JPH0513933Y2 - - Google Patents

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JPH0513933Y2
JPH0513933Y2 JP6779686U JP6779686U JPH0513933Y2 JP H0513933 Y2 JPH0513933 Y2 JP H0513933Y2 JP 6779686 U JP6779686 U JP 6779686U JP 6779686 U JP6779686 U JP 6779686U JP H0513933 Y2 JPH0513933 Y2 JP H0513933Y2
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tuning
valves
duct
opening
valve
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JP6779686U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エンジンの吸排気系の発生する騒音
を低減する可変レゾネータ装置に関する。
〔従来技術およびその問題点〕
この種の装置としては、例えば実願昭59−
125652号で示されるような装置が知られている。
同装置は、長さの異なる複数のチユーニングパ
イプを介して共鳴室とダクトとを連通させた構造
であり、ダクト内の気流の持つ振動波が共鳴室内
にて多方向に反射し合いこれらが互いに打消し合
うように作用することにより、エンジンの吸排気
系において発生する騒音の低減を目的としたもの
である。この場合、共鳴室の容積をV、チユーニ
ングパイプの長さをL、同パイプの断面積をS、
音速をCとすると共鳴周波数は、 となる。
特に、同装置においては、各チユーニングパイ
プの入口付近に設けられたバルブの開閉をコント
ローラを用いて適切に制御することにより、上記
共鳴周波数を変化させ、従つて、広範囲における
共鳴周波数域において効果的に騒音低減を計るこ
とができるものである。
しかしながら、上記実願昭59−125652号考案
は、バルブ自体あるいは同バルブを駆動するアク
チユエータ自体について考案されたものでないた
め、バルブ自体の構造について詳細な構造は示さ
れていない。他方、上記バルブに関連して要求さ
れることは、製作上及び保守点検上の観点からバ
ルブ及びチユーニングパイプの構造が複雑化しな
いこと、並びに車載スペース等の観点から各チユ
ーニングパイプ間の間隙が大きくならないことで
ある。
〔本考案の目的〕
本考案は上記要求を満足し得る可変レゾネータ
装置を得ることを目的とする。
〔本考案の実施例〕
次に、本考案の実施例を第1図乃至第3図に従
つて説明する。
符号2は、互いに平行に延びた第1、第2通路
2a,2bを備えたダクトである。第1通路2a
は一端に外気を吸入する吸入口2cを有し、第2
通路2bは一端に図示しないエアクリーナ装置に
対して同外気を送出する送出口2dを有してい
る。符号4は可変レゾネータ装置であり、ケース
6、チユーニングパイプ8,10、バルブ12,
14およびアクチユエータ16を備えている。
ケース6は、ダクト2の他端部全周にわたり密
着的に嵌合され、かつ、同ダクト2にねじ17に
より固着された管状の基部6aと、同基部6aに
接合部材18を介して接合され同基部6aと断面
形状が同一である管状の本体部6bとにより構成
されている。接合部材18は、それぞれ両部6
a,6bの内壁に沿うように形成され、かつ内壁
にねじ19により固着されたフランジ部18a
と、基部6a内空間と本体部6b内空間を区画す
る隔壁18bとを有している。従つて、ケース6
の一端部には、基部6aおよび隔壁18bとによ
り、第1通路2aと第2通路2bとが連通される
空間であるところのUターン部2eが形成され
る。また、ケース6の他端部において本体部6b
の開口を閉塞する蓋部材20が同本体部6bにね
じ21により固着されており、本体部6b、隔壁
18b、蓋部材20により共鳴室22が形成され
る。互いに長さの異なる2本の円筒状のチユーニ
ングパイプ8,10は、ダクト2の長手方向に沿
つて配設されると共に、隔壁18bを貫通した状
態で同隔壁18bに固着されており、Uターン部
2eと共鳴室22とを連通している。アクチユエ
ータ16は、蓋部材20の外側に配設されてお
り、同蓋部材20の外面にねじ23により固着さ
れたシリンダ24,26を有する本体27と、同
シリンダ24,26内に摺動自在に嵌装され共鳴
室22の反対側に負圧室24a,26aをそれぞ
れ形成するピストン28,30とを備えている。
また、負圧室24a,26aには、それぞれのピ
ストン28,30を共鳴室22側へ向けて付勢す
るバネ32,34が内装されている。同負圧室2
4a,26aは、それぞれ電磁式の三方弁36,
38を介して負圧タンク等の負圧源39とを連通
する位置と、負圧室24a,26aと大気とを連
通する位置とをとることができ、エンジン回転数
に応じて回転数センサ41が出力する制御信号に
従つてコントローラ40により駆動制御される。
また、ピストン28,30にはそれぞれ蓋部材2
0を貫通したロツド42,44の一端が固着され
ており、同ロツド42,44の他端にはそれぞれ
チユーニングパイプ8,10の開口を開閉するバ
ルブ12,14が固着されている。
そして、コントローラ40により各三方弁3
6,38が、負圧室24a,26aを負圧源39
に連通するように駆動制御された場合、ピストン
28,30はバネ32,34の付勢力に抗して第
2図の矢印Aに示される方向へ変位し、それぞれ
のバルブ12,14はチユーニングパイプ8,1
0の開口8a,10aを開放する。一方、コント
ローラ40により各三方弁36,38が負圧室2
4a,26aを大気に連通するように駆動制御さ
れた場合、ピストン28,30はバネ32,34
の付勢力に伴なつて第2図の矢印Bに示される方
向へ変位し、バルブ12,14はチユーニングパ
イプ8,10の開口8a,10aを閉塞する。
従つて、コントローラ40からの信号に基づき
アクチユエータ16が開口8a,10aを開閉す
ることにより、共鳴室22の共鳴周波数をエンジ
ンの回転数に応じた適切な値に切り換えることが
でき、広範囲の周波数にわたり効果的に騒音を減
衰することができる。しかも、バルブ12,14
がチユーニングパイプ8,10の内部でなく各チ
ユーニングパイプ8,10の先端開口8a,10
aを開閉する構造であるため、これらバルブ1
2,14及びチユーニングパイプ8,10の構造
が極めて簡単となり、更にバルブ12,14がチ
ユーニングパイプ8,10の長手方向に沿つて変
位するので、各チユーニングパイプ8,10間の
間隙も小さく設定できるという効果を奏する。ま
た蓋部材20にアクチユエータ16及びバルブ1
2,14が装着されているので、同蓋部材20の
本体部6bに対する脱着によつて、これらアクチ
ユエータ16及びバルブ12,14の本体部6b
に対する脱着も行われることになり、これにより
アクチユエータ16及びバルブ12,14の組付
作業性が良好であると共に、同バルブ12,14
のシール面の状態の点検及びバルブ12,14の
交換作業も容易に行なえるという効果を奏する。
またさらには、バルブ12,14、ロツド42,
44、およびアクチユエータ16等が全てチユー
ニングパイプ8,10の長手方向の延長上に配設
され、同各チユーニングパイプ8,10の間隙に
バルブ12,14を駆動するためのアクチユエー
タ、リンク等の他の装置を何ら配設する必要がな
いので、本装置全体をダクト2とほぼ等しい断面
積をもつてコンパクトに製作できるという効果を
奏する。
〔本考案の効果〕
本考案によれば、アクチユエータにより複数の
チユーニングパイプにおけるそれぞれの開口の開
閉制御が行われるため、共鳴室の共鳴周波数を適
切に変化でき、従つて吸排気騒音を広範囲の周波
数にわたり効果的に騒音を低減することができ
る。また、バルブがチユーニングパイプの内部で
なく同チユーニングパイプの先端開口を開閉する
構造であるため、バルブ及びチユーニングパイプ
の構造が極めて簡単になり、更にバルブがチユー
ニングパイプの長手方向に沿つて変位するので、
各チユーニングパイプ間の間隙も小さく設定でき
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す全体斜視図、第
2図は第1図の矢印に沿う矢視断面図、第3図
は第1図の矢印に沿う矢視断面図である。 2……ダクト、4……可変レゾネータ装置、6
……ケース、8,10……チユーニングパイプ、
12,14……バルブ、16……アクチユエー
タ、18……接合部材、20……蓋部材、22…
…共鳴室、24,26……シリンダ、28,30
……ピストン、32,34……バネ、36,38
……三方弁、40……コントローラ、42,44
……ロツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸気あるいは排気が流れるダクトと共鳴室とを
    備えるエンジンにおいて、一端が上記ダクトに連
    通され他端が該共鳴室内に突設された長さの異な
    る複数のチユーニングパイプと、同チユーニング
    パイプの長手方向に沿つて移動すると共に上記チ
    ユーニングパイプの開口を閉塞する第1位置と同
    開口を開放する第2位置とに変位可能に配設され
    た複数のバルブと、同各バルブを駆動する複数の
    アクチユエータとから成ることを特徴とする可変
    レゾネータ装置。
JP6779686U 1986-05-06 1986-05-06 Expired - Lifetime JPH0513933Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6779686U JPH0513933Y2 (ja) 1986-05-06 1986-05-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6779686U JPH0513933Y2 (ja) 1986-05-06 1986-05-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62179316U JPS62179316U (ja) 1987-11-14
JPH0513933Y2 true JPH0513933Y2 (ja) 1993-04-14

Family

ID=30907022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6779686U Expired - Lifetime JPH0513933Y2 (ja) 1986-05-06 1986-05-06

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JP (1) JPH0513933Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10174655B2 (en) 2014-05-30 2019-01-08 Kobe Steel, Ltd. Silencer

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10174655B2 (en) 2014-05-30 2019-01-08 Kobe Steel, Ltd. Silencer

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JPS62179316U (ja) 1987-11-14

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