JPH0755819B2 - 高純度カオリナイトの製造方法 - Google Patents

高純度カオリナイトの製造方法

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JPH0755819B2
JPH0755819B2 JP3602891A JP3602891A JPH0755819B2 JP H0755819 B2 JPH0755819 B2 JP H0755819B2 JP 3602891 A JP3602891 A JP 3602891A JP 3602891 A JP3602891 A JP 3602891A JP H0755819 B2 JPH0755819 B2 JP H0755819B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高純度ムライト等の
ファインセラミックスや触媒担体用のハニカム構造物等
の原料、化粧品等の白色フィラー、高級白磁器原料等と
して使用可能な高純度のカオリナイトを製造するための
高純度カオリナイトの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シリカとアルミニウム化合物とを水熱反
応処理することにより、カオリナイトを製造することが
できる(たとえば、特開昭63−89416号公報)。
【0003】このものは、珪藻土を出発原料とし、モル
比でAl/Si≦1.0になるようにアルミニウム化合
物の水溶液を加え、水熱処理することによってカオリナ
イトを製造する。すなわち、クリストバライトを生成し
ないように、常温よりいくぶん高い温度で珪藻土を乾燥
して粉砕し、塩化アルミニウムのような無機強酸塩を添
加して水熱反応させると、たとえば次式により、カオリ
ナイトを生成させることができる。
【0004】
【化1】 2H2SiO3+2AlCl3+3H2O →Al2Si26(OH)4+6HCl
【0005】このときの水熱反応条件は、反応温度10
0〜300℃、反応時間0.5時間以上とするが、最終
製品のカオリナイト含有率を30%以上にするには、反
応温度200℃以上、反応時間5時間以上が必要であ
る。
【0006】この方法は、副生する塩酸によりFe2
3 のような不純物を溶脱することができるから、生成す
るカオリナイト中の不純物を少なくすることができると
いう利点もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、最終製品におけるカオリナイト含有率(以下、
カオリナイト生成率という)には限界があり、反応時間
を7日間程度としても、そのときのカオリナイト生成率
は約50%以下に留まり、最終製品は、カオリナイト
と、未反応シリカである珪藻殻との混合物しか得られな
いという問題があった。すなわち、さらに高純度のカオ
リナイトを得ようとするときは、この最終製品に対して
適当な後処理工程を加え、未反応シリカを分離すること
により、カオリナイトを精製する必要があった。
【0008】これは、次のようにして説明することがで
きる。
【0009】すなわち、まず、珪藻土中の珪藻殻は、水
熱反応により水と反応して、ヒドロ珪酸となって溶解す
る。
【0010】
【化2】 SiO2+H2O→H2SiO3
【0011】このヒドロ珪酸に塩化アルミニウムが反応
して、(化1)式によりカオリナイトが生成するが、こ
の反応は液相反応であり、したがって、カオリナイト生
成率は、(化2)式によるSi O2 の溶解度によって律
せられる。Si O2 の溶解度は、副生する塩酸により全
体のpHが1.0以下に低下すると極端に小さくなり、
(化1)式が右側に進展することが妨げられてしまう。
一般に、カオリナイト生成率が30%以上になると、反
応液のpHは1.0以下に低下し、その後のカオリナイ
ト化反応は著しく緩慢になり、または、殆ど停止してし
まうことがわかった。また、場合によっては、逆反応が
進み、却ってカオリナイト生成率が低下することもあり
得る。
【0012】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題と知見とに鑑み、水熱反応前または水熱反応中
に、積極的にpH制御を行ない、Si O2 の溶解を促す
ことによって、(化1)式のカオリナイト化反応を促進
し、短時間で高純度のカオリナイトを生成することがで
きる高純度カオリナイトの製造方法を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、シリカ源にアルミニウム化合物
を添加し、水熱処理してカオリナイトを製造するに際
し、アルミニウム化合物は、モル比で1.0<Al/S
i≦1.3とし、水熱処理前または水熱処理中に、アン
モニアによりpHを1.0〜3.5に調整することをそ
の要旨とする。
【0014】なお、pH調整は、水酸化カリウムまたは
水酸化ナトリウムにより、pHを1.0〜3.1に調整
するようにしてもよい。
【0015】また、アルミニウム化合物としては、塩化
アルミニウム、または塩化アルミニウムと水酸化アルミ
ニウムとの混合物を使用することができる。
【0016】シリカ源としては、珪藻土中の珪藻殻を分
離精製し、微粉砕して用いてもよく、また、シリカゲル
やコロイドシリカを用いてもよい。
【0017】
【作用】かかる発明の構成によれば、まず、アンモニア
によるpH調整を行なうときは、SiO2 の溶解度とと
もに、Al3+の溶解度を高めることができ、反応時間を
短縮し、カオリナイトの収量を高めることができる。
【0018】一般に、SiO2 は、pHの低下とともに
急激に溶解度が低下する(図1)。また、Si O2 の溶
解度は、温度によっても変化する(表1)。
【0019】
【表1】
【0020】そこで、反応液のpHを1.0以上にpH
調整することにより、低温でもSiO2 の溶解度を十分
大きくとることができるから、反応容器の耐圧性を軽減
し、その腐食の進行を緩和することができる。
【0021】一方、アンモニアの添加により、Al3+
[Al(NH3 4 3+となって錯塩を形成し、Al3+
の溶解度も高めることができるが、pH>3.5では、
Al3+の溶解度は極端に低下し、Al(OH)3 として
沈澱する。Al3+が水酸化物として沈澱した状態で水熱
反応を行なうと、カオリナイト化反応が阻害されてベー
マイトが共存して来る危険がある。よって、pHは、
1.0〜3.5に調整するのがよい。
【0022】水酸化カリウムまたは水酸化ナトリウムに
よるpH調整を行なう場合は、SiO2 の溶解度の向上
については、アンモニアによる場合と同等の効果がある
が、pH>3.1になると、Al3+がAl(OH)3
して沈澱する。よって、このときのpHは、1.0〜
3.1に調整することが必要である。
【0023】モル比によるAl/Siの下限は、カオリ
ナイトの理論組成比から、当然に1.0である。しかし
ながら、一般に、酸性領域では、SiO2 よりAl3+
方が溶解度が高く、Al3+は反応後の洗浄等により簡単
に除去することができる一方、Si O2 は固相であるか
ら、その過剰分は、未反応シリカとして残存し易い。そ
こで、Al/Siは、理論組成比よりやや高くすること
により、未反応シリカを少なくし、カオリナイトの収量
を多くすることができる。ただし、Al/Si>1.3
としても、未反応の水酸化アルミニウムがギブサイトと
して残存するため、カオリナイトの収量の増加は期待で
きず、経済的ではない。
【0024】水熱処理中にpH調整を行なうときは、次
の化学平衡系を右側に移行することができる。
【0025】
【化3】 2H2SiO3+2AlCl3+3H2O Al2Si25(OH)4+6HCl
【0026】この平衡系では、
【0027】
【化4】 K=B/A=const A=[Al3+2[H2O]3[H2SiO32 B=[Al2Si25(OH)4][H+6
【0028】が成立しているから、pH調整してSiO
2 の溶解度を高めれば、H2 SiO3濃度が大きくな
り、H+ 濃度が低くなることにより、系全体のカオリナ
イト化反応を促進することができる。
【0029】なお、アンモニアによってpH調整を行な
うときは、アンモニア水またはアンモニアガスのいずれ
によってもよく、一般に、後者の方が、吸収が緩慢であ
るために沈澱が生じ難く、有利である。
【0030】一方、アルミニウム化合物として塩化アル
ミニウムと水酸化アルミニウムとの混合物を用いるとき
は、水酸化アルミニウムが、副生する塩酸を中和するよ
うに作用する。すなわち、
【0031】
【化5】 Al(OH)3+3HCl →AlCl3+3H2
【0032】そこで、pH調整に用いるアンモニア等の
量を大幅に削減することができる。なお、塩化アルミニ
ウムと水酸化アルミニウムとの混合比は、アルミニウム
を基準とするモル比で、1:1ないし1:9の範囲が好
ましい。水酸化アルミニウムの混合比率が過大になる
と、アルミニウムの溶解が阻害され、ギブサイトが残存
しベーマイトが生成されるために、カオリナイト生成率
が低下するからである。
【0033】また、シリカ源として珪藻土中の珪藻殻を
用いるときは、原料珪藻土を水簸分級によって珪藻殻の
みを分離し、酸によりFe2 3 等の不純物を溶脱精製
した後、1μm以下に微粉砕して用いる。珪藻殻は、多
孔質な非晶質シリカであり、反応性が優れている。
【0034】シリカゲルをシリカ源として用いるとき
は、高純度のものが簡単に入手できるから、これは、微
粉砕するのみで使用することができる。また、コロイド
シリカは、そのまま使用することができる。
【0035】
【実施例1】石川県珠洲市飯塚層の未風化珪藻土を10
〜50μmに水簸分級して珪藻殻を分離濃縮し、10%
塩酸によりFe2 3 等の不純物を溶解させ精製した
後、ボールミルを用いて粒径1μm以下に湿式粉砕し
た。
【0036】このシリカ源試料の化学組成を表2に示
す。
【0037】
【表2】
【0038】塩化アルミニウムの水溶液を作り、1:1
アンモニア水により、pH=3.19、3.28、3.
36にpH調整した後、モル比でAl/Si=1.0と
なるように所定量のシリカ源試料を加え、よく撹拌して
容器を密栓する。なお、容器は、テフロン製とした。
【0039】その後、反応温度220℃において48〜
96時間加熱し、水熱処理した。反応後の容器を開封し
て反応物を吸引濾過して多量の水で洗浄し、溶脱した金
属塩類を除去し、得られたケーキを40℃で乾燥してカ
オリナイトを得る。
【0040】このとき、水熱処理の前後におけるpHの
変化は表3のとおりであった。
【0041】
【表3】
【0042】このようにして合成したカオリナイトのカ
オリナイト生成率を図2に示す。なお、カオリナイト生
成率は、熱分析により、450〜650℃における結晶
水の脱水に伴う熱重量減少量から、次式によって求め
た。
【0043】
【数1】
【0044】また、シリカ源試料1.00g当りのカオ
リナイト収量を図3に示し、pH=3.36にpH調整
したものについて、得られたカオリナイト中の不純物を
表4に示す。
【0045】
【表4】
【0046】pH調整しない場合は、カオリナイト生成
率は最大でも60%程度に留まり、未反応シリカが40
%も残留するが、pH調整することにより、反応時間は
約1/2に短縮され、カオリナイト収量も格段に増加す
ることがわかる。ただし、反応の進展に伴い、pHが
1.0以下に低下するため、カオリナイト生成率は、8
0〜90%で飽和している。また、原料珪藻土中の不純
物がよく溶脱され、極めて良質のカオリナイトを得るこ
とができる。
【0047】なお、pH=4.0にpH調整したときの
カオリナイト生成率は、約50%に低下した。
【0048】
【実施例2】石川県珠洲市飯田層の一部風化珪藻土を使
用し、実施例1と全く同様にしてカオリナイトを合成し
た。
【0049】このときのシリカ源の化学組成を表5に、
水熱処理前後のpHを表6に、カオリナイト生成率を図
4に、シリカ源試料1.00g当りのカオリナイト収量
を図5に、pH=3.34にpH調整したものについて
得られたカオリナイト中の不純物を表7に、それぞれ示
す。
【0050】
【表5】
【0051】
【表6】
【0052】
【表7】
【0053】カオリナイト生成率は、反応時間48時間
で80〜90%に達した後、順次低下し、カオリナイト
収量も、反応時間が72時間を越えると、却って低下す
る傾向がみられる。シリカ源試料の平均粒径が小さいた
め、シリカの溶解性がよく、速やかに反応が進行して平
衡状態に達するが、その後、pHの低下に伴って(化
3)式の平衡系が左側に逆行することによると推察され
る。得られたカオリナイトは、不純物が少なく、極めて
良質である。
【0054】
【実施例3】実施例2のシリカ源試料を用い、1:1ア
ンモニア水によりpH=3.5にpH調整した後、反応
温度270℃において連続撹拌しながらオートクレーブ
(SUS304製)中にて72時間水熱処理した。ただ
し、このときのAl/Siは、1.0とした。
【0055】冷却後、オートクレーブを開封し、反応液
を濾過して、ケーキを多量の水で洗浄し、40℃の恒温
槽で乾燥してカオリナイトを得た。
【0056】結果を表8に集約して示し、得られたカオ
リナイトの化学組成を表9に示す。
【0057】
【表8】
【0058】
【表9】
【0059】カオリナイト生成率は約88〜90%に及
び、不純物総量は0.15%以下である。ただし、反応
容器がSUS製のオートクレーブであるため、Fe2
3 は、オートクレーブ本体の腐食により、いくぶん多
い。
【0060】
【実施例4】実施例2のシリカ源試料を用い、1:1ア
ンモニア水によりpH=3.5にpH調整した後、反応
温度280℃の条件下で6時間ごとにアンモニア水を注
入し、pH=1.5〜2.0に制御して、オートクレー
ブにより48時間水熱処理した。このときのAl/Si
は、1.0(試料1)、1.1(試料2)、1.2(試
料3)、1.3(試料4)、1.5(試料5)とした。
【0061】その他の処理条件は実施例3と同一であ
る。
【0062】集約結果を表10に示し、得られたカオリ
ナイトの化学組成を表11に示す。
【0063】
【表10】
【0064】
【表11】
【0065】Al/Siを高めることにより、カオリナ
イト生成率を98%以上に向上することができ、未反応
シリカを極少にすることができる。また、反応時間を短
縮し、pHを連続的に制御することにより、容器の腐蝕
を最小に抑え、生成したカオリナイト中のFe2 3
極く少量に抑えることができる。
【0066】
【実施例5】実施例2の珪藻土をシリカ源試料とし、塩
化アルミニウムに代えて、塩化アルミニウムと水酸化ア
ルミニウムとの混合物をアルミニウム化合物として使用
し、実施例4と同様の条件で水熱処理した。ただし、塩
化アルミニムと水酸化アルミニウムとの混合比は、アル
ミニウムを基準とするモル比で、1:0(比較例)、
1:1(試料1)、1:2(試料2)、1:3(試料
3)、1:9(試料4)、1:15(試料5)とし、A
l/Siは、両者の合計アルミニウム量が1.0となる
ようにした。また、反応時間は、比較例で24時間とし
た他は、すべての試料について20時間とし、反応温度
はすべて250℃とした。
【0067】集約結果を表12に示す。
【0068】
【表12】
【0069】ただし、表12のアンモニア水添加量は、
シリカ源試料120gを使用した場合を示す。
【0070】水酸化アルミニウムを添加することによ
り、アンモニア水の添加量は、大幅に少なくて済み、ま
た、カオリナイト生成率も、水酸化アルミニウムが90
%を越えない限り、十分大きいことがわかる。
【0071】
【実施例6】シリカ源をシリカゲルまたはコロイドシリ
カとした場合、pH調整を、アンモニアガス、水酸化カ
リウム、水酸化ナトリウムのいずれかによって行なった
場合においても、前述の各実施例とほぼ同等の好結果を
得ることができた。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、アンモニアや、水酸化カリウムまたは水酸化ナトリ
ウムにより積極的にpHを調整することによって、Si
2 の溶解性を高めることができるので、系のカオリナ
イト化を促進し、低品位の珪藻土を出発原料としても、
短時間で極めて高純度のカオリナイトを効率よく生成す
ることができるという優れた効果がある。
【0073】この発明によって製造されるカオリナイト
は、不純物が少なく、未反応シリカも極少であるから、
ファインセラミックス原料、白色フィラー、高級白磁器
原料等として最適に使用することができる。また、この
発明によるときは、反応液のpHが極端に低くなること
がないから、酸による容器の腐蝕が少なく、カオリナイ
トに含まれる金属不純物も極少にすることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 SiO2 の溶解度を示す線図
【図2】 実施例1におけるカオリナイト生成率を示す
線図
【図3】 実施例1におけるカオリナイト収量を示す線
【図4】 実施例2におけるカオリナイト生成率を示す
線図
【図5】 実施例2におけるカオリナイト収量を示す線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芝崎 靖雄 愛知県名古屋市北区平手町1丁目1番地 工業技術院名古屋工業技術試験所内 審査官 雨宮 弘治

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリカ源にアルミニウム化合物を添加
    し、水熱処理してカオリナイトを製造するに際し、アル
    ミニウム化合物は、モル比で1.0<Al/Si≦1.
    3とし、水熱処理前または水熱処理中に、アンモニアに
    よりpHを1.0〜3.5に調整することを特徴とする
    高純度カオリナイトの製造方法。
  2. 【請求項2】 シリカ源にアルミニウム化合物を添加
    し、水熱処理してカオリナイトを製造するに際し、アル
    ミニウム化合物は、モル比で1.0<Al/Si≦1.
    3とし、水熱処理前または水熱処理中に、水酸化カリウ
    ムまたは水酸化ナトリウムによりpHを1.0〜3.1
    に調整することを特徴とする高純度カオリナイトの製造
    方法。
  3. 【請求項3】 アルミニウム化合物として、塩化アルミ
    ニウムを用いることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の高純度カオリナイトの製造方法。
  4. 【請求項4】 アルミニウム化合物として、塩化アルミ
    ニウムと水酸化アルミニウムとの混合物を用いることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の高純度カオリ
    ナイトの製造方法。
  5. 【請求項5】 シリカ源として、珪藻土中の珪藻殻を分
    離精製し、微粉砕して用いることを特徴とする請求項1
    ないし請求項4のいずれか記載の高純度カオリナイトの
    製造方法。
  6. 【請求項6】 シリカ源として、シリカゲルまたはコロ
    イドシリカを用いることを特徴とする請求項1ないし請
    求項4のいずれか記載の高純度カオリナイトの製造方
    法。
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