JPH0756624Y2 - ステッピングモータのモータフレーム - Google Patents

ステッピングモータのモータフレーム

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JPH0756624Y2
JPH0756624Y2 JP1988069705U JP6970588U JPH0756624Y2 JP H0756624 Y2 JPH0756624 Y2 JP H0756624Y2 JP 1988069705 U JP1988069705 U JP 1988069705U JP 6970588 U JP6970588 U JP 6970588U JP H0756624 Y2 JPH0756624 Y2 JP H0756624Y2
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frame
cup frame
cup
motor
portions
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毅 佐藤
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はリード線の引出し位置を変更できるステッピン
グモータのモータフレームに関する。
〔従来の技術〕
パーマネントマグネット形、あるいはハイブリット形の
ステッピングモータに使用されているモータフレーム
は、カップフレームと、ベースフレームとから形成され
ている。
すなわち第7図に示すように、カップフレームaは有底
円筒形をなし、その底面中央には図示しない軸受が取付
けられているとともに、周面にはリード線引出し溝bが
形成されている。この溝bを通してカップフレームaに
内蔵されたステータ(図示しない)のコイル端末に接続
されたリード線(図示しない)が外部に引出されるよう
になっている。そして、カップフレームaの開口縁には
一対の凹部cが形成されている。また、ベースフレーム
dは略平板状であって、その中央には軸受eが取付けら
れている。上記各軸受はカップフレームaに収納される
図示しないロータの回転軸を支持するものである。ベー
スフレームdは一対の取付け部fを有し、これらには固
定孔gが夫々設けられている。このベースフレームdは
その取付け部fの根元を上記凹部cに丁度嵌合すること
によって、カップフレームaの開口を閉塞して設けられ
るとともに、その固定孔gを通るねじ等の固定具を介し
てモータ固定部に固定されるようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、ステッピングモータはその用途や周辺機器と
の配置関係等に応じて、モータの固定位置に対してリー
ド線の引出し位置を変える必要がある。しかし、以上の
従来構成によれば、一対の凹部cに一対の取付け部fを
嵌合することで、取付け部fの固定孔gとカップフレー
ムaのリード線引出し溝bとの位置関係を固定的に決め
る構成であるから、その変更が不可能であり、したがっ
て、既述の要請を満たすことができないという問題があ
った。なお、このために従来は、別の金型を用いて、リ
ード線引出し溝に対する位置関係が異なる凹部を有した
別のカップフレームを製造し、これとベースフレームと
を組合わせて、上記要請に対応しているが、このような
場合には型費がかさむという問題がある。
本考案の目的は、ベースフレームの固定孔に対するカッ
プフレームのリード線引出し溝の位置を変更できるステ
ッピングモータのモータフレームを得ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、有底円筒形をなし、その底面中央に軸受が取
付けられているとともに、周面にリード線引出し溝が取
付けられたカップフレームと、中央に軸受が取付けられ
ているとともに、上記カップフレームの周面より外側に
突出する複数の取付け部を一体に有して、上記カップフ
レームの開口を閉塞して設けられ、かつ上記取付け部の
夫々に固定孔が設けられた略平板状のベースフレームと
からなるものに適用される。そして、上記目的を達成す
るために、本考案のモータフレームにおいては、上記カ
ップフレームの開口縁に、その周方向に沿って多数の凸
部と、これら凸部と同じ大きさの多数の凹部とを交互に
一体形成するとともに、上記取付け部の根元の幅を上記
凹凸部3個分の大きさとし、かつ、この根元の中央部に
おいて上記凸部と嵌合する嵌合孔を設けたものである。
〔作用〕
ベースフレームは、その取付け部の根元を、カップフレ
ームの一つの凸部の両側に隣接した二つの凹部に嵌合す
るとともに、上記根元中央部の嵌合孔と上記一つの凸部
とを嵌合させて、カップフレームにその開口を閉塞して
取付けられる。そして、各凸部と各凹部とは同じ大きさ
であるので、以上の嵌合位置をずらすことが可能であ
り、その選択によって取付け部の固定孔に対するカップ
フレームのリード線引出し溝の位置を変更できる。
〔実施例〕
第1図から第6図を参照して本考案の一実施例を以下説
明する。
図示しないステータおよびロータを収納するモータフレ
ームは、カップフレーム1とベースフレーム6とから形
成されている。
すなわち、図中1は板金をプレス型により絞り成形して
なるカップフレームである。このフレーム1は、有底円
筒形をなしているとともに、その周面にリード線引出し
溝2が切欠されている。さらに、カップフレーム1の底
面中央には軸受3(第3図参照)が取付けられている。
このカップフレーム1の内部に収納されるステータが備
えるコイルの端末に接続されたリード線L(第4図〜第
6図参照)は、上記引出し溝2から外部に引出されるよ
うになっている。
そして、カップフレーム1の開口縁には、その周方向に
沿って多数の凸部4と、これらの凸部4と同じ大きさの
多数の凹部5とが交互に一体に形成されている。凸部4
はカップフレーム1の軸方向に沿って設けられているの
もで、その高さと凹部5の深さとは等しく、後述のベー
スフレーム6の板厚と同じになっている。なお、本実施
例は、隣接する凸部4間がカップフレーム1の中心に対
してなす角度θ1(第3図参照)を30°にした場合を示
しているが、この角度θ1は任意に設定できるもので、
その設定により後述するベースフレーム6のずらし角度
が定められるようになっている。
また、カップフレーム1にはその開口を閉塞してベース
フレーム6が取付けられている。このフレーム6は板金
をプレス型により成形したもので、第1図および第2図
に示すように略平板状に形成されていて、その中央には
軸受7が取付けられている。この軸受7と上記軸受3と
はカップフレーム1内に収納されるロータ(図示しな
い)の回転軸を支持するものである。そして、ベースフ
レーム6の周縁には一対の取付け部8が一体に延設され
ている。これら取付け部8には夫々固定孔9が夫々設け
られており、これら固定孔9を通るねじやリベットなど
の固定具(図示しない)を介して、図示しないモータ固
定部にステッピングモータ全体が固定されるようになっ
ている。
さらに、取付け部8の根元3aの幅Wは上記凹凸部4,5の
3個分の大きさに形成され、したがって、根元8aがベー
スフレーム6の中心に対してなす角度θ2(第2図参
照)は、相隣接する3個の凹凸部4,5がカップフレーム
1の中心に対してなす角度θ3(第3図参照)に等し
い。しかも、上記根元8aの中央部には凸部4と嵌合する
嵌合孔10が設けられている。また、ベースフレーム6の
直径Dはカップフレーム1の内径に等しいとともに、そ
の外周には取付け部8間において嵌合凸部11が対称に形
成されている。この嵌合凸部11は凹部5に嵌合するもの
であるとともに、その径方向に対応する嵌合凸部11間の
長さL(第2図参照)はカップフレーム1の外形と等し
くなっている。
このベースフレーム6はステータおよびロータを収納し
たカップフレーム1に対して次ぎのようにして取付けら
れる。なお、ステータの収納時においてカップフレーム
1のリード線引出し溝2からは第4図から第6図に示す
ようにリード線Lが引出される。
つまり、ベースフレーム5の取付け部8の根元8aを、カ
ップフレーム1の一つの凸部4の両側に隣接した二つの
凹部5に嵌合させるとともに、根元8aの嵌合孔10を上記
一つの凸部4に嵌合させる。そうすると、第4図〜第6
図に示すようにカップフレーム1の開口を閉塞してベー
スフレーム6の取付け部8を除いた部分が、カップフレ
ーム1の開口縁に丁度嵌合して取付けられるとともに、
一対の取付け部8がカップフレーム1の周面より外側に
突出して設けられる。
ところで、各凸部4と各凹部5とが同じ大きさであるの
で、以上の組立てにおいて両フレーム1,6同志の嵌合位
置を隣接する凸部4間の角度θ1ごとにずらすことが可
能であり、このずらし角度の選択によって取付け部8の
固定孔9に対するリード線Lの引出し位置を変更でき
る。
例えば、第4図は一対の固定孔9を結ぶ直線に対して30
°の角度をなしてリード線Lを引出した場合を示してい
る。第5図は、第4図において嵌合孔10が嵌合した凸部
に対し時計回り側に隣接位置した他の凸部4を選択し
て、これを嵌合孔10に嵌合させてカップフレーム1とベ
ースフレーム6とを組立てた場合を示している。このよ
うなずらし処理により一対の固定孔9を結ぶ直線に対し
て60°の角度をなしてリード線Lが引出される。同様に
第6図は、第5図において嵌合孔10が嵌合した凸部に対
し時計回り側に隣接位置した更に他の凸部4を選択し
て、これを嵌合孔10に嵌合させてカップフレーム1とベ
ースフレーム6とを組立てた場合を示している。このよ
うなずらし処理により一対の固定孔9を結ぶ直線に対し
て90°の角度をなしてリード線Lが引出される。なお、
以上のような組立て後に根元8aの両側に接している凸部
4の根元側部分が、根元8aに圧接するようにかしめ加工
されて、両フレーム1,6の連結がなされることは従来と
同じである。
したがって、ステッピングモータと周辺機器との配置関
係等に応じて、モータの固定位置に対してリード線Lの
引出し位置を変える場合に、以上のずらし処理を行って
組立てることにより対応できとともに、リード線引出し
溝の位置が異なる種々のカップフレームを製造する必要
がなく、このためコストダウンもできる。
なお、本考案において上記一実施例の嵌合凸部は省略し
てもよい。また、本考案はハイブリット形のステッピン
グモータのモータフレームにも適用できる。
〔考案の効果〕
本考案は以上説明したように、周面にリード線引出し溝
が設けられたカップフレームの開口縁に、その周方向に
沿って多数の凸部と、多数の凹部とを交互に一体形成す
るとともに、このカップフレームの開口を閉塞するベー
スフレームの固定孔付き取付け部における根元の幅を、
凹凸部3個分の大きさとし、かつ、この根元の中央部に
凸部と嵌合する嵌合孔を設けたから、カップフレームが
同じ金型で作られるにも拘らず、ベースフレームの固定
孔に対するカップフレームのリード線引出し溝の位置を
変更できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図は本考案の一実施例に係るパーマネン
トマグネット形ステッピングモータのモータフレームを
示し、第1図は分解斜視図、、第2図はベースフレーム
の平面図、第3図はカップフレームの平面図、第4図か
ら第6図は夫々固定孔に対して互いに異なる方向にリー
ド線が引出された状態を示すモータ全体の平面図であ
る。第7図は従来のモータフレームを示す分解斜視図で
ある。 1…カップフレーム、2…リード線引出し溝、3…軸
受、4…凸部、5…凹部、6…ベースフレーム、7…軸
受、8…取付け部、8a…根元、9…固定孔、10…嵌合
孔、L…リード線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】有底円筒形をなし、その底面中央に軸受が
    取付けられているとともに、周面にリード線引出し溝が
    設けられたカップフレームと、中央に軸受が取付けられ
    ているとともに、上記カップフレームの周面より外側に
    突出する複数の取付け部を一体に有して、上記カップフ
    レームの開口を閉塞して設けられ、かつ上記取付け部の
    夫々に固定孔が設けられた略平板状のベースフレームと
    からなるものにおいて、 上記カップフレームの開口縁に、その周方向に沿って多
    数の凸部と、これら凸部と同じ大きさの多数の凹部とを
    交互に一体形成するとともに、上記取付け部の根元の幅
    を上記凹凸部3個分の大きさとし、かつ、この根元の中
    央部において上記凸部と嵌合する嵌合孔を設けたことを
    特徴とするステッピングモータのモータフレーム。
JP1988069705U 1988-05-26 1988-05-26 ステッピングモータのモータフレーム Expired - Lifetime JPH0756624Y2 (ja)

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JP1988069705U JPH0756624Y2 (ja) 1988-05-26 1988-05-26 ステッピングモータのモータフレーム

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JPH01180873U JPH01180873U (ja) 1989-12-26
JPH0756624Y2 true JPH0756624Y2 (ja) 1995-12-25

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JP1988069705U Expired - Lifetime JPH0756624Y2 (ja) 1988-05-26 1988-05-26 ステッピングモータのモータフレーム

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3024674C2 (de) * 1980-06-30 1982-07-29 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Statoranordnung eines Kleinmotors, insbesondere eines Klauenpol-Schrittmotors
JPS6132759U (ja) * 1984-07-27 1986-02-27 日本サ−ボ株式会社 小形電動機

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JPH01180873U (ja) 1989-12-26

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