JPH0756285Y2 - ケーブルリール - Google Patents
ケーブルリールInfo
- Publication number
- JPH0756285Y2 JPH0756285Y2 JP12430590U JP12430590U JPH0756285Y2 JP H0756285 Y2 JPH0756285 Y2 JP H0756285Y2 JP 12430590 U JP12430590 U JP 12430590U JP 12430590 U JP12430590 U JP 12430590U JP H0756285 Y2 JPH0756285 Y2 JP H0756285Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable body
- steering shaft
- cable reel
- fixed
- cable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Winding Filamentary Materials (AREA)
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、固定体と、この固定体に対して回転する可動
体との間の電気的接続をフラツトケーブル等の可撓性ケ
ーブルを用いて行うようにしたケーブルリールに係り、
特に、自動車のステアリング装置に用いて好適なケーブ
ルリールに関する。
体との間の電気的接続をフラツトケーブル等の可撓性ケ
ーブルを用いて行うようにしたケーブルリールに係り、
特に、自動車のステアリング装置に用いて好適なケーブ
ルリールに関する。
ケーブルリールは、フラツトケーブル等の可撓性ケーブ
ルの一端を固定体に、他端を可動体にそれぞれ固定し、
可動体を回転させたときに、可撓性ケーブルを可動体側
に巻き込んだり、またはそれから巻き戻すことによつ
て、可動体を所定量回転させることができるようにした
ものである。
ルの一端を固定体に、他端を可動体にそれぞれ固定し、
可動体を回転させたときに、可撓性ケーブルを可動体側
に巻き込んだり、またはそれから巻き戻すことによつ
て、可動体を所定量回転させることができるようにした
ものである。
かかるケーブルリールは、自動車のステアリング装置に
組み込まれ、例えばエアバツクシステムのロータ側とス
テータ側間の電気的接続機構として使用されている。こ
の場合において、固定体はステアリングコラムに固定さ
れ、可動体にはステアリングシヤフトが挿入・固定さ
れ、ステアリングホイールを時計または反時計回り方向
に回転すると、その回転力がステアリングシヤフトを介
して可動体に伝達されるようになつている。
組み込まれ、例えばエアバツクシステムのロータ側とス
テータ側間の電気的接続機構として使用されている。こ
の場合において、固定体はステアリングコラムに固定さ
れ、可動体にはステアリングシヤフトが挿入・固定さ
れ、ステアリングホイールを時計または反時計回り方向
に回転すると、その回転力がステアリングシヤフトを介
して可動体に伝達されるようになつている。
ところで、前述の如くケーブルリールをステアリング装
置に組み込むことに際し、ケーブルリール側の可動体の
回転中心とステアリング装置側のステアリングシヤフト
の回転中心とは必ずしも一致するとは限らず、むしろ各
部品の加工精度や組立誤差等に起因してずれる（偏心す
る）傾向にある。そこで、従来のケーブルリールでは、
可動体が固定体に対して径方向に移動できるように両者
間にガタをもたせ、このガタによつて上記偏心を吸収す
るようにしていたが、このようにすると可動体の径方向
の寸法が大きくなり、それに伴つて可撓性ケーブルの巻
き付け径が大きくなるため、可動体の有限回転数が減ぜ
られるという問題があつた。また、ステアリングシヤフ
トの回転時に、上記ガタに起因して可動体と固定体が不
所望な衝当を繰り返すため、走行中に異音が発生すると
いう問題があつた。
置に組み込むことに際し、ケーブルリール側の可動体の
回転中心とステアリング装置側のステアリングシヤフト
の回転中心とは必ずしも一致するとは限らず、むしろ各
部品の加工精度や組立誤差等に起因してずれる（偏心す
る）傾向にある。そこで、従来のケーブルリールでは、
可動体が固定体に対して径方向に移動できるように両者
間にガタをもたせ、このガタによつて上記偏心を吸収す
るようにしていたが、このようにすると可動体の径方向
の寸法が大きくなり、それに伴つて可撓性ケーブルの巻
き付け径が大きくなるため、可動体の有限回転数が減ぜ
られるという問題があつた。また、ステアリングシヤフ
トの回転時に、上記ガタに起因して可動体と固定体が不
所望な衝当を繰り返すため、走行中に異音が発生すると
いう問題があつた。
そこで本出願人は、実開平２−86981号公報において、
可動体とステアリングシヤフト間の偏心を吸収すること
ができるケーブルリールを提案した。このものは、可撓
体の内側に径方向に移動可能な連結体を配設すると共
に、該連結体に可動体に形成した凸部と係合可能な凹部
を形成したものであり、可動体と連結体に嵌挿したステ
アリングシヤフト間の偏心を連結体が径方向に移動する
ことで吸収することができ、ステアリングシヤフトの回
動力を連結体の凹部が可動体の凸部に係合することで可
動体に伝達することができる。
可動体とステアリングシヤフト間の偏心を吸収すること
ができるケーブルリールを提案した。このものは、可撓
体の内側に径方向に移動可能な連結体を配設すると共
に、該連結体に可動体に形成した凸部と係合可能な凹部
を形成したものであり、可動体と連結体に嵌挿したステ
アリングシヤフト間の偏心を連結体が径方向に移動する
ことで吸収することができ、ステアリングシヤフトの回
動力を連結体の凹部が可動体の凸部に係合することで可
動体に伝達することができる。
このように、上記公報に記載された従来提案のケーブル
リールによれば、可動体を固定体に対して緊密状態に装
着したとしてもステアリングシヤフトとケーブルリール
間の偏心を吸収することができるものの、問題がないわ
けではない。すなわち、ステアリングシヤフトとケーブ
ルリール間の偏心は同一平面内の全ての方向に生じる可
能性があるため、連結体の凹部と可動体の凸部との間に
連結体が全ての径方向へ移動できる程度のクリアランス
を形成する必要があり、その結果、ステアリングホイー
ルの回転方向を一方から他方向へ切り換えた際に、凹部
の壁面が凸部に衝当して不快音を発生するという問題が
あつた。
リールによれば、可動体を固定体に対して緊密状態に装
着したとしてもステアリングシヤフトとケーブルリール
間の偏心を吸収することができるものの、問題がないわ
けではない。すなわち、ステアリングシヤフトとケーブ
ルリール間の偏心は同一平面内の全ての方向に生じる可
能性があるため、連結体の凹部と可動体の凸部との間に
連結体が全ての径方向へ移動できる程度のクリアランス
を形成する必要があり、その結果、ステアリングホイー
ルの回転方向を一方から他方向へ切り換えた際に、凹部
の壁面が凸部に衝当して不快音を発生するという問題が
あつた。
本考案は、上述した従来技術の実情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、ステアリングシヤフトとケーブルリ
ール間の偏心を吸収する機能を備えた上で騒音の低減化
が図れるケーブルリールを提供することにある。
ので、その目的は、ステアリングシヤフトとケーブルリ
ール間の偏心を吸収する機能を備えた上で騒音の低減化
が図れるケーブルリールを提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案は、固定体と、この
固定体に対して回転自在に装着された可動体と、これら
固定体と可動体との間に複数ターン巻回されて収納され
た可撓性ケーブルとを備え、この可撓性ケーブルによつ
て前記固定体と可動体との間の電気的接続を行うように
したケーブルリールにおいて、前記可動体の回転中心位
置に、径方向に沿う一方向にのみ摺動自在な連結体を配
設すると共に、この連結体の回転中心位置に、ステアリ
ングシヤフトを前記一方向と直交する他方向にのみ案内
する軸挿入孔を設けたことを特徴とするものである。
固定体に対して回転自在に装着された可動体と、これら
固定体と可動体との間に複数ターン巻回されて収納され
た可撓性ケーブルとを備え、この可撓性ケーブルによつ
て前記固定体と可動体との間の電気的接続を行うように
したケーブルリールにおいて、前記可動体の回転中心位
置に、径方向に沿う一方向にのみ摺動自在な連結体を配
設すると共に、この連結体の回転中心位置に、ステアリ
ングシヤフトを前記一方向と直交する他方向にのみ案内
する軸挿入孔を設けたことを特徴とするものである。
可動体の径方向に沿う平面をＸ−Ｙ平面とした場合、ス
テアリングシヤフトと連結体はＸ−Ｙ平面の例えばＸ軸
方向にのみ相対移動可能で、連結体と可動体はＹ軸方向
にのみ相対移動可能であるから、ステアリングシヤフト
とケーブルリーの可動体との間の偏心は、連結体がＸ−
Ｙ平面内を移動することによつて吸収される。
テアリングシヤフトと連結体はＸ−Ｙ平面の例えばＸ軸
方向にのみ相対移動可能で、連結体と可動体はＹ軸方向
にのみ相対移動可能であるから、ステアリングシヤフト
とケーブルリーの可動体との間の偏心は、連結体がＸ−
Ｙ平面内を移動することによつて吸収される。
以下、本考案の実施例を図に基づき説明する。
第１図は本考案の一実施例に係るケーブルリールの平面
図、第２図はその底面図、第３図は第１図のＡ−Ａ線に
沿う断面図である。
図、第２図はその底面図、第３図は第１図のＡ−Ａ線に
沿う断面図である。
これらの図において、１は内部に収納空間を有する固定
体を示し、該固定体１は互いに接合・一体化された外筒
体２とカバー３とで構成されている。４は中心孔５を有
する可動体であり、該可動体４は前記固定体１の中央に
ガイド６を介して回転自在に嵌合されており、これら固
定体１と可動体４間に画成された空間にはフラツトケー
ブル７が複数ターン巻回されている。このフラツトケー
ブル７は複数の導体を可撓性フイルムでラミネートした
公知のもので、その一端は固定体１の周壁に設けられた
コネクタ８に接続された後、リード線９を用いて外部に
導出されており、その他端は可動体４の周壁に設けられ
たコネクタ10に接続された後、リード線11を用いて外部
に導出されている。
体を示し、該固定体１は互いに接合・一体化された外筒
体２とカバー３とで構成されている。４は中心孔５を有
する可動体であり、該可動体４は前記固定体１の中央に
ガイド６を介して回転自在に嵌合されており、これら固
定体１と可動体４間に画成された空間にはフラツトケー
ブル７が複数ターン巻回されている。このフラツトケー
ブル７は複数の導体を可撓性フイルムでラミネートした
公知のもので、その一端は固定体１の周壁に設けられた
コネクタ８に接続された後、リード線９を用いて外部に
導出されており、その他端は可動体４の周壁に設けられ
たコネクタ10に接続された後、リード線11を用いて外部
に導出されている。
前記可導体４の中心孔５には案内筒体12が嵌合固定され
ており、該案内筒体12の中心には第１の連結リング13と
第２の連結リング14が上下２段に配設されている。第１
の連結リング13の外周は前記案内筒体12の相対向する一
方のガイド壁12aによつて径方向に沿う一方向（第１図
のＸ−Ｘ′線方向）に摺動可能に案内されており、該第
１の連結リング13の中心にはステアリングシヤフト15を
径方向に沿う他方向（第１図のＹ−Ｙ′線方向）に案内
する軸挿入孔16が設けられている。これとは反対に、前
記第２の連結リング14の外周は前記案内筒体12の相対向
する他方のガイド壁12bによつて第３図のＹ−Ｙ′方向
に摺動可能に案内されており、該第２の連結リング14の
中心にはステアリングシヤフト15を第３図のＸ−Ｘ′線
方向に案内する軸挿入孔17が設けられている。
ており、該案内筒体12の中心には第１の連結リング13と
第２の連結リング14が上下２段に配設されている。第１
の連結リング13の外周は前記案内筒体12の相対向する一
方のガイド壁12aによつて径方向に沿う一方向（第１図
のＸ−Ｘ′線方向）に摺動可能に案内されており、該第
１の連結リング13の中心にはステアリングシヤフト15を
径方向に沿う他方向（第１図のＹ−Ｙ′線方向）に案内
する軸挿入孔16が設けられている。これとは反対に、前
記第２の連結リング14の外周は前記案内筒体12の相対向
する他方のガイド壁12bによつて第３図のＹ−Ｙ′方向
に摺動可能に案内されており、該第２の連結リング14の
中心にはステアリングシヤフト15を第３図のＸ−Ｘ′線
方向に案内する軸挿入孔17が設けられている。
前述の如く構成されたケーブルリールはステアリング装
置に組み込まれて使用されるが、この際、ステアリング
装置のステータ側部材である図示せぬステアリングコラ
ムに固定体１が固定され、ロータ側部材であるステアリ
ングシヤフト15が第１および第２の連結リング13,14の
軸挿入孔16,17に嵌挿固定される。かかる組み込み時に
おいて、ステアリングシヤフト15の中心とケーブルリー
ルの可動体４の中心とが一致するとは限らず、むしろ偏
心することが多いが、この偏心は第１および第２の連結
リング13,14が可動体４に対して移動することによつて
吸収される。
置に組み込まれて使用されるが、この際、ステアリング
装置のステータ側部材である図示せぬステアリングコラ
ムに固定体１が固定され、ロータ側部材であるステアリ
ングシヤフト15が第１および第２の連結リング13,14の
軸挿入孔16,17に嵌挿固定される。かかる組み込み時に
おいて、ステアリングシヤフト15の中心とケーブルリー
ルの可動体４の中心とが一致するとは限らず、むしろ偏
心することが多いが、この偏心は第１および第２の連結
リング13,14が可動体４に対して移動することによつて
吸収される。
この偏心吸収動作を第４図に基づいて説明すると、まず
第４図（ａ）は可動体４の中心O1とステアリングシヤフ
ト15の中心O2とが一致している状態を示し、この場合、
第１の連結リング13は案内筒体12の中央に、またステア
リングシヤフト15は第１の連結リング13の軸方向孔16内
の中央にそれぞれ位置する。一方、第４図（ｂ）はステ
アリングシヤフト15の中心O2が第４図（ａ）の矢印方向
へ若干量ずれた状態を示し、この場合、ステアリングシ
ヤフト15は第１の連結リング13に案内されて軸挿入孔16
内をＹ′方向へ移動し、第１の連結リング13は案内筒部
12のガイド壁12aに案内されてＸ方向に移動すること
で、可動体４の中心O1とステアリングシヤフト15の中心
O2との間の偏心は吸収される。なお、詳細な説明は省略
するが、第２の連結リング14についていも同様の偏心吸
収動作が行れ、上記の場合、ステアリングシヤフト15は
第２の連結リング14に案内されて軸挿入孔17内をＸ方向
へ移動し、第２の連結リング14は案内筒体12のガイド壁
12bに案内されてＹ′方向へ移動する。
第４図（ａ）は可動体４の中心O1とステアリングシヤフ
ト15の中心O2とが一致している状態を示し、この場合、
第１の連結リング13は案内筒体12の中央に、またステア
リングシヤフト15は第１の連結リング13の軸方向孔16内
の中央にそれぞれ位置する。一方、第４図（ｂ）はステ
アリングシヤフト15の中心O2が第４図（ａ）の矢印方向
へ若干量ずれた状態を示し、この場合、ステアリングシ
ヤフト15は第１の連結リング13に案内されて軸挿入孔16
内をＹ′方向へ移動し、第１の連結リング13は案内筒部
12のガイド壁12aに案内されてＸ方向に移動すること
で、可動体４の中心O1とステアリングシヤフト15の中心
O2との間の偏心は吸収される。なお、詳細な説明は省略
するが、第２の連結リング14についていも同様の偏心吸
収動作が行れ、上記の場合、ステアリングシヤフト15は
第２の連結リング14に案内されて軸挿入孔17内をＸ方向
へ移動し、第２の連結リング14は案内筒体12のガイド壁
12bに案内されてＹ′方向へ移動する。
このようにしてケーブルリールをステアリング装置に組
み込んだ後、図示せぬステアリングホイールを介してス
テアリングシヤフト15を一方側に回転させると、この回
転力が第１および第２の連結リング13,14と案内筒体12
を介して可動体４に伝達されるため、フラツトケーブル
７は例えば可動体４の周壁に巻き込まれ、反対にステア
リングシヤフト15を他方側に回転させると、フラツトケ
ーブル７は固定体１の周壁側へ巻き戻され、いずれの状
態においても、固定体１と可動体４との間の電気的接続
はフラツトケーブル７を介して維持される。
み込んだ後、図示せぬステアリングホイールを介してス
テアリングシヤフト15を一方側に回転させると、この回
転力が第１および第２の連結リング13,14と案内筒体12
を介して可動体４に伝達されるため、フラツトケーブル
７は例えば可動体４の周壁に巻き込まれ、反対にステア
リングシヤフト15を他方側に回転させると、フラツトケ
ーブル７は固定体１の周壁側へ巻き戻され、いずれの状
態においても、固定体１と可動体４との間の電気的接続
はフラツトケーブル７を介して維持される。
このように上記一実施例にあつては、ステアリングシヤ
フト15と可動体４間の偏心を、ステアリングシヤフト15
と両連結リング13,14間の相対移動ならびに両連結リン
グ13,14と案内筒体12間の相対移動によつて吸収できる
ばかりでなく、両連結リング13,14は周方向については
案内筒体12と直接動力伝達されるものであるから、ステ
アリングホイールの回転方向を切り換えた際に衝当音が
発生することはなくなる。また、偏心吸収動作を行う第
１および第２の連結リング13,14を上下２段に配設し、
しかもこれら両連結リング13,14の案内方向を互いに直
交させてあるため、ステアリングシヤフト15の回転力を
ケーブルリールの可動体４にバランス良く伝達すること
ができる。
フト15と可動体４間の偏心を、ステアリングシヤフト15
と両連結リング13,14間の相対移動ならびに両連結リン
グ13,14と案内筒体12間の相対移動によつて吸収できる
ばかりでなく、両連結リング13,14は周方向については
案内筒体12と直接動力伝達されるものであるから、ステ
アリングホイールの回転方向を切り換えた際に衝当音が
発生することはなくなる。また、偏心吸収動作を行う第
１および第２の連結リング13,14を上下２段に配設し、
しかもこれら両連結リング13,14の案内方向を互いに直
交させてあるため、ステアリングシヤフト15の回転力を
ケーブルリールの可動体４にバランス良く伝達すること
ができる。
なお、上記実施例では、偏心吸収用の部材として第１お
よび第２の連結リング13,14を用いた場合について説明
したが、いずれか一方の連結リングだけで偏心を吸収で
きるのはいうまでもない。
よび第２の連結リング13,14を用いた場合について説明
したが、いずれか一方の連結リングだけで偏心を吸収で
きるのはいうまでもない。
以上説明したように、本考案によれば、ステアリングシ
ヤフトと連結体とが一方向に相対移動可能で、かつ、こ
れと直交する他方向に連結体と可動体とが相対移動可能
であるから、ステアリングシヤフトとケーブルリール間
の偏心を連結体によつて吸収できるばかりでなく、ステ
アリングシヤフトと連結体および可動体との間に周方向
のガタをもたせることが不要となるため、ステアリング
シヤフトの回転方向を切り換える際に発生している騒音
をなくすことができる。
ヤフトと連結体とが一方向に相対移動可能で、かつ、こ
れと直交する他方向に連結体と可動体とが相対移動可能
であるから、ステアリングシヤフトとケーブルリール間
の偏心を連結体によつて吸収できるばかりでなく、ステ
アリングシヤフトと連結体および可動体との間に周方向
のガタをもたせることが不要となるため、ステアリング
シヤフトの回転方向を切り換える際に発生している騒音
をなくすことができる。
第１図は本考案の一実施例に係るケーブルリールの平面
図、第２図はその底面図、第３図は第１図のＡ−Ａ線に
沿う断面図、第４図は偏心吸収動作を示す説明図であ
る。 １……固定体、４……可動体、７……フラツトケーブル
（可撓性ケーブル）、12……案内筒体、13……第１の連
結リング（連結体）、14……第２の連結リング（連結
体）、15……ステアリングシヤフト、16,17……軸挿入
孔。
図、第２図はその底面図、第３図は第１図のＡ−Ａ線に
沿う断面図、第４図は偏心吸収動作を示す説明図であ
る。 １……固定体、４……可動体、７……フラツトケーブル
（可撓性ケーブル）、12……案内筒体、13……第１の連
結リング（連結体）、14……第２の連結リング（連結
体）、15……ステアリングシヤフト、16,17……軸挿入
孔。
Claims (1)
- 【請求項１】固定体と、この固定体に対して回転自在に
装着された可動体と、これら固定体と可動体との間に複
数ターン巻回されて収納された可撓性ケーブルとを備
え、この可撓性ケーブルによつて前記固定体と可動体と
の間の電気的接続を行うようにしたケーブルリールにお
いて、前記可動体の回転中心位置に、径方向に沿う一方
向にのみ摺動自在な連結体を配設すると共に、この連結
体の回転中心位置に、ステアリングシヤフトを前記一方
向と直交する他方向にのみ案内する軸挿入孔を設けたこ
とを特徴とするケーブルリール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12430590U JPH0756285Y2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | ケーブルリール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12430590U JPH0756285Y2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | ケーブルリール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0484253U JPH0484253U (ja) | 1992-07-22 |
| JPH0756285Y2 true JPH0756285Y2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=31871963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12430590U Expired - Lifetime JPH0756285Y2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | ケーブルリール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0756285Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-28 JP JP12430590U patent/JPH0756285Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0484253U (ja) | 1992-07-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |