JPH0757343B2 - 農産物選別装置 - Google Patents

農産物選別装置

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JPH0757343B2
JPH0757343B2 JP61051783A JP5178386A JPH0757343B2 JP H0757343 B2 JPH0757343 B2 JP H0757343B2 JP 61051783 A JP61051783 A JP 61051783A JP 5178386 A JP5178386 A JP 5178386A JP H0757343 B2 JPH0757343 B2 JP H0757343B2
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bucket
container
agricultural products
line
agricultural
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恒治 滝沢
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YANAGIHARA SEISAKUSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は農産物選別装置に関するものである。
(従来の技術) 従来の農産物選別装置は、農産物をバケットに載せて搬
送するバケット搬送ラインと、該バケット搬送ラインの
中途に設けられてバケットに載って搬送されてくる農産
物の大きさ等を計測する計測部と、農産物をその階級に
応じて選別するその階級数(例えば7階級)だけの複数
ライン設けた農産物の集荷ラインとを具備し、計測部で
の計測結果に基づいて階級仕分けされた農産物を対応す
る集荷ライン上に落下せしめて集荷するようにしてい
る。
そして例えばファーストとまと等の偏平で傷の付きやす
い農産物は、集荷ライン上に重なって落下して傷が付く
のを防止するため、ベルトコンベア等で構成した集荷ラ
イン上に長い間隔をおいて農産物を落下せしめるように
している。
したがって選別能力に劣る問題点がある。
またりんごやなし等の特定の農産物にあっては、いわゆ
るパック内に整列して収納するパック詰め方式が採用さ
れている。
パック詰め方式には、特開昭61−21308号公報に示され
るものがある。
この従来方式では、計測の終了した農産物を、一旦引出
しコンベア上に順次1個ずつ搬出し、引出しコンベアに
接続して設けられた、進路切替え可能な自動配列コンベ
アにより、集荷コンベア上に一列づつ定寸送りされるパ
ックの各列のパック穴に順次振り向けてパック詰めする
方式のものである。
この従来方式ではパックのパック穴に農産物を自動的に
収納できる。
しかしながら、農産物を一旦引出しコンベア上に順次1
個ずつ引出し、さらに自動配列コンベアを経由してパッ
ク穴に導くようにしているので、農産物は引出しコンベ
アや自動配列コンベア上で転がり、傷付きやすいだけで
なく、農産物の姿勢が一定の方向には定まりにくい。こ
のためりんごなど、パックに一定の向きで収納する必要
のある農産物の選別には不向きである。
また、引出しコンベアや自動配列コンベア上には、既に
複数の農産物が排出されているため、一旦自動配列コン
ベアによる振り分けにトラブルが発生すると、既に排出
されている複数の農産物のパック穴への振り分けが対応
できなくなるなどの不具合が生じるという問題点があ
る。
そこで本発明は上記問題点を解決すべくなされたもので
あり、その目的とするところは、ファーストとまと等の
偏平で傷の付きやすい農産物であっても、傷付けること
なく、能率的に、かつ整列して選別することのできる農
産物選別装置を提供するにある。
(発明の概要) 本発明は上記問題点を解消するため次の構成を備える。
すなわち、一対の無端条に選別すべき農産物を1個宛載
せて順次搬送するバケットを連続的に跨設してバケット
搬送ラインを形成し、前記バケットは、前記一対の無端
条に跨設されるバケット取付枠と、該バケット取付枠に
各々その外端縁において上下方向に回動自在に支持さ
れ、かつ適宜なストッパー部材によって支持されて閉じ
た際に全体として農産物を受容可能な受け皿形状をな
し、下方に回動して開いた際に農産物をほぼ姿勢を保っ
た状態で下方に落下可能な、複数個のバケット部材とで
構成し、前記バケット搬送ライン上に、バケット上に載
置された農産物を、その外径、重量等の選別基準に従っ
て計測する計測部を設け、 該計測部より下流側に、コンテナを搬送するコンテナ搬
送ラインを前記バケット搬送ラインと直交して複数ライ
ン設け、前記コンテナは、対応する農産物を収容するに
十分な大きさを有する複数個の収納穴が列設された弾性
マットを有するものに形成し、前記コンテナ搬送ライン
に、コンテナの前記収納穴の各列が順次バケット搬送ラ
インの直下に位置するようコンテナを一列間隔毎に定寸
送りする定寸送り機構を設け、前記バケットが農産物を
落下させる位置まで移動した際に前記ストッパー部材に
よる前記バケット部材の支持を解除するストッパー解除
手段を設け、前記計測部からの計測信号が入力され、農
産物をいずれのコンテナ搬送ラインのコンテナに収納す
るかを選定すると共に、農産物が上記により選定された
コンテナの各列の各収納穴に前記バケットから直接に落
下されて、かつ所定の順序で順次収納されるように、前
記バケットの搬送距離並びに前記ストッパー解除手段を
制御する制御部を設けたことを特徴としている。
前記制御部は、選別すべき農産物の階級に応じて、中間
階級についてはそれぞれの階級を対応するコンテナ搬送
ラインのコンテナに収納するよう選定し、高級品、低級
品の階級についてはコンテナ搬送ラインの同じコンテナ
内に高級品および低級品を混在させて収納するよう選定
すると共に、農産物が上記により選定されたコンテナの
各列の各収納穴に前記バケットから直接に落下され、か
つ所定の順序で順次収納されるように、前記バケットの
搬送距離並びに前記ストッパー解除手段を制御するよう
構成すると好適である。
(作用) バケットに載せられてバケット搬送ライン上を搬送され
てくる農産物は計測部によってその大きさ等を計測され
る。
この計測信号に基づいて農産物がどの階級に属するか判
別され、どのコンテナ搬送ライン上に落下さすべきか決
定される。そして落し機構によって、コンテナのバケッ
ト搬送ライン直下に位置している列の収納穴内に農産物
が順次落下される。
対応列の収納穴への農産物の収容が完了すると、コンテ
ナは、定寸送り機構によって次列の収納穴がバケット搬
送ライン直下に位置するよう送り込まれる。
すべての列の収納穴への農産物の収容が完了するとコン
テナはコンテナ搬送ライン上を搬送され、集荷される。
収納穴はクッション性を有するものに形成されているの
で農産物が傷付くことはない。
また、農産物の収納穴は偏平な農産物であっても充分収
容できる大きさに形成されている。この充分余裕をもっ
て収納穴に収容され集荷された農産物は、別途正規なパ
ック等に整列されて収容され、包装出荷されるものであ
る。
(実施例) 以下には本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説
明する。
第1図はコンテナ20の説明図である。
コンテナ20には弾性マット9が収納され、この弾性マッ
ト9には偏平な農産物8であっても充分に収容しうる収
納穴42が形成されている。
第2図はバケット搬送ラインXと集荷ラインたるコンテ
ナ搬送ラインYとの関係を示す説明図である。
本実施例においては、農産物は9階級に選別する例を示
す。コンテナ搬送ラインYは8ライン設けられており、
最高級(1等)と最低級(9等)の農産物は1つの詰箱
搬送ラインYに混在して集荷され、中間階級(2等〜8
等)はそれぞれの階級に対応する詰箱搬送ラインYに別
々に集荷される。
次にバケット搬送ラインXについて具体的に説明する。
第3図において、10は一対の無端条チェーンであり、こ
れには所定間隔をおいて後記する分割形バケット11が取
り付けられている。12はその駆動モータである。
13は分割形バケット11を後記する機構によって分割して
農産物を落下させるエアシリンダであり、分割形バケッ
ト11の農産物排出位置の若干手前位置に複数個列置され
ている。
14は農産物の計測部である。
15はその投光器であって、農産物が載せられて移動して
くる分割形バケット11に投光する。分解形バケット11は
この場合透明体に設けられ、あるいは第4図のごとく十
文字状のスリットが設けられるなどして光を下方に透過
し、農産物によって光が遮断された範囲を受光器16によ
って検出するのである。
受光器16は、農産物の進行方向の長さを計測する縦計測
受光センサ17と、農産物の進行方向に垂直な方向の長さ
を計測する横計測受光センサ18とで構成される。横計測
受光センサ18はCCD等のイメージセンサを用いることが
できる。
19はパルスエンコーダであり、バケット11が所定距離、
例えば0.5mm進行した際に1パルス発生するようになっ
ている。このパルス信号と縦計測受光センサ17からの信
号が演算部に入力されて、縦計測受光センサ17で光が遮
断されている間のパルス数から農産物の縦方向の長さが
演算される。農産物の横方向の長さは横方向受光センサ
18からの信号によって演算部で直後に演算される。
そして農産物が例えばりんごであれば縦方向の長さと横
方向長さの平均値をりんごの外径とする。
この計測値に従って、バケット11が所定位置まで進行し
た際に対応するエアシリンダ13が駆動され、バケット11
が後記するように中央から分割されて農産物を下方の収
容箱20中に落下させるのである。
続いて分割形バケット11の例を第4図乃至第7図に基づ
いて説明する。
21a、21bは機枠22内側に配設したチェーンレールであ
り、このチェーンレール21a、21b上を前述の一対の無端
条チェーン10a、10bが案内される。
23は方形状をなすバケット取付枠であり、無端条チェー
ン10a、10bに跨設されて無端条チェーン10a、10bの移動
に伴われて移動する。
バケット取付枠23は、その後端において無端条チェーン
10a、10bにピン24止めされ、前端には二又部25が突設さ
れ、この二又部25に隣接するバケット取付枠23の後端を
止着するピン24が嵌入することで、バケット取付枠23が
無端条チェーン10a、10bに取り付けられている。したが
って無端条チェーン10a、10bが多少伸縮してもピン24が
二又部25内で移動して該伸縮分が吸収されるから、バケ
ット取付枠23が破壊されるような不具合は生じない。
11a、11bはバケット部材であり、バケット取付枠23上の
軸受26a、26a、軸受26b、26bに各々外端縁近傍において
回動自在に軸支され、バケット取付枠23空間内にその内
端縁側が落ち込むようになっている。
バケット部材11a、11bはその両者が水平に支持された際
に被選別物たる農産物を載置しうるように上面が凹設さ
れている。
27は回動軸であり(第4図)、バケット取付枠23の後端
に固定支持された固定軸28上に固定軸28を中心として回
動自在に支持されている。
回動軸27外周にはそれぞれのバケット部材11a、11bの後
端に対応して二又状のアーム29、29が突設され、このア
ームの二又部にストッパーローラ30、30が各々回転自在
に設けられている。
回動軸27はコイルスプリング31によって第7図上時針回
転方向に付勢され、突起32がストッパ33に当接すること
で位置決め停止される。そしてこの停止位置でストッパ
ローラ30、30がバケット部材11a、11bの後端下面に当接
してバケット部材11a、11bを水平に支持するものであ
る。
34は回動軸27端に上方に起立して設けられたレバーであ
る。
そして前述したエアーシリンダ13は、無端条チェーン10
a、10bの移動に伴われて移動するレバー34の移動経路の
上方に対応位置して列置されている。
エアーシリンダ13、レバー34等によってストッパー解除
手段を構成する。
なお35はバケット取付枠23後端に隣接するバケットを区
切るべく設けられた仕切体であり、上面にはゴム板が固
定されている。
しかして、前述のごとくして計測された農産物を載せた
分割バケット11が無端条チェーン10a、10bの移動に伴わ
れて所定の位置、すなわち上記の計測結果に基づいて各
種階級に選別されて排出されるべき所定の位置まで移動
してくると、対応するエアシリンダ13が付勢されてその
下端にローラー36が付いたロッド37がレバー34の若干前
方に下降される。するとレバー34が、無端条チェーン10
a、10bがさらに移動することによりローラ36に当接し、
さらにコイルスプリング31の付勢力に抗してレバー34が
ローラ36に押圧されることにより、回動軸27が第7図上
反時針回転方向に回転され、これに伴いストッパローラ
30、30が上動してバケット部材11a、11b下面から外れ、
両バケット部材11a、11bが軸受26a、26a、軸受26b、26b
を支点として下方に回動するため、農産物が下方の所定
のコンテナ20中に落下するものである。
型割れ後のバケット部材11a、11bは無端条チェーン10
a、10bの終端までくると反転し、自重と慣性力によって
コイルスプリング31の付勢力に抗してストッパローラ3
0、30を押し開いて垂直に垂れ下がり、無端条チェーン1
0a、10bのもう一方の終端までくると再度反転し、その
下面がストッパーローラー30、30に支持され、水平に保
たれるのである。
なお複数本のエアシリンダ13をバケット進行方向に列置
していることにより、対応するエアシリンダ13を駆動し
て、農産物をコンテナ内に順次落下させて収容すること
ができる。そしてその際バケット11のバケット部材11
a、11bが両開式に下方に回動するから、農産物はバケッ
ト11に置かれた姿勢をそのまま保って農産物のコンテナ
に収容される。
バケット部材は2片でなく、3片以上に分割するように
してもよい。
次に農産物のコンテナ搬送ラインについて説明する。
第8図はバケット進行方向と詰箱20の送り方向とを示す
平面図である。
図上Xはバケット搬送ラインであり、バケットは矢A方
向に進行する。
Yはコンテナ搬送ラインであり、コンテナ20を矢A方向
とは垂直な方向の矢B方向に送る。
コンテナ搬送ラインYは多数のローラ40を具備し、該各
々のローラ40が回転する無端ベルト(図示せず)に接触
するなどして常時回転せられ、ローラ40上に載せられた
コンテナ20を搬送する。なお41、41はローラ40の側方に
設けた案内板であり、コンテナ20を案内する。
詰箱20には農産物を収納する収納穴42が千鳥状に4列に
設けられている。図には収納穴42が各列に3個または4
個交互に形成された例を示している。
45a、45bは一対のストッパシリンダであり、コンテナ搬
送ラインYの側部に配設されている。該ストッパシリン
ダ45a、45bは収納穴42の第1列目がバケット搬送ライン
の直下に位置するようにコンテナ搬送ラインY上を搬送
されてくるコンテナ20を停止させる。コンテナ20が該位
置に停止しているときに、農産物が後記するように収納
穴42の第1列目に順次落下されるのである。
コンテナ20の定寸送り機構について説明すると、コンテ
ナ20の両側壁の所定個所にリブ46が設けられており(第
9図)、コンテナが搬送されてくると該リブ46がストッ
パシリンダ45a、45bのロッドに衡止することによってコ
ンテナ20が停止する。この間ローラ40は空転している。
したがってロッドを引込めることによってコンテナ20は
継続して搬送される。
47a、47bも一対のストッパシリンダであり、上記の一対
のストッパシリンダ45a、45bのロッドが引込められるこ
とにより搬送されるコンテナ20の第2列目の収納穴42が
バケット搬送ラインの直下に位置するようにコンテナ20
を停止させる。
同様にして48a、48bの一対のストッパシリンダはコンテ
ナの第3列目の収納穴42が、49a、49bの一対のストッパ
シリンダは第4列目の収納穴42がそれぞれバケット搬送
ラインの直下に位置するようコンテナ20を停止させる。
最後のストッパシリンダ49a、49bの係止が外れると(農
産物の収納が終了すると)、コンテナ20はコンテナ搬送
ラインY上を矢B方向に搬送されると共に第1のストッ
パシリンダ45a、45bによって後続するコンテナがその第
1列目の収納穴42がバケット搬送ラインXの直下に位置
するよう停止させられるのである。
前述のエアシリンダー13は、本実施例においては各コン
テナ搬送ラインYに対して7本ずつバケット送り方向に
所定の間隔をおいて列置されている(第3図)。そし
て、図示のごとくコンテナの収納穴42が第1列目と第3
列目に各4個、第2列目と第4列目に各3個の千鳥状に
配置されている場合、後記するように、a、c、e、g
のエアシリンダー13が第1列目と第4列目の充填用に、
b、d、fのエアシリンダー13が第2列目と第4列目の
充填用に作動する。
続いて第3図に基づいてコンテナ20に農産物を充填する
手順について説明する。
まず、前述の縦計測受光センサ16、横計測受光センサ18
からの信号、パルスエンコーダ19からのパルス信号、お
よびバケット検出器50からのバケット信号が選別仕分演
算制御部51に入力され、対応するバケットに収納された
農産物が選別値設定基準に基づいてどの階級に属するか
が演算される。
該選別仕分演算制御部51からの信号は仕分制御部52に入
力される。また仕分制御部52にはパルスエンコーダ19か
らのパルス信号も入力される。
仕分制御部52では、上記両入力信号に基づいて、バケッ
トの移動距離を演算すると同時に、バケットが所定距離
移動した際に、所定のエアシリンダ13を付勢する信号を
発して前記のごとくバケットを分割して農産物を所定の
収納穴42に落下せしめるのである。
そして仕分制御部51からの信号は所定のプログラムに従
って、まず第1列目の収納穴のうち、バケット進行方向
に対して奥側の収納穴Aに農産物を落下せしめるべくエ
アシリンダーaを付勢する。次いで収納穴B、C、Dの
順、すなわち収納穴42のうちバケットの進行方向に対し
て奥側から順次農産物を落下させるのである。第1列目
の収納穴42に農産物が完納された時点で仕分制御部52か
ら前述のストッパシリンダ45a、45bを付勢する信号が発
せられ、そのロッドが引込んでコンテナ20が前進してパ
ックの第2列目の収納穴42がバケット搬送ラインXの直
下に位置する。
この第2列目の収納穴42に農産物を落下させる場合にも
バケット進行方向奥側から、すなわち収納穴のE、F、
Dの順に落下させるのである。
第3列目、第4列目への農産物の落下も同様にして行
う。
このように各列の奥側の収納穴から順次農産物を落下せ
しめるため、前列の収納穴への収納が完了して後列の収
納穴へ収納するべくコンテナ20を移送する際に時間的余
裕ができる。つまり収納穴Dへの収納が完了して次列の
収納穴Eへ収納する場合にはバケット11が進行方向奥側
へ余分に搬送される必要があり、この搬送時間中にコン
テナを移動するのである。これによって無理なく連続的
に農産物の収納が行える。
農産物の収納が完了すると、コンテナ20はコンテナ搬送
ラインY上を移動して集められ、包装等されて出荷され
る。
この場合、コンテナ20自体をコンテナ搬送ラインYから
取り出して別の正規なパック等に農産物を入れ直す。
最高級(1等)と最低級(9等)のものが混在して集荷
されたコンテナ搬送ラインYでは、コンテナ20を取り出
して、さらに1等のものと9等のものとを目視により判
別して別のパック等にそれぞれ収容する。この場合、1
等のものと9等のものとは明確に区別がつくから判別は
極めて容易である。
なお上記においては9階級に選別する例を示したがこれ
に限らないことは言うまでもない。また例えば10階級等
に選別する場合には、1等と10等とがおよび2等と9等
とが混在されるように、あるいは1等と9等とがおよび
2等と10等とが混在されるようにするなどに設定しても
よい。
(発明の効果) 以上のように本発明に係る農産物選別装置によれば、バ
ケットをその中央部が開く分割形バケットに構成したの
で、農産物をバケットに載置した姿勢のほぼそのままの
姿勢で直接落下させることができ、コンテナ内での、あ
るいはコンテナからパック等へ移し変える際などの農産
物の整列作業の労力を大幅に軽減でき、りんご等の一定
に向きに収納する必要のある農産物の選別に好適である
と共に、農産物の落下距離を小さく設定でき、農産物の
打撲等による傷発生を極力なくすことができる。
また上記のような農産物はバケットに1個宛載せられた
ままそのほぼ真下の決められた位置に直接落下されるか
ら、つまり、バケットが決められた農産物収納位置まで
1対1に対応して移動し、その位置で農産物を放出する
のであるから、万一詰め位置を間違うなどのトラブルが
発生しても、農産物の収納位置の1あるいは2個所のト
ラブルだけで済むなど、直ちにトラブルに対処できると
いう効果を有する。
さらに、コンテナの農産物収納穴を農産物が充分収容し
うる大きさの収納穴に設けたから、偏平な農産物であっ
ても該収納穴内に余裕をもって収納される。そしてその
際農産物は所定の収納穴内に位置決めされて収納される
から互いに重なるなどして傷付くこともない。また従来
においては前記のごとくベルトコンベア上を転がって重
なり合うなどすることによって傷付くのを防止するた
め、農産物を必要以上に間隔をおいてベルトコンベア上
に落下させるようにしていたのに比べ、本発明によれ
ば、決められた一定の間隔で配した収納穴内に落下収容
せしめるようにしているので、農産物が転がり出すとい
うことはなく、したがって上記の収納穴の間隔も必要以
上に大きく設定するを要せず、間隔を狭くして選別効率
を向上させることができる。
またコンテナがクッション性を有するので農産物の傷発
生を極力防止することができる。
また本発明においては、高級品と低級品とは混在して1
つのコンテナ搬送ライン上に集荷せしめるように構成し
たから、コンテナ搬送ライン数をそれだけ減ずることが
でき、装置の小型化、床占有面積の狭小化が図れる。
しかも正規分布に従って、高級品と低級品とは数が少な
いのが実際であるから人手による判別もそれ程の労力を
要せず、また判別も容易である。
以上本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発
明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るの
はもちろんのことである。
【図面の簡単な説明】
第1図はコンテナの説明図である。第2図はバケット搬
送ラインとコンテナ搬送ラインとの関係を示す平面図で
ある。第3図はバケット搬送ラインの説明図、第4図は
バケット部分の平面図、第5図はバケット部分とエアシ
リンダの正面図、第6図はバケット部分の縦断面図、第
7図はバケット部分の横断面図である。第8図はバケッ
ト搬送ラインとコンテナ搬送ラインとの関係を示す平面
図、第9図はコンテナの定寸送り機構を示す平面図であ
る。 10,10a,10b……無端条チェーン、11……分割形バケッ
ト、11a,11b……バケット部材、12……駆動モータ、13
……エアシリンダ、14……計測部、15……投光器、16…
…受光器、17……縦計測受光センサ、18……横計測受光
センサ、19……パルスエンコーダ、20……コンテナ、21
a,21b……チェーンレール、22……機枠、23……バケッ
ト取付枠、24……ピン、25……二又部、26a,26b……軸
受、27……回動軸、28……固定軸、29……アーム、30…
…ストッパーローラ、31……コイルスプリング、32……
突起、33……ストッパ、34……レバー、35……仕切体、
36……ローラ、37……ロッド、X……バケット搬送ライ
ン、Y……コンテナ搬送ライン、40……ローラ、41……
案内板、42……収納穴、43……パック、44……弾性マッ
ト、45a,45b,47a,47b,48a,48b,49a,49b……ストッパシ
リンダ、50……パケット検出器、51……選別仕分演算制
御部、52……仕分制御部、a……エアシリンダ、A、
B、C、D、E、F……収納穴。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の無端条に選別すべき農産物を1個宛
    載せて順次搬送するバケットを連続的に跨設してバケッ
    ト搬送ラインを形成し、 前記バケットは、前記一対の無端条に跨設されるバケッ
    ト取付枠と、該バケット取付枠に各々その外端縁におい
    て上下方向に回動自在に支持され、かつ適宜なストッパ
    ー部材によって支持されて閉じた際に全体として農産物
    を受容可能な受け皿形状をなし、下方に回動して開いた
    際に農産物をほぼ姿勢を保った状態で下方に落下可能
    な、複数個のバケット部材とで構成し、 前記バケット搬送ライン上に、バケット上に載置された
    農産物を、その外径、重量等の選別基準に従って計測す
    る計測部を設け、 該計測部より下流側に、コンテナを搬送するコンテナ搬
    送ラインを前記バケット搬送ラインと直交して複数ライ
    ン設け、 前記コンテナは、対応する農産物を収容するに十分な大
    きさを有する複数個の収納穴が列設された弾性マットを
    有するものに形成し、 前記コンテナ搬送ラインに、コンテナの前記収納穴の各
    列が順次バケット搬送ラインの直下に位置するようコン
    テナを一列間隔毎に定寸送りする定寸送り機構を設け、 前記バケットが農産物を落下させる位置まで移動した際
    に前記ストッパー部材による前記バケット部材の支持を
    解除するストッパー解除手段を設け、 前記計測部からの計測信号が入力され、農産物をいずれ
    のコンテナ搬送ラインのコンテナに収納するかを選定す
    ると共に、農産物が上記により選定されたコンテナの各
    列の各収納穴に前記バケットから直接に落下されて、か
    つ所定の順序で順次収納されるように、前記バケットの
    搬送距離並びに前記ストッパー解除手段を制御する制御
    部を設けたことを特徴とする農産物選別装置。
  2. 【請求項2】一対の無端条に選別すべき農産物を1個宛
    載せて順次搬送するバケットを連続的に跨設してバケッ
    ト搬送ラインを形成し、 前記バケットは、前記一対の無端条に跨設されるバケッ
    ト取付枠と、該バケット取付枠に各々その外端縁におい
    て上下方向に回動自在に支持され、かつ適宜なストッパ
    ー部材によって支持されて閉じた際に全体として農産物
    を受容可能な受け皿形状をなし、下方に回動して開いた
    際に農産物をほぼ姿勢を保った状態で下方に落下可能
    な、複数個のバケット部材とで構成し、 前記バケット搬送ライン上に、バケット上に載置された
    農産物を、その外径、重量等の選別基準に従って計測す
    る計測部を設け、 該計測部より下流側に、コンテナを搬送するコンテナ搬
    送ラインを前記バケット搬送ラインと直交して複数ライ
    ン設け、 前記コンテナは、対応する農産物を収容するに十分な大
    きさを有する複数個の収納穴が列設された弾性マットを
    有するものに形成し、 前記コンテナ搬送ラインに、コンテナの前記収納穴の各
    列が順次バケット搬送ラインの直下に位置するようコン
    テナを一列間隔毎に定寸送りする定寸送り機構を設け、 前記バケットが農産物を落下させる位置まで移動した際
    に前記ストッパー部材による前記バケット部材の支持を
    解除するストッパー解除手段を設け、 前記計測部からの計測信号が入力され、選別すべき農産
    物の階級に応じて、中間階級についてはそれぞれの階級
    を対応するコンテナ搬送ラインのコンテナに収納するよ
    う選定し、高級品、低級品の階級についてはコンテナ搬
    送ラインの同じコンテナ内に高級品および低級品を混在
    させて収納するよう選定すると共に、農産物が上記によ
    り選定されたコンテナの各列の各収納穴に前記バケット
    から直接に落下されて、かつ所定の順序で順次収納され
    るように、前記バケットの搬送距離並びに前記ストッパ
    ー解除手段を制御する制御部を設けたことを特徴とする
    農産物選別装置。
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