JP3011034U - 減速機 - Google Patents

減速機

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JP3011034U
JP3011034U JP1994013880U JP1388094U JP3011034U JP 3011034 U JP3011034 U JP 3011034U JP 1994013880 U JP1994013880 U JP 1994013880U JP 1388094 U JP1388094 U JP 1388094U JP 3011034 U JP3011034 U JP 3011034U
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JP
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positioning
front lid
reduction gear
speed reducer
bearing
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JP1994013880U
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Inventor
匡 新村
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Kokusan Denki Co Ltd
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Kokusan Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 減速機ケースと前蓋の位置決め部分の寸法公
差のバラツキにより軸受にかかるラジアル荷重を極力抑
えることができる減速機を提供する。 【構成】 減速機ケース2と前蓋4とで囲まれた歯車室
5内の減速歯車機構6に回転力を与える入力軸9を、減
速機ケース2の底部2aに回転自在に貫通させる。減速
歯車機構6の出力軸12はその外周の前部軸受15を前
蓋4の前記前部軸受位置決め孔部16に嵌合することに
より外部に導出する。減速機ケース2内でその底部2a
には、出力軸12の端部を回転自在に支持する後部軸受
13を位置決めする後部軸受位置決め凹部14を設け
る。減速機ケース2の前面開口縁部2bの内周にはこの
内周に沿って前蓋位置決め凹部18が設ける。前蓋4に
は前蓋位置決め凹部18に嵌めて位置決めする複数の前
蓋位置決め突起17を突設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、減速機ケースとその前面の開口部を閉塞する前蓋とを備えた減速機 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5〜図9(A)(B)は、従来のこの種の減速機1を示したものである。該 減速機1は、減速機ケース2とその前面の開口部3を閉塞する前蓋4とで囲まれ た歯車室5内に減速歯車機構6が内蔵されている。減速歯車機構6は、小歯車7 とこれに噛み合う大歯車8とで構成されている。減速機ケース2の底部2aには 、減速歯車機構6に回転力を与える入力軸9が回転自在に貫通されている。該入 力軸9は、減速機ケース2の背面のフランジ10に取付けられているモータ11 の回転軸により構成されている。減速機ケース2内で、入力軸9の端部外周に小 歯車7が設けられている。大歯車8は、出力軸12の外周に取付けられている。 減速機ケース2内でその底部2aには、出力軸12の端部を回転自在に支持する 後部軸受13を位置決めする後部軸受位置決め凹部14が設けられている。出力 軸12の中間部の外周には、前部軸受15が取付けられている。該前部軸受15 の外周は、前蓋4に設けられた前部軸受位置決め孔部16に嵌合され、且つ該前 部軸受15の外周に突設されたフランジ部15bを前蓋4の裏面に当接すること により抜止めされている。前蓋4は、打ち出しでその裏面に突設した前蓋位置決 め突起17を、開口部3の周囲における減速機ケース2の前面開口縁部2bの端 面に設けられた前蓋位置決め凹部18に嵌合して減速機ケース2に位置決めされ ている。このような前蓋4は、減速機ケース2にネジ19に取付けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の減速機では、前蓋位置決め突起17と前蓋位 置決め凹部18の各々の加工公差により、前蓋4の前部軸受位置決め孔部16と 減速機ケース2の後部軸受位置決め凹部14の中心がずれる場合がある。前蓋4 の前部軸受位置決め孔部16と減速機ケース2の後部軸受位置決め凹部14の中 心がずれると、入力軸9と出力軸12とが平行に組み立てられない状態となり、 後部軸受13と前部軸受15とに常にラジアル荷重がかかってしまい、これら軸 受13,15から騒音を発したり、これら軸受13,15の寿命の低下を招いた り、組み立て時に組み立て難くなったりする問題点があった。
【0004】 本考案の目的は、減速機ケースと前蓋の位置決め部分の寸法公差のバラツキに より軸受にかかるラジアル荷重を極力抑えることができる減速機を提供すること にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、減速機ケースとその前面の開口部を閉塞する前蓋とで囲まれた歯車 室内に減速歯車機構が内蔵され、前記減速機ケースの底部には前記減速歯車機構 に回転力を与える入力軸が回転自在に貫通され、前記前蓋には前部軸受位置決め 孔部が設けられ、前記減速歯車機構の出力軸はその外周の前部軸受を前記前部軸 受位置決め孔部に嵌合することにより外部に導出され、前記減速機ケース内でそ の底部には前記出力軸の端部を回転自在に支持する後部軸受を位置決めする後部 軸受位置決め凹部が設けられている減速機を改良の対象としている。
【0006】 本考案に係る減速機においては、前記減速機ケースの前面開口縁部の内周には 該内周に沿って前蓋位置決め凹部が設けられ、前記前蓋には前記前蓋位置決め凹 部に嵌めて位置決めする複数の前蓋位置決め突起が突設されていることを特徴と する。
【0007】 この場合、前記前蓋位置決め凹部は、前記開口部側に開いたL型段部として形 成することができる。
【0008】
【作用】
このように、減速機ケースの前面開口縁部の内周に、該内周に沿って前蓋位置 決め凹部を設けると、減速機ケースを加工機で位置決めした状態で後部軸受位置 決め凹部と前蓋位置決め凹部とを共に形成することができるようになり、このた めこれら後部軸受位置決め凹部と前蓋位置決め凹部との加工中心が一致して両者 の寸法公差のバラツキを抑制することができる。
【0009】 また、減速機ケースの前蓋位置決め凹部に嵌めて位置決めする複数の前蓋位置 決め突起を前蓋に突設すると、前蓋を加工機で位置決めした状態で前部軸受位置 決め孔部と前蓋位置決め突起とを共に形成することができるようになり、このた めこれら前部軸受位置決め孔部と前蓋位置決め突起との加工中心が一致して両者 の寸法公差のバラツキを抑制することができる。
【0010】 従って、減速機ケースと前蓋の位置決め部分の寸法公差のバラツキにより軸受 にかかるラジアル荷重を極力抑えることができる。
【0011】 また、前蓋位置決め凹部を、減速機ケースの前面開口縁部の内周にL型段部と して形成すると、該減速機ケースの前面開口縁部の内周を切削することにより容 易に形成することができる。
【0012】
【実施例】
図1〜図4(A)(B)は、本考案に係る減速機の一実施例を示したものであ る。なお、前述した図5〜図9(A)(B)と対応する部分には、同一符号を付 けて示している。
【0013】 本実施例の減速機においては、減速機ケース2の前面開口縁部2bの内周には 該内周に沿って前蓋位置決め凹部18が、該減速機ケース2の開口部3側に開い たL型段部として設けられている。
【0014】 一方、前蓋4には、前蓋位置決め凹部18に嵌めて位置決めする複数の前蓋位 置決め突起17が、該前蓋位置決め凹部18に沿って突設されている。
【0015】 このような前蓋4は、減速機ケース2の前蓋位置決め凹部18に沿って各前蓋 位置決め突起17を嵌めることにより位置決めして減速機ケース2にネジ19止 めで取付けられている。
【0016】 その他の構成は、前述した図5〜図9(A)(B)に示す従来例と同様に構成 されている。
【0017】 このように、減速機ケース2の前面開口縁部2bの内周に、該内周に沿って前 蓋位置決め凹部18を設けると、減速機ケース2を加工機で位置決めした状態で 後部軸受位置決め凹部14と前蓋位置決め凹部18とを共に形成することができ るようになり、このためこれら後部軸受位置決め凹部14と前蓋位置決め凹部1 8との加工中心が一致して両者の寸法公差のバラツキを抑制できる。
【0018】 また、減速機ケース2の前蓋位置決め凹部18に嵌めて位置決めする複数の前 蓋位置決め突起17を前蓋4に突設すると、該前蓋4を加工機で位置決めした状 態で前部軸受位置決め孔部16と前蓋位置決め突起17とを共に形成することが できるようになり、このためこれら前部軸受位置決め孔部16と前蓋位置決め突 起17との加工中心が一致して両者の寸法公差のバラツキを抑制することができ る。
【0019】 従って、減速機ケース2と前蓋4の位置決め部分の寸法公差のバラツキにより 、後部軸受13及び前部軸受15にかかるラジアル荷重を極力抑えることができ る。
【0020】 また、前蓋位置決め凹部18を、減速機ケース2の前面開口縁部2bの内周に L型段部として形成すると、該減速機ケース2の前面開口縁部2bの内周を切削 することにより容易に形成することができる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る減速機では、減速機ケースの前面開口縁部の 内周に、該内周に沿って前蓋位置決め凹部を設けているので、減速機ケースを加 工機で位置決めした状態で後部軸受位置決め凹部と前蓋位置決め凹部とを共に形 成することができるようになり、このためこれら後部軸受位置決め凹部と前蓋位 置決め凹部との加工中心が一致して両者の寸法公差のバラツキを抑制することが できる。
【0022】 また、減速機ケースの前蓋位置決め凹部に嵌めて位置決めする複数の前蓋位置 決め突起を前蓋に突設しているので、前蓋を加工機で位置決めした状態で前部軸 受位置決め孔部と前蓋位置決め突起とを共に形成することができるようになり、 このためこれら前部軸受位置決め孔部と前蓋位置決め突起との加工中心が一致し て両者の寸法公差のバラツキを抑制することができる。
【0023】 従って、本考案によれば、減速機ケースと前蓋の位置決め部分の寸法公差のバ ラツキにより軸受にかかるラジアル荷重を極力抑えることができる。
【0024】 また、前蓋位置決め凹部を、減速機ケースの前面開口縁部の内周にL型段部と して形成すると、該減速機ケースの前面開口縁部の内周を切削することにより容 易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る減速機の一実施例の一部破断側面
図である。
【図2】図1に示す減速機の正面図である。
【図3】図2に示す減速機で前蓋を除去した減速機ケー
スの正面図である。
【図4】(A)(B)は図1に示す減速機で用いている
前蓋の側面図及び正面図である。
【図5】従来の減速機の一部破断側面図である。
【図6】図5に示す減速機における減速機ケースと前蓋
との位置決め部の拡大断面図である。
【図7】図5に示す減速機の正面図である。
【図8】図7に示す減速機で前蓋を除去した減速機ケー
スの正面図である。
【図9】(A)(B)は図5に示す減速機で用いている
前蓋の側面図及び正面図である。
【符号の説明】
1 減速機 2 減速機ケース 2a 底部 2b 前面開口縁部 3 開口部 4 前蓋 5 歯車室 6 減速歯車機構 7 小歯車 8 大歯車 9 入力軸 10 フランジ 11 モータ 12 出力軸 13 後部軸受 14 後部軸受位置決め凹部 15 前部軸受 16 前部軸受位置決め孔部 17 前蓋位置決め突起 18 前蓋位置決め凹部 19 ネジ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減速機ケースとその前面の開口部を閉塞
    する前蓋とで囲まれた歯車室内に減速歯車機構が内蔵さ
    れ、前記減速機ケースの底部には前記減速歯車機構に回
    転力を与える入力軸が回転自在に貫通され、前記前蓋に
    は前部軸受位置決め孔部が設けられ、前記減速歯車機構
    の出力軸はその外周の前部軸受を前記前部軸受位置決め
    孔部に嵌合することにより外部に導出され、前記減速機
    ケース内でその底部には前記出力軸の端部を回転自在に
    支持する後部軸受を位置決めする後部軸受位置決め凹部
    が設けられている減速機において、 前記減速機ケースの前面開口縁部の内周には該内周に沿
    って前蓋位置決め凹部が設けられ、 前記前蓋には前記前蓋位置決め凹部に嵌めて位置決めす
    る複数の前蓋位置決め突起が突設されていることを特徴
    とする減速機。
  2. 【請求項2】 前記前蓋位置決め凹部は、前記開口部側
    に開いたL型段部として形成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の減速機。
JP1994013880U 1994-11-10 1994-11-10 減速機 Expired - Lifetime JP3011034U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08225776A (ja) * 1994-12-19 1996-09-03 Nitto Denko Corp 貼着材及びその製造方法
JP2016208609A (ja) * 2015-04-17 2016-12-08 日本電産コパル株式会社 ギヤドモータ

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JPH08225776A (ja) * 1994-12-19 1996-09-03 Nitto Denko Corp 貼着材及びその製造方法
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