JP2001149027A - 超臨界二酸化炭素抽出プロポリスエキスを含むプロポリスエキス組成物 - Google Patents

超臨界二酸化炭素抽出プロポリスエキスを含むプロポリスエキス組成物

Info

Publication number
JP2001149027A
JP2001149027A JP37070999A JP37070999A JP2001149027A JP 2001149027 A JP2001149027 A JP 2001149027A JP 37070999 A JP37070999 A JP 37070999A JP 37070999 A JP37070999 A JP 37070999A JP 2001149027 A JP2001149027 A JP 2001149027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
propolis
extracted
extraction
carbon dioxide
propolis extract
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP37070999A
Other languages
English (en)
Inventor
Yujiro Tokunaga
勇治郎 徳永
Gyobun Go
暁聞 呉
Shinichi Shiratori
伸一 白鳥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AOYAMA SFE KK
HACHI NO TAKARA HONPO KK
Original Assignee
AOYAMA SFE KK
HACHI NO TAKARA HONPO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AOYAMA SFE KK, HACHI NO TAKARA HONPO KK filed Critical AOYAMA SFE KK
Priority to JP37070999A priority Critical patent/JP2001149027A/ja
Publication of JP2001149027A publication Critical patent/JP2001149027A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、抽出範囲の異なる各種抽出方法で
抽出され、それぞれ優れた生理活性を有するプロポリス
の有効成分を食品としてさらにヒトの健康増進に役立て
るために、それらを合せ更に高度な組成物として提供す
ることを目的とするものである。 【構成】 超臨界二酸化炭素抽出でエントレーナーとし
てエタノールを使用して抽出したプロポリス有効成分と
水抽出の方法で抽出されたプロポリスの有効成分を利用
して合せて更に高度かつ均一な液体あるいはゼリー状の
分散物を得る製造方法と、ある一定の条件と順序のもと
に添加、加熱、撹拌、乾燥の処理を加えることによって
上述のプロポリス抽出物から更に高度かつ均一に分散さ
れた乾燥粉末物を得るという製造方法を提案する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、それぞれ抽出範囲の異
なる各種の抽出方法のプロポリス含有分散組成物を利用
し新規かつ更に高度なプロポリス含有組成物をつくる製
造方法と、それによって得られたプロポリス含有分散組
成物を使用した食品に関するものであり、プロポリスの
もつ有効性分の全体的利用を計ろうとするものである。
【0002】
【従来の技術】プロポリスとは、蜜蜂がいろいろな植物
や樹木の樹液を採集し、自身の分泌する唾液等と混ぜて
作られたものである。このプロポリスは、樹脂及び芳香
油、蝋、精油、各種の有機物とミネラルなどからにな
る。抗酸化作用、抗菌作用、抗炎症作用、抗アレルギー
作用、免疫増強作用及び抗癌作用等が報告されており健
康食品、医薬品、化粧品などに利用されている。以前は
そのまま口に含んだり、粉砕する粉末にして飲むといっ
た形で利用されたが、プロポリスは自然界の物であるか
ら有効成分以外の不純物も多く含まれ、また、プロポリ
ス特有の刺激臭がある言われている。そのため、プロポ
リスの有効成分を利用するには、公知の技術となってい
る水抽出、エタノール抽出、超臨界二酸化炭素抽出など
の方法を用いて抽出されたそのエキスを利用することが
通常の方法であり、各抽出方単独の製品あるいは水抽出
とエタノール抽出を合せた製品はすでに存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した各種抽出方法
のうち、プロポリスからその有効成分のエキスを抽出す
る方法としては、オストラーリア、中国、ブラジルなど
のプロポリス原塊からエチルアルコールを溶媒として抽
出する方法が主に行われている。この方法はプロポリス
の有効成分の多くを抽出することができ抽出効率もよく
優れた方法であるが、しかし一方で、水溶性成分とエタ
ノール溶媒中に溶けない脂溶性物質は抽出されず残され
てしまうことが指摘されていた。
【0004】プロポリスからエキスを抽出する際にエタ
ノールと水との混合液を用いた抽出も既に行われてい
る。この方法によると、プロポリスの中の水溶性成分も
同時に抽出されて優れたプロポリスエキスを得ることが
できるがまたエタノール溶媒中に溶けない脂溶性物質は
抽出されず残されてしまう欠点を有している。
【0005】プロポリスの水単独の抽出方法も行われて
いる。この方法は、例えばプロポリス原塊を微粉末とし
て水を加え、50℃で数時間撹拌する。水の添加量は例
えばプロポリス原塊100gに対して水500mlとす
る。この抽出液を遠心分離して上澄液を取り、残った沈
殿物を再び同じように処理する。1回目と2回目の処理
で採取した上澄液を濾過し、ろ液を凍結乾燥してプロポ
リスエキスの粉末を得るというものである。この方法で
は、水に溶ける多糖類や蛋白の一部は抽出できるが、そ
れ以外の大部分は抽出されずに残されてしまうという問
題がある。
【0006】さらに、プロポリスの超臨界二酸化炭素抽
出も公知の技術となっている。この方法は、プロポリス
原塊を粉砕し、耐圧抽出槽に入れ、温度40〜60℃
で、圧力が100〜300kg/cmで超臨界状態の
二酸化炭素に数時間接触させてプロポリスの有効成分を
得るという方法である。この方法では、プロポリス中の
エタノール溶媒中に溶けない有効成分を抽出することが
できるが、水溶性成分とエタノール溶媒中に溶ける物質
の大部分を抽出することができないという問題が指摘さ
れている。
【0007】こうした従来のプロポリスエキスのエタノ
ール抽出、水抽出、水とエタノール混合液抽出、超臨界
二酸化炭素抽出の各方法ではいずれも一つ、または、二
つのグループの有効成分を利用するが、プロポリスの有
効成分の全体的利用はなされておらず、これまではその
有効な方法は見出だされていなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題に
ついて鋭意研究を行った結果、超臨界二酸化炭素抽出で
エントレーナーとしてエタノールを使用して抽出したプ
ロポリスの有効成分と水抽出プロポリスの粉末状を合わ
せ有効成分高度に均一な液体状分散物をつくるという方
法でこの課題を解決した。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に示すが、た
だし、本発明はこれらの実施例により限定するものでは
ない。
【0010】実施例1 超臨界二酸化炭素抽出でエントレーナーとしてエタノー
ルを使用して抽出したプロポリス95重量部%を20〜
50℃まで加熱し、次いで、撹拌しながら上記の部に水
抽出のプロポリス粉末5重量部%を少しずつ添加し、添
加終了後20〜1200rpmで10〜200分間撹拌
して、各抽出方法で得られたプロポリス有効性分の高度
均一な液体状分散物を得た。
【0011】実施例2 超臨界二酸化炭素抽出でエントレーナーとしてエタノー
ルを使用して抽出したプロポリス95重量部%を20〜
50℃まで加熱し、次いで、撹拌しながら上記の部に水
抽出のプロポリス粉末5重量部%を少しずつ添加し、添
加終了後20〜1200rpmで10〜200分間撹拌
して、このの抽出方法で得られたプロポリスの高度均一
な分散物を得て、つづいて、スプレードライヤーにて乾
燥し乾燥粉末物を得た。
【0012】
【発明の効果】以上、詳述したように、超臨界二酸化炭
素抽出でエントレーナーとしてエタノールを使用して抽
出したプロポリスと、水抽出のプロポリス粉末によるプ
ロポリスの有効成分を、二つの方法によって組み合わせ
てプロポリスの有効成分全てを効率良く利用するものて
あって、ヒトの健康増進のための食品を作るにあたって
おおきな効果をもつものと思われる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B018 MD78 ME02 MF01 MF02 4B041 LD06 LK01 LK06 LP05 4C083 AA071 AA072 CC01 DD17 DD23 DD39 DD41 FF05 4C087 AA01 AA04 BB22 CA06 MA21 MA52 NA14 ZB09 ZB11 ZB13 ZB26 ZB35

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超臨界二酸化炭素抽出でエントレーナー
    としてエタノールを使用して抽出したプロポリス0.5
    〜99.5重量部%を20〜50℃まで加熱し、次い
    で、撹拌しながら上記の部に水抽出のプロポリス粉末
    0.5〜99.5重量部%を少しずつ添加し、添加終了
    後20〜1200rpmで10〜200分間撹拌して、
    各抽出方法で得られたプロポリス有効成分の高度均一な
    液体あるいはゼリー状の分散物を得るという製造方法。
  2. 【請求項2】 上記項のプロポリス組成物を使用した食
    品又は健康食品、化粧品、医薬品など。
JP37070999A 1999-11-22 1999-11-22 超臨界二酸化炭素抽出プロポリスエキスを含むプロポリスエキス組成物 Pending JP2001149027A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37070999A JP2001149027A (ja) 1999-11-22 1999-11-22 超臨界二酸化炭素抽出プロポリスエキスを含むプロポリスエキス組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37070999A JP2001149027A (ja) 1999-11-22 1999-11-22 超臨界二酸化炭素抽出プロポリスエキスを含むプロポリスエキス組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001149027A true JP2001149027A (ja) 2001-06-05

Family

ID=18497464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37070999A Pending JP2001149027A (ja) 1999-11-22 1999-11-22 超臨界二酸化炭素抽出プロポリスエキスを含むプロポリスエキス組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001149027A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101244086B (zh) * 2008-02-01 2011-07-20 南昌大学 一种提高超临界-co2萃取蜂胶得率的方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101244086B (zh) * 2008-02-01 2011-07-20 南昌大学 一种提高超临界-co2萃取蜂胶得率的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9066910B2 (en) Methods and compositions of cannabis extracts
CN105581246A (zh) 一种翡翠面条的加工工艺
KR101728125B1 (ko) 해면 골편을 함유하는 화장료 조성물의 제조방법
CN105662946B (zh) 石榴皮提取物的制备及其在化妆品中的应用
JP2814094B2 (ja) アセロラエキスを含む化粧品
CN106858516A (zh) 一种速溶香辛料颗粒的制备方法
KR101138411B1 (ko) 발효액을 이용한 샴푸 조성물의 제조방법 및 이를 이용한 샴푸 조성물
CN107496260A (zh) 一种含茶多酚复合剂及其制备方法
JP2006526615A (ja) カラルマ抽出物の製造方法および使用
CA2281910C (en) Barley malt oil containing ceramide derivatives and their production method
JP2007502800A (ja) 天然リコピン濃縮物及び製造方法
JPH10226633A (ja) 栗皮抽出物を含有する化粧料組成物
JP2001078686A (ja) 各種抽出方法で抽出されたプロポリスの有効成分を全体的に利用する組成物とその製造方法
JP2001149027A (ja) 超臨界二酸化炭素抽出プロポリスエキスを含むプロポリスエキス組成物
CN110151662A (zh) 一种植物精华素面部护理液及其制备方法
KR101851742B1 (ko) 사황산으로 코팅된 해면 골편을 함유하는 화장료 조성물 및 그의 제조방법
KR101797555B1 (ko) 진세노사이드 함량이 증가된 홍삼과립 제조방법
JPH06104621B2 (ja) 浴用剤
CN104168906A (zh) 鳄梨果皮用于获得富含饱和脂肪族烃和甾醇的鳄梨非皂化物中的用途
RU2104025C1 (ru) Способ получения сухого экстракта женьшеня
JP2003342568A (ja) 水溶性ゴマ種子抽出組成物及びその利用
RU2799883C1 (ru) Способ получения сухого растительного экстракта
CN101380341B (zh) 复方蜂胶制剂的制备方法
CN110591811A (zh) 一种油莎豆油的制备方法
KR100412785B1 (ko) 혈액순환개선용 차 조성물 및 그 제조방법