JPH0756018B2 - 揺変性付与剤 - Google Patents
揺変性付与剤Info
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- JPH0756018B2 JPH0756018B2 JP2123076A JP12307690A JPH0756018B2 JP H0756018 B2 JPH0756018 B2 JP H0756018B2 JP 2123076 A JP2123076 A JP 2123076A JP 12307690 A JP12307690 A JP 12307690A JP H0756018 B2 JPH0756018 B2 JP H0756018B2
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- Japan
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- fibrous
- diameter
- magnesium oxysulfate
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、繊維状もしくは針状マグネシウムオキシサル
フェートと極性溶剤とからなる揺変性付与剤に関する。
フェートと極性溶剤とからなる揺変性付与剤に関する。
[従来の技術] 増粘性や揺変性の流動特性を調整するレオロジー調整剤
は、各種の塗料、コーティング剤、接着剤、シーラント
等の広い分野で使用されている。このようなレオロジー
調整剤としては、構造粘性を付与する変成ひまし油誘導
体、ポリオレフィンワックス、有機アミド、尿素化合
物、微粉シリカ、塩基性カルシウムスルホネートゲル、
有機ミクロゲル、非水ディスパージョン樹脂粒子、アミ
ン処理粘土質等がある。
は、各種の塗料、コーティング剤、接着剤、シーラント
等の広い分野で使用されている。このようなレオロジー
調整剤としては、構造粘性を付与する変成ひまし油誘導
体、ポリオレフィンワックス、有機アミド、尿素化合
物、微粉シリカ、塩基性カルシウムスルホネートゲル、
有機ミクロゲル、非水ディスパージョン樹脂粒子、アミ
ン処理粘土質等がある。
アスベストは増粘性と揺変性を付与する優れた性能を有
しているが、健康に対して害があると言われている。ま
た、特開昭63−314250号公報には、10〜150μmの粒度
の球状の合成珪酸カルシウム結晶凝集体を粉砕して製造
される約0.5〜50μmの粒度の針状珪酸カルシウム結晶
よりなる揺変性付与剤が開示されている。
しているが、健康に対して害があると言われている。ま
た、特開昭63−314250号公報には、10〜150μmの粒度
の球状の合成珪酸カルシウム結晶凝集体を粉砕して製造
される約0.5〜50μmの粒度の針状珪酸カルシウム結晶
よりなる揺変性付与剤が開示されている。
繊維状もしくは針状マグネシウムオキシサルフェートの
増粘作用については、石膏と石灰、No.216、337〜339
(1988)に記載されているように、アスベストと同様、
水、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂の原料であるポリ
オールおよびアスファルトに添加すると粘度が高くなる
ことが示されている。しかし、揺変性については述べら
れていない。
増粘作用については、石膏と石灰、No.216、337〜339
(1988)に記載されているように、アスベストと同様、
水、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂の原料であるポリ
オールおよびアスファルトに添加すると粘度が高くなる
ことが示されている。しかし、揺変性については述べら
れていない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、容易に市場で入手することができ、且つアス
ベストの如き健康を損なう恐れのない繊維状無機化合物
を含有する揺変性付与剤であって、エポキシ樹脂やポリ
ウレタン樹脂などの合成樹脂工業の各種用途において、
簡便に揺変性付与を行い得る取扱の容易な揺変性付与剤
を提供しようとするものである。
ベストの如き健康を損なう恐れのない繊維状無機化合物
を含有する揺変性付与剤であって、エポキシ樹脂やポリ
ウレタン樹脂などの合成樹脂工業の各種用途において、
簡便に揺変性付与を行い得る取扱の容易な揺変性付与剤
を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上述の本発明の目的は、 長さ0.5〜50μm、直径0.05〜1μm、アスペクト比
(長さ/直径)10〜300の繊維状もしくは針状マグネシ
ウムオキシサルフェートと、分子内にアルコール性水酸
基または硫黄を少なくとも1個有する化合物である極性
溶剤とからなる揺変性付与剤、 によって達成される。
(長さ/直径)10〜300の繊維状もしくは針状マグネシ
ウムオキシサルフェートと、分子内にアルコール性水酸
基または硫黄を少なくとも1個有する化合物である極性
溶剤とからなる揺変性付与剤、 によって達成される。
繊維状もしくは針状マグネシウムオキシサルフェート
は、特開平−1−126218号公報に記載の方法、すなわち
硫酸マグネシウム水溶液にBET比表面積が20m2/g以下の
水酸化マグネシウムまたは酸化マグネシウムをその濃度
が25重量%以下になる様に分散させた後、100〜300℃の
温度で水熱反応させる方法により好適に製造することが
出来る。
は、特開平−1−126218号公報に記載の方法、すなわち
硫酸マグネシウム水溶液にBET比表面積が20m2/g以下の
水酸化マグネシウムまたは酸化マグネシウムをその濃度
が25重量%以下になる様に分散させた後、100〜300℃の
温度で水熱反応させる方法により好適に製造することが
出来る。
また、特開平1−41544号公報に記載の方法、すなわち
硫酸マグネシウムと水酸化マグネシウムまたは酸化マグ
ネシウムをその濃度が25重量%以下になる様に分散させ
た後、100〜300℃の温度で水熱反応させて繊維状もしく
は針状マグネシウムオキシサルフェートを製造するに際
し、水熱反応系に界面活性剤を含有させる方法により上
記の方法と同様に好適に製造することが出来る。得られ
た繊維状もしくは針状マグネシウムオキシサルフェート
は、その粉末X線回折スペクトルがASTM No.7−415のそ
れと良く一致しており、代表的には該ASTM No.7−415に
記載の示性式であるMgSO4・5Mg(OH)2・3H2Oで表わす
ことが出来ると考えられる。
硫酸マグネシウムと水酸化マグネシウムまたは酸化マグ
ネシウムをその濃度が25重量%以下になる様に分散させ
た後、100〜300℃の温度で水熱反応させて繊維状もしく
は針状マグネシウムオキシサルフェートを製造するに際
し、水熱反応系に界面活性剤を含有させる方法により上
記の方法と同様に好適に製造することが出来る。得られ
た繊維状もしくは針状マグネシウムオキシサルフェート
は、その粉末X線回折スペクトルがASTM No.7−415のそ
れと良く一致しており、代表的には該ASTM No.7−415に
記載の示性式であるMgSO4・5Mg(OH)2・3H2Oで表わす
ことが出来ると考えられる。
繊維状もしくは針状マグネシウムオキシサルフェートの
一般形態は、比重が2.0〜2.5、長さ(繊維長)数ミクロ
ン〜1000μm、直径(繊維径)0.1〜10μm、見掛け比
重0.05〜0.3であり極めて嵩高い繊維状もしくは針状の
物質であり、商品名モスハイズ(宇部興産(株)製)と
して市場に流通している。
一般形態は、比重が2.0〜2.5、長さ(繊維長)数ミクロ
ン〜1000μm、直径(繊維径)0.1〜10μm、見掛け比
重0.05〜0.3であり極めて嵩高い繊維状もしくは針状の
物質であり、商品名モスハイズ(宇部興産(株)製)と
して市場に流通している。
繊維状もしくは針状マグネシウムオキシサルフェート
は、化学的に活性なマグネシウムイオン、アルカリ性水
酸基、硫酸イオンを持ち、水溶液においてpHが9.5でア
ルカリ性を示す。
は、化学的に活性なマグネシウムイオン、アルカリ性水
酸基、硫酸イオンを持ち、水溶液においてpHが9.5でア
ルカリ性を示す。
本発明者等は、繊維状もしくは針状マグネシウムオキシ
サルフェートを各種の液状ポリマーおよび液状ポリマー
と有機溶剤との混合物に添加した場合の揺変性について
詳細に検討した結果、次のことが明らかになった。
サルフェートを各種の液状ポリマーおよび液状ポリマー
と有機溶剤との混合物に添加した場合の揺変性について
詳細に検討した結果、次のことが明らかになった。
すなわち、繊維状もしくは針状マグネシウムオキシサル
フェートは、液状ポリマーや有機溶剤の種類により、明
らかに異なる揺変性を示す。また、繊維状もしくは針状
マグネシウムオキシサルフェート、液状ポリマーおよび
有機溶剤の混合物において、有機溶剤の全部または一部
が分子内にアルコール性水酸基または硫黄を少なくとも
1個有する化合物の極性溶剤であると揺変性が著しく向
上する。
フェートは、液状ポリマーや有機溶剤の種類により、明
らかに異なる揺変性を示す。また、繊維状もしくは針状
マグネシウムオキシサルフェート、液状ポリマーおよび
有機溶剤の混合物において、有機溶剤の全部または一部
が分子内にアルコール性水酸基または硫黄を少なくとも
1個有する化合物の極性溶剤であると揺変性が著しく向
上する。
本発明の揺変性付与剤の対象となる液状ポリマーは、例
えばエポキシ樹脂、フタル酸樹脂、アミノアルキド樹
脂、ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、アクリル樹脂である。これらの液状ポリマーは
上述の市場において種々の有機溶剤、すなわちメチルア
ルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、ブチルアルコール、酢酸エチル、酢酸ブチル、エチ
ルセロソルブ、ブチルセロソルブ、アセトン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、トルエン、キシ
レン、石油エーテル、石油ベンジン、ガソリン、ケロシ
ン、トリクロルエチレン、四塩化炭素等と併用して使用
されることもある。
えばエポキシ樹脂、フタル酸樹脂、アミノアルキド樹
脂、ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、アクリル樹脂である。これらの液状ポリマーは
上述の市場において種々の有機溶剤、すなわちメチルア
ルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、ブチルアルコール、酢酸エチル、酢酸ブチル、エチ
ルセロソルブ、ブチルセロソルブ、アセトン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、トルエン、キシ
レン、石油エーテル、石油ベンジン、ガソリン、ケロシ
ン、トリクロルエチレン、四塩化炭素等と併用して使用
されることもある。
本発明の揺変性付与剤に適する繊維状もしくは針状マグ
ネシウムオキシサルフェートは、長さ0.5〜50μm、直
径0.05〜1μm、アスペクト比(長さ/直径)10〜300
の形状を有するものである。長さが50μmを越えたりア
スペクト比が300を超えると、繊維状もしくは針状マグ
ネシウムオキシサルフェートがからみあい十分な効果を
発揮しない。
ネシウムオキシサルフェートは、長さ0.5〜50μm、直
径0.05〜1μm、アスペクト比(長さ/直径)10〜300
の形状を有するものである。長さが50μmを越えたりア
スペクト比が300を超えると、繊維状もしくは針状マグ
ネシウムオキシサルフェートがからみあい十分な効果を
発揮しない。
繊維状もしくは針状マグネシウムオキシサルフェートの
混合割合は、対象とする液状ポリマーの種類、有機溶剤
の種類、目的とする揺変性の程度により異なるので一概
には表し難いが、通常液状ポリマー100重量部当たり0.5
〜20重量部、好ましくは1〜10重量部である。
混合割合は、対象とする液状ポリマーの種類、有機溶剤
の種類、目的とする揺変性の程度により異なるので一概
には表し難いが、通常液状ポリマー100重量部当たり0.5
〜20重量部、好ましくは1〜10重量部である。
本発明の揺変性付与剤に使用する分子内にアルコール性
水酸基を少なくとも1個有する化合物である極性溶剤と
しては、メタノール、エタノール、1−プロパノール、
2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、
イソブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、1−
ペンタノール、2−ペンタノール、2−メチル−1−ブ
タノール、イソブチルアルコール、1−ヘキサノール、
2−メチル−1−ペンタノール、1−ヘプタノール、2
−ヘプタノール、1−オクタノール、2−オクタノー
ル、アリルアルコール、ベンジルアルコール、シクロヘ
キサノール、1,2−エタンジオール、1,2−プロパンジー
ル、1,2−ブタンジールなどが挙げられる。
水酸基を少なくとも1個有する化合物である極性溶剤と
しては、メタノール、エタノール、1−プロパノール、
2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、
イソブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、1−
ペンタノール、2−ペンタノール、2−メチル−1−ブ
タノール、イソブチルアルコール、1−ヘキサノール、
2−メチル−1−ペンタノール、1−ヘプタノール、2
−ヘプタノール、1−オクタノール、2−オクタノー
ル、アリルアルコール、ベンジルアルコール、シクロヘ
キサノール、1,2−エタンジオール、1,2−プロパンジー
ル、1,2−ブタンジールなどが挙げられる。
本発明の揺変性付与剤に使用する分子内に硫黄を少なく
とも1個有する化合物である極性溶剤としては、二硫化
炭素、硫化ジメチル、硫化シエチル、チオフェン、テト
ラヒドロチオフェン、ジメチルスルホキシド、スルホラ
ン、1,3−プロパンスルホンなどが挙げられる。
とも1個有する化合物である極性溶剤としては、二硫化
炭素、硫化ジメチル、硫化シエチル、チオフェン、テト
ラヒドロチオフェン、ジメチルスルホキシド、スルホラ
ン、1,3−プロパンスルホンなどが挙げられる。
分子内にアルコール性水酸基または硫黄を少なくとも1
個有する化合物である極性溶剤と、長さ0.5〜50μm、
直径0.05〜1μm、アスペクト比(長さ/直径)10〜30
0の形状を有する繊維状もしくは針状マグネシウムオキ
シサルフェートとの混合割合は、極性溶剤100重量部当
たり繊維状もしくは針状マグネシウムオキシサルフェー
ト1〜100重量部、好ましくは5〜50重量部である。
個有する化合物である極性溶剤と、長さ0.5〜50μm、
直径0.05〜1μm、アスペクト比(長さ/直径)10〜30
0の形状を有する繊維状もしくは針状マグネシウムオキ
シサルフェートとの混合割合は、極性溶剤100重量部当
たり繊維状もしくは針状マグネシウムオキシサルフェー
ト1〜100重量部、好ましくは5〜50重量部である。
繊維状もしくは針状マグネシウムオキシサルフェートの
混合割合が極性溶剤100重量部当たり1重量部未満であ
ると、充分な揺変性付与の効果を生じない。また、混合
割合が100重量部を超えると混練が困難になるなど極性
溶剤を使用することによる取扱の簡便さが失われる。
混合割合が極性溶剤100重量部当たり1重量部未満であ
ると、充分な揺変性付与の効果を生じない。また、混合
割合が100重量部を超えると混練が困難になるなど極性
溶剤を使用することによる取扱の簡便さが失われる。
本発明で使用する繊維状もしくは針状マグネシウムオキ
シサルフェートは繊維径が小さくて、アスペクト比(繊
維長/繊維径)大きく、化学的に活性なマグネシウムイ
オン、アルカリ性水酸基、硫酸イオンを持つことから、
極性溶剤に対して親和性を示し、分子内にアルコール性
水酸基または硫黄を少なくとも1個有する極性溶剤と共
存すると、エポキシ樹脂などの液状ポリマーの各種用途
に適した揺変性付与剤となる。
シサルフェートは繊維径が小さくて、アスペクト比(繊
維長/繊維径)大きく、化学的に活性なマグネシウムイ
オン、アルカリ性水酸基、硫酸イオンを持つことから、
極性溶剤に対して親和性を示し、分子内にアルコール性
水酸基または硫黄を少なくとも1個有する極性溶剤と共
存すると、エポキシ樹脂などの液状ポリマーの各種用途
に適した揺変性付与剤となる。
以下に本発明を実施例により詳細に説明する。
[実施例] 参考例1 エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ(株)製、商品名エ
ピコート828)500gと、長さ5〜20μm、直径0.2〜0.7
μmの繊維状もしくは針状マグネシウムオキシサルフェ
ート10gとを卓上型ニーダー(入江商会(株)製、以下
同じ)に入れ、減圧下で1時間混合した。この混合物を
500mlのビーカーに取り出し、再び減圧して気泡を除去
した。その後B型粘度計で粘度を測定した。その結果を
第1表に示す。
ピコート828)500gと、長さ5〜20μm、直径0.2〜0.7
μmの繊維状もしくは針状マグネシウムオキシサルフェ
ート10gとを卓上型ニーダー(入江商会(株)製、以下
同じ)に入れ、減圧下で1時間混合した。この混合物を
500mlのビーカーに取り出し、再び減圧して気泡を除去
した。その後B型粘度計で粘度を測定した。その結果を
第1表に示す。
参考例2 繊維状もしくは針状マグネシウムオキシサルフェートを
25gにした以外は参考例1と同様に混合物を製造し、参
考例1と同様に粘度を測定した。その結果を第1表に示
す。
25gにした以外は参考例1と同様に混合物を製造し、参
考例1と同様に粘度を測定した。その結果を第1表に示
す。
参考例3 不飽和ポリエステル樹脂(武田薬品工業(株)製、商品
名ポリマール8285P)500gと、長さ5〜20μm、直径0.2
〜0.7μmの繊維状もしくは針状マグネシウムオキシサ
ルフェート10gとを卓上型ニーダーに入れ、1時間混合
した後2〜3分間減圧して脱気した。その後この混合物
を500mlのビーカーに取り出し、再び減圧して気泡を除
去し、B型粘度計で粘度を測定した。その結果を第1表
に示す。
名ポリマール8285P)500gと、長さ5〜20μm、直径0.2
〜0.7μmの繊維状もしくは針状マグネシウムオキシサ
ルフェート10gとを卓上型ニーダーに入れ、1時間混合
した後2〜3分間減圧して脱気した。その後この混合物
を500mlのビーカーに取り出し、再び減圧して気泡を除
去し、B型粘度計で粘度を測定した。その結果を第1表
に示す。
参考例4 繊維状もしくは針状マグネシウムオキシサルフェートの
代わりに長さ2〜5μm、直径0.2〜0.7μmの珪酸カル
シウムを用いた以外は参考例1と同様に混合物を製造
し、参考例1と同様に粘度を測定した。その結果を第1
表に示す。
代わりに長さ2〜5μm、直径0.2〜0.7μmの珪酸カル
シウムを用いた以外は参考例1と同様に混合物を製造
し、参考例1と同様に粘度を測定した。その結果を第1
表に示す。
参考例5 繊維状もしくは針状マグネシウムオキシサルフェート10
gの代わりに長さ2〜5μm、直径0.2〜0.7μmの珪酸
カルシウム25gを用いた以外は参考例1と同様に混合物
を製造し、参考例1と同様に粘度を測定した。その結果
を第1表に示す。
gの代わりに長さ2〜5μm、直径0.2〜0.7μmの珪酸
カルシウム25gを用いた以外は参考例1と同様に混合物
を製造し、参考例1と同様に粘度を測定した。その結果
を第1表に示す。
参考例6 繊維状もしくは針状マグネシウムオキシサルフェートの
代わりに長さ2〜5μm、直径0.2〜0.7μmの珪酸カル
シウムを用いた以外は参考例3と同様に混合物を製造
し、参考例3と同様に粘度を測定した。その結果を第1
表に示す。
代わりに長さ2〜5μm、直径0.2〜0.7μmの珪酸カル
シウムを用いた以外は参考例3と同様に混合物を製造
し、参考例3と同様に粘度を測定した。その結果を第1
表に示す。
参考例7 繊維状もしくは針状マグネシウムオキシサルフェートの
代わりに超微粉無水シリカ(日本アエロジル(株)製、
商品名アエロジル200)を用いた以外は参考例3と同様
に混合物を製造し、参考例3と同様に粘度を測定した。
その結果を第1表に示す。
代わりに超微粉無水シリカ(日本アエロジル(株)製、
商品名アエロジル200)を用いた以外は参考例3と同様
に混合物を製造し、参考例3と同様に粘度を測定した。
その結果を第1表に示す。
実施例1 エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ(株)製、商品名エ
ピコート828)50g、エチルアルコール100gと、長さ5〜
20μm、直径0.2〜0.7μmの繊維状もしくは針状マグネ
シウムオキシサルフェート10gとを卓上型ニーダーに入
れ、1時間混合した。この混合物を500mlのビーカーに
取り出し、減圧して気泡を除去した。その後B型粘度計
で粘度を測定した。その結果を第2表に示す。
ピコート828)50g、エチルアルコール100gと、長さ5〜
20μm、直径0.2〜0.7μmの繊維状もしくは針状マグネ
シウムオキシサルフェート10gとを卓上型ニーダーに入
れ、1時間混合した。この混合物を500mlのビーカーに
取り出し、減圧して気泡を除去した。その後B型粘度計
で粘度を測定した。その結果を第2表に示す。
実施例2 エチルアルコールの代わりにスルホランを用いた以外は
実施例1と同様に混合物を製造し、実施例1と同様に粘
度を測定した。その結果を第2表に示す。
実施例1と同様に混合物を製造し、実施例1と同様に粘
度を測定した。その結果を第2表に示す。
実施例3 エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ(株)製、商品名エ
ピコート828)350gと、長さ5〜20μm、直径0.2〜0.7
μmの繊維状もしくは針状マグネシウムオキシサルフェ
ート26.3gとを卓上型ニーダーに入れ、減圧下で1時間
混合した。その後、アセトン175gとエチルアルコール10
5gを添加して、さらに減圧せずに1時間混合した。この
混合物を500mlのビーカーに取り出し、減圧して気泡を
除去し、B型粘度計で粘度を測定した。その結果を第2
表に示す。
ピコート828)350gと、長さ5〜20μm、直径0.2〜0.7
μmの繊維状もしくは針状マグネシウムオキシサルフェ
ート26.3gとを卓上型ニーダーに入れ、減圧下で1時間
混合した。その後、アセトン175gとエチルアルコール10
5gを添加して、さらに減圧せずに1時間混合した。この
混合物を500mlのビーカーに取り出し、減圧して気泡を
除去し、B型粘度計で粘度を測定した。その結果を第2
表に示す。
実施例4 アセトンの代わりにキシレンを用いた以外は実施例3と
同様に混合物を製造し、実施例3と同様に粘度を測定し
た。その結果を第2表に示す。
同様に混合物を製造し、実施例3と同様に粘度を測定し
た。その結果を第2表に示す。
比較例1 エチルアルコールを使用しなかった以外は実施例3と同
様に混合物を製造し、実施例3と同様に粘度を測定し
た。その結果を第2表に示す。
様に混合物を製造し、実施例3と同様に粘度を測定し
た。その結果を第2表に示す。
比較例2 アセトンの代わりにキシレンを用い、エチルアルコール
を使用しなかった以外は実施例3と同様に混合物を製造
し、実施例3と同様に粘度を測定した。その結果を第2
表に示す。
を使用しなかった以外は実施例3と同様に混合物を製造
し、実施例3と同様に粘度を測定した。その結果を第2
表に示す。
[発明の効果] 以上詳述した通り、長さ0.5〜50μm、直径0.05〜1μ
m、アスペクト比(長さ/直径)10〜300の繊維状もし
くは針状マグネシウムオキシサルフェートと、分子内に
アルコール性水酸基または硫黄を少なくとも1個有する
化合物である極性溶剤とからなる本発明の揺変性付与剤
は、無機繊維を含有しながら取扱が極めて簡便であり、
しかも優れた揺変性付与の性能を有する。したがって、
各種の塗料、コーティング剤、接着剤、シーラント等の
広い分野における副資材としての利用が期待される。
m、アスペクト比(長さ/直径)10〜300の繊維状もし
くは針状マグネシウムオキシサルフェートと、分子内に
アルコール性水酸基または硫黄を少なくとも1個有する
化合物である極性溶剤とからなる本発明の揺変性付与剤
は、無機繊維を含有しながら取扱が極めて簡便であり、
しかも優れた揺変性付与の性能を有する。したがって、
各種の塗料、コーティング剤、接着剤、シーラント等の
広い分野における副資材としての利用が期待される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−96153(JP,A) 特開 昭62−91547(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】長さ0.5〜50μm、直径0.05〜1μm、ア
スペクト比(長さ/直径)10〜300の繊維状もしくは針
状マグネシウムオキシサルフェートと、分子内にアルコ
ール性水酸基または硫黄を少なくとも1個有する化合物
である極性溶剤とからなる揺変性付与剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2123076A JPH0756018B2 (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | 揺変性付与剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2123076A JPH0756018B2 (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | 揺変性付与剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0420585A JPH0420585A (ja) | 1992-01-24 |
JPH0756018B2 true JPH0756018B2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=14851597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2123076A Expired - Lifetime JPH0756018B2 (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | 揺変性付与剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0756018B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20130245159A1 (en) * | 2011-09-16 | 2013-09-19 | F. Brent Neal | Epoxy resin composition and epoxy polymer produced using the same |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5996153A (ja) * | 1982-11-25 | 1984-06-02 | Ube Ind Ltd | 塩化ビニル系樹脂成形材料 |
JPH0670156B2 (ja) * | 1985-10-18 | 1994-09-07 | 出光石油化学株式会社 | ポリプロピレン樹脂組成物 |
-
1990
- 1990-05-15 JP JP2123076A patent/JPH0756018B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0420585A (ja) | 1992-01-24 |
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