JPH0756545A - 投写型液晶ディスプレイの階調性補正方法及び階調性補正装置 - Google Patents
投写型液晶ディスプレイの階調性補正方法及び階調性補正装置Info
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- JPH0756545A JPH0756545A JP20762693A JP20762693A JPH0756545A JP H0756545 A JPH0756545 A JP H0756545A JP 20762693 A JP20762693 A JP 20762693A JP 20762693 A JP20762693 A JP 20762693A JP H0756545 A JPH0756545 A JP H0756545A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 階調性及び白バランスのとれた投写画像を得
る階調性補正方法及び階調性補正装置を提供する。 【構成】 輝度特性測定データ格納回路107に格納さ
れた輝度特性測定データと、色度測定データ格納回路1
08に格納された色度測定データと、白バランス目標色
度設定回路109で設定された白バランス目標色度と、
補正係数設定回路110で設定された補正後の輝度特性
を決定する補正係数とをルックアップテーブル算出回路
106に入力し、ルックアップテーブルを作成する。作
成されたルックアップテーブルは、ルックアップテーブ
ルメモリ104に転送され、ルックアップテーブルメモ
リ104に入力される映像信号は、該ルックアップテー
ブルにより所定の信号に変換される。変換された信号は
ソース駆動回路112に入力され、液晶パネル111に
印加される。これにより階調性及び白バランスのとれた
画像を得ることができる。
る階調性補正方法及び階調性補正装置を提供する。 【構成】 輝度特性測定データ格納回路107に格納さ
れた輝度特性測定データと、色度測定データ格納回路1
08に格納された色度測定データと、白バランス目標色
度設定回路109で設定された白バランス目標色度と、
補正係数設定回路110で設定された補正後の輝度特性
を決定する補正係数とをルックアップテーブル算出回路
106に入力し、ルックアップテーブルを作成する。作
成されたルックアップテーブルは、ルックアップテーブ
ルメモリ104に転送され、ルックアップテーブルメモ
リ104に入力される映像信号は、該ルックアップテー
ブルにより所定の信号に変換される。変換された信号は
ソース駆動回路112に入力され、液晶パネル111に
印加される。これにより階調性及び白バランスのとれた
画像を得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクティブマトリクス
型液晶パネル上の画像をレンズによりスクリーンに拡大
投写し、その画像を表示する投写型液晶ディスプレイ装
置のスクリーン上の階調性を補正する方法及び装置に関
するものである。
型液晶パネル上の画像をレンズによりスクリーンに拡大
投写し、その画像を表示する投写型液晶ディスプレイ装
置のスクリーン上の階調性を補正する方法及び装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリクス型液晶パネル上の
画像をレンズによりスクリーン上に拡大投写し、その画
像の階調性を補正する従来の投写型液晶ディスプレイの
階調性補正方法の一例としては、例えばエス・アイ・デ
ィー91(1991年)・ダイジェスト第419頁〜第422頁
(SID 91 DIGEST PP419-422)に発表されている。
画像をレンズによりスクリーン上に拡大投写し、その画
像の階調性を補正する従来の投写型液晶ディスプレイの
階調性補正方法の一例としては、例えばエス・アイ・デ
ィー91(1991年)・ダイジェスト第419頁〜第422頁
(SID 91 DIGEST PP419-422)に発表されている。
【0003】以下、従来の投写型液晶ディスプレイ装置
の階調性補正方法について図面を参考にしながら、説明
する。
の階調性補正方法について図面を参考にしながら、説明
する。
【0004】図8は従来の階調性補正方法を適用した投
写型液晶ディスプレイの要部構成図である。図8におい
て、801は映像信号を入力する映像信号入力端子、8
02は映像信号入力端子801より入力されたコンポジ
ット信号を赤(以下、Rと示す)、緑(以下、Gと示
す)、青(以下、Bと示す)各色の原色信号に変換処理
する映像信号変換回路、803はアナログ信号をディジ
タル信号に変換するA/D変換器、804はディジタル
映像信号を所定の信号に変換するルックアップテーブル
メモリ、805はルックアップテーブルメモリ804に
送出するルックアップテーブルデータを算出するルック
アップテーブル算出回路、806はディジタル信号をア
ナログ信号に変換するD/A変換器、807は液晶パネ
ル、808は映像信号を1水平走査期間毎に駆動するソ
ース駆動回路、809は線順次駆動するため1垂直走査
期間にゲートバスラインに1水平走査期間のパルス幅の
信号を順次出力するゲート駆動回路、810は液晶パネ
ル807の光の透過量(T)を測定するセンサ、811
は映像信号変換回路802から出力される映像信号電圧
(V)に応じて変化する、液晶パネル807の光の透過
量(T)をセンサ810を通じて測定するV−T特性測
定器である。
写型液晶ディスプレイの要部構成図である。図8におい
て、801は映像信号を入力する映像信号入力端子、8
02は映像信号入力端子801より入力されたコンポジ
ット信号を赤(以下、Rと示す)、緑(以下、Gと示
す)、青(以下、Bと示す)各色の原色信号に変換処理
する映像信号変換回路、803はアナログ信号をディジ
タル信号に変換するA/D変換器、804はディジタル
映像信号を所定の信号に変換するルックアップテーブル
メモリ、805はルックアップテーブルメモリ804に
送出するルックアップテーブルデータを算出するルック
アップテーブル算出回路、806はディジタル信号をア
ナログ信号に変換するD/A変換器、807は液晶パネ
ル、808は映像信号を1水平走査期間毎に駆動するソ
ース駆動回路、809は線順次駆動するため1垂直走査
期間にゲートバスラインに1水平走査期間のパルス幅の
信号を順次出力するゲート駆動回路、810は液晶パネ
ル807の光の透過量(T)を測定するセンサ、811
は映像信号変換回路802から出力される映像信号電圧
(V)に応じて変化する、液晶パネル807の光の透過
量(T)をセンサ810を通じて測定するV−T特性測
定器である。
【0005】以上のように構成された従来の投写型液晶
ディスプレイの階調性補正方法について、その補正操作
手順を説明する。
ディスプレイの階調性補正方法について、その補正操作
手順を説明する。
【0006】図8において、映像信号入力端子801よ
り入力されたコンポジット信号は、映像信号変換回路8
02により、R、G、Bそれぞれの原色信号に分離処理
される。映像信号変換回路802により分離処理された
各色の原色信号の信号電圧ごとに、液晶パネル807で
の透過量をセンサ810を通じてV−T特性測定器81
1により測定する。このV−T特性測定器811から得
られるV−T特性曲線をもとにルックアップテーブル算
出回路805においてルックアップテーブルデータを作
成する。
り入力されたコンポジット信号は、映像信号変換回路8
02により、R、G、Bそれぞれの原色信号に分離処理
される。映像信号変換回路802により分離処理された
各色の原色信号の信号電圧ごとに、液晶パネル807で
の透過量をセンサ810を通じてV−T特性測定器81
1により測定する。このV−T特性測定器811から得
られるV−T特性曲線をもとにルックアップテーブル算
出回路805においてルックアップテーブルデータを作
成する。
【0007】この作成方法について以下に説明する。V
−T特性測定器811より得られるV−T特性曲線を、
図9に示すように、映像信号電圧Vの変化量に対して透
過量Tの変化量が一定ではなく、V−T特性曲線が下に
凸の放物線を描く領域(非線形部1)、映像信号電圧V
の変化量に対して透過量Tの変化量が略一定で、V−T
特性曲線が略直線を描く領域(線形部)、映像信号電圧
Vの変化量に対して透過量Tの変化量が一定でなく、V
−T特性曲線が上に凸の放物線を描く領域(非線形部
2)の合計3つの領域に分割して考える。以上のように
分割された3つの領域について(数1)の近似式をたて
る。
−T特性測定器811より得られるV−T特性曲線を、
図9に示すように、映像信号電圧Vの変化量に対して透
過量Tの変化量が一定ではなく、V−T特性曲線が下に
凸の放物線を描く領域(非線形部1)、映像信号電圧V
の変化量に対して透過量Tの変化量が略一定で、V−T
特性曲線が略直線を描く領域(線形部)、映像信号電圧
Vの変化量に対して透過量Tの変化量が一定でなく、V
−T特性曲線が上に凸の放物線を描く領域(非線形部
2)の合計3つの領域に分割して考える。以上のように
分割された3つの領域について(数1)の近似式をたて
る。
【0008】
【数1】
【0009】ただし、a1、a2、a3、b1、b2、cは
定数 R、G、BそれぞれのV−T特性測定データをもとに、
R、G、Bそれぞれについて(数1)の近似式の係数を
算出する。続いて、R、G、Bそれぞれの近似式の逆関
数をそれぞれの領域ごとに求める。この逆関数に、各映
像信号電圧Vを代入し、R、G、Bそれぞれについてル
ックアップテーブルデータを作成する。ルックアップテ
ーブル算出回路805により算出されたR、G、Bそれ
ぞれのルックアップテーブルデータは、ルックアップテ
ーブルメモリ804に送出される。このルックアップテ
ーブルにより、ルックアップテーブルメモリ804に入
力される、A/D変換器803から出力されるディジタ
ル映像信号は、所定の液晶パネル印加電圧に変換され
る。ルックアップテーブルメモリ804から出力された
映像信号は、D/A変換器806によりディジタル信号
からアナログ信号に変換された後、ソース駆動回路80
8に入力される。これらの手順をふまえることにより、
画面上での階調性の改善がなされ、見かけ上のV−T特
性が線形特性となり、良質な画像が得られる。
定数 R、G、BそれぞれのV−T特性測定データをもとに、
R、G、Bそれぞれについて(数1)の近似式の係数を
算出する。続いて、R、G、Bそれぞれの近似式の逆関
数をそれぞれの領域ごとに求める。この逆関数に、各映
像信号電圧Vを代入し、R、G、Bそれぞれについてル
ックアップテーブルデータを作成する。ルックアップテ
ーブル算出回路805により算出されたR、G、Bそれ
ぞれのルックアップテーブルデータは、ルックアップテ
ーブルメモリ804に送出される。このルックアップテ
ーブルにより、ルックアップテーブルメモリ804に入
力される、A/D変換器803から出力されるディジタ
ル映像信号は、所定の液晶パネル印加電圧に変換され
る。ルックアップテーブルメモリ804から出力された
映像信号は、D/A変換器806によりディジタル信号
からアナログ信号に変換された後、ソース駆動回路80
8に入力される。これらの手順をふまえることにより、
画面上での階調性の改善がなされ、見かけ上のV−T特
性が線形特性となり、良質な画像が得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、液晶パ
ネルの透過率は、光の波長、液晶セルのギャップ長、液
晶の複屈折率によって変化するため、液晶パネルのV−
T特性を常に一定の特性に保つためには、これら3つの
パラメータを常に一定にする必要がある。光の波長を常
に一定にするには、ランプの分光特性を一定にし、ラン
プから発せられる白色光をR、G、Bそれぞれの色の光
に分解するダイクロイックミラーの特性も一定にする必
要があり、困難となる。また、液晶セルのギャップ長や
液晶の複屈折率を一定にするには、液晶パネルの製造が
微細加工を要することから、困難を要することになる。
従って、以上3つのパラメータを常に一定にし、液晶パ
ネルのV−T特性を一定の特性に保つのは極めて難し
い。
ネルの透過率は、光の波長、液晶セルのギャップ長、液
晶の複屈折率によって変化するため、液晶パネルのV−
T特性を常に一定の特性に保つためには、これら3つの
パラメータを常に一定にする必要がある。光の波長を常
に一定にするには、ランプの分光特性を一定にし、ラン
プから発せられる白色光をR、G、Bそれぞれの色の光
に分解するダイクロイックミラーの特性も一定にする必
要があり、困難となる。また、液晶セルのギャップ長や
液晶の複屈折率を一定にするには、液晶パネルの製造が
微細加工を要することから、困難を要することになる。
従って、以上3つのパラメータを常に一定にし、液晶パ
ネルのV−T特性を一定の特性に保つのは極めて難し
い。
【0011】また、上述したように液晶パネルの透過率
は、光の波長によって変化するため、波長の異なるR
光、G光、B光それぞれに対応するV−T特性は、それ
ぞれ異なったものとなる。投写型液晶ディスプレイ装置
では、白色光発光にランプを用いていることから、ラン
プが発する白色の色温度によって画面上の白色の色度は
決定してしまう。従来の投写型液晶ディスプレイ装置の
階調性補正方法においては、ランプや液晶パネルなどの
デバイスの特性に画質が左右され、特に、明るさの変化
によって白バランスが損なわれるといった問題が生じ
る。また、ランプの発光状態は、常に一定ではなく、時
間とともに変化する。それによりR、G、Bそれぞれの
色度及びV−T特性も時間とともに変化し、時間ととも
に白バランスが損なわれるといった問題も生じる。
は、光の波長によって変化するため、波長の異なるR
光、G光、B光それぞれに対応するV−T特性は、それ
ぞれ異なったものとなる。投写型液晶ディスプレイ装置
では、白色光発光にランプを用いていることから、ラン
プが発する白色の色温度によって画面上の白色の色度は
決定してしまう。従来の投写型液晶ディスプレイ装置の
階調性補正方法においては、ランプや液晶パネルなどの
デバイスの特性に画質が左右され、特に、明るさの変化
によって白バランスが損なわれるといった問題が生じ
る。また、ランプの発光状態は、常に一定ではなく、時
間とともに変化する。それによりR、G、Bそれぞれの
色度及びV−T特性も時間とともに変化し、時間ととも
に白バランスが損なわれるといった問題も生じる。
【0012】本発明はこのような問題点に鑑み、ランプ
や液晶パネル等のデバイスの特性が一定の特性を示さな
くとも、線形特性のとれた、また、明るさの変化によっ
て白バランスが損なわれず、また、時間変化によっても
白バランスが損なわれない良質の画像を生成する投写型
液晶ディスプレイ装置の階調性補正方法及び補正装置を
提供することを目的としている。
や液晶パネル等のデバイスの特性が一定の特性を示さな
くとも、線形特性のとれた、また、明るさの変化によっ
て白バランスが損なわれず、また、時間変化によっても
白バランスが損なわれない良質の画像を生成する投写型
液晶ディスプレイ装置の階調性補正方法及び補正装置を
提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の投写型液晶ディスプレイの階調性補正方
法は、所定の液晶パネル印加電圧における赤、緑、青の
投写画像の色度を測定した色度測定データと、液晶パネ
ル印加電圧に対する赤、緑、青の投写画像の輝度を測定
した輝度特性測定データとを格納し、所定の白バランス
目標色度と前記色度測定データとから白表示における
赤、緑、青の合成輝度比を算出し、前記輝度特性測定デ
ータから算出した赤、緑、青各色の最大輝度及び最小輝
度と前記合成輝度比とから赤、緑、青各色の白表示にお
ける輝度と黒表示における輝度とを算出し、前記白表示
における輝度および前記黒表示における輝度と所定の補
正係数とを用いて入力映像信号を所定の液晶パネル印加
電圧に変換する変換データを赤、緑、青それぞれについ
て作成し、前記変換データを用いて、入力映像信号の諧
調性補正を行なうことを特徴とするものである。
めに、本発明の投写型液晶ディスプレイの階調性補正方
法は、所定の液晶パネル印加電圧における赤、緑、青の
投写画像の色度を測定した色度測定データと、液晶パネ
ル印加電圧に対する赤、緑、青の投写画像の輝度を測定
した輝度特性測定データとを格納し、所定の白バランス
目標色度と前記色度測定データとから白表示における
赤、緑、青の合成輝度比を算出し、前記輝度特性測定デ
ータから算出した赤、緑、青各色の最大輝度及び最小輝
度と前記合成輝度比とから赤、緑、青各色の白表示にお
ける輝度と黒表示における輝度とを算出し、前記白表示
における輝度および前記黒表示における輝度と所定の補
正係数とを用いて入力映像信号を所定の液晶パネル印加
電圧に変換する変換データを赤、緑、青それぞれについ
て作成し、前記変換データを用いて、入力映像信号の諧
調性補正を行なうことを特徴とするものである。
【0014】また、本発明の投写型液晶ディスプレイの
階調性補正装置は、所定の液晶パネル印加電圧における
赤、緑、青の投写画像の色度を測定した色度測定データ
を格納する色度測定データ格納手段と、液晶パネル印加
電圧に対する赤、緑、青の投写画像の輝度を測定した輝
度特性測定データを格納する輝度特性測定データ格納手
段と、画面上の白バランス調整を行うための目標白色度
を自由に設定することが可能な白バランス目標色度設定
手段と、補正係数を自由に設定することが可能な補正係
数設定手段と、入力されたアナログ映像信号をディジタ
ル映像信号に変換するA/D変換器と、前記A/D変換
器から出力される映像信号を所定の信号に変換するため
のルックアップテーブルを算出するルックアップテーブ
ル算出手段と、前記ルックアップテーブルを格納するル
ックアップテーブル格納手段と、前記ルックアップテー
ブル格納手段から出力されるディジタル信号をアナログ
信号に変換するD/A変換器とを具備し、前記ルックア
ップテーブル算出手段は、前記白バランス目標色度設定
手段からの所定の白バランス目標色度と前記色度測定デ
ータとから白表示における赤、緑、青の合成輝度比を算
出し、前記輝度特性測定データから算出した赤、緑、青
各色の最大輝度及び最小輝度と前記合成輝度比とから
赤、緑、青各色の白表示における輝度と黒表示における
輝度とを算出し、前記白表示における輝度および前記黒
表示における輝度と、前記補正係数設定手段から出力さ
れる所定の補正係数とを用いて、入力映像信号を所定の
液晶パネル印加電圧に変換する変換データを赤、緑、青
それぞれについて作成し、前記変換データを用いて、入
力映像信号の諧調性補正を行なうことを特徴とするもの
である。
階調性補正装置は、所定の液晶パネル印加電圧における
赤、緑、青の投写画像の色度を測定した色度測定データ
を格納する色度測定データ格納手段と、液晶パネル印加
電圧に対する赤、緑、青の投写画像の輝度を測定した輝
度特性測定データを格納する輝度特性測定データ格納手
段と、画面上の白バランス調整を行うための目標白色度
を自由に設定することが可能な白バランス目標色度設定
手段と、補正係数を自由に設定することが可能な補正係
数設定手段と、入力されたアナログ映像信号をディジタ
ル映像信号に変換するA/D変換器と、前記A/D変換
器から出力される映像信号を所定の信号に変換するため
のルックアップテーブルを算出するルックアップテーブ
ル算出手段と、前記ルックアップテーブルを格納するル
ックアップテーブル格納手段と、前記ルックアップテー
ブル格納手段から出力されるディジタル信号をアナログ
信号に変換するD/A変換器とを具備し、前記ルックア
ップテーブル算出手段は、前記白バランス目標色度設定
手段からの所定の白バランス目標色度と前記色度測定デ
ータとから白表示における赤、緑、青の合成輝度比を算
出し、前記輝度特性測定データから算出した赤、緑、青
各色の最大輝度及び最小輝度と前記合成輝度比とから
赤、緑、青各色の白表示における輝度と黒表示における
輝度とを算出し、前記白表示における輝度および前記黒
表示における輝度と、前記補正係数設定手段から出力さ
れる所定の補正係数とを用いて、入力映像信号を所定の
液晶パネル印加電圧に変換する変換データを赤、緑、青
それぞれについて作成し、前記変換データを用いて、入
力映像信号の諧調性補正を行なうことを特徴とするもの
である。
【0015】さらに、本発明の投写型液晶ディスプレイ
の階調性補正装置は、光源と、前記光源から放射される
白色光を赤、緑、青の光に分解する色分解光学装置と、
前記色分解光学装置により分解された赤、緑、青の光を
変調する液晶パネルと、前記液晶パネルを透過した光を
スクリーン上に拡大投写する投写レンズと、映像信号電
圧を自由に可変することが可能な映像信号発生手段と、
光量を輝度値に変換して輝度を測定する光センサと、前
記映像信号発生手段から発生される映像信号電圧に対す
る輝度を前記光センサにより測定する輝度特性測定手段
と、赤、緑、青各色の色度を測定する色度測定手段と、
テレビジョン信号を入力する映像信号入力端子と、前記
映像信号発生手段より発生される映像信号と前記映像信
号入力端子に入力されるテレビジョン信号との切り換え
を行う映像信号切り換え器と、前記映像信号切り換え器
の切り換えの制御を行う切り換えスイッチと、白バラン
ス目標色度設定手段と、補正係数設定手段と、前記切り
換えスイッチからのアナログ信号をディジタル信号に変
換するA/D変換器と、前記A/D変換器から出力され
るディジタル信号を所定の信号に変換するためのルック
アップテーブルを算出するルックアップテーブル算出手
段と、前記ルックアップテーブルを格納するルックアッ
プテーブル格納手段と、前記ルックアップテーブル格納
手段から出力されるディジタル信号をアナログ信号に変
換するD/A変換器とを具備し、前記ルックアップテー
ブル算出手段は、前記白バランス目標色度設定手段から
の所定の白バランス目標色度と前記色度測定手段からの
色度測定データとから白表示における赤、緑、青の合成
輝度比を算出し、前記輝度特性測定手段からの輝度特性
測定データから算出した赤、緑、青各色の最大輝度及び
最小輝度と前記合成輝度比とから赤、緑、青各色の白表
示における輝度と黒表示における輝度とを算出し、前記
白表示における輝度および前記黒表示における輝度と、
前記補正係数設定手段から出力される所定の補正係数と
を用いて、入力映像信号を所定の液晶パネル印加電圧に
変換する変換データを赤、緑、青それぞれについて作成
し、前記変換データを用いて、入力映像信号の諧調性補
正を行なうことを特徴とするものである。
の階調性補正装置は、光源と、前記光源から放射される
白色光を赤、緑、青の光に分解する色分解光学装置と、
前記色分解光学装置により分解された赤、緑、青の光を
変調する液晶パネルと、前記液晶パネルを透過した光を
スクリーン上に拡大投写する投写レンズと、映像信号電
圧を自由に可変することが可能な映像信号発生手段と、
光量を輝度値に変換して輝度を測定する光センサと、前
記映像信号発生手段から発生される映像信号電圧に対す
る輝度を前記光センサにより測定する輝度特性測定手段
と、赤、緑、青各色の色度を測定する色度測定手段と、
テレビジョン信号を入力する映像信号入力端子と、前記
映像信号発生手段より発生される映像信号と前記映像信
号入力端子に入力されるテレビジョン信号との切り換え
を行う映像信号切り換え器と、前記映像信号切り換え器
の切り換えの制御を行う切り換えスイッチと、白バラン
ス目標色度設定手段と、補正係数設定手段と、前記切り
換えスイッチからのアナログ信号をディジタル信号に変
換するA/D変換器と、前記A/D変換器から出力され
るディジタル信号を所定の信号に変換するためのルック
アップテーブルを算出するルックアップテーブル算出手
段と、前記ルックアップテーブルを格納するルックアッ
プテーブル格納手段と、前記ルックアップテーブル格納
手段から出力されるディジタル信号をアナログ信号に変
換するD/A変換器とを具備し、前記ルックアップテー
ブル算出手段は、前記白バランス目標色度設定手段から
の所定の白バランス目標色度と前記色度測定手段からの
色度測定データとから白表示における赤、緑、青の合成
輝度比を算出し、前記輝度特性測定手段からの輝度特性
測定データから算出した赤、緑、青各色の最大輝度及び
最小輝度と前記合成輝度比とから赤、緑、青各色の白表
示における輝度と黒表示における輝度とを算出し、前記
白表示における輝度および前記黒表示における輝度と、
前記補正係数設定手段から出力される所定の補正係数と
を用いて、入力映像信号を所定の液晶パネル印加電圧に
変換する変換データを赤、緑、青それぞれについて作成
し、前記変換データを用いて、入力映像信号の諧調性補
正を行なうことを特徴とするものである。
【0016】
【作用】本発明は、上記のように、所定の液晶パネル印
加電圧における赤、緑、青の投写画像の色度を測定した
色度測定データと、所定の白バランス目標色度とから白
表示における赤、緑、青の合成輝度比を算出し、液晶パ
ネル印加電圧に対する赤、緑、青の投写画像の輝度を測
定した輝度特性測定データから算出した赤、緑、青各色
の最大輝度及び最小輝度と上記合成輝度比とから、赤、
緑、青各色の白表示における輝度と黒表示における輝度
とを算出し、白表示における輝度と、黒表示における輝
度と、所定の補正係数とから算出した赤、緑、青それぞ
れの入力映像信号をルックアップテーブルにより所定の
液晶パネル印加電圧に変換することにより、赤、緑、青
の投写画像の輝度を所望する輝度に設定することができ
るため、画面上には、階調性がとれ、また、明るさの変
化によっても白バランスが損なわれない高品質の画像が
得られる。
加電圧における赤、緑、青の投写画像の色度を測定した
色度測定データと、所定の白バランス目標色度とから白
表示における赤、緑、青の合成輝度比を算出し、液晶パ
ネル印加電圧に対する赤、緑、青の投写画像の輝度を測
定した輝度特性測定データから算出した赤、緑、青各色
の最大輝度及び最小輝度と上記合成輝度比とから、赤、
緑、青各色の白表示における輝度と黒表示における輝度
とを算出し、白表示における輝度と、黒表示における輝
度と、所定の補正係数とから算出した赤、緑、青それぞ
れの入力映像信号をルックアップテーブルにより所定の
液晶パネル印加電圧に変換することにより、赤、緑、青
の投写画像の輝度を所望する輝度に設定することができ
るため、画面上には、階調性がとれ、また、明るさの変
化によっても白バランスが損なわれない高品質の画像が
得られる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の階調性補正方法の実施例を、
図面を参照しながら説明する。
図面を参照しながら説明する。
【0018】図1に本発明の、投写型液晶ディスプレイ
の階調性補正方法を適用しうる装置の要部構成図を、図
2にルックアップテーブルデータを、図3に補正前の映
像信号電圧に対する輝度を測定した輝度特性を、図4に
補正後の輝度特性を示す。
の階調性補正方法を適用しうる装置の要部構成図を、図
2にルックアップテーブルデータを、図3に補正前の映
像信号電圧に対する輝度を測定した輝度特性を、図4に
補正後の輝度特性を示す。
【0019】図1において、101はコンポジットの映
像信号の入力端子、102はコンポジット信号をR、
G、Bの原色信号に変換する映像信号変換回路、103
はアナログ映像信号を8ビットのディジタル映像信号に
変換するA/D変換器、104は映像信号を所定の信号
に変換する、入力8ビット、出力9ビットのルックアッ
プテーブルメモリ、105は9ビットのディジタル信号
をアナログ信号に変換するD/A変換器、106はルッ
クアップテーブルメモリ104に送出するルックアップ
テーブルデータを算出するルックアップテーブル算出回
路、107はR、G、B各色ごとに映像信号電圧に対す
る画面上の輝度を測定したデータが格納された輝度特性
測定データ格納回路、108は所定の映像信号電圧に対
するR、G、B各色の画面上の色度が測定された色度デ
ータが格納された色度測定データ格納回路、109は画
面上の白バランス調整を行うための目標白色度を自由に
設定する白バランス目標色度設定回路、110は階調性
補正のための補正係数を自由に設定する補正係数設定回
路、111は液晶パネル、112はソース駆動回路、1
13はゲート駆動回路を示す。
像信号の入力端子、102はコンポジット信号をR、
G、Bの原色信号に変換する映像信号変換回路、103
はアナログ映像信号を8ビットのディジタル映像信号に
変換するA/D変換器、104は映像信号を所定の信号
に変換する、入力8ビット、出力9ビットのルックアッ
プテーブルメモリ、105は9ビットのディジタル信号
をアナログ信号に変換するD/A変換器、106はルッ
クアップテーブルメモリ104に送出するルックアップ
テーブルデータを算出するルックアップテーブル算出回
路、107はR、G、B各色ごとに映像信号電圧に対す
る画面上の輝度を測定したデータが格納された輝度特性
測定データ格納回路、108は所定の映像信号電圧に対
するR、G、B各色の画面上の色度が測定された色度デ
ータが格納された色度測定データ格納回路、109は画
面上の白バランス調整を行うための目標白色度を自由に
設定する白バランス目標色度設定回路、110は階調性
補正のための補正係数を自由に設定する補正係数設定回
路、111は液晶パネル、112はソース駆動回路、1
13はゲート駆動回路を示す。
【0020】映像信号入力端子101より入力されたコ
ンポジット信号は、映像信号変換回路102によりR、
G、Bの原色信号に変換される。R、G、Bそれぞれの
原色信号は、A/D変換器102によりアナログ信号か
ら8ビットのディジタル信号に変換される。以後の説明
では、簡略化のため、R信号のみにおいて説明する。
ンポジット信号は、映像信号変換回路102によりR、
G、Bの原色信号に変換される。R、G、Bそれぞれの
原色信号は、A/D変換器102によりアナログ信号か
ら8ビットのディジタル信号に変換される。以後の説明
では、簡略化のため、R信号のみにおいて説明する。
【0021】A/D変換器102により8ビットのディ
ジタル信号に変換されたR信号は、ルックアップテーブ
ルメモリ104を介して、以下に述べる補正信号に変換
される。
ジタル信号に変換されたR信号は、ルックアップテーブ
ルメモリ104を介して、以下に述べる補正信号に変換
される。
【0022】ルックアップテーブルメモリ104に格納
されているルックアップテーブルデータは、輝度特性測
定データ格納回路107に格納されている輝度特性測定
データと、色度測定データ格納回路108に格納されて
いる色度測定データと、白バランス目標色度設定回路1
09から得られる所定の白バランス目標色度と、補正係
数設定回路110から得られる所定の補正係数とを用い
て、ルックアップテーブル算出回路106により算出さ
れ、ルックアップテーブルメモリ104に記憶される。
このルックアップテーブルデータを用いることにより、
ルックアップテーブルメモリ104で、所定の補正信号
に変換された9ビットのR信号は、D/A変換器105
によりアナログ信号に変換され、ソース駆動回路112
に入力される。本説明ではR信号のみについて説明を行
ったが、他のG、B信号についても同様の処理が行なわ
れる。
されているルックアップテーブルデータは、輝度特性測
定データ格納回路107に格納されている輝度特性測定
データと、色度測定データ格納回路108に格納されて
いる色度測定データと、白バランス目標色度設定回路1
09から得られる所定の白バランス目標色度と、補正係
数設定回路110から得られる所定の補正係数とを用い
て、ルックアップテーブル算出回路106により算出さ
れ、ルックアップテーブルメモリ104に記憶される。
このルックアップテーブルデータを用いることにより、
ルックアップテーブルメモリ104で、所定の補正信号
に変換された9ビットのR信号は、D/A変換器105
によりアナログ信号に変換され、ソース駆動回路112
に入力される。本説明ではR信号のみについて説明を行
ったが、他のG、B信号についても同様の処理が行なわ
れる。
【0023】ルックアップテーブル算出回路106で行
われる処理内容を図5のフローチャートに示す。
われる処理内容を図5のフローチャートに示す。
【0024】以下、その処理内容について図5を参照し
ながら説明する。色度測定データ格納回路108より得
られるR、G、Bの色度測定データと、白バランス目標
色度設定回路109において設定された白バランス目標
色度とにより、白表示におけるR、G、Bの合成輝度比
Rratio、Gratio、Bratioを(数2)を用いて算出す
る。
ながら説明する。色度測定データ格納回路108より得
られるR、G、Bの色度測定データと、白バランス目標
色度設定回路109において設定された白バランス目標
色度とにより、白表示におけるR、G、Bの合成輝度比
Rratio、Gratio、Bratioを(数2)を用いて算出す
る。
【0025】
【数2】
【0026】ただし、 Yr:赤の輝度 Yg:緑の輝度 Yb:青の輝度 Wx:白のx色度座標値 Wy:白のy色度座標値 Rx:赤のx色度座標値 Ry:赤のy色度座標値 Gx:緑のx色度座標値 Gy:緑のy色度座標値 Bx:青のx色度座標値 By:青のy色度座標値 Pr:赤の合成輝度比に対する最大輝度の割合 Pg:緑の合成輝度比に対する最大輝度の割合 Pb:青の合成輝度比に対する最大輝度の割合 P'r:赤の合成輝度比に対する最小輝度の割合 P'g:緑の合成輝度比に対する最小輝度の割合 P'b:青の合成輝度比に対する最小輝度の割合 Yr_min:赤の最小輝度値 Yg_min:緑の最小輝度値 Yb_min:青の最小輝度値 このR、G、Bの合成輝度比Rratio、Gratio、Brati
oと、輝度特性測定データ格納回路107に格納されて
いる輝度特性測定データから得られるR、G、Bそれぞ
れの最大輝度Yr_max、Yg_max、Yb_maxとから、(数
3)に示されている、各色の合成輝度比に対する最大輝
度の割合Pr、Pg、Pbを算出する。
oと、輝度特性測定データ格納回路107に格納されて
いる輝度特性測定データから得られるR、G、Bそれぞ
れの最大輝度Yr_max、Yg_max、Yb_maxとから、(数
3)に示されている、各色の合成輝度比に対する最大輝
度の割合Pr、Pg、Pbを算出する。
【0027】
【数3】
【0028】Pr、Pg、Pbを比較して、その中でその
値が、最小となる色の最大輝度をその色の白表示におけ
る輝度に設定する。他の2色の白表示における輝度を、
1つの色の輝度が決定したことから、合成輝度比を用い
て算出する。続いて、黒表示における輝度を算出するた
めに、R、G、Bの合成輝度比Rratio、Gratio、Bra
tioと輝度特性測定データから得られるR、G、Bそれ
ぞれの最小輝度Yr_min、Yg_min、Yb_minとから(数
4)に示されている、各色の合成輝度比に対する最小輝
度の割合P'r、P'g、P'bを算出する。
値が、最小となる色の最大輝度をその色の白表示におけ
る輝度に設定する。他の2色の白表示における輝度を、
1つの色の輝度が決定したことから、合成輝度比を用い
て算出する。続いて、黒表示における輝度を算出するた
めに、R、G、Bの合成輝度比Rratio、Gratio、Bra
tioと輝度特性測定データから得られるR、G、Bそれ
ぞれの最小輝度Yr_min、Yg_min、Yb_minとから(数
4)に示されている、各色の合成輝度比に対する最小輝
度の割合P'r、P'g、P'bを算出する。
【0029】
【数4】
【0030】P'r、P'g、P'bを比較して、その中でそ
の値が、最大となる色の最小輝度をその色の黒表示にお
ける輝度に設定する。他の2色の黒表示の輝度を、1つ
の色の輝度値が決定したことから、合成輝度比を用いて
算出する。ルックアップテーブルメモリ104から出力
される映像信号は、9ビットのディジタル信号であるか
ら、(数5)において黒表示は、映像信号V=Vb=
0、白表示は、映像信号V=Vw=511である。黒表
示における映像信号Vbと輝度Yb、白表示における映像
信号Vwと輝度Yw、補正係数設定回路110において設
定された補正係数γを(数5)に代入し、係数α、βを
算出する。ここでは、説明簡単化のため、補正係数γを
1として以下説明を行う。
の値が、最大となる色の最小輝度をその色の黒表示にお
ける輝度に設定する。他の2色の黒表示の輝度を、1つ
の色の輝度値が決定したことから、合成輝度比を用いて
算出する。ルックアップテーブルメモリ104から出力
される映像信号は、9ビットのディジタル信号であるか
ら、(数5)において黒表示は、映像信号V=Vb=
0、白表示は、映像信号V=Vw=511である。黒表
示における映像信号Vbと輝度Yb、白表示における映像
信号Vwと輝度Yw、補正係数設定回路110において設
定された補正係数γを(数5)に代入し、係数α、βを
算出する。ここでは、説明簡単化のため、補正係数γを
1として以下説明を行う。
【0031】
【数5】
【0032】これにより、所定の入力映像信号における
R、G、Bそれぞれの所望する輝度を算出することがで
きる。本実施例では、コントラスト及び階調性の向上の
ために、図3に示す輝度特性の領域1及び領域3の非線
形部(曲線部)での輝度も表現することができるよう
に、ルックアップテーブルメモリ104の入力ビット数
を8ビット、出力のビット数を9ビットとしている。ル
ックアップテーブルメモリ104に入力するディジタル
映像信号のビット数は8ビットであるから、輝度特性測
定データの映像信号Viの範囲は0〜255となるが、
ルックアップテーブルメモリ104から出力される映像
信号のビット数は9ビットであるから、出力映像信号V
oの範囲は0〜511となる。このように、ルックアッ
プテーブルメモリ104から出力される映像信号のビッ
ト数が9ビットであることから、ルックアップテーブル
データも9ビットデータとする。
R、G、Bそれぞれの所望する輝度を算出することがで
きる。本実施例では、コントラスト及び階調性の向上の
ために、図3に示す輝度特性の領域1及び領域3の非線
形部(曲線部)での輝度も表現することができるよう
に、ルックアップテーブルメモリ104の入力ビット数
を8ビット、出力のビット数を9ビットとしている。ル
ックアップテーブルメモリ104に入力するディジタル
映像信号のビット数は8ビットであるから、輝度特性測
定データの映像信号Viの範囲は0〜255となるが、
ルックアップテーブルメモリ104から出力される映像
信号のビット数は9ビットであるから、出力映像信号V
oの範囲は0〜511となる。このように、ルックアッ
プテーブルメモリ104から出力される映像信号のビッ
ト数が9ビットであることから、ルックアップテーブル
データも9ビットデータとする。
【0033】よって、(数5)にて表わされる映像信号
Vの範囲は、ルックアップテーブルメモリ104から出
力される映像信号Voと同じく0〜511となる。これ
らのことをふまえて、(数5)と輝度特性測定データと
からルックアップテーブルを作成する。その作成方法に
ついて以下に説明する。
Vの範囲は、ルックアップテーブルメモリ104から出
力される映像信号Voと同じく0〜511となる。これ
らのことをふまえて、(数5)と輝度特性測定データと
からルックアップテーブルを作成する。その作成方法に
ついて以下に説明する。
【0034】(数5)を用いて各映像信号Voに対する
輝度Yoを算出する。算出された輝度Yoが、輝度特性測
定データ中に存在するかどうかの判断を行い、このと
き、算出された輝度Yoが輝度特性測定データ中に存在
すれば、その輝度Yoに対応した輝度特性測定データ中
の映像信号Viをルックアップテーブルデータとし、存
在しなければ、その輝度Yo近傍の輝度特性測定データ
間での補間によって、その輝度Yoに対応した映像信号
Viを算出し、補間によって算出された映像信号Viをル
ックアップテーブルデータとする。
輝度Yoを算出する。算出された輝度Yoが、輝度特性測
定データ中に存在するかどうかの判断を行い、このと
き、算出された輝度Yoが輝度特性測定データ中に存在
すれば、その輝度Yoに対応した輝度特性測定データ中
の映像信号Viをルックアップテーブルデータとし、存
在しなければ、その輝度Yo近傍の輝度特性測定データ
間での補間によって、その輝度Yoに対応した映像信号
Viを算出し、補間によって算出された映像信号Viをル
ックアップテーブルデータとする。
【0035】ここで算出されたルックアップテーブルデ
ータは、小数を含んだ0〜255の範囲の数である。ル
ックアップテーブルメモリ104に格納するルックアッ
プテーブルデータは、9ビットデータであるから、算出
されたルックアップテーブルデータに511/255を
乗算して、小数点以下を四捨五入して、9ビットデータ
に変換する。このように作成されたルックアップテーブ
ルデータを図2に示す。
ータは、小数を含んだ0〜255の範囲の数である。ル
ックアップテーブルメモリ104に格納するルックアッ
プテーブルデータは、9ビットデータであるから、算出
されたルックアップテーブルデータに511/255を
乗算して、小数点以下を四捨五入して、9ビットデータ
に変換する。このように作成されたルックアップテーブ
ルデータを図2に示す。
【0036】図2に示したルックアップテーブルデータ
により、ルックアップテーブルメモリ104に入力され
る映像信号を所定の映像信号に変換することにより、図
3の輝度特性は図4のように補正され、画面上には、階
調性が得られた画像が生成される。また、R、G、Bそ
れぞれについて、合成輝度比を用いて白表示における輝
度及び黒表示における輝度を算出することにより、明る
さの変化によって白バランスが左右されることのない良
質の画像を得ることができる。
により、ルックアップテーブルメモリ104に入力され
る映像信号を所定の映像信号に変換することにより、図
3の輝度特性は図4のように補正され、画面上には、階
調性が得られた画像が生成される。また、R、G、Bそ
れぞれについて、合成輝度比を用いて白表示における輝
度及び黒表示における輝度を算出することにより、明る
さの変化によって白バランスが左右されることのない良
質の画像を得ることができる。
【0037】なお、本実施例では、黒表示における輝度
を合成輝度比を用いて算出を行ったが、コントラストを
さらに上げるため、輝度特性測定データからR、G、B
それぞれについて最小輝度Yr_min、Yg_min、Yb_min
の算出を行い、算出された最小輝度を黒表示における輝
度に設定し、本方法を用いてルックアップテーブルを作
成したとしても画面上には階調性が得られ、明るさが中
間レベルまでは白バランスのとれた画像が生成される。
また、本実施例では、ルックアップテーブルメモリ10
4の出力のビット数を9ビットとして説明を行ったが、
出力のビット数を入力のビット数8ビットより大きくし
て10ビット、11ビットとしても同様の効果が得られ
る。
を合成輝度比を用いて算出を行ったが、コントラストを
さらに上げるため、輝度特性測定データからR、G、B
それぞれについて最小輝度Yr_min、Yg_min、Yb_min
の算出を行い、算出された最小輝度を黒表示における輝
度に設定し、本方法を用いてルックアップテーブルを作
成したとしても画面上には階調性が得られ、明るさが中
間レベルまでは白バランスのとれた画像が生成される。
また、本実施例では、ルックアップテーブルメモリ10
4の出力のビット数を9ビットとして説明を行ったが、
出力のビット数を入力のビット数8ビットより大きくし
て10ビット、11ビットとしても同様の効果が得られ
る。
【0038】次に、本発明の階調性補正装置の実施例
を、図面を参照しながら説明する。図6に、上述した階
調性補正方法を用いた階調性補正装置の要部構成図を、
図7に投写型液晶画像表示装置の内部構成図を示す。図
6において、601は光源、602は色分解光学系、6
03はコンポジット映像信号の入力端子、604は映像
信号の信号電圧を自由に可変することができる映像信号
発生装置、605はコンポジット映像信号をR、G、B
の原色信号に変換する映像信号変換回路、606は映像
信号発生装置604からの映像信号と、映像信号変換回
路605からの映像信号との切り換えを行う映像信号切
り換え器、607は映像信号切り換え器606の切り換
えの制御を行う切り換えスイッチ、608はアナログ映
像信号をディジタル映像信号に変換するA/D変換器、
609は、入力された映像信号を補正された映像信号に
変換するルックアップテーブルが格納されているルック
アップテーブルメモリ、610はディジタル信号をアナ
ログ信号に変換するD/A変換器、611はルックアッ
プテーブルメモリ609に送出するルックアップテーブ
ルデータを算出するルックアップテーブル算出回路であ
る。
を、図面を参照しながら説明する。図6に、上述した階
調性補正方法を用いた階調性補正装置の要部構成図を、
図7に投写型液晶画像表示装置の内部構成図を示す。図
6において、601は光源、602は色分解光学系、6
03はコンポジット映像信号の入力端子、604は映像
信号の信号電圧を自由に可変することができる映像信号
発生装置、605はコンポジット映像信号をR、G、B
の原色信号に変換する映像信号変換回路、606は映像
信号発生装置604からの映像信号と、映像信号変換回
路605からの映像信号との切り換えを行う映像信号切
り換え器、607は映像信号切り換え器606の切り換
えの制御を行う切り換えスイッチ、608はアナログ映
像信号をディジタル映像信号に変換するA/D変換器、
609は、入力された映像信号を補正された映像信号に
変換するルックアップテーブルが格納されているルック
アップテーブルメモリ、610はディジタル信号をアナ
ログ信号に変換するD/A変換器、611はルックアッ
プテーブルメモリ609に送出するルックアップテーブ
ルデータを算出するルックアップテーブル算出回路であ
る。
【0039】612は画面上の白バランス調整を行うた
めの目標白色度を自由に設定する白バランス目標色度設
定回路、613は階調性補正のための補正係数を設定す
る補正係数設定回路、614は光量を輝度値に変換して
輝度を測定する光センサ、615はR、G、B各色ごと
に、映像信号電圧に対する輝度を光センサ614を通し
て測定する輝度特性測定回路、616は色度測定位置を
表す色度測定点、617は色度測定点616における所
定の映像信号電圧に対するR、G、B各色ごとに色度を
測定する色度測定回路、618は液晶パネル、619は
色合成光学系、620は投写レンズ、621はスクリー
ンを示す。
めの目標白色度を自由に設定する白バランス目標色度設
定回路、613は階調性補正のための補正係数を設定す
る補正係数設定回路、614は光量を輝度値に変換して
輝度を測定する光センサ、615はR、G、B各色ごと
に、映像信号電圧に対する輝度を光センサ614を通し
て測定する輝度特性測定回路、616は色度測定位置を
表す色度測定点、617は色度測定点616における所
定の映像信号電圧に対するR、G、B各色ごとに色度を
測定する色度測定回路、618は液晶パネル、619は
色合成光学系、620は投写レンズ、621はスクリー
ンを示す。
【0040】また、図7において、701は白色光を発
光するメタルハライドランプ、702はコールドミラ
ー、703は赤外線,紫外線をカットするUV−IRカ
ットフィルタ、704はダイクロイックミラー、705
は反射ミラー、706はフィールドレンズ、707は液
晶パネル、708は投写レンズを示す。
光するメタルハライドランプ、702はコールドミラ
ー、703は赤外線,紫外線をカットするUV−IRカ
ットフィルタ、704はダイクロイックミラー、705
は反射ミラー、706はフィールドレンズ、707は液
晶パネル、708は投写レンズを示す。
【0041】図6では、投写型液晶ディスプレイについ
ては概略図で示したが、その内部の構成は図7のように
なっている。図6の光源601は、図7のメタルハライ
ドランプ701に相当し、色分解光学系602は、コー
ルドミラー702、ダイクロイックミラー704、反射
ミラー705のミラー類とUV−IRカットフィルタに
相当し、色合成光学系618は、ダイクロイックミラー
704、反射ミラー705に相当する。
ては概略図で示したが、その内部の構成は図7のように
なっている。図6の光源601は、図7のメタルハライ
ドランプ701に相当し、色分解光学系602は、コー
ルドミラー702、ダイクロイックミラー704、反射
ミラー705のミラー類とUV−IRカットフィルタに
相当し、色合成光学系618は、ダイクロイックミラー
704、反射ミラー705に相当する。
【0042】以上のような構成要素からなる階調性補正
装置について、その動作について説明する。
装置について、その動作について説明する。
【0043】光源601により放射された白色光は、色
分解光学系602によりR、G、Bそれぞれの光に分解
され、それぞれの光に対応した液晶パネル618に照射
される。切り換えスイッチ607は最初、Hレベルの状
態に設定する。これにより映像信号切り換え器606は
Hレベル状態となり、映像信号としては映像信号発生装
置604からの信号が選択される。映像信号発生装置6
04より発生されたR、G、Bそれぞれの原色信号は、
A/D変換器608によりアナログ信号からディジタル
信号に変換される。ディジタル信号に変換されたR、
G、B信号は、ルックアップテーブルメモリ609に入
力される。
分解光学系602によりR、G、Bそれぞれの光に分解
され、それぞれの光に対応した液晶パネル618に照射
される。切り換えスイッチ607は最初、Hレベルの状
態に設定する。これにより映像信号切り換え器606は
Hレベル状態となり、映像信号としては映像信号発生装
置604からの信号が選択される。映像信号発生装置6
04より発生されたR、G、Bそれぞれの原色信号は、
A/D変換器608によりアナログ信号からディジタル
信号に変換される。ディジタル信号に変換されたR、
G、B信号は、ルックアップテーブルメモリ609に入
力される。
【0044】まず、ルックアップテーブルメモリ609
からは、入力された映像信号と同一のデータが出力され
る。出力されたR、G、Bそれぞれのディジタル映像信
号は、D/A変換器610によりアナログ信号に変換さ
れ、それぞれの色に対応した液晶パネル618に入力さ
れる。この映像信号に応じて光量が制御され、液晶パネ
ル618上に透過率の変化によって光学像が形成され
る。R、G、Bそれぞれの液晶パネル618で形成され
たそれぞれの光学像は色合成光学系619で合成され、
投写レンズ620によりスクリーン621に拡大投写さ
れる。このとき、映像信号発生装置604により、R、
G、Bそれぞれの映像信号の信号電圧を変化させ、それ
ぞれの信号電圧におけるスクリーン621上での輝度
を、R、G、Bそれぞれの光について光センサ614を
通して輝度特性測定回路615により測定する。色度に
ついては、所定の映像信号電圧に対するスクリーン62
1上の色度測定点616における色度を1点もしくは数
点、色度測定回路617により測定する。輝度特性測定
回路615により、上記測定した輝度特性測定データ
と、色度測定回路617により、上記測定した色度測定
データを、ルックアップテーブル算出回路611に入力
する。
からは、入力された映像信号と同一のデータが出力され
る。出力されたR、G、Bそれぞれのディジタル映像信
号は、D/A変換器610によりアナログ信号に変換さ
れ、それぞれの色に対応した液晶パネル618に入力さ
れる。この映像信号に応じて光量が制御され、液晶パネ
ル618上に透過率の変化によって光学像が形成され
る。R、G、Bそれぞれの液晶パネル618で形成され
たそれぞれの光学像は色合成光学系619で合成され、
投写レンズ620によりスクリーン621に拡大投写さ
れる。このとき、映像信号発生装置604により、R、
G、Bそれぞれの映像信号の信号電圧を変化させ、それ
ぞれの信号電圧におけるスクリーン621上での輝度
を、R、G、Bそれぞれの光について光センサ614を
通して輝度特性測定回路615により測定する。色度に
ついては、所定の映像信号電圧に対するスクリーン62
1上の色度測定点616における色度を1点もしくは数
点、色度測定回路617により測定する。輝度特性測定
回路615により、上記測定した輝度特性測定データ
と、色度測定回路617により、上記測定した色度測定
データを、ルックアップテーブル算出回路611に入力
する。
【0045】ルックアップテーブル算出回路611に入
力された色度測定データは、ルックアップテーブル算出
回路611により代表色度値を決定される。その代表色
度値決定方法については、測定点が1点であれば、その
色度測定データを色度代表値とし、測定点が数点であれ
ば、測定データ間での平均をとるデータ処理を行い、そ
のデータ処理された値を色度代表値とする。このように
して算出された色度代表値と、輝度特性測定データと、
白バランス目標色度設定回路612により設定した白バ
ランス目標色度である白色の色度値と、補正係数設定回
路613により設定した補正係数値とから、上記実施例
で述べた階調性補正方法を用いることによりルックアッ
プテーブルデータを作成する。作成されたルックアップ
テーブルデータは、ルックアップテーブルメモリ609
に送出される。
力された色度測定データは、ルックアップテーブル算出
回路611により代表色度値を決定される。その代表色
度値決定方法については、測定点が1点であれば、その
色度測定データを色度代表値とし、測定点が数点であれ
ば、測定データ間での平均をとるデータ処理を行い、そ
のデータ処理された値を色度代表値とする。このように
して算出された色度代表値と、輝度特性測定データと、
白バランス目標色度設定回路612により設定した白バ
ランス目標色度である白色の色度値と、補正係数設定回
路613により設定した補正係数値とから、上記実施例
で述べた階調性補正方法を用いることによりルックアッ
プテーブルデータを作成する。作成されたルックアップ
テーブルデータは、ルックアップテーブルメモリ609
に送出される。
【0046】このとき、切り換えスイッチ607をLレ
ベルの状態に設定する。これにより映像信号切り換え器
606はLレベル状態となり、映像信号としては映像信
号端子603より入力される映像信号が選択される。映
像信号入力端子603から入力されたコンポジット映像
信号は、映像信号変換回路605によりR、G、Bそれ
ぞれの原色信号に変換され、A/D変換器608により
アナログ信号から8ビットのディジタル信号に変換さ
れ、ルックアップテーブルメモリ609に入力される。
ルックアップテーブルメモリ609に入力された映像信
号は、ルックアップテーブル算出回路611により算出
されたルックアップテーブルデータにより所定の映像信
号に変換され、D/A変換器610によりディジタル信
号からアナログ信号に変換された後、液晶パネル618
に入力される。
ベルの状態に設定する。これにより映像信号切り換え器
606はLレベル状態となり、映像信号としては映像信
号端子603より入力される映像信号が選択される。映
像信号入力端子603から入力されたコンポジット映像
信号は、映像信号変換回路605によりR、G、Bそれ
ぞれの原色信号に変換され、A/D変換器608により
アナログ信号から8ビットのディジタル信号に変換さ
れ、ルックアップテーブルメモリ609に入力される。
ルックアップテーブルメモリ609に入力された映像信
号は、ルックアップテーブル算出回路611により算出
されたルックアップテーブルデータにより所定の映像信
号に変換され、D/A変換器610によりディジタル信
号からアナログ信号に変換された後、液晶パネル618
に入力される。
【0047】以下、投写型液晶ディスプレイについて、
全体の動作について説明する。メタルハライドランプ7
01から発せられた白色光は、ダイクロイックミラー7
04により光の3原色であるR光、G光、B光に分解さ
れる。分解されたそれぞれの光は、それぞれの光に対応
した液晶パネル707に照射される。液晶パネル707
に照射されたそれぞれの光は、それぞれの液晶パネル7
07に印加されるそれぞれのルックアップテーブルメモ
リ609により変換された映像信号に応じて透過量が制
御される。それぞれの液晶パネル707を透過して入射
したそれぞれの光は、ダイクロイックミラー704や反
射ミラー705により再び合成され、投写レンズ708
により拡大投写される。
全体の動作について説明する。メタルハライドランプ7
01から発せられた白色光は、ダイクロイックミラー7
04により光の3原色であるR光、G光、B光に分解さ
れる。分解されたそれぞれの光は、それぞれの光に対応
した液晶パネル707に照射される。液晶パネル707
に照射されたそれぞれの光は、それぞれの液晶パネル7
07に印加されるそれぞれのルックアップテーブルメモ
リ609により変換された映像信号に応じて透過量が制
御される。それぞれの液晶パネル707を透過して入射
したそれぞれの光は、ダイクロイックミラー704や反
射ミラー705により再び合成され、投写レンズ708
により拡大投写される。
【0048】投写型液晶ディスプレイでは、白色光の発
光用にメタルハライドランプ、光量制御機能を持つライ
トバルブとしては液晶パネルを用いているため、メタル
ハライドランプの分光特性や液晶パネルのV−T特性
(輝度特性)、波長依存性などのデバイスの性能により
画質が大きく左右される。メタルハライドランプの分光
特性により白バランス欠陥が生じ、液晶パネルのV−T
特性により階調性欠陥が生じる。投写型液晶ディスプレ
イの白色は、メタルハライドランプから発せられる白色
光に大きく依存する。よって、投写型液晶ディスプレイ
の白色は、白バランス調整を行わなければ、メタルハラ
イドランプの性能により一意的に決まってしまう。ま
た、投写型液晶ディスプレイの階調性は、液晶パネルを
ライトバルブとして用いることから液晶パネルに印加さ
れる電圧(V)に対する透過率(T)の関係を表すV−
T特性に大きく依存する。
光用にメタルハライドランプ、光量制御機能を持つライ
トバルブとしては液晶パネルを用いているため、メタル
ハライドランプの分光特性や液晶パネルのV−T特性
(輝度特性)、波長依存性などのデバイスの性能により
画質が大きく左右される。メタルハライドランプの分光
特性により白バランス欠陥が生じ、液晶パネルのV−T
特性により階調性欠陥が生じる。投写型液晶ディスプレ
イの白色は、メタルハライドランプから発せられる白色
光に大きく依存する。よって、投写型液晶ディスプレイ
の白色は、白バランス調整を行わなければ、メタルハラ
イドランプの性能により一意的に決まってしまう。ま
た、投写型液晶ディスプレイの階調性は、液晶パネルを
ライトバルブとして用いることから液晶パネルに印加さ
れる電圧(V)に対する透過率(T)の関係を表すV−
T特性に大きく依存する。
【0049】液晶パネルのV−T特性は、映像信号電圧
に対する画面上の輝度との関係を表す輝度特性と等価と
なるから、液晶パネルのV−T特性は、図2のようにな
る。図2において、輝度特性は、領域1及び領域3にお
いては映像信号電圧の増加に対して輝度の増加は、それ
程大きくない。しかし、領域2においては映像信号電圧
の増加に対して輝度が急激に増加する。そのため、スク
リーン上に投写された映像は、階調性の損なわれたもの
となる。しかるに、画面上の色度及び輝度特性を測定
し、上記実施例で述べた階調性補正方法を用いることに
より、スクリーン621に映し出される画像は、白バラ
ンス調整のなされた、階調性のとれた高品質の画像とな
る。さらに、白バランス目標色度設定回路612により
白色の色度を自由に設定することが可能であるため、デ
バイスの性能に依存しない白バランス調整のなされた画
像となる。
に対する画面上の輝度との関係を表す輝度特性と等価と
なるから、液晶パネルのV−T特性は、図2のようにな
る。図2において、輝度特性は、領域1及び領域3にお
いては映像信号電圧の増加に対して輝度の増加は、それ
程大きくない。しかし、領域2においては映像信号電圧
の増加に対して輝度が急激に増加する。そのため、スク
リーン上に投写された映像は、階調性の損なわれたもの
となる。しかるに、画面上の色度及び輝度特性を測定
し、上記実施例で述べた階調性補正方法を用いることに
より、スクリーン621に映し出される画像は、白バラ
ンス調整のなされた、階調性のとれた高品質の画像とな
る。さらに、白バランス目標色度設定回路612により
白色の色度を自由に設定することが可能であるため、デ
バイスの性能に依存しない白バランス調整のなされた画
像となる。
【0050】また、メタルハライドランプの発光状態
は、時間とともに変化するため、メタルハライドランプ
の分光特性、液晶パネルのV−T特性も時間とともに変
化する。そのため、最初に測定した色度測定データ及び
輝度特性測定データと、ある程度時間が経過した時に測
定した色度測定データ及び輝度特性測定データとは異な
ったものとなり、時間経過とともに徐々に白バランスも
損なわれたものとなる。しかるに、映像信号発生装置6
04からの映像信号と映像信号入力端子603に入力さ
れる映像信号との切り換えが、切り換えスイッチ607
により切り換え可能であるため、ある程度時間が経過し
た時に切り換えスイッチ607の切り換えを行い、映像
信号として映像信号発生装置604からの映像信号を選
択し、再度色度及び輝度特性の測定を行い、上記実施例
で述べた階調性補正方法を用いることにより、メタルハ
ライドランプの各種特性の経時変化に左右されずに階調
性がとれ、かつ白バランス調整がなされた高品質の画像
が、スクリーン上の生成される。
は、時間とともに変化するため、メタルハライドランプ
の分光特性、液晶パネルのV−T特性も時間とともに変
化する。そのため、最初に測定した色度測定データ及び
輝度特性測定データと、ある程度時間が経過した時に測
定した色度測定データ及び輝度特性測定データとは異な
ったものとなり、時間経過とともに徐々に白バランスも
損なわれたものとなる。しかるに、映像信号発生装置6
04からの映像信号と映像信号入力端子603に入力さ
れる映像信号との切り換えが、切り換えスイッチ607
により切り換え可能であるため、ある程度時間が経過し
た時に切り換えスイッチ607の切り換えを行い、映像
信号として映像信号発生装置604からの映像信号を選
択し、再度色度及び輝度特性の測定を行い、上記実施例
で述べた階調性補正方法を用いることにより、メタルハ
ライドランプの各種特性の経時変化に左右されずに階調
性がとれ、かつ白バランス調整がなされた高品質の画像
が、スクリーン上の生成される。
【0051】なお、本実施例では輝度及び色度の測定を
スクリーン上の投写レンズのフォーカスの合った点(フ
ォーカス部)において行ったが、輝度及び色度測定を投
写レンズのフォーカスの合っていない点(デフォーカス
部)において行っても良い。また、輝度及び色度測定を
液晶パネルを透過した光に対して行っても良く、さらに
反射型の液晶パネルを用いる場合には、輝度及び色度測
定を液晶パネルを反射した光に対して行っても良い。ま
た、色度測定は、色分解光学系によって分離処理された
後のR光、G光、B光について行ってもかまわない。
スクリーン上の投写レンズのフォーカスの合った点(フ
ォーカス部)において行ったが、輝度及び色度測定を投
写レンズのフォーカスの合っていない点(デフォーカス
部)において行っても良い。また、輝度及び色度測定を
液晶パネルを透過した光に対して行っても良く、さらに
反射型の液晶パネルを用いる場合には、輝度及び色度測
定を液晶パネルを反射した光に対して行っても良い。ま
た、色度測定は、色分解光学系によって分離処理された
後のR光、G光、B光について行ってもかまわない。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明の投写型液晶ディ
スプレイの階調性補正方法および補正装置によれば、デ
ィスプレイ画面上には、階調性がとれ、明るさが変化し
ても白色の色度の変化量の小さい白バランスのとれた高
品質の画像を得ることができる。
スプレイの階調性補正方法および補正装置によれば、デ
ィスプレイ画面上には、階調性がとれ、明るさが変化し
ても白色の色度の変化量の小さい白バランスのとれた高
品質の画像を得ることができる。
【0053】また、本発明の階調性補正方法を用いて投
写型液晶ディスプレイの階調性補正装置を構成し、映像
信号発生装置からの映像信号とテレビジョン信号との切
り換えを行う切り換え器をその階調性補正装置に付加す
れば、スクリーン上には、階調性がとれ、明るさの変化
及びランプの特性の時間変化に対しても白色の色度の変
化量の小さい白バランスのとれた高品質の画像を得るこ
とができる。
写型液晶ディスプレイの階調性補正装置を構成し、映像
信号発生装置からの映像信号とテレビジョン信号との切
り換えを行う切り換え器をその階調性補正装置に付加す
れば、スクリーン上には、階調性がとれ、明るさの変化
及びランプの特性の時間変化に対しても白色の色度の変
化量の小さい白バランスのとれた高品質の画像を得るこ
とができる。
【図1】本発明の投写型液晶ディスプレイの階調性補正
方法を適用しうる装置の要部構成図
方法を適用しうる装置の要部構成図
【図2】本発明の投写型液晶ディスプレイの階調性補正
方法に適用されるルックアップテーブルデータの一例を
示した特性図
方法に適用されるルックアップテーブルデータの一例を
示した特性図
【図3】本発明の投写型液晶ディスプレイの階調性補正
方法にて階調補正する前の輝度特性図
方法にて階調補正する前の輝度特性図
【図4】本発明の投写型液晶ディスプレイの階調性補正
方法にて階調補正した後の輝度特性図
方法にて階調補正した後の輝度特性図
【図5】本発明の投写型液晶ディスプレイの階調性補正
方法において、階調性補正方法の手順を示したフローチ
ャート
方法において、階調性補正方法の手順を示したフローチ
ャート
【図6】本発明の投写型液晶ディスプレイの階調性補正
方法を適用しうる装置の第2の実施例における要部構成
図
方法を適用しうる装置の第2の実施例における要部構成
図
【図7】本発明の投写型液晶ディスプレイの内部構成図
【図8】従来の投写型液晶ディスプレイの階調性補正方
法を適用した装置の要部構成図
法を適用した装置の要部構成図
【図9】従来の投写型液晶ディスプレイの階調性補正方
法を説明するための、映像信号電圧に対する液晶パネル
の透過量の関係を示したV−T特性図
法を説明するための、映像信号電圧に対する液晶パネル
の透過量の関係を示したV−T特性図
101、603、801 映像信号入力端子 102、605、802 映像信号変換回路 103、608、803 A/D変換器 104、609、804 ルックアップテーブルメモリ 105、610、806 D/A変換器 106、611、805 ルックアップテーブル算出回
路 107 輝度特性測定データ格納回路 108 色度測定データ格納回路 109、612 白バランス目標色度設定回路 110、613 補正係数設定回路 111、618、707、807 液晶パネル 112、808 ソース駆動回路 113、809 ゲート駆動回路 601 光源 602 色分解光学系 604 映像信号発生装置 606 映像信号切り換え器 607 切り換えスイッチ 614 光センサ 615 輝度特性測定回路 616 色度測定点 617 色度測定回路 619 色合成光学系 620、708 投写レンズ 621 スクリーン 701 メタルハライドランプ 702 コールドミラー 703 UV−IRカットフィルタ 704 ダイクロイックミラー 705 反射ミラー 706 フィールドレンズ 810 センサ 811 V−T特性測定器
路 107 輝度特性測定データ格納回路 108 色度測定データ格納回路 109、612 白バランス目標色度設定回路 110、613 補正係数設定回路 111、618、707、807 液晶パネル 112、808 ソース駆動回路 113、809 ゲート駆動回路 601 光源 602 色分解光学系 604 映像信号発生装置 606 映像信号切り換え器 607 切り換えスイッチ 614 光センサ 615 輝度特性測定回路 616 色度測定点 617 色度測定回路 619 色合成光学系 620、708 投写レンズ 621 スクリーン 701 メタルハライドランプ 702 コールドミラー 703 UV−IRカットフィルタ 704 ダイクロイックミラー 705 反射ミラー 706 フィールドレンズ 810 センサ 811 V−T特性測定器
Claims (18)
- 【請求項1】投写型液晶ディスプレイにおいて、所定の
液晶パネル印加電圧における赤、緑、青の投写画像の色
度を測定した色度測定データと、液晶パネル印加電圧に
対する赤、緑、青の投写画像の輝度を測定した輝度特性
測定データとを格納し、所定の白バランス目標色度と前
記色度測定データとから白表示における赤、緑、青の合
成輝度比を算出し、前記輝度特性測定データから算出し
た赤、緑、青各色の最大輝度及び最小輝度と前記合成輝
度比とから赤、緑、青各色の白表示における輝度と黒表
示における輝度とを算出し、前記白表示における輝度お
よび前記黒表示における輝度と所定の補正係数とを用い
て入力映像信号を所定の液晶パネル印加電圧に変換する
変換データを赤、緑、青それぞれについて作成し、前記
変換データを用いて、入力映像信号の諧調性補正を行な
うことを特徴とする、投写型液晶ディスプレイの階調性
補正方法。 - 【請求項2】白表示における輝度は、赤、緑、青それぞ
れの合成輝度比に対する最大輝度の割合のうち最小の割
合となる色を算出し、算出された色の最大輝度をその色
の白表示における輝度に設定し、他の2色の白表示にお
ける輝度は、前記算出された色の最大輝度と前記合成輝
度比とから算出することを特徴とする請求項1記載の投
写型液晶ディスプレイの階調性補正方法。 - 【請求項3】黒表示における輝度は、赤、緑、青それぞ
れの合成輝度比に対する最小輝度の割合のうち最大の割
合となる色を算出し、算出された色の最小輝度をその色
の黒表示における輝度に設定し、他の2色の黒表示にお
ける輝度は、前記算出された色の最小輝度と前記合成輝
度比とから算出することを特徴とする請求項1記載の投
写型液晶ディスプレイの階調性補正方法。 - 【請求項4】黒表示における輝度は、赤、緑、青それぞ
れの最小輝度であることを特徴とする請求項1記載の投
写型液晶ディスプレイの階調性補正方法。 - 【請求項5】投写型液晶ディスプレイの諧調性補正装置
であって、所定の液晶パネル印加電圧における赤、緑、
青の投写画像の色度を測定した色度測定データを格納す
る色度測定データ格納手段と、液晶パネル印加電圧に対
する赤、緑、青の投写画像の輝度を測定した輝度特性測
定データを格納する輝度特性測定データ格納手段と、画
面上の白バランス調整を行うための目標白色度を自由に
設定することが可能な白バランス目標色度設定手段と、
補正係数を自由に設定することが可能な補正係数設定手
段と、入力されたアナログ映像信号をディジタル映像信
号に変換するA/D変換器と、前記A/D変換器から出
力される映像信号を所定の信号に変換するためのルック
アップテーブルを算出するルックアップテーブル算出手
段と、前記ルックアップテーブルを格納するルックアッ
プテーブル格納手段と、前記ルックアップテーブル格納
手段から出力されるディジタル信号をアナログ信号に変
換するD/A変換器とを具備し、 前記ルックアップテーブル算出手段は、前記白バランス
目標色度設定手段からの所定の白バランス目標色度と前
記色度測定データとから白表示における赤、緑、青の合
成輝度比を算出し、前記輝度特性測定データから算出し
た赤、緑、青各色の最大輝度及び最小輝度と前記合成輝
度比とから赤、緑、青各色の白表示における輝度と黒表
示における輝度とを算出し、前記白表示における輝度お
よび前記黒表示における輝度と、前記補正係数設定手段
から出力される所定の補正係数とを用いて、入力映像信
号を所定の液晶パネル印加電圧に変換する変換データを
赤、緑、青それぞれについて作成し、前記変換データを
用いて、入力映像信号の諧調性補正を行なうことを特徴
とする、投写型液晶ディスプレイの階調性補正装置。 - 【請求項6】ルックアップテーブル格納手段としてルッ
クアップテーブルメモリを用いたことを特徴とする請求
項5記載の投写型液晶ディスプレイの階調性補正装置。 - 【請求項7】ルックアップテーブルメモリとしてランダ
ム・アクセス・メモリを用いることを特徴とする請求項
6記載の投写型液晶ディスプレイの階調性補正装置。 - 【請求項8】ルックアップテーブルメモリは、入力信号
のビット数に対して出力信号のビット数の方が大きいこ
とを特徴とする請求項6記載の投写型液晶ディスプレイ
の階調性補正装置。 - 【請求項9】光源と、前記光源から放射される白色光を
赤、緑、青の光に分解する色分解光学装置と、前記色分
解光学装置により分解された赤、緑、青の光を変調する
液晶パネルと、前記液晶パネルを透過した光をスクリー
ン上に拡大投写する投写レンズと、映像信号電圧を自由
に可変することが可能な映像信号発生手段と、光量を輝
度値に変換して輝度を測定する光センサと、前記映像信
号発生手段から発生される映像信号電圧に対する輝度を
前記光センサにより測定する輝度特性測定手段と、赤、
緑、青各色の色度を測定する色度測定手段と、テレビジ
ョン信号を入力する映像信号入力端子と、前記映像信号
発生手段より発生される映像信号と前記映像信号入力端
子に入力されるテレビジョン信号との切り換えを行う映
像信号切り換え器と、前記映像信号切り換え器の切り換
えの制御を行う切り換えスイッチと、白バランス目標色
度設定手段と、補正係数設定手段と、前記切り換えスイ
ッチからのアナログ信号をディジタル信号に変換するA
/D変換器と、前記A/D変換器から出力されるディジ
タル信号を所定の信号に変換するためのルックアップテ
ーブルを算出するルックアップテーブル算出手段と、前
記ルックアップテーブルを格納するルックアップテーブ
ル格納手段と、前記ルックアップテーブル格納手段から
出力されるディジタル信号をアナログ信号に変換するD
/A変換器とを具備し、 前記ルックアップテーブル算出手段は、前記白バランス
目標色度設定手段からの所定の白バランス目標色度と前
記色度測定手段からの色度測定データとから白表示にお
ける赤、緑、青の合成輝度比を算出し、前記輝度特性測
定手段からの輝度特性測定データから算出した赤、緑、
青各色の最大輝度及び最小輝度と前記合成輝度比とから
赤、緑、青各色の白表示における輝度と黒表示における
輝度とを算出し、前記白表示における輝度および前記黒
表示における輝度と、前記補正係数設定手段から出力さ
れる所定の補正係数とを用いて、入力映像信号を所定の
液晶パネル印加電圧に変換する変換データを赤、緑、青
それぞれについて作成し、前記変換データを用いて、入
力映像信号の諧調性補正を行なうことを特徴とする、投
写型液晶ディスプレイの階調性補正装置。 - 【請求項10】光センサはフォトダイオードであること
を特徴とする請求項9記載の投写型液晶ディスプレイの
階調性補正装置。 - 【請求項11】輝度測定はスクリーン上に投写された光
に対して行うことを特徴とする請求項9記載の投写型液
晶ディスプレイの階調性補正装置。 - 【請求項12】輝度測定は、液晶パネルに照射され、前
記液晶パネルを透過した光に対して行うことを特徴とす
る請求項9記載の投写型液晶ディスプレイの階調性補正
装置。 - 【請求項13】輝度測定は、液晶パネルに照射され、前
記液晶パネルを反射した光に対して行うことを特徴とす
る請求項9記載の投写型液晶ディスプレイの階調性補正
装置。 - 【請求項14】色度測定は、スクリーン上に投写された
光に対して行うことを特徴とする請求項9記載の投写型
液晶ディスプレイの階調性補正装置。 - 【請求項15】色度測定は、液晶パネルに照射され、前
記液晶パネルを透過した光に対して行うことを特徴とす
る請求項9記載の投写型液晶ディスプレイの階調性補正
装置。 - 【請求項16】色度測定は、液晶パネルに照射され、前
記液晶パネルを反射した光に対して行うことを特徴とす
る請求項9記載の投写型液晶ディスプレイの階調性補正
装置。 - 【請求項17】色度測定は、液晶パネルに照射される前
の光に対して行うことを特徴とする請求項9記載の投写
型液晶ディスプレイの階調性補正装置。 - 【請求項18】映像信号発生手段は白ラスタ信号を発生
することを特徴とする請求項9記載の投写型液晶ディス
プレイの階調性補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20762693A JPH0756545A (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | 投写型液晶ディスプレイの階調性補正方法及び階調性補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20762693A JPH0756545A (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | 投写型液晶ディスプレイの階調性補正方法及び階調性補正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0756545A true JPH0756545A (ja) | 1995-03-03 |
Family
ID=16542917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20762693A Pending JPH0756545A (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | 投写型液晶ディスプレイの階調性補正方法及び階調性補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0756545A (ja) |
Cited By (30)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998020682A1 (en) * | 1996-11-05 | 1998-05-14 | Clarity Visual Systems, Inc. | Color and luminance control system for liquid crystal projection displays |
WO1999045714A1 (en) * | 1998-03-06 | 1999-09-10 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Lcd projector |
JPH11355798A (ja) * | 1998-06-12 | 1999-12-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 画像表示装置の補正データ生成方法 |
WO2001097207A1 (fr) * | 2000-06-15 | 2001-12-20 | Seiko Epson Corporation | Afficheur d'image et dispositif de reglage de signal couleur utilise dans cet afficheur |
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