JPH0756603Y2 - ギャケースとモータ取付体の係合構造 - Google Patents

ギャケースとモータ取付体の係合構造

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JPH0756603Y2
JPH0756603Y2 JP1990120931U JP12093190U JPH0756603Y2 JP H0756603 Y2 JPH0756603 Y2 JP H0756603Y2 JP 1990120931 U JP1990120931 U JP 1990120931U JP 12093190 U JP12093190 U JP 12093190U JP H0756603 Y2 JPH0756603 Y2 JP H0756603Y2
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case
motor
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motor mounting
lid
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Inventor
謙次 田端
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狭山精密工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は小型のギャードモータに係り、特に複数のギャ
列(ウォームギャ)を組み込んだギャケースと、モータ
を保持するモータ取付体との係合構造に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来から小型のギャードモータの組立てにおいてモータ
又はギャケースを固着する場合、ネジ止めにより直接固
着するのが一般的な手段であった。近時、ギャケース
(上ケースと下ケース)を組立てる際、ネジを使わず係
合する手段として開示された実開昭63−179760(以下単
に引例という)がある。引例の係合構造は下ケースに複
数設けた係止爪によって組立てるものであった。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来のネジ止めではネジ止め作業に多大
の時間(工数)を要し、ネジの部品コストと合わせてギ
ャードモードが非常に高価になるためユーザーの要望
(安価)に答えることができなかった。そこで、引例の
ようにネジを使わず係合する手段によってネジ止め作業
をなくすようにしても、作業時において係止爪が一個で
も欠けてしまうと不能となってしまい下ケースを破棄し
なくてはならず逆にコストUPとなってしまう課題が指摘
されていた。
また、ギャードモータの組立てにおいてもギャケース内
に複数のギャを一つずつ内装していき、最後にモータ取
付体をモータと共にギャケースに固着するため、組立作
業に熟練を要するという課題もあった。
本考案は、かかる課題を解決するために創案されたもの
で組立作業が極めて簡単に行えるため短時間で済み、組
立部品数も少なく、そのため安価となるギャードモータ
のモータ取付体とギャケースの係合構造を提供すること
を目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記、目的を達成するため本考案のギャケースとモータ
取付体の係合構造は、ギャケースとモータ取付体との係
合構造において、開口部の両側縁に向い合う樋状の溝部
を形成したギャケースと、モータを固着しモータ取付体
の鍔部の両端縁に前記溝部と係合する段部を形成し、該
モータ取付体の段部を前記溝部にスライドして挿入する
ことによりギャケースとモータ取付体が係合して一体と
成す構成としたものである。
また、ギャケースとモータ取付体との係合構造におい
て、モータを保持するモータ保持部の鍔部の両端縁に段
部を形成し且つ該鍔部に対して直角に延設した蓋部とを
一体にしたモータ取付体を形成して成り、該蓋部はギャ
ケースの上面開口部と同じ大きさに形成されていて、上
記モータ取付体の段部をギャケースの溝部にスライドし
て挿入することにより、ギャケースの上面開口部が蓋部
によって覆われると共にモータ取付体とギャケースの摺
動が係止する構成としたものである。
また、ギャケースとモータ取付体との係合構造におい
て、ギャケースの内側縁にウォーム軸の先端部の1/2以
上を覆う軸受部を上方に向かって立設し、モーター取付
体の蓋部側縁に軸蓋部を下方に向かって立設し、上記軸
受部と軸蓋部は同じ位置に設けられていて、ギャケース
の溝部にモータ取付体の段部を係合することにより一方
を固着したウォーム軸の先端を軸受部と軸蓋部で支持す
る構成としたものである。
(作用) 以上のように構成された本考案のギャケースとモータ取
付体の係合構造は、ギャケースの開口部の両側縁に向い
合う樋状の溝部に、モータ取付体の鍔部の両端縁の段部
をスライド(下方に向かって)させながら挿入していく
とギャケースとモータ取付体とが一体と成る。
また、モータを保持するモータ保持部の鍔部の両端縁に
段部を形成し且つ該鍔部に対して直角に延設した蓋部と
を一体にしたモータ取付体を形成し、該蓋部はギャケー
スの上面開口部と同じ大きさに形成されていて、上記モ
ータ取付体の段部をギャケースの溝部にスライドさせな
がら挿入していくとギャケースの上面開口部が蓋部によ
って覆われると共にモータ取付体とギャケースの摺動が
係止するため、蓋部を別部品で組み込む作業が不要とな
り、蓋部をネジ等によりギャケースに固着することのみ
の一工程で作業が終了することが出来る。
また、ギャケースの内側縁にウォーム軸の先端部の1/2
以上を覆う軸受部を上方に向かって立設し、モーター取
付体の蓋部側縁に軸蓋部を下方に向かって立設し、上記
軸受部と軸蓋部は同じ位置に設けられていて、ギャケー
スの溝部にモータ取付体の段部を係合することにより一
方を固着したウォーム軸の先端を軸受部と軸蓋部で確実
に支持することで容易に脱落することがない。
本考案のギャードモータにおいては、モータ取付体のモ
ータ保持部にモータが固着され、モータの回転軸にピニ
オンギャが固着されている。さらにモータ取付体は回転
軸に並行にウォーム軸が固着され、ウォーム軸にはピニ
オンギャと噛み合うギャ部とウォームが一体となった複
合ギャが回転自在に係着されている。
以上のようにモータ及びギャ列が組み込まれたモータ取
付体と、出力軸が組み込まれたギャケースは、溝部と段
部をスライドさせて係合させる1つの工程作業によりウ
ォームとウォームホイールが噛合して、ギャードモータ
として完成品となるものである。
また、該ギャードモータにおいてモータの回転は、回転
軸に固着されたピニオンギャからウォーム軸の複合ギャ
のギャ部に伝達され、ウォームが回転する。
ウォームには出力軸に固着されたウォームホイールが噛
合しているため、出力軸に減速された回転が出力される
こととなる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳述する。
第1図は本考案の正面一部断面図であり、第2図は同右
側面断面図、第3図は同左側面図で、第4図は本考案の
ギャードモータの分解斜視図である。
先ず、第1図乃至第4図によりモータと噛み合うギャ列
について説明する。
モータ10をモータ保持部11a内に保持すると先端の回転
軸10aがL字形状に形成したモータ取付体11の中央に穿
設した穴(図示せず)より突出しその先端にピニオンギ
ャ10bが固着されている。モータ10はモータ保持部11aに
よってモータの1/3程度が保持されている。念のためモ
ータ10がモータ保持部11aから脱落しないようにネジ15
にて固着されている。
上記モータ10の回転軸10aの先端に固着されたピニオン
ギャ10bは複合ギャ13のギャ部13aと噛合する。複合ギャ
13はギャ部13aとウォーム13bとから成っていて、ウォー
ム軸12に回転自在に係着されている。
ウォーム軸12はモータ保持部11aの側壁に一方が固着さ
れ、他方の先端部12aはモータ取付体11の蓋部11d側縁に
下方に向かって突出して設けられた軸蓋部11eの凹面11f
上に載置されると共にギャケース20の内側縁に上方に向
かって突出して設けられた軸受部20cにより支持され、
該軸受部20cと軸蓋部11eとが同じ位置に設けられている
ためギャケース20の溝部20bにモータ取付体10の段部11c
を係合することによりウォーム軸12の先端部12aは軸受
部20cと軸蓋部11eで確実に支持されているので容易に脱
落することはない(第7図参照)。
11はモータ取付体で、モータ保持部11aに隣接して鍔部1
1bが形成され、該鍔部11bの両端縁には後述するギャケ
ース20の溝部20bと係合する段部11cが両側縁に連続して
設けられている。ここでは連続状に形成したが連続とせ
ず上部、下部のみだけであってもよい。
また、モータ保持部11aの鍔部11bに対して直角に蓋部11
dが延設され、これによりモータ取付体11はL字状と一
体に成し、ギャケース20とモータ取付体11を係合させた
際、該蓋部11dによってギャケース20の上面開口部がカ
バーされるように形成されている。(尚、蓋部の形状と
上面開口部の形状は同じ大きさに形成されている。) 蓋部11dには出力軸21が貫通する軸穴16が穿設されてい
て、軸穴16部分の蓋部11dの内面には出力軸21の回転を
スムーズにするベアリング14が係着されている。
以上がモータ取付体11に取付られる部品の構成について
の説明である。
次にギャケース20について説明する。
方形状から成るギャケース20はモータ取付面側に開口部
20aが形成され、該開口部20aの両側縁には向い合う樋状
の溝部20bが設けられている。
ギャケース20の内側縁には、出力軸21を蓋面20d方向に
ベアリング22を介して係着され、出力軸21の中央部分に
は、前記ウォーム13bと噛合するウォームホィール21aが
固着されている。
また、ギャケース20の内側縁には上述した第7図のよう
にウォーム軸12の先端部12cを受ける軸受部20cが上方に
向かって突出して設けられていて該軸受部20cでウォー
ム軸12の断面の1/2以上を覆うように形成されている。
次に本考案のギャードモータ1の組立てについて説明す
る。
本実施例に於いては、ギャードモータ1の各部品を、モ
ータ取付体11に関してと、ギャケース20とに関して別々
に組立作業を行うことが出来る。
つまり、第5図のようにモータ取付体11の段部11cをギ
ャケース20の溝部20bにスライドして挿入し、蓋部11dの
外側よりネジ30によりモータ取付体11とギャケース20を
固着することによって組立が完了する。
よって、ギャケース20とモータ取付体11は一体と成し、
ウォーム13bとウォームホィール21aが噛合し、またウォ
ーム軸12が軸受部20cと軸蓋部11eによって支持され、出
力軸21が蓋部11dの外側(垂直方向)に突出してギャー
ドモータ1として完成し、組立後の状態は第6図のよう
に成る。
さらに、モータ取付体11の蓋部11dは、モータ取付体11
と一体構造ではなく別部品であってもよい。この際に
は、蓋11bをギャケース20に固着することにより、モー
タ取付体11の鍔部11bが蓋部11dに押えられ、このためモ
ータ取付体11とギャケース20の摺動が係止されることと
なる。
(考案の効果) 以上の説明で明らかなように、本考案のギャケースとモ
ータ取付体の係合構造は、開口部の両側縁に向い合う樋
状の溝部を形成したギャケースと、モータを固着したモ
ータ取付体の鍔部の両端縁に前記溝部と係合する段部を
形成し、該モータ取付体の段部を前記溝部にスライドし
て挿入することによりギャケースとモータ取付体が係合
して一体と成す構成としたものであるから、従来のよう
にモータ取付体をギャケースにネジで固着するという作
業が不要となると共に、組立部品数も少なくなる効果は
無論のこと、組立に際してもモータ取付体に関する部品
をモータ取付体に組み立てておき、ギャケースに関する
部品を予め組み立てておいて、最後にモータ取付体とギ
ャケースをそれぞれの段部と溝部とをスライドさせて係
合させるのみの作業となり、また、蓋部をギャケースに
固着することによってモータ取付体とギャケースの摺動
を係止することが出来、蓋部をネジによってギャケース
に固着する一つの固定作業により、モータ取付体とギャ
ケースを一体化することができるため短時間でギャード
モータとして完成させることが出来る効果を有してい
る。
また、ギャにウォームギャを使用するギャードモータに
おいては、ウォームのスラスト方向に力が加わって、モ
ータ取付体の内側か外方向に荷重が生じるが、本考案の
段部と溝部との係合による一体化においては、当該荷重
をモータ取付体の鍔部の両端縁の直線部分で受けるた
め、従来のネジ止めのような、点部分で荷重を受けるこ
とと比べてモータ取付体にとって疲労の集中が無くなっ
て、耐久性が向上する効果がある。
また、ギャケースの蓋部とモータ取付体を一体に形成す
れば、蓋部の組立工程を省略することが出来、さらに組
立コストが低減する効果がある。
さらに、ウォーム軸の先端においては軸受部によって軸
の1/2以上を覆うように形成しているので、ウォーム軸
に振動及び側圧等が加わってもウォーム軸は容易には脱
落することがないため信頼性、寿命が向上する効果は大
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の正面一部断面図、第2図は同右側面断
面図、第3図は同左側面図、第4図は本考案のギャード
モータの分解斜視図、第5図は組立を示す状態斜視図、
第6図はギャードモータの状態斜視図、第7図はウォー
ム軸の軸受け状態を示す拡大斜視図である。 10…モータ、11…モータ取付体、11a…モータ保持部、1
1b…鍔部、11c…段部、11d…蓋部、11f…軸蓋部、20…
ギャケース、20a…開口部、20b…溝部、20c…軸受部、2
1…出力軸

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ギャケースとモータ取付体との係合構造に
    おいて、開口部の両側縁に向い合う樋状の溝部を形成し
    たギャケースと、モータを固着したモータ取付体の鍔部
    の両端縁に前記溝部と係合する段部を形成し、該モータ
    取付体の段部を前記溝部にスライドして挿入することに
    よりギャケースとモータ取付体が係合して一体と成す構
    成としたこと特徴とするギャケースとモータ取付体の係
    合構造。
  2. 【請求項2】ギャケースとモータ取付体との係合構造に
    おいて、モータを保持するモータ保持部の鍔部の両端縁
    に段部を形成し且つ該鍔部に対して直角に延設した蓋部
    とを一体にしたモータ取付体を形成して成り、該蓋部は
    ギャケースの上面開口部と同じ大きさに形成されてい
    て、上記モータ取付体の段部をギャケースの溝部にスラ
    イドして挿入することにより、ギャケースの上面開口部
    が蓋部によって覆われると共にモータ取付体とギャケー
    スの摺動が係止する構成としたことを特徴とするギャケ
    ースとモータ取付体の係合構造。
  3. 【請求項3】ギャケースとモータ取付体との係合構造に
    おいて、ギャケースの内側縁にウォーム軸の先端部の1/
    2以上を覆う軸受部を上方に向かって立設し、モーター
    取付体の蓋部側縁に軸蓋部を下方に向かって立設し、上
    記軸受部と軸蓋部は同じ位置に設けられていて、ギャケ
    ースの溝部にモータ取付体の段部を係合することにより
    一方を固着したウォーム軸の先端を軸受部と軸蓋部で支
    持する構成としたことを特徴とするギャケースとモータ
    取付体の係合構造。
JP1990120931U 1990-11-19 1990-11-19 ギャケースとモータ取付体の係合構造 Expired - Lifetime JPH0756603Y2 (ja)

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JPS63179760U (ja) * 1987-05-13 1988-11-21
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