JPH075774Y2 - 蒸し型 - Google Patents

蒸し型

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Publication number
JPH075774Y2
JPH075774Y2 JP3057592U JP3057592U JPH075774Y2 JP H075774 Y2 JPH075774 Y2 JP H075774Y2 JP 3057592 U JP3057592 U JP 3057592U JP 3057592 U JP3057592 U JP 3057592U JP H075774 Y2 JPH075774 Y2 JP H075774Y2
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JP
Japan
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outer case
sink
lid
mold
steaming
Prior art date
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Application number
JP3057592U
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English (en)
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JPH0591524U (ja
Inventor
正次 斉藤
Original Assignee
正次 斉藤
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Application filed by 正次 斉藤 filed Critical 正次 斉藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、卵豆腐、胡麻豆腐な
どの蒸し物を作る際に用いられる、蒸し型に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の蒸し型は、大きさの異なるものが
数種類あったものの、これらを組み合わせて使用するこ
とができず、例えば一度に多人数分の蒸し物を作る場
合、大型の蒸し型に材料を流し入れて蒸し、蒸し上がっ
たものを人数分に取り分けるか、あるいは人数分の小型
の蒸し型を用意し、これに材料を取り分けて蒸し器にか
けるか、いずれかの方法を採らなければならなかった。
【0003】また、蒸し物に、チーズや山芋などを振り
かけるに当たっては、これらの材料を予めおろし器で別
容器にすりおろして保管しておき、それを各人分毎に振
りかけることにしていた。
【0004】さらに、裏ごしした材料を蒸す場合には、
予め裏ごし器で材料を裏ごしして、それを蒸し型に流し
込んで蒸し器にかけなければならなかった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記のように、既存の
蒸し型で材料を均一に蒸し上げるためには、調理の途中
で蒸し型の向きを変えたり、あるいは小型の蒸し型を使
用している場合にあっては、それぞれ場所を入れ換えな
ければならず、全部を入れ換えるのに手間がかかった。
【0006】また、蒸し物にすりおろした具を振りかけ
たり、裏ごしした材料を蒸すに当たっては、おろし器や
裏ごし器とその受皿とを蒸し型とは別に準備しておく必
要があり、幾種類もの調理器具を別々に使用しなければ
ならず、調理する上で面倒なことに加え、調理器具の後
片付けにも時間がかかった。
【0007】そこで、この考案は、多人数分の蒸し物を
一度に調理する際において、調理の途中で蒸し型の向き
あるいは場所を入れ換えることなく、材料を均一に蒸し
上げることができる蒸し型を提供し、併せて、おろし器
や裏ごし器とその受皿の作用を兼ね備える蒸し型を提供
することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この考案は、同じ大きさの複数個の流し型と、これ
を隙間なく収納する大きさの外ケースと、上記流し型の
上部開口縁と接して外ケースの内側に嵌まり込む蓋とか
ら成り、この蓋の表面に多数の孔を設け、この孔の周縁
表面に多数のおろし歯を形成し、外ケースの四隅に足を
設け、この足の高さを、上記蓋の表面から外ケースの上
部開口縁に至る高さより高く形成する構成を採用したも
のである。
【0009】
【作用】上記の蒸し型は、卵豆腐、胡麻豆腐など蒸し物
を作る際に、蒸し器に入れて用いられる。
【0010】流し型を外ケース内に収納すると、流し型
同士の外周面、及び流し型の外周面と外ケースの内周面
との間に隙間が空かない。
【0011】蓋を嵌めると、外ケースの内側に嵌まり込
んで、上記流し型の上部開口縁と接して、蓋の表面に設
けられた多数の孔以外に余分な隙間が空かない。
【0012】この蒸し型を蒸し器に入れると、外ケース
に設けられた足により、外ケースの底面と蒸し器の底面
とが直接接することがなく、蒸し器内の蒸気が外ケース
の底面に万遍なく行き渡ると同時に、蓋の表面に設けら
れた多数の孔から蒸し型の内部に蒸気が行き渡る。
【0013】蓋の上に同様の外ケースを積み重ねると、
蓋の表面と外ケースの底面が直接接することがなく、上
下双方の蒸し型に蒸し器内の蒸気が万遍なく行き渡る。
【0014】外ケースは、それ単独で蒸し型として使用
することができる。
【0015】蓋に設けられた多数の孔の周縁表面に多数
のおろし歯が形成されていることから、蓋をおろし器又
は裏ごし器として使用すると、おろした材料又は裏ごし
した材料が、直接流し型あるいは外ケース内に落とし込
まれる。
【0016】
【実施例】以下、この考案の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0017】図1に示すように、本実施例における蒸し
型は、流し型1と外ケース2と蓋3とから成り、いずれ
も耐熱樹脂を素材としている。
【0018】流し型1には、外壁の四隅を縦方向に切欠
して縦溝4が形成され、外壁面下部が一部切削され、段
部5が形成されている。流し型1の内壁は、図2に示す
ように、テーパ面となっている。
【0019】蓋3は、外ケース2の上部開口面に嵌まり
込む大きさで、周縁には、外ケース2の上部開口縁と接
する枠部6が設けられている。蓋3は、2mm幅の桟7が
格子形に組まれ、桟7の表面におろし歯8が形成されて
いる。
【0020】外ケース2は、8個の上記流し型1を、隙
間なく収納する大きさに形成され、流し型1の高さに蓋
3の厚みを加えた深さを有している。この外ケース2の
底面の四隅には足9が設けられている。足9は、図3に
二点鎖線で示すように、蓋3の枠部6の内側に載る位置
に設けられ、且つ外ケース2の底面と蓋3の枠部6の表
面との間に若干の隙間が空く高さに形成されている。
【0021】次に本実施例における蒸し型の作用につい
て、図1及び図3に基づいて説明する。
【0022】8個の流し型1は、図1に示すように、外
ケース2に隙間なく収納される。このとき、流し型1の
底面に形成された段部5により、流し型1の底面に外ケ
ース2と直接接しない部分が生じ、この部分と流し型1
の外壁の四隅に形成された縦溝4が通気孔の役割を果た
す。図3に示すように、流し型1の上部開口縁には蓋3
の底面が当接するが、蓋3を形成する桟7で囲まれた孔
の部分が通気孔の役割を果たす。
【0023】この状態で、この蒸し型を蒸し器に入れる
と、外ケース2に設けられた足9のみが蒸し器の底面と
接するため、蒸し型と蒸し器の間を蒸気が程よく循環
し、さらに、蓋3の桟7で囲まれた部分で形成される通
気孔と、流し型1の縦溝4及び底面と段部5とが形成す
る隙間により、蒸し型内部に蒸気が万遍なく行き渡る。
【0024】外ケース2を積み重ねると、外ケース2の
底面の四隅に設けられた足9が、下の外ケース2の蓋3
の上に載り、下の外ケース2の蓋3の枠部6と、上の外
ケース2の底面との間に隙間が生じるので、上下両方の
蒸し型に蒸気が程よく行き渡り、さらに大量の蒸し物を
作る蒸し型として使用できる。
【0025】外ケース2は、単独でも蒸し型として使用
することができる。
【0026】また、蓋3を形成する桟7の表面におろし
歯8が設けられていることから、蓋3をおろし器又は裏
ごし器として使用することができ、おろされた材料を、
直接流し型1あるいは外ケース2で受けることができ
る。
【0027】さらに、流し型1同士を積み重ねると、図
2の二点鎖線に示すように、上の流し型1の段部5が下
の流し型1の上部開口にガタツクことなく嵌まり込ん
で、収納に便利である。
【0028】上記蒸し型は冷凍室に入れて使用すること
もでき、その際は冷気が万遍なく行き渡って、蒸し型内
の材料を均一に凍らせることができる。従って、この蒸
し型を製氷皿として使用することもできる。
【0029】なお、本実施例において、流し型1、外ケ
ース2、蓋3はいずれも耐熱樹脂を素材としたが、金属
をプレス成型したものを用いてもよい。
【0030】また、流し型1に設ける縦溝4は、必ずし
も四隅に設ける必要はなく、流し型1を構成する側面の
いずれかの部分に設けるとよい。
【0031】
【考案の効果】以上のように、この考案による蒸し型
は、複数の流し型を隙間なく外ケースに収納し、この外
ケースに足を設けて、外ケースの底面が蒸し器の底面に
直接接することがないようにしたこと、さらに外ケース
の内側に嵌まり込む蓋を設け、その表面に多数の孔を設
けて通気孔としたことから、蒸し器内の蒸気を万遍なく
取り込んで、多人数分の蒸し物を一度に均一に蒸し上げ
ることができる。
【0032】外ケース同士を積み重ねて使用しても、外
ケースの底面に設けた足により、外ケース同士が密着す
ることがないため、蒸気の循環に支障をきたすことがな
く、より多人数分の蒸し物を一度に均一に仕上げること
ができる。
【0033】さらに、上記蓋の表面に設けられた多数の
孔の周縁表面に、多数のおろし歯を形成したことから、
蓋をおろし器又は裏ごし器として使用し、流し型又は外
ケースをその受皿として使用することにより、幾種類も
の調理器具を別々に使用して下準備をする手間が省ける
と同時に、調理器具の後片付けの時間を短縮することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の一部切欠分解斜視図
【図2】同上の流し型の縦断側面図
【図3】同上の使用状態の縦断側面図
【符号の説明】
1 流し型 2 外ケース 3 蓋 4 縦溝 5 段部 6 枠部 7 桟 8 おろし歯 9 足

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】同じ大きさの複数個の流し型と、これを隙
    間なく収納する大きさの外ケースと、上記流し型の上部
    開口縁と接して外ケースの内側に嵌まり込む蓋とから成
    り、この蓋の表面に多数の孔を設け、この孔の周縁表面
    に多数のおろし歯を形成し、外ケースの四隅に足を設
    け、この足の高さを、上記蓋の表面から外ケースの上部
    開口縁に至る高さより高く形成したことを特徴とする蒸
    し型。
JP3057592U 1992-05-11 1992-05-11 蒸し型 Expired - Lifetime JPH075774Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3057592U JPH075774Y2 (ja) 1992-05-11 1992-05-11 蒸し型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3057592U JPH075774Y2 (ja) 1992-05-11 1992-05-11 蒸し型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0591524U JPH0591524U (ja) 1993-12-14
JPH075774Y2 true JPH075774Y2 (ja) 1995-02-15

Family

ID=12307652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3057592U Expired - Lifetime JPH075774Y2 (ja) 1992-05-11 1992-05-11 蒸し型

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JPH0591524U (ja) 1993-12-14

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