JPH0756352B2 - 配管支持具 - Google Patents
配管支持具Info
- Publication number
- JPH0756352B2 JPH0756352B2 JP3186671A JP18667191A JPH0756352B2 JP H0756352 B2 JPH0756352 B2 JP H0756352B2 JP 3186671 A JP3186671 A JP 3186671A JP 18667191 A JP18667191 A JP 18667191A JP H0756352 B2 JPH0756352 B2 JP H0756352B2
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Description
詳しくは、建築物の屋内配線施工などに利用されるもの
であり、コンクリート構造内に可撓電線管などの配管を
埋め込んでおいて、この配管内に電線などの配線を通し
たりする配管施工構造において、コンクリートの打設時
に、配管の端末を支持しておくための部材であって、コ
ンクリートの打設後には、配管の端末を外部空間と連通
させることが出来る配管支持具に関するものである。
を埋込施工する場合、可撓電線管の端末は、コンクリー
ト打設用の型枠に固定しておき、コンクリート打設後
に、可撓電線管の端末がコンクリート構造の外部と連通
するようにしておく。可撓電線管の端末を型枠に固定す
る部材として、配管支持具あるいはエンドカバーと呼ば
れるものが使用される。具体的には、本件出願人が先に
実用新案登録請求している特開昭59−68887号公
報等に開示されている。
ておく空間を有する容器状をなし、配管支持具の開口面
を型枠に釘打ちやボルト締結で固定し、配管支持具の収
容空間にコンクリートが侵入しないように、収容空間の
開口面を型枠で密閉した状態で、型枠の内側にコンクリ
ートを打設する。コンクリート打設後に、型枠を取り外
せば、コンクリート構造内に配管支持具および可撓電線
管が埋め込まれた状態になり、可撓電線管の端末は、配
管支持具の開口面から外部空間と連通した状態になる。
この可撓電線管に電気配線などを通して屋内配線を施工
する。
うな従来の配管支持具では、配管支持具を型枠の表面に
取付固定するようになっているため、コンクリート構造
のうち、型枠を使用しない面には、配管支持具を取り付
けることができず、そのため、この面からは可撓電線管
などの配管を外部空間と連通させたり、配線を引き出し
たりすることができないという問題があった。
に、両面を型枠で囲んでコンクリートを打設する部分
と、スラブ床のように、底面側には型枠を設置するが、
上面側は開放されたままでコンクリートを打設する部分
がある。そのため、コンクリートスラブ床では、上面側
には配管支持具を取り付けることができず、可撓電線管
を上面側の外部空間と連通させることができない。通常
の建築物の場合、床面上に配線を引き出すほうが配線施
工が行い易い場合が多く、コンクリートスラブ床の上面
側でも可撓電線管を外部空間と連通できるようにするこ
とが強く要望されていた。
の開口面を型枠に押しつけて塞ぐことによってコンクリ
ートの侵入を阻止していたが、配管支持具の取り付けが
正確でないと開口面と型枠の隙間からコンクリートが侵
入し易く、また、配管支持具と型枠の間に隙間が生じな
いように配管支持具を取り付けるのは大変に手間のかか
る作業であった。
配管支持具を、コンクリート構造の型枠面側に取り付け
ることができるだけでなく、型枠のない側の面にも配管
支持具を取り付けることができて、こちら側の面からも
配管の端末を外部空間と連通させることができ、コンク
リートスラブ床の上下両面など、任意の面に配管の端末
を配置することができ、配線施工などが行い易い配管支
持具を提供することにある。
の発明にかかる配管支持具は、配管の収容空間を備えた
容器状の本体と、本体の開口面を覆うカバーとからな
り、カバーの外側縁には、本体の対向する外面に沿って
カバーと反対側の本体外方まで延びる一対の支持足が設
けられ、この一対の支持足にはそれぞれ、カバーとの間
に本体を挟んで配置される鉄筋への支持手段が設けられ
ている。
する配管の構造に合わせて、従来の通常の配管支持具の
場合と同様の形状構造が適用できる。本体の材料も、金
属、合成樹脂その他任意の構造材料からなるものが用い
られる。本体には、可撓電線管などの配管を挿入できる
配管挿入口を設けておく。本体の形状は、断面半円形、
U字形をなす概略カマボコ形のものや、直方体状その他
の任意の形状が用いられる。配管の収容空間は、配管の
端末を一定の長さ分だけ収容できる長さがあればよい。
配管の収容長さは、施工後の配管の利用目的などを考慮
して設定する。配管の収容空間の1面は、開放されて開
口面となっている。開口面の形状は、矩形、長円形など
任意の形状である。本体の開口面側には、配管支持具を
直接型枠に取り付ける場合に利用できる、釘孔やボルト
孔などの取付固定手段を設けておくことができる。
ったり、カッターナイフで切断可能であったりする合成
樹脂の成形品などからなり、前記のような本体の開口面
を塞ぐ構造を有している。カバーには、本体の開口面を
塞いで取付固定するための、係合手段や嵌合構造などを
備えておいてもよい。接着剤や釘、ねじなどでカバーを
本体に取り付けることもできる。但し、後述するよう
に、支持足を鉄筋に取り付けることによって、カバーと
鉄筋の間に本体を挟み付けるようにすれば、カバーを本
体に固定するための構造が無くても構わない。
支持足は、カバーと一体成形しておくのが製造が容易で
好ましい。支持足は、配管支持具全体を後述する鉄筋に
確実に支持することができるように、カバーの外側縁に
適当な間隔で複数本設けておくのが好ましい。また、カ
バーの対向する外側縁に対称的に支持足を設けておけ
ば、配管支持具の固定が安定する。具体的には、概略矩
形状をなすカバーの場合には、矩形の四隅近くで長手方
向の側辺にそれぞれ支持足を設けておけばよい。支持足
は、本体の外面に沿って、カバーと反対側の本体外方ま
で延びている。すなわち、支持足の先端が、本体外方に
突出することになる。
工するために縦横に配筋される鉄筋の一部に、支持足お
よび配管支持具全体を支持しておくための支持手段が設
けられる。支持手段としては、支持足に鉄筋の外径に相
当する鉄筋挿通孔を貫通形成しておくだけでもよい。ま
た、鉄筋に嵌入係止されるC字形溝など、鉄筋に係合支
持可能な形状構造を備えておけばよい。さらに、その他
にも、通常の機械器具における、棒状の部材への各種支
持手段を設けておけばよい。金具や別部品で支持足を鉄
筋に支持させてもよい。
の支持足を鉄筋に支持した状態で、鉄筋が本体の下面に
押し当てられ、カバーと鉄筋の間で本体が挟み付けられ
るようにしておけば、カバーの本体への取り付けが確実
になり、カバーと本体の間に隙間があいてコンクリート
が侵入することが確実に防止できる。また、カバーを本
体に固定しておかなくてもよいので、施工後にカバーを
取り外す作業が行い易い。このような機能を果たすに
は、支持足の長さや鉄筋挿通孔の位置を本体の高さに合
わせて設定しておく必要がある。
構造を施工するための配筋構造の鉄筋そのものであって
もよいが、基本的な配筋構造に、支持足を支持させるた
めの比較的短い補助鉄筋を取り付けるようにすれば、支
持足の鉄筋挿通孔に鉄筋を挿通させる作業などが行い易
い。また、支持足を支持させる補助鉄筋の高さ位置を上
下に調整すれば、配管支持具の取り付け高さすなわちカ
バー表面の高さ位置を、コンクリート構造の表面高さに
合わせて調節することができる。
屋内配線など、コンクリート構造内に配管を埋め込ん
で、その内部に配線を通す施工構造など、通常の配管施
工に自由に適用できる。具体的には、前記可撓電線管以
外にも、ガスや液体を供給する配管、その他の通常の各
種配管の施工に適用でき、さらに、配管の中に通す配線
も、電力配線のほか、通信用電線や光ファイバなどの配
線施工にも適用できる。
の開口面をカバーで塞いだ状態で、配管支持具および配
管をコンクリート構造の施工場所に設置する。コンクリ
ート構造のうち、型枠が施工される面では、従来と同様
に、配管支持具をそのまま型枠に取り付ければよい。具
体的には、釘打ちやボルトによる取付固定が行える。
型枠が施工されない面では、配管支持具を、施工場所に
縦横に配筋される鉄筋に支持させて、カバー側の面がコ
ンクリート構造の表面に配置されるようにする。例え
ば、配管支持具の支持足に設けられた鉄筋挿通孔に鉄筋
を通しながら配筋を行えば、鉄筋に配管支持具が支持で
きる。支持足は、配管支持具の本体外方まで延びている
ので、配管支持具が鉄筋の配筋の邪魔になることはな
い。配管支持具の本体を、鉄筋とカバーの間で挟み込む
ようにして取り付けておけば、カバーと本体とが離れた
り開口面に隙間が生じる心配もない。
は鉄筋に取付固定した状態で、コンクリートの打設を行
う。コンクリートの打設時には、配管支持具のカバーお
よび本体にコンクリートの打設圧力が加わり、コンクリ
ートが配管支持具の内部に浸入しようとするが、本体を
挟みこんだ状態でカバーが鉄筋に固定されているので、
カバーと本体の間に隙間が生じたり、カバーや本体が移
動したりすることはない。コンクリートの養生や型枠の
撤去を終えれば、コンクリート構造内に配管および配管
支持具が埋め込まれた状態に施工される。配管支持具の
うち、カバーはコンクリート構造の表面に露出した状態
になる。カバーの外周縁における支持足の連結部分をカ
ッターナイフなどで切断すれば、カバーのみを取り外し
て、本体の収容空間を外部に露出させることができる。
この状態で、本体に収容された配管の端末を外部に引き
出したり、配管と外部空間とを連結させたりすることが
できる。
がら以下に詳しく説明する。図1および図2は、この発
明にかかる配管支持具の構造を示している。配管支持具
10は、可撓電線管Pの端末部分を収容する細長い容器
状の本体20と、本体20の開口面を塞いでおくカバー
30とで構成されている。
り、断面半円形もしくはU字形をなし、可撓電線管Pの
端末部分を一定長さ分だけ収容しておける収容部24が
設けられている。収容部24の一端には、本体20の外
方に突出する配管挿入口22が設けられている。この配
管挿入口22に可撓電線管Pを挿入して、収容部24内
に可撓電線管Pの端末を収容しておく。本体20すなわ
ち収容部24の上面は開放されており、矩形状の開口面
が構成されている。
略矩形状をなし、合成樹脂など、ある程度の変形性ある
いは柔軟性があるとともにカッターナイフなどで切断可
能な材料で成形されている。カバー30の下面には、本
体20の収容部24の内縁に嵌合する嵌合突起36が形
成されている。カバー30の長手方向の側辺で、両端近
くには、それぞれ支持足32が一体形成されている。
30の矩形状部分の外縁から直角に屈曲されていて、カ
バー30を本体20に取り付けた状態で、本体20の側
面に沿って下方に延びている。但し、カバー30を成形
するときには、支持足32をカバー30と平行な状態で
一体成形しておき、成形後に、支持足32を直角に折り
曲げるようにしてもよい。支持足32の先端は、本体2
0の下端よりも下方に延びている。支持足32のうち、
本体20の側面に沿う部分は厚みが薄いが、円弧状をな
す本体20の下端部分からは支持足32の厚みが分厚く
なっている。支持足32の先端には、円形の鉄筋挿通孔
34が貫通形成されている。鉄筋挿通孔34の上端には
溝状の切り欠き35が形成されており、鉄筋挿通孔34
が弾力的に拡がるようにして、鉄筋S0 の挿入を容易に
している。カバー30の下面と、本体20の上面には、
前記嵌合突起36の他にも、本体20にカバー30を取
付固定しておくための係合構造や固定手段を設けておく
ことができる。
持具10の使用状態を示している。図は、コンクリート
スラブ床に配管支持具10を取り付けて、コンクリート
スラブ床の上面から可撓電線管Pを引き出す場合を示し
ている。コンクリートスラブ床の施工場所には、鉄筋S
が縦横に配筋される。この基本的な配筋構造を構成する
鉄筋Sの上に、配管支持具10の短い補助鉄筋S0 を配
置し、この補助鉄筋S0 に配管支持具10を取り付け
る。予め、配管支持具10の本体20の配管挿入口22
に可撓電線管Pの端末部分を挿入して、可撓電線管Pの
一定長さ分を収容部24に収容しておく。配管挿入口2
2の外側で、可撓電線管Pと配管挿入口22にかけて粘
着テープTを巻き付け、可撓電線管Pを固定するととも
に、可撓電線管Pと配管挿入口22の隙間からコンクリ
ートが本体20内に侵入しないようにしておく。本体2
0上面の開口面はカバー30で塞いでおく。カバー30
の支持足32を本体20の下方側に延ばした状態で、支
持足32の鉄筋挿通孔34に前記補助鉄筋S0 を挿入し
ながら、補助鉄筋S0 を配筋構造の鉄筋Sに固定してい
けば、縦横に組み込まれた鉄筋Sの任意の場所に配管支
持具10を取り付けることができる。補助鉄筋S0 の高
さ位置を変えれば、配管支持具10の取付高さを変更す
ることもできる。
る際の型枠の上方に配筋されるので、この鉄筋Sの上方
に取り付けられた配管支持具10の上面側には型枠は施
工されないことになる。このような状態で、コンクリー
トを打設する。コンクリートは、配管支持具10のカバ
ー30の上面程度までの厚みで打設される。本体20の
収容部24は、開口面がカバー30で確実に塞がれてい
るので、コンクリートが侵入する心配はない。
ており、コンクリートスラブ床40の内部に、鉄筋S,
S0 、配管支持具10および可撓電線管Pが埋め込ま
れ、カバー30の上面が丁度コンクリートスラブ床40
の表面と同一面になる。カバー30の矩形状部分と支持
足32との連結部分を、カッターナイフNで切り離せ
ば、カバー30の矩形状部分が切り取り除去されて本体
20の開口面が開放される。本体20の収容部24から
可撓電線管Pの端末を引き出せば、この可撓電線管Pに
配管を通したり、床上の配線装置と接続したり、自由に
配管および配線工事を行うことができる。なお、コンク
リート打設後も、可撓電線管Pに対する作業の必要が生
じるまでは、カバー30を取り付けたままにしておけ
ば、本体20の収容部24に異物が侵入したり汚れたり
せず、可撓電線管Pが損傷するのを保護する機能も果た
すことができる。
造のうちの型枠を施工する面、例えば、上記コンクリー
トスラブ床の底面側に設置する場合には、配管支持具1
0のカバー30の表面を型枠に当てて取り付けておけ
ば、従来の通常の配管支持具と同様の施工も可能であ
る。
持具によれば、カバーに設けられた支持足を鉄筋に支持
させることによって、型枠がなくても配管支持具を確実
に取り付けることが可能になり、従来、配管端末の支持
が出来なかった型枠のない面にも配管支持具を用いて、
配管の端末の支持が容易に行えるようになる。
ど、従来、配管および配線の引き出しが行い難かった面
でも、配管および配線の引き出し施工が可能になり、こ
れらの施工に対する融通性を高めて、建築施工全体の能
率向上を図ることができる。しかも、配管支持具の開口
面がカバーで覆われているので、配管の収容空間にコン
クリートが浸入することがないとともに、必要な時ま
で、配管を外部環境から遮断して保護しておくことがで
き、施工仕上がりの向上および配管の保護機能をより高
めることができる。特に、配管支持具の鉄筋への支持
が、本体をカバーと鉄筋との間に挟み込んでカバーの支
持足を鉄筋に支持固定することによって果たされるの
で、コンクリートの打設圧力などが加わっても、本体お
よびカバーがずれたり移動したり、本体とカバーとの間
に隙間があいてコンクリートが浸入したりする心配がな
い。本体とカバーとの連結構造はそれほど強固にしてお
かなくてもよいので、施工作業時にカバーを本体から容
易に着脱できるようになり、取扱い作業性が向上する。
Claims (1)
- 【請求項1】 配管の収容空間を備えた容器状の本体
と、本体の開口面を覆うカバーとからなり、カバーの外
側縁には、本体の対向する外面に沿ってカバーと反対側
の本体外方まで延びる一対の支持足が設けられ、この一
対の支持足にはそれぞれ、カバーとの間に本体を挟んて
配置される鉄筋への支持手段が設けられていることを特
徴とする配管支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3186671A JPH0756352B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 配管支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3186671A JPH0756352B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 配管支持具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0560271A JPH0560271A (ja) | 1993-03-09 |
JPH0756352B2 true JPH0756352B2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=16192628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3186671A Expired - Lifetime JPH0756352B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 配管支持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0756352B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6095444A (en) * | 1996-01-24 | 2000-08-01 | Daiwa Seiko, Inc. | Attachment unit for a double bearing type reel for fishing |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0279709A (ja) * | 1988-09-13 | 1990-03-20 | Mirai Ind Co Ltd | スラブ内からの管の引き出し配管方法及びスラブ上への管引き出し具 |
-
1991
- 1991-07-25 JP JP3186671A patent/JPH0756352B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0560271A (ja) | 1993-03-09 |
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