JPH0755322Y2 - 内燃機関用サイレンサー - Google Patents
内燃機関用サイレンサーInfo
- Publication number
- JPH0755322Y2 JPH0755322Y2 JP13250089U JP13250089U JPH0755322Y2 JP H0755322 Y2 JPH0755322 Y2 JP H0755322Y2 JP 13250089 U JP13250089 U JP 13250089U JP 13250089 U JP13250089 U JP 13250089U JP H0755322 Y2 JPH0755322 Y2 JP H0755322Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustion engine
- internal combustion
- pipe
- silencer
- expansion chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は内燃機関の空気取入口からの吸気騒音を消音
するためのサイレンサーに関し、特に拡張形サイレンサ
ーの改良に関するものである。
するためのサイレンサーに関し、特に拡張形サイレンサ
ーの改良に関するものである。
《従来の技術》 内燃機関における吸気騒音を防止するための拡張形サイ
レンサーは、一般にエアクリーナの前段側の吸気取入通
路途中に拡張室を設け、拡張室内での共鳴作用によって
吸気脈動による騒音を緩和するもので、第３図に示すよ
うに、拡張室ａの内部に吸気通路を構成するパイプb,c
を対向状態に挿通固定した構造である。
レンサーは、一般にエアクリーナの前段側の吸気取入通
路途中に拡張室を設け、拡張室内での共鳴作用によって
吸気脈動による騒音を緩和するもので、第３図に示すよ
うに、拡張室ａの内部に吸気通路を構成するパイプb,c
を対向状態に挿通固定した構造である。
この構造における吸気騒音の低減効果は、拡張室ａの容
積やパイプb,cの寸法、および拡張室ａの内部における
パイプb,c間の距離Ｌに相関があって、従来では各部の
寸法やパイプb,c間の離間距離Ｌを内燃機関の最適回転
数に応じて固定的に設定していた。
積やパイプb,cの寸法、および拡張室ａの内部における
パイプb,c間の距離Ｌに相関があって、従来では各部の
寸法やパイプb,c間の離間距離Ｌを内燃機関の最適回転
数に応じて固定的に設定していた。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながらこの構造にあっては、内燃機関の特定の回
転域では大きな消音効果を得られるものの、回転数の変
動に伴う周波数変化によって必ずしも一定の消音効果が
得られなかった。
転域では大きな消音効果を得られるものの、回転数の変
動に伴う周波数変化によって必ずしも一定の消音効果が
得られなかった。
また、このために例えば特開昭60−22021号公報に示さ
れるように、拡張室内の容積を周波数変動に応じて可変
にする構造のものもあるが、構造が大掛かりで複雑化す
る欠点があり、また、回転変動に必ずしも比例するもの
ではなかった。
れるように、拡張室内の容積を周波数変動に応じて可変
にする構造のものもあるが、構造が大掛かりで複雑化す
る欠点があり、また、回転変動に必ずしも比例するもの
ではなかった。
この考案は、拡張室内で対向するパイプ間の最適離間距
離が周波数変動によって変わることに着目してなされた
ものであって、パイプ間の離間距離を内燃機関の回転変
動に追随した最適離間距離に比例制御することで、回転
域全般に亘って十分な消音効果を得られるようにした内
燃機関用サイレンサーを提供することを目的とする。
離が周波数変動によって変わることに着目してなされた
ものであって、パイプ間の離間距離を内燃機関の回転変
動に追随した最適離間距離に比例制御することで、回転
域全般に亘って十分な消音効果を得られるようにした内
燃機関用サイレンサーを提供することを目的とする。
《課題を解決するための手段》 前記目的を達成するため、この考案は、内燃機関の吸気
口に設けられるエアクリーナの前段側にあって、このエ
アクリーナに連通するパイプを一端に挿通し、他端にこ
のパイプに対向して外気取入口側パイプを挿通した拡張
室を設けた内燃機関用サイレンサーにおいて： 前記パイプのいずれか一方を拡張室内にスライド可能に
挿通するとともに、内燃機関の回転数を検出して比例動
作するアクチュエータに前記パイプを連動させ、前記拡
張室内における前記各パイプ間の離間距離を回転数に応
じて可変制御するようにした。
口に設けられるエアクリーナの前段側にあって、このエ
アクリーナに連通するパイプを一端に挿通し、他端にこ
のパイプに対向して外気取入口側パイプを挿通した拡張
室を設けた内燃機関用サイレンサーにおいて： 前記パイプのいずれか一方を拡張室内にスライド可能に
挿通するとともに、内燃機関の回転数を検出して比例動
作するアクチュエータに前記パイプを連動させ、前記拡
張室内における前記各パイプ間の離間距離を回転数に応
じて可変制御するようにした。
《作用》 以上の構成によれば、内燃機関の回転数に応じたアクチ
ュエータの比例動作により拡張室内でのパイプ間の離間
距離が可変制御されるので、回転数変動に追随した消音
効果を得られる。
ュエータの比例動作により拡張室内でのパイプ間の離間
距離が可変制御されるので、回転数変動に追随した消音
効果を得られる。
《実施例》 以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
る。
第１図において、１は内燃機関２の吸気取入口2aに接続
したエアクリーナ、３はエアクリーナ１の吸気取入口側
通路途中に設けられたサイレンサー、４は前記吸気取入
口2aの下部側に設けたキャブレタ５に連通する負圧検出
用ホース、６は負圧検出用ホース４の他端側に接続され
たアクチュエータ、すなわちバキュームモータであり、
前記サイレンサー３に連動している。
したエアクリーナ、３はエアクリーナ１の吸気取入口側
通路途中に設けられたサイレンサー、４は前記吸気取入
口2aの下部側に設けたキャブレタ５に連通する負圧検出
用ホース、６は負圧検出用ホース４の他端側に接続され
たアクチュエータ、すなわちバキュームモータであり、
前記サイレンサー３に連動している。
サイレンサー３は、第２図に示すように、前記エアクリ
ーナ１に連通する外気取入側パイプ７を一端に挿通し、
他端にこのパイプ７に対向して前記エアクリーナ１側に
連通する吸気用パイプ８を挿通した拡張室９とからなっ
ている。
ーナ１に連通する外気取入側パイプ７を一端に挿通し、
他端にこのパイプ７に対向して前記エアクリーナ１側に
連通する吸気用パイプ８を挿通した拡張室９とからなっ
ている。
前記外気取入側パイプ７は拡張室９に溶接などによって
固定されている。
固定されている。
これに対し、前記吸気用パイプ８は前記拡張室９にシー
ルリング10を介して気密かつスライド可能に挿通されて
いる。
ルリング10を介して気密かつスライド可能に挿通されて
いる。
また、このパイプ８の前記エアクリーナ１側接続端8aと
の間には伸縮用のベローズ11を介在し、パイプ８のスラ
イドによる接続端8a側に対する伸縮を吸収している。
の間には伸縮用のベローズ11を介在し、パイプ８のスラ
イドによる接続端8a側に対する伸縮を吸収している。
前記バキュームモータ６は、負圧制御器30を介して負圧
検出用ホース４に連通し、他端側に設けた作動ロッド6a
を負圧の大小に応じて進退させるもので、前記拡張室９
の下部にＬ字形の固定ブラケット12を介して固定され、
作動ロッド6aを前記吸気用パイプ８と平行に突出させ、
かつこの作動ロッド6aをシーソーレバー14を介して前記
吸気用パイプ８に連繋させている。
検出用ホース４に連通し、他端側に設けた作動ロッド6a
を負圧の大小に応じて進退させるもので、前記拡張室９
の下部にＬ字形の固定ブラケット12を介して固定され、
作動ロッド6aを前記吸気用パイプ８と平行に突出させ、
かつこの作動ロッド6aをシーソーレバー14を介して前記
吸気用パイプ８に連繋させている。
シーソーレバー14は両端をピン16を介して前記パイプ８
および作動ロッド6aに結合し、かつ中間部を前記ブラケ
ット12に固定された支持ブラケット18に中間ピン20を介
して揺動可能に支持させたものであって、中間ピン20に
よって決定されるレバー比により作動ロッド6aの進退量
に応じて吸気用パイプ８をスライドさせ、拡張室３の内
部におけるパイプ7,8間の離間距離Ｔを可変制御する。
および作動ロッド6aに結合し、かつ中間部を前記ブラケ
ット12に固定された支持ブラケット18に中間ピン20を介
して揺動可能に支持させたものであって、中間ピン20に
よって決定されるレバー比により作動ロッド6aの進退量
に応じて吸気用パイプ８をスライドさせ、拡張室３の内
部におけるパイプ7,8間の離間距離Ｔを可変制御する。
なお、第１図に示す符号32は、内燃機関２の回転数を検
出し、負圧制御器30に出力する回転数センサである。
出し、負圧制御器30に出力する回転数センサである。
以上の構成において、内燃機関２の回転数が低い場合に
は、作動ロッド6aは前進位置に保たれ、この結果吸気側
パイプ８は前進位置に位置し、両パイプ7,8間の離間距
離Ｔは低い回転数に応じた周波数に共鳴すべく接近した
位置に保持される。
は、作動ロッド6aは前進位置に保たれ、この結果吸気側
パイプ８は前進位置に位置し、両パイプ7,8間の離間距
離Ｔは低い回転数に応じた周波数に共鳴すべく接近した
位置に保持される。
この状態から、回転数が高まると、作動ロッド6aは後退
し、吸気側パイプ８を後退させて両パイプ7,8間の離間
距離Ｔを高い回転数に応じた周波数に共鳴すべく離間位
置に保持させる。
し、吸気側パイプ８を後退させて両パイプ7,8間の離間
距離Ｔを高い回転数に応じた周波数に共鳴すべく離間位
置に保持させる。
したがって、このサイレンサー３にあっては内燃機関２
に回転変動が生じたとしてもこれに応じた最適な共鳴効
果を得るべく離間距離Ｔが変動することになるのであ
る。
に回転変動が生じたとしてもこれに応じた最適な共鳴効
果を得るべく離間距離Ｔが変動することになるのであ
る。
なお、実施例ではエアクリーナ１側に接続する吸気側パ
イプ８を拡張室９に対してスライド可能にしてあるが、
外気取入側パイプ７をスライドできるようにしても良い
し、双方のパイプをスライド可能としても良い。
イプ８を拡張室９に対してスライド可能にしてあるが、
外気取入側パイプ７をスライドできるようにしても良い
し、双方のパイプをスライド可能としても良い。
《考案の効果》 以上実施例により詳細に説明したようにこの考案のサイ
レンサーにあっては、内燃機関の回転数に応じたアクチ
ュエータの比例動作により拡張室内でのパイプ間の距離
が可変制御されるので、回転数変動に追随した消音効果
を得られ、内燃機関の回転域全般に亘って良好な消音効
果を得ることができる。
レンサーにあっては、内燃機関の回転数に応じたアクチ
ュエータの比例動作により拡張室内でのパイプ間の距離
が可変制御されるので、回転数変動に追随した消音効果
を得られ、内燃機関の回転域全般に亘って良好な消音効
果を得ることができる。
第１図はこの考案のサイレンサーを適用した内燃機関の
概略説明図、第２図は同サイレンサーの断面図、第３図
は従来の拡張形サイレンサーの断面図である。 １…エアクリーナ ２…内燃機関 ３…サイレンサー ４…負圧検出用チューブ ６…バキュームモータ（アクチュエータ） 7,8…パイプ ９…拡張室
概略説明図、第２図は同サイレンサーの断面図、第３図
は従来の拡張形サイレンサーの断面図である。 １…エアクリーナ ２…内燃機関 ３…サイレンサー ４…負圧検出用チューブ ６…バキュームモータ（アクチュエータ） 7,8…パイプ ９…拡張室
Claims (1)
- 【請求項１】内燃機関の吸気口に設けられるエアクリー
ナの前段側にあって、このエアクリーナに連通するパイ
プを一端に挿通し、他端にこのパイプに対向して外気取
入口側パイプを挿通した拡張室を設けた内燃機関用サイ
レンサーにおいて： 前記パイプのいずれか一方を拡張室内にスライド可能に
挿通するとともに、内燃機関の回転数を検出して比例動
作するアクチュエータに前記パイプを連動させ、前記拡
張室内における前記各パイプ間の離間距離を回転数に応
じて可変制御するようにしたことを特徴とする内燃機関
用サイレンサー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13250089U JPH0755322Y2 (ja) | 1989-11-16 | 1989-11-16 | 内燃機関用サイレンサー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13250089U JPH0755322Y2 (ja) | 1989-11-16 | 1989-11-16 | 内燃機関用サイレンサー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0371159U JPH0371159U (ja) | 1991-07-18 |
| JPH0755322Y2 true JPH0755322Y2 (ja) | 1995-12-20 |
Family
ID=31679953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13250089U Expired - Lifetime JPH0755322Y2 (ja) | 1989-11-16 | 1989-11-16 | 内燃機関用サイレンサー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0755322Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-11-16 JP JP13250089U patent/JPH0755322Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0371159U (ja) | 1991-07-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |