JPH0756169B2 - タイル壁構造 - Google Patents

タイル壁構造

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JPH0756169B2
JPH0756169B2 JP32894092A JP32894092A JPH0756169B2 JP H0756169 B2 JPH0756169 B2 JP H0756169B2 JP 32894092 A JP32894092 A JP 32894092A JP 32894092 A JP32894092 A JP 32894092A JP H0756169 B2 JPH0756169 B2 JP H0756169B2
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謙二 成田
和幸 西澤
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元旦ビューティ工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば建築物の外装
壁や内装壁、あるいはその他の装飾壁などの壁体を取付
け面板上に多数のタイルブロックを配設することにより
構築するタイル壁の施工構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のタイル壁構造としては、例えば
特開平1−158163号公報(特願昭62−3150
99号)に開示されているものがある。
【0003】これは、建築物の壁体の下地上に上下方向
に受止片を有する取付け面板を固定し、この取付け面板
の受止片にタイルブロックの裏面に形成した上下の係合
部をそれぞれ係合させて支持させるとともに、弾性片を
有する固定保持部材を上下受止片間に係着し、この固定
保持部材の弾性片の下端部にて前記タイルブロックの下
側係合部を弾性的に押圧することにより、簡単な操作で
タイルブロックの下地材への取付けが行なえるというす
ぐれた効果を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このタイル
壁構造によると、固定保持部材の一部をタイルブロック
側に湾曲するように切り起こして弾性片を形成し、その
下端部をタイルブロックの下側係合部の上面に当接して
押圧力を付与する構成となっているため、タイルブロッ
クを取り付ける際にその下側係合部を弾性片と下側受止
片との間に無理無く挿入し、かつ取付状態で弾性片によ
る押圧力をタイルブロックの下側係合部に的確に作用さ
せるためには、タイルブロックの当該係合部及びその上
面部分にある程度の寸法・形状精度が要求される。とこ
ろが、タイルブロックは、成分となる土の違い等に起因
して、同一形状を成していても焼きによる収縮や脆さ等
の性質に微妙な差異が現われるので高い形状精度を確保
するのは困難であり、このため固定保持部材の弾性片に
て確実な保持力を付与することができず、取付け面板上
へのタイルブロックの支持安定性が損なわれてしまうと
いう問題が生じる。
【0005】また、固定保持部材の弾性片は上述したよ
うに部材の一部を切り起こすことにより形成してあるの
で、タイルブロックの係合部または取付け面板の受取片
に当接する部分の幅が限られたものとなってしまい、こ
の面からもタイルブロックの取付け安定性を改善すべき
余地があった。
【0006】
【目的】この発明の目的は、寸法・形状精度にかかわら
ずタイルブロックを確実かつ安定的に取付け面板の保持
しうるタイル壁構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明では、建築物の下地上に形成される取付け面
板の表面側にタイルブロックの裏面側を固定保持部材を
介して弾性的に係合支持させるタイル壁構造において、
前記取付け面板の表面側には、上下一対の被係合部を形
成するとともに上側被係合部の下面部に沿って表面側に
開口する凹溝を形成し、前記タイルブロックは、その裏
面側に、前記上下両被係合部の上面にそれぞれ対応して
係合する上下一対の係合部を形成し、前記固定保持部材
は、その上部に前記凹溝に弾性的に嵌合する楔状挿入部
と該楔状挿入部の下縁部から垂下する平板状弾性部とを
備え、前記取付け面板の凹溝に前記固定保持部材の楔状
挿入部を挿入嵌合し、平板状弾性部の下端にてタイルブ
ロック下側係合部の上面を押圧することにより前記取付
け面板の被係合部に、タイルブロックの係合部を弾性的
に係合支持させた。
【0008】
【作用】上記構成に基づき、取付け面板の表面側の上下
に複数段形成された上下一対の被係合部の上面に、タイ
ルブロックの裏面側に形成された上下一対の係合部をそ
れぞれ係合させた状態で固定保持部材の楔状挿入部から
垂下した平板状弾性部の下端がタイルブロック下側係合
部の上面を弾性的に押圧し、該下側係合部を取付け面板
の下側被係合部との間に強固に固定する。
【0009】タイルブロックは、その上下係合部を取付
け面板のそれぞれの被係合部に係合させるにあたり、予
め取付け面板の凹溝に楔状挿入部を挿入固定しておき、
その固定保持部材の平板状弾性部の下端部をタイルブロ
ックの下側係合部の上面に宛てがいながらそのまま押し
込めばよく、これにより当該弾性部が壁面側に反った状
態で下側係合部をこれに対応する取付け面板の下側被係
合部上に付勢する。従ってタイルブロックを無理なく取
付け面板に取り付けることができるとともに、タイルブ
ロックに少々の寸法・形状誤差があったとしてもその誤
差は前記平板状弾性部の壁面側への変形度合いに応じて
吸収されるので、確実な取付け強度が発揮される。
【0010】また、固定保持部材は上述したようにその
楔状挿入部にて取付け面板の凹溝に弾性的に固定される
とともに、タイルブロックに対する押圧力はもっぱら楔
状挿入部から垂下した平板状弾性部が負担し、即ちタイ
ルブロックに対する押圧力は平板状弾性部の全幅にわた
って作用する。従って安定してタイルブロックを保持さ
せることができるとともに固定保持部材の小型化を図る
ことができる。
【0011】なお、固定保持部材の平板状弾性部に縦方
向にスリットを形成することにより、該スリットを設け
た分だけ単一の固定保持部材にてさらに幅広い固定域を
設定することができるので、タイルブロックをさらに安
定的に固定することが可能であり、また平板弾性部材が
複数箇所に形成されることになるので、一部の平板状弾
性部材が取り扱いの不注意や不可抗力により弾性を失っ
たとしても、他の平板状弾性部材により固定機能が確保
できる。
【0012】また、建築物の下地として、断熱材の表面
側に面板受支手段を備えた長尺の支持部材を適宜間隔で
縦方向に配設し、前記支持部材に取り付けた取付け面板
と断熱材との間には流通空気層を形成することにより、
取付面板背後への結露及び発錆等を防止することができ
る。
【0013】さらに、取付け面板は、一段以上のタイル
ブロックの段数に対応する定尺幅に形成し、その裏面側
に被係合部の組数と同数の受支用凹溝を備える一方、支
持部材には面板受支手段として、表面側に縦向きに切り
起こした受支部と、横向きに切り起こした押さえ部とを
備え、前記受支部に前記受支用凹溝を係合させると共に
取付け面板の上縁部を前記押さえ部を介して保持する構
成とすれば、取付け面板の上下方向の適用数に応じて任
意の高さを有する高強度のタイル壁面を精度良く構築す
ることができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1〜図5を参照
しながら詳細に説明すると、図1〜図3において1は例
えば建築物の外装壁体の下地11(詳細は後述する)の
表面上に取り付けられた取付け面板で、アルミ押出形材
または樹脂材料等により形成されている。この取付け面
板1の表面1a側には、所定の間隔を存して上下一対の
被係合部2,3が上下に複数段、この場合1個の取付け
面板1あたり2段が形成され、これら一対の被係合部
2,3の上面部2a,3aの前縁部には、突部2b,3
bが形成されるとともに、前記取付け面板1の上側被係
合部2の下面側には表面側に開放した形状の凹溝2c
が、その裏面側には後述する支持部材の受支部が係合す
る受支用凹溝2dがそれぞれ形成されている。また、前
記凹溝2cの上方前縁側に位置するように上側被係合部
2の前縁下部には突部2eが形成されている。
【0015】図中4はタイルブロックで、このタイルブ
ロック4の裏面側には、所定の間隔を存して上下一対の
厚肉の係合部5,6が形成され、これら上下両係合部
5,6は、前記取付け面板1の表面1a側に形成した上
下両被係合部2,3の上面部2a,3aに係合可能にそ
れぞれ対応し、かつ、その下面先端部には、前記取付け
面板1の被係合部2,3の上面部2a,3aの先端に形
成した突部2b,3bに係合する突部5a,6aがその
先端がR面となるように形成されている。
【0016】なおこの実施例のタイルブロック4は、そ
の左右の端部にそれぞれ段差部4aと該段差部4aの深
さに相当する肉厚を有する重畳部4bとが形成されてお
り、施工時に前記段差部4aと隣接する他のタイルブロ
ック4の重畳部4bとを重ね合わせることにより表面側
から見たときのタイルブロック4間の隙間の発生を防止
して外観を改良し、かつ耐候性を向上させている(図2
参照)。
【0017】一方、図中7は例えばバネ鋼などの弾性素
材からなる固定保持部材で、これは図4及び図5に示す
ように、くの字形断面形状を有する楔状挿入部7aの下
縁部から平板状弾性部7bを垂下して形成されている。
この実施例の固定保持部材7はタイルブロック4の下側
係合部5上にてより幅広い範囲にわたって適度な弾性押
圧力を発揮するように幅広に形成されるとともに、楔状
挿入部7aの上半部と平板状弾性部7bのそれぞれの中
央部に縦方向にスリット7c,7dを形成してある。
【0018】上記の構成からなるタイル壁を構築し施工
するには、まず、取付け面板1の凹溝2cにタイルブロ
ック4の取付間隔に対応するように、複数の固定保持部
材7を配設しておく。このときの取付要領としては、固
定保持部材7の楔状挿入部7aをその楔状の先端側から
凹溝2cに挿入し、該楔状挿入部7aの上縁部が凹溝前
縁の突部2eに係合する図1に示した状態となるまで押
し込む。これにより楔状挿入部7aが凹溝2dの内部に
て外側に広がろうとする弾性力と突部2dでの係合とに
基づき、固定保持部材7はしっかりと凹溝2cに固定さ
れる。
【0019】次いで、このように固定保持部材7が取り
付けられた取付け面板1の上下両被係合部2,3間に、
タイルブロック4の上側係合部5の下面部5aを取付け
面板1の上側被係合部2の上面部2aに、同じく下側係
合部6の下面部6aを取付け面板1の下側被係合部3の
上面部3aにそれぞれ係合させ、かつ、各々の突部2b
と5a,3bと6aが各々係合するように挿入する(図
3参照)。このとき、固定保持部材7の平板状弾性部7
bの下端に、タイルブロック4の下側係合部6の上面部
6bを押し付けながら、図2または図3に矢印で示した
ように最終的な取付状態に至るまで背面方向へと平板状
弾性部7bを変形させながらタイルブロック4を挿入し
てゆく。このように、タイルブロック7の取付作業は、
固定保持部材7の平板状弾性部7bを挿入方向に変形さ
せながら行えば良いので熟練を要することなく容易に行
うことができ、同時に平板状弾性部7bによる弾性力を
確実にタイルブロック7の下側係合部6に作用させて、
所要の固定強度を発揮させられる。
【0020】このような作業の繰り返しにより、壁面に
向かって左から右へと隣接するタイルブロック4の段差
部4aと重畳部4bとが適宜重なり合うようにして必要
数のタイルブロック4を配設し終えたならば、その上段
についても同じ作業を繰り返して、下から上へとタイル
ブロック4を取り付けて行くことによりタイル壁の施工
が完了する(図2参照)。
【0021】このようにして取付け面板1上に取り付け
られたタイルブロック4は、固定保持部材7の同一の幅
を有する平板状弾性部7bを介して弾性保持力を受ける
ため面板1上に安定的に保持され、脱落を起こす心配が
ない。また、この実施例では固定保持部材7の中央部に
スリット7c,7dを設けて、固定保持部材7が適度な
弾性力を発揮する領域を幅方向に拡大してあるので、よ
り安定した固定機能が得られる。
【0022】さらに、このようにスリット7dを介して
平板状弾性部7bを左右に分割した態様とした場合に
は、図2に示したようにこの固定保持部材7を隣接する
タイルブロック4,4の中間位置に配置し、左右に分割
された固定保持部材7bの各々が隣接するタイルブロッ
ク4,4を個々に保持するように施工することができ
る。この場合スリット7dを挟んで左右の平板状弾性部
7bは互いに独立して弾性力を発揮し得るので、隣接す
るタイルブロック4,4の下側係合部6の寸法や形状が
異なっていたとしても、これらを確実に固定保持するこ
とができる。
【0023】その一方、例えばタイルブロック4の背面
中央部に固定保持部材7を配置するように施工した場
合、スリット7dを挟んで左右の平板状弾性部7bの何
れか一方が取扱い不注意やその他の不可抗力により弾性
を失っていたとしても、他方の弾性により固定保持機能
を確保できるという利点が生じる。
【0024】ところで、この実施例では取付け面板1の
下地11として、図1〜図3に示したように建築物の構
造をなすC型鋼12に沿って発泡スチレンやウレタン等
の樹脂発泡材あるいはグラスウール等の繊維系断熱素材
からなる断熱材13を張設し、その表面側に複数の支持
部材14を縦方向に適宜の間隔で配設してある。なお図
3において15は水切板を示している。
【0025】支持部材14は、図2に示したように、コ
字形の溝形状を有する本体部14aの開放端から外側へ
とフランジ部14bを曲げ加工により一体形成したハッ
ト形断面形状を有する金属製の長尺材であり、前記本体
部14aの溝底部が断熱材13側に、フランジ部14b
が取付け面板1側にそれぞれ向くように配設される。フ
ランジ部14bには、面板受支手段として表面側に縦向
きに切り起こした受支部14cと、横向きに切り起こし
た押さえ部14dとが所定の間隔で設けられている。縦
向きの受支部14cは取付け面板1の背面に形成した受
支用凹溝2dに下方から係合するように上向きの鉤状に
形成されており、その上方の押さえ部14dはこの受支
部14cに前記受支用凹溝2dを係合させたときに取付
け面板1の上縁部に対応する部位に位置するように互い
の位置関係が決められている。
【0026】一方、取付け面板1の上下端部には、図1
に示したように、それぞれ隣接する他の取付け面板1と
相互に連接させるための上側連接部16aと下側連接部
16bとが設けられており、これらを連接状態としたと
きに各取付け面板1が受支部14c及び押さえ部14d
に係合しうるように該受支部14c及び押さえ部14d
の支持部材14上のピッチが設定されている。ただし、
この実施例では取付け面板1が1枚あたり上下2段にタ
イルブロック4を取り付ける構成となっているのに対応
して、受支用凹溝2dも上下2段に設けられているが、
各図のうち図1は下側の受支用凹溝2dを、図2と図3
は上側の受支用凹溝2dを利用するようにした例をそれ
ぞれ示している。
【0027】支持部材14に対する取付け面板1の固定
は、上述したように取付け面板1の背面側の受支用凹溝
2dを支持部材14の受支部14cに係合させ、このと
き取付け面板1の上縁部に臨む押さえ部14dを手前下
方にかしめて取付け面板1の上縁部前面に圧着すること
により行う(図1参照)。上下に隣接する取付け面板1
はそれぞれの連接部16aと16bとにより連接した状
態となるが、直接的に位置決め及び固定を行うのは予め
支持部材14上に所定ピッチで設けられた受支部14c
及び押さえ部14dである。従って、各取付け面板1を
上下方向に必要数連接するだけで任意の高さを有する高
強度のタイル壁を精度よく構築することができる。
【0028】また、このように断熱材13の表面に取り
付けた支持部材14を介して取付け面板1を連接した構
成とすることにより、相互に連接した取付け面板1と断
熱材13との間に流通空気層17(図1または図3参
照)が形成され、これにより取付け面板1等の裏面側に
結露が生じるのを防止してタイル壁構造としての耐久性
ないし耐候性を一段と向上させることができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明した通りこの発明によれば、取
付け面板の表面側の上下に複数段形成された上下一対の
被係合部の上面に、タイルブロックの裏面側に形成され
た上下一対の係合部をそれぞれ係合させた状態で固定保
持部材の楔状挿入部から垂下した平板状弾性部の下端が
タイルブロック下側係合部の上面を弾性的に押圧して該
下側係合部を取付け面板の下側被係合部との間に強固に
固定するものとし、このとき固定保持部材の平板状弾性
部が壁面側に反った状態で下側係合部をこれに対応する
取付け面板の下側被係合部上に付勢するようにしたの
で、タイルブロックを無理なく取付け面板に取り付ける
ことができるとともに、タイルブロックに少々の寸法・
形状誤差があったとしてもその誤差を前記平板状弾性部
の壁面側への変形度合いに応じて吸収して、確実な取付
け強度を発揮させられる。
【0030】また、固定保持部材によるタイルブロック
に対する押圧力はもっぱら楔状挿入部から垂下した平板
状弾性部が負担し、即ちタイルブロックに対する押圧力
は平板状弾性部の全幅にわたって作用するようにしたの
で、安定してタイルブロックを保持させることができる
とともに固定保持部材の小型化を図ることが可能とな
る。
【0031】なお、固定保持部材の平板状弾性部に縦方
向にスリットを形成することにより、該スリットを設け
た分だけ単一の固定保持部材にてさらに幅広い固定域を
設定することができるので、タイルブロックをさらに安
定的に固定することが可能であり、またこの場合は平板
弾性部材が複数箇所に形成されることになるので、一部
の平板状弾性部材が取扱いの不注意や不可抗力により弾
性を失ったとしても、他の平板状弾性部材により固定機
能が確保できる。
【0032】また、建築物の下地として、断熱材の表面
側に面板受支手段を備えた長尺の支持部材を適宜間隔で
縦方向に配設し、前記支持部材に取り付けた取付け面板
と断熱材との間には流通空気層を形成することにより、
取付面板背後への結露及び発錆等を防止することができ
る。
【0033】さらに、取付け面板は、一段以上のタイル
ブロックの段数に対応する定尺幅に形成し、その裏面側
に被係合部の組数と同数の受支用凹溝を備える一方、支
持部材には面板受支手段として、表面側に縦向きに切り
起こした受支部と、横向きに切り起こした押さえ部とを
備え、前記受支部に前記受支用凹溝を係合させると共に
取付け面板の上縁部を前記押さえ部を介して保持する構
成とすれば、取付け面板の上下方向の適用数に応じて任
意の高さを有する高強度のタイル壁面を精度良く構築す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるタイル壁の施工構造の一実施例を
示す要部縦断面図。
【図2】同じくタイルブロックの取付状態を示す要部外
観斜視図。
【図3】同じくタイルブロックの取付状態を示す外観斜
視図。
【図4】上記実施例に係る固定保持部材の正面図。
【図5】同じく側面図。
【符号の説明】
1 取付け面板 2 上側被係合部 2c 凹溝 2d 受支用凹溝 3 下側被係合部 4 タイルブロック 5 上側係合部 6 下側係合部 7 固定保持部材 7a 楔状挿入部 7b 平板状弾性部 7c スリット 7d スリット 11 下地 13 断熱材 14 支持部材 14c 受支部 14d 押さえ部 17 流通空気層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築物の下地上に形成される取付け面板の
    表面側にタイルブロックの裏面側を固定保持部材を介し
    て弾性的に係合支持させるタイル壁構造において、 前記取付け面板の表面側には、上下一対の被係合部を形
    成するとともに上側被係合部の下面部に沿って表面側に
    開口する凹溝を形成し、 前記タイルブロックは、その裏面側に、前記上下両被係
    合部の上面にそれぞれ対応して係合する上下一対の係合
    部を形成し、 前記固定保持部材は、その上部に前記凹溝に弾性的に嵌
    合する楔状挿入部と該楔状挿入部の下縁部から垂下する
    平板状弾性部とを備え、 前記取付け面板の凹溝に前記固定保持部材の楔状挿入部
    を挿入嵌合し、平板状弾性部の下端にてタイルブロック
    下側係合部の上面を押圧することにより前記取付け面板
    の被係合部に、タイルブロックの係合部を弾性的に係合
    支持させたことを特徴とするタイル壁構造。
  2. 【請求項2】固定保持部材の平板状弾性部には、縦方向
    にスリットを形成したことを特徴とする請求項1に記載
    のタイル壁構造。
  3. 【請求項3】建築物の下地として、断熱材の表面側に面
    板受支手段を備えた長尺の支持部材を適宜間隔で縦方向
    に配設し、前記支持部材に取り付けた取付け面板と断熱
    材との間には流通空気層を形成したことを特徴とする請
    求項1または請求項2の何れかに記載のタイル壁構造。
  4. 【請求項4】取付け面板は、タイルブロックの段数に対
    応する定尺幅に形成され、その裏面側に被係合部の組数
    と同数の受支用凹溝を備える一方、支持部材には面板受
    支手段として、表面側に縦向きに切り起こした受支部
    と、横向きに切り起こした押さえ部とを備え、前記受支
    部に前記受支用凹溝を係合させると共に取付け面板の上
    縁部を前記押さえ部を介して保持するようにしたことを
    特徴とする請求項3に記載のタイル壁構造。
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