JP3361506B2 - 鋼製縁石兼排水溝ユニットの継手構造 - Google Patents

鋼製縁石兼排水溝ユニットの継手構造

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JP3361506B2 JP2000192154A JP2000192154A JP3361506B2 JP 3361506 B2 JP3361506 B2 JP 3361506B2 JP 2000192154 A JP2000192154 A JP 2000192154A JP 2000192154 A JP2000192154 A JP 2000192154A JP 3361506 B2 JP3361506 B2 JP 3361506B2
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信三 伊藤
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株式会社サンケンスチール
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路、特に道路橋
の路肩や中央分離帯等に設置して自動車が道路から外れ
ないようにガードするとともに道路の排水をも行うこと
のできる鋼製縁石兼排水溝ユニットの継手構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】道路、特に道路橋等にあって、自動車が
道路から外れないようにしたり、路面の雨水等を排水す
る方法として、路肩や中央分離帯に設置するとともに側
溝を形成し、縁石により自動車が道路から外れることを
防止し、路面の雨水等を側溝に流す方法や路肩や中央分
離帯に上方をタイヤ支承部とする縁石部と内方を排水溝
とする水路部とにより形成し、全体として鋼製中空筒体
としてなる縁石兼排水溝ユニットを設置し、縁石部によ
り自動車が道路から外れないようにし、雨水等を水路部
に導く方法とがよく知られている。
【0003】前者の方法は、古くから行われているが、
後者の方法は、実公昭48−45443号、実公昭50
−30106号、実公昭50−30184号、実公昭5
1−41385号、実公昭53−8437号、実公昭6
4−465号、特公昭57−8922号で、本発明者等
が提案して以来行われているものである。
【0004】後者の方法によれば、鋼製縁石兼排水溝ユ
ニットを用いて容易にガード列を作ることができ、上方
を縁石とするとともに水路部により内部を雨水等の排水
路として利用することができ、コンクリート縁石のよう
に縁石の設定と排水溝の設定作業を別個に分けて行う必
要はない。そのため普及にめざましいものがある。
【0005】これらの提案において、鋼製縁石兼排水溝
ユニットのガード列を作るときは、通常は隣り合う鋼製
縁石兼排水溝ユニットの端面間に止水パッキンを装着し
たり、シール材を充填したりして継目から水路部を流れ
る排水の漏れを防止している。
【0006】図6は、隣り合う鋼製縁石兼排水溝ユニッ
トの端面間に止水パッキンを装着した従来例を示す端面
図である。止水パッキンは隣り合う鋼製縁石兼排水溝ユ
ニットの全体の端面間に装着されるが、この図では隣り
合う底面側端面近傍のみを描いている。
【0007】この図においては、隣り合う鋼製縁石兼排
水溝ユニット1及び2の端面間に止水パッキン3を装着
する。止水パッキン3は断面逆T字状に形成されてい
る。具体的には、一方の鋼製縁石兼排水溝ユニット1の
端面に止水パッキン3の突状部3aの一面を外周にこの
一面側の平状部3bを接着結合しておき、もう一方の鋼
製縁石兼排水溝ユニット2の端面を止水パッキン3の突
状部3aの他面と外周に他面側の平状部3bに位置させ
て、それぞれの接触面を接着結合する。このようにして
鋼製縁石兼排水溝ユニットの継手構造が形成される。
【0008】図7は、隣り合う鋼製縁石兼排水溝ユニッ
トの端面間にシール材を嵌挿した従来例を示す端面図で
ある。シール材は、隣り合う鋼製縁石兼排水溝ユニット
の全体の端面間に施されるが、この図では隣り合う底面
側端面近傍のみを描いている。
【0009】この図においては、隣り合う鋼製縁石兼排
水溝ユニット1及び2の端面間にシール材4を嵌挿す
る。シール材4を嵌挿するに当り、一方の鋼製縁石兼排
水溝ユニット1の外周にもう一方の鋼製縁石兼排水溝ユ
ニット2の外周に架け渡される幅を有する磁気シート5
を磁着させておき、この磁気シート5にもう一方の鋼製
縁石兼排水溝ユニット2の端面を位置させる。シール材
4は予め一方の鋼製縁石兼排水溝ユニットの端面に一体
にしておいてよい。このようにして鋼製縁石兼排水溝ユ
ニットの継手構造が形成される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この継手構造は、端面
間のみならず、連接する隣り合う外周に一定幅の止水パ
ッキンの平状部や磁気シートが接合されているため、い
ずれも止水構造としての優れた止水効果を見ることがで
きるが、作業上に若干の難点を有する。
【0011】すなわち、一方の鋼製縁石兼排水溝ユニッ
トの隣にもう一方の鋼製縁石兼排水溝ユニットを連接さ
せるため、いずれかを水平移動させると一方の鋼製縁石
兼排水溝ユニットには、その端面近傍外周には、止水パ
ッキンや磁気シートが接合されているため、止水パッキ
ンや磁気シートに邪魔され、底面が面一とならず、端面
を合すことが難しい。そのため、もう一方の鋼製縁石兼
排水溝ユニットを持ち上げて、底面を面一にして位置合
せをする必要が生じる。鋼製縁石兼排水溝ユニットはか
なりの重量があるため、このような作業は大変である。
【0012】本発明は、このような課題を解決しようと
するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明において、上記課
題は、基本的には、隣り合う鋼製縁石兼排水溝ユニット
の向い合う水路部端面間に止水パッキンを装着するとと
もに両端部近傍に対となる締め付け板を固設し、締め付
け板に締め付け金具を取り付け、締め付けることにより
隣り合う鋼製縁石兼排水溝ユニットを圧接することを特
徴とする鋼製縁石兼排水溝ユニットの継手構造を提供す
ることで解決する。
【0014】具体的には、隣り合う鋼製縁石兼排水溝ユ
ニットの向い合う水路部端面間に止水パッキンを装着す
るとともに背面側の内面の両端部近傍と底面側の外面の
両端部近傍に一対の締め付け板を固設し、締め付け板に
締め付け金具を取り付け、締め付けることにより隣り合
う鋼製縁石兼排水溝ユニットを圧接することを特徴とす
る鋼製縁石兼排水溝ユニットの継手構造を提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基き
説明する。
【0016】まず、図1及び図2に基き、本発明の概要
を説明する。図1は、本発明が実施される鋼製縁石兼排
水溝ユニットを示す側面図、図2は、ガード列を形成す
る鋼製縁石兼排水溝ユニットの連接部の一部切欠斜視図
である。
【0017】鋼製縁石兼排水溝ユニット1は、縁石部1
1と水路部12とからなり、縁石部11はタイヤ支承面
11aと集水面11bとから形成され、水路部12は正
面側12a、底面側12b、背面側12cとから形成さ
れ、縁石部11と水路部12とは分離可能に形成されて
いる。
【0018】鋼製縁石兼排水溝ユニット2も同様に、縁
石部21と水路部22とからなり、縁石部21はタイヤ
支承面21aと集水面21bとから形成され、水路部2
2は正面側22a、底面側22b、背面側22cとから
形成され、縁石部21と水路部22とは分離可能に形成
されている。
【0019】鋼製縁石兼排水溝ユニット1、2の端面間
には、止水パッキン6が嵌挿され、両ユニット1、2は
後述する一対の締め付け板7を締め付け金具8により締
め付けることにより連接されてガード列を形成する。な
お、多数の鋼製縁石兼排水溝ユニットが連接されるとき
は、それぞれの端面間に止水パッキンが嵌挿されるとと
もに一対の締め付け板と締め付け金具による締め付け構
造が形成される。
【0020】つぎに、図3乃至図5に基き、継手構造を
説明する。図3は、継手構造の詳細を示す端面図、図4
は、一対の締め付け板の斜視図、図5は締め付け金具の
正面図である。
【0021】一対の締め付け板7は、適宜の大きさの鋼
板からなり、締め付け金具を挿通する挿通孔7aが形成
されてなり、向い合う鋼製縁石兼排水溝ユニット1、2
の水路部12、22の外面又は内面の端部近傍に溶接に
より固設される。
【0022】締め付け金具8は、鋼棒を曲げ加工し、ば
ね力を付与し、一対の締め付け板7をはさみ込んだとき
圧迫するように曲げ加工して形成される。
【0023】ガード列を形成するときは、予め鋼製縁石
兼排水溝ユニット1を設置し、鋼製縁石兼排水溝ユニッ
ト2を横に位置させる。止水パッキン3は、鋼製縁石兼
排水溝ユニット1、2の水路部11、12の全端面間に
嵌挿される。このとき、止水パッキン3は予め一方の鋼
製縁石兼排水溝ユニットの水路部の端面に接着又は嵌込
みしておくとよい。
【0024】鋼製縁石兼排水溝ユニット1と鋼製縁石兼
排水溝ユニット2を並べたら、締め付け金具8の一端か
ら一対の締め付け板7の挿通孔7aに打返し、締め付け
金具8により一対の締め付け板7をはさみ込んで圧迫す
る。締め付け金具8が一対の締め付け板を圧迫すると鋼
製縁石兼排水溝ユニット1、2は嵌挿されている止水パ
ッキン3を圧接し、継目部の水密は充分に保たれる。
【0025】なお、図1及び図2に示した継手構造は、
鋼製縁石兼排水溝ユニット1の水路部12と鋼製縁石兼
排水溝ユニット2の水路部22の背面側の両端部近傍と
底面側の外面の両端部近傍に形成されているが、この例
に限定されるものではない。また、締め付け板と締め付
け金具による締め付け構造は、他の構造、例えば締め付
け金具がボルトとナットによるものであってもよいこと
はもちろんである。
【0026】本発明は上述のようにしてなるので、つぎ
の効果を有する。
【0027】隣り合う鋼製縁石兼排水溝ユニットの水路
部の両端部近傍に対となる締め付け板を固設し、対とな
る締め付け板を締め付け金具で圧迫することとしたの
で、両鋼製縁石兼排水溝ユニットの端面間に嵌挿された
止水パッキンと両端面は圧接されて、継目部は充分な水
密を保つことができる。そのため、従来のように継目部
における両鋼製縁石兼排水溝ユニットに架け渡す平状部
やシート状物は省略できるので、一方の鋼製縁石兼排水
溝ユニットの隣にもう一方の鋼製縁石兼排水溝ユニット
を容易に位置させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋼製縁石兼排水溝ユニットの側面図である。
【図2】ガード列を形成する鋼製縁石兼排水溝ユニット
の連接部の一部切欠斜視図である。
【図3】継手構造の詳細を示す端面図である。
【図4】一対の締め付け板の斜視図である。
【図5】締め付け金具の正面図である。
【図6】従来例を示す端面図である。
【図7】従来例を示す端面図である。
【符号の説明】
1 鋼製縁石兼排水溝ユニット 11 縁石部 11a タイヤ支承面 11b 集水面 12 水路部 12a 正面側 12b 底面側 12c 背面側 2 鋼製縁石兼排水溝ユニット 21 縁石部 21a タイヤ支承面 21b 集水面 22 水路部 22a 正面側 22b 底面側 22c 背面側 3 止水パッキン 4 シール材 5 磁気シート 6 止水パッキン 7 締め付け板 7a 挿通孔 7b 溶接 8 締め付け金具

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣り合う鋼製縁石兼排水溝ユニットの向
    い合う水路部端面間に止水パッキンを装着するとともに
    両端部近傍に対となる締め付け板を固設し、締め付け板
    に締め付け金具を取り付け、締め付けることにより隣り
    合う鋼製縁石兼排水溝ユニットを圧接することを特徴と
    する鋼製縁石兼排水溝ユニットの継手構造。
  2. 【請求項2】 隣り合う鋼製縁石兼排水溝ユニットの向
    い合う水路部端面間に止水パッキンを装着するとともに
    背面側の内面の両端部近傍と底面側の外面の両端部近傍
    に一対の締め付け板を固設し、締め付け板に締め付け金
    具を取り付け、締め付けることにより隣り合う鋼製縁石
    兼排水溝ユニットを圧接することを特徴とする鋼製縁石
    兼排水溝ユニットの継手構造。
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