JPH075763A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

Info

Publication number
JPH075763A
JPH075763A JP5171044A JP17104493A JPH075763A JP H075763 A JPH075763 A JP H075763A JP 5171044 A JP5171044 A JP 5171044A JP 17104493 A JP17104493 A JP 17104493A JP H075763 A JPH075763 A JP H075763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
toner
section
transport
conveying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5171044A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Ito
昇 伊藤
Katsuhiko Takeda
勝彦 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP5171044A priority Critical patent/JPH075763A/ja
Priority to US08/257,184 priority patent/US5682583A/en
Publication of JPH075763A publication Critical patent/JPH075763A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像装置に新たなトナーを補給した場合に、
このトナーが現像剤と混合撹拌されて十分に帯電された
状態で現像に使用され、地肌かぶりが生じたり、トナー
が現像装置から飛散することがなく、良好な画像形成が
安定して行えるようにする。 【構成】 現像剤2を現像剤供給部12と現像剤搬送部
13との間で循環させながら現像を行う現像装置におい
て、回転軸22a,23aの周囲に現像剤を搬送する搬
送羽根22b,23bと現像剤を掻き上げる掻き上げ部
材22c,23cとが設けられた搬送部材22,23
を、掻き上げ部材相互が現像剤供給部と現像剤搬送部と
を分離する隔壁15を介して対面しないようにして現像
剤供給部と現像剤搬送部とに配すると共に、隔壁の高さ
を、各掻き上げ部材によって掻き上げられた現像剤の一
部が現像剤搬送部と現像剤供給部との間で移動できる高
さにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機やプリンター
等の画像形成装置において使用される現像装置に係り、
特に、像担持体に現像剤を送る現像スリーブの軸方向に
沿って現像剤を搬送させながら現像スリーブに現像剤を
供給する現像剤供給部と、現像剤を混合撹拌させながら
現像剤を現像剤供給部と逆方向に搬送させる現像剤搬送
部とが隔壁によって分離されると共に、この現像剤搬送
部にトナーを補給するトナー補給部が設けられ、現像剤
搬送部と現像剤供給部とにおいて搬送された現像剤が上
記隔壁の両側の端部に設けられた供給口と戻し口とを通
して現像剤搬送部と現像剤供給部との間で循環するよう
になった現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機やプリンター等の画像
形成装置においては、像担持体に形成された静電潜像に
現像装置からトナーを供給して現像を行うようにしてお
り、このような現像装置としては、現像剤にトナーだけ
を使用した一成分現像方式の現像装置のほかに、トナー
とキャリアとを含む現像剤を使用した二成分現像方式の
現像装置が知られていた。
【0003】ここで、トナーとキャリアとを含む現像剤
を使用した二成分現像方式の現像装置の場合、像担持体
にトナーを供給して現像を行うと、現像剤中におけるト
ナーの濃度が次第に低下するため、現像剤中におけるト
ナー濃度がある程度低下すると、新たなトナーを補給す
ることが必要になった。
【0004】そして、このように新たなトナーを補給す
るにあたっては、現像スリーブの軸方向に沿ったライン
でトナーを補給するようにした現像装置や、図1及び図
2に示すように、現像装置のハウジング10内に隔壁1
5を設け、この隔壁15よりハウジング10内を、像担
持体1に現像剤2を送る現像スリーブ11の軸方向に沿
って現像剤2を搬送させながら現像スリーブ11に現像
剤2を供給する現像剤供給部12と、現像剤2を混合撹
拌させなが現像剤供給部と逆方向に搬送させる現像剤搬
送部13とに分離させ、この現像剤搬送部13の搬送方
向上流側にトナーを送り込むトナー補給部14を現像剤
搬送部13と連続するように設け、このトナー補給部1
4を通して新たなトナーを現像剤搬送部13に送り込む
ようにした現像装置が使用されていた。
【0005】ここで、上記のように現像スリーブの軸方
向に沿ったラインでトナーを補給する現像装置の場合、
トナーが現像スリーブの軸方向に一律に供給されるた
め、トナーを供給した際に、現像剤中におけるトナーの
濃度にむらが生じるということはないが、部分的にトナ
ーの消費が多い画像形成を行うと、その部分における現
像剤中のトナー濃度が低下し、続けて画像形成を行う
と、その部分における画像濃度が著しく低下するという
問題があった。
【0006】一方、図1及び図2に示す現像装置におい
ては、一般に上記のようにハウジング10内に高い隔壁
15を設けて、現像剤2が隔壁15を越えて現像剤供給
部12と現像剤搬送部13との間で移動しないように
し、現像剤2を現像剤搬送部13と現像剤供給部12と
において逆方向に搬送させ、このように搬送されてきた
現像剤2を隔壁15の両側の端部に設けられた供給口1
5aと戻し口15bを通して現像剤搬送部13と現像剤
供給部12との間で循環させるようにしていた。
【0007】そして、上記のようにトナー補給部14を
通して新たなトナーが補給される現像剤搬送部13内に
おいては、一般に図1及び図2に示すように、回転軸1
6aの周囲にスパイラル状になった搬送羽根16bが一
定の状態で設けられた搬送部材16を配し、この搬送部
材16を回転させて現像剤2を混合撹拌させながら搬送
させ、このように搬送されてきた現像剤2を上記の隔壁
15の一端に設けられた供給口15aを通して現像剤供
給部13に送り込むようにしていた。
【0008】また、このように現像剤2が送り込まれる
現像剤供給部12内においては、一般に図1及び図2に
示すように、回転軸17aの周囲に搬送羽根17bと現
像剤2を掻き上げる掻き上げ部材17cが設けられたバ
ケットローラからなる搬送部材17を設け、この搬送部
材17を回転させて、送り込まれてきた現像剤2を現像
剤搬送部13とは逆方向に搬送させると共に、この現像
剤2の一部を内部にマグネットローラ18が設けられた
現像スリーブ11に供給し、この現像スリーブ11によ
って現像剤2を像担持体2に導き、像担持体2にトナー
を供給して現像を行うと共に、上記のように現像剤搬送
部13とは逆方向に搬送されてきた現像剤2を上記隔壁
15の他端に設けられた戻し口15bを通して現像剤搬
送部13に戻し、現像剤2を現像剤搬送部13と現像剤
供給部12との間で循環させるようにしていた。
【0009】そして、上記のように現像スリーブ11に
より現像剤2を像担持体1に導き、像担持体1にトナー
を供給して現像を行った結果、現像剤2中におけるトナ
ーの濃度が低下した場合には、上記のように現像剤搬送
部13の搬送方向上流側に現像剤搬送部13と連続する
ように設けられたトナー補給部14を通してトナーを現
像剤搬送部13に導き、このトナーを戻し口15bを通
して現像剤搬送部13に戻されてきた現像剤2と一緒に
して上記の搬送部材16により現像剤2と混合撹拌させ
ながら搬送させるようにしていた。
【0010】しかし、このように新たに補給されたトナ
ーをトナー補給部14を通して現像剤搬送部13に導
き、このトナーを現像剤搬送部13における現像剤2と
混合させた場合、新たにトナーが補給された部分におけ
る現像剤2のトナー濃度だけが高くなり、現像剤2中に
おけるトナー濃度にむらが生じると共に、新たにトナー
が補給されてトナー濃度が高くなった現像剤2中におけ
るトナーが十分に帯電されなくなり、帯電不良の状態で
トナーが現像剤供給部12に送り込まれ、このような帯
電不良トナーが現像スリーブ11に供給されて現像に使
用された結果、地肌かぶりが生じたり、またこのような
帯電不良トナーが現像装置から飛散して画像形成装置内
が汚れたりするという問題があった。
【0011】また、上記のように新たに補給されたトナ
ーを現像剤搬送部13内において十分に帯電させるた
め、現像剤搬送部13内に設けられた搬送部材16によ
って現像剤2を撹拌させる撹拌条件を強くすることが検
討されたが、このように搬送部材16による現像剤2の
撹拌条件を強くすると、この撹拌によって現像剤2が劣
化したり、搬送部材16に大きな負担がかかる等の新た
な問題が生じた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、像担持体
に現像剤を送る現像スリーブの軸方向に沿って現像剤を
搬送させながら現像スリーブに現像剤を供給する現像剤
供給部と、現像剤を混合撹拌させながら現像剤を現像剤
供給部と逆方向に搬送させる現像剤搬送部とが隔壁によ
って分離されると共に、この現像剤搬送部にトナーを補
給するトナー補給部が設けられ、現像剤搬送部と現像剤
供給部とにおいて搬送された現像剤が上記隔壁の両側の
端部に設けられた供給口と戻し口とを通して現像剤搬送
部と現像剤供給部との間で循環するようになった現像装
置における上記のような問題を解決することを課題とす
るものである。
【0013】すなわち、この発明は、上記のような現像
装置において、トナー補給部から現像剤搬送部内にトナ
ーを補給し、このように補給されたトナーを現像剤搬送
部内において現像剤と混合撹拌させながら搬送させるに
あたり、現像剤中におけるトナー濃度が部分的に高くな
って、新たに補給されたトナーに帯電不良が生じたりす
るということがなく、また新たに補給されたトナーを十
分に帯電させるにあたって現像剤が劣化するということ
もなく、新たに補給されたトナーが十分に帯電された状
態で現像に用いられるようになり、地肌かぶりが生じた
り、トナーが現像装置から飛散して画像形成装置内が汚
れたりするということがなく、良好な画像形成が安定し
て行えるようにすることを課題とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明においては、上
記のような課題を解決するため、像担持体に現像剤を送
る現像スリーブの軸方向に沿って現像剤を搬送させなが
ら現像スリーブに現像剤を供給する現像剤供給部と、現
像剤を混合撹拌させながら現像剤を現像剤供給部と逆方
向に搬送させる現像剤搬送部とが隔壁によって分離され
ると共に、この現像剤搬送部にトナーを補給するトナー
補給部が設けられ、現像剤搬送部と現像剤供給部とにお
いて搬送された現像剤が上記隔壁の両側の端部に設けら
れた供給口と戻し口とを通して現像剤搬送部と現像剤供
給部との間で循環するようになった現像装置において、
上記の現像剤供給部と現像剤搬送部内において現像剤を
搬送させる搬送部材として、回転軸の周囲に現像剤を搬
送させる搬送羽根と現像剤を掻き上げる掻き上げ部材と
が設けられたものを用い、これらの各搬送部材に設けら
れた掻き上げ部材相互が隔壁を介して対向する位置で対
面しないようにして、各搬送部材を現像剤供給部と現像
剤搬送部とに配すると共に、上記隔壁の高さを、各搬送
部材に設けられた掻き上げ部材によって掻き上げられた
現像剤の一部が現像剤搬送部と現像剤供給部との間で移
動できる高さにしたのである。
【0015】
【作用】この発明における現像装置においては、現像剤
搬送部及び現像剤供給部内に設けられた上記の各搬送部
材を回転させ、各搬送部材に設けられた掻き上げ部材に
よって現像剤を掻き上げながら、各搬送部材に設けられ
た搬送羽根によって現像剤を現像剤搬送部と現像剤供給
部とで逆方向に搬送させるようになっている。
【0016】そして、現像剤搬送部内における現像剤を
上記のように搬送部材に設けられた搬送羽根によって搬
送し、このように搬送されてきた現像剤を隔壁の一方の
端部に設けられた供給口を通して現像剤供給部に送り込
むようにすると共に、上記のように搬送部材に設けられ
た掻き上げ部材によって掻き上げられた現像剤の一部を
隔壁を越えて現像剤供給部に送り込むようになってい
る。
【0017】一方、現像剤供給部においては、上記のよ
うに搬送部材に設けられた搬送羽根によって現像剤を現
像剤搬送部とは逆方向に搬送させて、隔壁の他方の端部
に設けられた戻し口から現像剤を現像剤搬送部に戻し、
現像剤を現像剤搬送部と現像剤供給部との間で循環させ
ると共に、搬送部材に設けられた掻き上げ部材によって
掻き上げられた現像剤の一部を現像スリーブに供給し、
この現像スリーブにより現像剤を像担持体に導き、像担
持体にトナーを供給して現像を行うと共に、上記の掻き
上げ部材によって掻き上げられた現像剤の一部を上記隔
壁を越えて現像剤搬送部に送り込むようになっている。
【0018】そして、上記のように像担持体にトナーを
供給して現像を行った結果、現像剤中におけるトナーの
濃度が低下した場合には、前記のトナー補給部から新た
なトナーを現像剤搬送部に補給するようになっている。
【0019】ここで、このように現像剤搬送部に新たな
トナーを補給すると、補給されたトナーは現像剤搬送部
における現像剤と上記の搬送部材によって混合撹拌され
ながら搬送されるようになり、またこのようにトナーが
補給されてトナー濃度が高くなった現像剤が混合撹拌さ
れながら搬送される途中において、上記の掻き上げ部材
による掻き上げによりトナー濃度の高くなった現像剤の
一部が隔壁を越えて現像剤供給部に送り込まれる一方、
現像剤供給部において現像に使用されてトナーが消費さ
れトナー濃度が低くなった現像剤の一部が上記の掻き上
げ部材による掻き上げによって隔壁を越えて現像剤搬送
部に送り込まれるようになる。
【0020】そして、このようにトナーが補給されてト
ナー濃度が高くなった現像剤の一部が現像剤搬送部から
隔壁を越えて現像剤供給部に送り込まれる一方、トナー
が消費されてトナー濃度が低くなった現像剤の一部が現
像剤供給部から隔壁を越えて現像剤搬送部に送り込まれ
てトナー濃度が高くなった現像剤と混合されると、新た
にトナーが補給された部分における現像剤のトナー濃度
だけが高くなって濃度むらが生じるということがなく、
補給されたトナーが現像剤搬送部において現像剤と混合
撹拌されながら搬送させる途中において現像剤中に十分
に分散され、補給されたトナーが現像剤と十分に混合撹
拌されて帯電されるようになる。
【0021】また、この発明における現像装置において
は、前記のように現像剤供給部と現像剤搬送部とに設け
られた各搬送部材における掻き上げ部材相互が隔壁を介
して対向する位置で対面しないようにしているため、上
記のように各搬送部材に設けられた掻き上げ部材によっ
て掻き上げられた現像剤の一部を現像剤供給部と現像剤
搬送部との間で隔壁を越えて相互に送り込む際に、他方
の搬送部材に設けられた掻き上げ部材によって現像剤の
送り込みが邪魔されるということがなく、掻き上げ部材
によって掻き上げられた現像剤の一部が現像剤供給部と
現像剤搬送部との間で隔壁を越えてうまく送り込まれる
ようになる。
【0022】さらに、上記のように現像剤搬送部に新し
いトナーを補給した場合において、補給されたトナーが
直ぐに現像剤搬送部に設けられた搬送部材の掻き上げ部
材により掻き上げられ、十分に帯電されていない状態で
現像剤搬送部から隔壁を越えて現像剤供給部に送り込ま
れたとしても、現像剤供給部と現像剤搬送部とに設けら
れた各搬送部材における掻き上げ部材相互が隔壁を介し
た位置で対面していないため、上記のように送り込まれ
たトナーが現像剤供給部における搬送部材の掻き上げ部
材に直接供給されて現像スリーブに導かれるということ
がなく、十分に帯電されていないトナーが現像スリーブ
に供給されて現像に使用されるということがない。
【0023】
【実施例】以下、この発明の実施例に係る現像装置を添
付図面に基づいて具体的に説明する。
【0024】この実施例に係る現像装置においても、図
3に示すように、図1に示した従来の現像装置と同様
に、内部にマグネットローラ18が設けられた現像スリ
ーブ11を像担持体1と対向するようにしてハウジング
10の開口部分に回転可能に設けると共に、このハウジ
ング10内に現像スリーブ11の軸方向に沿って隔壁1
5を設け、この隔壁15によってハウジング10内を現
像スリーブ11の軸方向に沿って現像剤2を搬送させな
がら現像スリーブ11に現像剤2を供給する現像剤供給
部12と、現像剤2を混合撹拌させながら現像剤供給部
12と逆方向に現像剤2を搬送させる現像剤搬送部13
とに分離させるようにした。
【0025】また、この実施例に係る現像装置において
は、図4に示すように、図2に示した従来の現像装置と
同様に、上記の現像剤搬送部13における現像剤2の搬
送方向上流側において、トナーを補給するトナー補給部
14を現像剤搬送部13と連続するように設け、トナー
ボトル(図示せず)等から補給された新たなトナーをこ
のトナー補給部14を通して現像剤搬送部13に送り込
むようにした。
【0026】そして、この実施例における現像装置にお
いては、現像剤供給部12と現像剤搬送部13とにおい
て現像剤2を搬送させる搬送部材22,23として、そ
れぞれ回転軸22a,23aの周囲に現像剤2を搬送さ
せる搬送羽根22b,23bと現像剤2を掻き上げる掻
き上げ部材22c,23cとが設けられたものを用いる
ようにし、またこれらの搬送部材22,23を現像剤供
給部12と現像剤搬送部13とに配するにあたっては、
隔壁15を介して対向する位置において、各搬送部材2
2,23に設けられた掻き上げ部材22c,23c相互
が対面しないようにして、各搬送部材22,23を現像
剤供給部12と現像剤搬送部13とに配するようにし
た。
【0027】また、上記のように現像剤供給部12と現
像剤搬送部13とを分離させる隔壁15においては、図
2に示した従来の現像装置と同様に、その一方の端部に
現像剤搬送部13から現像剤供給部12に現像剤2を供
給する供給口15aを設けると共に、他方の端部に現像
剤供給部12から現像剤搬送部13に現像剤2を戻す戻
し口15bを設けるようにした。
【0028】ここで、この実施例における現像装置にお
いては、図3に示すように、隔壁15の高さを、各搬送
部材22,23に設けられた掻き上げ部材22c,23
cによって掻き上げられた現像剤2の一部が現像剤搬送
部13と現像剤供給部12との間で移動できる高さにす
ると共に、上記ハウジング10の蓋部10aに下り壁1
0bを上記隔壁15と所定間隔を介して対向するように
一体に設けるようにした。
【0029】そして、この下り壁10bと隔壁15との
間の開口部分を通して、上記のように各掻き上げ部材2
2c,23cによって掻き上げられた現像剤2の一部を
現像剤搬送部13と現像剤供給部12との間で移動させ
るようにし、また掻き上げ部材22c,23cによって
掻き上げられた現像剤2が飛翔して必要以上に現像剤搬
送部13と現像剤供給部12との間で移動するのを上記
の下り壁10bによって防止するようにした。なお、上
記隔壁15の高さは、搬送部材22,23に設けられた
掻き上げ部材22c,23cによって掻き上げられた現
像剤2の一部が現像剤搬送部13と現像剤供給部12と
の間で移動できるようにするため、一般に各搬送部材2
2,23の軸心位置を結ぶ線から各搬送部材22,23
の半径の1/3上方の高さより低くした。一方、この隔
壁15と対向するようにして設ける下り壁10bにおい
ては、掻き上げ部材22c,23cによって掻き上げら
れた現像剤2が飛翔して必要以上に現像剤搬送部13と
現像剤供給部12との間で移動するのを防止するため、
その下端が一般に各搬送部材22,23の軸心位置を結
ぶ線から各搬送部材22,23の半径の1/3上方の位
置より上に位置するようにした。
【0030】そして、この実施例における現像装置にお
いて、像担持体1に形成された静電潜像にトナーを供給
して現像を行うにあたっては、現像剤供給部12と現像
剤搬送部13とに設けられた各搬送部材22,23をそ
れぞれ回転軸22a,23aを介して回転させ、各搬送
部材22,23に設けられた搬送羽根22b,23bに
よって現像剤搬送部13と現像剤供給部12とにおける
現像剤2を現像剤搬送部13と現像剤供給部12とで逆
方向に搬送させると共に、各搬送部材22,23に設け
られた掻き上げ部材22c,23cによって現像剤搬送
部13と現像剤供給部12とにおける現像剤2を掻き上
げるようにした。
【0031】そして、上記のように現像剤搬送部13に
おいて搬送されてきた現像剤2を隔壁15の一方の端部
に設けられた供給口15aを通して現像剤供給部12に
送り込むと共に、この現像剤搬送部13内において上記
のように掻き上げられた現像剤2の一部を隔壁15と下
り壁10bとの間の開口部分から現像剤供給部12に送
り込むようにした。
【0032】一方、現像剤供給部12においては、上記
のように現像剤搬送部13とは逆方向に搬送されてきた
現像剤2を隔壁15の他方の端部に設けられた戻し口1
5bから現像剤搬送部13に戻し、現像剤2を現像剤搬
送部13と現像剤供給部12との間で循環させると共
に、上記のように現像剤供給部12内において掻き上げ
られた現像剤2の一部を現像スリーブ11に供給し、こ
のように供給された現像剤2を現像スリーブ11の回転
によって像担持体1に導き、像担持体1にトナーを供給
して現像を行うと共に、隔壁15側において掻き上げら
れた現像剤2の一部を隔壁15と下り壁10bとの間の
開口部分から現像剤搬送部13に送り込むようにした。
【0033】そして、上記のように像担持体1にトナー
を供給して現像を行った結果、現像剤2中におけるトナ
ーの濃度が低下すると、現像剤搬送部13における現像
剤2の搬送方向上流側において現像剤搬送部13と連続
するようにして設けられたトナー補給部14にトナーボ
トル(図示せず)等から新たなトナーを供給し、このよ
うに供給されたトナーをトナー補給部14を通して現像
剤搬送部13に送り込むようにした。
【0034】このようにして現像剤搬送部13に新たな
トナーを補給すると、補給されたトナーは現像剤搬送部
13における現像剤2と上記の搬送部材23によって混
合撹拌されながら搬送されると共に、このように搬送さ
れる途中において、トナーが補給されてトナー濃度が高
くなった現像剤2が上記の掻き上げ部材23cにより掻
き上げられ、トナー濃度の高くなった現像剤2の一部が
上記のように隔壁15と下り壁10bとの間の開口部分
から現像剤供給部12に送り込まれると共に、現像剤供
給部12内においてトナーが現像に使用されてトナー濃
度が低くなった現像剤2が上記の搬送部材22における
掻き上げ部材22cによって掻き上げられ、トナー濃度
の低くなった現像剤2の一部が上記のように隔壁15と
下り壁10bとの間の開口部分から現像剤搬送部13に
送り込まれるようになった。
【0035】そして、このようにトナーが補給されてト
ナー濃度が高くなった現像剤2とトナーが現像に使用さ
れてトナー濃度が低くなった現像剤2とが、隔壁15と
下り壁10bとの間の開口部分を通して現像剤搬送部1
3と現像剤供給部12の間で移動することにより、トナ
ーが補給されてトナー濃度が高くなった現像剤2が現像
剤搬送部13において混合撹拌されながら搬送される途
中において十分に分散されて、現像剤2中におけるトナ
ー濃度が均一化し、補給されたトナーが現像剤2と十分
に混合撹拌されて帯電されるようになった。
【0036】また、この実施例における現像装置におい
ては、現像剤供給部12と現像剤搬送部13とに各搬送
部材22,23を設けるにあたり、前記のように各搬送
部材22,23における掻き上げ部材22c,23c相
互が隔壁15を介して対向する位置で対面しないように
したため、各掻き上げ部材22c,23cによって掻き
上げられた現像剤2の一部を現像剤供給部12と現像剤
搬送部13との間で相互に移動させる際に、それぞれの
搬送部材22,23に設けられた掻き上げ部材22c,
23cによって現像剤2の送り込みが邪魔されるという
ことがなく、それぞれの掻き上げ部材22c,23cに
よって掻き上げられた現像剤2の一部が現像剤供給部1
2と現像剤搬送部13との間でうまく移動された。
【0037】さらに、上記のように現像剤搬送部13に
新しいトナーを補給した場合において、補給されたトナ
ーが直ぐに現像剤搬送部13に設けられた搬送部材23
の掻き上げ部材23cにより掻き上げられ、十分に帯電
されていない状態で現像剤搬送部13から隔壁15と下
り壁10bとの間の開口部分を通して現像剤供給部12
に送り込まれたとしても、このように十分に帯電されて
いないトナーが現像剤供給部12における搬送部材22
の掻き上げ部材22cに直接供給されるということがな
く、十分に帯電されていないトナーがこの掻き上げ部材
22cにより直ぐに現像スリーブ11に供給されて現像
に使用されるということがなかった。
【0038】次に、この実施例の現像装置と、図1及び
図2に示した従来の現像装置とにおいて、それぞれトナ
ー補給部14から現像剤搬送部13に新たなトナーを送
り込み、それぞれの現像剤搬送部13内の現像剤2中に
おけるトナーの濃度の経時変化を調べた。
【0039】ここで、現像剤2中におけるトナー濃度の
経時変化を調べるにあたっては、各現像装置における現
像剤搬送部13内において、戻し口15b近傍における
現像剤2の搬送方向上流側の位置と、中央部の位置と、
供給口15a近傍における現像剤2の搬送方向下流側の
位置との3カ所で、それぞれ現像剤2中におけるトナー
濃度の経時変化を測定し、現像剤の搬送方向上流側の位
置におけるトナー濃度の経時変化を実線で、中央部の位
置におけるトナー濃度の経時変化を破線で、現像剤の搬
送方向下流側の位置におけるトナー濃度の経時変化を一
点鎖線で表すようにし、この実施例の現像装置を用いた
場合の結果を図5に、従来の現像装置を用いた場合の結
果を図6に示した。
【0040】図5及び図6の結果から明らかなように、
この実施例における現像装置においては、トナー補給部
14から現像剤搬送部13に新たなトナーを送り込んだ
後、速やかに現像剤搬送部13内における現像剤2中の
トナー濃度が均一になったのに対して、従来の現像装置
においては、トナーが補給された現像剤2が現像剤搬送
部13と現像剤供給部12との間を何度か循環した後で
なければ、現像剤搬送部13内における現像剤2中のト
ナー濃度が均一にならず、補給されたトナーが現像剤2
中に均一に分散されるのに多くの時間が必要であった。
【0041】このため、この実施例における現像装置に
おいては、新たにトナーが補給された場合においても、
従来の現像装置のように新たにトナーが補給された部分
における現像剤2のトナー濃度だけが高くなって、現像
剤2中におけるトナー濃度にむらが生じるということが
少なく、新たに補給されたトナーが素速く現像剤2中に
分散されて、現像剤2中におけるトナー濃度が速やかに
均一化し、補給されたトナーが現像剤2と十分に混合撹
拌されて十分に帯電されるようになった。
【0042】なお、この実施例における現像装置におい
ては、トナーを補給するトナー補給部14を上記のよう
に現像剤搬送部13における現像剤2の搬送方向上流側
において現像剤搬送部13と連続するように設け、トナ
ーボトル等から補給された新たなトナーをこのトナー補
給部14を通して現像剤搬送部13の搬送方向上流側に
送り込むようにしたが、トナー補給部14はこのような
ものに限定されず、例えば、図7に示す現像装置のよう
に、現像剤搬送部13にトナーを補給するトナー補給部
14を現像剤搬送部13の長手方向に沿って現像剤供給
部12と反対側に設け、このトナー補給部14から現像
剤搬送部13にトナーを一律にラインで補給するように
しても良い。
【0043】そして、このようにトナー補給部14から
現像剤搬送部13にトナーを一律にラインで補給した場
合においても、上記のようにトナーが補給されてトナー
濃度が高くなった現像剤2とトナーが現像に使用されて
トナー濃度が低くなった現像剤2とが、隔壁15と下り
壁10bとの間の開口部分を通して現像剤搬送部13と
現像剤供給部12の間で移動し、補給されたトナーが現
像剤2中に十分に分散されて混合撹拌されるようにな
り、これにより補給されたトナーが十分に帯電されるよ
うになった。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明に係る現
像装置においては、現像剤を現像剤搬送部と現像剤供給
部との間で循環させながら搬送させ、現像剤供給部にお
いて現像剤を現像スリーブに供給して現像を行った結
果、現像剤中におけるトナーの濃度が低下した場合に、
トナー補給部から現像剤搬送部にトナーを補給し、補給
されたトナーを現像剤搬送部における現像剤と搬送部材
によって混合撹拌させながら搬送させる途中において、
トナーが補給されてトナー濃度が高くなった現像剤を上
記搬送部材における掻き上げ部材により掻き上げ、この
現像剤の一部を隔壁を越えて現像剤供給部に送り込むよ
うにすると共に、現像剤供給部においてトナーが現像に
使用されてトナー濃度が低くなった現像剤を、現像剤供
給部に設けられた搬送部材における掻き上げ部材によっ
て掻き上げ、この現像剤の一部を隔壁を越えて現像剤搬
送部に送り込むようにしたため、補給されたトナーが現
像剤搬送部において現像剤と混合撹拌されながら搬送さ
れる途中において、このトナーが十分に現像剤中に分散
されて、現像剤中におけるトナー濃度が均一化し、補給
されたトナーが現像剤と十分に混合撹拌されて帯電され
るようになった。
【0045】また、この発明に係る現像装置において
は、現像剤供給部と現像剤搬送部とに設けられた各搬送
部材における掻き上げ部材相互が隔壁を介して対向する
位置で対面しないようにしているため、上記のように現
像剤搬送部に新しいトナーを補給した場合において、補
給されたトナーが直ぐに現像剤搬送部に設けられた搬送
部材の掻き上げ部材により掻き上げられ、十分に帯電さ
れていない状態で現像剤搬送部から隔壁を越えて現像剤
供給部に送り込まれたとしても、送り込まれたトナーが
現像剤供給部における搬送部材の掻き上げ部材に直接供
給されて現像スリーブに導かれるということがなく、十
分に帯電されていないトナーが現像スリーブに供給され
て現像に使用されるということもなかった。
【0046】この結果、この発明における現像装置にお
いては、上記のようにトナー補給部からトナーを補給し
た場合に、従来の現像装置のように現像剤中におけるト
ナーの濃度が部分的に高くなったり、新たに補給された
トナーが十分に帯電されずに現像に用いられるというこ
とがなく、また新たに補給されたトナーを十分に帯電さ
せるために現像剤が劣化するということもなく、新たに
補給されたトナーが現像剤と十分に混合撹拌されて十分
に帯電された状態で現像に用いられるようになり、地肌
かぶりが生じたり、トナーが現像装置から飛散して画像
形成装置内が汚れたりするということがなく、良好な画
像形成が安定して行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の現像装置の内部を側面側から見た状態を
示した概略断面図である。
【図2】従来の現像装置の内部を上面側から見た状態を
示した概略断面図である。
【図3】この発明の実施例における現像装置の内部を側
面側から見た状態を示した概略断面図である。
【図4】この発明の実施例における現像装置の内部を上
面側から見た状態を示した概略断面図である。
【図5】この発明の実施例における現像装置において、
トナー補給部から現像剤搬送部に新たなトナーを送り込
み、現像剤搬送部内における現像剤中のトナー濃度の経
時変化を調べた結果を示した説明図である。
【図6】図1及び図2に示した従来の現像装置におい
て、トナー補給部から現像剤搬送部に新たなトナーを送
り込み、現像剤搬送部内における現像剤中のトナー濃度
の経時変化を調べた結果を示した説明図である。
【図7】この発明の他の実施例における現像装置の内部
を側面側から見た状態を示した概略断面図である。
【符号の説明】
1 像担持体 2 現像剤 11 現像スリーブ 12 現像剤供給部 13 現像剤搬送部 14 トナー補給部 15 隔壁 15a 供給口 15b 戻し口 22,23 搬送部材 22a,23a 回転軸 22b,23b 搬送羽根 22c,23c 掻き上げ部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体に現像剤を送る現像スリーブの
    軸方向に沿って現像剤を搬送させながら現像スリーブに
    現像剤を供給する現像剤供給部と、現像剤を混合撹拌さ
    せながら現像剤を現像剤供給部と逆方向に搬送させる現
    像剤搬送部とが隔壁によって分離されると共に、この現
    像剤搬送部にトナーを補給するトナー補給部が設けら
    れ、現像剤搬送部と現像剤供給部とにおいて搬送された
    現像剤が上記隔壁の両側の端部に設けられた供給口と戻
    し口とを通して現像剤搬送部と現像剤供給部との間で循
    環するようになった現像装置において、上記の現像剤供
    給部と現像剤搬送部内において現像剤を搬送させる搬送
    部材として、回転軸の周囲に現像剤を搬送させる搬送羽
    根と現像剤を掻き上げる掻き上げ部材とが設けられたも
    のを用い、これらの各搬送部材に設けられた掻き上げ部
    材相互が隔壁を介して対向する位置で対面しないように
    して、各搬送部材を現像剤供給部と現像剤搬送部とに配
    すると共に、上記隔壁の高さを、各搬送部材に設けられ
    た掻き上げ部材によって掻き上げられた現像剤の一部が
    現像剤搬送部と現像剤供給部との間で移動できる高さに
    したことを特徴とする現像装置。
JP5171044A 1993-06-10 1993-06-16 現像装置 Pending JPH075763A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5171044A JPH075763A (ja) 1993-06-16 1993-06-16 現像装置
US08/257,184 US5682583A (en) 1993-06-10 1994-06-08 Developing device for mixing and supplying developer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5171044A JPH075763A (ja) 1993-06-16 1993-06-16 現像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH075763A true JPH075763A (ja) 1995-01-10

Family

ID=15916053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5171044A Pending JPH075763A (ja) 1993-06-10 1993-06-16 現像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH075763A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09288412A (ja) 現像装置
JPH0134379B2 (ja)
JP4192406B2 (ja) 現像装置
JPH11143192A (ja) 現像装置
JPH11202626A (ja) 現像装置
JP3049860B2 (ja) 現像装置
JPH08220887A (ja) 現像装置
JPH11133710A (ja) 現像装置
JPH075763A (ja) 現像装置
JPH10123817A (ja) 現像装置
JPH06348125A (ja) 現像装置
JP3010987B2 (ja) 現像装置
JPH11174800A (ja) 現像装置
JPH07253711A (ja) 現像装置
JPH07253712A (ja) 現像装置
JPH0316026B2 (ja)
JPH066380Y2 (ja) 電子写真装置の現像装置
JP3522661B2 (ja) 現像装置
JP2001042617A (ja) 画像形成装置における現像装置
JPH07114257A (ja) 現像装置
JPS6318374A (ja) 現像装置
JPH04134469A (ja) 現像装置
JP2541754Y2 (ja) 現像装置
JPH10177293A (ja) 電子写真装置の現像装置
JPH06314021A (ja) 現像装置