JPH0757277A - フォーカス引き込み制御装置 - Google Patents
フォーカス引き込み制御装置Info
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- JPH0757277A JPH0757277A JP19753193A JP19753193A JPH0757277A JP H0757277 A JPH0757277 A JP H0757277A JP 19753193 A JP19753193 A JP 19753193A JP 19753193 A JP19753193 A JP 19753193A JP H0757277 A JPH0757277 A JP H0757277A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フォーカス制御ループを閉じる場合には、相
対速度が大きく引き込みが不可能な場合での引き込みを
防いで衝突による傷や衝突音の発生をなくすると共に、
確実なフォーカス引き込みをすること。 【構成】 フォーカスずれ信号が所定の値になるタイミ
ングで比較器3の出力は変化する。フォーカスずれ信号
が所定の値から再び同じ値になるまでの時間は、集光ス
ポットと光ディスクとの相対速度に対応している。タイ
マ5は、立ち上がり検出器4の出力を受けて比較器3の
出力の立ち上がりで、タイマをスタートさせる。タイマ
の計測時間が一定時間以上なら、相対速度小なのでスイ
ッチ2を閉じてフォーカス引き込みを行う。一定時間以
内に比較器3の出力が立ち下がると、相対速度は大であ
るのでタイマ5はリセットされ、フォーカス引き込みは
されない。
対速度が大きく引き込みが不可能な場合での引き込みを
防いで衝突による傷や衝突音の発生をなくすると共に、
確実なフォーカス引き込みをすること。 【構成】 フォーカスずれ信号が所定の値になるタイミ
ングで比較器3の出力は変化する。フォーカスずれ信号
が所定の値から再び同じ値になるまでの時間は、集光ス
ポットと光ディスクとの相対速度に対応している。タイ
マ5は、立ち上がり検出器4の出力を受けて比較器3の
出力の立ち上がりで、タイマをスタートさせる。タイマ
の計測時間が一定時間以上なら、相対速度小なのでスイ
ッチ2を閉じてフォーカス引き込みを行う。一定時間以
内に比較器3の出力が立ち下がると、相対速度は大であ
るのでタイマ5はリセットされ、フォーカス引き込みは
されない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ビームを用いて記録
媒体に情報の記録又は再生の少なくとも一方を行う情報
記録再生装置のフォーカス引き込み制御装置に関するも
のである。
媒体に情報の記録又は再生の少なくとも一方を行う情報
記録再生装置のフォーカス引き込み制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図4は特開平2−162532号公報に
開示されている技術の説明図である。図4において、光
源32から出射した光はビームスプリッタ33で反射さ
れ、集光レンズ34で集光されて光スポットとなる。集
光レンズ34はフォーカスアクチュエータ35によって
光軸方向に移動するように構成されており、集光点は前
記集光レンズ34の移動とともに、光ディスク31の面
に対して垂直方向に移動する。光ディスク31によって
反射された光は、ビームスプリッタ33を透過して2分
割フォトデテクタ36aおよび36bに入射する。各フ
ォトデテクタ出力はそれぞれ増幅器37と増幅器38に
入力され、その出力は差動増幅器39に入力される。差
動増幅器39の出力は、光ディスク31に照射される光
スポットのフォーカスずれ信号となる。
開示されている技術の説明図である。図4において、光
源32から出射した光はビームスプリッタ33で反射さ
れ、集光レンズ34で集光されて光スポットとなる。集
光レンズ34はフォーカスアクチュエータ35によって
光軸方向に移動するように構成されており、集光点は前
記集光レンズ34の移動とともに、光ディスク31の面
に対して垂直方向に移動する。光ディスク31によって
反射された光は、ビームスプリッタ33を透過して2分
割フォトデテクタ36aおよび36bに入射する。各フ
ォトデテクタ出力はそれぞれ増幅器37と増幅器38に
入力され、その出力は差動増幅器39に入力される。差
動増幅器39の出力は、光ディスク31に照射される光
スポットのフォーカスずれ信号となる。
【0003】前記フォーカスずれ信号はA/D変換回路
41でデジタルデータに変換され、デジタル信号処理回
路42でフォーカス制御ループの位相補償演算処理がさ
れ、ドライブ回路43を介してフォーカスアクチュエー
タ35に電流を流す。この電流により集光レンズ34の
位置を光ディスク31に対して、垂直方向に駆動して光
ビームの集光点を光ディスク31の記録媒体面に追従制
御する。
41でデジタルデータに変換され、デジタル信号処理回
路42でフォーカス制御ループの位相補償演算処理がさ
れ、ドライブ回路43を介してフォーカスアクチュエー
タ35に電流を流す。この電流により集光レンズ34の
位置を光ディスク31に対して、垂直方向に駆動して光
ビームの集光点を光ディスク31の記録媒体面に追従制
御する。
【0004】フォーカス追従制御に入るために、まずフ
ォーカス引き込み動作を行う。フォーカススタート信号
が、図示しない上位のコントローラからデジタル信号処
理回路42に入ると、デジタル信号処理回路42内部に
構成されたコントロール部47が駆動信号発生部48を
動作させ、ドライブ回路43を介してフォーカスアクチ
ュエータ35に電流を流し、集光レンズ34を光ディス
ク31に近づける。このとき、フォーカスずれ信号をメ
モリ部49に記憶し、記憶したデータをもとにコントロ
ール部47で演算処理をし、図5に示すピーク値Vaを
求める。ピーク値Vaを所定の比率で除算し、比較レベ
ルVbを得る。
ォーカス引き込み動作を行う。フォーカススタート信号
が、図示しない上位のコントローラからデジタル信号処
理回路42に入ると、デジタル信号処理回路42内部に
構成されたコントロール部47が駆動信号発生部48を
動作させ、ドライブ回路43を介してフォーカスアクチ
ュエータ35に電流を流し、集光レンズ34を光ディス
ク31に近づける。このとき、フォーカスずれ信号をメ
モリ部49に記憶し、記憶したデータをもとにコントロ
ール部47で演算処理をし、図5に示すピーク値Vaを
求める。ピーク値Vaを所定の比率で除算し、比較レベ
ルVbを得る。
【0005】次に、駆動信号発生部48より集光レンズ
34を光ディスク31から遠ざけるようにフォーカスア
クチュエータ35に電流を流す。このとき、デジタル信
号処理回路42内部の比較部50で、フォーカスずれ信
号のデジタル信号と、比較レベルVbとの比較が行われ
る。フォーカスずれ信号は図5に示すように負のピーク
値をすぎた後光スポットが記録媒体面を通過し、更に集
光点から遠ざかったとき比較レベルVbに達する。フォ
ーカスずれ信号のデジタルデータが比較レベルVbに達
したことをコントロール部47が検出したとき、スイッ
チ部46を動作させ、フォーカス制御ループを閉じる。
34を光ディスク31から遠ざけるようにフォーカスア
クチュエータ35に電流を流す。このとき、デジタル信
号処理回路42内部の比較部50で、フォーカスずれ信
号のデジタル信号と、比較レベルVbとの比較が行われ
る。フォーカスずれ信号は図5に示すように負のピーク
値をすぎた後光スポットが記録媒体面を通過し、更に集
光点から遠ざかったとき比較レベルVbに達する。フォ
ーカスずれ信号のデジタルデータが比較レベルVbに達
したことをコントロール部47が検出したとき、スイッ
チ部46を動作させ、フォーカス制御ループを閉じる。
【0006】特開平2−50323号公報に開示されて
いる技術では、フォーカスアクチュエータ駆動信号を変
化させて集光点を光ディスクに対して移動させながら、
フォーカスずれ信号がゼロクロスしたことを示す信号F
ZCを監視する。信号FZCが一定時間t1 以上、−
(マイナス)または+(プラス)のレベルを継続したこ
とを検出した後に発生するゼロクロスのタイミングで、
フォーカス制御ループを閉じるようにしている。
いる技術では、フォーカスアクチュエータ駆動信号を変
化させて集光点を光ディスクに対して移動させながら、
フォーカスずれ信号がゼロクロスしたことを示す信号F
ZCを監視する。信号FZCが一定時間t1 以上、−
(マイナス)または+(プラス)のレベルを継続したこ
とを検出した後に発生するゼロクロスのタイミングで、
フォーカス制御ループを閉じるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】フォーカスずれ信号の
特性は限られたリニア範囲しかもっていない。そのた
め、フォーカス制御ループが閉じられるときの集光スポ
ットと光ディスク面の相対速度が大きいと、大きくオー
バーシュートしてフォーカスずれ信号のリニア範囲から
飛び出し、引き込みに失敗することがある。実際に、光
ディスクが回転している状態でフォーカス引き込みを行
う場合や、光ディスク装置外部から振動が加えられてい
るような環境では、引き込み動作を行っている時に相対
速度が引き込み可能な速度より大きくなっている場合が
ある。
特性は限られたリニア範囲しかもっていない。そのた
め、フォーカス制御ループが閉じられるときの集光スポ
ットと光ディスク面の相対速度が大きいと、大きくオー
バーシュートしてフォーカスずれ信号のリニア範囲から
飛び出し、引き込みに失敗することがある。実際に、光
ディスクが回転している状態でフォーカス引き込みを行
う場合や、光ディスク装置外部から振動が加えられてい
るような環境では、引き込み動作を行っている時に相対
速度が引き込み可能な速度より大きくなっている場合が
ある。
【0008】従来の技術では、相対速度が大きく引き込
みが不可能な場合でも、相対速度に無関係にループが閉
じられる。そのため、引き込みに失敗して集光レンズが
光ディスクやフォーカスアクチュエータのカバー等に衝
突して傷をつけたり、衝突音が発生するという不具合が
発生する。
みが不可能な場合でも、相対速度に無関係にループが閉
じられる。そのため、引き込みに失敗して集光レンズが
光ディスクやフォーカスアクチュエータのカバー等に衝
突して傷をつけたり、衝突音が発生するという不具合が
発生する。
【0009】本発明は前記事情にかんがみてなされたも
ので、フォーカス制御ループを閉じる場合には、相対速
度が大きく引き込みが不可能な場合での引き込みを防い
で衝突による傷や衝突音の発生をなくすると共に、確実
にフォーカス引き込みができるフォーカス引き込み制御
装置を提供することを目的とする。
ので、フォーカス制御ループを閉じる場合には、相対速
度が大きく引き込みが不可能な場合での引き込みを防い
で衝突による傷や衝突音の発生をなくすると共に、確実
にフォーカス引き込みができるフォーカス引き込み制御
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のフォーカス引き
込み制御装置は、光源から放射された光ビームを収束さ
せて、記録媒体面に照射するための光収束手段と、前記
記録媒体面より反射された光より、光の収束状態を検出
するフォーカスずれ検出手段と、前記光収束手段を前記
記録媒体面に対して略垂直方向に移動させるフォーカス
移動手段と、前記フォーカスずれ検出手段の出力に応じ
て前記フォーカス移動手段を駆動し、前記記録媒体面に
光ビームが略一定の収束状態となるように制御するフォ
ーカス制御手段とを有している。
込み制御装置は、光源から放射された光ビームを収束さ
せて、記録媒体面に照射するための光収束手段と、前記
記録媒体面より反射された光より、光の収束状態を検出
するフォーカスずれ検出手段と、前記光収束手段を前記
記録媒体面に対して略垂直方向に移動させるフォーカス
移動手段と、前記フォーカスずれ検出手段の出力に応じ
て前記フォーカス移動手段を駆動し、前記記録媒体面に
光ビームが略一定の収束状態となるように制御するフォ
ーカス制御手段とを有している。
【0011】さらに、本発明のフォーカス引き込み制御
装置は、前記フォーカス移動手段を駆動したときの前記
フォーカスずれ検出手段の出力と所定の値とを比較する
比較手段と、前記比較手段の出力が変化した時点からの
経過時間を計測する時間計測手段とを備え、前記比較手
段の出力が変化した後の状態を一定時間以上保ったこと
を検出して直ちにフォーカス制御手段の動作を開始させ
る構成としたものである。
装置は、前記フォーカス移動手段を駆動したときの前記
フォーカスずれ検出手段の出力と所定の値とを比較する
比較手段と、前記比較手段の出力が変化した時点からの
経過時間を計測する時間計測手段とを備え、前記比較手
段の出力が変化した後の状態を一定時間以上保ったこと
を検出して直ちにフォーカス制御手段の動作を開始させ
る構成としたものである。
【0012】
【作用】前記発明の構成で、フォーカスずれ信号が所定
の値になるタイミングで前記比較手段の出力は変化す
る。前記フォーカスずれ信号が所定の値から再び同じ値
になるまでの時間は、集光スポットと記録媒体との相対
速度に対応している。従って、時間計測手段が比較手段
の出力が変化した時点から計測した経過時間が一定時間
以上か否かで、フォーカス引き込みが安定して引き込め
る程度に前記相対速度が小さいか否かを判別できる。
の値になるタイミングで前記比較手段の出力は変化す
る。前記フォーカスずれ信号が所定の値から再び同じ値
になるまでの時間は、集光スポットと記録媒体との相対
速度に対応している。従って、時間計測手段が比較手段
の出力が変化した時点から計測した経過時間が一定時間
以上か否かで、フォーカス引き込みが安定して引き込め
る程度に前記相対速度が小さいか否かを判別できる。
【0013】そこで、前記比較手段の出力が変化した後
の状態を一定時間以上保ったことを検出して直ちにフォ
ーカス制御手段の動作を開始させることにより、相対速
度が小さい場合にのみフォーカス引き込みをすることが
でき、引き込みの失敗率を小さくすることができる。
の状態を一定時間以上保ったことを検出して直ちにフォ
ーカス制御手段の動作を開始させることにより、相対速
度が小さい場合にのみフォーカス引き込みをすることが
でき、引き込みの失敗率を小さくすることができる。
【0014】
【実施例】本発明の第1実施例に係るフォーカス引き込
み制御装置について、図1を参照して説明する。
み制御装置について、図1を参照して説明する。
【0015】図1に示す光ヘッド9は光源、集光レン
ズ、フォーカシングアクチュエータ、フォトデテクタ等
を含み、フォーカスずれ信号を出力するようになってい
る。
ズ、フォーカシングアクチュエータ、フォトデテクタ等
を含み、フォーカスずれ信号を出力するようになってい
る。
【0016】図1に示す位相補償回路1は、フォーカス
ずれ信号を入力しフォーカス制御ループの安定化を行う
ものである。スイッチ2は、位相補償回路1の出力を入
力すると共に、フォーカス制御ループの開閉を行うもの
である。比較器3は、前記フォーカスずれ信号を予め設
定された値Eと比較し、フォーカスずれ信号のほうが大
きい場合は“H”レベル、小さい場合は“L”レベルサ
ーチ信号の2値信号を出力するようになっている。
ずれ信号を入力しフォーカス制御ループの安定化を行う
ものである。スイッチ2は、位相補償回路1の出力を入
力すると共に、フォーカス制御ループの開閉を行うもの
である。比較器3は、前記フォーカスずれ信号を予め設
定された値Eと比較し、フォーカスずれ信号のほうが大
きい場合は“H”レベル、小さい場合は“L”レベルサ
ーチ信号の2値信号を出力するようになっている。
【0017】立ち上がり検出器4は、前記比較器3の出
力信号が“L”レベルから“H”レベルに変化するタイ
ミングで、パルスを出力するようになっている。タイマ
5は、前記立ち上がり検出器4の出力パルスをスタート
入力としている。このタイマ5は、スタート入力にパル
ス信号が入力されるとタイマがスタートし、予め設定さ
れた時間Tが経過すると出力が“L”レベルから“H”
レベルになる。また、タイマ5は、比較器3の出力をそ
のままストップおよびリセット入力とし、比較器3の出
力が“L”レベルのときは、タイマをリセットして待機
状態となるようにしている。
力信号が“L”レベルから“H”レベルに変化するタイ
ミングで、パルスを出力するようになっている。タイマ
5は、前記立ち上がり検出器4の出力パルスをスタート
入力としている。このタイマ5は、スタート入力にパル
ス信号が入力されるとタイマがスタートし、予め設定さ
れた時間Tが経過すると出力が“L”レベルから“H”
レベルになる。また、タイマ5は、比較器3の出力をそ
のままストップおよびリセット入力とし、比較器3の出
力が“L”レベルのときは、タイマをリセットして待機
状態となるようにしている。
【0018】サーチ信号発生器6は、図示しない上位の
コントローラから引き込みスタート信号が入力され、か
つタイマ5の出力が“L”レベルの状態では三角波状の
サーチ信号を発生する。加算器7は、前記スイッチ2の
出力とサーチ信号発生器6の出力とを加算するものであ
る。ドライバ8は、前記加算器7の出力を増幅しフォー
カスアクチュエータ駆動信号として、光ヘッド9の中の
図示しないフォーカスアクチュエータに対して出力する
ようになっている。
コントローラから引き込みスタート信号が入力され、か
つタイマ5の出力が“L”レベルの状態では三角波状の
サーチ信号を発生する。加算器7は、前記スイッチ2の
出力とサーチ信号発生器6の出力とを加算するものであ
る。ドライバ8は、前記加算器7の出力を増幅しフォー
カスアクチュエータ駆動信号として、光ヘッド9の中の
図示しないフォーカスアクチュエータに対して出力する
ようになっている。
【0019】前記タイマ5の設定時間Tは以下のように
決める。図2のように、フォーカスずれ信号の値が予め
設定したレベルEより大きくなるような集光スポット位
置の範囲をSであるとする。また、集光スポットと記録
媒体としての光ディスクの相対速度のうち、フォーカス
サーボに引き込むことができる相対速度の最大値をVma
xとする。このとき、設定時間Tは以下の式で表される
値とする。 T=S/Vmax また、レベルEはフォーカスずれ信号のピーク値よりは
小さく、ゼロよりは大きい値とする。
決める。図2のように、フォーカスずれ信号の値が予め
設定したレベルEより大きくなるような集光スポット位
置の範囲をSであるとする。また、集光スポットと記録
媒体としての光ディスクの相対速度のうち、フォーカス
サーボに引き込むことができる相対速度の最大値をVma
xとする。このとき、設定時間Tは以下の式で表される
値とする。 T=S/Vmax また、レベルEはフォーカスずれ信号のピーク値よりは
小さく、ゼロよりは大きい値とする。
【0020】次に図3を参照して装置の動作について説
明する。
明する。
【0021】図3(A)は集光スポットと光ディスクの
相対速度が小さい場合であって、同図(a)〜(c)は
図1中の信号a〜cを示している。フォーカスずれ信号
aはフォーカスずれが大きい位置では、ほぼゼロ付近の
値になっている。引き込みスタート信号がサーチ信号発
生器6に入力され、サーチ信号発生器6が出力するサー
チ信号がフォーカスアクチュエータに入力されて、集光
レンズが移動し合焦付近に近づくと、フォーカスずれ信
号は+(プラス)側に変化し、時刻t1からt3までの
間、予め設定したレベルEを越える。比較器3の出力b
は時刻t1からt3までの間“H”レベルとなる。時刻t
1において立ち上がり検出器4からパルスが出力されて
タイマ5がスタートする。予め設定した時間Tを経過し
てつまり時刻t2の時点でタイマ5の出力cは、“H”
レベルとなる。これにより、スイッチ2は閉じられ、フ
ォーカス制御ループが動作を始める。すなわち、フォー
カス引き込みがなされフォーカスサーボが働く。このと
き、サーチ信号発生器6は動作を停止し、出力をゼロに
する。
相対速度が小さい場合であって、同図(a)〜(c)は
図1中の信号a〜cを示している。フォーカスずれ信号
aはフォーカスずれが大きい位置では、ほぼゼロ付近の
値になっている。引き込みスタート信号がサーチ信号発
生器6に入力され、サーチ信号発生器6が出力するサー
チ信号がフォーカスアクチュエータに入力されて、集光
レンズが移動し合焦付近に近づくと、フォーカスずれ信
号は+(プラス)側に変化し、時刻t1からt3までの
間、予め設定したレベルEを越える。比較器3の出力b
は時刻t1からt3までの間“H”レベルとなる。時刻t
1において立ち上がり検出器4からパルスが出力されて
タイマ5がスタートする。予め設定した時間Tを経過し
てつまり時刻t2の時点でタイマ5の出力cは、“H”
レベルとなる。これにより、スイッチ2は閉じられ、フ
ォーカス制御ループが動作を始める。すなわち、フォー
カス引き込みがなされフォーカスサーボが働く。このと
き、サーチ信号発生器6は動作を停止し、出力をゼロに
する。
【0022】フォーカスずれ信号のレベルがEを越えて
いる時間が設定時間Tよりも長いので、引き込みに成功
するのに十分なだけ相対速度は小さいことが保証されて
いるため、引き込みに失敗することはない。
いる時間が設定時間Tよりも長いので、引き込みに成功
するのに十分なだけ相対速度は小さいことが保証されて
いるため、引き込みに失敗することはない。
【0023】図3(B)は集光スポットと光ディスクの
相対速度が大きい場合を示す。フォーカスずれ信号a
は、時刻t1からt4までの間、予め設定したレベルEを
越える。比較器3の出力bは時刻t1からt4までの間
“H”レベルとなる。時刻t1において立ち上がり検出
器4からパルスが出力されてタイマ5がスタートする。
予め設定した時間Tを経過する前に、比較器3の出力b
は“L”レベルとなる。これにより、タイマ5はリセッ
トされて待機状態となる。タイマ5の出力は“L”レベ
ルを保ち、スイッチ2は開かれたままとなって、フォー
カス制御ループは動作しない。
相対速度が大きい場合を示す。フォーカスずれ信号a
は、時刻t1からt4までの間、予め設定したレベルEを
越える。比較器3の出力bは時刻t1からt4までの間
“H”レベルとなる。時刻t1において立ち上がり検出
器4からパルスが出力されてタイマ5がスタートする。
予め設定した時間Tを経過する前に、比較器3の出力b
は“L”レベルとなる。これにより、タイマ5はリセッ
トされて待機状態となる。タイマ5の出力は“L”レベ
ルを保ち、スイッチ2は開かれたままとなって、フォー
カス制御ループは動作しない。
【0024】本実施例は、タイマ5のスタートから設定
時間Tに至る迄の時間とタイマ5のリセットがかかる時
間との早い遅いによって、フォーカス引き込みの可否が
異なる 本実施例は、フォーカスずれ信号が一定値から再び同じ
値になるまでの時間tが集光スポットと光ディスクとの
相対速度に対応しているので、この相対速度に相当する
値を用いて引き込みの可否を判断している。すなわち、
前記時間tが所定の時間T以上かかるなら前記相対速度
が小さいとし、この場合にのみフォーカス制御ループを
閉じるようにしている。このように、本実施例では、引
き込み不可能な大きな相対速度のときにフォーカス制御
ループを閉じることがなくなり、集光レンズが光ディス
クやストッパ等に衝突することによる傷や衝突音の発生
を避けることができ、確実なサーボ引き込みができる。
時間Tに至る迄の時間とタイマ5のリセットがかかる時
間との早い遅いによって、フォーカス引き込みの可否が
異なる 本実施例は、フォーカスずれ信号が一定値から再び同じ
値になるまでの時間tが集光スポットと光ディスクとの
相対速度に対応しているので、この相対速度に相当する
値を用いて引き込みの可否を判断している。すなわち、
前記時間tが所定の時間T以上かかるなら前記相対速度
が小さいとし、この場合にのみフォーカス制御ループを
閉じるようにしている。このように、本実施例では、引
き込み不可能な大きな相対速度のときにフォーカス制御
ループを閉じることがなくなり、集光レンズが光ディス
クやストッパ等に衝突することによる傷や衝突音の発生
を避けることができ、確実なサーボ引き込みができる。
【0025】次に本発明の第2実施例について説明す
る。
る。
【0026】第1実施例では比較器3の比較レベルEを
固定値としたが、本実施例ではフォーカス引き込み動作
毎にフォーカスずれ信号のピーク値を検出して、その値
に1より小さい一定値を掛けた値を比較レベルEとす
る。これにより、光ディスクの反射率の違い等によるば
らつきの影響を小さくして、フォーカス制御ループが閉
じられる相対速度限界が常に一定となり、より安定に引
き込めるという効果がある。
固定値としたが、本実施例ではフォーカス引き込み動作
毎にフォーカスずれ信号のピーク値を検出して、その値
に1より小さい一定値を掛けた値を比較レベルEとす
る。これにより、光ディスクの反射率の違い等によるば
らつきの影響を小さくして、フォーカス制御ループが閉
じられる相対速度限界が常に一定となり、より安定に引
き込めるという効果がある。
【0027】尚、前記実施例の説明ではフォーカスずれ
信号の正側のレベルによってフォーカス引き込みの可否
を判断する構成にしているが、負側のレベルを使用する
ことも同様に可能である。また、本発明は、前記記録媒
体はカード状の媒体とし、このカード状の媒体に情報の
記録/再生を行う装置に適用することもできる。
信号の正側のレベルによってフォーカス引き込みの可否
を判断する構成にしているが、負側のレベルを使用する
ことも同様に可能である。また、本発明は、前記記録媒
体はカード状の媒体とし、このカード状の媒体に情報の
記録/再生を行う装置に適用することもできる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、集光スポットと記録媒
体の相対速度に相当する値を検出して引き込みの可否を
判断するので、引き込み不可能な大きな相対速度のとき
にフォーカス制御ループを閉じることがなくなり衝突に
よる傷や衝突音の発生が避けられ、且つ確実なサーボ引
き込みができるという効果がある。
体の相対速度に相当する値を検出して引き込みの可否を
判断するので、引き込み不可能な大きな相対速度のとき
にフォーカス制御ループを閉じることがなくなり衝突に
よる傷や衝突音の発生が避けられ、且つ確実なサーボ引
き込みができるという効果がある。
【図1】図1は第1実施例に係るフォーカス引き込み制
御装置のブロック図。
御装置のブロック図。
【図2】図2はフォーカスずれ信号と設定レベルEとの
関係を示す説明図。
関係を示す説明図。
【図3】図3は相対速度の違いに応じた装置の動作を示
す波形図。
す波形図。
【図4】図4は従来のフォーカス引き込み制御装置の構
成図。
成図。
【図5】図5は従来の装置の動作を説明するための波形
図。
図。
1…位相補償回路 2…スイッチ 3…比較器 4…立ち上がり検出器 5…タイマ 6…サーチ信号発生器 7…加算器 8…ドライバ 9…光学ヘッド
Claims (1)
- 【請求項1】 光源から放射された光ビームを収束させ
て、記録媒体面に照射するための光収束手段と、 前記記録媒体面より反射された光より、光の収束状態を
検出するフォーカスずれ検出手段と、 前記光収束手段を前記記録媒体面に対して略垂直方向に
移動させるフォーカス移動手段と、 前記フォーカスずれ検出手段の出力に応じて前記フォー
カス移動手段を駆動し、前記記録媒体面に光ビームが略
一定の収束状態となるように制御するフォーカス制御手
段と、 前記フォーカス移動手段を駆動したときの前記フォーカ
スずれ検出手段の出力と所定の値とを比較する比較手段
と、 前記比較手段の出力が変化した時点からの経過時間を計
測する時間計測手段とを備え、 前記比較手段の出力が変化した後の状態を一定時間以上
保ったことを検出して直ちにフォーカス制御手段の動作
を開始させることを特徴とするフォーカス引き込み制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19753193A JPH0757277A (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | フォーカス引き込み制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19753193A JPH0757277A (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | フォーカス引き込み制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0757277A true JPH0757277A (ja) | 1995-03-03 |
Family
ID=16376021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19753193A Pending JPH0757277A (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | フォーカス引き込み制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0757277A (ja) |
-
1993
- 1993-08-09 JP JP19753193A patent/JPH0757277A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020529 |