JPH075711U - 成形型 - Google Patents
成形型Info
- Publication number
- JPH075711U JPH075711U JP4047093U JP4047093U JPH075711U JP H075711 U JPH075711 U JP H075711U JP 4047093 U JP4047093 U JP 4047093U JP 4047093 U JP4047093 U JP 4047093U JP H075711 U JPH075711 U JP H075711U
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- molding
- molding material
- mold
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 所定位置に所定形状の孔54,55,56を
備えた成形品51を成形する成形型について、孔54,
55,56に形成されるバリ58を型開きのときに成形
品51から自動的に分離することができるようにし、も
ってバリ除去作業に掛かる手間と時間を削減する。 【構成】 成形材料注入孔5を設けた上型1と、孔5
4,55,56を形成するための上向きの突部6を設け
た下型2と、を有し、上型1に、突部6の上方に開口す
るとともにその開口形状を突部6の先端面の形状と略合
致させた成形材料充填孔7を設けた。
備えた成形品51を成形する成形型について、孔54,
55,56に形成されるバリ58を型開きのときに成形
品51から自動的に分離することができるようにし、も
ってバリ除去作業に掛かる手間と時間を削減する。 【構成】 成形材料注入孔5を設けた上型1と、孔5
4,55,56を形成するための上向きの突部6を設け
た下型2と、を有し、上型1に、突部6の上方に開口す
るとともにその開口形状を突部6の先端面の形状と略合
致させた成形材料充填孔7を設けた。
Description
【0001】
本考案は、成形型の改良に関する。
【0002】
例えば、図4および図5に示す成形品51を成形する場合、従来は、図6およ び図7に示す成形型が用いられている。
【0003】 図4および図5の成形品51は、金属または硬質樹脂製のプレート52の表面 にゴム状弾性体53を加硫接着したものであって、センター孔54一つ、窓孔5 5四つ、小孔56四つの、都合九つの孔を備えている。そして、この九つの孔5 4,55,56のうち、図4における右上と左下の小孔56を除く七つの孔54 ,55,56にはそれぞれ、その開口周縁および内面にまでゴム状弾性体53が 回り込んでおり、よってこの七つの孔54,55,56についてはそれぞれ、後 記するように成形過程においてバリ除去作業が必要である。
【0004】 図6および図7の成形型は、上型1、下型2および外型3を有しており、型締 め時にこれらの分割型によって囲まれるキャビティ4を有している。上型1には 成形材料注入孔5が平面的に四等配で設けられている。下型2には、成形品51 に孔54,55,56を形成するための上向きの突部6が孔54,55,56に 合わせて九つ、一体にまたは別体のピンとして設けられており、図7には、この うちの三つが描かれている。
【0005】 上記成形型を用いて上記成形品51を成形するに際しては、先ず、孔54,5 5,56と突部6をそれぞれ位置合わせしてキャビティ4にプレート52をセッ トし、型締めし、成形材料注入孔5からキャビティ4に成形材料を注入し、成形 材料を加硫成形する。成形後、上型1を上昇させて型開きし、外型3を上昇させ て下型2から成形品51を離型させ、上型1からポットバリ57を取り外す(図 8参照)。図8に示したように、外型3から取り外した成形品51には上記した 七つの孔54,55,56のそれぞれに、孔54,55,56を塞ぐようなバリ 58が付いており、よって次の仕上工程において、孔53,54,55のそれぞ れから、このバリ58を手作業で毟り取るバリ除去作業が行なわれている。
【0006】
しかしながら、一般に大量生産されるこの種の成形品51において、一つ当た り七つのバリ58を一つずつ毟り取る作業は、極めて厄介であると言わざるを得 ず、よってこの点について有効な改善策が求められている。
【0007】
本考案は以上の点に鑑み、上記要望に応えるべく案出されたものであって、こ の目的を達成するため、所定位置に所定形状の孔を備えた成形品を成形する成形 型であって、成形材料注入孔を設けた上型と、前記孔を形成するための上向きの 突部を設けた下型と、を有し、前記上型に、前記突部の上方に開口するとともに その開口形状を前記突部の先端面の形状と略合致させた成形材料充填孔を設けた 成形型を提供する。
【0008】
上型に、突部の上方に開口するとともにその開口形状を突部の先端面の形状と 略合致させた成形材料充填孔を設けておくと、この成形材料充填孔に充填された 状態で硬化せしめられた成形材料とバリとが一体のものとなり、型開き時、バリ がポットバリの一部として成形品から分離されることになる。
【0009】
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明すると、当該成形型は、図4お よび図5に示した成形品51を成形するものである。
【0010】 すなわち、図1および図2に示すように、上型1、下型2および外型3が備え られており、型締め時にこれらの分割型によって囲まれるキャビティ4が設けら れている。上型1に、成形材料注入孔5が平面的に四等配で設けられており、下 型2に、成形品51に孔54,55,56を形成するための上向きの突部6が成 形品51の孔54,55,56に合わせて九つ、一体にまたは別体のピンとして 設けられている。また上型1に、突部6の上方に開口するとともに、その開口形 状を、下に位置した突部6の先端面の形状と略合致させた成形材料充填孔7が設 けられている。尚、孔54,55,56と突部6は九つずつであるが、この成形 材料充填孔7は、バリの除去を必要としない二つの小孔56と、センター孔54 については設けられておらず、よってこれ以外の六箇所に漏斗状のものとして設 けられている。
【0011】 上記構成の成形型を用いて上記成形品51を成形するに際しては、先ず、孔5 4,55,56と突部6をそれぞれ位置合わせしてキャビティ4にプレート52 をセットし、型締めし、成形材料注入孔5からキャビティ4に成形材料を注入す るとともに成形材料充填孔7に成形材料を充填し、成形材料を加硫成形する。成 形材料は全て一体に硬化せしめられ、特に、成形材料充填孔7内の成形材料と各 孔54,55,56のバリ58は直接繋った状態で一体に硬化せしめられる。し たがって型開きすると、図3に示すように、バリ58がポットバリ57の一部と して成形品51から分離されることになり、孔54,55,56六つ分のバリ5 8を型開きのときに成形品51から自動的に分離することができる。
【0012】
本考案は以下の効果を奏する。すなわち、上型に、突部の上方に開口するとと もにその開口形状を突部の先端面の形状と略合致させた成形材料充填孔を設けた ために、成形品の孔に形成されるバリを型開きのときに成形品から自動的に分離 することができる。したがってこれに伴ってバリ除去作業に掛かる手間と時間を 削減することが可能となる。
【提出日】平成6年5月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【0005】 上記成形型を用いて上記成形品51を成形するに際しては、先ず、孔54,5 5,56と突部6をそれぞれ位置合わせしてキャビティ4にプレート52をセッ トし、型締めし、成形材料注入孔5からキャビティ4に成形材料を注入し、成形 材料を加硫成形する。成形後、図8に示すように、上型1からポットバリ57を 取り外し、上型1を上昇させて型開きし、外型3を上昇させて下型2から成形品 51を離型させる。同図に示したように、外型3から取り外した成形品51には 、センター孔54にセンターバリ59が付くとともに、他の六つの孔55,56 にそれぞれ、各孔55,56を塞ぐようなバリ58が付いており、よって次の仕 上工程において、センター孔54からセンターバリ59を除去するとともに、他 の六つの孔55,56からそれぞれ、バリ58を除去するバリ除去作業が手作業 で行なわれている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【0006】
しかしながら、一般に大量生産されるこの種の成形品51において、一つ当た り六つのバリ58を一つずつ毟り取る作業は、極めて厄介であると言わざるを得 ず、よってこの点について有効な改善策が求められている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【0010】 すなわち、図1および図2に示すように、上型1、下型2および外型3が備え られており、型締め時にこれらの分割型によって囲まれるキャビティ4が設けら れている。上型1に、成形材料注入孔5が平面的に四等配で設けられており、下 型2に、成形品51に孔54,55,56を形成するための上向きの突部6が成 形品51の孔54,55,56に合わせて九つ、一体にまたは別体のピンとして 設けられている。また上型1に、突部6の上方に開口するとともに、その開口形 状を、下に位置した突部6の先端面の形状と略合致させた成形材料充填孔7が設 けられている。尚、孔54,55,56と突部6は九つずつであるが、この成形 材料充填孔7は、センター孔54と、バリの除去を必要としない二つの小孔56 については設けられておらず、よってこれ以外の六箇所に漏斗状のものとして設 けられている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【0011】 上記構成の成形型を用いて上記成形品51を成形するに際しては、先ず、孔5 4,55,56と突部6をそれぞれ位置合わせしてキャビティ4にプレート52 をセットし、型締めし、成形材料注入孔5からキャビティ4に成形材料を注入す るとともに成形材料充填孔7に成形材料を充填し、成形材料を加硫成形する。成 形材料は全て一体に硬化せしめられ、特に、成形材料充填孔7内の成形材料と各 孔55,56 のバリ58は直接繋った状態で一体に硬化せしめられる。したがっ て型開きすると、図3に示すように、バリ58がポットバリ57の一部として成 形品51から分離されることになり、孔55,56六つ分のバリ58を型開きの ときに成形品51から自動的に分離することができる。
【図1】本考案の実施例に係る成形型の平面図
【図2】図1におけるA−O−A線断面図
【図3】同成形型の作動説明図
【図4】成形品の平面図
【図5】図4におけるB−O−B線断面図
【図6】従来例に係る成形型の平面図
【図7】図6におけるC−O−C線断面図
【図8】同成形型の作動説明図
1 上型 2 下型 3 外型 4 キャビティ 5 成形材料注入孔 6 突部 7 成形材料充填孔 51 成形品 52 プレート 53 ゴム状弾性体 54,55,56 孔 57 ポットバリ 58 バリ
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月25日
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 上型 2 下型 3 外型 4 キャビティ 5 成形材料注入孔 6 突部 7 成形材料充填孔 51 成形品 52 プレート 53 ゴム状弾性体 54,55,56 孔 57 ポットバリ 58 バリ59 センターバリ
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
Claims (1)
- 【請求項1】 所定位置に所定形状の孔(54)(5
5)(56)を備えた成形品(51)を成形する成形型
であって、成形材料注入孔(5)を設けた上型(1)
と、前記孔(54)(55)(56)を形成するための
上向きの突部(6)を設けた下型(2)と、を有し、前
記上型(1)に、前記突部(6)の上方に開口するとと
もにその開口形状を前記突部(6)の先端面の形状と略
合致させた成形材料充填孔(7)を設けた成形型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4047093U JPH075711U (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 成形型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4047093U JPH075711U (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 成形型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH075711U true JPH075711U (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=12581529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4047093U Pending JPH075711U (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 成形型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075711U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020153083A1 (ja) * | 2019-01-23 | 2020-07-30 | 株式会社イノアックコーポレーション | 発泡成形体の製造方法および成形型 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP4047093U patent/JPH075711U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020153083A1 (ja) * | 2019-01-23 | 2020-07-30 | 株式会社イノアックコーポレーション | 発泡成形体の製造方法および成形型 |
JPWO2020153083A1 (ja) * | 2019-01-23 | 2021-12-02 | 株式会社イノアックコーポレーション | 発泡成形体の製造方法および成形型 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19991221 |