JPH0755933Y2 - 背負いバックル - Google Patents

背負いバックル

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JPH0755933Y2
JPH0755933Y2 JP3617390U JP3617390U JPH0755933Y2 JP H0755933 Y2 JPH0755933 Y2 JP H0755933Y2 JP 3617390 U JP3617390 U JP 3617390U JP 3617390 U JP3617390 U JP 3617390U JP H0755933 Y2 JPH0755933 Y2 JP H0755933Y2
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JP
Japan
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mounting
hole
shaft
locking
insertion leg
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP3617390U
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JPH03127527U (ja
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謙 安東
正信 川元
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Nifco Inc
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Nifco Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は背負いバンドの上端を取付ける取付環が360°
回転可能で、起伏自在とされていると共に一対の背負い
バンドの上端の取付間隔が児童の成長に伴って2段回以
上に変更できるようにしてランドセル等を背負いやすい
ようにした背負いバックルに関する。
[従来技術] ランドセルは小学校児童に広く使用されており、使いや
すいように各種の改良がなされており、従来例えば実開
昭64−54818号にかゝるような背負いバンドのように、
取付環が回転可能である構成として腕を背負いバンドに
通し易いようにして背負いバンドが捩れ難いようにした
ものがあった。
[考案が解決しようとする課題 しかしながら児童の成長は著しいものがあるために、背
負いバックルの取付環が回転するようにしただけでは体
格の向上分だけ腕のバンドへの通しが窮屈になり、バン
ドが挿入しづらいと共にバンドが腕の挿入時に取付環と
共に回転させられて捩れ易いという不都合があった。
又、これを防止するためにバンドの長さを長くするとラ
ンドセル本体が不安定でぐらつき易くなる等の欠点があ
った。
以上の状況から本考案は児童の成長に伴う上記の不都合
な点に対処することができるようにしたランドセルの背
負いバックルの提供を目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記の目的を達成するためにランドセル等の背
負いバックルを次のように構成した。
即ち取付軸2′の一端にこれと直交する軸2がこの取付
軸2′と一体に設けられており、この軸2に背負いバン
ドの一端を取付ける取付環部1が回転自在に軸支されて
いる取付桿Aと、この取付桿Aの取付軸2′を支承する
前後方向の貫通孔6が設けられている頭部4とこの頭部
4から垂設されて下端部に係止板部5aを有する挿入脚5
とからなる軸受部Cと、両側部に2ケ以上の上下方向の
穴8を有し、この穴8には前記挿入脚5の係止板部5aの
係止部16が設けられている取付盤Bとからなり、この取
付盤Bの穴8には前記挿入脚5が係脱自在に係止されて
おり、又前記軸受具Cの貫通孔6には前記取付環Aの取
付軸2′が回転自在に挿通支承されている構成である。
[作用] 上記のように構成された背負いバックルは取付環部1が
取付軸2′と共に取付軸2′の軸線を中心として360°
回転することができ、軸2を中心として180°回転でき
るので背負いバンドに腕を通す時に通し易い。
又、取付環Aの位置が体格に応じてその間隔を広げたり
狭めたりできるので、上記取付環の回転とによってラン
ドセルの装着が極めて容易である。
[実施例] 以下この考案にかゝる背負いバックルの一実施例につい
て図面により説明する。
背負いバックルは取付環Aと、取付盤Bと、取付環Aを
取付盤Bに取付けるための軸受具Cとからなっている。
又、取付環Aは方形状の取付環部1とこの取付環部1が
軸支されている軸2とこの軸2の中央部に直交状に一体
に突設された取付軸2′とからなっている。
取付環部1は対向する一対の側桿1a、1aがその一端を同
方向に突出され、の突出部間で軸2に軸支されている。
又、取付軸2′の軸2との連設側基部には前記側桿1a、
1aの間隔より稍小径の鍔3が設けられ、前記軸2は両端
の頸部間が大径部2aとされて、この大径部2aで鍔3と一
体に接合されており、大径部2aには軸線の両側に鍔3面
と直交状の切溝様凹部2bが複数個設けられている。
取付軸2′は断面が十字状であって且つ自由端側に向け
て漸次小径となっており、更に先端には係止鍔2′aが
設けられている。
軸受具Cは後面が開放されている上部が半円形状の箱状
の頭部4とこの頭部4下面から垂設された挿入脚5と一
対の案内脚7、7とからなっており、頭部4前面中央に
は取付軸2′用の貫通孔6が設けられている。この貫通
孔6には取付軸2′の漸次縮径となっている外径及び長
さに合わせた周壁6aが後方に向けて突設され、この周壁
6aにはこの貫通孔6の中心線と平行な割溝6bが中心線を
中心として十字状に対向する位置に設けられ、前記取付
軸2′が係止鍔2′a側から貫通孔6に挿入される時に
周壁6aが拡開して係止鍔2′aが挿通され、取付環Aが
軸受具Cに組付けられている。
挿入脚5は細巾の板状をなし下端にこの挿入脚より幅広
で上端両側部が係止肩部5bとされ、先端側の両側部は大
きく円味付けされ、先端に向けて厚さが漸次薄くなる係
止板部5aが一体に設けられている。
又、この係止板部5aの前面側中央部には挿入脚5と同幅
で先端に向けて厚さが漸次薄くなるように形成された突
部5cが係止板部5aと一体に設けられている。
又、案内脚7、7は前記頭部4から挿入脚5の両側方に
この挿入脚5と間隔をあけて垂設され、前面を挿入脚5
の後面と同面状として係止板部5aの手前迄の長さに形成
されている。この案内脚7は夫々挿入脚5の側に挿入脚
5の前面より更に前方に突出する前後幅で、挿入脚5と
反対側の面を前記係止板部5aの外側面と同面状の外側面
とされた突条7aを有し、突条7aは先端に行くに従い漸次
突出幅が減少して案内脚七面と同一面とされている。
又、案内脚7、7の夫々の挿入脚5と反対側の側面も先
端側が次第に幅狭となり、両側面間の寸法が係止板部5a
の横幅と同寸となっている。
取付盤Bは横幅が広く上下幅が狭い横長の長方形状で奥
行の浅い箱状となっており、方形断面で上面に開口する
上下方向の一対の穴8、8が取付台Bの両側部に開設さ
れており、又その穴8、8間部分に同寸の一対の穴
8′、8′が設けられている。
この取付盤Bの後面には取付盤Bと一定の間隔を置いて
挟着板9を取付けるための桿状の受座10が上部両端部に
各1ケ、上部中央に1ケ、下部に2ケ設けられ、挟着板
9に設けたねじ孔9aからタッピングねじ11を受座10に設
けられたねじ用孔10aにねじ込み、挟着板9を取付盤B
と一体に取付けられるようになっている。
前記受座10のうち、上部中央の受座10は前記内側の穴
8′、8′間の部分の後面側に上面から切欠されたフッ
ク取付具12用の凹部13内に十字状のリブに補強されて立
設されており、この受座10にはフック取付具12が中央に
設けた孔12aを挿通して組付けられ、挟着板9の取付け
によって固定されている。尚フック14は取付具12の上部
の屈曲部に弾発装着されている。
又、取付盤Bは前面から上部を残して周縁部が後面付近
まで段状に切欠され、後面側は鍔15となっており、又取
付盤Bの前面は下半部がカットされて、前記穴8、8′
に連通する窓8a、8′aが形成されている。尚凹部13位
置の取付盤B前面下部には前記窓8aと略同寸の凹部13′
が窓8′aと列んで設けられている。
前記穴8、8′の前壁内面には窓8a、8′a上縁位置か
ら上方に向けた一対の突条17、17が前記軸受具Cの突条
7a、7aと略同間隔で設けられて下端部は側壁と連設され
た連設部17aとされており、この突条17の前面は前記突
条7aの傾斜面と対応する逆傾斜面となっており、且つ突
条7aの傾斜面と穴8、8′の後壁内面との間には少くと
も挿入脚5の係止板部5aの厚み分の間隔を有している。
又、連設部17aの下面は後方に向けて稍下り傾斜面とさ
れ、挿入脚5の係止肩部5bの係止部16とされている。
そして前記軸受具Cの挿入脚5及び案内脚7が穴8又は
穴8′内に挿入されると、係止板部5aの係止肩部5bが突
条17aの連設部17の傾斜下面に係当して挿入脚5の抜け
出しを防止し、突条17と突条7aの傾斜面が当接し、軸受
具Cが穴8又は穴8′内でがたつきがないようになって
いる。
18、18は取付盤Bの下面の切欠部分に下面と鍔15に連設
するように突設されたリブ状の突壁であり、この突壁18
には突起支承用の孔18aが貫設され、且つこの孔18aは成
形時の型抜きの都合上鍔15の後面迄連通して開口する孔
となっている。
又、取付盤Bの両側部分と鍔15部分とにかけて後面側か
ら角型断面の孔19が取付盤Bの前後幅の略1/2程度の深
さに設けられ、その底部が係止段19aとなっている。
20は取付盤Bの前面に装着されるカバーであって下端及
び両側端には補強縁20aが設けられ、下端側の補強縁20a
は2ケ所に切欠部20bを有し、この切欠部20bの一方の側
には補強縁20aが上方へ直角状に延設された屈曲部20a′
を有し、この屈曲部20a′にはカバー20と反対側に先端
側へ向けて先細状に傾斜する傾斜周面を有する突起21が
設けられている。
又、カバーCの内面の両側部に補強縁20aと平行した係
止爪22が弾性変形可能に立設され、この係止爪22は先端
部に互に対向する方向に隆設されたカバー面と平行方向
の突条部22aを有し、この突条部22aは先細状断面となっ
ており、前記取付盤Bの孔19に係入しやすくなってい
る。
23はカバー20の内面に突設された方形の突部23aとその
両側の中央に互に反対方向に向けて設けた半円形断面の
突条23bとからなる係合部であり、自由端側周縁はすべ
て傾斜面状に面取りされている。尚、24はリブを示して
いる。
このカバー20は切欠部20bを取付盤Bの突壁18位置に合
わせ、突起21を孔18aに弾発的に挿入させ、この突起21
を支点として揺動的に開閉するものであり、閉止時は取
付盤Bへ圧接することにより係止爪22がその傾斜面によ
り孔19に弾発的に係入される。
又、係合部23は凹部13′内に入り、両側の突条部23bが
凹部13′の両内壁面間に係入してカバー20の左右の位置
を取付盤Bに合わせると共に突部23aの上側面は窓8aの
上縁に当接して上下位置を維持するようになっている。
25はカバー20の補強縁2aの両外側面に前記係止爪22と平
行状に設けられた切欠により形成された指掛部であり、
カバーを開ける時に使用するためのものである。
このように構成された背負いバックルは取付環Aが回転
自在に支承されている軸受具Cの挿入脚5及び案内脚7
を取付盤Bの左右一対の穴8、8又は穴8′、8′に挿
入することにより挿入脚5の係止板部5aが係止部16に係
止されて取付けられる。
そして体格の変化に応じて取付環Aの位置を変更する時
はカバー20を開ければ、軸受具Cの挿入脚5の突部5c部
分が露出されるので突部5cを後面側へ押すことにより挿
入脚5が穴8又は穴8′内の余裕分だけ弾性変形して係
止板部5aが係止部16から外れて軸受具Cが穴8又は穴
8′より脱出可能となる。
背負バンドの取付は通常始めは内側の一対の穴8′、
8′を使用し、体格が向上した場合に外側の一対の穴
8、8を使用する。
又、背負いバックルのランドセルへの取付けは取付環B
の後面と挟着板との間にランドセルの背板を挟んでタッ
ピングねじ11を受座10のねじ用孔10aにねじ込むことに
よって行う。
[効果] 本考案にかゝる背負いバックルは上記のように構成され
ているのでランドセル等の背板を取付盤Bの後面と挟着
板9間においてタッピングスクリューで取付けることに
より固定できるため、取付が非常に楽で確実に取付ける
ことができる。
又、取付環部1が取付軸2′の軸線を中心として360°
回転し、軸2の軸線を中心として180°回転するのでラ
ンドセル等の装着がしやすい。
更に取付環Aの取付盤Bへの取付位置が軸受具Cによっ
て変更可能であり、体格に応じて或は身体の生長に伴う
体格の変化に対応して、取付位置を簡単に変えることが
できるので上記の取付環の回転と相俟ってランドセル等
の装着が非常に楽にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかゝる背負いバックルの一実施例の分
解斜視図、第2図は一部切欠して示す同正面図、第3図
は同側面図、第4図は同背面図、第5図は同平面図、第
6図は取付盤の正面図、第7図は同平面図、第8図は同
背面図、第9図は同x−x視断面図、第10図は同y−y
視断面図、第11図は軸受具Cの正面図、第12図は同断面
図、第13図は軸受具の装着状態を示す取付盤の断面図で
ある。 A…取付環、B…取付盤、C…軸受具、1…取付環部、
2…軸、2′…取付軸、4…頭部、5…挿入脚、6…貫
通孔、8…穴、16…係止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付軸とこの取付軸の一端に直交する軸と
    が一体に設けられ、この軸に背負いバンドの取付環部が
    軸支されている取付環と、 この取付環の取付軸を支承する前後方向の貫通孔を有す
    る頭部とこの頭部に垂設されて下端部に係止板部を有す
    る挿入脚とよりなる軸受具と、 両側部に2以上の上下方向の穴を有すると共にこの穴に
    は前記軸受具の係止板部の係止部が設けられている取付
    盤とからなり、この取付盤の穴には前記軸受具の挿入脚
    が係脱自在に係止されていると共に前記軸受具の貫通孔
    には前記取付環の取付軸が回転自在に挿通支承されてい
    ることを特徴とする背負いバックル。
JP3617390U 1990-04-05 1990-04-05 背負いバックル Expired - Lifetime JPH0755933Y2 (ja)

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