JPH034137Y2 - - Google Patents

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JPH034137Y2
JPH034137Y2 JP1984161302U JP16130284U JPH034137Y2 JP H034137 Y2 JPH034137 Y2 JP H034137Y2 JP 1984161302 U JP1984161302 U JP 1984161302U JP 16130284 U JP16130284 U JP 16130284U JP H034137 Y2 JPH034137 Y2 JP H034137Y2
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JP
Japan
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yoke
locking
plate
stator coil
casing
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JP1984161302U
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JPS6177653U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は小型モータ、さらに詳しくは、周方向
に沿つて複数の磁極が着磁された回転子板と、ス
テータコイルの磁路を形成するとともに周方向に
沿つて複数の磁極が設けられたヨークとを備え、
ステータコイルに交番電流を通電することにより
回転するいわゆるインダクタモータの構造に関す
るものである。
[背景技術] この種の小型モータとしては、第2図および第
3図に示すように、ステータコイル13を収める
ケーシング10がステータコイル13の周囲を囲
む略コ字形のヨーク体22と、ヨーク体22の開
口面に配設されるヨーク板23とから構成された
ヨーク2によつて囲まれた形状のものが提供され
ており、この構造のモータにおいては、ヨーク体
22の先端部に形成された係止爪25をヨーク板
23の端縁に形成された係止溝26に嵌合された
状態でかしめることにより、ヨーク体22とヨー
ク板23とを結合している。ところで、係止爪2
5を係止溝26にかしめるにあたり、従来は第4
図に示すように、係止溝26の巾と係止爪25a
の巾とを略等しく形成し、先端部に刃を有するポ
ンチ5aを係止爪25aに食い込ませることによ
り、係止爪25aに切れ込みを形成するとともに
係止爪25aの巾方向の両端部を外側に押し広げ
るようにしていたものであり、ヨーク体22やヨ
ーク板23は0.3mm程度の厚みを有する鉄板で形
成されているものであるから、ポンチ5aから作
用する力によりヨーク体22やヨーク板23が変
形することがあつた。ヨーク板23には回転子板
の磁極に対向する複数の磁極片28が形成されて
いるものであり、ヨーク板23が変形すると磁極
片28間の間隔及び平坦度が変化してモータの回
転精度に影響するという問題があり、また係止爪
25aにポンチ5aで切れ込みを入れて変形させ
るものであるから、係止爪25aが十分に折曲さ
れないものであり、ヨーク体22とヨーク板23
との固定が十分に行なわれず、若干のがたつきを
生じ、ロータ3の回転の際にヨーク2を通る交番
磁界によつてヨーク2が振動を起こしてうなり音
が生じるという問題があつた。さらにポンチ5a
で係止爪25aに切れ込みを入れるものであるか
ら、ポンチ5aの先端部には大きな圧力が作用す
るものであり、ポンチ5aの先端部がすぐに摩耗
するという問題もあつた。
このため、第5図に示すように、係止爪25b
の巾を小さくし、一対の係止爪25bが1つの係
止溝26内に収められるようにした形状のものが
考えられるが、この場合に、若干の改善があるも
のの、上記問題点は十分には解消されないもので
ある。
[考案の目的] 本考案は上述の点に鑑みて為されたものであつ
て、その主な目的とするところは、係止爪を小さ
な力でかしめられるようにし、ヨーク板に設けた
磁極片が変形しないようにすることにあり、他の
目的とするところは、ヨーク体とヨーク板とをが
たつきなく固定することにより、交番磁界による
振動音の発生を防止することにあり、さらに他の
目的とするところは、ポンチの先端部に作用する
力が小さくても確実に係止爪をかしめることがで
きる構造として、ポンチの寿命を長くすることに
ある。
[考案の開示] (実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第2図および第3図に示すように、コイルブ
ロツク1はケーシング10内にステータコイル1
3を収納して構成される。ケーシング10は底面
が略正方形の薄箱状であつてステータコイル13
は両底面に直交する方向の軸の回りに巻装され
る。ケーシング10の一側面からはステータコイ
ル13の端子11が引き出される。ケーシング1
0の底面の4隅にはケーシング10の厚み方向に
貫通する取付孔12がそれぞれ形成されている。
ケーシング10の底面中央部には厚み方向に貫通
する軸孔15が開口しており、軸孔15内には磁
性体により形成されたヨーク筒21が装着されて
いる。ヨーク筒21はその軸方向の両端部に配設
されたヨーク体22と、ヨーク板23とによりヨ
ーク2を構成する。ヨーク体22はヨーク筒21
の軸方向において開放された略コ字形に形成され
ており、その胴片の中央部にヨーク筒21の一端
部に嵌合する嵌合孔24が形成され、その両脚片
の先端にはそれぞれ2対の係止爪25が延設され
ている。一方、ヨーク板23の左右両側縁におい
てヨーク体22の隣接した一対の係止爪25に対
応する位置には係止溝26が形成されている。係
止爪25は第1図に示すように、係止溝26の巾
方向の両端部に対応する形で離間して一対形成さ
れており、係止溝26の巾方向の側面に向かつて
開放された凹所4が係止爪25の基部に形成され
ている。凹所4は半円形に形成され、係止爪25
の基部の巾を小さくしている。ここで凹所4は半
円形に限定されるものではなく、他の形状でもよ
いのは勿論のことである。ヨーク板23の中央部
にはヨーク筒21の他端部に嵌合する嵌合孔27
が形成され、また嵌合孔27の周縁には複数の磁
極片28が周方向に沿つて形成されている。磁極
片28はヨーク板23の一部を迷路状に打ち抜い
てヨーク板23の内側と外側とから交互に磁極片
28を突出させた形状に形成されたものであつ
て、1つの磁極片28とその磁極片28に周方向
において隣合う磁極片28との間隔が左右で異な
るように形成されている。またヨーク板23の適
所には橋絡部29が設けられ、ヨーク板23の内
側部分と外側部分とは橋絡部29を介して連結さ
れる。ヨーク板23には4隅に切欠溝32が形成
され、この切欠溝32はケーシング10の取付孔
12に対応する。
しかして、ケーシング10にヨーク2を固定す
るにあたつては、ケーシング10の軸孔15内に
ヨーク筒21を挿入し、ヨーク体22をケーシン
グ10に取り付け、ヨーク体22の係止爪25を
ヨーク板23の係止溝26に嵌合させてかしめれ
ば、ヨーク筒21とヨーク体22とヨーク板23
とがケーシング10を保持した形で一体化される
のである。このかしめ固定には第1図に示すよう
に、ポンチ5を用いるものであつて、係止爪25
の内側面にポンチ5を当接させて係止爪25を外
側に広げる向きの力を作用させればよい。これに
より、凹所4に対応する部分で係止爪25は容易
に折曲され、ヨーク板23の上面に覆い被さる形
でかしめられるのである。ここで凹所4の中心の
高さ位置をヨーク板23の上面の高さ位置に略等
しく設定するのが望ましい。以上のようにして係
止爪25は比較的小さい力でかしめられ、かつ係
止爪25がヨーク板23の上面に覆い被さるか
ら、ヨーク体22とヨーク板23とががたつきな
く固定されるものである。以上のようにしてヨー
ク筒21とヨーク体22とヨーク板23とにより
磁路が閉成され、ステータコイル13への通電に
より周方向において隣合う磁極片28が異なる極
性の磁極となる。ヨーク筒21には軸受け33が
挿通され、軸受け33には回転軸34の一端部が
挿通される。回転軸34には円盤状の回転子板3
5が一体に固着されてロータ3が構成され、回転
子板35は周方向に沿つて複数極(例えば16極)
に着磁されている。回転軸34の他端部には回転
子35の回転出力を取り出すピニオン36が設け
られている。回転軸34を軸受け33に挿通した
状態で回転子板35の磁極とヨーク板23の磁極
片28とが相対向して配設され、ステータコイル
13に交番電流が通電されるとその交番電流に同
期して回転子板35が回転するのである。ロータ
3は回転軸34にEリングを装着するか、あるい
は一体成型などの適宜手段により抜け止めがなさ
れる。上記実施例においてヨーク体2に係止爪2
5を設け、ヨーク板23に係止溝26を設けた例
を示したが、これを逆に設けてもよいものであ
る。
[考案の効果] 本考案は上述のように、ヨークがステータコイ
ル内に挿通されるヨーク筒と、ヨーク筒の一端部
に磁気結合されケーシングの外周に沿う略コ字形
に形成されたヨーク体と、ヨーク筒の他端部に磁
気結合されヨーク体の両脚片間に跨がる形に配設
されるヨーク板とから構成され、ヨーク体の両脚
片の先端とヨーク板の側縁とのうちのいずれか一
方には複数の係止爪が突設され、いずれか他方に
は係止爪に対応する位置に複数の係止溝が形成さ
れ、係止爪は各係止溝の巾方向の両端部に一対形
成されるとともに、各係止爪の基部にはそれぞれ
係止溝の巾方向の周面に向かつて開放された凹所
が形成され、係止爪が係止溝の巾方向の外側に向
かつてかしめられることによりヨーク体とヨーク
板とがケーシングを保持した形で一体に結合され
ているので、係止爪を小さな力でかしめることが
でき、係止爪をかしめるときにヨーク板に設けた
磁極片が変形せず、モータの回転特性に悪影響を
及ぼすことがないという利点を有し、また、係止
爪が凹所の部分で十分に折曲されるから、係止爪
が係止溝の周縁に十分に固定され、ヨーク体とヨ
ーク板とをがたつきなく固定することができ、交
番磁界による振動音の発生が防止されるという利
点を有する。さらに、ポンチの先端部に作用する
力が小さくても確実に係止爪をかしめることがで
きるから、係止爪をかしめるときにポンチの先端
部に作用する抵抗が小さく、ポンチの寿命を長く
することができるという利点を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部拡大正面
図、第2図は同上の分解斜視図、第3図は同上の
組立後の縦断面図、第4図は従来例を示す部分正
面図、第5図は他の従来例を示す部分正面図であ
る。 1はコイルブロツク、2はヨーク、3はロー
タ、4は凹所、5はポンチ、10はケーシング、
21はヨーク筒、22はヨーク体、23はヨーク
板、25は係止爪、26は係止溝、28は磁極
片、34は回転軸、35は回転子板である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 箱状に形成されたケーシング内にステータコイ
    ルが保持されたコイルブロツクと、ステータコイ
    ルにより発生する磁気の磁路を形成するとともに
    ステータコイルの軸方向の一端面に周方向に沿つ
    て複数の磁極を備えたヨークと、ヨークの磁極に
    略平行に配設され複数の磁極が周方向に沿つて着
    磁された回転子板に回転軸が貫通するロータとを
    備え、ヨークはステータコイル内に挿通されるヨ
    ーク筒と、ヨーク筒の一端部に磁気結合されケー
    シングの外周に沿う略コ字形に形成されたヨーク
    体と、ヨーク筒の他端部に磁気結合されヨーク体
    の両脚片間に跨がる形に配設されるヨーク板とか
    ら構成され、ヨーク体の両脚片の先端とヨーク板
    の側縁とのうちのいずれか一方には複数の係止爪
    が突設され、いずれか他方には係止爪に対応する
    位置に複数の係止溝が形成され、係止爪は各係止
    溝の巾方向の両端部に一対形成されるとともに、
    各係止爪の基部にはそれぞれ係止溝の巾方向の周
    面に向かつて開放された凹所が形成され、係止爪
    が係止溝の巾方向の外側に向かつてかしめられる
    ことによりヨーク体とヨーク板とがケーシングを
    保持した形で一体に結合されて成る小型モータ。
JP1984161302U 1984-10-25 1984-10-25 Expired JPH034137Y2 (ja)

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JP1984161302U JPH034137Y2 (ja) 1984-10-25 1984-10-25

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JP1984161302U JPH034137Y2 (ja) 1984-10-25 1984-10-25

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JPS6177653U JPS6177653U (ja) 1986-05-24
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JP5560917B2 (ja) * 2010-06-03 2014-07-30 トヨタ自動車株式会社 回転電機用ロータの製造方法及び回転電機用シャフト素材

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JPS5923265B2 (ja) * 1978-04-04 1984-05-31 恵和商工株式会社 押出コ−テイング法

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JPS57104751U (ja) * 1980-12-16 1982-06-28
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