JPH075743A - 接触帯電装置 - Google Patents

接触帯電装置

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JPH075743A
JPH075743A JP14493693A JP14493693A JPH075743A JP H075743 A JPH075743 A JP H075743A JP 14493693 A JP14493693 A JP 14493693A JP 14493693 A JP14493693 A JP 14493693A JP H075743 A JPH075743 A JP H075743A
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JP
Japan
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compd
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charging
graphite
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JP14493693A
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English (en)
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Masaaki Takenaka
正明 竹中
Naoki Shirai
直樹 白井
Takuji Shibuya
卓史 渋谷
Kimio Nakahata
公生 中畑
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Canon Inc
Canon Chemicals Inc
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Canon Inc
Canon Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接触帯電の使用に伴う帯電むらの発生を抑制
するために、帯電部材表面へのトナーを紙粉の固着を防
止する。 【構成】 電圧を印加した帯電部材3を被帯電体1表面
に接触させて被帯電体1面を帯電する接触帯電装置にお
いて、前記帯電部材3と被帯電体1面の接触部位にフッ
化グラファイト微粒子17を存在させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置や静電記
録装置等に使用される接触帯電装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真や静電記録等の作像プロセス
は、電子写真感光体や静電記録誘電体等の像担持体(被
帯電体)面に電荷を供給して一定電位に均一に帯電する
工程を含んでいる。
【0003】従来、被帯電体面を均一に帯電処理する手
段としてはコロトロンやスコロトロン等のコロナ放電器
が広く用いられている。コロナ放電器は構造が比較的単
純で、被接触帯電器であるため性能が安定しており、帯
電むらが少ないという利点があるものの、高価な高圧電
源を必要とし、さらにコロナ放電に伴うオゾン発生量が
多いという欠点がある。
【0004】そこで、近年は問題点の多いコロナ放電器
の代りに帯電部材を被帯電体表面に接触させて帯電させ
る接触帯電器の採用が検討されている。
【0005】前記接触帯電器は、電源により電圧(例え
ば1〜2KV程度の直流電圧、あるいは直流電圧と交流
電圧の重畳電圧等)を印加した導電性部材(帯電部材)
を被帯電体表面に接触させることにより、被帯電体面に
電荷を直接的に供給して該被帯電体面を所定の電位に帯
電させるものである。
【0006】前記接触帯電器としては種々の提案がなさ
れており、例えばブラシ帯電器(特開昭59−2248
69号)、ローラ帯電器(特開昭56−91253
号)、ブレード帯電器(特開昭56−194349号、
同60−147756号)などが挙げられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記接触帯電器はオゾ
ンの発生量がコロナ放電器と比較して著しく少ないとい
う利点があるものの、接触の信頼性が低く、帯電むらが
発生しやすいという欠点がある。帯電むらの発生原因と
しては種々のものがあるが、使用に伴ってトナーや紙粉
が帯電部材表面に固着することにより、帯電部材表面が
機械的及び電気的に不均質化する現象が最も重要であ
る。
【0008】
【発明の目的】本発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、接触帯電器の使用に伴う帯電むらの発生を
抑制するために、帯電部材表面へのトナーや紙粉の固着
を防止する方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、電圧を印加し
た帯電部材を被帯電体表面に接触させて被帯電体面を帯
電する接触帯電装置において、前記帯電部材と被帯電体
面の接触部位に層間化合物微粒子を存在させることを特
徴とする接触帯電装置である。
【0010】また、本発明は上記の接触帯電法におい
て、層間化合物微粒子の粒子径が100μm以下である
こと、層間化合物微粒子が前記帯電部材表面に塗布され
ていること、および帯電部材が被帯電体に対して面移動
しない固定式の帯電部材であること、層間化合物がグラ
ファイト層間化合物であること、およびグラファイト層
間化合物がフッ化グラファイトであることを特徴とする
接触帯電装置である。
【0011】
【作用】層間化合物は、天然または人工的なグラファイ
ト結晶などに代表される層状構造を有する結晶の層間に
各種のハロゲン系化合物、アルカリ金属またはその化合
物および各種の酸などを挿入することにより合成され
る。層間化合物の中でも、グラファイト層間化合物はそ
の特異な性質が注目され、多くの研究が行われてきた。
【0012】本発明では層間化合物の種類を限定するも
のではないが、通常はグラファイト層間化合物が使用さ
れる。グラファイト層間化合物の合成に使用されるグラ
ファイトの種類としては、グラファイトだけでなく、グ
ラファイト結晶を含有するものであれば何であっても良
く、例えば炭素繊維がカーボンブラック等も使用でき
る。
【0013】本発明においてはグラファイト層管化合物
の一種であるフッ化グラファイトの使用が特に好適であ
る。
【0014】本発明で用いるフッ化グラファイトは表面
エネルギーが低く、高度の潤滑性を有する物質である。
フッ化グラファイトはフッ化黒鉛またはフッ化カーボン
とも呼ばれ、通常炭素とフッ素との直接反応によって得
られる。その化学構造は通常(C2F)nまたは(CF)
nなどで表現されるが、CとFの比率は上記分子式に限
定されるものではない。
【0015】上記フッ化グラファイト微粒子の微量を塗
布した図2に示す帯電ブレードを、図1に示す電子写真
複写装置に取り付けた場合、高温高湿下で数千枚の用紙
に印字する耐久試験を行なっても、トナーや紙粉の固着
が全く観測されず、また、帯電むらによる画像上の縦ス
ジも発生しないという効果を示す。
【0016】さらに、上記フッ化グラファイト微粒子を
帯電部材表面に塗布したことによる画質の劣化も観測さ
れないが、これはフッ化グラファイトの比抵抗が1010
Ω・cm程度と比較的低いため、帯電部材から被帯電体
面への電荷移動を妨害しないことによるものである。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0018】図1は本発明の接触帯電装置を採用するの
に適した電子写真複写装置の一例であって、プロセスカ
ートリッジ着脱型の構成略図である。
【0019】図において、1は支軸2を中心に矢示A方
向に所定の周速度で回転駆動される像担持体としてのド
ラム型電子写真感光体(以下、感光体と略記する)であ
る。3は該感光体の周面を均一帯電する手段としての接
触帯電器の一例である。4は帯電用の高圧電源であり、
リード線および支持部材を介して接触帯電器3に電圧が
印加される。9は光像露光手段としての短焦点レンズア
レイ、6は現像装置、8は転写装置、13は不図示の給
紙部より1枚宛搬送された転写材を感光体1の回転と同
期どりして感光体1と転写装置8との間に給送するタイ
ミングローラ、14はタイミングローラ13と転写装置
8との間に配設した転写材ガイド部材、12は感光体1
と転写装置8との間を通過して像転写を受けた転写材P
を不図示の定着装置へ導入する搬送装置、5は像転写後
の感光体1面を浄化するクリーニング装置である。
【0020】本例の装置は感光体1・接触帯電ブレード
3・現像装置6・クリーニング装置5の4つのプロセス
機器についてそれ等を互いに所定の配置関係をもって一
括して組込んだプロセスカートリッジ7として構成され
ており、該カートリッジ7は複写装置本体内に支持レー
ル10、11に沿って挿入装着することができ、逆に複
写装置本体外へ抜き外し自在である。
【0021】プロセスカートリッジ7を複写装置本体内
に十分に挿入して装着することにより、複写装置本体側
とプロセスカートリッジ7側とが機械的・電気的に相互
カップリングし、複写装置として作動可能状態となる。
【0022】感光体1は回転過程でその周面が接触帯電
器3により順次に均一帯電され、次いで光像露光手段9
の位置を通過して光像露光L(原画像のスリット露光)
を順次に受けることにより露光光像パターンに対応して
静電潜像が順次に形成されていく。15は光像露光手段
9に対応するカートリッジハウジング壁部材に開口させ
た光透過窓孔部を示す。
【0023】感光体1面の形成潜像は次いで現像装置6
により順次にトナー画像として現像され、その感光体面
のトナー画像が転写装置にて該転写装置8と感光体1と
の間に給送された転写材P面に転写される。
【0024】転写装置8を通過して像転写を受けた転写
材Pは感光体1面から順次に分離され、搬送装置12で
不図示の定着装置へ導入されて像定着を受け、画像形成
物として出力される。
【0025】つぎに、上記接触帯電ブレードについて図
2に基づいて説明する。接触帯電ブレードは、帯電部材
が被帯電体に対して面移動しない固定された接触帯電器
である。
【0026】3は感光体1の周面を均一帯電するための
接触帯電ブレードの総括符号である。3aおよび3bを
合わせた部分が感光体1の面に接触する導電性の帯電部
材であり、3dは上記帯電部材の導電性支持部材であ
る。支持部材3dは絶縁性の不動部材16に固定支持さ
れている。また、支持部材3dはリード線を介して高圧
電源4に接続されている。3cは帯電部材を支持部材3
dに固定するともに、電気的な導通路ともなる導電性接
着剤である。
【0027】上記帯電部材は複数の層により構成されて
おり、感光体1面に所定の押圧力をもって圧接されてい
る。帯電部材を構成する層数、材質および形状等は限定
されるものではなく、図2はその一例を示すに過ぎな
い。図2によれば、帯電部材を構成する層のうち、3a
は表皮層、3bは基材層であり、それぞれ異なる体積抵
抗値を有している。また表皮層3aは感光体1との摩擦
係数が低い材料により形成されている。基材層3bはゴ
ムなどの軟質重合体により形成されており、低い押圧力
であっても感光体1と帯電部材との均一な当接が確保で
きる。上記表皮層3aおよび基材層3bにはそれぞれ導
電性を付与するための導電性微粒子、例えばカーボンブ
ラック、酸化チタンなどが添加されている。表皮層3a
および基材層3bよりなる帯電部材全体としての体積抵
抗値は104〜1012Ω・cmの範囲内であることが望
ましい。
【0028】フッ化グラファイト微粒子17は表皮層3
aの表面に塗布され、使用時には帯電部材と被帯電体で
ある感光体1との接触部位に存在して、トナーや紙粉が
表皮層3aの表面に固着するのを防止する。
【0029】フッ化グラファイト微粒子17の塗布法と
しては乾式法と溶剤法があり、いずれの方法も使用でき
る。乾式法は、溶剤を使用せずに、微粒子をそのまま吹
付け、ハケ塗りまたは静電的な手段等の方法により塗布
または付着させる方法であり、付着量は通常くわめて微
量である。一方、溶剤法は微粒子を適当な有機溶剤中に
分散させたものを、公知の各種塗装法により塗布する方
法であり、通常、付着量は比較的多くなる。
【0030】フッ化グラファイト微粒子の粒子形状は、
通常鱗片状であり、その面方向の最大径を粒子径と定義
した場合、本発明においては、フッ化グラファイト微粒
子の粒子径は100μm以下であることが望ましい。粒
子径が100μmを超える場合には、画像不良が発生す
ることがある。
【0031】なお、本発明の接触帯電装置は上記したよ
うなブレード帯電器に適用できるだけでなく、他の接触
帯電器、例えば、ブラシ帯電器やローラ帯電器にも適用
することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は各種の接
触帯電器の帯電部材表面へのトナーや紙粉の固着を防止
し、それにより帯電むらの発生を抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の帯電器を使用した電子写真複写装置の一
例の構成略図。
【図2】本発明の接触帯電法を説明する構成略図。
【符号の説明】
1 感光体 2 支軸 3 接触帯電ブレード 3a 表皮層 3b 基材層 3c 導電性接着剤 3d 支持部材 4 高圧電源 5 クリーニング装置 6 現像装置 7 プロセスカートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渋谷 卓史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 中畑 公生 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧を印加した帯電部材を被帯電体表面
    に接触させて被帯電体面を帯電する接触帯電装置におい
    て、 前記帯電部材と被帯電体面の接触部位に層間化合物微粒
    子を存在させることを特徴とする接触帯電装置。
  2. 【請求項2】 層間化合物微粒子の粒子径が100μm
    以下である請求項1に記載の接触帯電装置。
  3. 【請求項3】 層間化合物微粒子が前記帯電部材表面に
    塗布されている請求項1に記載の接触帯電装置。
  4. 【請求項4】 帯電部材が、被帯電体に対して面移動し
    ない固定式の帯電部材である請求項1に記載の接触帯電
    装置。
  5. 【請求項5】 層間化合物がグラファイト層間化合物で
    ある請求項1、2又は3に記載の接触帯電装置。
  6. 【請求項6】 グラファイト層間化合物がフッ化グラフ
    ァイトである請求項5に記載の接触帯電装置。
JP14493693A 1993-06-16 1993-06-16 接触帯電装置 Withdrawn JPH075743A (ja)

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JP14493693A JPH075743A (ja) 1993-06-16 1993-06-16 接触帯電装置

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JP14493693A JPH075743A (ja) 1993-06-16 1993-06-16 接触帯電装置

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JPH075743A true JPH075743A (ja) 1995-01-10

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JP (1) JPH075743A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7488788B2 (en) 2003-05-13 2009-02-10 Asahi Glass Company, Limited Electrolyte polymer for polymer electrolyte fuel cells, process for its production and membrane-electrode assembly
US7838167B2 (en) 2004-08-18 2010-11-23 Asahi Glass Company, Limited Electrolyte polymer for fuel cells, process for its production, electrolyte membrane and membrane/electrode assembly

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7488788B2 (en) 2003-05-13 2009-02-10 Asahi Glass Company, Limited Electrolyte polymer for polymer electrolyte fuel cells, process for its production and membrane-electrode assembly
US7838167B2 (en) 2004-08-18 2010-11-23 Asahi Glass Company, Limited Electrolyte polymer for fuel cells, process for its production, electrolyte membrane and membrane/electrode assembly

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