JPH0756499B2 - 送電線事故点監視方法 - Google Patents

送電線事故点監視方法

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JPH0756499B2
JPH0756499B2 JP61008984A JP898486A JPH0756499B2 JP H0756499 B2 JPH0756499 B2 JP H0756499B2 JP 61008984 A JP61008984 A JP 61008984A JP 898486 A JP898486 A JP 898486A JP H0756499 B2 JPH0756499 B2 JP H0756499B2
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淳 加藤
隆夫 池谷
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は送電線の事故点を監視する方法に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
架空送電線が架空地線、樹木等に接触して起こる地絡事
故や、架空送電線が他相の電線と接触して起こる相間短
絡事故を監視する方法として、従来は架空地線に流れる
電流が地絡事故等の事故点で変化することを利用して、
第5図に示したように、架空地線1にCT10を設置し、架
空地線に流れる電流をCTで検出し、この電流の変化によ
事故点を検知していた。
また、特開昭59−131179号の送電線故障位置検出装置の
ように、光コネクタと光コネクタ駆動部と送電線故障検
出部からなる送電線故障検出器を、各鉄塔に設置してこ
の送電線故障検出器を架空地線に複合された光ファイバ
を介して光ファイバフオルトロケータに接続し、送電線
に故障が発生すると、送電線故障検出器の送電線故障検
出部が動作し光コネクタ駆動部を介して光コネクタを断
状態にすることにより光ファイバの光路を断ち、この送
電線故障検出器の光コネクタが断状態になった時を、光
ファイバフオルトロケータにより監視して、各送電線故
障検出器のうちの一つの送電線故障検出器の位置すなわ
ち故障点の位置標定し、断状態になった光コネクタと光
コネクタ駆動部と送電線故障検出部を送電線点検時に復
旧させるようにした故障位置検出装置が公知である。
また、送電線の故障により発生したサージ波形を、監視
区間の波形検出装置に入力させ、この故障サージの検出
により送信機と受信機にトリガを与え、送信機はマイク
ロ搬端を経由して受信機に信号を送り、受信機側ではト
リガされた時点でカウンタをスタートさせて送信機から
の信号を受信した時点でストップさせ、故障点から監視
区間までの前記カウント値によるサージ到達時間差か
ら、故障点までの距離を算出するようにした送電線故障
位置検出装置が前記特許出願公開公報により公知であ
る。
また、特開昭58−142265号のガス絶縁開閉装置用送電線
故障点標定装置のように、ガス絶縁開閉装置またはガス
絶縁母線構造の設置容器内の絶縁ガス空間に高電圧導体
電極と中間電極を設置して高電圧導体電極と中間電極の
間にガスキャパシタンスを形成し、中間電極のリード線
を接地分圧器ケース内に引出してキャパシタンスを持つ
サージ分圧用コンデンサの一方の端子に接続し、このコ
ンデンサの他方の端子を接地してガスキャパシタンスと
分圧用キャパシタンスで分圧器を形成し、この分圧器コ
ンデンサの端子にサージ光変換回路の信号入力端子を接
続し、このサージ光変換回路の光出力端子を光ケーブル
を経て電気所構内の故障点標定回路部に接続し、送電線
を経てガス絶縁開閉装置の設置容器の高電圧導体電極に
故障サージが伝搬浸入するとサージ波形をガスキャパシ
タンスと分圧用キャパシタンスで構成される分圧器で分
圧してサージ光変換回路7に入力させ、これを光信号に
変換して電気所構内の故障点標定回路部に伝送して故障
点標定を行うようにしたガス絶縁開閉装置を用いた送電
線の故障点を標定する装置が公知である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記の図5に示したような従来の架空送電線の事故点検
知方法は、架空地線1に流れる連流の変化は、電線が架
空地線1と接触する事故の場合は大きくなるが、樹木等
に接触した場合や相間短絡事故の場合は大きくならず、
このためCTの検出電流の変化により事故点を高精度で検
知することは困難である。
また、前記特許出願公開の送電線故障位置検出装置は、
光コネクタと光コネクタ駆動部と送電線故障検出部から
なる送電線故障検出器や光ファイバフオルトロケータを
設置しなければならず、しかも光コネクタ駆動部を駆動
して光コネクタの断状態にして光ファイバの光路を断つ
ことにより故障点の送電線故障検出器の位置を標定しな
ければならないので、それらの設置作業に細緻な取り扱
いを要し、故障しやすい上に高価になり、しかも断状態
になった光コネクタと光コネクタ駆動部と送電線故障検
出部は送電線点検時に復旧させなければならないという
問題点がある。
また、前記特許出願公開のガス絶縁開閉装置用送電線故
障点標定装置は、設置容器内に絶縁ガスを充填したガス
絶縁開閉装置またはガス絶縁母線を使用するので電気所
構内に設置しなければならず、送電線路に沿って一定間
隔ごとに設置して事故点を監視する方法には適用できな
いという問題点がある。
本発明は前記の問題点を解決し、高精度で、点検、較
正、取り扱いが容易であり、故障がなく、低コストな送
電線事故点監視方法を提供することを目的とするもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
前記の目的を達成するために、本発明の送電線事故点監
視方法は、アース電位体9に対し絶縁物6で支持した金
属体7を抵抗8を介してアース電位体9に接続した静電
誘導検知装置3の複数個を架空送電線2に沿って設置
し、架空送電線からの静電誘導により静電誘導検知装置
3から出力される検知電位差信号を監視所に伝送し、前
記静電誘導検知装置3の検知電位差の変化により送電線
の事故点を検知することを特徴とする方法である。
〔作用〕
送電線2に沿って設置された静電誘導検知装置3の金属
体7には送電線2からの静電誘導により電流が流れて抵
抗8の両端に電位差が生ずるが、この電位差は送電線2
の電圧の変化に比例して変化し、送電線に地絡または相
間短絡の事故が発生して送電線の電圧が急激に変わる
と、静電誘導の強さが急激に変化して前記の電位差も変
化する。この電位差は静電誘導検知装置3の出力信号と
なって監視所に伝送される。
架空送電線2に沿って複数個の静電誘導検知装置3を設
置しておけは、各静電誘導検知装置3の前記電位差の出
力は、送電線が正常の場合はほぼ一定であるが、地絡や
相間短絡の事故が発生した時は事故発生点に近いほど静
電誘導検知装置3の電位差出力の変化が大きくなるで、
各静電誘導検知装置3の出力を監視することにより事故
発生点の位置を検知することができる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面により説明する。第1図は本
発明の1実施例の静電誘導検知装置を鉄塔に取り付けた
実施例を示し、1は鉄塔4の頂部に支持されて張架され
た架空地線、2は鉄塔4のアームに支持された架空送電
線であり、その各相の電線2a、2b、2cが碍子11で鉄塔ア
ームに支持されている。3は静電誘導検知装置であり、
アース電位にある鉄塔4の構材12上に取り付けることに
より架空送電線2に沿って複数個の静電誘導検知装置3
を設置する。
前記の静電誘導検知装置3は、第2図に示したように、
鉄塔4のようにアース電位にあるアース電位体9の上に
碍子や樹脂製の絶縁物6を設置し、この絶縁物6の上に
金属体7を支持し、この金属体7を抵抗8を介してアー
ス電位体9に接続した構成のものである。
前記の静電誘導検知装置3を送電線路の各鉄塔に設置す
ることにより架空送電線2に沿って複数個設置しておく
と、この各静電誘導検知装置3の金属体7に送電線2か
らの静電誘導によりわずかな電流が流れ込み、抵抗8の
両端に電位差が生ずる。この電位差は送電線2からの静
電誘導の強さであり、鉄塔4に張架された送電線の何れ
かの相に地絡事故または相間短絡事故が発生して送電線
の電圧が変わると、前記の静電誘導の強さは急激に変化
する。
前記の静電誘導検知装置3が検出した電位差の出力信号
は、適当な変換手段により光気信号に変換して架空地線
1に内蔵されている光ファイバを通して変電所等の監視
所に伝送することにより、外部からの誘導の影響を受け
ることなく長距離伝送して送電線路の状況を監視する。
第3図は、架空送電線2に電圧Vを印加したときの距離
と電圧との関係を示し、通常は送電線2の電圧Vは、第
3図(ロ)に示したnのように横軸の距離のどの地点で
もほぼ一定であるが、第3図(イ)のようにA点で地絡
が発生すると、第3図(ロ)に破線aで示したように電
圧VはA点までほぼ直線的に降下してA点でゼロにな
る。
このとき静電誘導検知装置3が検知する電位差はこの送
電線2の電圧の変化に比例して変化する。したがって架
空送電線2に沿って各鉄塔4に静電誘導検知装置3を設
置しておけば、架空送電線2に沿う鉄塔4の位置ごとに
それに設置されている静電誘導検知装置3に静電誘導さ
れる電圧が順次変化し、それらの各静電誘導検知装置3
の抵抗8の両端の電位差が順次変化するので、この架空
送電線2に沿って設置された複数個の各静電誘導検知装
置3における各電位差を監視することにより、前記の事
故発生点Aの位置を検知することができる。
静電誘導検知装置3を設置する鉄塔4上の設置位置は、
鉄塔4と送電線2の各相の電線2a、2b、2cとの位置関係
が一つの送電線路ではほぼ一定であるから、各鉄塔と
も、たとえば第1図に示したように各相電線2a、2b、2c
の中心的な位置を静電誘導検知装置3の設置位置に定め
る。このように各鉄塔における設置位置を定めれば、各
鉄塔ごのお各静電誘導検知装置3の前記電位差の出力
は、送電線が正常の場合はほぼ一定となり、地絡や相間
短絡の事故が発生した時は、事故発生点の位置に近いほ
ど静電誘導検知装置3の出力の変化が大きくなるので、
各静電誘導検知装置3の出力を監視していれば事故発生
点Aの位置を容易に検知することができる。
なお、前記の静電誘導検知装置3を較正する場合は外部
から電圧を印加して容易に較正することができる。
第4図は、架空送電線2に沿って複数個設定する静電誘
導検知装置3の設置場所を前記第1図示のように鉄塔4
ではなく、各鉄塔間における大地5上に設置した実施例
であり、この大地5上に設置した静電誘導検知装置3の
金属体7は抵抗8を介してアース電位体9となる大地5
に接続する。
この第4図に示した実施例のように静電誘導検知装置3
を径間の大地5上に設置する場合は、送電線2の弛度に
より各径間ごとの送電線2と静電誘導検知装置3との間
の距離を同じにすることは困難であり、送電線2が事故
のない正常な場合であっても、各径間ごとの静電誘導検
知装置3の電位差出力は同じにならないので、この場合
は各径間の静電誘導検知装置3ごとに補正係数等を考慮
して監視する必要がある。
〔発明の効果〕
前記のように本発明の送電線事故点監視方法は、絶縁物
で支持した金属体を抵抗を介してアース電位体に接続し
た静電誘導検知装置の複数個を架空送電線に沿って配置
し、架空送電線からの静電誘導により出力される電位差
信号を監視所に伝送してその電位差の変化により送電線
の事故点を検知するようにしたので、静電誘導検知装置
は、従来装置とは異なり、絶縁物と金属体と抵抗のみの
簡単、堅牢な装置であるから、取り扱いが容易で、高電
圧下の野外に設置しても故障がなく、送電線路に沿って
運搬し設置するのに適しており、しかも高精度で、点
検、較正が容易であり、さらに安価なため長距離の区域
に多数設置してもコスト高にならず、従来技術にはない
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例を示す図、第2図は本発明の
静電誘導検知装置の1実施例を示す図、第3図は事故発
生時の送電線電圧を示す図、第4図は本発明の他の実施
例を示す図、第5図は従来例を示す図である。 2:送電線 3:静電誘導検知装置 6:絶縁物 7:金属体 8:抵抗 9(4、5):アース電位体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アース電位体9に対し絶縁物6で支持した
    金属体7を抵抗8を介してアース電位体9に接続した静
    電誘導検知装置3の複数個を架空送電線に沿って設置
    し、架空送電線からの静電誘導により静電誘導検知装置
    から出力される検知電位差信号を監視所に伝送し、前記
    静電誘導検知装置の検知電位差の変化により送電線の事
    故点を検知することを特徴とする送電線事故点監視方
    法。
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JPS58142265A (ja) * 1982-02-19 1983-08-24 Toshiba Corp ガス絶縁開閉装置用送電線故障点標定装置
JPS59131179A (ja) * 1983-01-17 1984-07-27 Mitsubishi Electric Corp 送電線故障位置検出装置

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