JPH0756162A - 液晶表示器 - Google Patents

液晶表示器

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Publication number
JPH0756162A
JPH0756162A JP20524093A JP20524093A JPH0756162A JP H0756162 A JPH0756162 A JP H0756162A JP 20524093 A JP20524093 A JP 20524093A JP 20524093 A JP20524093 A JP 20524093A JP H0756162 A JPH0756162 A JP H0756162A
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JP
Japan
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colored layers
liquid crystal
color
thicknesses
base plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP20524093A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Takamine
敏彦 高峰
Junichi Shibata
淳一 柴田
Hidehito Kanazawa
秀仁 金澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Sanyo Electric Co Ltd, Tottori Sanyo Electric Co Ltd, Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH0756162A publication Critical patent/JPH0756162A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 表面に複数の着色層を有した基板と、他の基
板とで液晶を挾持する。着色層は顔料が添加された光硬
化性樹脂からなり、互いに異なる色の着色層が互いに近
接して設けられ、その着色層の中央部分の厚みは0.3
μm以上5.0μm以下である。 【効果】 このように着色層の端部のみ厚くしたので型
くずれは生じにくく、色濃度は濃く、光透過性もよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は着色層を有したいわゆる
カラー表示を行う液晶表示器に関し、とりわけ転写によ
る着色層形成に好適な液晶表示器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より液晶表示器においては、液晶を
挾持する基板の配向層の下側に着色層を設けることによ
ってカラー表示を行うようになっており、それは特開昭
61−281219号公報に示されるように、基台の表
面に異なる色の染料または顔料を含む樹脂層を設け、必
要に応じてその表面を保護層で覆い、その上に透明電極
を配置し、配向層で覆って基板とし、その基板と他の基
板によって液晶を挾持していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、着色層の呈
色は不安定になりやすく、特に色濃度がばらついたり低
くなり易い。この原因を検討した結果、表示色を濃くし
ようとすると光透過率が低下して明度が低下し、あるい
は着色層が厚くなるとその着色層を形成するときに着色
層の周辺の端縁部で型くずれが生じ、これによって色ム
ラや色濃度低下が生じることが分かった。
【0004】そして着色層形成に当って転写方式が利用
できることは古くから言われていたが、実際にはなされ
ていない。その理由を検討したところ、転写方式ではま
ず保持シートの上に着色層を形成し、それを基板基台に
転写することになるが、保持シートの上の着色層を均一
な厚みに形成しようとすると20μm程度の厚さが必要
になって光透過度も低下し又型くずれが生じ易くなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の点を考慮
し、前述した着色層として顔料が添加された光硬化性樹
脂を用い、基台上には互いに異なる色の着色層が互いに
近接して設け、その着色層の中央部分の厚みを0.3μ
m以上5.0μm以下としたものである。
【0006】
【作用】このように着色層は型くずれは生じにくく、色
も濃く観察され、製造も容易になる。
【0007】
【実施例】図1は本発明実施例の液晶表示器の要部断面
図で、1は表面に複数の着色層2や電極を有した基板で
ある。その基板1と電極を有した他の基板3とで例えば
液晶分子が260度ねじられた液晶4を挾持しており、
必要に応じて偏光板5を液晶4の上下に配置している。
【0008】基板1は、例えば必要に応じて表面に下地
層等(図示せず)を有したガラス基台11の表面に、カ
ラーフィルターとなる着色層2と、その上の保護膜12
と透明電極13と液晶分子を配向させる配向膜14とを
順次積層したものからなる。保護膜12は有機絶縁膜若
しくは有機絶縁膜と無機絶縁膜の積層体からなり、着色
層2を保護するとともに着色層2から液晶4に影響する
物質が染み出すことを防ぐもので、場合によっては着色
層2によって生じた凹凸を緩和するための平坦化膜の役
目も兼用する。透明電極13は他の基板3の電極33と
マトリクスを形成するために配置されたもので、いずれ
かの電極には必要に応じて画素毎に非線形素子やスイッ
チング素子が設けられていてもよい。図の例ではいずれ
の電極13、33も平行に設けられたストライプ状透明
電極(ITO膜)が上下の基板で互いに直交するように
配置されたものを例示している。配向膜14は有機高分
子膜からなり、液晶4の液晶分子を特定の方向に配向さ
せるものであるが、液晶4がポリマネットワークのよう
なものであれば液晶界面を保護するためだけのものであ
ってもよく、その意味では透明電極13や着色層2を実
質的に覆うものであればよい。
【0009】着色層2は、ストライプ状若しくは市松模
様状に配置された赤、青、緑の3色からなり、必要に応
じてその隙間には遮光性被膜や遮光性枠体20が設けら
れていてもよい。そしてこの着色層2は顔料が添加され
た光硬化性樹脂からなり、互いに異なる色の着色層が互
いに近接して設けらている。そしてさらに、その着色層
2は異なる色の着色層の近接部分21において一方が他
方よりも厚くなり、その厚い部分を有する着色層は中央
部分22においてその他方の着色層よりも薄くなるよう
に構成され、その着色層の中央部分の厚みは0.3μm
以上5.0μm以下となっている。
【0010】このような着色層2は、例えばローラー転
写法によって以下のように形成される。アクリル系の樹
脂を紫外線硬化によってエッチング処理できるように増
感処理し、赤色の場合にはベンガラ、リゾールレッド、
レーキレッドG、ウオッチングレッド、カーミン6B、
ローダミンレーサ等の顔料を10〜70wt%程度分散
させ、その材料を厚さ5μm程度のポリエチレンタレフ
タレートからなる保持シート上に厚さ0.3〜5.1μ
mの膜として形成させる。この厚みは着色層の最終厚み
に影響するが、空気・泡を巻き込まないようにファンデ
ルワールス力などで基台表面に密着すること、所定の色
濃度を確保しながら所定の光透過性を持たせることが必
要である。このように樹脂シートに形成された膜を、プ
レヒートされ、より好ましくはプラズマ処理されたガラ
ス基台11上に5〜500g/cm2の過熱ローラで加
圧し転写する。その後、波長380nm前後の紫外線を
用いてパターン露光し、母材のアクリル系樹脂を架橋さ
せ、炭酸ソーダなどでエッチングし、例えば幅100μ
m、厚み3μmの断面長方形のストライプ状をなした、
所定の赤色ストライプ状の第1の着色層2を得る。
【0011】次いで同じく紫外線架橋型のアクリル系樹
脂にピリジアングリーン、クロムグリーン、フタロシア
ニングリーン等の緑色顔料を分散させ、赤色と同じ程
度、より好ましくは少し薄い厚さの膜をシート上に形成
し、同様にして基台11上に転写し、露光パターニング
を行って例えば幅100μm、厚さ2.8μmのストラ
イプ状をなした緑色の第2の着色層2を形成する。この
転写露光において、すでに形成した赤色の第1の着色層
2の形状を利用し、着色層が近接する部分においていず
れかの着色層端縁が他方の着色層よりも厚くなるように
すると、周縁部の色が濃くなり好ましい。
【0012】最後にアクリル系の樹脂に群青、紺青、ス
カイブルー、フタロシアンブルーなどの青色顔料を用い
た膜で、3色目の転写パターニングを行う。この時は第
2の着色層2を形成したときと同様の手法により、赤と
緑の2本の既に設けた着色層を利用して両端縁を突出さ
せ、断面略M字状となるように形成する。このようにし
て得られた第3の着色層2は、中央の厚みが例えば2.
5μm、端縁の厚みが3.1〜3.5μmであった。
【0013】このようにして形成される着色層2は、保
持シートの上に薄くて均一な厚みに形成されなければな
らず、そのためには従来と異なり、保持シートに密着性
を上げるための凹凸などは形成しない。そしてアクリル
樹脂母材で保持シートあるいは基台表面に密着性を持た
せるが、タック性はほとんど必要でない。むしろ保持シ
ートの延展性で着色膜を均一な厚みに保持する。そして
着色層の中央部分の厚みを一定にする。周縁部分のみが
厚くても型崩れは生じにくく、また人の目にはむしろ色
が濃く観察されるからである。中央部分の厚みは、図2
に示す様に、厚みが厚くなると光透過性が著しく低下す
るばかりか、パターンの周縁が型崩れ易くなること、薄
くなると着色層を液晶層に積層した場合、所定の色濃度
が得られにくいことがあげられるからで、曲線の飽和領
域が始まる部分を考慮すると、着色層2の中央部分の厚
みは0.3μm以上5.0μm以下、より好ましくは着
色層の母材の呈色が現れることを考慮し、液晶4のレタ
ーディションΔn・dが500〜900nmのときに
0.5〜4.0μmである。
【0014】
【発明の効果】以上の如くカラーフィルターの着色層の
色毎の厚みを保持シートに形成したときから薄くしてお
き、保持シートの延展性を利用して基台上に設けるので
顔料を用いた転写方式においては製造容易で色バランス
も取りやすい。しかも、転写では端縁が厚くなっても中
央部を所定の厚みに制御することでパターン崩れもなく
色擦れも少ない。これにより表示面全体の色合いや画素
単位の表示品位のよいカラー表示器が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の液晶表示器の要部断面図であ
る。
【図2】転写による着色層の特性図である。
【符号の説明】
1 基板 11 ガラス基台 12 保護膜 13 透明電極 14 配向膜 2 着色層 3 基板 4 液晶
フロントページの続き (72)発明者 金澤 秀仁 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、該基台に設けられた複数の着色
    層と、該着色層を覆う液晶の配向膜とを有する基板と、
    その基板と他の基板とで液晶を挾持した液晶表示器にお
    いて、前記着色層は顔料が添加された光硬化性樹脂から
    なり、互いに異なる色の着色層が互いに近接して設けら
    れ、その着色層の中央部分の厚みは0.3μm以上5.
    0μm以下であることを特徴とする液晶表示器。
JP20524093A 1993-08-19 1993-08-19 液晶表示器 Pending JPH0756162A (ja)

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JP20524093A JPH0756162A (ja) 1993-08-19 1993-08-19 液晶表示器

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