JP3545909B2 - 光ディスク再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクの再生中にフォーカスサーボが外れても、素早くフォーカスサーボ可能な状態に戻れる光ディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は光ディスク再生装置のフォーカスサーボ方法を説明するための図で、(a)はフォーカスサーボ系の構成図、(b)はフォーカスエラー検出回路図、(c)〜(e)は4分割フォトダイオード上での光ビーム形状図、(f)はフォーカスエラー信号波形図、(g)はフォーカスサーチ信号波形図である。以下、図に従って説明する。
【0003】
1は光ビームを光ディスク2上にフォーカスさせるためのフォーカス光学系で、光ディスク2上に光ビームを照射するレーザダイオード11、レーザダイオード11からの光を平行光線にするコリメータレンズ12、入射光と反射光とを分離するビームスプリッタ13、反射光の偏光面を90度変化させる1/4波長板14、光ディスク2の反射面に光ビームを絞る対物レンズ15、光ディスク2からの反射光を集束する集束レンズ16、フォーカス状態によって光ビームの形状を変化させる円筒レンズ17及びフォーカスの状態を検出し同時に光ディスク2上のデータを読み取る4分割フォトダイオード18から構成される。尚、対物レンズ15はフォーカスサーボ信号またはフォーカスサーチ信号が供給されるコイル32により光ディスク2に対して前後(遠近)に移動される。
【0004】
2はコンパクトディスクや光磁気ディスク等のデータが記録された光ディスクである。3は対物レンズ15を前後に移動させて光ビームを光ディスク2上で常にフォーカスさせるためのフォーカスサーボ系で、4分割フォトダイオード18からの信号を基にフォーカスエラー信号を生成するフォーカスエラー検出回路(基本は差動アンプ)31、フォーカスサーボ信号及びフォーカスサーチ信号により対物レンズ15を移動させるコイル32及びフォーカスエラー信号が得られない時に対物レンズ15を所定の方法で移動させ合焦点位置を探るためのフォーカスサーチ信号を出力するフォーカスサーチ回路33で構成される。4は光ディスク2を所定の線速度で回転させるモータである。
【0005】
次に、光ディスク2上に光ビームをフォーカスさせる方法について述べる。レーザダイオード11からの光はコリメータレンズ12及び対物レンズ15を通って光ディスク2上に照射される。その反射光はビームスプリッタ13により方向が変えられて集束レンズ16、円筒レンズ17を通って4分割フォトダイオード18に到達する。その時、4分割フォトダイオード18上の光ビームの形状は合焦点時は図7(d)のごとく円形になる。しかし、光ビームの形状は円筒レンズ17のために対物レンズ15が光ディスク2面より遠すぎる時は図7(c)のごとく横長の楕円形に、近すぎる時は図7(e)のごとく縦長の楕円形になる。
【0006】
4分割フォトダイオード18の対角の2対のダイオードの出力和(ダイオード1とダイオード3の組、ダイオード2とダイオード4の組)をフォーカスエラー検出回路31に入力すると、合焦点時は光ビームが円形であるためダイオード1とダイオード3の出力和とダイオード2とダイオード4の出力和は等しくフォーカスエラー検出回路31の出力は0となる。遠すぎる時は光ビームが縦長の楕円形であるためダイオード1とダイオード3の出力和はダイオード2とダイオード4の出力和より大きくフォーカスエラー検出回路31の出力は+となる。また、近すぎる時は光ビームが横長の楕円形であるためダイオード1とダイオード3の出力和はダイオード2とダイオード4の出力和より小さくフォーカスエラー検出回路31の出力は−となる。つまり、図7(f)のごときフォーカスエラー信号が得られる。
【0007】
このフォーカスエラー信号(フォーカスエラー検出回路31の出力)より生成した信号を対物レンズ15を前後に動かすコイル32に供給してフォーカスエラー信号が常に0になるようにフィードバックをかける。しかし、合焦点位置から大きくずれた時は、光ビームが周囲に拡散して4分割フォトダイオード18に戻らなくなり、各ダイオード1〜4からの信号が小さくなる。その結果、フォーカスエラー検出回路31の出力も小さくなり(図7(f)のフォーカスエラー信号波形図において合焦点位置から大きく離れた位置)フィードバックがかけられなくなる。
【0008】
そこで、従来はフォーカスサーチ回路33から図7(g)のごときフォーカスサーチ信号を出力してフォーカスエラー信号に加算して、対物レンズ15を大きく動かし合焦点の近傍に引き込む。合焦点の近傍にあることを4分割フォトダイオード18の出力の総和(直流分)が所定値以上あることを検出して出力されるFOK信号(合焦点検出信号)により判断する。この状態になると、フォーカスサーボを行うに充分なフォーカスエラー信号が得られているので、FOK信号を検出した後、フォーカスゼロクロス信号の立上りを検出して(合焦点位置を通過したことを確認する)フォーカスサーボをクローズしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来のような光ディスク再生装置のフォーカスサーボ方法では、光ディスクの再生中に振動等によりフォーカスサーボが一時的に外れてしまった場合には、フォーカスエラー信号によるフォーカス制御を一時中断して、フォーカスサーチ回路33からフォーカスサーチ信号を供給して予め定められた位置に対物レンズ15を設定し、その後対物レンズを徐々に移動させ、その過程で合焦点近傍を検出すると、フォーカスサーチ回路33を切り離してフォーカスサーボ制御のフィードバックループをロックする。このように所定の手順でフォーカスサーチを行って、フォーカスサーボ制御のフィードバックループをロックするので時間がかかる。つまり、この間は再生が中断されるので、大容量のメモリを備えていなければ音飛び等が発生するという問題がある。
【0010】
本発明は、時間のかかる所定の手順によるフォーカスサーチを行わず、短時間で通常のフォーカスサーボが可能な状態に戻れる光ディスク再生装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明は、データが記録された光ディスク上に照射光を集束させる集束手段と、該集束手段による照射光の集束状態に応じて前記光ディスクから出力されるフォーカスエラー信号に基づいて、前記照射光が前記光ディスク上に集束するように前記集束手段を制御する制御手段を備えた光ディスク再生装置において、前記フォーカスエラー信号に基づき、合焦点から離れた位置でレンズと光ディスクの相対位置が変化し、前記フォーカスエラー信号が合焦点を横切らずに周期的に変動する場合に、振動していると判断する振動判断手段と、前記振動判断手段により振動していると判断された時に、振動の際に発生する前記フォーカスエラー信号の振動周波数を検出し、該振動周波数が所定の周波数範囲にあるか否かを判断する周波数判断手段とを備え、前記周波数判断手段により前記振動周波数が所定の周波数範囲にあると判断された場合に、所定の電圧の初期制御信号を前記集束手段に印加することを特徴とするものである。
【0012】
また、データが記録された光ディスク上に照射光を集束させる集束手段と、該集束手段による照射光の集束状態に応じて前記光ディスクから出力されるフォーカスエラー信号に基づいて、前記照射光が前記光ディスク上に集束するように前記集束手段を制御する制御手段を備えた光ディスク再生装置において、前記フォーカスエラー信号に基づき、合焦点から離れた位置でレンズと光ディスクの相対位置が変化し、前記フォーカスエラー信号が合焦点を横切らずに周期的に変動する場合に、振動していると判断する振動判断手段と、前記振動判断手段により振動していると判断された時に、前記振動の際に発生する前記フォーカスエラー信号の振動周波数を検出し、該振動周波数が所定の周波数範囲にあるか否かを判断する周波数判断手段とを備え、前記周波数判断手段により前記振動周波数が所定の周波数範囲にないと判断された場合に、予め定められた所定手順に従って前記集束手段を移動するように設定されたフォーカスサーチ信号を前記集束手段に印加し、出力された前記フォーカスエラー信号に基づく制御が可能となると、前記フォーカスサーチ信号の印加を停止することを特徴とするものである。
【0013】
また、前記振動判断手段は、前記フォーカスエラー信号を所定レベルを閾値としてパルス信号に変換するパルス変換手段と、前記パルス変換手段により変換されたパルス信号のパルス数を計数する計数手段とを備え、前記計数手段により設定時間内に計数されたパルス数が所定数を超えた時に、前記振動であると判断することを特徴とするものである。
【0014】
また、前記振動判断手段は、前記フォーカスエラー信号を第1レベルと該第1レベルと符号の異なる第2レベルを閾値として第1及び第2パルス信号に変換する第1及び第2パルス変換手段と、前記第1及び第2パルス変換手段により変換された第1及び第2パルス信号のパルス数をそれぞれ計数する第1及び第2計数手段とを備え、前記第1計数手段と前記第2計数手段により設定時間内に計数されたパルス数に応じて、前記振動を判断することを特徴とするものである。
【0015】
また、前記第1レベルに対応する前記集束手段の位置は、合焦点位置を挟んで前記第2レベルに対応する前記集束手段の位置よりも前記光ディスクの近くにあり、前記制御手段は、前記第1パルス信号の立上りが検出された後、前記第2パルス信号の立上りが検出された時に、制御のフィードバックループをロックすることを特徴とするものである。
【0016】
また、前記初期制御信号の電圧値は、前記制御手段による制御のフィードバックループのロック中におけるフォーカスエラー信号の平均値とすることを特徴とするものである。
また、前記初期制御信号の電圧値は、前記第1パルス信号の立上り時刻と前記第2パルス信号の立上り時刻との中間の時刻に対応する前記フォーカスサーチ信号の電圧値であることを特徴とするものである。
【0017】
また、前記初期制御信号の電圧値は、前記フォーカスサーチ信号による前記集束手段の制御中に合焦点状態が検出された時に対応するフォーカスサーチ信号の電圧値であることを特徴とするものである。
【0018】
【実施例】
図1は本発明の一実施例の光ディスク再生装置の処理フローチャートである。図2は振動検出方法を説明するための信号波形図で、(a)はフォーカスエラー信号波形図、(b)はフォーカスゼロクロス(FZC)▲2▼信号波形図、(c)はFOK(合焦点検出)信号波形図、(d)はフォーカスゼロクロス(FZC)▲2▼信号とFOK信号の論理積信号波形図である。図3は他の振動検出後のサーボクローズタイミングを説明するための信号波形図で、(a)はフォーカスエラー信号波形図、(b)はフォーカスゼロクロス(FZC)▲1▼信号波形図、(c)はフォーカスゼロクロス(FZC)▲2▼信号波形図である。図4はフォーカスオフセット電圧の印加回路を説明するためのブロック図である。以下、図を用いて説明する。
【0019】
ステップS1では、光ディスク2を再生装置にセットしてステップS2に移る。つまり、通常の光ディスクの再生と同様にセットする。ステップS2では、フォーカスサーチを実行してステップS3に移る。つまり、レンズ系の焦点深度は非常に浅いので、光ディスク2を再生装置にセットした状態では合焦点(フォーカス)位置から大きく離れており、光ディスク2からの反射光はほとんど4分割フォトダイオード18には入らない。その結果、フォーカス状態を検出するフォーカスエラー信号は4分割フォトダイオード18の対角の2対のダイオードの出力和(ダイオード1とダイオード3の組、ダイオード2とダイオード4の組)の差信号であるが、対角の2対のダイオードの出力和は共に小さいために、合焦点位置から大きくずれているにも係わらず0になり、合焦点と判断されてフォーカスサーボは行えない。そこで、フォーカスサーチ回路33から図7(g)のごときフォーカスサーチ信号を出力してフォーカスサーボ信号に加算して、対物レンズ15を大きく動かし、その過程でフォーカスエラー信号を検出して合焦点の近傍に引き込む。
【0020】
ステップS3では、フォーカスサーボ制御のフィードバックループのロックができたか否かを判断してロックできればステップS4に移り、ロックできなければ同じ処理を繰り返す。この判断は合焦点の近傍にあることを検出して出力されるFOK信号(合焦点検出信号)により判断する。FOK信号は4分割フォトダイオード18の出力の総和(直流分)が所定値以上あることを検出して出力される信号である。この状態になると、フォーカスサーボを行うに充分なフォーカスエラー信号が得られているので、FOK信号を検出した後、フォーカスゼロクロス(FZC)▲2▼の立上りを検出すると直ちにフォーカスサーチ回路33を切り離す。
【0021】
ステップS4では、オフセット電圧V0をメモリに記憶してステップS5に移る。つまり、合焦点となった時のフォーカスサーチ回路33から印加された電圧V0を記憶する(この電圧は後述するようにフォーカスサーボができなくなった時に必要になる)。
ステップS5では、再生を実行してステップS6に移る。つまり、4分割フォトダイオード18からの出力(総和)を信号処理回路(図示せず)に入力して音声、映像等に変換する。ステップS6では、フォーカスサーボが外れたか否かを判断してフォーカスサーボが外れるとステップS7に移り、フォーカスサーボが外れなければ再生を続行する。
【0022】
ステップS7では、振動しているか否かを判断して振動しておればステップS8に移り、振動していなければステップS13に移る。振動は合焦点から離れた位置でレンズと光ディスクの相対位置が変化し、フォーカスエラー信号が合焦点を横切らず周期的に変動するものである。図2(a)のごときフォーカスエラー信号を所定のスライスレベル(V)を基準に2値化して、図2(b)のフォーカスゼロクロス(FZC)▲2▼信号を得る。一方、合焦点の近傍にあり4分割フォトダイオード18の出力の総和が所定値以上あると図2(c)のごとくFOK信号が出力される。このフォーカスゼロクロス信号とFOK信号を論理回路に入力して図2(d)のごとくFZC’信号を求める。このFZC’信号は光ディスクからの信号が充分にあり、且つ、フォーカスエラー信号が得られている状態を示している。フォーカスエラーが発生した時に、この周期的なFZC’信号パルスをカウントし、一定時間内に所定数以上のパルスが検出できた時に振動中であると判断する。
【0023】
尚、フォーカスエラー信号波形図( 図3(a)参照)を合焦点の上側及び下側の2レベル(V1、V2)をスライスレベルとしてフォーカスゼロクロス信号(1)( 図3(b)参照)、フォーカスゼロクロス信号(2)( 図3(c)参照)を求めて、所定時間内のパルス数をカウントして振動しているか否かの判断を行う。この場合、フォーカスゼロクロス信号(1)で振動が確認されると合焦点の上側で振動しており、フォーカスゼロクロス信号(2)で振動が確認されると合焦点の下側で振動していることが判る。

【0024】
ステップS8では、振動の周波数を検出してステップS9に移る。つまり、振動していると判断すると、検出されたフォーカスゼロクロス信号の繰り返し周波数を検出する。尚、周波数の代わりにフォーカスゼロクロス信号のパルスの立上りから立上りまでの時間を検出してもよい。また、検出値は平均値またはピーク値のいずれで定義してもよい。
【0025】
ステップS9では、検出した周波数が所定の範囲にあるか否かを判断して所定の範囲にあればステップS10に移り、所定の範囲になければステップS13に移る。この判断はフォーカスサーボができなくなった時に、従来と同様のフォーカスサーチ信号によりレンズをゆっくり動かして合焦点近くまで引き込むか、直接、合焦点近くにレンズが来るような電圧(オフセット電圧)を印加するかを判断するためで、例えば振動周波数がDC〜1.2kHzの範囲であれば、直接オフセット電圧を印加することにより短時間でフォーカスサーボへの移行が可能になる。
【0026】
ステップS10では、オフセット電圧を印加してステップS11に移る。つまり、この周波数範囲の振動であればオフセット電圧を印加することによりフォーカスサーボ制御のフィードバックループのロックができるので、例えば、図4の回路においてマイコンD/A41からアクチュエータドライバ43にステップS4でメモリに記憶しておいたオフセット電圧V0をフォーカスサーボIC42の出力(フォーカスサーボ)と共に印加する。そして、コイル32により対物レンズ15を合焦点近くへ一気に移動させる。その結果、従来のフォーカスサーチ信号を使用するよりも早く合焦点近くに到達できる(正常なフォーカスサーボに早く戻れる)。尚、オフセット電圧として上記の他に、通常の再生において検出されるフォーカスエラー信号の平均値を使用する方法や、フォーカスゼロクロス信号▲1▼の立上りと、フォーカスゼロクロス信号▲2▼の立上り時刻に対応したフォーカスサーチ信号電圧の中間の電圧を使用する方法等がある。
【0027】
ステップS11では、フォーカスサーボ制御のフィードバックループのロックができたか否かを判断してロックできればステップS12に移り、ロックできなければ同じ処理を繰り返す。この判断は合焦点の近傍にあることを4分割フォトダイオード18の出力の総和が所定値以上あることを検出して出力されるFOK信号により判断する。尚、この処理の詳細は後述する。ステップS12では、再生を実行して処理を終える。
【0028】
ステップS13では、通常のフォーカスサーチ信号を印加してステップS11に移る。つまり、図7(g)の信号を印加してレンズをゆっくりと移動させ、その間にFOK信号及びフォーカスゼロクロス(FZC)▲2▼信号が検出されるとフォーカスサーチ回路33を切り離す。
次に、前述のステップS11におけるフォーカスサーボ制御のフィードバックループのロック方法について図5〜図6を用いて詳細に説明する。合焦点近くにおいてフォーカスサーボ制御のフィードバックループをロックするタイミングとして、対物レンズ15を光ディスク2に近づけるときに行う場合と、光ディスク2から遠ざけるときに行う場合の2通りがある。光ディスクの種類によっては(例えば、MD)、信号が記録されているディスクの内面ではなく表面を誤って合焦点と検知することがある。本処理はこれを防止するためのもので、対物レンズ15を光ディスク2から遠ざけるときに限りフォーカスサーボ制御のフィードバックループをロックするものである。図5はフォーカスサーボのロック方法を説明するための処理フローチャートである。図6はフォーカスオフセット電圧を説明するための図で、(a)はフォーカスサーチ信号波形図、(b)はフォーカスエラー信号波形図、(c)はフォーカスゼロクロス信号▲1▼波形図、(d)はフォーカスゼロクロス信号▲2▼波形図である。
【0029】
ステップS21では、FZC▲1▼↑(フォーカスゼロクロス▲1▼信号の立上り)を検出したか否かを判断して検出すればステップS22に移り、検出しなければ待機する。つまり、フォーカスゼロクロス信号▲1▼の立上りを検出したか否かを判断する。ステップS22では、FZC▲2▼タイマ(フォーカスゼロクロス▲2▼信号検出用タイマ)をセットしてステップS23に移る。つまり、FZC▲1▼↑(フォーカスゼロクロス▲1▼信号の立上り)を検出してから規定時間内にフォーカスサーボ制御のフィードバックループがロックできなければ処理をやり直すために時間計測を開始する。
【0030】
ステップS23では、FZC▲2▼(フォーカスゼロクロス▲2▼信号)が反転したか否かを判断して、反転すればステップS24に移り、反転しなければステップS26に移る。つまり、スライスレベル▲2▼を横切ったか否かを判断する。ステップS24では、FZC▲2▼↑(フォーカスゼロクロス▲2▼信号の立上り)を検出したか否かを判断して検出すればステップS25に移り、検出しなければステップS21に戻る。つまり、FZC▲1▼↑(フォーカスゼロクロス▲1▼信号の立上り)を検出してから規定時間内にFZC▲2▼↑(フォーカスゼロクロス▲2▼信号の立上り)が検出できたかをチェックする。換言すれば、この処理はフォーカスエラー信号が0になる点(合焦点)を横切っているか否かの判断をしている。
【0031】
ステップS25では、フォーカスサーボ制御のフィードバックループをロックし、再生を開始して処理を終える。つまり、対物レンズ15が規定時間内に合焦点を通過し、且つ、光ディスク2から遠ざける状態であるのでフォーカスサーボ制御のフィードバックループをロックする。
ステップS26では、規定時間が経過したか否かを判断して経過すればステップS21に戻りFZC▲1▼↑(フォーカスゼロクロス▲1▼信号の立上り)の検出からやり直し、経過していなければステップS23に戻ってFZC▲2▼(フォーカスゼロクロス▲2▼信号)の反転を待つ。
【0032】
以上のように本実施例では、振動などによってフォーカスサーボが外れた場合にも、複雑なフォーカスサーチを行わずに短時間でフォーカスサーボが可能になる。また、誤りのないフォーカスサーボ制御のサーボループのロックが可能になる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、時間のかかる所定の手順によるフォーカスサーチを行わず、短時間で通常のフォーカスサーボに戻れるので、再生が途絶えることのない光ディスク再生装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光ディスク再生装置の動作方法を説明するための処理フローチャートである。
【図2】振動検出方法を説明するための信号波形図である。
【図3】他の振動検出後のサーボクローズタイミングを説明するための信号波形図である。
【図4】フォーカスオフセット電圧の印加回路を説明するためのブロック図である。
【図5】フォーカスサーボのロック方法を説明するための処理フローチャートである。
【図6】フォーカスオフセット電圧を説明するための図である。
【図7】光ディスク再生装置のフォーカスサーボ方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1・・・・・フォーカス光学系、 17・・・・円筒レンズ、
11・・・・レーザダイオード、 18・・・・4分割フォトダイオード、
12・・・・コリメートレンズ、 2・・・・・光ディスク、
13・・・・ビームスプリッタ、 3・・・・・フォーカスサーボ系、
14・・・・1/4波長板、 31・・・・フォーカスエラー検出回路、
15・・・・対物レンズ、 32・・・・コイル、
16・・・・集束レンズ、 33・・・・フォーカスサーチ回路。

Claims (8)

  1. データが記録された光ディスク上に照射光を集束させる集束手段と、該集束手段による照射光の集束状態に応じて前記光ディスクから出力されるフォーカスエラー信号に基づいて、前記照射光が前記光ディスク上に集束するように前記集束手段を制御する制御手段を備えた光ディスク再生装置において、
    前記フォーカスエラー信号に基づき、合焦点から離れた位置でレンズと光ディスクの相対位置が変化し、前記フォーカスエラー信号が合焦点を横切らずに周期的に変動する場合に、振動していると判断する振動判断手段と、
    前記振動判断手段により振動していると判断された時に、振動の際に発生する前記フォーカスエラー信号の振動周波数を検出し、該振動周波数が所定の周波数範囲にあるか否かを判断する周波数判断手段とを備え、
    前記周波数判断手段により前記振動周波数が所定の周波数範囲にあると判断された場合に、所定の電圧の初期制御信号を前記集束手段に印加することを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. データが記録された光ディスク上に照射光を集束させる集束手段と、該集束手段による照射光の集束状態に応じて前記光ディスクから出力されるフォーカスエラー信号に基づいて、前記照射光が前記光ディスク上に集束するように前記集束手段を制御する制御手段を備えた光ディスク再生装置において、
    前記フォーカスエラー信号に基づき、合焦点から離れた位置でレンズと光ディスクの相対位置が変化し、前記フォーカスエラー信号が合焦点を横切らずに周期的に変動する場合に、振動していると判断する振動判断手段と、
    前記振動判断手段により振動していると判断された時に、前記振動の際に発生する前記フォーカスエラー信号の振動周波数を検出し、該振動周波数が所定の周波数範囲にあるか否かを判断する周波数判断手段とを備え、
    前記周波数判断手段により前記振動周波数が所定の周波数範囲にないと判断された場合に、予め定められた所定手順に従って前記集束手段を移動するように設定されたフォーカスサーチ信号を前記集束手段に印加し、出力された前記フォーカスエラー信号に基づく制御が可能となると、前記フォーカスサーチ信号の印加を停止することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク再生装置。
  3. 前記振動判断手段は、
    前記フォーカスエラー信号を所定レベルを閾値としてパルス信号に変換するパルス変換手段と、
    前記パルス変換手段により変換されたパルス信号のパルス数を計数する計数手段とを備え、
    前記計数手段により設定時間内に計数されたパルス数が所定数を超えた時に、前記振動であると判断することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の光ディスク再生装置。
  4. 前記振動判断手段は、前記フォーカスエラー信号を第1レベルと該第1レベルと符号の異なる第2レベルを閾値として第1及び第2パルス信号に変換する第1及び第2パルス変換手段と、
    前記第1及び第2パルス変換手段により変換された第1及び第2パルス信号のパルス数をそれぞれ計数する第1及び第2計数手段とを備え、
    前記第1計数手段と前記第2計数手段により設定時間内に計数されたパルス数に応じて、前記振動を判断することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の光ディスク再生装置。
  5. 前記第1レベルに対応する前記集束手段の位置は、合焦点位置を挟んで前記第2レベルに対応する前記集束手段の位置よりも前記光ディスクの近くにあり、
    前記制御手段は、前記第1パルス信号の立上りが検出された後、前記第2パルス信号の立上りが検出された時に、制御のフィードバックループをロックすることを特徴とする請求項4記載の光ディスク再生装置。
  6. 前記初期制御信号の電圧値は、前記制御手段による制御のフィードバックループのロック中におけるフォーカスエラー信号の平均値とすることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の光ディスク再生装置。
  7. 前記初期制御信号の電圧値は、前記第1パルス信号の立上り時刻と前記第2パルス信号の立上り時刻との中間の時刻に対応する前記フォーカスサーチ信号の電圧値であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の光ディスク再生装置。
  8. 前記初期制御信号の電圧値は、前記フォーカスサーチ信号による前記集束手段の制御中に合焦点状態が検出された時に対応するフォーカスサーチ信号の電圧値であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の光ディスク再生装置。
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