JPH0756359Y2 - コンクリート構造物の止水接続装置 - Google Patents

コンクリート構造物の止水接続装置

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JPH0756359Y2
JPH0756359Y2 JP1992026555U JP2655592U JPH0756359Y2 JP H0756359 Y2 JPH0756359 Y2 JP H0756359Y2 JP 1992026555 U JP1992026555 U JP 1992026555U JP 2655592 U JP2655592 U JP 2655592U JP H0756359 Y2 JPH0756359 Y2 JP H0756359Y2
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JP
Japan
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concrete structure
water
shaped support
strip
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JP1992026555U
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JPH0581349U (ja
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邦男 深沢
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邦男 深沢
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、地中に埋設して、水路
を構成したり、水道管,ガス管,送電線等を収納したり
する筒状のコンクリート構造物の止水接続装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート構造物の止水接続装
置として、(1)図7に示すように、帯状支持部材1に
多数のアンカーボルト8を挿通し、その帯状支持部材1
をコンクリート構造物4の端部に設けた凹面5に配置す
ると共に、前記アンカーボルト8の基端側部分を凹面5
の底部に埋込み、間隔をおいて配置された一対のコンク
リート構造物4における帯状支持部材1にわたってゴム
製止水材6を配置すると共に、そのゴム製止水材6の側
部と帯状押え金具7とをアンカーボルト8に嵌挿し、そ
のアンカーボルト8に螺合したナット9により、帯状押
え金具7を介してゴム製止水材6を帯状支持部材1に締
付固定した止水接続装置が知られている。また、(2)
特開平2−200926号公報により公表されているよ
うに、コンクリート壁端面に、垂直板を屈折連設した止
水枠を有するコンクリート構造物の止水接続装置も知ら
れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記(1)の従来のコ
ンクリート構造物の止水接続装置の場合は、アンカーボ
ルト8を挿込んだ帯状支持部材1を型枠内面に配置し
て、コンクリート構造物4を構成するコンクリートを打
設したとき、帯状支持部材1の裏面に気泡が残留し、そ
のため前記型枠を外して、コンクリート構造物の止水接
続装置を組立てたとき、帯状支持部材1の裏面とコンク
リート構造物4との間を通って、水がコンクリート構造
物4内に侵入する恐れがある。また前記(2)の従来の
コンクリート構造物の止水接続装置の場合は、止水枠に
おける垂直板を、コンクリート壁端面に露出するように
配設しているので、コンクリート壁端面と垂直板の内側
面との境界面に気泡が残留していると、コンクリート壁
端面から容易にコンクリート壁端面と垂直板との間を通
って、水がコンクリート構造物内に侵入する恐れがある
ので、確実な止水効果を得ることができない。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の問題を有利に解決
するために、本考案のコンクリート構造物の止水接続装
置においては、金属製帯状支持部材1における裏面の巾
方向中間部に、帯状支持部材長手方向に延長する止水突
条2を設けて、止水突条付き支持部材3を構成し、止水
接続すべき各コンクリート構造物4の端部に設けた凹面
5に、前記帯状支持部材1を配置すると共に、前記止水
突条2を、コンクリート構造物4における外側端面11
から離れた位置において、前記凹面5の底部に埋込み、
各コンクリート構造物4に固定された帯状支持部材1と
ゴム製止水材6の側部と帯状押え金具7とをボルトナッ
トにより締付結合する。
【0005】
【実施例】図3は本考案の実施例において用いられる止
水突条付き支持部材3を示すものであって、鋼製帯状支
持部材1の裏面における巾方向の中間に、その帯状支持
部材1の長手方向に延長する鋼製止水突条2が一体に連
設され、かつ前記帯状支持部材1には、多数のボルト挿
通用透孔10が、帯状支持部材1の長手方向に間隔をお
いて設けられている。
【0006】図1および図2は前記止水突条付き支持部
材3を使用した本考案の実施例に係るコンクリート構造
物の止水接続装置を示すものであって、多数のアンカー
ボルト8を挿通した止水突条付き支持部材3における帯
状支持部材1が、コンクリート構造物4における凹面5
に配置され、かつ前記止水突条2およびアンカーボルト
8の基端側部分は、凹面5の底部に埋込まれ、止水接続
すべきコンクリート構造物4における外側端面11の間
に可縮性を有する目地材12が介在されている。
【0007】巾方向の中間に溝形部分を備えているゴム
製止水材6における側部フランジ13は、各コンクリー
ト構造物4における帯状支持部材1の表面に当接され、
かつ各側部フランジ13の表面に帯状押え金具7が当接
され、各アンカーボルト8は前記側部フランジ13およ
び帯状押え金具7に挿通され、前記アンカーボルト8に
螺合されたナット9により、帯状押え金具7を介してゴ
ム製止水材6の側部フランジ13が帯状支持部材1に締
付固定されている。
【0008】図4ないし図6は止水突条付き支持部材3
の他の例を示すものであって、図4の場合は帯状支持部
材1に、止水突条2の目地材設置側に近接する位置にお
いて、多数の空気抜き用透孔14が、帯状支持部材1の
長手方向に間隔をおいて設けられている。図5および図
6の場合は、帯状支持部材1が、止水突条2を有する支
持部材本体1Aと、これに点溶接15により固着された
目地材設置側の補助板体1Bとにより構成され、前記支
持部材本体1Aと補助板体1Bとの間に、多数の空気抜
き用間隙16が設けられ、コンクリート構造物を構成す
るコンクリートを打設した場合、コンクリート中の空気
は、空気抜き用透孔14および空気抜き用間隙16から
排出される。
【0009】
【考案の効果】本考案によれば、金属製帯状支持部材1
における裏面の巾方向中間部に、帯状支持部材長手方向
に延長する止水突条2を設けて、止水突条付き支持部材
3を構成し、止水接続すべき各コンクリート構造物4の
端部に設けた凹面5に、前記帯状支持部材1を配置する
と共に、前記止水突条2を、コンクリート構造物4にお
ける外側端面11から離れた位置において、前記凹面5
の底部に埋込み、各コンクリート構造物4に固定された
帯状支持部材1とゴム製止水材6の側部と帯状押え金具
7とをボルトナットにより締付結合したので、前記従来
のように構造物の壁端面に垂直板を配設する場合に比べ
て、コンクリート構造物の止水接続部からの漏水を簡単
な手段によって確実に防止することができ、さらに止水
突条2によって帯状支持部材1を補強することができ、
しかも止水突条2の全体が埋込まれているので、止水突
条2の腐食も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るコンクリート構造物の止
水接続装置を示す縦断側面図である。
【図2】本考案の実施例に係るコンクリート構造物の止
水接続装置を示す平面図である。
【図3】止水突条付き支持部材を示す縦断斜視図であ
る。
【図4】止水突条付き支持部材の他の例を示す縦断斜視
図である。
【図5】止水突条付き支持部材のさらに他の例を示す縦
断斜視図である。
【図6】図5に示す止水突条付き支持部材の平面図であ
る。
【図7】従来のコンクリート構造物の止水接続装置を示
す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 帯状支持部材 2 止水突条 3 止水突条付き支持部材 4 コンクリート構造物 5 凹面 6 ゴム製止水材 7 帯状押え金具 8 アンカーボルト 9 ナット 10 ボルト挿通用透孔 11 外側端面 12 目地材 13 側部フランジ 14 空気抜き用透孔 15 点溶接 16 空気抜き用間隙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製帯状支持部材1における裏面の巾
    方向中間部に、帯状支持部材長手方向に延長する止水突
    条2を設けて、止水突条付き支持部材3を構成し、止水
    接続すべき各コンクリート構造物4の端部に設けた凹面
    5に、前記帯状支持部材1を配置すると共に、前記止水
    突条2を、コンクリート構造物4における外側端面11
    から離れた位置において、前記凹面5の底部に埋込み、
    各コンクリート構造物4に固定された帯状支持部材1と
    ゴム製止水材6の側部と帯状押え金具7とをボルトナッ
    トにより締付結合したコンクリート構造物の止水接続装
    置。
JP1992026555U 1992-03-31 1992-03-31 コンクリート構造物の止水接続装置 Expired - Lifetime JPH0756359Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1992026555U JPH0756359Y2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 コンクリート構造物の止水接続装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0581349U JPH0581349U (ja) 1993-11-05
JPH0756359Y2 true JPH0756359Y2 (ja) 1995-12-25

Family

ID=12196783

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JP1992026555U Expired - Lifetime JPH0756359Y2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 コンクリート構造物の止水接続装置

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JP (1) JPH0756359Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0726411B2 (ja) * 1989-01-30 1995-03-22 等 前山 止水枠を用いたコンクリートの施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0581349U (ja) 1993-11-05

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