2、74.7、75.2、79.7、82.4、103.2、117.0、127.5、12
7.6、127.8、128.1、128.2、128.4、128.5、134.3、13
8.4、138.8 分析値C、73.49;H、7.02 計算値(C30H34O6)C:73.4
5;H、6.99% 参考例12 化合物(15)の製造 (15) (アリル−6−0−アセチル−2,3,4−トリ−
0−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシド) 化合物(14)(1.2g)の15ml無水ピリジン溶液に氷浴上
攪拌しつつ0.35mlの塩化アセチルを加えた。その後反応
液を室温にて2時間攪拌した。水(10ml)を加え減圧下
大部分のピリジンを留去した。残渣をエーテルにて抽
出、抽出液は水及び飽和食塩水で洗浄した後無水硫酸ナ
トリウム上で乾燥した。濃縮後150gのシリカゲルを用い
たカラムクロマトグラフィー(4:1−ヘキサン−酢酸エ
チル)にて精製して化合物(15)(1.25g、96%)を得
た。比旋光度▲〔α〕22 D▼−26.3゜(C、1.13、CHC
l3)1 H−NMR(400MHz、CDCl3):δ1.96(3H、S、CH3)、
3.51(1H、m、H−5)、3.53(1H、dd、J=9.8、2.9
Hz、H−3)、3.77(1H、d、J=2.0Hz、H−4)、
3.88(1H、dd、J=7.6、9.8Hz、H−2)、4.05(1H、
dd、J=6.4、11.2Hz、H−6)、4.12(1H、m、−C
H 2CH=CH2)、4.21(1H、dd、J=6.6、11.2Hz、H−
6)、4.40(1H、d、J=7.8Hz、H−1)、4.41(1
H、m、−CH 2CH=CH2)、4.67(1H、d、J=11.7H
z、−CH 2Ph)、4.75(2H、m、−CH 2Ph)、4.82(1
H、d、J=11.7Hz、−CH2Ph)、4.93(2H、m、−CH
2Ph)、5.18(1H、m、−CH=CH 2)、5.32(1H、
m、−CH=CH 2)、5.94(1H、m、−CH=CH2)、
7.31(15H、m、aromatic H)、13C−NMR(22.5MHz、CD
Cl3):20.7、63.1、70.2、72.2、73.5、74.3、75.2、7
9.5、82.3、103.0、117.1、127.5、128.1、128.2、128.
4、134.2、138.3、161.1、170.3 実測値C、71.56;H、6.76 理論値(C32H36O7)C、72.
16;H、6.81% 参考例13 化合物(16)の製造 (16)(6−0−アセチル−2,3,4−トリ−0−ベンジ
ル−D−ガラクトピラノース) 化合物(15)(470mg)を50mlのエタノール−ベンゼン
−水(7:3:1)混液中で65mgのクロルトリストリフェニ
ルホスフィンロジウム及び21mgの1,4−ジアザビシクロ
〔2,2,2〕オクタン(DABCO)と共に2日間加熱還流し
た。冷後セライトを通して不溶物を濾過して除いた。次
に濾液を濃縮して残った反応物を11mlの90%含水アセト
ンに溶解し850mgの塩化第2水銀、17mgの酸化第2水銀
と共に1時間室温にて攪拌した。減圧下大部分のアセト
ンを留去し残りをクロロホルムにて抽出した。抽出液は
水、及び飽和食塩水にて洗浄し無水硫酸ナトリウム上で
乾燥した。濃縮して得られた粗生成物を50gのシリカゲ
ルを用いたカラムクロマトグラフィー(3:2−ヘキサン
−酢酸エチル)で精製し、化合物(16)(418mg、96.2
%)を得た。放置すると徐々に固化しヘキサン−ベンゼ
ンより再結晶して融点96〜98℃(湿潤点91℃)を与え
た。実測値C、70.41;H6.50、理論値C、70.71;H、6.55
%、13C−NMR(22.5MHz、CDCl3):20.8、63.6、68.9、7
2.7、73.3、73.6、74.5、74.7、75.0、76.7、78.7、80.
7、82.2、91.8、97.9、127.5、127.8、128.0、128.3、1
28.4、138.1、138.3、138.5、170.6 参考例14化合物(17)および(17)′の製造 (17)′(6−0−アセチル−2,3,4−トリ−0−ベン
ジル−α−D−ガラクトピラノシル フルオリド) (17)(6−0−アセチル−2,3,4−トリ−0−ベンジ
ル−β−D−ガラクトピラノシル フルオリド) 化合物(16)(418mg)を3mlの無水テトラヒドロフラン
に溶解し氷−メタノール浴上にて冷却し、攪拌しつゝこ
れに150μのDAST(ジエチルアミノサルファトリフル
オリド)を加えた。冷却をやめ室温にて30分間攪拌した
後再び冷却下に0.5mlのメタノールを加え過剰のDASTを
失活させた。次に減圧下濃縮しエーテル−酢酸エチル
(1:1)にて抽出した。抽出液は水及び飽和食塩水で洗
い無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。濃縮後残渣を50g
をシリカゲルを用いたカラムにて精製した。7:3−ヘキ
サン−酢酸エチルにて溶出し化合物(17)(179mg)次
に化合物(17)(219mg)を得た。(94.8%) 化合物(17)′:比旋光度〔α〕D 22+1.2゜(C,0.5,CH
Cl3)、1H−NMR(400MHz(CDCl3)):δ2.00(3H,S,CH
3)、3.93〜4.17(6H,m)、4.62(1H,d,J=11.5Hz,−C
H 2)、4.73(1H,d,J=11.9Hz,−CH 2Ph)、4.79(1
H,d,J=11.7Hz,−CH 2Ph)、4.86(1H,d,J=11.7Hz,−
CH2 Ph)、4.88(1H,d,J=11.7Hz,−CH2Ph)、4.99(1
H,d,J=11.5Hz,−CH2Ph)、5.52(1H,dd,J=53.5,2.7H
z,H−1) 7.27−7.41(15H,m,aromatic−H)、実測値C,70.40;H,
6.31;F3.78,理論値(C29H31O6F)C,70.43;H,6.32;F,3.8
4%、 化合物(17):融点70℃(針状結晶、ヘキサン−ベンゼ
ンより再結晶)、比旋光度〔α〕D 22+11.3゜(C,0.3,C
HCl3)、1H−NMR(400MHz(CDCl3)):δ2.00(3H,S,C
H3)、3.57(1H,dd,J=2.2,9.3Hz,H−3)、3.70(1H,b
rt,H−5),3.81(1H,brd,J=1.7Hz,H−4)、3.96(1
H,ddd,J=6.6,9.3,12.7Hz,H−2)、4.16(1H,dd,J=5.
1,11.5Hz,H−6)、4.26(1H,dd,J=7.3,11.5Hz,H−
6)、4.64(1H,d,J=11.5Hz,−CH 2Ph)、4.74(1H,
d,J=12.0Hz,−CH 2Ph)、4.76(1H,d,J=11.0Hz,−C
H 2Ph)、4.81(1H,d,J=12.0Hz,−CH 2Ph)、4.95(1
H,d,J=11.5Hz,−CH 2Ph)、5.19(1H,dd,J=6.6,52.7
Hz,H−1)、7.34(15H,m,aromatic−H)、実測値C,7
0.63;H,6.31理論値(C29H31O6F)C,70.43;H,6.32% 参考例15化合物(18)および(19)の製造 オリゴマーの合成 (18)(アリル0−(2,3−ジ−0−ベンジル−4,6−0
−イソプロピリデン−α−D−ガラクトピラノシル)−
(1→4)−6−0−アセチル−2,3−ジ−0−ベンジ
ル−β−D−ガラクトピラノシド)および (19)(アリル0−(2,3−ジ−0−ベンジル−α−D
−ガラクトピラノシル)−(1→4)−6−0−アセチ
ル−2,3−ジ−0−ベンジル−β−D−ガラクトピラノ
シド) 76mg(0.4mml)の塩化第1スズ、84mg(0.4mml)の過塩
素酸銀およびよく乾燥したモレキュラーシーヴス4Aの粉
末をまぜアルゴンの入った風船をとりつけた容器に密閉
した。これをドライアイス−4塩化炭素浴または氷−メ
タノール浴上で冷却し、容器内を攪拌しつゝ80mg(0.2m
ml,1.2eq)の化合物(7)′または化合物(7)および
73mg(0.165mml)の化合物(5)の5mlの無水エーテ
ル、0.5mlの無水トルエン混合溶液を注射筒にて加え
た。そのまま室温で20時間攪拌を続けた。次に反応液を
エーテルで希釈しセライト上で濾過して不溶性のものを
とり除いた。濾液は水及び飽和食塩水で洗い無水硫酸ナ
トリウム上で乾燥した。濃縮後残った粗生成物を17gの
シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィー(7:3〜
1:1のトルエン−酢酸エチルの混合溶媒)により精製
し、5.5mg(4.0%)の化合物(18)および96mg(74.1
%)の化合物(19)を得た。前者は80%酢酸と約1時間
60℃に加熱する事により全て化合物(19)に転換でき
た。
化合物(19)の性状:〔α〕D 22+39.11(C=1.8,CHCl
3)、1H−NMR(400MHz,CDCl3)、δ2.01(3H,S)、2.60
(1H,br)、2.69(1H,br)、3.40(1H,dd,J=2.9,10.0H
z)、3.51(1H,t,J=6.6Hz)、3.55(1′H,br)、3.65
(1H,dd,J=7.6,10Hz)、3.66(1H,br)、3.83(1H,d,J
=2.4Hz)、3.86(1H,dd,J=3.4,9.8Hz)、3.97(1H,d
d,J=3.2,9.8Hz)、4.07(2H,m)、4.15(1H,m)、4.37
〜4.46(4H,m)、4.66〜4.71(4H,m)、4.75〜4.80(3
H,m)、4.91(1H,d,J=11.0Hz)、4.93(1H,d,J=3.4H
z)、5.22(1H,dm J=10.3Hz)、5.36(1H,dm,J=17.3H
z)、5.97(1H,m)、7.26〜7.38(20H,m)、13C−NMR
(22.5MHz,CDCl3):20.8,62.6,63.0,69.1,70.1,70.4,7
2.4,73.1,73.7,74.9,76.0,76.0,76.6,77.7,78.5,80.6,1
00.5(1JCH=168.5Hz)、103.1(1JCH=156.3Hz)、11
7.2,127.5,127.8,127.9,128.1,128.2,128.4,134.1,137.
9,138.1,138.5,170.3 実測値C;68.56,H;6.67% 理論値(C45H52O12):C;68.86,H;6.68% 参考例16化合物(20)の製造 (20)(アリル0−(6−0−アセチル−2,3−ジ−0
−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−6−0−アセチル−2,3−ジ−0−ベンジル−β
−D−ガラクトピラノシド) 49mgの化合物(19)を0.5mlの無水ピリジンに溶解し氷
浴上で冷却しつゝ4.5μ(1.05当量)の塩化アセチル
を加え、このまゝ1.5時間攪拌を続けた。(薄層クロマ
トグラフィーにより未反応原料が確認された。)更に3
μの塩化アセチルを加え1.5時間攪拌した。次に反応
液をエーテル−酢酸エチル(1:1)の混合溶媒で希釈し
水続いて飽和食塩水にて洗う。無水硫酸ナトリウム上で
乾燥した後、溶媒を減圧下留去し粗生成物を10gシリカ
ゲルを用いたカラムクロマトグラフィー(3:2のn−ヘ
キサン−酢酸エチル)で精製し、48mg(93%)の油状生
成物化合物(20)を得た。
3)、1H−NMR(400MHz,CDCl3)、δ2.01(3H,S)、2.60
(1H,br)、2.69(1H,br)、3.40(1H,dd,J=2.9,10.0H
z)、3.51(1H,t,J=6.6Hz)、3.55(1′H,br)、3.65
(1H,dd,J=7.6,10Hz)、3.66(1H,br)、3.83(1H,d,J
=2.4Hz)、3.86(1H,dd,J=3.4,9.8Hz)、3.97(1H,d
d,J=3.2,9.8Hz)、4.07(2H,m)、4.15(1H,m)、4.37
〜4.46(4H,m)、4.66〜4.71(4H,m)、4.75〜4.80(3
H,m)、4.91(1H,d,J=11.0Hz)、4.93(1H,d,J=3.4H
z)、5.22(1H,dm J=10.3Hz)、5.36(1H,dm,J=17.3H
z)、5.97(1H,m)、7.26〜7.38(20H,m)、13C−NMR
(22.5MHz,CDCl3):20.8,62.6,63.0,69.1,70.1,70.4,7
2.4,73.1,73.7,74.9,76.0,76.0,76.6,77.7,78.5,80.6,1
00.5(1JCH=168.5Hz)、103.1(1JCH=156.3Hz)、11
7.2,127.5,127.8,127.9,128.1,128.2,128.4,134.1,137.
9,138.1,138.5,170.3 実測値C;68.56,H;6.67% 理論値(C45H52O12):C;68.86,H;6.68% 参考例16化合物(20)の製造 (20)(アリル0−(6−0−アセチル−2,3−ジ−0
−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−6−0−アセチル−2,3−ジ−0−ベンジル−β
−D−ガラクトピラノシド) 49mgの化合物(19)を0.5mlの無水ピリジンに溶解し氷
浴上で冷却しつゝ4.5μ(1.05当量)の塩化アセチル
を加え、このまゝ1.5時間攪拌を続けた。(薄層クロマ
トグラフィーにより未反応原料が確認された。)更に3
μの塩化アセチルを加え1.5時間攪拌した。次に反応
液をエーテル−酢酸エチル(1:1)の混合溶媒で希釈し
水続いて飽和食塩水にて洗う。無水硫酸ナトリウム上で
乾燥した後、溶媒を減圧下留去し粗生成物を10gシリカ
ゲルを用いたカラムクロマトグラフィー(3:2のn−ヘ
キサン−酢酸エチル)で精製し、48mg(93%)の油状生
成物化合物(20)を得た。
〔α〕D 22+36.71(C=0.79,CHCl3)1 H−NMR(90MHz,CDCl3) δ1.91(3H,S)、2.01(3H,
S)、2.48(1H,br)、3.3〜5.0(23H,m)、4.93(1H,d,
J=3.5Hz)、5.20(1H,br,d,J=10.5Hz)、5.35(1H,b
r,d,J=15Hz)、5.96(1H,m)、7.30(20H,m)、13 C−NMR(22.5MHz,CDCl3)、20.8,62.9,67.4,68.1,70.
4,72.5,72.7,73.8,75.0,75.9,76.1,77.6,78.9,80.2,10
0.2,103.0,117.3,127.6,127.9,128.1,128.3,128.5,134.
2,138.2,138.4,138.8,170.4 実測値:C;68.28,H;6.61%、理論値(C47H54O13):C;68.
27,H;6.58% 参考例17化合物(21)の製造 (21)(t−ブチルジフェニルシリル 0−(2,3−ジ
−0−ベンジル−4,6−0−イソプロピリデン−α−D
−ガラクトピラノシル)−(1→4)−6−0−アセチ
ル−2,3−ジ−0−ベンジル−β−D−ガラクトピラノ
シド) 620mgの塩化第1スズ、680mmgの過塩素酸銀、3.0gのモ
レキュラーシーヴス4A粉末を用い649mgの化合物(6)
の729mgの化合物(11)とを37mlの無水エーテル中で反
応した。操作は化合物(18)、(19)の合成と同様にし
て行い、−20゜〜−15℃で1.5時間攪拌した。(この反
応は速やかに進行した。)反応液に4mlの無水ピリジン
を滴下しよく攪拌した後にセライトを通して濾過し水
洗、乾燥、濃縮して粗生成物を得た。150gのシリカゲル
を用いたカラムクロマトグラフィー(1%のピリジンを
含む3:1のトルエン−酢酸エチル)で精製し978mg(84
%)の化合物(21)を得た。
S)、2.48(1H,br)、3.3〜5.0(23H,m)、4.93(1H,d,
J=3.5Hz)、5.20(1H,br,d,J=10.5Hz)、5.35(1H,b
r,d,J=15Hz)、5.96(1H,m)、7.30(20H,m)、13 C−NMR(22.5MHz,CDCl3)、20.8,62.9,67.4,68.1,70.
4,72.5,72.7,73.8,75.0,75.9,76.1,77.6,78.9,80.2,10
0.2,103.0,117.3,127.6,127.9,128.1,128.3,128.5,134.
2,138.2,138.4,138.8,170.4 実測値:C;68.28,H;6.61%、理論値(C47H54O13):C;68.
27,H;6.58% 参考例17化合物(21)の製造 (21)(t−ブチルジフェニルシリル 0−(2,3−ジ
−0−ベンジル−4,6−0−イソプロピリデン−α−D
−ガラクトピラノシル)−(1→4)−6−0−アセチ
ル−2,3−ジ−0−ベンジル−β−D−ガラクトピラノ
シド) 620mgの塩化第1スズ、680mmgの過塩素酸銀、3.0gのモ
レキュラーシーヴス4A粉末を用い649mgの化合物(6)
の729mgの化合物(11)とを37mlの無水エーテル中で反
応した。操作は化合物(18)、(19)の合成と同様にし
て行い、−20゜〜−15℃で1.5時間攪拌した。(この反
応は速やかに進行した。)反応液に4mlの無水ピリジン
を滴下しよく攪拌した後にセライトを通して濾過し水
洗、乾燥、濃縮して粗生成物を得た。150gのシリカゲル
を用いたカラムクロマトグラフィー(1%のピリジンを
含む3:1のトルエン−酢酸エチル)で精製し978mg(84
%)の化合物(21)を得た。
〔α〕D 22+71.79(C=1.45,CHCl3)1 H−NMR(400MHz,CDCl3) δ1.16(9H,S)、1.36(3H,
S)、1.45(3H,S)、1.93(3H,S)、3.16〜3.27(3H,
m)、3.42(1H,br,d,J=11.5Hz)、3.63(1H,dd,J=7.
3,10.0Hz)、3.73(1H,br,S)、3.87(1H,d,J=2.7H
z)、4.00〜4.09(3H,m)、4.15(1H,dd,J=6.5,10.7H
z)、4.27(1H,dd,J=7.5,10.7Hz)、4.51(1H,d,J=1
2.2Hz)、4.58(1H,d,J=7.3Hz)、4.67(1H,d,J=12.2
Hz)、4.75(1H,d,J=11.7Hz),4.79(1H,d,J=12.5H
z)、4.83(1H,d,J=11.2Hz),4.88(1H,d,J=12.5H
z)、4.91〜4.96(3Hm)、7.20〜7.39(24H,m)、7.48
(2H,m)、7.72(4H,m)、13 C−NMR(22.5MHz,CDCl3)18.3,19.2,20.6,27.1,29.5,
61.6,62.5,62.7,67.7,72.0,72.3,74.0,74.1,74.8,75.5,
80.0,80.5,98.2,(1JCH=152.6Hz)、98.3,100.5(1JCH
169.7Hz)、127.1,127.3,127.4,127.5,127.6,128.0,12
8.1,128.2,129.5,133.6,135.7,135.9,138,1,138,5,138,
7,170,0, 実測値:C;71.32,H;6.85% 理論値(C61H70O12si):C;7
1.60,H;6.90% 参考例18化合物(22)の製造 (22)〔0−(2,3−ジ−0−ベンジル−4,6−0−イソ
プロピリデン−α−D−ガラクトピラシノル)−(1→
4)−6−0−アセチル−2,3−ジ−0−ベンジル−D
−ガラクトピラノース〕 978mgの化合物(21)を29mlの無水テトラヒドロフラン
に溶解した。これに390μの氷酢酸を加え、次に3.9ml
の1Mn−テトラブチルアンモニウム フルオリド−テト
ラヒドロフラン溶液を加えた。反応液を52時間室温で攪
拌した後、エーテル−酢酸エチル(1:1)の混合溶媒300
mlにて希釈し、水及び飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸
ナトリウム上で乾燥した後濃縮して得られる粗生成物を
100gのシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィー
(1%のトリエチルアミンを含む65:35のトルエン−酢
酸エチル混合溶媒)により精製し631mgの化合物(22)
をアノマー混合物として得た。(収率84.1%)1H−NMR
(90MHz,CDCl3) δ1.32(3H,S)、1.43(3H,S)、2.0
2(3H,S)、3.1〜5.3(22H,m)、7.28(20H,m) 実測値:C;68.63,6.69% 理論値(C45H52O12):C;68.8
6,H;6.68% 参考例19化合物(23)の製造 (23)〔(2,3−ジ−0−ベンジル−4,6−0−イソプロ
ピリデン−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)
−6−0−アセチル−2,3−ジ−0−ベンジル−αβ−
D−ガラクトピラノシル フリオリド〕 化合物(6)の調製法と同様にして、534mgの化合物(2
2)を3mlの無水テトラヒドロフラン中145μのジエチ
ルアミノサルファトリフルオリド(DAST)で処理した。
粗生成物を50gのシリカゲルを用いたカラムクロマトグ
ラフィー(65:35:0.5−n−ヘキサン:酢酸エチル:ピ
リジン)で精製して、525mg(98.1%)の化合物(23)
を化合物(23)′、(23)のアノマー混合比約3:7の油
状物質として得た。1 H−NMR(90MHz,CDCl3)、δ1.34(3H,S)、1.44(3H,
S)、2.04(3H,S)、3.1〜5.0(21H,m)、5.1(β−
F由来のddのうちdがδ5.46にJ1.2=6Hzで)5.64(α
−F由来のdd J=2.5Hz,JHF=54Hz)7.2〜7.3(20H,
m)、実測値C;68.88,H;6.51,F;2.33% 理論値(C45H51
O11F):C;68.69,H;6.53,F;2.41% 参考例20化合物(24)および(25)の製造 (24)(アリル0−(6−0−アセチル−2,3,4−0−
ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)
−6−0−アセチル−2,3−ジ−0−ベンジル−β−D
ガラクトピラノシド)および (25)(アリル0−(6−0−アセチル−2,3,4−トリ
−0−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1
→4)−6−0−アセチル−2,3−ジ−0−ベンジル−
β−Dガラクトピラノシド) 65mgの塩化第1スズ,70mgの過塩素酸銀及び400mgのモレ
キュラーシーヴス4A粉末を用い83mgの化合物(17)と58
mgの化合物(8)とを4mlの無水エーテル中にて反応さ
せた。操作は参考例(17)と同様の方法により、−20℃
−室温で4時間攪拌した。0.5mlのピリジンを加えて反
応を止め、エーテルで希釈、セライトを通して濾過し、
濾液を水、飽和食塩水で洗い無水硫酸ナトリウム上で乾
燥した。濃縮後20gのシリカゲルを用いたカラムクロマ
トグラフィー(65(24)を105mg(87%)、次に化合物
(25)を11mg(9%)得た。
S)、1.45(3H,S)、1.93(3H,S)、3.16〜3.27(3H,
m)、3.42(1H,br,d,J=11.5Hz)、3.63(1H,dd,J=7.
3,10.0Hz)、3.73(1H,br,S)、3.87(1H,d,J=2.7H
z)、4.00〜4.09(3H,m)、4.15(1H,dd,J=6.5,10.7H
z)、4.27(1H,dd,J=7.5,10.7Hz)、4.51(1H,d,J=1
2.2Hz)、4.58(1H,d,J=7.3Hz)、4.67(1H,d,J=12.2
Hz)、4.75(1H,d,J=11.7Hz),4.79(1H,d,J=12.5H
z)、4.83(1H,d,J=11.2Hz),4.88(1H,d,J=12.5H
z)、4.91〜4.96(3Hm)、7.20〜7.39(24H,m)、7.48
(2H,m)、7.72(4H,m)、13 C−NMR(22.5MHz,CDCl3)18.3,19.2,20.6,27.1,29.5,
61.6,62.5,62.7,67.7,72.0,72.3,74.0,74.1,74.8,75.5,
80.0,80.5,98.2,(1JCH=152.6Hz)、98.3,100.5(1JCH
169.7Hz)、127.1,127.3,127.4,127.5,127.6,128.0,12
8.1,128.2,129.5,133.6,135.7,135.9,138,1,138,5,138,
7,170,0, 実測値:C;71.32,H;6.85% 理論値(C61H70O12si):C;7
1.60,H;6.90% 参考例18化合物(22)の製造 (22)〔0−(2,3−ジ−0−ベンジル−4,6−0−イソ
プロピリデン−α−D−ガラクトピラシノル)−(1→
4)−6−0−アセチル−2,3−ジ−0−ベンジル−D
−ガラクトピラノース〕 978mgの化合物(21)を29mlの無水テトラヒドロフラン
に溶解した。これに390μの氷酢酸を加え、次に3.9ml
の1Mn−テトラブチルアンモニウム フルオリド−テト
ラヒドロフラン溶液を加えた。反応液を52時間室温で攪
拌した後、エーテル−酢酸エチル(1:1)の混合溶媒300
mlにて希釈し、水及び飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸
ナトリウム上で乾燥した後濃縮して得られる粗生成物を
100gのシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィー
(1%のトリエチルアミンを含む65:35のトルエン−酢
酸エチル混合溶媒)により精製し631mgの化合物(22)
をアノマー混合物として得た。(収率84.1%)1H−NMR
(90MHz,CDCl3) δ1.32(3H,S)、1.43(3H,S)、2.0
2(3H,S)、3.1〜5.3(22H,m)、7.28(20H,m) 実測値:C;68.63,6.69% 理論値(C45H52O12):C;68.8
6,H;6.68% 参考例19化合物(23)の製造 (23)〔(2,3−ジ−0−ベンジル−4,6−0−イソプロ
ピリデン−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)
−6−0−アセチル−2,3−ジ−0−ベンジル−αβ−
D−ガラクトピラノシル フリオリド〕 化合物(6)の調製法と同様にして、534mgの化合物(2
2)を3mlの無水テトラヒドロフラン中145μのジエチ
ルアミノサルファトリフルオリド(DAST)で処理した。
粗生成物を50gのシリカゲルを用いたカラムクロマトグ
ラフィー(65:35:0.5−n−ヘキサン:酢酸エチル:ピ
リジン)で精製して、525mg(98.1%)の化合物(23)
を化合物(23)′、(23)のアノマー混合比約3:7の油
状物質として得た。1 H−NMR(90MHz,CDCl3)、δ1.34(3H,S)、1.44(3H,
S)、2.04(3H,S)、3.1〜5.0(21H,m)、5.1(β−
F由来のddのうちdがδ5.46にJ1.2=6Hzで)5.64(α
−F由来のdd J=2.5Hz,JHF=54Hz)7.2〜7.3(20H,
m)、実測値C;68.88,H;6.51,F;2.33% 理論値(C45H51
O11F):C;68.69,H;6.53,F;2.41% 参考例20化合物(24)および(25)の製造 (24)(アリル0−(6−0−アセチル−2,3,4−0−
ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)
−6−0−アセチル−2,3−ジ−0−ベンジル−β−D
ガラクトピラノシド)および (25)(アリル0−(6−0−アセチル−2,3,4−トリ
−0−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1
→4)−6−0−アセチル−2,3−ジ−0−ベンジル−
β−Dガラクトピラノシド) 65mgの塩化第1スズ,70mgの過塩素酸銀及び400mgのモレ
キュラーシーヴス4A粉末を用い83mgの化合物(17)と58
mgの化合物(8)とを4mlの無水エーテル中にて反応さ
せた。操作は参考例(17)と同様の方法により、−20℃
−室温で4時間攪拌した。0.5mlのピリジンを加えて反
応を止め、エーテルで希釈、セライトを通して濾過し、
濾液を水、飽和食塩水で洗い無水硫酸ナトリウム上で乾
燥した。濃縮後20gのシリカゲルを用いたカラムクロマ
トグラフィー(65(24)を105mg(87%)、次に化合物
(25)を11mg(9%)得た。
化合物(24)の性状:比旋光度〔α〕D 23+27.1(C,NO,
CHCl3)、1H−NMR(400MHz CDCl3):δ1.79(3H,S,C
H3)、2.01(3H,S,CH3)、3.38(1H,dd,J=2.9,9.8Hz,H
−3a)、3.49(1H,br,t,J=6.7Hz,H−5a)、3.66(1H,d
d,J=7.6,10.0Hz,H−2a)、3.86(1H,d,J=2.7Hz,H−
4)、3.92(2H,m)、4.00〜4.16(4H,m)、4.31(1H,b
r,t,)、4.35〜4.45(4H,m)、4.59(1H,d,J=11.2Hz,
−CH 2Ph)、4.68(1H,d,J=12.4Hz,−CH 2Ph)、4.7
2〜4.97(9H,m)、5.21(1H,m,−CH=CH 2)、5.35
(1H,m,−CH=CH 2)、5.96(1H,m,−CH=CH2)、
7.23〜7.44(25H,m,aromatic−H)、13C−NMR(22.5MH
z CDCl3):20.8,62.7,69.0,70.4,72.5 72.7,73.0,73.
8,74.6,74.8 75.0 75.4,76.6,78.9,80.2,100.2(1JCH
168.5Hz)、103.0(1JCH158.7Hz)、1117.2,127.5,128.
2,134.2,138.4,138.5,138.8,170.0,170.3, 実測値,C,69.45;H,6.38 理論値(C54H60O13+H2)C,6
9.36;H,6.47%、 化合物(25)の性状:▲〔α〕22 D▼+7.4゜(C,0.8,CH
Cl3),1H−NMR(400MHz CDCl3):δ1.97(3H,S,C
H3)、2.06(3H,S,CH3)、13 C−NMR(22.5MHz、CDCl3):20.8,63.2,64.3,70.2,71.
8,72.2,73.0,73.6,74.3,74.7,75.0,75.3,79.6,79.8,81.
6,82.0,102.9(1JCH158.7Hz)、103.2(1JCH162.4H
z)、117.1,127.2,127.5,127.8,128.1,128.2,128.5,13
4.3,138.5,170.5,170.7 実測値,C,70.32;H,6.55 理論値(C54H60O13)C,70.73;
H,6.59% 参考例21化合物(26)および(27)の製造 (26)(t−ブチルジフェニルシリル0−(6−0−ア
セチル−2,3,4−トリ0−ベンジル−α−D−ガラクト
ピラノシル)−(1→4)−6−0−アセチル−2,3−
ジ−0−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシド)およ
び (27)(t−ブチルジフェニルシリル0−(6−0−ア
セチル−2,3,4−トリ0−ベンジル−β−D−ガラクト
ピラノシル)−(1→4)−6−0−アセチル−2,3−
ジ−0−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシド) アルゴン気流下155mgの塩化第1スズ、170mgの過塩素酸
銀1.0gのモレキュラーシーヴス4A粉末を3mlの無水エー
テルに懸濁し氷−メタノール浴上で冷却攪拌しつゝこれ
に化合物(17)(200mg)と化合物(11)(200mg)との
エーテル溶液(7ml)を加えた。そのまゝ−15゜〜0℃
にて2.5時間攪拌を続けた。2mlのピリジンを加えて反応
を止め、参考例20と同様の方法により後処理して得た粗
生成物を70gをシリカゲルを用いたカラムクロマトグラ
フィー(3:1−ヘキサン−酢酸エチル)にて精製し、化
合物(26)(270mg、77.6%)と化合物(27)(63mg18.
1%)とを得た。
CHCl3)、1H−NMR(400MHz CDCl3):δ1.79(3H,S,C
H3)、2.01(3H,S,CH3)、3.38(1H,dd,J=2.9,9.8Hz,H
−3a)、3.49(1H,br,t,J=6.7Hz,H−5a)、3.66(1H,d
d,J=7.6,10.0Hz,H−2a)、3.86(1H,d,J=2.7Hz,H−
4)、3.92(2H,m)、4.00〜4.16(4H,m)、4.31(1H,b
r,t,)、4.35〜4.45(4H,m)、4.59(1H,d,J=11.2Hz,
−CH 2Ph)、4.68(1H,d,J=12.4Hz,−CH 2Ph)、4.7
2〜4.97(9H,m)、5.21(1H,m,−CH=CH 2)、5.35
(1H,m,−CH=CH 2)、5.96(1H,m,−CH=CH2)、
7.23〜7.44(25H,m,aromatic−H)、13C−NMR(22.5MH
z CDCl3):20.8,62.7,69.0,70.4,72.5 72.7,73.0,73.
8,74.6,74.8 75.0 75.4,76.6,78.9,80.2,100.2(1JCH
168.5Hz)、103.0(1JCH158.7Hz)、1117.2,127.5,128.
2,134.2,138.4,138.5,138.8,170.0,170.3, 実測値,C,69.45;H,6.38 理論値(C54H60O13+H2)C,6
9.36;H,6.47%、 化合物(25)の性状:▲〔α〕22 D▼+7.4゜(C,0.8,CH
Cl3),1H−NMR(400MHz CDCl3):δ1.97(3H,S,C
H3)、2.06(3H,S,CH3)、13 C−NMR(22.5MHz、CDCl3):20.8,63.2,64.3,70.2,71.
8,72.2,73.0,73.6,74.3,74.7,75.0,75.3,79.6,79.8,81.
6,82.0,102.9(1JCH158.7Hz)、103.2(1JCH162.4H
z)、117.1,127.2,127.5,127.8,128.1,128.2,128.5,13
4.3,138.5,170.5,170.7 実測値,C,70.32;H,6.55 理論値(C54H60O13)C,70.73;
H,6.59% 参考例21化合物(26)および(27)の製造 (26)(t−ブチルジフェニルシリル0−(6−0−ア
セチル−2,3,4−トリ0−ベンジル−α−D−ガラクト
ピラノシル)−(1→4)−6−0−アセチル−2,3−
ジ−0−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシド)およ
び (27)(t−ブチルジフェニルシリル0−(6−0−ア
セチル−2,3,4−トリ0−ベンジル−β−D−ガラクト
ピラノシル)−(1→4)−6−0−アセチル−2,3−
ジ−0−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシド) アルゴン気流下155mgの塩化第1スズ、170mgの過塩素酸
銀1.0gのモレキュラーシーヴス4A粉末を3mlの無水エー
テルに懸濁し氷−メタノール浴上で冷却攪拌しつゝこれ
に化合物(17)(200mg)と化合物(11)(200mg)との
エーテル溶液(7ml)を加えた。そのまゝ−15゜〜0℃
にて2.5時間攪拌を続けた。2mlのピリジンを加えて反応
を止め、参考例20と同様の方法により後処理して得た粗
生成物を70gをシリカゲルを用いたカラムクロマトグラ
フィー(3:1−ヘキサン−酢酸エチル)にて精製し、化
合物(26)(270mg、77.6%)と化合物(27)(63mg18.
1%)とを得た。
化合物(26)の性状:比旋光度〔α〕D 22+40.0゜(C,
0.8,CHCl3)1H−NMR(400MHz CDCl3):1.13(9H,S,(CH
3)3)、1.78(3H,S,CH3)、1.88(3H,S,CH3)、3.25
(1H,brt,H−5a)、3.29(1H,dd,J=2.7,9.8Hz,H−3
a)、3.71(1H,dd,J=7.3,10.0Hz,H−2a)、3.81(1H,
d,J=2.7Hz,H−4)、3.89〜3.92(2H,m)、4.00(1H,d
d,J=7.8,10.7Hz)、4.10〜4.17(3H,m)、4.23(1H,d
d,J=6.4,11.2Hz)、4.32(1H,brt)、4.59(1H,d,J=
7.1Hz,H−1a)、4.62(2H,d,J=11.5Hz,−CH2Ph)、4.7
0(1H,d,J=12.7Hz,−CH 2Ph)、4.74(1H,d,J=12.0H
z,−CH2Ph)、4.83〜5.00(7H,m)、7.21〜7.39(29H,
m,aromatic−H)、7.45(2H,brd,J=7.1Hz,aromatic−
H)、7.71(4H,m,aromatic−H)、13C−NMR(22.5MH
z,CDCl3):19.3,20.7,27.1,62.7,62.8,69.1,72.3,72.6,
73.8,74.6,75.1,76.8,78.8,80.3,80.9,98.1,(1JCH152.
6Hz)、100.0(1JCH168.5Hz)、127.2,127.4,127.5,12
7.9,128.0,128.1,128.2,128.4,129.5,133.8,135.8,136.
0,138.3,138,6,170.0,170.2, 実測値 C,71.65;H;6.66、理論値(C67H74O13Si)C,72.
15;H;6.69% 化合物(27)の性状:比旋光度〔α〕D 23+17.3゜(C,
0.6,CHCl3)、1H−NMR(400MHz CDCl3):δ1.10(9H,
S,(CH3)3)、1.90(3H,S,CH3)、1.94(3H,S,C
H3)、3.38〜3.44(3H,m)、3.48(1H,dd,J=3.2,9.5H
z,)、3.73(1H,dd,J=2.2Hz)、3.81〜3.85(2H,m),
4.02(1H,dd,J=6.1,11.2Hz)、4.09(1H,dd,J=7.3,1
1.7Hz),4.13〜4.17(2H,m)、4.26(1H,dd,J=4.2,11.
7Hz)、4.55(1H,d,J=11.0Hz)、4.60〜4.76(6H,
m)、4.85〜4.90(3H,m)、4.99(1H,d,J=11.7Hz)、
5.23(1H,d,J=11.2Hz)、7.14〜7.39(29H,m,aromatic
−H)、7.50(2H,brd,J=6.3Hz)、7.50〜7.73(4H,
m)、13C−NMR(22.5MHz,CDCl3):19.2,20.7,27.0,63.
2,64.3,70.8,72.2,72.9,73.6,73.9,74.4,74.8,75.3,79.
6,81.6,82.0,82.2,98.1(1JCH160.5Hz)、102.8(1JCH1
56.3Hz)、127.2,127.4,127.5,127.7,128.0,128.3,129.
5,133.6,135.8,136.0,138.4,138.8,139.2,170.4,170.6, 実測値 C,71.41;H,6.59 理論値(C67H74O13Si)C,72.
15;H,6.69% 参考例(22)化合物(28)の製造 (28)(0−(6−0−アセチル−2,3,4−トリ−0−
ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)
−6−0−アセチル−2,3−ジ−0−ベンジル−D−ガ
ラクトピラノース) 〔A:化合物(24)より〕化合物(24)(446mg)をクロ
ルトリストリフェニルホスフィンロジウム(36mg)およ
び1,4−ジアザビシクロ〔2,2,2〕オクタン(12mg)と共
に28mlのエタノール−ベンゼン−水(7:3:1)混液中に
て2日間加熱還流した。セライトを通して濾過し不溶物
を除き、濾液を濃縮、残渣を6mlの90%含水アセトン中
にて塩化第二水銀(480mg)酸化第2水銀(10mg)と共
に1.5時間室温にて攪拌した。濃縮してアセトンを除き
クロロホルムにて抽出した。抽出液は水及び飽和食塩水
にて洗浄し無水硫酸ナトリウム上にて乾燥の後、濃縮し
た。残渣を50gのシリカゲルを用いてカラムクロマトグ
ラフィー(55:45−酢酸エチル:ヘキサン)で精製し、
化合物(28)(397mg、93.1%)を得た。
0.8,CHCl3)1H−NMR(400MHz CDCl3):1.13(9H,S,(CH
3)3)、1.78(3H,S,CH3)、1.88(3H,S,CH3)、3.25
(1H,brt,H−5a)、3.29(1H,dd,J=2.7,9.8Hz,H−3
a)、3.71(1H,dd,J=7.3,10.0Hz,H−2a)、3.81(1H,
d,J=2.7Hz,H−4)、3.89〜3.92(2H,m)、4.00(1H,d
d,J=7.8,10.7Hz)、4.10〜4.17(3H,m)、4.23(1H,d
d,J=6.4,11.2Hz)、4.32(1H,brt)、4.59(1H,d,J=
7.1Hz,H−1a)、4.62(2H,d,J=11.5Hz,−CH2Ph)、4.7
0(1H,d,J=12.7Hz,−CH 2Ph)、4.74(1H,d,J=12.0H
z,−CH2Ph)、4.83〜5.00(7H,m)、7.21〜7.39(29H,
m,aromatic−H)、7.45(2H,brd,J=7.1Hz,aromatic−
H)、7.71(4H,m,aromatic−H)、13C−NMR(22.5MH
z,CDCl3):19.3,20.7,27.1,62.7,62.8,69.1,72.3,72.6,
73.8,74.6,75.1,76.8,78.8,80.3,80.9,98.1,(1JCH152.
6Hz)、100.0(1JCH168.5Hz)、127.2,127.4,127.5,12
7.9,128.0,128.1,128.2,128.4,129.5,133.8,135.8,136.
0,138.3,138,6,170.0,170.2, 実測値 C,71.65;H;6.66、理論値(C67H74O13Si)C,72.
15;H;6.69% 化合物(27)の性状:比旋光度〔α〕D 23+17.3゜(C,
0.6,CHCl3)、1H−NMR(400MHz CDCl3):δ1.10(9H,
S,(CH3)3)、1.90(3H,S,CH3)、1.94(3H,S,C
H3)、3.38〜3.44(3H,m)、3.48(1H,dd,J=3.2,9.5H
z,)、3.73(1H,dd,J=2.2Hz)、3.81〜3.85(2H,m),
4.02(1H,dd,J=6.1,11.2Hz)、4.09(1H,dd,J=7.3,1
1.7Hz),4.13〜4.17(2H,m)、4.26(1H,dd,J=4.2,11.
7Hz)、4.55(1H,d,J=11.0Hz)、4.60〜4.76(6H,
m)、4.85〜4.90(3H,m)、4.99(1H,d,J=11.7Hz)、
5.23(1H,d,J=11.2Hz)、7.14〜7.39(29H,m,aromatic
−H)、7.50(2H,brd,J=6.3Hz)、7.50〜7.73(4H,
m)、13C−NMR(22.5MHz,CDCl3):19.2,20.7,27.0,63.
2,64.3,70.8,72.2,72.9,73.6,73.9,74.4,74.8,75.3,79.
6,81.6,82.0,82.2,98.1(1JCH160.5Hz)、102.8(1JCH1
56.3Hz)、127.2,127.4,127.5,127.7,128.0,128.3,129.
5,133.6,135.8,136.0,138.4,138.8,139.2,170.4,170.6, 実測値 C,71.41;H,6.59 理論値(C67H74O13Si)C,72.
15;H,6.69% 参考例(22)化合物(28)の製造 (28)(0−(6−0−アセチル−2,3,4−トリ−0−
ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)
−6−0−アセチル−2,3−ジ−0−ベンジル−D−ガ
ラクトピラノース) 〔A:化合物(24)より〕化合物(24)(446mg)をクロ
ルトリストリフェニルホスフィンロジウム(36mg)およ
び1,4−ジアザビシクロ〔2,2,2〕オクタン(12mg)と共
に28mlのエタノール−ベンゼン−水(7:3:1)混液中に
て2日間加熱還流した。セライトを通して濾過し不溶物
を除き、濾液を濃縮、残渣を6mlの90%含水アセトン中
にて塩化第二水銀(480mg)酸化第2水銀(10mg)と共
に1.5時間室温にて攪拌した。濃縮してアセトンを除き
クロロホルムにて抽出した。抽出液は水及び飽和食塩水
にて洗浄し無水硫酸ナトリウム上にて乾燥の後、濃縮し
た。残渣を50gのシリカゲルを用いてカラムクロマトグ
ラフィー(55:45−酢酸エチル:ヘキサン)で精製し、
化合物(28)(397mg、93.1%)を得た。
〔BI化合物(26)より〕化合物(26)(115mg)を3.5ml
のテトラヒドロフランに溶解しこれに50μの酢酸を加
えた。
のテトラヒドロフランに溶解しこれに50μの酢酸を加
えた。
次に1.0Mテトラ−n−ブチルアンモニウムフリオリド/
テトラヒドロフラン溶液(0.5ml)を加え、そのまゝ3
日間室温で攪拌を続けた。減圧下に濃縮し残渣をエーテ
ル−酢酸エチル(1:1)にて抽出した。抽出液を水及び
飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウム上にて乾
燥、次に濃縮した。残渣を10gのシリカゲルを用いたカ
ラムクロマトグラフィーにて精製し、化合物(28)(83
mg、91.8%)を得た。
テトラヒドロフラン溶液(0.5ml)を加え、そのまゝ3
日間室温で攪拌を続けた。減圧下に濃縮し残渣をエーテ
ル−酢酸エチル(1:1)にて抽出した。抽出液を水及び
飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウム上にて乾
燥、次に濃縮した。残渣を10gのシリカゲルを用いたカ
ラムクロマトグラフィーにて精製し、化合物(28)(83
mg、91.8%)を得た。
化合物(28)の性状:1H−NMR(400MHz CDCl3):δ1.80
(1.81)(3H,S,CH3)、2.01(3H,S,CH3)、 実測値 C,69.78;H,6.40 理論値(C51H56O13)C,69.8
5;H,6.44% 参考例23化合物(29)の製造 (22)(0−(6−0−アセチル−2,3,4−トリ−0−
ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)
−6−0−アセチル−2,3−ジ−0−ベンジル−D−ガ
ラクトピラノシル フルオリド) 化合物(28)(427mg)を1.6mlの無水テトラヒドロフラ
ンに溶解し、氷−メタノール浴上で冷却しつゝジエチル
アミノサルファトリフルオリド(100μ)を加えた。
氷浴を取除き室温で30分間攪拌した後再び冷却してメタ
ノール(0.5ml)を加えて過剰の試薬を失活させた。減
圧下濃縮し残渣をエーテル−酢酸エチル(1:1)にて抽
出した。抽出液は水及び飽和食塩水にて洗浄し無水硫酸
ナトリウム上で乾燥した。濃縮して得られる粗生成物を
50gのシリカゲルを用いてカラムクロマトグラフィー
(7:3−ヘキサン:酢酸エチル)で精製して化合物(2
9)(416mg、97.2%)をα/β=3/7の混合物にて得
た。化合物(29)の性状;1H−NMR(400MHz CDCl3);δ
1.81(1.82)(3H,S,CH3)、2.03(2.02)(3H,S,C
H3)、5.20(1H×0.7,dd,J=5.9,52.7Hz,H−1(β−
F))、5.62(1H×0.3,dd,J=2.8,54.7Hz,H−1(α−
F))、実測値C,69.41;H,6.29;F,2.03 理論値(C51H
55O12F)C,69.69;H,6.31;F,2.16% 実施例(1)化合物(30)の製造 (30)(アリル0−(2,3−ジ−0−アセチル−4,6−0
−イソプロピリデン−α−D−ガラクトピラノシル)−
(1→4)−0−(6−0−アセチル−2,3−ジ−0−
ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)
−0−(6−0−アセチル−2,3−ジ−0−ベンジル−
α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−6−0−
アセチル−2,3−ジ−0−ベンジル−β−D−ガラクト
ピラノシド) 56mgの塩化第1スズ、62mgの過塩素酸銀、320mgのモレ
キュラーシーヴス4A粉末存在下4mlの無水エーテル中で
化合物(23)(115mg)と化合物(20(93mg)とを−25
゜〜−5℃で7時間反応した。以下化合物(21)合成と
同様の方法により後処理して、粗生成物は20gのシリカ
ゲルを用いたカラムクロマトグラフィー(75:25:1−ト
ルエン:酢酸エチル:ピリジン)で精製し、化合物(3
0)(159mg、88.7%)を得た。(若干の分離困難な不純
物を含む(<5%)ため完全な同定は脱イソプロピリデ
ン化後化合物(31)として行った。)化合物(30)の性
状:1H−NMR(90MHz CDCl3)、δ1.32(3H,S)、1.41(3
H,S)、1.92(3H,S)、1.97(3H,S)、2.02(3H,S)、
3.0〜5.4(48H,m)、5.9(1H,m)、7.30(40H,m)、13C
−NMR(22.5MHz CDCl3);18.2,20.8,29.5,61.0,61.8,6
2.5,67.5,68.8,69.3,70.2,71.7,72.2,73.3,74.3,74.8,7
4.9,76.2,76.7,77.3,78.9,79.8,98.3,99.0,99.6,100.2,
102.8,117.0,126.8,127.0,127.4,127.6,127.7,128.1,12
8.6,128.7,134.2,138.4,138.6,138.7,138.9,169.5,169,
9,170.2 実施例(2)化合物(31)の製造 (31)(アリル0−(2,3−ジ−0−ベンジル−α−D
−ガラクトピラノシル)−(1→4)−0−(6−0−
アセチル−2,3−ジ−0−ベンジル−α−D−ガラクト
ピラノシル)−(1→4)−0−(6−0−アセチル−
2,3−ジ−0−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−6−0−アセチル−2,3−ジ−0−
ベンジル−β−D−ガラクトピラノシド) 158mgの化合物(30)を2mlの80%酢酸中60℃で0.5時間
加熱した。濃縮して残った粗生成物を15gのシリカゲル
を用いたカラムクロマトグラフィー(3:2のn−ヘキサ
ン−酢酸エチル)で精製して、145mgの化合物(31)を
得た。〔α〕D 19+46.09(C=0.64,CHCl3);1H−NMR
(400MHz CDCl3)、δ1.92(3H,S)、1.93(3H,S)、2.
04(3H,S)、3.33〜3.49(4H,m)、3.61(1H,dd,J=7.
6,9.8Hz)、3.74〜4.43(23H,m)、4.61〜4.90(16H,
m)、4.92(1H,d,J=3.2Hz)、4.96(1H,d,J=3.4H
z)、5.00(1H,d,J=2.9Hz)、5.20(1H,dm,J=12.0H
z)、5.34(1H,dm,J=17.3Hz)、5.95(1H,m)、7.22〜
7.44(40H,m)13 C−NMR(22.5MHz,CDCl3)20.8,61.6,62.0,62.6,62.8,
69.4,70.2,72.3,72.4,72.9,73.3,73.9,74.9,75.6,76.2,
77.6,77.9,78.9,79.8,99.0,(1JCH168.5Hz)、99.6(1J
CH168.5Hz)、99.7(1JCH168.5Hz)、102.8,(1JCH159.
9Hz)、117.0,127.4,127.6,127.8,128.1,128.4,134.2,1
38.1,133.3,138.5,138.6,169.7,169,9,170.3 実測値:C;68.65,H;6.50% 理論値(C89H100O24):C,6
8.80,H;6.49% 実施例(3)化合物(32)の製造 (32)(アリル0−(6−0−アセチル−2,3−ジ−0
−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−0−(6−0−アセチル−2,3−ジ−0−ベンジ
ル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−0−
(6−0−アセチル−2,3−ジ−0−ベンジル−α−D
−ガラクトピラノシル)−(1→4)−6−0−アセチ
ル−2,3−ジ−0−ベンジル−β−D−ガラクトピラノ
シド) 265mgの化合物(31)を1.5mlの無水ピリジン中μの塩
化アセチルと氷浴上1.5時間攪拌、参考例(31)の方法
と同様の後処理にて粗生成物を得た。これを30gのシリ
カゲルを用いたカラムクロマトグラフィー(3:2−n−
ヘキサン−酢酸エチル)で精製して237mg(87.1%)の
化合物(32)をシロップ状で得た。
(1.81)(3H,S,CH3)、2.01(3H,S,CH3)、 実測値 C,69.78;H,6.40 理論値(C51H56O13)C,69.8
5;H,6.44% 参考例23化合物(29)の製造 (22)(0−(6−0−アセチル−2,3,4−トリ−0−
ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)
−6−0−アセチル−2,3−ジ−0−ベンジル−D−ガ
ラクトピラノシル フルオリド) 化合物(28)(427mg)を1.6mlの無水テトラヒドロフラ
ンに溶解し、氷−メタノール浴上で冷却しつゝジエチル
アミノサルファトリフルオリド(100μ)を加えた。
氷浴を取除き室温で30分間攪拌した後再び冷却してメタ
ノール(0.5ml)を加えて過剰の試薬を失活させた。減
圧下濃縮し残渣をエーテル−酢酸エチル(1:1)にて抽
出した。抽出液は水及び飽和食塩水にて洗浄し無水硫酸
ナトリウム上で乾燥した。濃縮して得られる粗生成物を
50gのシリカゲルを用いてカラムクロマトグラフィー
(7:3−ヘキサン:酢酸エチル)で精製して化合物(2
9)(416mg、97.2%)をα/β=3/7の混合物にて得
た。化合物(29)の性状;1H−NMR(400MHz CDCl3);δ
1.81(1.82)(3H,S,CH3)、2.03(2.02)(3H,S,C
H3)、5.20(1H×0.7,dd,J=5.9,52.7Hz,H−1(β−
F))、5.62(1H×0.3,dd,J=2.8,54.7Hz,H−1(α−
F))、実測値C,69.41;H,6.29;F,2.03 理論値(C51H
55O12F)C,69.69;H,6.31;F,2.16% 実施例(1)化合物(30)の製造 (30)(アリル0−(2,3−ジ−0−アセチル−4,6−0
−イソプロピリデン−α−D−ガラクトピラノシル)−
(1→4)−0−(6−0−アセチル−2,3−ジ−0−
ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)
−0−(6−0−アセチル−2,3−ジ−0−ベンジル−
α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−6−0−
アセチル−2,3−ジ−0−ベンジル−β−D−ガラクト
ピラノシド) 56mgの塩化第1スズ、62mgの過塩素酸銀、320mgのモレ
キュラーシーヴス4A粉末存在下4mlの無水エーテル中で
化合物(23)(115mg)と化合物(20(93mg)とを−25
゜〜−5℃で7時間反応した。以下化合物(21)合成と
同様の方法により後処理して、粗生成物は20gのシリカ
ゲルを用いたカラムクロマトグラフィー(75:25:1−ト
ルエン:酢酸エチル:ピリジン)で精製し、化合物(3
0)(159mg、88.7%)を得た。(若干の分離困難な不純
物を含む(<5%)ため完全な同定は脱イソプロピリデ
ン化後化合物(31)として行った。)化合物(30)の性
状:1H−NMR(90MHz CDCl3)、δ1.32(3H,S)、1.41(3
H,S)、1.92(3H,S)、1.97(3H,S)、2.02(3H,S)、
3.0〜5.4(48H,m)、5.9(1H,m)、7.30(40H,m)、13C
−NMR(22.5MHz CDCl3);18.2,20.8,29.5,61.0,61.8,6
2.5,67.5,68.8,69.3,70.2,71.7,72.2,73.3,74.3,74.8,7
4.9,76.2,76.7,77.3,78.9,79.8,98.3,99.0,99.6,100.2,
102.8,117.0,126.8,127.0,127.4,127.6,127.7,128.1,12
8.6,128.7,134.2,138.4,138.6,138.7,138.9,169.5,169,
9,170.2 実施例(2)化合物(31)の製造 (31)(アリル0−(2,3−ジ−0−ベンジル−α−D
−ガラクトピラノシル)−(1→4)−0−(6−0−
アセチル−2,3−ジ−0−ベンジル−α−D−ガラクト
ピラノシル)−(1→4)−0−(6−0−アセチル−
2,3−ジ−0−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−6−0−アセチル−2,3−ジ−0−
ベンジル−β−D−ガラクトピラノシド) 158mgの化合物(30)を2mlの80%酢酸中60℃で0.5時間
加熱した。濃縮して残った粗生成物を15gのシリカゲル
を用いたカラムクロマトグラフィー(3:2のn−ヘキサ
ン−酢酸エチル)で精製して、145mgの化合物(31)を
得た。〔α〕D 19+46.09(C=0.64,CHCl3);1H−NMR
(400MHz CDCl3)、δ1.92(3H,S)、1.93(3H,S)、2.
04(3H,S)、3.33〜3.49(4H,m)、3.61(1H,dd,J=7.
6,9.8Hz)、3.74〜4.43(23H,m)、4.61〜4.90(16H,
m)、4.92(1H,d,J=3.2Hz)、4.96(1H,d,J=3.4H
z)、5.00(1H,d,J=2.9Hz)、5.20(1H,dm,J=12.0H
z)、5.34(1H,dm,J=17.3Hz)、5.95(1H,m)、7.22〜
7.44(40H,m)13 C−NMR(22.5MHz,CDCl3)20.8,61.6,62.0,62.6,62.8,
69.4,70.2,72.3,72.4,72.9,73.3,73.9,74.9,75.6,76.2,
77.6,77.9,78.9,79.8,99.0,(1JCH168.5Hz)、99.6(1J
CH168.5Hz)、99.7(1JCH168.5Hz)、102.8,(1JCH159.
9Hz)、117.0,127.4,127.6,127.8,128.1,128.4,134.2,1
38.1,133.3,138.5,138.6,169.7,169,9,170.3 実測値:C;68.65,H;6.50% 理論値(C89H100O24):C,6
8.80,H;6.49% 実施例(3)化合物(32)の製造 (32)(アリル0−(6−0−アセチル−2,3−ジ−0
−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−0−(6−0−アセチル−2,3−ジ−0−ベンジ
ル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−0−
(6−0−アセチル−2,3−ジ−0−ベンジル−α−D
−ガラクトピラノシル)−(1→4)−6−0−アセチ
ル−2,3−ジ−0−ベンジル−β−D−ガラクトピラノ
シド) 265mgの化合物(31)を1.5mlの無水ピリジン中μの塩
化アセチルと氷浴上1.5時間攪拌、参考例(31)の方法
と同様の後処理にて粗生成物を得た。これを30gのシリ
カゲルを用いたカラムクロマトグラフィー(3:2−n−
ヘキサン−酢酸エチル)で精製して237mg(87.1%)の
化合物(32)をシロップ状で得た。
〔α〕D 19+39.06(C=1.06,CHCl3)1 H−NMR(400MHz CDCl3),δ1.907(3H,S)、1.915(3
H,S)、1.93(3H,S)、2.04(3H,S)、2.43(1H,s),3.
35(1H,dd,J=2.7,9.8Hz)、3.47(1H,t,J=6.8Hz)、
3.61(1H,dd,J=7.6、9.8Hz)、3.73〜4.42(24H,m)、
4.61〜4.93(18H,m)、5.00(1H,d,J=3.2Hz)、5.20
(1H,dm,J=10.5Hz)、5.34(1H,dm,J=17.3Hz)、5.95
(1H,m)、7.23〜7.42(40H,m)13 C−NMR(22.5MHz,CDCl3)20.8,61.6,62.4,67.0,67.6,
69.1,69.4,70.2,72.3,72.5,73.4,74.0,75.6,77.5,77.9,
78.9,79.8,99.2,99.5,102.8,117.0,127.4,127.6,128.2,
128.4,134.2,138.2,138.4,138.5,138.7,169.7,169.9,17
0.1,170.3 実測値:C;68.35,H;6.41% 理論値(C91H102O25):C;6
8.49,H;6.44% 実施例(4)化合物(33)の製造 (33) (アリルO−(2,3−ジ−O−ベンジル−4,6−
O−イソプロピリデン−α−D−ガラクトピラノシル)
−(1→4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O
−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジ
ル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D
−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(6−O−
アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクト
ピラノシル)−(1→4)−6−O−アセチル−2,3−
ジ−O−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシド) 36mgの塩化第1スズ、39mgの過塩素酸銀、200mgの乾燥
モレキュラーシヴス4A粉末を用い72mgの化合物(23)と
105mgの化合物(32)とを2.5mlの無水エーテル中で反応
させた、−5℃〜0℃で2.5時間攪拌後0.5mlの無水ピリ
ジンを加え反応を停止した。
H,S)、1.93(3H,S)、2.04(3H,S)、2.43(1H,s),3.
35(1H,dd,J=2.7,9.8Hz)、3.47(1H,t,J=6.8Hz)、
3.61(1H,dd,J=7.6、9.8Hz)、3.73〜4.42(24H,m)、
4.61〜4.93(18H,m)、5.00(1H,d,J=3.2Hz)、5.20
(1H,dm,J=10.5Hz)、5.34(1H,dm,J=17.3Hz)、5.95
(1H,m)、7.23〜7.42(40H,m)13 C−NMR(22.5MHz,CDCl3)20.8,61.6,62.4,67.0,67.6,
69.1,69.4,70.2,72.3,72.5,73.4,74.0,75.6,77.5,77.9,
78.9,79.8,99.2,99.5,102.8,117.0,127.4,127.6,128.2,
128.4,134.2,138.2,138.4,138.5,138.7,169.7,169.9,17
0.1,170.3 実測値:C;68.35,H;6.41% 理論値(C91H102O25):C;6
8.49,H;6.44% 実施例(4)化合物(33)の製造 (33) (アリルO−(2,3−ジ−O−ベンジル−4,6−
O−イソプロピリデン−α−D−ガラクトピラノシル)
−(1→4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O
−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジ
ル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D
−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(6−O−
アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクト
ピラノシル)−(1→4)−6−O−アセチル−2,3−
ジ−O−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシド) 36mgの塩化第1スズ、39mgの過塩素酸銀、200mgの乾燥
モレキュラーシヴス4A粉末を用い72mgの化合物(23)と
105mgの化合物(32)とを2.5mlの無水エーテル中で反応
させた、−5℃〜0℃で2.5時間攪拌後0.5mlの無水ピリ
ジンを加え反応を停止した。
参考例(25)と同様の方法により後処理によって得られ
た粗生成物を20gのシリカゲルを用いたカラムクロマト
グラフィー(1%のピリジンを含む3:1−トルエン−酢
酸エチル)で精製して、137mgの化合物(33)を得た(8
8.1%)。(高速液体クロマトグラフィー分析より、純
度約93%)1 H−NMR(90MHz,CDCl3)、δ1.32(3H,S)、1.40(3H,
S)、1.91(3H,S)、1.92(3H,S)、1.93(3H,S)、1.9
4(3H,S)、2.02(3H,S)、2.8〜6.2(71H,m)、7.20〜
7.30(60H,m)13 C−NMR(22.5MHz,CDCl3)、18.2、20.8、29.4、60.
9、62.5、67.1、69.0、70.2、71.7、72.4、73.3、76.
3、98.2、99.0、99.6、100.1、102.8、117.0、126.7、1
27.4、127.5、128.1、128.4、128.6、128.7、134.2、13
8.4、138.5、138.6 138.9、169.4、169.7、169.9、17
0.2 実施例(5)化合物(34)の製造 (34) (アリルO−(2,3−ジ−O−ベンジル−α−
D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(6−O
−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラク
トピラノシル)−(1→4)−O−(6−O−アセチル
−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ
−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1
→4)−O−(6−O)−アセチル−2,3−ジ−O−ベ
ンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−
6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−β−D−
ガラクトピラノシド) 275mgの化合物(33)を3mlの80%酢酸中60℃で30分間加
熱攪拌冷後濃縮して得た粗生成物を30gのシリカゲルを
用いたカラムクロマトグラフィー(2:3−n−ヘキサン
−酢酸エチル)で精製し、236mg(87.3%)のシロップ
状の化合物(34)を得た。
た粗生成物を20gのシリカゲルを用いたカラムクロマト
グラフィー(1%のピリジンを含む3:1−トルエン−酢
酸エチル)で精製して、137mgの化合物(33)を得た(8
8.1%)。(高速液体クロマトグラフィー分析より、純
度約93%)1 H−NMR(90MHz,CDCl3)、δ1.32(3H,S)、1.40(3H,
S)、1.91(3H,S)、1.92(3H,S)、1.93(3H,S)、1.9
4(3H,S)、2.02(3H,S)、2.8〜6.2(71H,m)、7.20〜
7.30(60H,m)13 C−NMR(22.5MHz,CDCl3)、18.2、20.8、29.4、60.
9、62.5、67.1、69.0、70.2、71.7、72.4、73.3、76.
3、98.2、99.0、99.6、100.1、102.8、117.0、126.7、1
27.4、127.5、128.1、128.4、128.6、128.7、134.2、13
8.4、138.5、138.6 138.9、169.4、169.7、169.9、17
0.2 実施例(5)化合物(34)の製造 (34) (アリルO−(2,3−ジ−O−ベンジル−α−
D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(6−O
−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラク
トピラノシル)−(1→4)−O−(6−O−アセチル
−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ
−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1
→4)−O−(6−O)−アセチル−2,3−ジ−O−ベ
ンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−
6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−β−D−
ガラクトピラノシド) 275mgの化合物(33)を3mlの80%酢酸中60℃で30分間加
熱攪拌冷後濃縮して得た粗生成物を30gのシリカゲルを
用いたカラムクロマトグラフィー(2:3−n−ヘキサン
−酢酸エチル)で精製し、236mg(87.3%)のシロップ
状の化合物(34)を得た。
〔α〕D 21+51.70(C=0.88、CHCl3)1 H−NMR(400MHz,CDCl3)、δ1.89(3H,S)、1.92(3H,
S)、1.93(3H,S)、1.94(3H,S)、2.03(3H,S)、2.6
6(1H,br,s)、3.30〜3.44(3H,m)3.47(1H,t,J=6.6H
z)、3.60(1H,dd,J=7.6,9.8Hz)、3.70〜4.43(34H,
m)、4.59〜4.93(28H,m)、4.98(1H,d,J=3.2Hz)、
5.20(1H,d,J=10.3Hz)、5.34(1H,dm,J=17.3Hz)、
5.95(1H,m)、7.17〜7.40(60H,m)13 C−NMR(22.5MHz,CDCl3)、20.8、61.5、62.8、69.
1、69.2、70.2、72.3、72.4、73.0、73.3、74.4、74.
9、77.3、77.6、78.9、79.8、99.1、(1JCH168.5Hz)、
99.6(1JCH170.9Hz)、102.9(1JCH156.3Hz)、117.0、
127.3、127.5、127.8、128.1、128.3、128.4、134.2、1
38.1、138.4、138.6、169.6、169.9、170.3 実測値:C;68.80H:6.45% 理論値(C133H148O36):C;68.78、H;6.42% 実施例(6)化合物(35)の製造 (35) (アリルO−(6−O−アセチル−2,3−ジ−
O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジ
ル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D
−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(6−O−
アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクト
ピラノシル)−(1→4)−O−(6−O)−アセチル
−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−6−O−アセチル−2,3−ジ−O−
ベンジル−β−D−ガラクトピラノシド) 212mgの化合物(34)を1.5mlの無水ピリジン中氷浴上に
て冷却、これに7.8μの塩化アセチルを加え2時間攪
拌した。薄層クロマトグラフィーにより反応を追跡し反
応不充分の為更に3μの塩化アセチルを加え、更に1
時間攪拌した。参考例(27)と同様の方法により後処理
して得た粗生成物を30gのシリカゲルを用いてカラムク
ロマトグラフィー(3:2〜1:のn−ヘキサン−酢酸エチ
ル)で精製して化合物(35)(184mg,85.2%)を得た。
S)、1.93(3H,S)、1.94(3H,S)、2.03(3H,S)、2.6
6(1H,br,s)、3.30〜3.44(3H,m)3.47(1H,t,J=6.6H
z)、3.60(1H,dd,J=7.6,9.8Hz)、3.70〜4.43(34H,
m)、4.59〜4.93(28H,m)、4.98(1H,d,J=3.2Hz)、
5.20(1H,d,J=10.3Hz)、5.34(1H,dm,J=17.3Hz)、
5.95(1H,m)、7.17〜7.40(60H,m)13 C−NMR(22.5MHz,CDCl3)、20.8、61.5、62.8、69.
1、69.2、70.2、72.3、72.4、73.0、73.3、74.4、74.
9、77.3、77.6、78.9、79.8、99.1、(1JCH168.5Hz)、
99.6(1JCH170.9Hz)、102.9(1JCH156.3Hz)、117.0、
127.3、127.5、127.8、128.1、128.3、128.4、134.2、1
38.1、138.4、138.6、169.6、169.9、170.3 実測値:C;68.80H:6.45% 理論値(C133H148O36):C;68.78、H;6.42% 実施例(6)化合物(35)の製造 (35) (アリルO−(6−O−アセチル−2,3−ジ−
O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジ
ル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D
−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(6−O−
アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクト
ピラノシル)−(1→4)−O−(6−O)−アセチル
−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−6−O−アセチル−2,3−ジ−O−
ベンジル−β−D−ガラクトピラノシド) 212mgの化合物(34)を1.5mlの無水ピリジン中氷浴上に
て冷却、これに7.8μの塩化アセチルを加え2時間攪
拌した。薄層クロマトグラフィーにより反応を追跡し反
応不充分の為更に3μの塩化アセチルを加え、更に1
時間攪拌した。参考例(27)と同様の方法により後処理
して得た粗生成物を30gのシリカゲルを用いてカラムク
ロマトグラフィー(3:2〜1:のn−ヘキサン−酢酸エチ
ル)で精製して化合物(35)(184mg,85.2%)を得た。
〔α〕D 21+45.07(C=0.73,CHCl3)1 H−NMR(400MHz,CDCl3)、δ1.88(3H,S)、1.90(3H,
S)、1.92(3H,S)、1.93(3H,S)、1.94(3H,S)、2.0
3(3H,S)、2.04(1H,S)、3.34(1H,dd,J=2.7、9.8H
z)、3.47(1H,t,J=6.8Hz)、3.60(1H,dd,J=7.6,9.8
Hz)、3.70〜4.42(36H,m)、4.60〜4.93(28Hm)、4.9
8(1H,d,J=2.9Hz)、5.20(1H,dm,J=10.5Hz)、5.33
(1H,dm,J=17.3Hz)、5.96(1H,m)、7.16〜7.45(60
H,m) 実測値:C;68.10、H:6.34% 理論値(C135H150O37):C;68.58、H;6.39% 実施例(7)化合物(36)の製造 (36) (アリルO−(2,3−ジ−O−ベンジル−4,6−
O−イソプロピリデン−α−D−ガラクトピラノシル)
−(1→4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O
−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジ
ル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D
−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(6−O−
アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクト
ピラノシル)−(1→4)−O−(6−O−アセチル−
2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O
−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−β
−D−ガラクトピラノシド) 22mgの塩化第1スズ、25mgの過塩素酸銀、150mgの乾燥
モレキュラーシーヴス4A粉末、42mgの化合物(23)およ
び62mgの化合物(35)を3mlの無水ジクロルエタン中
で、前とと同様の方法により反応させた。−15゜〜0℃
で4時間処理した後ピリジン0.5mlを加え後処理した。
粗生成物を10gのシリカゲルを用いたクロマトグラフィ
ー(1%のピリジンを含む3:1−トルエン:酢酸エチ
ル)で精製して化合物(36)(79mg)を得た。
S)、1.92(3H,S)、1.93(3H,S)、1.94(3H,S)、2.0
3(3H,S)、2.04(1H,S)、3.34(1H,dd,J=2.7、9.8H
z)、3.47(1H,t,J=6.8Hz)、3.60(1H,dd,J=7.6,9.8
Hz)、3.70〜4.42(36H,m)、4.60〜4.93(28Hm)、4.9
8(1H,d,J=2.9Hz)、5.20(1H,dm,J=10.5Hz)、5.33
(1H,dm,J=17.3Hz)、5.96(1H,m)、7.16〜7.45(60
H,m) 実測値:C;68.10、H:6.34% 理論値(C135H150O37):C;68.58、H;6.39% 実施例(7)化合物(36)の製造 (36) (アリルO−(2,3−ジ−O−ベンジル−4,6−
O−イソプロピリデン−α−D−ガラクトピラノシル)
−(1→4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O
−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジ
ル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D
−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(6−O−
アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクト
ピラノシル)−(1→4)−O−(6−O−アセチル−
2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O
−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−β
−D−ガラクトピラノシド) 22mgの塩化第1スズ、25mgの過塩素酸銀、150mgの乾燥
モレキュラーシーヴス4A粉末、42mgの化合物(23)およ
び62mgの化合物(35)を3mlの無水ジクロルエタン中
で、前とと同様の方法により反応させた。−15゜〜0℃
で4時間処理した後ピリジン0.5mlを加え後処理した。
粗生成物を10gのシリカゲルを用いたクロマトグラフィ
ー(1%のピリジンを含む3:1−トルエン:酢酸エチ
ル)で精製して化合物(36)(79mg)を得た。
生成物は分離困難な不純物若干量を含むが1H−NMR(90M
Hz,CDCl3)で目的物の生成を示すシグナルをあらわす。
δ1.32(3H,S)、1.41(3H,S)、1.91(3H×6,brS)、
2.02(3H,S)、5.1〜6.0(1H×3.m)、7.2〜7.3(80H,
m) 構造確認は次の過程で行った。
Hz,CDCl3)で目的物の生成を示すシグナルをあらわす。
δ1.32(3H,S)、1.41(3H,S)、1.91(3H×6,brS)、
2.02(3H,S)、5.1〜6.0(1H×3.m)、7.2〜7.3(80H,
m) 構造確認は次の過程で行った。
実施例(8)化合物(37)の製造 (37) (アリルO−(2,3−ジ−O−ベンジル−α−
D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(6−O
−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラク
トピラノシル)−(1→4)−O−(6−O−アセチル
−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ
−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1
→4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベン
ジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O
−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−
D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−(6−O−ア
セチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピ
ラノシル)−(1→4)−6−O−アセチル−2,3−ジ
−O−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシド) 79mgの化合物(36)を1.5mlの80%酢酸中60℃で30分間
加熱した。冷後濃縮して得た粗生成物を20gのシリカゲ
ルを用いたカラムクロマトグラフィー(93:7−クロロホ
ルム:アセトン)で精製し67mg(35より82.7%)のシロ
ップ状の化合物(37)を得た。
D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(6−O
−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラク
トピラノシル)−(1→4)−O−(6−O−アセチル
−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ
−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1
→4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベン
ジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O
−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−
D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−(6−O−ア
セチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピ
ラノシル)−(1→4)−6−O−アセチル−2,3−ジ
−O−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシド) 79mgの化合物(36)を1.5mlの80%酢酸中60℃で30分間
加熱した。冷後濃縮して得た粗生成物を20gのシリカゲ
ルを用いたカラムクロマトグラフィー(93:7−クロロホ
ルム:アセトン)で精製し67mg(35より82.7%)のシロ
ップ状の化合物(37)を得た。
〔α〕D 22+50.0(C=0.70,CHCl3)。1 H−NMR(400MHz,CDCl3)、δ1.88(3H,S)、1.91(3H
×4,S)、1.93(3H,S)、2.03(3H,S)、2.66(1H,
S)、3.30〜3.43(3H,m)、3.46(1H,t,J=6.6Hz)、3.
60(1H,dd,J=7.6,9.8H)、3.70〜4.42(46H,m,)、4.5
8〜4.92(38H,m)、4.98(1H,d,J=3.2Hz)、5.20(1H,
dm,J=10.3Hz)、5.34(1H,dm,J=17.3Hz)、5.95(1H,
m)、7.15〜7.36(80H,m)13 C−NMR(22.5MHz,CDCl3)、20.8、61.1、61.7、62.
9、66.4、66.9、69.1、69.8、70.2、71.8、72.5、73.
0、73.5、74.0、75.0、77.7、79.8、99.2、99.5、99.
7、(1JCH168.5Hz)、103.0(1JCH158.7Hz)、117.1、1
27.3、127.4、127.6、127.9、128.2、134.3、138.1、13
8.4、138.7、169.6、169.7、170.3 実測値:C;68.63,H;6.36% 理論値(C177H196O48):C;68.77、H;6.39% 実施例(9)化合物(38) (38) (アリルO−(6−O−アセチル−2,3−ジ−
O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジ
ル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(6−O−アセチル−2−3−ジ−O−ベンジル−α−
D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(6−O
−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラク
トピラノシル)−(1→4)−O−(6−O−アセチル
−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ
−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1
→4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベン
ジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−6
−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−β−D−ガ
ラクトピラノシル) 0.7mlの無水ピリジン中113mgの化合物(37)と3.5μ
の塩化アセチルとを反応させた。氷冷下3時間攪拌し、
原料の消失を薄層クロマトグラフィーにより確認してか
ら、前と同様の方法により後処理した。得られた粗生成
物は20gのシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィ
ー(1:1〜n−ヘキサン:酢酸エチル)で精製して99mg
(86.4%)の化合物(38)を得た。
×4,S)、1.93(3H,S)、2.03(3H,S)、2.66(1H,
S)、3.30〜3.43(3H,m)、3.46(1H,t,J=6.6Hz)、3.
60(1H,dd,J=7.6,9.8H)、3.70〜4.42(46H,m,)、4.5
8〜4.92(38H,m)、4.98(1H,d,J=3.2Hz)、5.20(1H,
dm,J=10.3Hz)、5.34(1H,dm,J=17.3Hz)、5.95(1H,
m)、7.15〜7.36(80H,m)13 C−NMR(22.5MHz,CDCl3)、20.8、61.1、61.7、62.
9、66.4、66.9、69.1、69.8、70.2、71.8、72.5、73.
0、73.5、74.0、75.0、77.7、79.8、99.2、99.5、99.
7、(1JCH168.5Hz)、103.0(1JCH158.7Hz)、117.1、1
27.3、127.4、127.6、127.9、128.2、134.3、138.1、13
8.4、138.7、169.6、169.7、170.3 実測値:C;68.63,H;6.36% 理論値(C177H196O48):C;68.77、H;6.39% 実施例(9)化合物(38) (38) (アリルO−(6−O−アセチル−2,3−ジ−
O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジ
ル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(6−O−アセチル−2−3−ジ−O−ベンジル−α−
D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(6−O
−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラク
トピラノシル)−(1→4)−O−(6−O−アセチル
−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ
−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1
→4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベン
ジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−6
−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−β−D−ガ
ラクトピラノシル) 0.7mlの無水ピリジン中113mgの化合物(37)と3.5μ
の塩化アセチルとを反応させた。氷冷下3時間攪拌し、
原料の消失を薄層クロマトグラフィーにより確認してか
ら、前と同様の方法により後処理した。得られた粗生成
物は20gのシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィ
ー(1:1〜n−ヘキサン:酢酸エチル)で精製して99mg
(86.4%)の化合物(38)を得た。
〔α〕D 21+41.67(C=0.60,CHCl3)1 H−NMR(400MHz,CDCl3)、δ1.88(3H,S)、1.90(3H,
S)、1.91(3H×4,S)、1.93(3H,S)、2.03(3H,S)、
2.40(1H,S)、3.34(1H,dd,J=2.7,9.8Hz)、3.46(1
H,t,J=6.8Hz)、3.60(1H,dd,J=7.6,9.8Hz)、3.68〜
4.43(48H,m)、4.59〜4.90(38H,m)、4.98(1H,d,J=
34Hz)、5.20(1H,dm,J=10.5Hz)、5.33(1H,dm,J=1
7.3Hz)、5.95(1H,m)、7.16〜7.38(80H,m)13 C−NMR(22.5MHz,CDCl3)、20.8、61.5、61.7、62.
4、62.5、62.7、69.1、70.2、72.5、72.8、73.4、73.
6、74.0、74.7、75.0、75.2、75.3、99.2、99.5、99.
6、117.0、127.3、127.4、127.6、128.2、134.2、138.
2、138.4、138.6、169.6、169.7、170.2、170.3、 実測値:C;68.48、H:6.38% 理論値(C179H198O49):C;68.61、H;6.37% 実施例(10)化合物(39)の製造 (39) (アリルO−(6−O−アセチル−2,3,4−ト
リ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−
(1→4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−
ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)
−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−
α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(6
−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガ
ラクトピラノシル)−(1→4)−O−(6−O−アセ
チル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラ
ノシル)−(1→4)−O−(6−O−アセチル−2,3
−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−
(1→4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−
ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)
−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−
D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(6−O
−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラク
トピラノシル)−(1→4)−6−O−アセチル−2,3
−ジ−O−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシド) 15mgの塩化第1スズ、18mgの過塩素酸銀、150mgのモレ
キュラーシーヴス4A粉末、33mgの化合物(27)および57
mgの化合物(38)を2mlの無水ジクロルエタン中で反応
させた。−15゜〜室温で7時間攪拌した後0.5mlのピリ
ジンを加えて反応を止め前と同様の方法により後処理し
た。
S)、1.91(3H×4,S)、1.93(3H,S)、2.03(3H,S)、
2.40(1H,S)、3.34(1H,dd,J=2.7,9.8Hz)、3.46(1
H,t,J=6.8Hz)、3.60(1H,dd,J=7.6,9.8Hz)、3.68〜
4.43(48H,m)、4.59〜4.90(38H,m)、4.98(1H,d,J=
34Hz)、5.20(1H,dm,J=10.5Hz)、5.33(1H,dm,J=1
7.3Hz)、5.95(1H,m)、7.16〜7.38(80H,m)13 C−NMR(22.5MHz,CDCl3)、20.8、61.5、61.7、62.
4、62.5、62.7、69.1、70.2、72.5、72.8、73.4、73.
6、74.0、74.7、75.0、75.2、75.3、99.2、99.5、99.
6、117.0、127.3、127.4、127.6、128.2、134.2、138.
2、138.4、138.6、169.6、169.7、170.2、170.3、 実測値:C;68.48、H:6.38% 理論値(C179H198O49):C;68.61、H;6.37% 実施例(10)化合物(39)の製造 (39) (アリルO−(6−O−アセチル−2,3,4−ト
リ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−
(1→4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−
ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)
−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−
α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(6
−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガ
ラクトピラノシル)−(1→4)−O−(6−O−アセ
チル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラ
ノシル)−(1→4)−O−(6−O−アセチル−2,3
−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−
(1→4)−O−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−
ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)
−(6−O−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−
D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(6−O
−アセチル−2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラク
トピラノシル)−(1→4)−6−O−アセチル−2,3
−ジ−O−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシド) 15mgの塩化第1スズ、18mgの過塩素酸銀、150mgのモレ
キュラーシーヴス4A粉末、33mgの化合物(27)および57
mgの化合物(38)を2mlの無水ジクロルエタン中で反応
させた。−15゜〜室温で7時間攪拌した後0.5mlのピリ
ジンを加えて反応を止め前と同様の方法により後処理し
た。
粗生成物を10gのシリカゲルを用いたカラムクロマトグ
ラフィー(3:2−ヘキサン−酢酸エチル)で精製して化
合物(39)(55mg,75.7%)を得た。〔α〕D 23+51.2゜
(C,0.4,CHCl3)、1H−NMR(400MHz,CDCl3)、δ1,752
(3H,S,CH3)、1.859(3H,S,CH3)、1.901(3H×3,S,CH
3)、1.908(3H,S,CH3)、1.913(3H,C,CH3)、1.931
(3H,S,CH3)、1.932(3H,S,CH3)、2.029(3H,S,C
H3)、3.34(1H,dd,J=2.9,9.8Hz,H−3a)、3.47(1H,b
rt,)3.60(1H,dd,J=7.8,9.8Hz,H−2a)、4.98(1H,d,
J=3.2Hz,H−1)、5.20(1H,m,−CH=CH2)、5.34(1
H,m,−CH=CH2)、5.95(1H,m,−CH=CH) 実測値C:69.26;H,6.38 理論値(C230H252O61)C,69.19;H,6.36% 実施例(11)化合物(40)の製造 (40) (アリルO−(2,3,4−トリ−O−ベンジル−
α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2,
3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)
−(1→4)−O−(2,3−ジ−O−ベンジル−α−D
−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2,3−ジ
−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1
→4)−O−(2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラ
クトピラノシル)−(1→4)−O−(2,3−ジ−O−
ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)
−O−(2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピ
ラノシル)−(1→4)−O−(2,3−ジ−O−ベンジ
ル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−2,3−ジ−O−ベンジル−β−D−
ガラクトピラノシド) 化合物(39)(80mg)を0.2mlの無水テトラヒドロフラ
ンに溶解し、これに0.1Nナトリウムメトキシド/メタノ
ール溶液(1.5ml)を加え室温で1夜攪拌した。生じた
沈澱を1mlの無水トルエンを加える事により溶解し更に
1夜攪拌した。反応液に過剰のアンバーリスト15を加え
攪拌後濾過して塩基を取り除いた。濾液を濃縮し得られ
る粗生成物を10gのシリカゲルを用いたカラムクロマト
グラフィー(55〜45〜65:35の酢酸エチル−ヘキサン混
合液で精製し化合物(40)(60mg、83.8%)を得た。比
旋光度〔α〕D 25+69.8(C0.3,CHCl3) 実測値C,69.99:H,6.51 理論値(C210H232O51;H2O)C,70.26,H,6.57% 実施例(12)化合物(42)の製造 (42) (アリルO−(2,3,4−トリ−O−ベンジル−
α−D−ガラクトピラノシルウロン酸)−(1→4)−
O−(2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラ
ノシルウロン酸)−(1→4)−O−(2,3−ジ−O−
ベンジル−α−D−ガラクトピラノシルウロン酸)−
(1→4)−O−(2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−
ガラクトピラノシルウロン酸)−(1→4)−O−(2,
3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシルウ
ロン酸)−(1→4)−O−(2,3−ジ−O−ベンジル
−α−D−ガラクトピラノシルウロン酸)−(1→4)
−O−(2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピ
ラノシルウロン酸)−(1→4)−O−(2,3−ジ−O
−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシルウロン酸)−
(1→4)−O−(2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−
ガラクトピラノシルウロン酸)−(1→4)−2,3−ジ
−O−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシルウロン
酸) オキザリルクロリド(22μ)のジクロロメタン(0.5m
l)溶液をドライアイス−アセトン浴上で冷却しつゝア
ルゴン気流下ジメチルスルホキシド(38μ)のジクロ
ロメタン(108μ)溶液を加えた。5分間攪拌した
後、化合物(40)(17mg)のジクロロメタン(0.3ml)
溶液を加え、更に15分間攪拌した。次にジイソプロピル
エチルアミン(187μ)を加え5分間冷却下に攪拌し
た後、室温で15分間攪拌した。反応液をクロロホルムで
希釈し、水、希塩酸(1N−塩酸0.5mlを水で更に希釈し
たもの)、水、飽和食塩水で順次洗浄し無水硫酸ナトリ
ウム上で乾燥した。濃縮して残った粗アルデヒド体化合
物(41)をアセトニトリル(165μ)溶液とし、これ
に7.4%リン酸2水素ナトリウム水溶液(45μ)、31
%過酸化水素水(11μ)及び10%亜塩素酸ナトリウム
水溶液(165μ)を加え室温にて1夜攪拌した。反応
液を水で希釈し希塩酸(0.1N)を加えてpH3とし酢酸エ
チル更にクロロホルムにて抽出した。有機層は水及び飽
和食塩水で洗條した後、合わせて無水硫酸ナトリウム上
で乾燥した。濃縮して得られる粗生成物を3gのシリカゲ
ルを用いたカラムクロマトグラフィー(9:1−クロロホ
ルム−酢酸)で精製し化合物(41)(11mg,62.3%)を
得た。:比旋光度〔α〕D 20+134.4(C,0.3,CHCl3)。
ラフィー(3:2−ヘキサン−酢酸エチル)で精製して化
合物(39)(55mg,75.7%)を得た。〔α〕D 23+51.2゜
(C,0.4,CHCl3)、1H−NMR(400MHz,CDCl3)、δ1,752
(3H,S,CH3)、1.859(3H,S,CH3)、1.901(3H×3,S,CH
3)、1.908(3H,S,CH3)、1.913(3H,C,CH3)、1.931
(3H,S,CH3)、1.932(3H,S,CH3)、2.029(3H,S,C
H3)、3.34(1H,dd,J=2.9,9.8Hz,H−3a)、3.47(1H,b
rt,)3.60(1H,dd,J=7.8,9.8Hz,H−2a)、4.98(1H,d,
J=3.2Hz,H−1)、5.20(1H,m,−CH=CH2)、5.34(1
H,m,−CH=CH2)、5.95(1H,m,−CH=CH) 実測値C:69.26;H,6.38 理論値(C230H252O61)C,69.19;H,6.36% 実施例(11)化合物(40)の製造 (40) (アリルO−(2,3,4−トリ−O−ベンジル−
α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2,
3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)
−(1→4)−O−(2,3−ジ−O−ベンジル−α−D
−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−(2,3−ジ
−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1
→4)−O−(2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラ
クトピラノシル)−(1→4)−O−(2,3−ジ−O−
ベンジル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)
−O−(2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピ
ラノシル)−(1→4)−O−(2,3−ジ−O−ベンジ
ル−α−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−O−
(2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−2,3−ジ−O−ベンジル−β−D−
ガラクトピラノシド) 化合物(39)(80mg)を0.2mlの無水テトラヒドロフラ
ンに溶解し、これに0.1Nナトリウムメトキシド/メタノ
ール溶液(1.5ml)を加え室温で1夜攪拌した。生じた
沈澱を1mlの無水トルエンを加える事により溶解し更に
1夜攪拌した。反応液に過剰のアンバーリスト15を加え
攪拌後濾過して塩基を取り除いた。濾液を濃縮し得られ
る粗生成物を10gのシリカゲルを用いたカラムクロマト
グラフィー(55〜45〜65:35の酢酸エチル−ヘキサン混
合液で精製し化合物(40)(60mg、83.8%)を得た。比
旋光度〔α〕D 25+69.8(C0.3,CHCl3) 実測値C,69.99:H,6.51 理論値(C210H232O51;H2O)C,70.26,H,6.57% 実施例(12)化合物(42)の製造 (42) (アリルO−(2,3,4−トリ−O−ベンジル−
α−D−ガラクトピラノシルウロン酸)−(1→4)−
O−(2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラ
ノシルウロン酸)−(1→4)−O−(2,3−ジ−O−
ベンジル−α−D−ガラクトピラノシルウロン酸)−
(1→4)−O−(2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−
ガラクトピラノシルウロン酸)−(1→4)−O−(2,
3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシルウ
ロン酸)−(1→4)−O−(2,3−ジ−O−ベンジル
−α−D−ガラクトピラノシルウロン酸)−(1→4)
−O−(2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−ガラクトピ
ラノシルウロン酸)−(1→4)−O−(2,3−ジ−O
−ベンジル−α−D−ガラクトピラノシルウロン酸)−
(1→4)−O−(2,3−ジ−O−ベンジル−α−D−
ガラクトピラノシルウロン酸)−(1→4)−2,3−ジ
−O−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシルウロン
酸) オキザリルクロリド(22μ)のジクロロメタン(0.5m
l)溶液をドライアイス−アセトン浴上で冷却しつゝア
ルゴン気流下ジメチルスルホキシド(38μ)のジクロ
ロメタン(108μ)溶液を加えた。5分間攪拌した
後、化合物(40)(17mg)のジクロロメタン(0.3ml)
溶液を加え、更に15分間攪拌した。次にジイソプロピル
エチルアミン(187μ)を加え5分間冷却下に攪拌し
た後、室温で15分間攪拌した。反応液をクロロホルムで
希釈し、水、希塩酸(1N−塩酸0.5mlを水で更に希釈し
たもの)、水、飽和食塩水で順次洗浄し無水硫酸ナトリ
ウム上で乾燥した。濃縮して残った粗アルデヒド体化合
物(41)をアセトニトリル(165μ)溶液とし、これ
に7.4%リン酸2水素ナトリウム水溶液(45μ)、31
%過酸化水素水(11μ)及び10%亜塩素酸ナトリウム
水溶液(165μ)を加え室温にて1夜攪拌した。反応
液を水で希釈し希塩酸(0.1N)を加えてpH3とし酢酸エ
チル更にクロロホルムにて抽出した。有機層は水及び飽
和食塩水で洗條した後、合わせて無水硫酸ナトリウム上
で乾燥した。濃縮して得られる粗生成物を3gのシリカゲ
ルを用いたカラムクロマトグラフィー(9:1−クロロホ
ルム−酢酸)で精製し化合物(41)(11mg,62.3%)を
得た。:比旋光度〔α〕D 20+134.4(C,0.3,CHCl3)。
実施例13化合物(42)の製造 (43)相当するメチルエステル:(化合物(42)を常法
によりジアゾメタン/エーテル溶液にて処理して得る)1 H−NMR(400MHz,CDCl3):δ3.077(3H,S,CH3)、3.17
8(3H,S,CH3)、3.197(3H,S,CH3)、3.199(3H,S,C
H3)、3.203(3H,S,CH3)、3.219(3H,S,CH3)、3.233
(3H,S,CH3)、3.327(3H,S,CH3)、3.408(3H,S,C
H3)、3.654(3H,S,CH3) 実施例(14)化合物(44)の製造 プロピルO−(α−D−ガラクトピラノシルウロン酸)
−(1→4)−O−(α−D−ガラクトピラノシルウロ
ン酸)−(1→4)−O−(α−D−ガラクトピラノシ
ルウロン酸)−(1→4)−O−(α−D−ガラクトピ
ラノシルウロン酸)−(1→4)−O−(α−D−ガラ
クトピラノシルウロンウロン酸)−(1→4)−O−
(α−D−ガラクトピラノシルウロン酸)−(1→4)
−O−(α−D−ガラクトピラノシルウロン酸)−(1
→4)−O−(α−D−ガラクトピラノシルウロン酸)
−(1→4)−−O−(α−D−ガラクトピラノシルウ
ロン酸)−(1→4)−(β−D−ガラクトピラノシル
ウロン酸) 化合物(42)(6.4mg)を含水メタノール(メタノール
3.5ml、水0.5ml)中10%パラジウム炭素(8.0mg)を触
媒として水素気流下室温で4日間攪拌した。セライトを
通して濾過し触媒を除き瀘液を濃縮、残渣を40%メタノ
ール中セファデックスLH−20(10ml)のカラムに通して
更に細かいゴミを除き化合物(44)(3.1mg定量的)を
得た。1 H−NMR(400MHz,D2O,80℃):0.91(3H,t,J=7.3Hz,C
H3)、1.63(2H,m,−CH2CH3)、3.51(1H,dd,J=7.8,9.
9Hz,H−2a)、3.64(1H,dt,J=6.8,9.8Hz,OCH2Et)、3.
70〜3.82(10H,m,H−2b〜j,H−3a)、3.88(1H,dt,J=
6.9,10.0Hz,OCH2Et)、3.91(1H,dd,J=3.4,10.7Hz,H−
3j)、4.00(8H,brd,H−3b〜i)、4.30(1H,br,H−5
a)、4.34(1H,br,H−4j)、4.41(1H,br,H−4a)、4.4
4(1H,d,J=7.8Hz,H−1a)、4.49(8H,br,H−4b〜
i)、4.99(9H,br,H,5b〜i)、5.09(9H,br,H−1b〜
j)
によりジアゾメタン/エーテル溶液にて処理して得る)1 H−NMR(400MHz,CDCl3):δ3.077(3H,S,CH3)、3.17
8(3H,S,CH3)、3.197(3H,S,CH3)、3.199(3H,S,C
H3)、3.203(3H,S,CH3)、3.219(3H,S,CH3)、3.233
(3H,S,CH3)、3.327(3H,S,CH3)、3.408(3H,S,C
H3)、3.654(3H,S,CH3) 実施例(14)化合物(44)の製造 プロピルO−(α−D−ガラクトピラノシルウロン酸)
−(1→4)−O−(α−D−ガラクトピラノシルウロ
ン酸)−(1→4)−O−(α−D−ガラクトピラノシ
ルウロン酸)−(1→4)−O−(α−D−ガラクトピ
ラノシルウロン酸)−(1→4)−O−(α−D−ガラ
クトピラノシルウロンウロン酸)−(1→4)−O−
(α−D−ガラクトピラノシルウロン酸)−(1→4)
−O−(α−D−ガラクトピラノシルウロン酸)−(1
→4)−O−(α−D−ガラクトピラノシルウロン酸)
−(1→4)−−O−(α−D−ガラクトピラノシルウ
ロン酸)−(1→4)−(β−D−ガラクトピラノシル
ウロン酸) 化合物(42)(6.4mg)を含水メタノール(メタノール
3.5ml、水0.5ml)中10%パラジウム炭素(8.0mg)を触
媒として水素気流下室温で4日間攪拌した。セライトを
通して濾過し触媒を除き瀘液を濃縮、残渣を40%メタノ
ール中セファデックスLH−20(10ml)のカラムに通して
更に細かいゴミを除き化合物(44)(3.1mg定量的)を
得た。1 H−NMR(400MHz,D2O,80℃):0.91(3H,t,J=7.3Hz,C
H3)、1.63(2H,m,−CH2CH3)、3.51(1H,dd,J=7.8,9.
9Hz,H−2a)、3.64(1H,dt,J=6.8,9.8Hz,OCH2Et)、3.
70〜3.82(10H,m,H−2b〜j,H−3a)、3.88(1H,dt,J=
6.9,10.0Hz,OCH2Et)、3.91(1H,dd,J=3.4,10.7Hz,H−
3j)、4.00(8H,brd,H−3b〜i)、4.30(1H,br,H−5
a)、4.34(1H,br,H−4j)、4.41(1H,br,H−4a)、4.4
4(1H,d,J=7.8Hz,H−1a)、4.49(8H,br,H−4b〜
i)、4.99(9H,br,H,5b〜i)、5.09(9H,br,H−1b〜
j)
Claims (2)
- 【請求項1】一般式(I)で表わされるオリゴガラクチ
ュロン酸。 (ただし、R1はベンジル基または水素原子、R2はアリル
基またはプロピル基、R3は水素原子または低級アルキル
基である。) - 【請求項2】式(23): (ただし、Acはアセチル基、Bnはベンジル基である。) で表わされる化合物(23)と式(20)で表わされる化合
物(20)とを反応させて、 (20)n=0 (32)n=1 (35)n=2 (38)n=3 式(30)で表わされる化合物(30)を得、 (30)n=1 (33)n=2 (36)n=3 化合物(30)を脱イソプロピリデン化して、式(31)で
表わされる化合物(31)を得、 (31)n=1 (34)n=2 (37)n=3 化合物(31)を部分アセチル化して化合物(32)を得、
化合物(23)と化合物(32)とを反応させて化合物(3
3)を得、化合物(33)を脱イソプロピリデン化して化
合物(34)を得、化合物(34)を部分アセチル化して化
合物(35)を得、化合物(23)と化合物(35)とを反応
させて化合物(36)を得、化合物(36)を脱イソプロピ
リデン化して化合物(37)を得、化合物(37)を部分ア
セチル化して化合物(38)を得、化合物(38)と式(2
9): で表わされる化合物(29)とを反応させて、式(39)で
表わされる化合物(39)を得、 (39)R4=Bn、R5=CH2CH=CH2、R6=CH2OAc (40)R4=Bn、R5=CH2CH=CH2、R6=CH2OH (42)R4=Bn、R5=CH2CH=CH2、R6=COOH (44)R4=Bn、R5=C3H7、R6=COOH 化合物(39)を脱アセチル化して化合物(40)を得、化
合物(40)を酸化して化合物(42)を得、化合物(42)
を還元して化合物(44)を得ることを特徴とするオリゴ
ガラクチュロン酸の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22749687A JPH0757762B2 (ja) | 1987-09-10 | 1987-09-10 | オリゴガラクチュロン酸およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22749687A JPH0757762B2 (ja) | 1987-09-10 | 1987-09-10 | オリゴガラクチュロン酸およびその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6469602A JPS6469602A (en) | 1989-03-15 |
JPH0757762B2 true JPH0757762B2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=16861798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22749687A Expired - Lifetime JPH0757762B2 (ja) | 1987-09-10 | 1987-09-10 | オリゴガラクチュロン酸およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0757762B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004005308A2 (en) * | 2002-07-08 | 2004-01-15 | Corixa Corporation | Processes for the production of aminoalkyl glucosaminide phosphate and disaccharide immunoeffectors, and intermediates therefor |
-
1987
- 1987-09-10 JP JP22749687A patent/JPH0757762B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6469602A (en) | 1989-03-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DE69315752T2 (de) | Tieftemperatur-Verfahren zur Herstellung von mit Alpha-Anomeren angereicherten 2-Deoxy-2,2-Difluor-D-Ribofuranosyl-Sulfonaten | |
JPH07103144B2 (ja) | β―D―フェニルチオキシロシドを含むオシド誘導体 | |
JP3231765B2 (ja) | デメチルエピポドフィロトキシンの製造方法 | |
FR2527615A1 (fr) | Procede de preparation du 26,26,26,27,27,27-hexafluoro-1a,25-dihydroxycholesterol | |
EP0166442A2 (en) | Sialic acid derivatives, galactose derivatives and method for producing the same | |
EP0711766B1 (en) | 7-fluoro-2, 3-didehydrosialic acid and intermediate for synthesis thereof | |
JPH07103147B2 (ja) | ベンゾピラノン―β―D―チオキシロシドを含むオシド化合物 | |
RU2042688C1 (ru) | Тигогенин бета-целлобиозиды | |
JPH0757762B2 (ja) | オリゴガラクチュロン酸およびその製造法 | |
DE68915067T2 (de) | Verfahren zur Herstellung von 2'-Deoxy-beta-adenosin. | |
Nakahara et al. | A highly stereocontrolled synthesis of the propyl glycoside of a decagalacturonic acid, a model compound for the endogenous phytoalexin elicitor-active oligogalacturonic acids | |
Knoben et al. | Synthesis of N-unsubstituted, mono-and disubstituted carbohydrate-1-O-carbamates and their behaviour in glycoside syntheses | |
JP2535749B2 (ja) | ソホロ―ス誘導体 | |
JPH0121146B2 (ja) | ||
JP3163359B2 (ja) | 硫酸化オリゴ糖化合物 | |
US4133948A (en) | Monosaccharides and products resulting therefrom | |
Mignon et al. | New 1-C-(5-thio-d-xylopyranosyl) derivatives as potential orally active venous antithrombotics | |
JP2701035B2 (ja) | 新規なアミノ糖誘導体及びその製法 | |
JP2625620B2 (ja) | フコシル‐グルコサミン誘導体 | |
JPH0270701A (ja) | オリゴガラクチュロン酸の製造法 | |
EP0582153B1 (en) | Method of preparing 4-deoxy-D-mannose | |
JPH0733792A (ja) | 新規なグリコシル供与体およびグリコシル化法 | |
JP2571059B2 (ja) | 1,3,4−トリ−O−アシル−2−デオキシ−β−D−エリスロ−ペンタピラノ−スの製造方法 | |
JP3101710B2 (ja) | 硫酸化オリゴ糖化合物 | |
KR0144853B1 (ko) | (2-아미노티아졸-4-일)아세트산 유도체 및 이의 제조방법 |