JPH07560B2 - 隈笹の生稈から薬効物質を抽出する方法 - Google Patents
隈笹の生稈から薬効物質を抽出する方法Info
- Publication number
- JPH07560B2 JPH07560B2 JP62196881A JP19688187A JPH07560B2 JP H07560 B2 JPH07560 B2 JP H07560B2 JP 62196881 A JP62196881 A JP 62196881A JP 19688187 A JP19688187 A JP 19688187A JP H07560 B2 JPH07560 B2 JP H07560B2
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- JP
- Japan
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- culm
- medicinal substance
- extracted
- kuma bamboo
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Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、隈笹の生稈から薬効物質を抽出する方法に関
するものである。
するものである。
(ロ)従来の技術 従来、隈笹から薬効物質を抽出する方法としては、乾燥
した葉体を長時間加熱湯煎する水煎法、酸やアルカリで
処理する薬品処理法、熱水を加圧して煮沸温度を高めた
状態で湯煎する熱水加圧法等が知られている。
した葉体を長時間加熱湯煎する水煎法、酸やアルカリで
処理する薬品処理法、熱水を加圧して煮沸温度を高めた
状態で湯煎する熱水加圧法等が知られている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 従来の方法は、所期製造物が熱や薬品によって成分の変
化を招き、薬効物質の品質に劣性や活性が低下するなど
の有効成分抽出に欠ける問題があった。
化を招き、薬効物質の品質に劣性や活性が低下するなど
の有効成分抽出に欠ける問題があった。
(ニ)問題を解決するための手段 本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた
ものであって、隈笹の生稈を細断し、それに対して常温
下で高圧圧搾力を付与することにより原形質内の薬効物
質の原液を抽出する隈笹の生稈から薬効物質を抽出する
方法を提供しようとするものである。
ものであって、隈笹の生稈を細断し、それに対して常温
下で高圧圧搾力を付与することにより原形質内の薬効物
質の原液を抽出する隈笹の生稈から薬効物質を抽出する
方法を提供しようとするものである。
(ホ)作用 以下、本発明の作用を説明する。
隈笹の生稈に含まれている原形質の一般的な物質の化学
組成(%)は、水分92.5,蛋白質2.5,粗脂肪0.2,糖質2.
9,その他、鉄、燐、各種ビタミンであるが、当該生稈を
細断し、それに対して常温下で高圧圧搾力を付与するこ
とにより生稈原形質の構成物質とその構成割合がそのま
ま何ら損なわれることなく原料当たり重量比で9%〜10
%程度の原液が抽出される。
組成(%)は、水分92.5,蛋白質2.5,粗脂肪0.2,糖質2.
9,その他、鉄、燐、各種ビタミンであるが、当該生稈を
細断し、それに対して常温下で高圧圧搾力を付与するこ
とにより生稈原形質の構成物質とその構成割合がそのま
ま何ら損なわれることなく原料当たり重量比で9%〜10
%程度の原液が抽出される。
前記原液を使用目的によって精製することにより原形質
性状の薬効物質が抽出されるものである。
性状の薬効物質が抽出されるものである。
また、植物は、一般に、糖類を有機化合物の配糖体とし
て含有しているが、これが本発明による常温高圧圧搾法
によって抽出される時に、殆どが有機化合物の配糖体の
形で抽出されるので、活性酸素を消去する力が強く、し
かも水溶性が高く、金属イオンも含まれているから、ミ
ネラルバランスも取れたものが得られるものである。
て含有しているが、これが本発明による常温高圧圧搾法
によって抽出される時に、殆どが有機化合物の配糖体の
形で抽出されるので、活性酸素を消去する力が強く、し
かも水溶性が高く、金属イオンも含まれているから、ミ
ネラルバランスも取れたものが得られるものである。
(ヘ)実施例 隈笹を水洗いしてその生稈を細断機で細断する。これを
圧搾機により常温で400kg/cm2程度まで高圧圧搾する。
その圧搾工程を経ることにより細断生稈10kgから水分87
9g、蛋白質24g、粗脂肪2g、糖質28g、その他微量の鉄、
燐、各種ビタミン類が得られた。
圧搾機により常温で400kg/cm2程度まで高圧圧搾する。
その圧搾工程を経ることにより細断生稈10kgから水分87
9g、蛋白質24g、粗脂肪2g、糖質28g、その他微量の鉄、
燐、各種ビタミン類が得られた。
そして、殆どが有機化合物の配糖体の形で抽出され、活
性酸素を消去する力が強く、しかも水溶性が高く、金属
イオンも含まれているから、ミネラルバランスも取れて
いる。
性酸素を消去する力が強く、しかも水溶性が高く、金属
イオンも含まれているから、ミネラルバランスも取れて
いる。
尚、負荷する圧力が上記400kg/cm2によるときは、生稈
に含まれる液体の殆ど全量に近い量を抽出することがで
きるが、200kg/cm2程度の負荷圧力でも充分な量を抽出
することができ、操業コスト的には経済的である。
に含まれる液体の殆ど全量に近い量を抽出することがで
きるが、200kg/cm2程度の負荷圧力でも充分な量を抽出
することができ、操業コスト的には経済的である。
(ト)発明の効果 以上の説明により明らかなように、本発明によれば、細
断した隈笹の生稈を常温高圧圧搾することにより原形質
内の薬効物質の原液を抽出するため、その抽出工程は高
温処理や薬品処理を全く介在しないから、薬効物質は変
質せずに原形質性状の品質を保った良質の収量の高い製
法である。
断した隈笹の生稈を常温高圧圧搾することにより原形質
内の薬効物質の原液を抽出するため、その抽出工程は高
温処理や薬品処理を全く介在しないから、薬効物質は変
質せずに原形質性状の品質を保った良質の収量の高い製
法である。
しかも、従来の方法、例えば高温煮沸による場合には、
糖だけが遊離してしまい、活性酸素を消去する力が弱
く、水溶性の低い有機化合物の混合物になってしまう
が、本発明による常温高圧圧搾法によって抽出される場
合は、殆どが有機化合物の配糖体の形で抽出されるの
で、活性酸素を消去する力が強く、しかも水溶性が高
く、金属イオンも含まれているから、ミネラルバランス
も取れた極めて優れた薬効物質が得られるものである。
糖だけが遊離してしまい、活性酸素を消去する力が弱
く、水溶性の低い有機化合物の混合物になってしまう
が、本発明による常温高圧圧搾法によって抽出される場
合は、殆どが有機化合物の配糖体の形で抽出されるの
で、活性酸素を消去する力が強く、しかも水溶性が高
く、金属イオンも含まれているから、ミネラルバランス
も取れた極めて優れた薬効物質が得られるものである。
また、圧搾後の残滓は他物と混合し醗酵を施すことによ
り家畜の飼料として有効使用することもできるものであ
る。
り家畜の飼料として有効使用することもできるものであ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】隈笹の生稈を細断し、それに対して常温下
で高圧圧搾力を付与することにより原形質内の薬効物質
の原液を抽出することを特徴とする隈笹の生稈から薬効
物質を抽出する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62196881A JPH07560B2 (ja) | 1987-08-06 | 1987-08-06 | 隈笹の生稈から薬効物質を抽出する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62196881A JPH07560B2 (ja) | 1987-08-06 | 1987-08-06 | 隈笹の生稈から薬効物質を抽出する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6440430A JPS6440430A (en) | 1989-02-10 |
JPH07560B2 true JPH07560B2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=16365204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62196881A Expired - Lifetime JPH07560B2 (ja) | 1987-08-06 | 1987-08-06 | 隈笹の生稈から薬効物質を抽出する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07560B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2501153A1 (en) * | 2002-10-25 | 2004-05-06 | Yoshiaki Takida | Toll road charge collection system using artificial satellite, charge collecting machine, and charge collecting method |
EP1541121B1 (en) * | 2003-12-11 | 2007-03-21 | Rohm And Haas Company | System and process for releasing encapsulated active ingredients |
JP2006257067A (ja) * | 2005-02-15 | 2006-09-28 | Susumu Itoku | クマザサ属抽出物の製造方法、クマザサ属抽出物及びその用途 |
-
1987
- 1987-08-06 JP JP62196881A patent/JPH07560B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6440430A (en) | 1989-02-10 |
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