JPH0755923Y2 - 靴 - Google Patents

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JPH0755923Y2
JPH0755923Y2 JP1990087233U JP8723390U JPH0755923Y2 JP H0755923 Y2 JPH0755923 Y2 JP H0755923Y2 JP 1990087233 U JP1990087233 U JP 1990087233U JP 8723390 U JP8723390 U JP 8723390U JP H0755923 Y2 JPH0755923 Y2 JP H0755923Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
shoe
instep
shoes
insole
men
Prior art date
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JP1990087233U
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English (en)
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JPH0445403U (ja
Inventor
洋一 山田
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Mizuno Corp
Original Assignee
Mizuno Corp
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、紳士靴やゴルフ靴等の内、特に防水性を有す
る靴の改良に係るものである。
(従来の技術) 従来より、紳士靴やゴルフ靴のように雨天の際の履用時
に甲被部材の縫目やその他接合箇所から水の侵入を防止
することを目的に、甲被部材の裏面に防水性素材を接合
したものが公知となっている。即ちこれら従来の靴の
内、特に、セメント方式と呼ばれる靴の製造方法におい
ては、第3図に示すようにまず防水性素材3を裏打ちし
た甲被裏材4を袋状に縫製し、更に甲被材2と接着した
後、靴形状にするために、少なくとも、ラスト8を用い
て二度吊り込みする工程が必要であった。又、袋状に縫
製するための甲被裏材4を立体裁断する必要があり、甲
被裏材の歩留りが悪く製造コストが高くなる要因でもあ
った。
その他、同じセメント方式でも、第4図に示すように防
水性素材3を裏打ちした甲被裏材4を袋状にせずに、甲
被材2と接着し、ラスト8に吊り込むことも可能である
が、以下のような解決すべき問題点を有していた。
(考案が解決すべき課題) 即ち前者のように、防水性素材を裏打ちした甲被裏材を
袋状に縫製したものは、防水効果は良好であるが、製造
する際には袋状に縫製する手間がかかるほか、前述のご
とく、甲被材と甲被裏材を接着接合する際にまず甲被裏
材をラストに吊り込む工程が必要であり、更に靴形状に
するためのくせ付けの際にもラストを別のものに変え
て、再度ラストに吊り込む工程が必要となり、工程上非
常に手間がかかり、コスト的にも高くなると言った問題
点を有していた。
一方後者の場合には、防水性素材を裏打ちした甲被裏材
を甲被材と接合した後、靴形状にするためにラストに吊
り込んでおり、ラストへの吊り込み工程は一度で済み経
済的である。しかし吊り込みしろと中底との間に形成さ
れる靴底当接部に空隙部が出来るため、甲被部材上に形
成されている縫製部の縫目等から侵入した水が防水性素
材の外側を伝わり、前述の靴底当接部に位置する甲被部
材の端部より滲み出て、空隙部から中底に染み込んで防
水性を阻害すると言った欠点を有していた。
そのため、製造コストが安く、且つ防水性の良好な紳士
靴やゴルフ靴が供給されることが望まれていた。
(課題を解決するための手段) 本考案は、これら従来の欠点に鑑み、紳士靴やゴルフ靴
その他、防水性を必要とする靴の改良に係わるもので、
製造コストを低減化すると共に、防水性の良好な靴を提
供することを目的になされたものである。
即ち、甲被部材と靴底本体より構成される紳士靴やゴル
フ靴等において、前記甲被部材は、甲被材と防水性素材
を接合した甲被裏材等よりなり、これら甲被部材をラス
トに吊り込んで出来た吊り込みしろと、同じくラストに
配置して同時に吊り込み固定された中底とが形成する靴
底当接部の凹部及び吊り込みしろの端部を含む部分に、
シーリング部材を充填又は塗布又は融着し、該靴底当接
部を平坦にするように被覆一体化したことを特徴とする
靴である。
なお、本考案のシーリング部材としては、塩化ビニル系
合成樹脂の粉末に可塑材を混入し、加熱して溶融ゲル化
させたものが好適である。
(作用) 以上のように、本考案の紳士靴やゴルフ靴等において
は、従来の防水性を持った靴のように防水性素材を裏打
ちした甲被裏材を袋状に縫製する手間がない点や、更に
袋状に縫製した甲被裏材を甲被材と接合するために、ま
ず甲被裏材をラストに吊り込み、次にラストを変えて、
中底を配置すると共に甲被材と接合し、合わせてくせ付
けのため再度吊り込むと言った吊り込み工程が二度も必
要であった点と異なり、吊り込み工程は、防水性素材を
裏打ちした甲被裏材と甲被材を接合して形成した甲被部
材と中底とをラストに配置して吊り込むことにより靴の
アッパー形状を形成するため、ラストの吊り込みは、一
度で良い点が上げられるが、この点は従来より公知であ
る。本考案の特徴としては、更に吊り込み工程により甲
被部材の両端部と中底とで形成される靴底当接部の凹部
を含めた甲被部材の端部に相当する部分に、含浸性が良
好で且つ接着性と柔軟性を有し、靴の履用による繰り返
しの屈曲応力に対しても耐屈曲性が良好で、伸縮性等を
有するシーリング部材により被覆されている点である。
このようにシーリング部材で被覆されることにより、従
来と異なり、防水性素材を裏打ちした甲被裏材を袋状に
縫製する必要がなく、又従来の靴では甲被部材の縫目か
ら侵入した水が、甲被部材の吊り込み部に位置する甲被
部材の端部から滲み出ると言った現象が生じたが、本考
案においては、シーリング部材で被覆する際に甲被部材
の端部にもシーリング部材が含浸しているため、水が滲
み出ると言った現象が生じることを防止すると共に、中
底の部分もシーリング部材で被覆されるため、より防水
効果が向上するものである。
又、本考案においては、靴底当接部がシーリング部材で
被覆される形態になるため、靴底本体を接着する場合に
は、従来の靴のように凹部ではなく、略平坦になってい
ることから、接着面積を広くすること出来て、甲被部材
と靴底本体との接着性が良好となり、耐久性のある靴を
提供することが出来るものである。
(実施例) 本考案の実施例を図面に基づいて説明すれば、第1図乃
至第2図に示すように、甲被部材1と靴底本体より構成
される紳士靴やゴルフ靴等において、前記甲被部材1
は、甲被材2と防水性素材3を接合した甲被裏材4等よ
りなり、該甲被部材1を吊り込んで出来る吊り込みしろ
1aと中底5とが形成する靴底当接部6に、シーリング部
材7を充填し、該靴底当接部6を平坦にするように被覆
一体化したことを特徴とする紳士靴やゴルフ靴等の靴で
ある。
なお、本考案に係わるシーリング部材7としては、塩化
ビニル系合成樹脂の粉末に可塑剤を混入したものが好適
であり、塩化ビニル系合成樹脂の粉末に可塑剤を混入し
てゾル溶液とし、靴底当接部6に充填し、含浸せしめた
後加熱溶融してゲル化させ方法が用いられる。
(考案の効果) 以上のような構成であるため、本考案の紳士靴やゴルフ
靴等の靴においては、従来の靴のように防水性素材を裏
打ちした甲被裏材を袋状に縫製する必要もないため、ラ
ストを使用した少なくとも二度吊り込み工程も不要にな
り、又従来の甲被裏材を袋状に縫製するものと異なり立
体裁断する必要がないため歩留の低下も防止出来ること
から、生産コストの低減が可能となると言った効果をそ
うするものである。
更に、従来の袋状にしない甲被裏材の形態の靴と異な
り、靴底当接部相当箇所と甲被部材の吊り込みしろを含
む部分にシーリング部材を充填し、該靴底当接部を平坦
にするうように被覆するため、防水性素材を裏打ちした
甲被裏材の縫目から侵入した水が吊り込み部の甲被部材
端末から滲み出して、防水性が阻害されると言ったよう
な欠点を防水出来て防水性が極めて良好となるものであ
る。
なお本考案に係る防水性素材としては防水性のみの特性
を有する素材以外に、防水透湿性を有する素材を使用す
ることも出来るものである。
一方、本考案においては、靴底当接部がシーリング部材
で平坦にするように被覆される形態になるため、靴底本
体を接着する場合には、従来の靴のように凹部ではな
く、略平坦になっていることから、接着面積を広くする
ことが出来て、甲被部材と靴底本体との接着性が良好と
なり、耐久性のある靴を供給出来るものである。
又、本考案は、紳士靴やゴルフ靴のみならず、ウォーキ
ングシューズや一般のカジュアルシューズや婦人靴や登
山靴その他防水性を必要とする靴に使用出来るものであ
る。
以上本考案は、極めて防水性の良好な靴を安価に提供出
来ると言った効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る靴の甲被部材を示す平面図、第
2図は、第1図のA−A部分の断面図、第3図、第4図
は、従来より公知の靴の要部断面図。 1:甲被部材、1a:吊り込みしろ、2:甲被材、3:防水性素
材、4:甲被裏材、5:中底、6:靴底当接部、7:シーリング
部材、8:ラスト、9:凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】甲被部材と靴底本体より構成される紳士靴
    やゴルフ靴等において、前記甲被部材は、甲被材と防水
    性素材を接合した甲被裏材等よりなり、該甲被部材を吊
    り込んで出来る吊り込みしろと中底とが形成する靴底当
    接部に、塩化ビニル系合成樹脂の粉末に可塑剤を混入し
    加熱溶融してゲル化せしめたシーリング部材を充填し、
    該靴底当接部を平坦にするように被覆一体化したことを
    特徴とする紳士靴やゴルフ靴等の靴。
JP1990087233U 1990-08-20 1990-08-20 Expired - Lifetime JPH0755923Y2 (ja)

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JP1990087233U JPH0755923Y2 (ja) 1990-08-20 1990-08-20

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JP1990087233U JPH0755923Y2 (ja) 1990-08-20 1990-08-20

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Publication Number Publication Date
JPH0445403U JPH0445403U (ja) 1992-04-17
JPH0755923Y2 true JPH0755923Y2 (ja) 1995-12-25

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ID=31819422

Family Applications (1)

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JP1990087233U Expired - Lifetime JPH0755923Y2 (ja) 1990-08-20 1990-08-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6222603A (ja) * 1985-07-22 1987-01-30 有限会社 シツク 耐水靴及びその製法

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JPH0445403U (ja) 1992-04-17

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