JPH0756012B2 - 塗料組成物およびプラスチツク部材の塗装法 - Google Patents

塗料組成物およびプラスチツク部材の塗装法

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JPH0756012B2
JPH0756012B2 JP61089821A JP8982186A JPH0756012B2 JP H0756012 B2 JPH0756012 B2 JP H0756012B2 JP 61089821 A JP61089821 A JP 61089821A JP 8982186 A JP8982186 A JP 8982186A JP H0756012 B2 JPH0756012 B2 JP H0756012B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は塗料組成物に関し、さらに詳しくは、被塗物
(特にプラスチック部材)と中塗り塗料もしくは上塗り
塗料の塗膜との層間に、所謂プライマーとして塗装せし
めることが有用な塗料組成物およびそれを用いたプラス
チック部材の塗装方法に関する。
従来技術およびその問題点 近年、自動車外板部、電化製品、事務機器および家具類
などの一部もしくは全部に、ポリエチレンやポリプロピ
レンなどのようなポリオレフィン樹脂、アクリロニトリ
ル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリ
カーボネート、ナイロン、繊維強化プラスチック(FR
P)、ポリウレタン樹脂およびポリフェニレンホキサイ
ド樹脂などからなるプラスチック部材が多く使用されつ
つある。これは、上記製品の軽量化、製造コストの低
減、成型加工が容易、安全衛生向上などの理由に基く。
そして、これらのプラスチック部材にも、美粧と保護と
を目的に当然のことながら塗料が塗装されている。
従来、プラスチック部材に塗料を塗装するにあたり、あ
らかじめその表面を、酸エッチング、電子線照射、コロ
ナ放電などで前処理を行なっていたが、ポリオレフィン
樹脂などの非極性プラスチックと塗膜との付着性が劣
り、しかも耐チッピング性、耐衝撃性、おりまげ性、耐
水性、耐ガソリン性なども十分でなかった。
ここで、チッピングとは、塗膜表面に例えば小石、砂利
などが衝突し、その衝撃エネルギーにより塗膜が局部的
に被塗面もしくは塗膜層間から剥離する現象のことであ
り、この現象は、走行中の自動車の外板部の塗膜に車輪
で跳ね上げられた小石などが衝突することによって、し
ばしば発生する。チッピングが発生すると、外観が著し
く低下し、被塗物が金属であれば、その部分から容易に
発錆するので好ましくない。
このような欠陥を解消するために、塩素化ポリプロピレ
ンまたはマレイン酸をグラフト重合したエチレン・プロ
ピレン共重合体を主成分とするプラスチック用前処理剤
(プライマー)が提案された。該前処理剤の被膜とプラ
スチックとの付着性はすぐれており、該被膜面に塗装し
た中塗りもしくは上塗り塗料の塗膜の耐チッピング性、
耐衝撃性、おりまげ性、耐水性、耐ガソリン性なども比
較的良好であったが、該前処理被膜と中塗りもしくは上
塗り塗膜との低温時における付着性が十分でなく、さら
に顔料の分散性も劣り、顔料を混入すると貯蔵中に増
粘、凝集、沈降しやすいという欠陥を有している。この
貯蔵安定性の劣化は、無機導電性微粉末(平均粒径0.5
μ以下)を配合すると特に顕著にあらわれる。
問題点を解決するための手段 本発明は上記の欠陥の解消を主たる目的としており、特
に、プラスチックと中塗りもしくは上塗り塗膜との付着
性を一層向上せしめ、しかも、該中、上塗り塗膜の耐チ
ッピング性、耐水性、耐ガソリン性、耐衝撃性よびおり
まげ性などを改良するのに有用なプラスチック用前処理
剤(プライマー)として好適な塗料組成物およびそれを
用いたプラスチック部材の塗装方法に関する。さらに、
本発明は、顔料分散性がすぐれており、貯蔵中に顔料の
沈降、凝集、増粘なとが全く認められない前処理剤の開
発も目的としている。
すなわち、本発明は、 1. (A)マレイン酸もしくは無水マレイン酸をグラフ
ト重合せしめたポリオレフィン樹脂にモノエポキシ化合
物を付加してなる変性ポリオレフィン樹脂および(B)
有機溶剤を主成分とする塗料組成物および 2. プラスチック部材に、あらかじめ上記塗料組成物を
塗装し、次いで中塗り塗料もしくは上塗り塗料を塗装す
ることを特徴とするプラスチック部材の塗装方法 に関する。
まず、塗料組成物について詳細に説明する。
本発明の塗料組成物は上記(A)および(B)成分を主
成分としている。
(A)成分:マレイン酸もしくは無水マレイン酸をグラ
フト重合せしめてなるポリオレフィン樹脂に、モノエポ
キシ化合物を付加してなる変性ポリオレフィン樹脂を主
成分とするビヒクル成分である。
(A)成分において、マレイン酸や無水マレイン酸をグ
ラフト重合せしめるポリオレフィン樹脂としては、例え
ば、一般式CnH2n(nは2〜12の整数が適している)で
示されるエチレン列炭化水素化合物、具体的にはエチレ
ン、プロピレン、ブテン、イソブチレン、ペンテン、ヘ
キセン、ヘプテン、オクテン、デセンなどから選ばれた
1種もしくは2種以上からなる重合体もしくは共重合体
が好適に用いられる。特に本発明では、該ポリオレフィ
ン樹脂として、エチレンが10〜60モル%、好ましくは25
〜50モル%およびプロピレンが90〜40モル%、好ましく
は75〜50モル%からなり、しかも熱的方法によって測定
したガラス転移温度が−10℃以下、特に−30℃以下の共
重合体を使用することによって、前記した本発明の目的
を容易に達成することができる。このエチレン・プロピ
レン共重合体において、プロピレンが90モル%より多く
なったり、40モル%より少なくなると付着性が低下する
おそれがある。
ポリオレフィン樹脂へのマレイン酸または無水マレイン
酸のグラフト重合反応は、例えば、該両成分をラジカル
発生剤の存在下で加熱撹拌することにより容易に行なわ
れる。具体的には、ポリオレフィン樹脂の有機溶剤溶液
もしくは分散液中に、マレイン酸および/または無水マ
レイン酸とラジカル発生剤を逐次添加し、ポリオレフィ
ン樹脂の融点以上、特に100〜160℃の温度に加熱するこ
とによってグラフト重合が行なわれる。本発明の(A)
成分において、このグラフト重合体中におけるグラフト
重合したマレイン酸および(または)無水マレイン酸の
含有割合は、1〜25重量%、特に5〜20重量%の範囲内
であることが好ましく、1重量%より少なくなると付着
性が、一方、25重量%より多くなると塗り重ねた中塗り
もしくは上塗り塗膜の耐水性、耐ガソリン性などがそれ
ぞれ低下するおそれがある。
上記ラジカル発生剤は、ポリオレフィン樹脂へのマレイ
ン酸もしくは無水マレイン酸のグラフト重合を促進する
ものであればよく、例えば有機ペルオキシド、有機ペル
エステルなどがあげられ、具体的には、ベンゾイルペル
オキシド、ジクロルベンゾイルペルオキシド、ジクミル
ペルオキシド、ジ−tert−ブチルペルオキシド、2,5−
ジメチル−2,5−ジ(ペルオキシベンゾエート)ヘキシ
ン−3、1,4−ビス(tert−ブチルペルオキシイソプロ
ピル)ベンゼン、ラウロイルペルオキシド、tert−ブチ
ルペルアセテート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブ
チルペルオキシ)ヘキシン−3、2,5−ジメチル−2,5−
ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサン、tert−ブチル
ペルベンゾエート、tert−ブチルペルフェニルアセテー
ト、tert−ブチルペルイソブチレート、tert−ブチルペ
ル−sec−オクトエート、tert−ブチルペルピパレー
ト、tert−ブチルパーオキシイソブチレート、tert−ブ
チルパーオキシオクテート、クミルペルピパレートおよ
びtert−ブチルペルジエチルアセテートがあり、その他
アゾ化合物、例えばアゾビス−イソブチルニトリル、ジ
メチルアゾイソブチレートなども使用できる。これらの
うちではジクミルペルオキシド、ジ−tert−ブチルペル
オキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペル
オキシ)ヘキシン−3、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert
−ブチルペルオキシ)ヘキサン、1,4−ビス(tert−ブ
チルペンオルシイソプロピル)ベンゼンなどのジアルキ
ルペルオキシドが好ましい。
ラジカル発生剤の使用量は、特に制限されないが、本発
明では、ラジカル発生剤のマレイン酸および(または)
無水マレイン酸に対するモル比は1/100〜3/5、特に1/20
〜1/2が好ましい。
ポリオレフィン樹脂を溶解もしくは分散せしめる上記有
機溶剤としては、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族炭化水素系、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デ
カンなどの脂肪族炭化水素系、トリクロルエチレン、パ
ークロルエチレン、ジクロルエタン、ジクロルエチレ
ン、クロルベンゼンなどの塩素化炭化水素系などの有機
溶剤をあげることができ、このうち、芳香族炭化水素
系、特にアルキル置換芳香族炭化水素系が特に好まし
い。
次いで、このグラフト重合にモノエポキシ化合物を付加
することによって、上記(A)成分における変性ポリオ
レフィン樹脂が得られる。
上記グラフト重合体とモノエポキシ化合物との付加反応
に関し、マレイン酸をグラフト重合せしめたポリオレフ
ィン樹脂はそのままモノエポキシ化合物との付加反応に
供せられるが、無水マレイン酸をグラフト重合させたも
のは、その無水基をモノヒドロキシ化合物で開環してか
らモノエポキシ化合物を付加させることが好ましい。
モノエポキシ化合物としては、1分子中に1個のエポキ
シ基(グリシジル基も含む)を有する化合物であって、
例えば、エチレンオキサイド、ブチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド、 (RはC6〜C30の直鎖状アルキル基などのα−オレフィ
ンオキサイド;ブチルグリシジルエーテル、フェニルグ
リシジルエーテルなどのグリシジルエーテル類;カージ
ュラE(シェル化学(株)製、商品名、第3級脂肪酸の
グリシジルエステル)、グリシジルアクリレート、グリ
シジルメタクリレートなどのグリシジルエステル:など
があげられ、このうち特にカージュラE、 (Rは上記と同じ)などが好ましい。
本発明の(A)成分において、このモノエポキシ化合物
に代えて、1分子中に2個以上のエポキシ基をもつポリ
エポキシ化合物を用いると、付加反応中にゲル化しやす
く好ましくない。
無水マレイン酸の酸無水基を開環させる上記モノヒドロ
キシ化合物は、1分子中に1個の水酸基を有する化合物
であって、具体的には、メタノール、エタノール、イソ
プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、n−
アミルアルコール、n−ヘキシルアルコール、2−エチ
ルヘキシルアルコールなどの脂肪族アルコール;シクロ
ヘキサノール、メチルシクロヘキサノールなどの脂環族
アルコール;エチレングリコールモノエチルエーテル、
エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレング
リコールモノメチルエーテルなどのエーテル化アルコー
ル;などがあり、特にメタノール、エタノールなどが好
適である。
上記付加反応において、酸無水基の開環は、無水マレイ
ン酸をグラフト重合体の有機溶剤溶液もしくは分散液に
モノヒドロキシ化合物を混合し、撹拌しながら、例えば
約60〜150℃に加熱することによって容易に行なえる。
モノヒドロキシ化合物の使用量は、グラフト重合体に含
まれる酸無水基よりやや多い当量であることが、酸無水
基を十分開環させるために好ましい。
このように無水基を開環したグラフト重合体および(ま
たは)マレイン酸のグラフト重合へのモノエポキシ化合
物の付加は、該グラフト重合体の有機溶剤溶液または分
散液に、触媒とともにモノエポキシ化合物を混合し、撹
拌しながら約90〜130℃に加熱することによって行なわ
れるが、この方法のみに限定されることはない。
モノエポキシ化合物は、この付加反応生成物中に1〜50
重量%、好ましくは2〜30重量%、さらに好ましくは5
〜20重量%含有するようにグラフト重合体に付加するこ
とが好ましく、1重量%より少なくなると貯蔵中に顔料
の沈降、凝集、増粘がみられ、50重量%より多くなると
付着性、耐チッピング性、耐水性などが低下するおそれ
がある。
この付加反応は、グラフト重合体中のカルボキシル基と
モノエポキシ化合物中のエポキシ基との間で行なわれ
る。この付加反応を促進するための触媒を使用すること
が好ましく、このような触媒としては、例えば、トリエ
チルアミン、トリ−n−ブチルアミンなどの第3級アミ
ン類;ピリジン、イソキノリン、キノリン、N,N−ジメ
チルアニリン、N−(β−ヒドロキシエチル)アミンな
どの塩基性化合物;臭化テトラエチルアンモニウム、ヨ
ウ化テトラメチルアンモニウムなどの第4級アンモニウ
ム塩;SnCl4、BF3、AlCl3、ルイス酸、HBrなどのプロト
ン酸;などがあげられる。触媒の使用量は、グラフト重
合体とモノエポキシ化合物との合計量100重量部あた
り、0.1〜10重量部であることが好ましい。
(B)成分:有機溶剤 上記(A)成分を溶解もしくは分散させるものであっ
て、変性ポリオレフィン樹脂の製造時に使用した前記有
機溶剤を(B)成分とすることができる。したがって、
本発明において、(B)成分としては前記の各種の有機
溶剤が使用でき、さらにメタノール、エタノール、イソ
プロパノール、ブタノールなどのアルコール系;アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど
のケトン系;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピ
ル、酢酸ブチルなどのエステル系;などを前記有機溶剤
に混合することができる。その混合割合は、両溶剤の合
計量にもとずいて、前記有機溶剤が20〜100重量%が適
している。
本発明の塗料組成物は、上記(A)および(B)成分を
主成分とするが、さらに顔料、導電性粉末、顔料分散
剤、可塑剤、界面活性剤、たれ防止剤、塗面調整剤、耐
候性改良剤などから選ばれた1種もしくは2種以上を配
合することができる。
本発明において顔料を配合することにより、該塗料組成
物の被膜とプラスチックや中塗りもしくは上塗り塗膜と
の付着性および該被膜の平滑性を向上させるために有効
である。具体的には、通常の塗料に配合されている着色
顔料、防食顔料、体質顔料、金属感顔料などが使用でき
るが、例えば着色顔料としてチタン白、カーボンブラッ
クなど、防食顔料として亜鉛末、亜酸化鉛、クロム酸
鉛、クロム酸亜鉛など、体質顔料としてアスベスト、タ
ルク、クレーなど、金属感顔料としてアルミニウム粉、
雲母状酸化鉄などの顔料を配合することが好ましい。か
かる顔料の配合量は、(A)成分の変性ポリオレフィン
樹脂100重量部あたり100重量部以下が適している。
導電性粉末は、本発明の塗料組成物を塗布したプラスチ
ックに、中塗り塗料もしくは上塗り塗料を静電塗装機で
容易に塗装可能ならしめるために有効である。導電性粉
末としては、例えば、ファーネスブラック、チャンネル
ブラックなどの導電性カーボン粉末;ニッケル、アルミ
ニウム、銀、銅などの導電性金属粉末;酸化亜鉛、酸化
錫、酸化タングステン、ニッケルコート雲母などの半導
体粉末;などがあげられる。導電性粉末の配合量は、
(A)成分の変性ポリオレフィン樹脂100重量部あた
り、100重量部以下、特に10〜50重量部が好ましく、100
重量部を越えると被膜の機械的性能が低下することがあ
る。そして、中塗りもしくは上塗り塗料の静電塗装を可
能ならしめるために、プラスチックに塗装した本発明の
塗料組成物の被膜の体積固有抵抗値を107Ω・cm以下、
特に105Ω・cm以下になるよう導電性粉末などで調整す
ることが好ましい。
また、本発明の塗料組成物における(A)成分の変性ポ
リオレフィン樹脂は上記の塗料や導電性粉末の分散性お
よびその後の貯蔵安定性などがすぐれているために、顔
料や導電性粉末をそのまま変性ポリオレフィン樹脂液中
に混合、分散できる。さらに、該変性ポリオレフィン樹
脂は、他の塗料用樹脂との相溶性もすぐれているので、
上記顔料、導電性粉末を他の塗料用樹脂(例えば、アル
キド樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ
樹脂、アミノ樹脂、シリコン樹脂など)であらかじめ混
練しておき、これを該変性ポリオレフィン樹脂液中に混
合、分散せしめることもできる。
顔料分散剤の配合量は、上記(A)成分の変性ポリオレ
フィン樹脂100重量部あたり、30重量部以下が好まし
い。
本発明の塗料組成物は、例えば上記各成分をボールミ
ル、ロール、アトライター、ディゾルバーなどを用いて
混合、分散することによって得られる。
上記組成からなる本発明の塗料組成物は、その被塗物と
して、上記プラスチック部材のみに限定されず、それ以
外の被塗物に対して適用できる。すなわち、金属、ガラ
ス、木材、無機質材料などの部材に直接、またはこれら
の部材(プラスチックも含む)に下塗り塗料またはさら
に中塗り塗料を塗装した塗膜面などに塗装して、他の塗
膜との付着性などを向上させることもできる。
本発明の塗料組成物の塗装方法は特に制限されず、たと
えば、スプレー塗装、静電塗装、浸漬塗装、カーテンフ
ローコーター、流し塗り、ハケ塗りなどによって塗装で
きる。塗装膜厚は通常3〜50μの範囲が好ましく、塗装
の乾燥は常温で放置するかまたは加熱することによって
行なわれ、加熱温度は、被塗物、被塗面および本発明の
塗料組成物のいずれかが変形、劣化しない程度の温度以
下であれば特に限定されない。
次に、プラスチック部材の塗装方法について説明する。
本発明において、プラスチック部材は、例えば前記従来
技術およびその問題点の項に記載したものがあげられ、
その形状はフィルム、シート、成型体などのいずれでも
さしつかえない。
前記本発明の塗料組成物を塗装するにあたり、プラスチ
ック部材の表面の離型剤、ゴミ、ホコリなどをあらかじ
め除去しておくことが好ましい。
次いで、該プラスチック部材表面に、上記塗料組成物を
すでに記述した方法のうち、適宜な手段で塗装する。塗
装膜厚は乾燥膜厚に基いて5〜50μの範囲が好ましく、
塗膜の乾燥は、プラスチック部材の熱変形温度以下であ
ればよく、通常室温〜140℃の範囲が適している。
そして、本発明の塗料組成物を塗装したプラスチック部
材に、必要に応じて中塗り塗料を塗装した後、上塗り塗
料を塗装する。プラスチック部材に中塗り塗料もしくは
上塗り塗料を塗装するにあたり、該プラスチック部材に
あらかじめ塗装してある本発明の塗料組成物の被膜は、
上記の条件で乾燥させておいてもよいが、未乾燥のまま
で中塗りもしくは上塗り塗料を塗装してもさしつかえな
い。
プラスチック部材に塗装する中塗り塗料および上塗り塗
料としては、それ自体すでに公知の塗料が使用できる。
すなわち、中塗り塗料には、アミノ・アルキド樹脂系、
アミノ・ポリエステル樹脂系、アミノ・アクリル樹脂
系、ウレタン系などがあげられ、上塗り塗料としてはア
ミノ・アルキド樹脂系、アミノ・ポリエステル樹脂系、
アミノ・アクリル樹脂系、ウレタン系などが好適であ
る。
発明の効果 本発明の塗料組成物は、特にプラスチック部材と中塗り
塗膜もしくは上塗り塗膜との付着性を向上させるため、
中塗り塗料もしくは上塗り塗料の塗装に先立ってプラス
チック部材にあらかじめ塗装する前処理剤(プライマ
ー)として使用することが最も有効である。
その結果、本発明の塗料組成物を塗装したプラスチック
部材に必要に応じて中塗り塗料を塗装してから、上塗り
塗料を塗装せしめると、従来、非極性で表面エネルギー
が小さく塗膜との付着性を向上させることが困難であっ
たポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂、ABS樹脂、ポリスチレンなどのプ
ラスチック部材にも、中塗り塗膜および上塗り塗膜を強
固に付着させることができる。この付着性は、低温(例
えば−30℃以下)環境下においても劣化することがない
ので、寒冷地で使用されることもある自動車の外板プラ
スチック部材にも十分に適用できる。
さらに、本発明の塗料組成物を塗装したプラスチック部
材に形成した中塗り塗膜および上塗り塗膜は、該塗料組
成物を塗装していないものに比べて、耐水性、耐ガソリ
ン性、耐衝撃性、おりまげ性、耐チッピング性などが著
しく改善された。
しかも、本発明の塗料組成物における(A)成分は、ポ
リオレフィン樹脂のマレイン酸もしくは無水マレイン酸
グラフト重合体に比べて、顔料や導電性粉末の分散性お
よび他の塗料用樹脂との相溶性などがすげれており、貯
蔵中に増粘、凝集、沈降などの発生が殆ど認められず、
またプラスチックおよび中塗りもしくは上塗り塗膜との
付着性、表面平滑性、静電塗装性などをより一層向上さ
せることもできた。特に、平均粒径が0.5μ以下の導電
性微粉末を配合しても貯蔵安定性がすぐれており、何ら
異常は認められない。
本発明の塗料組成物は、上記のごとくプラスチック部材
に適用すると顕著な技術的効果を得られるが、プラスチ
ック部材以外の例えば、金属、ガラス、木材、無機質基
材、紙などの部材にも塗装前処理剤として直接塗布で
き、さらにこれらの部材(プラスチック部材も含む)に
それ自体公知の下塗り塗料またはさらに中塗り塗料を塗
装した塗膜面などにも適用でき、いずれも、前記と同様
な技術的効果が得られる。
次に、本発明の実施例および比較例について説明する。
以下の記載において、部および%は原則として重量にも
とずく。
1.マレイン酸もしくは無水マレイン酸をグラフト重合し
たポリオレフィン樹脂の製造例 エチレン・プロピレン共重合体にトルエンを加え、窒素
雰囲気下で加熱(約145℃)して該共重合体を溶解して
から、撹拌しながらマレイン酸または無水マレイン酸と
ジ−tert−ブチルペルオキシドとを徐々に滴下しながら
同温度でグラフト重合反応を行なわしめた。次いで、冷
却後、反応液を大量のアセトン中投入して、グラフト重
合体を沈殿させ、アセトンで洗浄してから、乾燥させ、
トルエンに溶解した。
得られたグラフト重合体の組成は第1表のとおりであ
る。
2.変性ポリオレフィン樹脂の製造例 上記グラフト重合体溶液、メタノールおよびトリn−ブ
チルアミンを混合し、110℃で1時間加熱して酸無水基
を開環してから、カージュラEを加えて、同温度で約3
時間加熱することによって、本発明の上記(A)成分と
して使用する変性ポリオレフィン樹脂を得た。
これらの各成分の使用量および変性ポリオレフィン樹脂
中のモノエポキシ化合物の含有率は第2表に示した。
3.実施例および比較例 上記変性ポリオレフィン樹を用いて本発明が目的とする
塗料組成物を製造した。それらの成分および配合量(固
形分重量)は第3表のとおりである。
第3表において、導電性ペーストはPrintex L−6(西
独Degussa社、導電性カーボンブラック、平均粒径0.04
μ)/チタン白JR−602(帝国化工(株)製商品名)/
やし油変性短油アルキド樹脂=2/1/1(固形分重量比)
からなる混合物をアタライターで混練分散したものであ
り、チタン白ペーストはチタン白JR−602/やし油変性短
油アルキド樹脂=7.5/1(固形分重量比)を上記と同様
に混練分散した。また、比較例の塗料は、前記第1表に
もとずいて得たグラフト重合体溶液を用いた。
次に、上記塗料組成物をプラスチック部材などに第4表
の記載の工程に基いて塗装して、塗膜の性能試験を行な
った。
1)被塗物の調製 (イ):ポリプロピレン製自動車用バンパーを大きさ10
×5×1cmに切断し、表面をトリクレンの蒸気で脱脂処
理した。
(ロ):鋼板(大きさ10×5×0.8cm)にポリアミド変
性ビスフェノール型エポキシ樹脂/ブロックポリイソシ
アネート化合物をビヒクル成分とするカチオン型電着塗
料を常法によって電着塗装し、160℃で30分間加熱して
硬化せしめた。(塗膜20μ) (ハ):上記(ロ)の塗板に、さらにアミラックN−2
シーラー(関西ペイント(株)製商品名、中塗り塗料)
を塗装し、160℃で30分加熱して硬化せしめた。(膜厚2
0μ) 2)中塗塗料 (A):アミラックN−2シーラー 3)上塗塗料 (A):アミラックホワイト(関西ペイント(株)商品
名、アミノ・アルキド樹脂系上塗り塗料) 第4表において、 (*1)膜厚は乾燥後の塗膜厚さ(単位:μ)であり、
乾燥は常温で行なった。
(*2)中塗り塗装法 乾燥膜厚が30μになるように静電塗装又はエアスプレー
塗装し、140℃で20分間焼付けた。
(*3)上塗り塗装法 乾燥膜厚が35μになるように静電塗装又はエアースプレ
ー塗装し、120℃で30分間焼付けた。
(*4)性能試験結果 本発明の塗料組成物は、全成分を配合し、室温で48時間
経過してから、使用した。
・貯蔵安定性:本発明の塗料組成物A〜Kおよび比較例
の塗料組成物L〜Pを密閉容器に充填し、30℃で10日間
貯蔵した後の状態を調べた。
◎:全く異常なし。
△:増粘、顔料凝集が少し認められる。
×:増粘、顔料凝集が著しい。
・付着性 I:被塗物に本発明の塗料組成物を塗装し、乾燥させてな
る塗膜に、大きさ1×1mmのゴバン目を鋭利な刃物で素
地に達するようにして100コ作り、次いで、貼着した粘
着セロハンテープを急激に剥した後の残存ゴバン目塗膜
数を調べた。
II:上記Iで得た塗板に中塗り塗料もしくは上塗り塗料
を塗装し、乾燥硬化させた後、上記Iと同様にしてゴバ
ン目付着性試験を行なった。
III:上記Iの塗板を、後記耐湿性の試験を行なってから
ゴバン目付着性試験を行なった。
IV:上記IIの塗板を、IIIと同様にして試験した。
・耐チッピング性: 試験機器:Q−G−Rグラベロメーター(Qパネル会社
製品) 吹付けられる石:直径約15〜20m/mの砕石 吹付けられる石の容量:約500ml 吹付けエアー圧力:約6kg/cm2 試験時の温度:約20℃ 試験片を試験片保持台にとりつけ、約6kg/cm2の吹付け
エアー圧力で約500mlの砕石を試験片に発射せしめた
後、その塗面状態を評価した。
◎:(良)上塗り塗膜の一部に衝撃によるキズがわずか
認められる。
△:(やや不良)上塗りおよび中塗り両塗膜に衝撃によ
るキズが多く認められる。
×:(不良)上、中塗り両塗膜の大部分が衝撃剥離。
・耐衝撃性: JIS K5400−1979 6.13.3B法に準じて、−20℃の雰囲
気下において行なう。重さ500gのおもりを50cmの高さか
ら落下して塗膜の損傷を調べる。
◎:全く異常なし △:ワレ、ハガレ少し発生 ×:ワレ、ハガレ多く発生 ・耐水性: 40℃の水に10日間浸漬後の塗面状態を調べた。
◎:異常なし △:フクレ少し発生 ×:フクレ、ハガレ多く発生 ・耐ガソリン性: 塗膜表面にガソリンを約0.3〜0.5ml滴下し、20℃の試験
室に4時間放置した後、布でふきとりただちに塗膜につ
いてつや引け、しみ、変色、軟化、はがれおよびきれつ
などの有無について調べる。
◎:異常なし △:フクレ、膨潤少し発生 ×:フクレ、ハガレ多く発生 ・耐熱性 塗板を90℃の恒温槽に500時間設置し、24時間室温に放
置した後、塗膜外観および変色、つや引け等熱による塗
装表面の変化を調べる。
◎:異常なし △:やや変色、ツヤビケ発生 ×:変色およびツヤビケが顕著 ・耐湿性: 温度、湿度とも調整可能な密閉箱を使用し、塗板を温度
50±1℃、相対湿度98%以上に調整した密閉箱に水平に
おき、240時間後の塗面状態を調べた。
◎:全く異常なし △:フクレ少し発生 ×:フクレ、ハガレ著しい ・外観: 屋内における昼光色螢光灯500ルックス以上である条件
下で、被検査面より約50cm離れた位置より正常な視力で
外観検査を行う。
◎:良好 △:やや良好 ×:ヘコミ、ブツが発生 ・塗膜の抵抗値: 本発明の塗料組成物を塗装した試験片上に2cmの間隔で
長さ3cmの素材に達するきざみを入れる。そこへ、常乾
型導電性塗料ドータイト(藤倉化成(株))を流し込
み、一昼夜放置する。この2本のきざみを電極として本
発明の塗料組成物の塗膜の体積固有抵抗値を測定する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)マレイン酸もしくは無水マレイン酸
    をグラフト重合せしめたポリオレフィン樹脂にモノエポ
    キシ化合物を付加してなる変性ポリオレフィン樹脂およ
    び(B)有機溶剤を主成分とする塗料組成物。
  2. 【請求項2】プラスチック部材に、(A)マレイン酸も
    しくは無水マレイン酸をグラフト重合せしめたポリオレ
    フィン樹脂にモノエポキシ化合物を付加してなる変性ポ
    リオレフィン樹脂および(B)有機溶剤を主成分とする
    塗料組成物を塗装し、次いで中塗り塗料もしくは上塗り
    塗料を塗装することを特徴とするプラスチック部材の塗
    装方法。
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